JPH0673298A - 陽イオン性チアゾリルジフエニルアミン染料 - Google Patents

陽イオン性チアゾリルジフエニルアミン染料

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JPH0673298A
JPH0673298A JP5181928A JP18192893A JPH0673298A JP H0673298 A JPH0673298 A JP H0673298A JP 5181928 A JP5181928 A JP 5181928A JP 18192893 A JP18192893 A JP 18192893A JP H0673298 A JPH0673298 A JP H0673298A
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alkoxy
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hydrogen
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JP5181928A
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Horst Berneth
ホルスト・ベルネト
Werner Hartwich
ベルナー・ハルトビヒ
Karl-Heinrich Lange
カール−ハインリヒ・ランゲ
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Bayer AG
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(I)(例式(16)) (RがCHCHCONH、Xが1/2ZnC
2−である)の陽イオン性チアジアゾリルジフェニ
ルアミン染料。 【効果】 この染料は、光、湿気および摩擦耐性に優れ
た染色物を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は式(I)
【0002】
【化8】
【0003】但し式中R1およびR2は互いに独立に水
素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキ
ルまたは複素環式の基であり、これらはメチレンまたは
エチレン架橋を介して結合していることができ、またR
1およびR2はその間にある窒素原子と共に複素環式の環
をつくることができ、R3はアルキル、アルケニル、シ
クロアルキル、またはアラルキルを表し、R4およびR5
は互いに独立に水素、アルキル、アルコキシまたはハロ
ゲンを表し、R6は水素、アルキル、アルコキシ、アリ
ールオキシ、アリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アル
コキシカルボニルまたはニトロを表し、またR5および
6は一緒になって−CH=CH−CH=CH−架橋を
つくることもでき、R7は水素、アルキル、シクロアル
キル、アルケニル、アラルキルまたはアリールを表し、
8およびR9は互いに独立に水素、アルキル、アルコキ
シ、アリールオキシ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカ
ルボニル、ニトロまたはアシルアミノを表し、またR4
はR7と一緒になって置換基をもたないかまたは1〜3
個のアルキル基が置換した2個または3個の炭素原子を
含む架橋をつくることもでき、さらにまたR4はR9と一
緒になって直接結合または酸素架橋をつくることもで
き、X-は陰イオンを表し、上記任意のアルキル、アル
ケニル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、アル
コキシ、および複素環式の基は置換基をもたないか、ま
たは非イオン性の置換基、カルボキシル基、アンモニウ
ム基、および/またはピリジニウム基で置換されている
ことができる、をもつことを特徴とする陽イオン性チア
ジアゾリルジフェニルアミン染料に関する。
【0004】好ましくは基R4、R5、R6、R8およびR
9の少なくとも一つが水素ではないか、或いはR5および
6は一緒になって−CH=CH−CH=CH−架橋を
つくっている。
【0005】非イオン性の置換基の例は染料化学に通常
見出だされる非解離性の置換基、例えばシアノ、ヒドロ
キシル、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、アルキル、モノ
アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルコキシ、フェ
ニル、アシロキシ、アシルアミノ、アルコキシカルボニ
ル、およびアルコキシカルボニルオキシである。
【0006】アルコキシおよびアラルキル基の中に含ま
れるものを包含したアルキル基の例としては炭素数1〜
8、好ましくは1〜4のものがある。これらのアルキル
基は分岐していることができる。
【0007】アルケニル基の例は炭素数2〜6、好まし
くは2〜3のものである。
【0008】シクロアルケニル基の例は炭素数4〜7、
好ましくは5〜6のものである。
【0009】ハロゲンは好ましくはフッ素、塩素または
臭素である。
【0010】アラルキル基を含むアリール基は好ましく
は置換基をもたないかまたは上記イオン性置換基を1〜
3個および/またはカルボキシル基1個を置換したフェ
ニル基である。
【0011】複素環式の例としてはチエニル、フリルお
よびピリジル、およびそれらの部分的にまたは完全に水
素化した誘導体がある。必要に応じこれらの基は上記非
イオン性の置換基を1〜3個含むことができる。
【0012】好適な陰イオンは無色の有機または無機の
陰イオン、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨード、過塩素
酸塩、テトラフルオロ硼酸塩、水酸化物、水素硫酸塩、
硫酸塩、二水素燐酸塩、水素燐酸塩、燐酸塩、水素炭酸
塩、炭酸塩、メチル硫酸塩、エチル硫酸塩、シアン酸
塩、チオシアン酸塩、トリ−およびテトラクロロ亜鉛酸
塩、テトラクロロ鉄酸塩、および飽和または不飽和の脂
肪族、脂環式、芳香族または複素芳香族のカルボン酸お
よびスルフォン酸塩の陰イオン、例えば蟻酸、酢酸、ヒ
ドロキシ酢酸、蓚酸、クエン酸、乳酸、酒石酸の陰イオ
ン、シクロヘキサンカルボン酸、フェニル酢酸、安息香
酸の陰イオン、ニコチン酸、メタンスルフォン酸、エタ
ンスルフォン酸、ベンゼンスルフォン酸、クロロベンゼ
ンスルフォン酸、トルエンスルフォン酸およびヘキサフ
ルオロ珪酸の陰イオンである。
【0013】陰イオンが多価の陰イオン、例えば硫酸ま
たは蓚酸の陰イオンである場合には式(I)のX-はこ
のような多価の陰イオンの1当量を表すものとする。
【0014】好適な陽イオン性チアゾリルジフェニルア
ミン染料は式(I)においてR1およびR2は互いに独立
にそれぞれ置換基をもたないかまたはヒドロキシル、ハ
ロゲン、シアノ、C1〜C4−アルコキシ、アミノカルボ
ニルおよび/またはC1〜C4−アルコキシカルボニルで
置換されたC1〜C8−アルキル基を表すか、或いは置換
基をもたないかまたはハロゲン、シアノ、C1〜C4−ア
ルキルおよび/またはC1〜C4−アルコキシで置換され
たアリル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ベンジル
またはフェネチル基を表すか、或いはまた1,1−ジオ
キソテトラヒドロチエニル基、テトラヒドロフリルメチ
ル基、ピリジルメチルまたはピリジルエチル基を表し、
またR2は水素を表すこともでき、或いはまたR1および
2はその間にある窒素原子と一緒になって置換基をも
たないかまたは最高4個のメチル基で置換されたピロリ
ジノ、ピペリジノまたはモルフォリノ基を表すか、置換
基をもたないかまたは窒素原子の所でメチル、エチル、
ヒドロキシエチルまたはアミノエチルが置換したピペラ
ジノ基を表し、R3は置換基をもたないかまたはヒドロ
キシル、ハロゲン、シアノ、C1〜C4−アルコキシ、ア
ミノカルボニルおよび/またはC1〜C4−アルコキシカ
ルボニルで置換されたC1〜C4−アルキル基を表すか、
或いは置換基をもたないかまたはハロゲン、C1〜C4
アルキルおよび/またはC1〜C4−アルコキシで置換さ
れたアリル、ベンジルまたはフェネチル基を表し、R4
およびR5は互いに独立に水素、C1〜C4−アルキル、
1〜C4−アルコキシまたはハロゲンを表し、R6は水
素、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C6
〜C10−アリールオキシ、C6〜C10−アリールアミ
ノ、ハロゲン、シアノ、C1〜C4−アルコキシカルボニ
ルまたはニトロを表し、またR5およびR6は一緒になっ
て−CH=CH−CH=CH−架橋をつくることもで
き、R7は水素、置換基をもたないかまたはヒドロキシ
ル、ハロゲン、シアノ、C1〜C4−アルコキシ、アミノ
カルボニルおよび/またはC1〜C4−アルコキシカルボ
ニルで置換されたC1〜C4−アルキル基を表すか、また
はアリル、シクロペンチル、シクロヘキシルを表し、或
いは置換基をもたないかまたはハロゲン、C1〜C4−ア
ルキルおよび/またはC1〜C4−アルコキシで置換され
たベンジル、フェネチル、またはフェニル基を表し、R
8およびR9は互いに独立にそれぞれ水素、または置換基
をもたないかまたはヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、
1〜C4−アルコキシで置換されたC1〜C4−アルキル
基を表すか、或いはC1〜C4−アルコキシ、C6〜C10
−アリールオキシ、ハロゲン、シアノ、C1〜C4−アル
コキシカルボニル、ニトロまたはC1〜C4−アルカノイ
ルアミノを表し、或いはまたR4はR7と一緒になって置
換基をもたないかまたは1〜3個のアルキル基が置換し
た2個または3個の炭素原子を含む架橋をつくることも
でき、さらにまたR4はR9と一緒になって直接結合また
は酸素架橋をつくることもでき、X-は陰イオンを表す
染料である。
【0015】特に好適な陽イオン性チアゾリルジフェニ
ルアミン染料は式(I)において、R1およびR2は互い
に独立にメチル、エチル、プロピル、ブチル、メチルプ
ロピル、ペンチル、メチルブチル、ジメチルプロピル、
ヘキシル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ク
ロロエチル、シアノメチル、シアノエチル、シアノプロ
ピル、メトキシエチル、エトキシエチル、メトキシプロ
ピル、アミノカルボニルメチル、アミノカルボニルエチ
ル、メトキシカルボニルメチル、メトキシカルボニルエ
チル、アリル、シクロヘキシル、ベンジル、フェネチ
ル、メチルベンジル、クロロベンジル、メトキシベンジ
ル、1,1−ジオキソテトラヒドロチエニル、フルフリ
ル、2−または4−ピリジルメチルまたは2−または4
−ピリジルエチルであり、R2はまた水素を表すことが
できるか、或いはR1およびR2は間にある窒素原子と一
緒になって置換基をもたないかまたは窒素原子の所でメ
チル、エチル、ヒドロキシエチルまたはアミノエチルが
置換したピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、または
モルフォリノを表し、R3はメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、
ヒドロキシブチル、クロロエチル、シアノメチル、シア
ノエチル、シアノプロピル、メトキシエチル、エトキシ
エチル、メトキシプロピル、アミノカルボニルエチル、
メトキシカルボニルエチル、エトキシカルボニルエチ
ル、アリル、ベンジル、フェネチル、メチルベンジル、
クロロベンジル、またはメトキシベンジルを表し、R4
およびR5は互いに独立に水素、メチル、エチル、メト
キシ、エトキシ、または塩素を表し、R6は水素、メチ
ル、エチル、メトキシ、エトキシ、フェノキシ、アニリ
ノ、フッ素、塩素、臭素、シアノ、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、またはニトロを表すか、或い
はR5およびR6は一緒になって−CH=CH−CH=C
H−架橋をつくることができ、R7は水素、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキ
シプロピル、クロロエチル、シアノメチル、シアノエチ
ル、シアノプロピル、メトキシエチル、エトキシエチ
ル、アミノカルボニルエチル、メトキシカルボニルエチ
ル、エトキシカルボニルエチル、アリル、ベンジル、フ
ェネチル、メチルベンジル、フェニル、クロロフェニ
ル、メチルフェニル、またはメトキシフェニルを表し、
8およびR9は互いに独立に水素、メチル、エチル、メ
トキシ、エトキシ、フェノキシ、塩素、シアノ、メトキ
シカルボニル、ニトロ、アセチルアミノ、またはプロピ
ルアミノを表すか、或いはR4はR7と一緒になって−C
2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−、−CH2−C
H(CH3)−または−CH(CH3)−CH2−C(C
32−架橋を表すか、或いはR4はR9と一緒になって
直接結合または酸素架橋を表し、X-は陰イオンを表す
染料である。
【0016】また特に好適な陽イオン性チアゾリルジフ
ェニルアミン染料は式(I)において、R1およびR2
互いに独立にメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヒド
ロキシエチル、ヒドロキシプロピル、シアノエチル、メ
トキシエチル、またはエトキシエチルを表すか、或いは
1およびR2は間にある窒素原子と一緒になってモルフ
ォリノを表し、R3はメチル、エチル、ヒドロキシエチ
ル、ヒドロキシプロピルまたはシアノエチルを表し、R
4はメチル、メトキシ、エトキシ、または塩素を表し、
5は水素を表し、R6は水素、メチル、塩素、メトキ
シ、またはシアノを表すか、或いはR5はR6と一緒にな
って−CH=CH−CH=CH−架橋を表し、R7は水
素、メチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、
シアノエチルを表し、R8およびR9は互いに独立に水
素、メチル、メトキシ、塩素、シアノ、ニトロまたはア
セチルアミノを表し、X-は陰イオンを表す染料であ
る。
【0017】極めて好適な染料は式(I)においてR7
が水素を表し、他のすべての基は直ぐ上の節に記載され
た意味を有する陽イオン性チアゾリルジフェニルアミン
染料である。
【0018】本発明はさらに式(II)
【0019】
【化9】
【0020】但し式中R1〜R6、R8およびR9は式
(I)で与えられた一般的な、好適なおよび特に好適な
基としての意味を有する、のアンヒドロ塩基(anhy
dro base)に関する。
【0021】式(II)のアンヒドロ塩基は溶媒を存在
させて式(I)の染料を塩基と反応させることにより得
ることができる。
【0022】この反応に適した塩基の例としては、水酸
化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、およ
び水酸化カルシウム、酸化物、例えば酸化マグネシウ
ム、アルコレート、例えばナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、およびナトリウムt−ブトキシド、
アミン、例えばトリエチルアミン、ジ−またはトリエタ
ノールアミン、ピペリジンまたはピリジン、またはスチ
レン/ジビニルベンゼンをベースにした塩基性イオン交
換樹脂がある。
【0023】適当な溶媒の例としては水、アルコール、
例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ま
たはグリコール、ケトン、例えばアセトンまたはブタノ
ン、アミド、例えばジメチルフォルムアミド、N−メチ
ルピロリドン、またはN−メチルカプロラクタム、ニト
リル、例えばアセトニトリルおよび3−ヒドロキシプロ
ピオニトリル、スルフォキシド、例えばジメチルスルフ
ォキシド、スルフォン、例えばスルフォランおよびジメ
チルスルフォラン、またはこれらの混合物がある。
【0024】式(II)のアンヒドロ塩基は式(I)に
おいてR7が水素を表し、下記に述べる式(I)の染料
を製造する方法のいずれによっても導入できないかまた
は導入することが極めて困難な陰イオンX-を含んでい
る式(I)の染料を製造するための適切な中間体であ
る。この方法により陰イオンX-を変えることによっ
て、或る特定の性質、例えば良好な溶解性および/また
は液体組成物の調製に適した良好な特性をもった式
(I)の染料を製造することができる。この目的には式
(II)のアンヒドロ塩基を、導入すべき陰イオンを含
む式HXの酸と反応させることができる。この反応は必
要に応じ溶媒を存在させ、冷却しながら、室温で、また
は媒質の沸点までの温度において行うことができる。
【0025】溶媒の例としては過剰な酸HX、水、グリ
コール、例えばエチレングリコールまたはプロピレング
リコール、アミド、例えばε−カプロラクタム、ニトリ
ル、例えばヒドロキシプロピオニトリル、アンヒドロ塩
基の製造に用いられる上記溶媒、またはこれらの混合物
がある。
【0026】このようにしてつくられた式(I)の染料
は反応混合物から沈澱するか、またはその中で安定な溶
液をつくる。
【0027】式(II)のアンヒドロ塩基自身はまたポ
リエステルの繊維および繊維布の染色に、また例えばヨ
ーロッパ特許A0,384,040号記載のような昇華
移動プリント用の染料として適している。
【0028】さらに本発明は式(III)
【0029】
【化10】
【0030】但し式中R1およびR2は上記第1項記載の
意味を有する、の2−アミノ−1,3,4−チアジアゾ
ールをジアゾ化し、ジアゾ化された化合物を式(IV)
【0031】
【化11】
【0032】但し式中R4〜R9は上記第1項記載の意味
を有する、のジフェニルアミン誘導体とカップリングさ
せ、次いでこの生成物を式(V)
【0033】
【化12】R3X (V) 但し式中R3およびXは式(I)に与えられた一般的
な、好適なおよび特に好適な基としての意味を有する、
の化合物またはその前駆体を用いて4級化する式(I)
の陽イオン性チアジアゾリルジフェニルアミン染料の製
造法に関する。
【0034】式(III)の2−アミノ−1,3,4−
チアゾールは例えばドイツ特許A2,811,258号
に記載されており、またそれと同様な方法で得ることが
できる。式(IV)のジフェニルアミン誘導体は例えば
フーベン・ワイル(Houben−Weyl)の「メト
ーデン・デル・オルガニッシェン・ヘミー(Metho
den der Organischen Chemi
e)」第XI/1巻に記載されており、或いは同様な方
法で得られる。
【0035】本発明はさらに式(VI)
【0036】
【化13】
【0037】但し式中R1〜R6およびX−は上記第1項
記載の意味を有し、Zは水素、ヒドロキシル、アルコキ
シ、シアノアルコキシ、アリールオキシ、アミノ、ジア
ルキルアミノ、アシロキシ、またはアシルアミノを表
す、の染料を式(VII)
【0038】
【化14】
【0039】但し式中R7〜R9は上記第1項記載の意味
を有する、のアミンと反応させる式(I)の陽イオン性
チアジアゾリルジフェニルアミン染料の製造法に関す
る。
【0040】式(VI)においてZは好ましくはフッ
素、塩素、臭素、ヒドロキシル、C1〜C4−アルコキ
シ、C5〜C7−シクロアルコキシ、C6〜C10−アリー
ロキシ、NR’R”、C1〜C6−アルカノイルオキシ、
6〜C10−アロイルオキシ、C1〜C6−アルカンスル
フォニルオキシ、C6〜C10−アリールスルフォニルオ
キシ、C1〜C6−アルカノイルアミノ、C6〜C10−ア
ロイルアミノ、C1〜C6−アルキルスルフォニルアミノ
またはC6〜C10−アリールスルフォニルアミノであ
り、R’およびR”は互いに独立に水素またはC1〜C6
−アルキルを表す。
【0041】式(VI)の化合物は例えば式(III)
の2−アミノ−1,3,4−チアジアゾールをジアゾ化
し、式(VIII)
【0042】
【化15】
【0043】但し式中R4〜R6は式(I)に与えられた
一般的な、好適なおよび特に好適な基としての意味を有
し、Zは式(I)に与えられた一般的なおよび好適な基
としての意味を有する、のベンゼン誘導体にカップリン
グし、Zがヒドロキシルまたはアミドを表す場合には、
随時C1〜C6−脂肪族またはC6〜C10−芳香族のカル
ボン酸無水物または塩化カルボニルまたは塩化スルフォ
ニルでアシル化またはスルフォニル化し、次いで式
(V)の化合物を用いて4級化することにより得ること
ができる。
【0044】上記のジアゾ化はそれ自身は公知の方法
で、例えば80〜90重量%の燐酸、該燐酸と酢酸、プ
ロピオン酸および/または硫酸との混合物中でニトロシ
ル硫酸を使用するか、または鉱酸、例えば塩酸水溶液中
で亜硝酸ナトリウムを用いることにより行うことができ
る。
【0045】上記のカップリング反応はそれ自身は公知
の方法で、例えば水性または水性/有機性の酸性媒質中
において行うことができる。
【0046】ジアゾ化およびカップリング反応はそれ自
身は公知の他の方法で、例えば酸性媒質中で式(II
I)の化合物および式(IV)の化合物を一緒に例えば
亜硝酸ナトリウムと反応させることにより行うことがで
きる。適当な酸性媒質の例としては鉱酸または有機酸ま
たはその混合物の水溶液があり、適当な鉱酸の例として
は塩酸、硫酸、および燐酸があり、適当な有機酸の例と
しては蟻酸、酢酸、またはプロピオン酸がある。加圧し
て液化させた二酸化炭素も酸性媒質として用いることが
できる。
【0047】適当な4級化剤は式(V)の4級化剤、お
よび反応条件下において形式的に式(V)の化合物を与
える4級化剤である。例としてはハロゲン化アルキル、
ハロゲノアセトアミド、β−ハロゲノプロピオニトリ
ル、ハロゲノヒドリン、アルキレンオキシド、硫酸のア
ルキルエステル、有機スルフォン酸のアルキルエステ
ル、ニトリル、α,β−不飽和カルボン酸のアミドおよ
びエステル、ハロゲン化アルコキシアルキルおよびビニ
ルピリジンである。その例には塩化メチル、臭化メチ
ル、ヨー化メチル、塩化ベンジル、臭化ベンジル、クロ
ロアセトアミド、β−クロロプロピオンアミド、エチレ
ンクロロヒドリン、硫酸ジメチル、硫酸ジエチル、ベン
ゼンスルフォン酸メチル、ベンゼンスルフォン酸エチ
ル、トルエンスルフォン酸メチル、トルエンスルフォン
酸エチル、トルエンスルフォン酸プロピル、塩化アリ
ル、臭化アリル、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、アクリロニトリル、アクリル酸、アクリルアミド、
アクリル酸メチル、2−および4−ビニルピリジン、ス
ルフォレン(=1,1−ジオキソ−2,5−ジヒドロチ
オフェン)、エピクロロヒドリン、スチレンオキシド、
メチルフォスフォン酸ジメチル、および燐酸アリルがあ
る。
【0048】上記4級化は例えば不活性溶媒、水または
これらの混合物中において行うことができ、必要に応じ
酸結合剤、例えば酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、
重炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、または酢酸ナトリ
ウムを加えることができる。適当な有機溶媒としては炭
化水素、塩素化炭化水素、ニトロパラフィン、ニトリ
ル、アミド、カルボン酸、カルボン酸無水物、ケトンお
よびジアルキルスルフォキシド、例えばベンゼン、トル
エン、テトラクロロエタン、モノ−およびジクロロベン
ゼン、ニトロベンゼン、アセトニトリル、プロピオニト
リル、ジメチルフォルムアミド、N−メチルピロリド
ン、酢酸、プロピオン酸、乳酸、酢酸無水物、アセト
ン、ブタノン、およびジメチルスルフォキシドがある。
式(VI)の染料と式(VII)のアミンとの反応はや
はり有機溶媒、水またはその混合物中で行うことができ
る。適当な溶媒は前記のものである。必要に応じ式(V
II)のアミンを過剰に用い、例えば0〜100℃、好
ましくは10〜50℃の温度で反応を行うことができ
る。
【0049】得られた式(I)の染料は直接溶媒から沈
澱させるか、または例えば濾過して分離することがで
き、或いは水と混合し得る溶媒を用いる場合には、これ
を固体の生成物としてつくり、これを水で希釈して水溶
性の塩、例えば塩化ナトリウムまたは塩化カリウムを加
え、必要に応じ塩化亜鉛または塩化鉄を存在させること
により濾過することができる。
【0050】本発明の式(I)の染料は陽イオン性染料
で染色し得る繊維、好ましくはアクリロニトリルおよび
ジシアノエチレンの重合体および共重合体の繊維、酸で
変性したポリアミドおよびポリエステルの繊維を染色
し、良好な堅牢性をもった色調をつくるのに極めて適し
ている。本発明の染料はまたタンニン処理したセルロー
ス性材料、紙、絹または皮革の染色およびプリントに使
用することができる。さらに筆記用流体、スタンプ用流
体、ボールペン用ペースト、およびインク・ジェット工
程用のインクの製造に適しており、またフレクソ印刷に
使用することができる。
【0051】例えばアクリロニトリルの重合体および共
重合体の染色は例えば弱酸性の液から行うことができ、
この中に染浴を好ましくは40〜60℃で入れ、染色は
沸騰温度で行われる。100℃よりも高い温度で圧力を
かけて染色を行うこともできる。さらに本発明の染料は
ポリアクリロニトリル含有繊維を染色するための紡糸溶
液の製造に使用することができる。本発明の染料は染浴
中で良好な安定性をもっている。
【0052】本発明の式(I)の染料を用いて得られる
ポリアクリロニトリル材料の染色物は光、湿気、および
摩擦に対し極めて良好な耐性をもち、繊維に対して高度
の親和性をもっていることを特徴としている。
【0053】本発明の染料は個別的に、混合物として、
または他の染料との混合物として使用することができ
る。
【0054】最後に本発明は式(I)の陽イオン性チア
ジアゾリルジフェニルアミン染料を少なくとも1種含む
陽イオン染色可能なアクリロニトリルおよびジシアノエ
チレンの重合体および共重合体、酸で変性したポリアミ
ドおよびポリエステル繊維、およびタンニン処理したセ
ルロース材料、紙、絹、皮革、並びに筆記用流体、スタ
ンプ用流体、ボールペン用ペースト、およびインク・ジ
ェット工程用のインクに関する。
【0055】式(I)の本発明の染料は毒性、特に魚お
よびミジンコに対する毒性がが少ない。
【0056】
【実施例】実施例1 水30ml中に亜硝酸ナトリウム17.25gを含む溶
液を、氷酢酸250ml中に46.3gのN−メチルジ
フェニルアミンおよび52.2gの2−アミノ−5−ジ
イソプロピルアミノ−1,3,4−チアジアゾールを含
む溶液に4時間に亙り25℃において滴下する。2時間
撹拌した後生成物を吸引濾過し、50重量%の酢酸およ
び水で洗滌し、乾燥して式
【0057】
【化16】
【0058】の染料89.7gを得た。この染料15.
8gを80mlの氷酢酸および4mlの37重量%塩酸
に溶解する。2.8gのアクリルアミドを加え、この混
合物を90〜95℃で2時間撹拌する。2.8gのアク
リルアミドを再び反応させ、この混合物を90〜95℃
で撹拌する。全部で11.2gのアクリルアミドが導入
されるまでこのようにしてアクリルアミドを添加する。
次いでこの混合物を700mlの水の中に注ぎ、得られ
た混合物を濾過する。2モルの塩化亜鉛水溶液100m
lを瀘液に加え、塩化ナトリウムの15重量%水溶液を
用いて生成物を塩析し、吸引濾過して乾燥し、式(I)
においてR1およびR2がイソプロピル、R3がCH2CH
2CONH2、R4、R5、R6、R8、R9が水素、R7がメ
チル、X-が1/2ZnCl4 2-である染料15.2g
(理論値の68%)を得た。
【0059】この染料は10%の酢酸中で604nmに
吸収極大を示し、ポリアクリロニトリルを耐光性のある
青の色調に染色する。
【0060】実施例2 (a)水250mlおよび濃塩酸225ml中に51g
の2−アミノ−5−ジイソプロピルアミノ−1,3,4
−チアジアゾールを含む溶液を1リットルの氷と1:1
の割合で混合し、これを115mlの30%亜硝酸ナト
リウム溶液、1リットルの氷および250℃の水の混合
物中に0℃において素早く注ぎ込む。
【0061】(b)64.8gの2,5−ジメチルフェ
ノールをメタノール1.5リットルに溶解し、10%ス
ルファミン酸溶液50mlを加える。この混合物を氷の
中に投入して5℃に冷却し、工程(a)で得られたジア
ゾ化反応のバッチを徐々に加え、2リットルの水を加え
る。この懸濁液を一晩撹拌し、吸引瀘過し、固体分を中
性になるまで水洗する。真空中で40℃で乾燥して式
【0062】
【化17】
【0063】の染料161gを得た。
【0064】(c)この染料16.7gを水50ml、
トリイソプロパノールアミン9.6gおよび8mlの水
酸化ナトリウム30%溶液の混合物に0℃において加
え、13.3gの塩化ベンゼンスルフォニルを2時間に
亙り滴下する。一晩撹拌した後、生成物を吸引瀘過し、
水洗し、40℃において真空乾燥して式
【0065】
【化18】
【0066】の染料28.7gを得た。これを粗製物と
してさらに反応させた。
【0067】(d)この染料23.7gを氷酢酸80m
l、酢酸無水物18mlおよびトリイソプロパノールア
ミン8gの混合物中において18.9gの硫酸ジメチル
と共に40℃で5時間撹拌した。次いでこの混合物を5
00mlのメタノール中に注ぎ、メタノール200ml
中に10mlの過塩素酸を含む溶液を加えた。生成物を
吸引瀘過し、メタノールで洗滌し、40℃において真空
乾燥し、式
【0068】
【化19】
【0069】の染料15.4gを得た。
【0070】(e)この染料12gを一晩室温において
4.1gのアニリンと共に撹拌する。水酸化ナトリウム
30%水溶液10mlを加え、式(II)においてR1
およびR2がイソプロピル、R3、R4およびR5がメチ
ル、R5、R8およびR9が水素のアンヒドロ塩基を吸引
瀘過し、メタノールおよび水で洗滌し、40℃で真空乾
燥する。収率は7.2g。
【0071】酢酸水溶液に溶解すると、式(I)におい
てR1およびR2がイソプロピル、R3、R4およびR5
メチル、R5、R8およびR9が水素、X-が酢酸イオンの
染料が得られる。この染料はλmaxが600nmであ
り、ポリアクリロニトリルを良好な耐光性をもつ幾分赤
味がかった青色に染色する。
【0072】実施例3 (a−c)実施例2の工程(a)〜(c)を繰り返した
が、工程(b)においては2,5−ジメチルアミノフェ
ノールの代わりに75.6gの1−ヒドロキシナフタレ
ンを用い、工程(c)において式
【0073】
【化20】
【0074】の染料を得た。
【0075】(d)この染料10.2gを氷酢酸40m
l、酢酸無水物10ml、トリイソプロパノールアミン
3.8gおよび硫酸ジメチル7.9gの混合物中で50
℃において2.5時間撹拌した。この混合物を100g
の氷および100mlの水に注ぐ。5gの塩化亜鉛およ
び5gの塩化ナトリウムを加えた。この生成物を吸引瀘
過し、メタノールおよび氷水の混合物で洗滌し、40℃
で真空乾燥し、式
【0076】
【化21】
【0077】の染料12.6gを得た。
【0078】(e)300mlのメタノール中でこの染
料12.5gに6.7gのo−アニシジンを加え、この
混合物を一晩室温で撹拌する。生成物を吸引瀘過し、メ
タノールおよび水で洗滌し、40℃で真空乾燥し、式
(I)においてR1およびR2がイソプロピル、R3がメ
チル、R5およびR6が一緒になって−CH=CH−CH
=CH−をつくり、R9がメトキシ、R4、R7およびR8
が水素、X-がZnCl3 -である染料8.3gを得た。
【0079】この染料はλmaxが643nmであり、ポ
リアクリロニトリルを緑色に染色する。
【0080】実施例1〜3と同様な方法により下記表に
掲げた染料が得られる。これらの染料は下記表記載の置
換基をもった式(I)の染料である。
【0081】
【表1】
【0082】
【表2】
【0083】
【表3】
【0084】
【表4】
【0085】
【表5】
【0086】実施例55 ポリアクリロニトリルに対する染色方法 実施例8で得られた染料0.1gを水2mlを用いてペ
ーストにし、少量の酢酸を加え、高温の水を使用してペ
ーストを溶解する。1.2gのナフタレンスルフォン酸
/フォルムアルデヒド縮合生成物を加え、この混合物を
冷水を用いて500mlにした。
【0087】酢酸および酢酸ナトリウムを用いてこの染
色液のpHを4.5〜5にする。ポリアクリロニトリル
繊維を含む繊維布片10gをこの染色液中で一定速度で
撹拌し、この間30分間に亙り温度を100℃に上昇さ
せる。染色は沸騰温度で60分間行い、次いで材料を冷
水で洗滌し、60〜70℃で乾燥する。この材料は濃い
赤味がかった青色に染色された。
【0088】実施例56 木材パルプを含む紙の着色方法。
【0089】ホランダー(Hollander)叩解機
において、木材パルプ60%および未漂白の亜硫酸パル
プ40%から成る乾燥パルプを十分な水を用いて叩解
し、叩解度が40°SRになるまで磨砕し、乾燥固体分
含量が2.5%より僅かに多くなるようにする。ついで
水を用い、濃化したパルプの乾燥固体分含量が正確に
2.5%になるようにする。実施例4の染料を0.5重
量%含む水溶液をこの濃化したパルプ200gに加え、
この混合物を5分間撹拌し、乾燥パルプに関し2%の樹
脂サイジング剤および4%の明礬を加える。この混合物
を均一な混合物が得られるまで再び数分間撹拌する。次
いでこの塊を700mlの水で希釈し、公知方法により
これを吸引シート生成機の上を通して紙のシートをつく
る。これは強い青色を呈する。
【0090】実施例55および56と同様な方法で着色
を行うのに実施例1〜54の他の染料を用いることがで
きる。
【0091】本発明の主な特徴及び態様は次の通りであ
る。 1.式(I)
【0092】
【化22】
【0093】但し式中R1およびR2は互いに独立に水
素、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アラルキ
ルまたは複素環式の基であり、これらはメチレンまたは
エチレン架橋を介して結合していることができ、またR
1およびR2はその間にある窒素原子と共に複素環式の環
をつくることができ、R3はアルキル、アルケニル、シ
クロアルキル、またはアラルキルを表し、R4およびR5
は互いに独立に水素、アルキル、アルコキシまたはハロ
ゲンを表し、R6は水素、アルキル、アルコキシ、アリ
ールオキシ、アリールアミノ、ハロゲン、シアノ、アル
コキシカルボニルまたはニトロを表し、またR5および
6は一緒になって−CH=CH−CH=CH−架橋を
つくることもでき、R7は水素、アルキル、シクロアル
キル、アルケニル、アラルキルまたはアリールを表し、
8およびR9は互いに独立に水素、アルキル、アルコキ
シ、アリールオキシ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカ
ルボニル、ニトロまたはアシルアミノを表し、またR4
はR7と一緒になって置換基をもたないかまたは1〜3
個のアルキル基が置換した2個または3個の炭素原子を
含む架橋をつくることもでき、さらにまたR4はR9と一
緒になって直接結合または酸素架橋をつくることもで
き、X-は陰イオンを表し、上記任意のアルキル、アル
ケニル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、アル
コキシ、および複素環式の基は置換基をもたないか、ま
たは非イオン性の置換基、カルボキシル基、アンモニウ
ム基、および/またはピリジニウム基で置換されている
ことができる、をもつ陽イオン性チアジアゾリルジフェ
ニルアミン染料。
【0094】2.基R4、R5、R6、R8およびR9の少
なくとも一つが水素ではないか、或いはR5およびR6
一緒になって−CH=CH−CH=CH−架橋をつくっ
ている上記第1項記載の陽イオン性チアジアゾリルジフ
ェニルアミン染料。
【0095】3.式(I)において、R1およびR2は互
いに独立にそれぞれ置換基をもたないかまたはヒドロキ
シル、ハロゲン、シアノ、C1〜C4−アルコキシ、アミ
ノカルボニルおよび/またはC1〜C4−アルコキシカル
ボニルで置換されたC1〜C8−アルキル基を表すか、或
いは置換基をもたないかまたはハロゲン、シアノ、C1
〜C4−アルキルおよび/またはC1〜C4−アルコキシ
で置換されたアリル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル、ベンジルまたはフェネチル基を表すか、或いはまた
1,1−ジオキソテトラヒドロチエニル基、テトラヒド
ロフリルメチル基、ピリジルメチルまたはピリジルエチ
ル基を表し、またR2は水素を表すこともでき、或いは
またR1およびR2はその間にある窒素原子と一緒になっ
て置換基をもたないかまたは最高4個のメチル基で置換
されたピロリジノ、ピペリジノまたはモルフォリノ基を
表すか、置換基をもたないかまたは窒素原子の所でメチ
ル、エチル、ヒドロキシエチルまたはアミノエチルが置
換したピペラジノ基を表し、R3は置換基をもたないか
またはヒドロキシル、ハロゲン、シアノ、C1〜C4−ア
ルコキシ、アミノカルボニルおよび/またはC1〜C4
アルコキシカルボニルで置換されたC1〜C4−アルキル
基を表すか、或いは置換基をもたないかまたはハロゲ
ン、C1〜C4−アルキルおよび/またはC1〜C4−アル
コキシで置換されたアリル、ベンジルまたはフェネチル
基を表し、R4およびR5は互いに独立に水素、C1〜C4
−アルキル、C1〜C4−アルコキシまたはハロゲンを表
し、R6は水素、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アル
コキシ、C6〜C10−アリールオキシ、C6〜C10−アリ
ールアミノ、ハロゲン、シアノ、C1〜C4−アルコキシ
カルボニルまたはニトロを表し、またR5およびR6は一
緒になって−CH=CH−CH=CH−架橋をつくるこ
ともでき、R7は水素、置換基をもたないかまたはヒド
ロキシル、ハロゲン、シアノ、C1〜C4−アルコキシ、
アミノカルボニルおよび/またはC1〜C4−アルコキシ
カルボニルで置換されたC1〜C4−アルキル基を表す
か、またはアリル、シクロペンチル、シクロヘキシルを
表し、或いは置換基をもたないかまたはハロゲン、C1
〜C4−アルキルおよび/またはC1〜C4−アルコキシ
で置換されたベンジル、フェネチル、またはフェニル基
を表し、R8およびR9は互いに独立にそれぞれ水素、ま
たは置換基をもたないかまたはヒドロキシル、ハロゲ
ン、シアノ、C1〜C4−アルコキシで置換されたC1
4−アルキル基を表すか、或いはC1〜C4−アルコキ
シ、C6〜C10−アリールオキシ、ハロゲン、シアノ、
1〜C4−アルコキシカルボニル、ニトロまたはC1
4−アルカノイルアミノを表し、或いはまたR4はR7
と一緒になって置換基をもたないかまたは1〜3個のア
ルキル基が置換した2個または3個の炭素原子を含む架
橋をつくることもでき、さらにまたR4はR9と一緒にな
って直接結合または酸素架橋をつくることもでき、X-
は陰イオンを表す上記第1および2項記載の陽イオン性
チアジアゾリルジフェニルアミン染料。
【0096】4.式(I)において、R1およびR2は互
いに独立にメチル、エチル、プロピル、ブチル、メチル
プロピル、ペンチル、メチルブチル、ジメチルプロピ
ル、ヘキシル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピ
ル、クロロエチル、シアノメチル、シアノエチル、シア
ノプロピル、メトキシエチル、エトキシエチル、メトキ
シプロピル、アミノカルボニルメチル、アミノカルボニ
ルエチル、メトキシカルボニルメチル、メトキシカルボ
ニルエチル、アリル、シクロヘキシル、ベンジル、フェ
ネチル、メチルベンジル、クロロベンジル、メトキシベ
ンジル、1,1−ジオキソテトラヒドロチエニル、フル
フリル、2−または4−ピリジルメチルまたは2−また
は4−ピリジルエチルであり、R2はまた水素を表すこ
とができるか、或いはR1およびR2は間にある窒素原子
と一緒になって置換基をもたないかまたは窒素原子の所
でメチル、エチル、ヒドロキシエチルまたはアミノエチ
ルが置換したピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、ま
たはモルフォリノを表し、R3はメチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピ
ル、ヒドロキシブチル、クロロエチル、シアノメチル、
シアノエチル、シアノプロピル、メトキシエチル、エト
キシエチル、メトキシプロピル、アミノカルボニルエチ
ル、メトキシカルボニルエチル、エトキシカルボニルエ
チル、アリル、ベンジル、フェネチル、メチルベンジ
ル、クロロベンジル、またはメトキシベンジルを表し、
4およびR5は互いに独立に水素、メチル、エチル、メ
トキシ、エトキシ、または塩素を表し、R6は水素、メ
チル、エチル、メトキシ、エトキシ、フェノキシ、アニ
リノ、フッ素、塩素、臭素、シアノ、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、またはニトロを表すか、或い
はR5およびR6は一緒になって−CH=CH−CH=C
H−架橋をつくることができ、R7は水素、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキ
シプロピル、クロロエチル、シアノメチル、シアノエチ
ル、シアノプロピル、メトキシエチル、エトキシエチ
ル、アミノカルボニルエチル、メトキシカルボニルエチ
ル、エトキシカルボニルエチル、アリル、ベンジル、フ
ェネチル、メチルベンジル、フェニル、クロロフェニ
ル、メチルフェニル、またはメトキシフェニルを表し、
8およびR9は互いに独立に水素、メチル、エチル、メ
トキシ、エトキシ、フェノキシ、塩素、シアノ、メトキ
シカルボニル、ニトロ、アセチルアミノ、またはプロピ
ルアミノを表すか、或いはR4はR7と一緒になって−C
2−CH2−、−CH2−CH2−CH2−、−CH2−C
H(CH3)−または−CH(CH3)−CH2−C(C
32−架橋を表すか、或いはR4はR9と一緒になって
直接結合または酸素架橋を表し、X-は陰イオンを表す
上記第1〜3項記載の陽イオン性チアジアゾリルジフェ
ニルアミン染料。
【0097】5.式(I)において、R1およびR2は互
いに独立にメチル、エチル、プロピル、ブチル、ヒドロ
キシエチル、ヒドロキシプロピル、シアノエチル、メト
キシエチル、またはエトキシエチルを表すか、或いはR
1およびR2は間にある窒素原子と一緒になってモルフォ
リノを表し、R3はメチル、エチル、ヒドロキシエチ
ル、ヒドロキシプロピルまたはシアノエチルを表し、R
4はメチル、メトキシ、エトキシ、または塩素を表し、
5は水素を表し、R6は水素、メチル、塩素、メトキ
シ、またはシアノを表すか、或いはR5はR6と一緒にな
って−CH=CH−CH=CH−架橋を表し、R7は水
素、メチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、
シアノエチルを表し、R8およびR9は互いに独立に水
素、メチル、メトキシ、塩素、シアノ、ニトロまたはア
セチルアミノを表し、X-は陰イオンを表す上記第1〜
4項記載の陽イオン性チアジアゾリルジフェニルアミン
染料。
【0098】6.式(I)においてR7が水素を表し、
他のすべての基は上記第5項記載の意味を有する上記第
1〜5項記載の陽イオン性チアジアゾリルジフェニルア
ミン染料。
【0099】7.式(II)
【0100】
【化23】
【0101】但し式中R1〜R6、R8およびR9は上記第
1項記載の意味を有するものとする、のアンヒドロ塩
基。
【0102】8.式(III)
【0103】
【化24】
【0104】但し式中R1およびR2は上記第1項記載の
意味を有する、の2−アミノ−1,3,4−チアジアゾ
ールをジアゾ化し、ジアゾ化された化合物を式(IV)
【0105】
【化25】
【0106】但し式中R4〜R9は上記第1項記載の意味
を有する、のジフェニルアミン誘導体とカップリングさ
せ、次いでこの生成物を式(V)
【0107】
【化26】R3X (V) 但し式中R3およびXは式(I)に与えられた一般的
な、好適なおよび特に好適な基としての意味を有する、
の化合物またはその前駆体を用いて4級化する上記第1
項記載の陽イオン性チアジアゾリルジフェニルアミン染
料の製造法。
【0108】9.式(VI)
【0109】
【化27】
【0110】但し式中R1〜R6およびX−は上記第1項
記載の意味を有し、Zは水素、ヒドロキシル、アルコキ
シ、シアノアルコキシ、アリールオキシ、アミノ、ジア
ルキルアミノ、アシロキシ、またはアシルアミノを表
す、の染料を式(VII)
【0111】
【化28】
【0112】但し式中R7〜R9は上記第1項記載の意味
を有する、のアミンと反応させる上記第1項記載の陽イ
オン性チアジアゾリルジフェニルアミン染料の製造法。
【0113】10.上記第1項記載の染料をアクリロニ
トリルおよびジシアノエチレンの重合体および共重合
体、酸で変性したポリアミドおよびポリエステル繊維の
染色およびプリント、およびタンニン処理したセルロー
ス材料、紙、絹、および皮革の染色およびプリント、並
びに筆記用流体、スタンプ用流体、ボールペン用ペース
ト、およびインク・ジェット工程用のインクの製造、お
よびフレクソ印刷に使用する方法。
【0114】11.上記第1項記載の染料で染色または
着色されたアクリロニトリルおよびジシアノエチレンの
重合体および共重合体、酸で変性したポリアミドおよび
ポリエステル繊維、およびタンニン処理したセルロース
材料、紙、絹、皮革、並びに筆記用流体、スタンプ用流
体、ボールペン用ペースト、およびインク・ジェット工
程用のインク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール−ハインリヒ・ランゲ ドイツ連邦共和国デー5093ブルシヤイト 2・カスタニエンアレー18アー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 但し式中R1およびR2は互いに独立に水素、アルキル、
    アルケニル、シクロアルキル、アラルキルまたは複素環
    式の基であり、これらはメチレンまたはエチレン架橋を
    介して結合していることができ、またR1およびR2はそ
    の間にある窒素原子と共に複素環式の環をつくることが
    でき、R3はアルキル、アルケニル、シクロアルキル、
    またはアラルキルを表し、R4およびR5は互いに独立に
    水素、アルキル、アルコキシまたはハロゲンを表し、R
    6は水素、アルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ア
    リールアミノ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカルボニ
    ルまたはニトロを表し、またR5およびR6は一緒になっ
    て−CH=CH−CH=CH−架橋をつくることもで
    き、R7は水素、アルキル、シクロアルキル、アルケニ
    ル、アラルキルまたはアリールを表し、R8およびR9
    互いに独立に水素、アルキル、アルコキシ、アリールオ
    キシ、ハロゲン、シアノ、アルコキシカルボニル、ニト
    ロまたはアシルアミノを表し、またR4はR7と一緒にな
    って置換基をもたないかまたは1〜3個のアルキル基が
    置換した2個または3個の炭素原子を含む架橋をつくる
    こともでき、さらにまたR4はR9と一緒になって直接結
    合または酸素架橋をつくることもでき、X-は陰イオン
    を表し、上記任意のアルキル、アルケニル、シクロアル
    キル、アラルキル、アリール、アルコキシ、および複素
    環式の基は置換基をもたないか、または非イオン性の置
    換基、カルボキシル基、アンモニウム基、および/また
    はピリジニウム基で置換されていることができる、をも
    つことを特徴とする陽イオン性チアジアゾリルジフェニ
    ルアミン染料。
  2. 【請求項2】 式(II) 【化2】 但し式中R1〜R6、R8およびR9は上記第1項記載の意
    味を有するものとする、をもつことを特徴とするアンヒ
    ドロ塩基。
  3. 【請求項3】 式(III) 【化3】 但し式中R1およびR2は上記第1項記載の意味を有す
    る、の2−アミノ−1,3,4−チアジアゾールをジア
    ゾ化し、ジアゾ化された化合物を式(IV) 【化4】 但し式中R4〜R9は上記第1項記載の意味を有する、の
    ジフェニルアミン誘導体とカップリングさせ、次いでこ
    の生成物を式(V) 【化5】R3X (V) 但し式中R3およびXは式(I)に与えられた一般的
    な、好適なおよび特に好適な基としての意味を有する、
    の化合物またはその前駆体を用いて4級化することを特
    徴とする請求項1記載の陽イオン性チアジアゾリルジフ
    ェニルアミン染料の製造法。
  4. 【請求項4】 式(VI) 【化6】 但し式中R1〜R6およびX−は上記第1項記載の意味を
    有し、Zは水素、ヒドロキシル、アルコキシ、シアノア
    ルコキシ、アリールオキシ、アミノ、ジアルキルアミ
    ノ、アシロキシ、またはアシルアミノを表す、の染料を
    式(VII) 【化7】 但し式中R7〜R9は上記第1項記載の意味を有する、の
    アミンと反応させることを特徴とする請求項1記載の陽
    イオン性チアジアゾリルジフェニルアミン染料の製造
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の染料で染色または着色さ
    れていることを特徴とするアクリロニトリルおよびジシ
    アノエチレンの重合体および共重合体、酸で変性したポ
    リアミドおよびポリエステル繊維、およびタンニン処理
    したセルロース材料、紙、絹、皮革、並びに筆記用流
    体、スタンプ用流体、ボールペン用ペースト、およびイ
    ンク・ジェット工程用のインク。
JP5181928A 1992-07-07 1993-06-28 陽イオン性チアゾリルジフエニルアミン染料 Pending JPH0673298A (ja)

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