JPH07310022A - 陽イオン性または塩基性アミノベンゾチアゾール染料 - Google Patents

陽イオン性または塩基性アミノベンゾチアゾール染料

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JPH07310022A
JPH07310022A JP7101878A JP10187895A JPH07310022A JP H07310022 A JPH07310022 A JP H07310022A JP 7101878 A JP7101878 A JP 7101878A JP 10187895 A JP10187895 A JP 10187895A JP H07310022 A JPH07310022 A JP H07310022A
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dye
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JP7101878A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】一般式1、例えば式35および2のアゾ染料を
提供する。 Dは一般式3または4である。 【効果】本染料は特に紙の染料に適し、吸尽率はほとん
ど100%であって、廃水は無色である。また染色物は
良好な堅牢度を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規な陽イオン性または塩基性
のスルホン化されていないアゾ染料、その製造方法なら
びに繊維材料、特に紙の染色にその染料を使用する方法
に関する。
【0002】本発明の新規なアゾ染料は下記式(1)ま
たは(2)で表される。
【化17】 式中、Dは下記式のいずれかのジアゾ成分の残基
【化18】 (式中、Aは芳香族性複素環式基,アリールカルボニル
またはアリールアミノカルボニル、Wはハロゲン、アル
キル、アルコキシ、カルボキシル、アルカノイルアミ
ノ、アリールアミノ、アリールカルボニルアミノまたは
アリールウレイド、Rはアルキル、An- は無色の陰イ
オンであり、nは0または1である)、Xは水素、アル
キルまたはアルコキシ、Yは水素、アルキル、アルコキ
シ、アルカノイルアミノ、アリールカルボニルアミノま
たはアリールウレイド、R3は水素またはアルキル、R4
水素、アルキル、シクロアルキルまたはアリールである
か、またはR3とR4とはそれらが結合しているN原子と一
緒で、場合によってはさらにヘテロ原子を含有していて
もよい置換されていないかまたは置換された5員、6員
または7員の環を形成する、ただしR4または-NR3R4によ
って形成された環が置換基として芳香族性炭素環式環ま
たは複素環式環を含有する場合にのみ,nは0でありう
る。本明細書においてアルキル基とは、まったく一般的
に、直鎖状、分枝状または環状アルキル基を意味するも
のと理解されたい。シクロアルキル基は好ましくは5乃
至8個の炭素原子を含有し、そして開鎖アルキル基は好
ましくは1乃至8個、最も好ましくは1乃至4個の炭素
原子を含有する。
【0003】直鎖状または分枝状アルキルを例を特に示
せば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−
ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル、イソヘキシル
または2−エチルヘキシルなどである。これらのアルキ
ル基は、1個または1個以上の置換基、たとえばヒドロ
キシル、カルボキシル、ハロゲン、シアノ、C1-C4
ルコキシまたはヒドロキシ置換C1-C4 アルコキシ、ア
ミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アミノカル
ボニル、フェニル、フェニルオキシおよびフェニルアミ
ノカルボニル(最後の3つの基の中のフェニルは、場合
によってはC1-C4 アルキル、C1-C4 アルコキシまた
はフェニルオキシによって置換されていてもよい)から
なる群より選択された置換基を有することができる。さ
らに、これらのアルキル基は、陽イオン基、たとえばト
リアルキルアンモニウムまたはピリジニウム残基によっ
て置換されていてもよい。このような陽イオン基の例
は、トリメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウ
ム、トリヒドロキシエチルアンモニウム、ピリジニウム
または3−アルキルピリジニウムなどである。
【0004】このような適当な置換アルキル基の例を以
下に示す:ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル
−1−イル、1−ヒドロキシイソプロピル、2−ヒドロ
キシイソプロピル、2、3−ジヒドロキシプロピル−1
イル、メトキシエチル、エトキシメチル、メトキシカル
ボニルオキシエチル、クロロエチル、シアノエチル、ベ
ンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、ジ
メチルアミノエチル、ジエチルアミノエチル、ヒドロキ
シエチルアミノエチル、ジヒドロキシエチルアミノエチ
ル、メトキシカルボニルエチル、アミノカルボニルエチ
ル。
【0005】陽イオン基によって置換された適当なアル
キル基の例を以下に示す:トリメチルアンモニウムエチ
ル、トリエチルアンモニウムエチル、トリヒドロキシエ
チルアンモニウムエチル、トリヒドロキシエチルアンモ
ニウムプロピル、ピリジニウムエチル、4−メチルピリ
ジニウムエチル、2−ヒドロキシ−トリメチルアンモニ
ウムプロピル、トリメチルアンモニウムメチルカルボニ
ルアミノエチル、ジメチルヒドロキシエチルアンモニウ
ムエチル、トリス(2−ヒドロキシプロピル)アンモニ
ウムエチル、ジメチル−2−ヒドロキシプロピルアンモ
ニウムエチル、ジメチル−2−シアノエチルアンモニウ
ムエチル、ジメチル−2−クロロエチルアンモニウムエ
チル、ジメチル−2−メトキシエチルアンモニウムエチ
ル、メチル−ジヒドロキシエチルアンモニウムエチル、
メチル−ジ−2−ヒドロキシプロピルアンモニウムエチ
ル、N−メチルモルホリニウムエチル、N−メチルピペ
リジニウムエチル。シクロアルキルは特にシクロペンチ
ルおよびシクロヘキシルであり、それが有しうる適当な
置換基は特にC1-C4 アルキル、とりわけCH3 であ
る。
【0006】適当なアルコキシ基は、好ましくは1乃至
4個の炭素原子を有するもの、たとえばメトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イ
ソブトキシまたはtert−ブトキシである。これらの
アルコキシは、置換されていてもよい。適当な置換基の
例は、アルキル基の置換基として上記に例示したもの、
特に好ましくはヒドロキシルまたはC1-C4 アルキルで
ある。適当な置換アルコキシ基の例は、ヒドロキシエト
キシ、メトキシエトキシ、2−ヒドロキシプロポキシ、
1、2−ジヒドロキシプロポキシ−3または1、2−ジ
メトキシプロポキシ−3である。ハロゲンは一般にフッ
素、臭素、ヨウ素、塩素を意味し、好ましくは塩素であ
る。
【0007】本明細書においてアリール基とは、全く一
般的に芳香族またはヘテロ芳香族性基を意味するものと
理解されたい。しかし、好ましいのはナフチルまたはフ
ェニルであり、最も好ましくはフェニルである。これら
アリール基は、置換されていなくても、または置換され
ていてもよい。適当な置換基の例は、C1-C4 アルキ
ル、C1-C4 アルコキシ、臭素、塩素、ニトロ、シア
ノ、カルボキシルまたはC1-C4 アルキルカルボニルア
ミノである。特に好ましいアリールはフェニルである。
【0008】式(3)または(4)の残基Dの中のA
は、芳香族性複素環式基、アリールカルボニルまたはア
リールアミノカルボニルである。適当な芳香族性複素環
式基の例は、特に繊維材料用の反応染料を製造する際に
使用される無色の複素環式基である。好ましくは、1個
または1個以上のハロゲン原子を有するトリアジン、ピ
ラジン、ピリミジンまたはキノキサリン残基であり、該
ハロゲン原子がOH基、SH基またはNH基を含有して
いる残基との反応によって置換されうるものである。ア
リールカルボニルまたはアリールアミノカルボニルは、
好ましくは、そのフェニル部分が上記のごとく置換され
ていてもよいフェニルカルボニルまたはフェニルアミノ
カルボニルである。
【0009】Aが下記式の残基である、新規染料が特に
好ましい。
【化19】 (式中、R1とR2とは互いに独立的にハロゲン、ヒドロキ
シル、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、アルキルア
ミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ピペリジノ
またはモルホリノである)。特に適当な基R1およびR2
ハロゲン、アミノ、C1-C4 アルキルアミノ、ジ−C1-
4 アルキルアミノ、フェニルアミノまたはモルホリノ
基であり、該アルキルアミノ基のアルキル部分は上記に
例示したごとく置換されることができる。特に適当なR1
およびR2はつぎのものである。メチルアミノ、エチルア
ミノ、ヒドロキシエチルアミノ、ジヒドロキシエチルア
ミノ、ヒドロキシプロピルアミノ、ヒドロキシイソプロ
ピルアミノ、メトキシエチルアミノ、メトキシプロピル
アミノ、ヒドロキシエトキシエチルアミノ、メトキシエ
トキシエチルアミノ、ジメチルアミノエチルアミノ、ジ
メチルアミノプロピルアミノ、ジエチルアミノエチルア
ミノ、ジエチルアミノプロピルアミノ、アミノエチルア
ミノ、2−アミノプロピルアミノ、4−アミノエチルピ
ペラジノ、4−ヒドロキシエチルピペラジノ、フェニル
アミノまたはモルホリノ。好ましくは、R1とR2とは同じ
意味を有し、そして特に好ましくはそれぞれヒドロキシ
エチルアミノまたはジヒドロキシエチルアミノである。
【0010】本発明の染料において、式(3)または
(4)のジアゾ成分の中のWは、好ましくは塩素、臭
素、C1-C4 アルキル、C1-C4 アルコキシ、アセチル
アミノ、ベンゾイルアミノまたはフェニルウレイドであ
る。本発明の特に有用な染料は式(1)の染料であり、
その中でもDが式(4)の陽イオン残基であるのものが
特に好ましい。
【0011】式(4)の残基に存在する陰イオンAn-
としては無機陰イオンも有機陰イオンも適当であり、た
とえば次のものが含まれる。ハロゲン化物たとえば塩化
物、臭化物またはヨウ化物、硫酸塩、硫酸メチル、四フ
ッ化ホウ素、アミノスルホン酸塩、過塩素酸塩、炭酸
塩、炭酸水素塩、リン酸塩、リンモリブデン酸塩、リン
タングステン酸塩、リンタングステンモリブデン酸塩、
ベンゼンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、4−
クロロベンゼンスルホン酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸
塩、酢酸塩、プロピオン酸、乳酸塩、コハク酸塩、クロ
ロ酢酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩、安息香酸塩
などの陰イオン、さらには塩化亜鉛複塩の陰イオンのご
とき錯陰イオン。陰イオンの種類は、通常染料の製造方
法によって決まる。本染料は、好ましくは塩化物、硫酸
水素塩、硫酸塩、メト硫酸塩、リン酸塩、ギ酸塩、乳酸
塩または酢酸塩の陰イオンを含有する。この陰イオン
は、公知方法によって他の陰イオンと交換することがで
きる。
【0012】本発明の染料がさらに陽イオン基を含有し
ている場合には、それらの染料は、付加的に好ましくは
上記に例示したような陰イオンをさらに含む。
【0013】Rは、好ましくは置換されていないC1-C
4 アルキル、またはヒドロキシル、フェニルまたはアミ
ノカルボニルエチルによって置換されたC1-C4 アルキ
ルである。Xは好ましくは水素、C1-C4 アルキルまた
はC1-C4 アルコキシであり、水素が最も好ましい。Y
は好ましくは水素、C1-C4 アルキル、C1-C4 アルコ
キシまたはC1-C4アルキルカルボニルアミノである。
特に好ましくはYは水素、メチル、メトキシおよびアセ
チルアミノである。
【0014】R3とR4とは、好ましくは、互いに独立的に
置換されていないC1-C4 アルキル、またはヒドロキシ
ル、塩素、シアノ、C1-C4 アルコキシ、C1-C4 アル
コキシカルボニル、C1-C4 アルキルカルボニルオキ
シ、カルボキシアミド、フェニル、アミノ、モノアルキ
ルアミノ、ジアルキルアミノまたはトリアルキルアンモ
ニウムによって置換されたC1-C4 アルキルである。な
お、上記のアルキルアミノ基のアルキル部分は、上記し
たものと同じ置換基によって同様に置換されることがで
きる。-NR3R4が5員、6員または7員環である場合、該
環は、好ましくはピロリジノ環、ピペリジノ環、モルホ
リノ環またはピペラジノ環である。ピペラジノ環は、カ
ップリング成分に結合されていないN原子において、た
とえばアルキル、アリールカルボニル、アリールアミノ
カルボニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチアゾリルアリ
ールあるいは、特に芳香族性炭素環式基または複素環式
基によって置換されていてもよい。最も好ましくは、R3
とR4とは下記式のピペラジノ残基である
【化20】 (式中、Zは式(3)および(4)に関して定義したA
であるか、または置換されていないかまたは置換された
アリール基である)。
【0015】本発明の特に好ましい染料においては、Z
は下記式の残基である
【化21】 (式中、R1とR2とは互いに独立的にハロゲン、ヒドロキ
シル、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、アルキルア
ミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ピペリジノ
またはモルホリノであるか、または置換されていないか
またはC1-C4 アルキルによって置換されたフェニルま
たはナフチル基であるか、または1、3−ベンゾチアゾ
ール−2−イルによって置換されたフェニルまたはナフ
チル基であるか、またはフェニルカルボニル、フェニル
アミノカルボニルまたは1、3−ベンゾチアゾール−2
−イルである)。
【0016】本発明の格別に好ましい染料は、下記式の
いずれかの染料である
【化22】 (式中、R1とR2とは互いに独立的にハロゲン、ヒドロキ
シル、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、アルキルア
ミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ピペリジノ
またはモルホリノ、Rは置換されていないC1-C4 アル
キル、またはヒドロキシル、フェニルまたはアミノカル
ボニルエチルによって置換されたC1-C4 アルキル、Y
は水素、C1-C4 アルキル、C1-C4 アルコキシまたは
1-C4 アルキルカルボニルアミノ、R3とR4とは互いに
独立的に置換されていないC1-C4 アルキル、またはヒ
ドロキシル、塩素、シアノ、C1-C4 アルコキシ、C1-
4 アルコキシカルボニル、C1-C4 アルキルカルボニ
ルオキシ、カルボキシアミド、フェニル、アミノ、モノ
アルキルアミノ、ジアルキルアミノまたはトリアルキル
アンモニウムによって置換されたC1-C4 アルキルであ
る、上記のアルキルアミノ基のアルキル部分も上記の置
換基によって同様に置換されることができる、R5は水
素、C1-C4 アルキル、C1-C4 アルコキシ、C1-C4
アルキルカルボニルアミノ、フェニルカルボニルアミノ
またはフェニルウレイドであり、An- は無色の陰イオ
ンである)。
【0017】式(1)および(2)の染料は、それ自体
公知の方法によって製造される。たとえば、式
【化23】 のアミンをジアゾ化し、得られたジアゾ化合物を、式
【化24】 のいずれかのカップリング成分にカップリングし、そし
て所望の場合には、得られた染料を公知方法によって、
四級化剤R−Anを用いて四級化する(上記各式におい
て、X、Y、R3、R4、W、A、nおよびRは式(1)乃
至(4)の場合に定義した通りであり、そしてAnは、
四級化において、陰イオンAn- に変換されうる基であ
る)ことによって製造される。
【0018】式(9)の化合物のジアゾ化は、それ自体
公知の方法によって、たとえば硫酸酸性の水性媒質中に
おいて亜硝酸ナトリウムを使用して実施することができ
る。しかしまた、他のジアゾ化剤、たとえばニトロシル
硫酸を使用してジアゾ化を実施することもできる。反応
媒質は、付加的な酸、たとえばリン酸、硫酸、ギ酸、酢
酸、塩酸、またはこれらの酸の混合物、たとえばリン酸
と酢酸との混合物を含有することができる。ジアゾ化
は、−10乃至30℃の温度範囲、たとえば−10℃か
ら室温までの温度範囲において都合よく実施される。ジ
アゾ化物の式(10)または(11)のカップリング成
分への式(9)の化合物のカップリングも同じくそれ自
体公知の方法によって、たとえば水性または水性−有機
媒質中、好ましくは−10乃至30℃の温度範囲、最も
好ましくは10℃以下の温度において実施される。使用
される酸は、たとえば塩酸、酢酸、硫酸またはリン酸で
ある。ジアゾ化とカップリングとはワン−ポット工程
で、すなわち同一反応媒質中において実施することがで
きる。
【0019】四級化は、都合よくは不活性有機溶剤中で
実施される。適当な溶剤の例は、炭化水素、塩素化炭化
水素またはニトロ化炭化水素、たとえばベンゼン、トル
エン、キシレン、テトラクロロエタン、クロロホルム、
四塩化炭素、モノ−またはジクロロベンゼンまたはニト
ロベンゼン;酸アミドまたは酸無水物、たとえばジメチ
ルホルムアミド、N−メチルアセトアミドまたは無水酢
酸;ジメチルスルホキシド;ケトン、たとえばアセトン
またはメチルエチルケトンなどである。有機溶剤の代わ
りに、アルキル化剤を過剰に使用することも可能であ
る。また、反応は水性媒質中で、たとえば水性懸濁物と
して、あるいは氷酢酸中において実施することもでき
る。四級化は、高められた温度において実施するのが好
都合である。たとえば、反応が有機溶剤中または純硫酸
ジメチル中において実施される場合には、約50乃至1
30℃の温度範囲で、そして反応が水性相中で実施され
る場合には約20乃至60℃の温度範囲で実施される。
四級化は、酸受容体、たとえばNaOH、KOH、酢酸
ナトリウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カルシウムまたは炭酸水素ナトリウ
ムのごとき無機塩基を添加して、大気圧または加圧下に
おいて実施することができる。特定のケースのために最
も好ましい反応条件は、実験によって容易に決定するこ
とができる。
【0020】四級化のためには、基Rを導入することが
でき、そして該基Anが陰イオンAn- に変換されうる
公知の四級化剤R−Anが使用される。四級化剤R−A
nの代表例を以下に示す。ハロゲン化アルキル、硫酸の
アルキルエステルあるいは有機スルホン酸のアルキルエ
ステル、たとえば塩化メチル、臭化メチルまたはヨウ化
メチル、塩化エチル、臭化エチルまたはヨウ化エチル、
臭化プロピルまたはヨウ化プロピル、臭化ブチル、硫酸
ジメチル、硫酸ジエチル、硫酸ジブチル、ベンゼンスル
ホン酸メチル、メタンスルホン酸メチル、p−トシル−
メチルエステル、−エチルエステル、−プロピルエステ
ルまたは−ブチルエステル、ベンゼンスルホン酸のn−
プロピルエステルまたはいソプロピルエステル、ベンゼ
ンスルホン酸のn−,sec−およびtert−ブチル
エステル、アクリル酸エステル、アクリル酸アミド、塩
化ベンジルまたは1−クロロブテン−2。
【0021】式
【化25】 の本発明による好ましい新規染料は、次のようにして都
合よく製造される。すなわち、式
【化26】 のアミンをジアゾ化し、生成されたジアゾ化合物を、式
【化27】 のカップリング成分にカップリングして式
【化28】 の化合物を生成し、そして得られたアゾ染料を四級化剤
R−Anを用いて四級化する。なお、上記各式中の符号
X、Y、R3、R4、W、A、n,RおよびAnは式(1)
乃至(4)について前記した意味を有する。
【0022】同じく好ましい式
【化29】 の化合物は、式
【化30】 のアミンをジアゾ化し、生成されたジアゾ化合物を、式
【化31】 のカップリング成分にカップリングして式
【化32】 の化合物を生成し、そして得られたアゾ染料を四級化剤
R−Anを用いて四級化する。なお、上記各式中の符号
R5、Y、R1、R2、RおよびAnは式(1)乃至(4)に
ついて前記した意味を有する。式(9)、(10)、
(11)、(12)、(13)、(15)、(16)の
化合物は公知であるか、またはそれ自体公知の方法によ
って製造することができる。
【0023】本発明による式(1)および(2)の染料
は紙に対して高い直接性を有しているので、紙の染色に
特に好適である。本染料によって良好な堅牢性を有する
青色または紫色の染色物が得られる。さらに、陽イオン
電荷を有している染料は、木材パルプ紙〔木材パルプ(w
ood pulp)〕を染色するためにも非常に適当である。ほ
とんどの場合、廃水は完全に無色である。
【0024】式(1)および(2)の染料は、固体また
は液体の物理的形状に加工して紙の染色に使用すること
ができる。粉末または顆粒形状の染料は、染料をパルパ
ー(pulper)、叩解機または混合チェストにバッチ添加す
るバッチ式マス染色するのに好ましく使用される。染料
は調合物として添加するのが好ましく、この場合にその
調合物は各種のエキスタンデ、たとえば可溶化剤として
の尿素、デキストリン、ボウ硝、塩化ナトリウム、さら
には分散剤、防じん剤、キレート剤たとえばピロリン酸
四ナトリウムなどを含有することができる。したがっ
て、本発明は紙染色用の固体染料調合物にも関し、本発
明の染料調合物は式(1)または(2)の染料を含有す
る。最近、溶液の形の染料が粉末形状の染料に比較して
いくつかの利点を有していることから、染料の濃厚水溶
液の使用が重要視されるようになってきている。すなわ
ち、溶液の使用は粉塵の発生にかかわる問題を回避する
ことができ、かつまた染料粉末を水に溶解するための時
間浪費的かつ多くの場合に困難を伴う作業が免除され
る。さらに、染料溶液の使用は紙の連続染色法の開発に
よっても促進されている。なぜならば、そのようなプロ
セスにおいては、叩解機または製紙の他の適当な地点に
おいて溶液を直接添加するのが好都合であるからであ
る。
【0025】したがって、本発明は式(1)または
(2)の染料の濃厚水溶液にも関し、本発明による染料
水溶液は、溶液の全重量を基準にして、5重量%より少
なくない、一般的には8乃至30重量%の式(1)また
は(2)の染料を含有する。式(1)または(2)の染
料の濃厚水溶液は、染料の合成において得られた染料懸
濁物を濾過し、場合によっては脱イオン化を好ましくは
膜分離法により実施し、そしてこの溶液を、尿素、ε−
カプロラクタムまたはポリエチレングリコールのごとき
助剤の添加によって安定化することによって製造するこ
とができる。しかしながら、単離された染料を塩酸中に
懸濁し、この染料懸濁物を再度濾過し、そしてこの濾過
ケーキを水酸化リチウムまたは適当なアミン、典型的に
はアルカノールアミンおよび所要量の水と混合して製造
することも可能である。さらにまた、LiOH,アンモ
ニアまたはアルカノールアミンの存在下においてカップ
リングを実施し、そして合成溶液を脱イオン化すること
も可能である。このようにして製造された染料溶液は、
ロジンまたはミョウバンサイズ剤の存在下において紙パ
ルプを染色のに好適である。上記により製造される染料
溶液は、好ましくは、染料100部当り、水を400乃
至900部、尿素、ε−カプロラクタムまたはポリエチ
レングリコールのごときその他の添加物を0乃至200
部、および有機カルボン酸たとえばギ酸、酢酸、プロピ
オン酸または乳酸を0乃至400部含有する。本新規水
性濃縮物は−5℃までの貯蔵温度において安定であり、
サイジングしたまたはサイジングしてない紙を染色する
のに適し、そして魅力的な青色または紫色を与える。式
(1)および(2)の染料は木綿のごときセルロースか
らつくられた繊維材料の染色にも使用することができ、
さらにまた皮革およびガラス繊維の染色にも使用するこ
とができる。以下、本発明をさらに実施例によって説明
する。実施例中の部とパーセントは重量ベースである。
【0026】実施例1 氷冷水300部中の塩化シアヌールの18.4部に、エ
タノールアミンの12.2部を添加する。次に、この混
合物を1時間かけて45℃まで加熱し、そしてこの温度
において、反応が完了するまで撹拌する。2規定水酸化
ナトリウム水溶液の添加によってpHを約6に保持する。
得られた懸濁物に、2、6−ジアミノベンゾチアゾール
の15.7部を添加し、そしてこの反応混合物を1時間
75℃に加熱する。pHは4乃至5まで下がる。式
【化33】 の生成物が部分的に沈殿する。塩化ナトリウムを加えて
これを完全に沈殿させ、そして吸引濾過によって捕集す
る。60%硫酸120部中のこのアミンの18.1部の
溶液に、−10℃の温度において30分間にわたって4
0%ニトロシル硫酸17.3部を滴下する。次に、この
反応混合物を−10乃至−5℃において1時間撹拌し、
そのあとジアゾ化が完了するまで−5乃至0℃において
2時間撹拌する。得られたジアゾ溶液を、氷冷水90部
と100%硫酸8部との混合物中のN−エチル−N−ヒ
ドロキシエチル−1、3−トルイジンの9.8部の溶液
に、0乃至8℃において15分間にわたって滴下する。
このあと、50%水酸化ナトリウム水溶液の添加によっ
て、1時間で、pHを約2まで上げる。氷約130部を添
加して温度を8乃至10℃に保持する。カップリングが
完了したら、水酸化ナトリウム水溶液によってpHを5乃
至6に調整し、そして沈殿した油状染料を、メタノール
を添加し30乃至40℃の温度において撹拌して、結晶
化する。このあと、吸引濾過によって沈殿を集め、湯水
500部で洗って乾燥して、下記式のアゾ塩基24部を
得る。
【化34】 このアゾ塩基11部、氷酢酸50部、酸化マグネシウム
0.9部の懸濁物に、40℃において、30分間かけて
硫酸ジメチルの2.7部を滴下添加する。四級化が完了
するまでこの懸濁物を3時間撹拌する。水5部を加えた
後、さらに1時間60℃において撹拌を続け、そして溶
剤を留去する。残留物を水100部中に取り出し、塩化
ナトリウム20部を添加して染料を沈殿させる。沈殿を
濾過単離し、乾燥して、下記式の染料11.5部を得
る。
【化35】 この染料は、優れた湿潤堅牢性を有する鮮明な青色に紙
を染色する。廃水は無色である。
【0027】実施例2−41 全体的に実施例1に記載した操作に従って、下記の染料
を製造した。これらの染料は、優れた堅牢性を有する青
色に紙を染色する。
【表1】
【表2】
【0028】実施例42−43 全体的に実施例1に記載した操作に従って、下記の染料
を製造した。これらの染料は、優れた堅牢性を有する青
色に紙を染色する。
【表3】
【0029】実施例44−46 全体的に実施例1に記載した操作に従って、下記の染料
を製造した。これらの染料は、優れた堅牢性を有する青
色に紙を染色する。
【表4】
【0030】実施例47−52 全体的に実施例1に記載した操作に従って、下記の染料
を製造した。これらの染料は、優れた堅牢性を有する青
色に紙を染色する。
【表5】
【0031】実施例53−58 全体的に実施例1に記載した操作に従って、下記の染料
を製造した。これらの染料は、優れた堅牢性を有する青
色に紙を染色する。
【表6】
【0032】実施例59−64 全体的に実施例1に記載した操作に従って、下記の染料
を製造した。これらの染料は、優れた堅牢性を有する青
色に紙を染色する。
【表7】
【0033】実施例65−67 全体的に実施例1に記載した操作に従って、下記の染料
を製造した。これらの染料は、優れた堅牢性を有する青
色に紙を染色する。
【表8】
【0034】実施例68−73 全体的に実施例1に記載した操作に従って、下記の染料
を製造した。これらの染料は、優れた堅牢性を有する青
色に紙を染色する。
【表9】
【0035】実施例74−79 全体的に実施例1に記載した操作に従って、下記の染料
を製造した。これらの染料は、優れた堅牢性を有する青
色に紙を染色する。
【表10】
【0036】実施例80−96 全体的に実施例1に記載した操作に従って下記の染料を
製造した。これらの染料は、優れた堅牢性を有する青色
に紙を染色する。これらの染料は、木材パルプ紙を染色
するために特に好適である。次表に記載した置換基が陽
イオン電荷を有する場合には、これらの染料はさらに付
加的に対応する数の陰イオンを含有する。
【表11】
【0037】実施例97−101 全体的に実施例1に記載した操作に従って、ただし2、
6−ジアミノベンゾチアゾールの代わり2、6−ジアミ
ノクロロベンゾチアゾールまたは2、6−ジアミノブロ
モベンゾチアゾールの等価量を使用して操作を実施して
下記の染料を製造した。これらの染料は、優れた堅牢性
を有する青色に紙を染色する。
【表12】
【0038】実施例102 氷冷水300部中の塩化シアヌールの18.4部に、ジ
エタノールアミンの21部を添加する。次に、この混合
物を1時間かけて45℃まで加熱し、そして反応が完了
するまでこの温度において撹拌する。2規定水酸化ナト
リウム水溶液の添加によってpHを6乃至7に保持する。
得られた懸濁物に、1−(3−メチルフェニル)ピペラ
ジンの16.7部を添加し、そしてこの反応混合物を8
0乃至85℃まで加熱し、縮合が完了するまで撹拌す
る。2規定水酸化ナトリウム水溶液の添加によってpHを
8.5乃至9に保持する。沈殿した油を、激しく撹拌し
ながらゆっくりと冷却して結晶化させる。濾過によって
結晶を単離することができ、下記式の化合物41部を得
る。
【化36】 全体的に実施例1に記載した操作に従って、6−メトキ
シ−2−アミノベンゾベンゾチアゾールをジアゾ化し、
そしてそのジアゾ化物を等モル量の上記化合物にカップ
リングし、続いて硫酸ジメチルを用いて四級化して、下
記式の染料を得た。
【化37】 この染料は、優れた湿潤堅牢性を有する鮮明な青色に紙
を染色し、そして紙に完全に吸尽される。
【0039】実施例103−134 全体として実施例102に記載した操作に従って下記の
染料を製造した。これらの染料は、良好な堅牢性を有す
る青色に紙を染色する。
【表13】
【表14】
【0040】実施例135−140 全体的に実施例102に記載した操作に従って、ただし
6−メトキシ−2−アミノベンゾチアゾールの代わり類
似体2−アミノクロロベンゾチアゾールまたは2−アミ
ノブロモベンゾチアゾールの等価量を使用して下記の染
料を製造した。これらの染料は、優れた堅牢性を有する
青色に紙を染色する。
【表15】
【0041】実施例141−152 全体的に実施例1に記載した操作をくり返した。ただ
し、アゾ塩基の製造後に合成を停止した。すなわち、四
級化は実施しなかった。これにより下記染料を得た。こ
れらの染料は、良好な耐光堅牢性と良好な湿潤堅牢性を
有する鮮明なバイオレット色に紙を染色し、そして紙に
完全に吸尽された。
【表16】
【0042】実施例153 また、実施例141乃至152と同様な操作によって下
記式の染料を得た。
【化38】 この染料も、良好な耐光堅牢性と良好な湿潤堅牢性を有
する鮮明なバイオレット色に紙を染色し、そして紙に完
全に吸尽された。
【0043】実施例154−160 全体的に実施例102に記載した操作をくり返した。た
だし、アゾ塩基の製造後に合成を停止した。すなわち、
四級化は実施しなかった。これによって下記の染料を得
た。これらの染料も、良好な耐光堅牢性と良好な湿潤堅
牢性を有する鮮明なバイオレット色に紙を染色し、そし
て紙に完全に吸尽された。
【表17】
【0044】実施例161−162 全体的に実施例154乃至160に記載した操作によっ
て下記染料を製造した。これらの染料も、良好な耐光堅
牢性と良好な湿潤堅牢性を有する鮮明なバイオレット色
に紙を染色し、そして紙に完全に吸尽された。
【表18】
【0045】実施例163 メタノールの100部中の式
【化39】 のアゾ染料23部(常法により製造)に、N−フェニル
ピペラジンの8.5部を滴下添加し、そしてこの懸濁物
を25乃至30℃において1時間撹拌した。下記式の染
料20部を得た。
【化40】 この染料は紙に優れた染着性を有し、そして良好な堅牢
性を有する鮮明な青色に紙を染色する。
【0046】実施例164−171 全体的に実施例163に記載された操作に従って下記染
料を製造した。これらの染料は、良好な堅牢性を有する
鮮明な青色に紙を染色する。
【表19】
【0047】実施例172 実施例163に記載した操作をくり返した。ただし、今
回はN−フェニルピペラジンの8.5部の代わりに等モ
ル量のp−フェニレンジアミンを使用して、下記の染料
を得た。
【化41】 この染料は紙にすぐれた染着性を示し、そして良好な堅
牢性を有する緑青色に紙を染色する。
【0048】実施例173−175 塩化シアヌールの代わりテトラクロロピリミジンを使用
し、全般的に実施例1に記載された操作に従って、下記
の染料を製造した。これらの染料は、優れた堅牢性を有
する青色に紙を染色する。
【表20】
【0049】実施例176と177 全体的に実施例102に記載した操作に従って、ただし
塩化シアヌールの代わりにテトラクロロピリジンを使用
して下記の染料を製造した。これらの染料は、優れた堅
牢性を有する青色に紙を染色する。
【表21】
【0050】実施例178と179 全体的に実施例1に記載した操作に従って、ただし塩化
シアヌールの代わりにジクロロキノキサリンカルボニル
塩化物を使用して下記の染料を製造した。これらの染料
は、優れた堅牢性を有する青色に紙を染色する。
【表22】
【0051】実施例180と181 全体的に実施例102に記載した操作に従って、ただし
塩化シアヌールの代わりにジクロロキノキサリンカルボ
ニル塩化物を使用して下記の染料を製造した。これらの
染料は、優れた堅牢性を有する青色に紙を染色する。
【表23】
【0052】実施例182−184 全体的に実施例1または実施例102に記載した操作に
従って下記の染料を製造した。これらの染料は、優れた
堅牢性を有する青色に紙を染色する。
【表24】
【0053】実施例185−188 全体的に実施例102に記載した操作に従って、ただし
1−(3−メチルフェニル)ピペラジンの代わりフェニ
ル基の3位置が置換された類似体フェニルピペラジンの
等価量を使用して下記の染料を製造した。これらの染料
は、優れた堅牢性を有する青色に紙を染色する。
【表25】
【0054】実施例189−191 全体的に実施例102に記載した操作に従って、ただし
6−メトキシ−2−アミノベンゾチアゾールの代わり等
価量の2−アミノナフトチアゾールを使用して操作を実
施した。下記の染料を製造した。これらの染料は優れた
堅牢性を有する青色に紙を染色する。
【表26】
【0055】実施例192 化学漂白したブナ亜硫酸塩セルロースの50部を、漂白
マツセルロースPKN(フリーネス22°SR)50部
および実施例1の染料2部と水中においてで混合した
(pH6、水硬度10°dH,温度20℃、浴比1:4
0)。15分間撹拌した後、Frank 抄紙機で紙をすい
た。得られた紙は濃い青色に染色された。廃水は完全に
無色であった。吸尽率はほぼ100%であった。湿潤堅
牢性は優秀であった。
【0056】実施例193 実験用連続製紙機を使用して漂白亜硫酸塩セルロース
(22°SR)のウエブをすいた。パルピング10秒前
に、実施例1の染料の水溶液を激しく渦流撹拌されてい
る低粘度原液に連続的に供給した(染料0.5%,浴比
1:400,水硬度10°dH,pH6、温度20℃)。
得られたウエブは、中濃度の青色に染色された。廃水は
完全に無色であった。
【0057】実施例194 全体として実施例192に記載した操作に従って、砕木
パルプ100部を実施例80の染料2部で染色した。得
られた青色染色物は良好な堅牢性を示した。廃水は完全
に無色であった。
【0058】実施例195−197 実施例192に記載した操作をくり返して、ただし下記
染料の等価量を使用して染色した。濃い青色に染色され
た紙を得た。
【表27】 これら染料は通常の方法で製造した。
【0059】前記の実施例において得られた染料のλ
max(nm)〔メタノールとpH4の緩衝水溶液との1:1の
混合物中において測定〕を、下記の表に示す。
【表28】
【表29】

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式のいずれかのアゾ染料 【化1】 [式中、Dは下記式のいずれかのジアゾ成分の残基 【化2】 (式中、Aは芳香族性複素環式基,アリールカルボニル
    またはアリールアミノカルボニル、Wはハロゲン、アル
    キル、アルコキシ、カルボキシル、アルカノイルアミ
    ノ、アリールアミノ、アリールカルボニルアミノまたは
    アリールウレイド、Rはアルキル、An- は無色の陰イ
    オンであり、nは0または1である)、Xは水素、アル
    キルまたはアルコキシ、Yは水素、アルキル、アルコキ
    シ、アルカノイルアミノ、アリールカルボニルアミノま
    たはアリールウレイド、R3は水素またはアルキル、R4
    水素、アルキル、シクロアルキルまたはアリールである
    か、またはR3とR4とはそれらが結合しているN原子と一
    緒で、場合によってはさらにヘテロ原子を含有していて
    もよい置換されていないかまたは置換された5員、6員
    または7員の環を形成する、ただしR4または-NR3R4によ
    って形成された環が置換基として芳香族性炭素環式環ま
    たは複素環式環を含有する場合にのみ,nは0でありう
    る]。
  2. 【請求項2】 Aが1個または1個以上のハロゲン原子
    を有するトリアジン、ピラジン、ピリミジンまたはキノ
    キサリン残基であり、該ハロゲン原子がOH基、SH基
    またはNH基を含有している残基との反応によって置換
    されうる、請求項1記載の染料。
  3. 【請求項3】 Aが下記式の残基である請求項1記載の
    染料 【化3】 (式中、R1とR2とは互いに独立的にハロゲン、ヒドロキ
    シル、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、アルキルア
    ミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ピペリジノ
    またはモルホリノである)。
  4. 【請求項4】 R1とR2とが互いに独立的にハロゲン、ア
    ミノ、C1-C4 アルキルアミノ、ジ−C1-C4 アルキル
    アミノ、フェニルアミノまたはモルホリノ基であり、該
    アルキルアミノ基のアルキル部分が置換されていないか
    またはヒドロキシル、カルボキシル、ハロゲン、シア
    ノ、C1-C4 アルコキシまたはヒドロキシ置換C1-C4
    アルコキシによって、あるいはアミノ、アルキルアミ
    ノ、ジアルキルアミノ、アミノカルボニル、フェニル、
    フェノキシまたはフェニルアミノカルボニル(最後の3
    つの基の中のフェニルは場合によってはC1-C4 アルキ
    ル、C1-C4 アルコキシまたはフェノキシによって、置
    換されていてもよい)によって、あるいは陽イオン性ト
    リアルキルアンモニウムまたはピリジニウム残基によっ
    て置換されている請求項3記載の染料。
  5. 【請求項5】 R1とR2とが互いに独立的にメチルアミ
    ノ、エチルアミノ、ヒドロキシエチルアミノ、ジヒドロ
    キシエチルアミノ、ヒドロキシプロピルアミノ、ヒドロ
    キシイソプロピルアミノ、メトキシエチルアミノ、メト
    キシプロピルアミノ、ヒドロキシエトキシエチルアミ
    ノ、メトキシエトキシエチルアミノ、ジメチルアミノエ
    チルアミノ、ジメチルアミノプロピルアミノ、ジエチル
    アミノエチルアミノ、ジエチルアミノプロピルアミノ、
    アミノエチルアミノ、2−アミノプロピルアミノ、4−
    アミノエチルピペラジノ、4−ヒドロキシエチルピペラ
    ジノ、フェニルアミノまたはモルホリノである請求項4
    記載の染料。
  6. 【請求項6】 R1とR2とが同じ意味を有する請求項5記
    載の染料。
  7. 【請求項7】 R1とR2とがそれぞれヒドロキシエチルア
    ミノまたはジヒドロキシエチルアミノである請求項5記
    載の染料。
  8. 【請求項8】 式(3)または(4)のジアゾ成分の中
    のWが塩素、臭素、C1-C4 アルキル、C1-C4 アルコ
    キシ、アセチルアミノ、ベンゾイルアミノまたはフェニ
    ルウレイドである請求項1乃至7のいずれかに記載の染
    料。
  9. 【請求項9】 Dが式(4)の陽イオン残基である請求
    項1乃至8のいずれかに記載の式(1)の染料。
  10. 【請求項10】 陰イオンAn- が塩素イオン、硫酸水
    素イオン、硫酸イオン、メト硫酸イオン、リン酸イオ
    ン、ギ酸イオン、乳酸イオンまたは酢酸イオンである請
    求項1乃至9のいずれかに記載の染料。
  11. 【請求項11】 Rが置換されていないC1-C4 アルキ
    ルであるか、またはヒドロキシル、フェニルまたはアミ
    ノカルボニルエチルによって置換されたC1-C4 アルキ
    ルである請求項1乃至10のいずれかに記載の染料。
  12. 【請求項12】 Xが水素、C1-C4 アルキルまたはC
    1-C4 アルコキシである請求項1乃至11のいずれかに
    記載の染料。
  13. 【請求項13】 Yが水素、C1-C4 アルキル、C1-C
    4 アルコキシまたはC1-C4 アルキルカルボニルアミノ
    である請求項1乃至12のいずれかに記載の染料。
  14. 【請求項14】 Yが水素、メチル、メトキシまたはア
    セチルアミノである請求項13記載の染料。
  15. 【請求項15】 R3とR4とが互いに独立的に置換されて
    いないC1-C4 アルキルであるか、またはヒドロキシ
    ル、塩素、シアノ、C1-C4 アルコキシ、C1-C4 アル
    コキシカルボニル、C1-C4 アルキルカルボニルオキ
    シ、カルボキシアミド、フェニル、アミノ、モノアルキ
    ルアミノ、ジアルキルアミノまたはトリアルキルアンモ
    ニウムによって置換されたC1-C4 アルキルであり、こ
    こにおいて上記アルキルアミノ基のアルキル部分が同じ
    置換基によって同様に置換されていてもよい請求項1乃
    至14のいずれかに記載の染料。
  16. 【請求項16】 -NR3R4がピロリジノ、ピペリジノ、モ
    ルホリノまたはピペラジノ環であり、該ピペラジノ環
    は、カップリング成分に結合されていないN原子におい
    て、置換されていないか、またはアルキル、アリールカ
    ルボニル、アリールアミノカルボニル、ベンゾチアゾリ
    ル、ベンゾチアゾリルアリールあるいは芳香族性炭素環
    式基または複素環式基によって置換されている請求項1
    乃至14のいずれかに記載の染料。
  17. 【請求項17】 R3とR4とが両者一緒で下記式 【化4】 (式中、Zは請求項1記載の式(3)および(4)に関
    して定義した通りのAであるか、またはアリール基であ
    る)のピペラジノ残基である請求項16記載の染料。
  18. 【請求項18】 Zが下記式の残基である請求項17記
    載の染料 【化5】 (式中、R1とR2とは互いに独立的にハロゲン、ヒドロキ
    シル、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、アルキルア
    ミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ピペリジノ
    またはモルホリノであるか、または置換されていないか
    またはC1-C4 アルキルによって置換されたフェニルま
    たはナフチル基であるか、または1、3−ベンゾチアゾ
    ール−2−イルによって置換されたフェニルまたはナフ
    チルであるか、またはフェニルカルボニル、フェニルア
    ミノカルボニルまたは1、3−ベンゾチアゾール−2−
    イルである)。
  19. 【請求項19】 下記式のいずれかの染料 【化6】 (式中、R1とR2とは互いに独立的にハロゲン、ヒドロキ
    シル、アルコキシ、アルキルチオ、アミノ、アルキルア
    ミノ、ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ピペリジノ
    またはモルホリノ、Rは置換されていないC1-C4 アル
    キルであるか、またはヒドロキシル、フェニルまたはア
    ミノカルボニルエチルによって置換されたC1-C4 アル
    キル、Yは水素、C1-C4 アルキル、C1-C4 アルコキ
    シまたはC1-C4 アルキルカルボニルアミノ、R3とR4
    は互いに独立的に置換されていないC1-C4 アルキルで
    あるか、またはヒドロキシル、塩素、シアノ、C1-C4
    アルコキシ、C1-C4 アルコキシカルボニル、C1-C4
    アルキルカルボニルオキシ、カルボキシアミド、フェニ
    ル、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノま
    たはトリアルキルアンモニウムによって置換されたC1-
    4 アルキルであり、ここにおいて上記アルキルアミノ
    基のアルキル部分も上記の置換基によって同様に置換さ
    れていてもよい、R5は水素、C1-C4 アルキル、C1-C
    4 アルコキシ、C1-C4 アルキルカルボニルアミノ、フ
    ェニルカルボニルアミノまたはフェニルウレイドであ
    り、An- は無色の陰イオンである)。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の式(1)または
    (2)の染料の製造方法において、式 【化7】 のアミンをジアゾ化し、得られたジアゾ化合物を、式 【化8】 のいずれかのカップリング成分にカップリングし、そし
    て所望の場合には、得られた染料を、公知方法によっ
    て、四級化剤R−Anを用いて四級化する(上記各式に
    おいて、X、Y、R3、R4、W、A、nおよびRは請求項
    1に記載した式(1)乃至(4)の場合に定義した通り
    であり、そしてAnは四級化において陰イオンAn-
    変換されうる基である)ことを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 下記式 【化9】 の染料を製造するための請求項20記載の方法におい
    て、式 【化10】 のアミンをジアゾ化し、得られたジアゾ化合物を、式 【化11】 のカップリング成分にカップリングして式 【化12】 の化合物を生成し、その得られたアゾ染料を四級化剤R
    −Anを用いて四級化する(上記各式において、X、
    Y、R3、R4、W、A、nおよびRは請求項1に記載した
    式(1)乃至(4)の場合に定義した通りであり、そし
    てAnは四級化において陰イオンAn- に変換されうる
    基である)請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 下記式 【化13】 の染料を製造するための請求項20記載の方法におい
    て、式 【化14】 のアミンをジアゾ化し、得られたジアゾ化物を、式 【化15】 のカップリング成分にカップリングして式 【化16】 の化合物を生成し、その得られたアゾ染料を四級化剤R
    −Anを用いて四級化する(上記各式において、R5
    Y、R1、R2、R式(1)乃至(4)の場合に前記した意
    味を有し、そしてAnは四級化において陰イオンAn-
    に変換されうる基である)請求項20に記載の方法。
  23. 【請求項23】 請求項1記載の式(1)または(2)
    の染料を用いて紙を処理することを特徴とする紙の染色
    方法。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の方法で得られた紙。
  25. 【請求項25】 請求項1記載の染料の少なくとも1種
    を含有する紙染色用の固体染料組成物。
  26. 【請求項26】 請求項1記載の染料の少なくとも1種
    を含有する紙染色用の液体染料組成物。
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