JPH075847B2 - 陽イオン性フタロシアニン化合物 - Google Patents

陽イオン性フタロシアニン化合物

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JPH075847B2
JPH075847B2 JP60273598A JP27359885A JPH075847B2 JP H075847 B2 JPH075847 B2 JP H075847B2 JP 60273598 A JP60273598 A JP 60273598A JP 27359885 A JP27359885 A JP 27359885A JP H075847 B2 JPH075847 B2 JP H075847B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な陽イオン性フタロシアニン化合物、その
製法、及びその化合物の織物材料、皮革、及び特に紙の
染色及び捺染用染料としての使用に関する。
この新規な陽イオン性フタロシアニン化合物は次式で示
されるものである。
式中、 MePcは銅、コバルト、又はニッケル・フタロシアニン残
基であり、 R1は水素又はアルキルであり、 Xはアルキレンであり、 R2、R3及びR4は各々、独立に非置換、又はヒドロキシ、
アルコキシ、フェニル又はアミノで置換されたアルキル
であり、或は、R1及びR2は一緒になって、メチレン、エ
チレン又はプロピレン(若しXがメチレン又はエチレン
であるとき)であり、又は、R2、R3及びR4置換基の2ケ
又は3ケが窒素原子と一緒になって5ないし7員の非置
換又は置換の複素環(O、N及びSからなる群から選ば
れた、更に1ケ又は2ケの異種原子を環員として含むこ
とができる)であり、An は陰イオンであり、Mは陽イ
オンであり、 xはyより大であり、yは0より大であり、和(x+
y)は4又は4より少い。
アルキルとしてのR1は好ましくは、C1−C6アルキル基で
あり、最も好ましくは、C1−C4アルキル基であり、これ
は分枝しない、又は分枝していないことができる。この
ようなアルキルの例はメチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ペンチル、n−ヘキシル及びイソヘ
キシルである。式(1)の好ましい化合物においてはR1
は水素である。
アルキレン基Xは好ましくは2−8ケ、例えば2−5
ケ、最も好ましくは、3ケの炭素原子を含む。しかし、
もし、R1とR2とが一緒になってメチレン、エチレン、又
はプロピレン基であるときは、Xはメチレン又はエチレ
ン、好ましくは、エチレンである。
もし、R2、R3及びR4が各々、独立に、アルキル基である
ときは、この基は分枝し、又は分枝しないことができ
る。好ましくは、このアルキル基はC1−C4アルキル基で
あり、ヒドロキシ、アルコキシ、フェニル又はアミノ基
で置換されることができる。アルコキシ基置換分として
は好ましくはC1−C4アルコキシ基(非分枝又は分枝のメ
トキシ、エトキシ、n−プロポキシ、又はイソプロポキ
シ)がある。アミノ基置換分としては、例えば、−NH2
基、NH(C1−C4アルキル)基、又はN(C1−C4アルキ
ル)基がある。フェニル置換分は更に置換されていて
もよく、例えば、メチル、メトキシ及び/又はハロゲン
で置換されていてもよい。
R1とR2が一緒になってメチレン、エチレン又はプロピレ
ンであるときは、基 は飽和複素環を形成し、これは二つの窒素原子を含む但
し、R1+R2がメチレンであるときは、Xはメチレンでは
ない。この環は5−7員環である。
このような環の例は次のようなものである:イミダゾリ
ン、ピペラジン、ヘキサヒドロピリミジン、1,3−又は
1,4−ジアザシクロヘプタン。好ましくは、R1+R2、及
びXは各々、エチレンであり、従ってピペラジン環が出
来る。
置換分R2、R3及びR4の二つが窒素原子と一緒になって、
5−、6−又は7員の複素環を形成することができる。
この環は、更に1ケ又は2ケの多く異種原子、好ましく
は、1ケの更に多くの異種原子を、選ばれた環員として
含むことができ、これらはO、N及びS、好適には、N
及びOからなる群から選ばれる。このような環は、又
は、例えばC1−C4アルキル、C1−C4ヒドロキシアルキ
ル、アミノ、アルキルアミノ、又はジアルキルアミノア
ルキル(こゝで、凡てのアルキル部分は1−4ケの炭素
原子を含む)で置換されることができる。これらの環は
好ましくは飽和複素環である。典型的な例としてはピロ
リジン、ピペリジン、又はモルホリン、又は非置換又は
置換ピペラジン又はアザシクロヘプタン環である。この
ピペラジン環は、例えば、窒素原子における置換分とし
て、C1−C4アルキル基を有することができ、これはヒド
ロキシ又はアミノ基を有することもできる。
R2、R3及びR4と窒素原子とが一緒になって形成する複素
環は、また、更に、異種原子を環員として、上記のごと
く含むことができ、またこの環は置換、又は非置換であ
る。このような環は好ましくは不飽和、例えば、芳香
環、又はビシクロ環、例えば、非置換又は置換(例え
ば、OH、NH2、COOH、CN、又はC1−C4アルキルで置換)
されたピリジン環、又は式 の環である。
特に言及すべきことは、式(I)の化合物であって、こ
ゝでMePcは銅フタロシアニンの残基である。
式(I)の好ましいフタロシアニン化合物において、R1
は水素、又はC1−C4アルキルであり、又は、R2と一緒に
なって、エチレンである(もし、Xがエチレンのと
き);R2、R3及びR4は各々、独立に、C1−C4アルキル、C
1−C4ヒドロキシアルキル、又はC1−C4フェニルアルキ
ルであり、但し、好ましくは、これらの三つ置換分の中
の一つのみが置換アルキル基である;又は、置換分R2
R3及びR4の中の二つは窒素原子と共に、飽和5−又6員
複素環を形成し、この環は1ケ又は2ケのC1−C4アルキ
ル及び/又はC1−C4ヒドロキシアルキル基で置換され、
又は置換されない、そして、更に環員としてO又はN原
子を含むことができる;又はR2はR1と一緒になってエチ
レンを形成する。
特に好ましくは、式(1)の化合物に於ては、R1が水素
であり、又は、R2と一緒になって、エチレンであり(X
がエチレンであるとき)、及びR2、R3及びR4は各々、独
立に、C1−C4アルキル、C1−C4ヒドロキシアルキル、又
はベンジルであり、但し、これらの置換分の中の1ケの
みがヒドロキシアルキル、又はベンジルであることがで
あり、或は、R2はR1と一緒になってエチレンであり;又
は、置換分R2、R3及びR4の中の二つは、それらが結合し
ている窒素原子と一緒になってピロリジン、ピペリジ
ン、又は、モルホリン環;又は、C1−C4アルキル置換、
又はC1−C4ヒドロキシアルキル−置換ピペラジン環を形
成する。
式(I)の化合物の実用的に重要なものは、特に、R2
R3及びR4が各々、独立に、C1−C4アルキル、好ましく
は、メチルである化合物、並びに、R1が水素である化合
物である。
陰イオンAn は陽イオン性染料の通常の有機及び無機
の、好ましくは、無色の、陰イオン類の一つである。こ
の陰イオンは一般には製造工程によって導入され(例え
ば、4級化により)、又は適宜な分離ないし精製によっ
て導入される。しかし、陰イオンは、また、通常の方法
によって選択的に交換することもできる。
可能な陰イオンAn の例のとしては次のものがある: ハライド(例えば、クロライド、ブロマイド、又はヨー
ダイド)イオン、四弗化ホウ素、チオシアナイド、サル
フエート、アルキル−サルフエート(例えば、メチルサ
ルフエート又はエチルサルフエート)、アミノサルフエ
ート、クロレート、パークロレート、カーボネート、バ
イカーボネート、ホスフエート、ホスフオロモリブデー
ト、ホスフオロタングステート、ホスフオロタングスト
モリブデート、ベンゼンスルホネート、クロロベンゼン
スルホネート、ナフタリンスルホネート、トルエンスル
ホネート、オキザレート、マレエート、フオーメート、
アセテート、プロピオネート、ラクテート、サクシネー
ト、クロロアセテート、タートレート、メタンスルホネ
ート及びベンゾエートのイオン、及び、更に、錯塩イオ
ン、特に、クロロ亜鉛複塩、例えば、テトラクロロ亜鉛
アニオン。
好ましくは、An は次のものである: ハライド、メチルサルフエート、エチルサルフエート、
ホスフエート、サルフエート、カーボネート、ベンゼン
スルホネート、トルエンスルホネート、4−クロロベン
ゼンスルホネート、アセテート、フオーメート、又は、
テトラクロロ亜鉛の陰イオン。最も好ましくは、本発明
の化合物は、ハライド(特にクロライド)、メトサルフ
エート、エトサルフエート、サルフエート、ベンゼンス
ルホネート又はトルエンスルホネートとして得られるも
のである。
陽イオンMは水素イオン、又は金属陽イオンの相当物で
ある。例えば、Mは水素イオン、アルカリ金属陽イオ
ン、又はアルカリ土類金属陽イオン、又はアンモニウム
・イオン(即ち、NH4 、又は一級、二級又は三級アミ
ンの陽イオン)である。好ましくは、Mは水素イオン、
又は、アルカリ金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カ
リウム、又はリチウム・イオン、好ましくは、ナトリウ
ム・イオン)であるが、最も好ましくは、水素イオンで
ある。
本発明の化合物は陽イオン性であり、この理由によっ
て、xはyより大でなければならない。yは0より大で
あり、好ましくは、0.5より大であり、最も好ましく
は、1又は1より大である。式(I)の好適な化合物に
おいては、x−yは0.1ないし1.5である。和、x+y、
は好ましくは1.5ないし4、最も好ましくは、2.5ないし
3.5である。
式(I)の新規な陽イオン性化合物は冷水に非常に良好
な溶解度を有し、pH敏感性(pH−sensitive)でなく、
特にpH4−10の範囲では敏感性がない。
式(I)の新規な陽イオン性化合物はそれ自信知られた
方法を用いて製造することができる。例えば、 a) 式 の化合物を、式 R4−An (III) の化合物を用いて4級化する。
式中の符号は式(I)で定義されたものと同じである。
b) 式 の化合物を、式 の化合物と反応させる。Halはハロゲン原子であり、他
の符号は式(I)で定義したものと同じである。
式(II)の化合物の式(III)の化合物による四級化は
常法で行われる。例えば、不活性有機溶剤中、例えば、
炭化水素、塩素化炭化水素、又はニトロ炭化水素、例え
ば、ベンゼン、トルエン、キシレン、テトラクロロエタ
ン、クロロホルム、四塩化炭素、モノクロロベンゼン、
ジクロロベンセン、又はニトロベンゼン中で、酸アミド
又は酸無水物中で、例えば、ジメチルホルムアミド、N
−メチルアセトアミド、又は無水酢酸中で、ジメチル・
スルホキサイド中で、又はケトン中、例えば、アセトン
又はメチル・エチル・ケトン中で行う。
有機溶剤の代りにアルキル化剤の過剰を用いることもで
きる。四級化は、又、水性媒体、例えば、水性分散液、
又は氷酢酸中で行うことができる。四級化を高温、例え
ば、30−200℃の範囲で、特に、80−150℃の範囲で行う
のが有利であり、必要に応じ、酸受容体、例えば、無機
塩基、例えば、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、
炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、又は重炭酸ナトリウ
ムを、加圧下、又は常圧下で用いる。最も好ましい条件
は夫々の場合に予備テストをすることにより容易に決定
できる。
四級化には既知の四級化剤R4Anを用いることができ、こ
れはR4基を導入し、そのAn基は陰イオンAn に変えられ
る。
典型的な四級化剤の例は、アルキル・ハライド、ハロヒ
ドリン、アルキレン・オキサイド、硫酸のアルキル・エ
ステル、又は有機スルホン酸のアルキル・エステル、例
えば、塩化メチル、臭化メチル、沃化メチル、塩化エチ
ル、臭化エチル、沃化エチル、臭化プロピル、沃化プロ
ピル、臭化プチル、塩化ベンジル、臭化ベンジル、エチ
レン・クロルヒドリン、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、
ジブチル硫酸、メチル・ベンゼンスルホネート、メチル
・p−トルエンスルホネート、エチル・p−トルエンス
ルホネート、プロピル・p−トルエンスルホネート、ブ
チル・p−トルエンスルホネート、n−プロピル・ベン
ゼンスルホネート、イソプロピル、・ベンゼンスルホネ
ート、n−ブチル・ベンゼンスルホネート、sec−ブチ
ル・ベンゼンスルホネート、tert−ブチル・ベンゼンス
ルホネート、トリメチルオキソニウム・ボロフルオライ
ド、並びに、エチレン・オキサイド及びプロピレン・オ
キサイドである。
好適な四級化剤R4Anの例は、アルキル・ハライド、例え
ば、塩化メチル、塩化エチル、臭化メチル、臭化エチ
ル、臭化ブチル、沃化メチル、又は沃化エチル、及び、
特に、アルキル・サルフエート、例えば、ジメチル硫
酸、ジエチル硫酸、及びジブチル硫酸、及び芳香族スル
ホン酸のアルキル・エステル、例えば、メチル・p−ト
ルエンスルホネート及びメチル・ベンゼンスルホネー
ト、並びに、n−プロピル・ベンゼンスルホネート、イ
ソプロピル・ベンゼンスルホネート、n−ブチル・ベン
ゼンスルホネート、sec−ブチル・ベンゼンスルホネー
ト、及び、tert−ブチル・ベンゼンスルホネートであ
る。
かくして、An基は好ましくはハロゲン(例えば、Cl、B
r、I)、アルキル−SO4 又は (Z=H、ハロゲン、メチル) である。
式(IV)の化合物と式(V)の三級アミンとの反応は好
ましくは約0゜−80℃の温度で、最も好ましくは、室温
で行う。過剰のアミン、有機溶媒及び/又は水を反応媒
体として用いることができる。適当な三級アミンは特に
トリメチルアミン及びトリエチルアミンである。式
(V)の化合物は、しかし、窒素含有複素環化合物、例
えば、非置換、又は、置換ピリジン、又は1,4−ジアザ
ビシクロ〔2.2.2〕オクタン(トリエチレンジアミン)
であってもよい。
式(II)の出発化合物は、例えば、式 のフタロシアニンスルホクロライドを式 のアミンと反応させて得られる。
上記式中における一般符号は式(I)で定義したものと
同じである。
式(VI)のフタロシアニン・スルホクロライドはベンゼ
ン核の3位及び4位にスルホクロライド基を有する。こ
れら常法によって得ることができる。即ち、適当な金属
フタロシアニン、又は、金属フタロシアニンスルホン酸
を、クロロスルホン酸、場合により、チオニル・クロラ
イドを添加して、処理する。
選択した反応条件、及び、クロルスルホン酸、又は、チ
オニル・クロライドの量によって、特定の比、x:y、も
った式(VI)の化合物が得られる。遊離のために、クロ
ルスルホン酸溶液を氷に注ぎ、沈澱したフタロシアニン
・スルホクロライドを吸引濾過して収集し、更に、水性
ペーストの形で処理される。
式(VII)のアミンの代表例としては次のものがある: 1−アミン−2−ジメチルアミンエタン、 1−アミン−2−ジエチルアミンエタン、 1−メチルアミノ−2−ジメチルアミノエタン、 1−アミノ−3−ジメチルアミノプロパン、 1−アミノ−3−ジメチルアミノプロパン、 1−メチルアミノ−3−ジメチルアミノプロパン、 4−アミノ−1−ジエチルアミノペンタン、 N−メチルピペラジン、及び N−(3−アミノプロピル)ピロリジン。
式(IV)の出発物質は式(II)のそれらと同様な仕方で
得られる。即ち、式(IV)のフタロシアニン・スルホク
ロライドを式 (式中、R1とXは前記と同意義を有し、Halはハロゲン
原子である。) の化合物と反応させる。
化合物(II)を化合物(III)と反応させた後、又は、
化合物(IV)を化合物(V)と反応させた後、新規な陽
イオン性化合物を反応媒体から遊離し、乾燥することが
できる。必要に応じ、式(I)の陽イオン性化合物にお
いて、陰イオンAn は常法により法の陰イオンで置換え
ることができる。
この新規化合物は、また、直接に、反応混合物を濃縮し
た後、液状市販用組成物にすることができ、或は、これ
は粉末状、又は粒状組成物として用いることができる。
式Iの新規な陽イオン性化合物は諸材料の染色用、又
は、バインダー、及び、必要に応じ、溶剤の助けによ
る、捺染用の染料として用いられる。この諸材料として
は、陽イオン性染料で染色し得る材料、例えば、有利に
は、アクリロニトリルのホモポリマー、又はコポリマ
ー、又は、合成ポリアミド、又はポリエステル(酸基で
変成された)からなる織物材料である。染色は好ましく
は、水性、中性又は酸性媒体中で吸尽法で、常圧又は加
圧下で行う、或いは連続法で行う。織物材料は種々な形
であることができ、例えば、繊維、フィラメント、織
物、編物、反物、仕上げ製品、例えば、シャツ、セータ
ーがある。
この染料を用いることにより非常に良好な全面的堅牢性
を有する均一な青緑色(turquoise)の染色又は捺染を
得ることができる。
更に、この新規な陽イオン性染料は、また、天然、又は
再生セルロース材料、特に、綿及びビスコース、を染色
又は捺染するのに用いることができる。この場合にもま
た、強い青緑色の染色物が得られる。この新規な染料は
これら織物材料に対し、良好な親和性、良好な吸尽度を
有し、得られた染色物は非常に良好な堅牢性、特に、湿
潤堅牢性を有する。
更に好適な、式(I)の新規な陽イオン性染料の使用
は、凡ての種類の紙、特に、漂白した、サイズしない、
又はサイズした、リグニンの無い紙の染色である。最も
特には、これらの染料は非サイズ紙(テイッシユー)の
染色に適している。これはこの染料がこの基剤に対し非
常な親和性をもっているからである。
この新規化合物はこの基材に非常によく染着し、廃水は
殆んど無色である。この特徴は環境問題がらみて非常に
利点である。
かくして得られた染色物は湿潤堅牢性がある。即ち、湿
潤状態で、染色された紙を湿った白紙と接触させたと
き、しみ出しをしない。この性質は、テイッシユーにつ
いては特に好ましいものである。即ち、ティッシユーは
湿潤状態(例えば、水、アルコール、界面活性剤などで
含浸)で織物、紙などに接触し、しかも、これらを汚し
てはならないからである。
この新規な染料の、紙に対する優れた親和性、及び、非
常に早い吸尽速度は紙の連続染色に対して大変有利であ
り、また、これらはこの既知の経済的方法に対し、非常
に広い用途を可能ならしめるものである。
この新規な染料は種々の方法によって紙材料に適用でき
る、例えば、パルプ染色において、サイズ・プレスにお
いて、及びインク・ジエット法による水性インクとし
て、適用できる。
最後に、本発明の染料は、また、皮革の染色(例えば、
スプレー染色、ブラッシング、及び、デイッピング)及
び、インクの調製にも用いることができる。
本発明を下記の非限定的実施例によって説明する。部及
び%は重量による。
例 1 11.5部の次式の化合物 (x=2.1、及びy=1.1) を50℃で、50部のジメチルホルムアミド中に溶解し、次
いで、4部のジメチル硫酸をこの溶液に添加する。この
反応混合物1時間100℃に加熱し、次いで冷却して室温
とし、100部のアセトンで希釈する。
沈澱した次式の染料、 (λmax=606nm)(x=2.1、y=1.1)に水は易溶で、
紙をpH値にかゝからず、鮮明な青緑色の色合いに染色す
る。
この実施例で用いた出発物質の代りに、x=2、z及び
y=1.6、又はx=1.7及びy=1.5の同様な出発化合物
を用いることにより、同様に良好な染色性をもった染料
を得る。
式(1a)の出発物質を次のごとくしてつくる。
60部の銅フタロシアニンを25℃で350部のクロルスルホ
ン酸中に溶解し、この溶液を6時間130℃に加熱する。
この反応混合物を、次に、80℃に冷し、70部のチオニル
・クロライドで処理する。撹拌を4時間、この温度で続
けて、反応混合物を氷に注ぎ、この生成物を濾別し、水
洗する。この得られた湿ったペーストを500部の水中に
懸濁し、この懸濁物に65部の1−アミノ−3−ジメチル
アミノプロパンを添加する。この混合物を1時間60℃で
撹拌し、この沈澱物を濾過で分離し、温水で洗浄し、乾
燥する。かくして得られた化合物は式(1a)に対応する
ものである。
例3−13で用いられる出発化合物は、フタロシアニン・
スルホクロライドを適当なアミンと反応させて、対応す
る方法で得られる。
例 2 例1で用いられた式(1a)の出発化合物11.5部を80部の
水に懸濁し、この懸濁液に4部のジメチル硫酸を添加す
る。この反応混合物を1時間、25℃で撹拌し、10゜/時
の速度で55℃に加熱する。ついで、15部のギ酸を加え
る。このようにして得られた液状染料溶液は紙を染める
のに直接用いることができる。
もし、例1で用いた出発物質(1a)の代りに下記表の第
2欄に挙げてある式 の化合物の各々の等モル量を用い、4級化を第3欄に示
したアルキル化剤を用いて例1の方法で行うと、第4欄
に示す式 の化合物が得られる。この化合物は紙を、pHに関係な
く、鮮明な青緑色に染色する。
紙の上に同様に、良好な堅牢性の染色を行うことができ
る化合物は、例1−13において、その銅フタロシアニン
出発物質を対応するコバルト又はニッケル・フタロシア
ニン化合物で置換えることにより得られる。
例 14 50%の漂白松サルファイト・パルプ、及び50%の漂白ぶ
なサルファイト・パルプからなる製紙原料をホライダー
中で水を用いて叩解して、シヨッパー・リーグラー・フ
リーネスを30゜にし、固型分含量が若干2.5%を超え、
この繊維サスペンジョンを次に水で調整して固型分含量
が正確に2.5%になるようにする。
酢酸で弱酸性にされた例1の染料の1.5%水溶液5部を2
00部の繊維サスペンジョンに添加し、このバッチを約5
分間撹拌する。次に、このパルプを約500部の水で希釈
し、次に、これから、ハルプをサクションによってシー
ト形成機に供給して常法で紙シートを製造する。強い青
緑色染色物がこの紙シート上に得られる。
例 15 撹拌し乍ら、0.5gの例2と液状染料組成物を、50%漂白
松パルプと50%漂白かばパルプとから成り、SRフリーネ
スが35゜の2.5%製紙原料の200gへ添加する。次に、サ
イジングを1%樹脂サイズ溶液10gと、硫酸アルミニウ
ムの1%溶液20gとによって行い、このパルプを500gの
水で希釈する。15分間撹拌後の、この染色された紙パル
プをフィルター・ペーパー・ベースをもったシート形成
機に注ぎ、吸引する。この紙のシートをプレス中の二枚
のフィルター・ペーパーと、同じ寸法のフエルト間へ移
動させ、次いで、熱シリンダー上で約5分間、100℃で
乾燥する。かくして、明るい青緑色の染色物が紙の上に
得られる。
もし、このようにして得られた紙が水中で叩解してパル
プにされ、得られた懸濁液が、pH7ないし2で、1%の
活性塩素(原料量を基準にして)で処理すると、実際上
無色のパルプが得られる。
例 16 例2で得られた液状染色組成物10gを撹拌して、50gの非
イオン性でんぷん、及び20gのサイズ剤(ABSポリマー)
からなるサイズ・プレス溶液に入れ、原料液又は僅かに
サイズした紙を20℃で約5−7m/分の割合で、約25%の
プリント〔実験室用パダー・タイプ;ダブリュー・マチ
ス・ニーダーハスリー(W.Mathis,Niederhashi)、スイ
ス〕で染色する。この紙を染色して、均染された明るい
青緑色を得る。これは次亜塩素酸ナトリウム溶液を用い
て容易に漂白される。
例 17 10部の綿織物(漂白され、マーセル化された綿)を実験
室用ビーム染色装置中で、例1の染料0.05部を含む200
部の液(水の硬度:10゜ドイツ硬度、pH4、染液は1分間
3回転する)中で染色する。この温度を20゜から100℃
に60分かゝって上げ、次いで15分間一定に保つ。この染
料液を完全に吸尽し、強い青緑色の染色物が綿織物上に
得られる。
強い青緑色の染色物は、また、例1の染料で同じ操作
で、再生セルロース(ビスコース)織物を染色すること
によって得られる。
良好な性質の青緑色染色物は同様に、例14−17におい
て、例1の染料の代りに例3−16の各々の化合物を用い
ることによって得られる。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 [式中、 MePcは銅、コバルト、又はニッケルフタロシアニン基で
    あり、 R1は水素又はアルキルであり、 Xはアルキレンであり、 R2、R3及びR4は相互に独立に、非置換、又はヒドロキ
    シ、アルコキシ、フェニル又はアミノで置換されている
    アルキルであり、又はXがメチレン又はエチレンのとき
    は、R1及びR2が一緒になってメチレン、エチレン又はプ
    ロピレンであることができ、又は置換分R2、R3及びR4
    中の2ケ又は3ケは窒素原子と一緒になって、5員ない
    し7員の非置換又は置換複素環を形成し、この複素環は
    更に1ケ又は2ケの、O、N及びSから選ばれたヘテロ
    原子を環員として有していてもよく、そしてR2、R3及び
    R4の炭素原子数の総和は7以下であり、 An は陰イオンであり、Mは陽イオンであり、 xはyより大であり、yは0より大であり、和、x+
    y、は4、又は4より小である]のフタロシアニン化合
    物。
  2. 【請求項2】MePcが銅フタロシアニン残基である特許請
    求の範囲第1項記載のフタロシアニン化合物。
  3. 【請求項3】XがC2−C8アルキレンである特許請求の範
    囲第1項記載のフタロシアニン化合物。
  4. 【請求項4】R1が水素又はC1−C4アルキルであり、又は
    R2と一緒になったとき、Xがエチレンの場合は、エチレ
    ンであり;R2、R3及びR4は各々独立にC1−C4アルキル、C
    1−C4ヒドロキシアルキル、又はC1−C4フェニルアルキ
    ルであり、但し、好適にはこれら3つの置換分の中の1
    つのみが置換アルキル基であることが出来;或は、R2
    R3及びR4の中の2つが、その窒素原子と一緒になって、
    飽和5員又は6員複素環を形成し、この複素環は非置換
    か、又は1ケ又は2ケのC1−C4アルキル及び/又はC1
    C4ヒドロキシアルキル基で置換されており、また、更に
    O又はN原子を環員として含むことができ:又は、R2
    R1と一緒になってエチレンである特許請求の範囲第1項
    乃至第3項の何れか1項に記載のフタロシアニン化合
    物。
  5. 【請求項5】R1が水素であり、或はR2と一緒になったと
    きは、Xがエチレンの場合は、エチレンであり、R2、R3
    及びR4は各々独立にC1−C4アルキル、C1−C4ヒドロキシ
    アルキル又はベンジルであり、但し、これら三つの置換
    分の中の一つのみがヒドロキシアルキル又はベンジルで
    あることができ、又はR2はR3と一緒になってエチレンで
    あり;或は、置換分 R2、R3及びR4の中の2つはそれらが結合している窒素原
    子と一緒になって、ピロリジン、ピペリジン、又はモル
    ホリン環、又はC1−C4アルキル置換、又はC1−C4ヒドロ
    キシアルキル置換ピペラシン環を形成する特許請求の範
    囲第4項記載のフタロシアニン化合物。
  6. 【請求項6】R1が水素である特許請求の範囲第1項乃至
    第5項の何れか1項に記載のフタロシアニン化合物。
  7. 【請求項7】R2、R3及びR4は各々独立に非置換のC1−C4
    アルキルである特許請求の範囲第1項乃至第6項の何れ
    か1項に記載のフタロシアニン化合物。
  8. 【請求項8】Mが水素である特許請求の範囲第1項記載
    のフタロシアニン化合物。
  9. 【請求項9】yが1、又は1より大なる特許請求の範囲
    第1項記載のフタロシアニン化合物。
  10. 【請求項10】x−yが0.1乃至1.5である特許請求の範
    囲第1項記載のフタロシアニン化合物。
  11. 【請求項11】式 [式中、 MePcは銅、コバルト、又はニッケルフタロシアニン基で
    あり、 R1は水素又はアルキルであり、 Xはアルキレンであり、 R2、R3及びR4は相互に独立に、非置換、又はヒドロキ
    シ、アルコキシ、フェニル又はアミノで置換されている
    アルキルであり、又はXがメチレン又はエチレンのとき
    は、R1及びR2が一緒になってメチレン、エチレン又はプ
    ロピレンであることができ、又は置換分R2、R3及びR4
    中の2ケ又は3ケは窒素原子と一緒になって、5員ない
    し7員の非置換又は置換複素環を形成し、この複素環は
    更に1ケ又は2ケの、O、N及びSから選ばれたヘテロ
    原子を環員として有していてもよく、そしてR2、R3及び
    R4の炭素原子数の総和は7以下であり、 An は陰イオンであり、Mは陽イオンであり、 xはyより大であり、yは0より大であり、和、x+
    y、は4、又は4より小である]のフタロシアニン化合
    物を製造する方法において、 a)式 の化合物を式 R4−An (III) (これら式中の符号は上記で定義した意味を有する)の
    化合物で4級化するか、又は b)式 の化合物を式 (式中、Halはハロゲン原子であり、他の符号は上記で
    定義した意味を有する)の化合物と反応させることを特
    徴とする方法。
  12. 【請求項12】式 [式中、 MePcは銅、コバルト、又はニッケルフタロシアニン基で
    あり、 R1は水素又はアルキルであり、 Xはアルキレンであり、 R2、R3及びR4は相互に独立に、非置換、又はヒドロキ
    シ、アルコキシ、フェニル又はアミノで置換されている
    アルキルであり、又はXがメチレン又はエチレンのとき
    は、R1及びR2が一緒になってメチレン、エチレン又はプ
    ロピレンであることができ、又は置換分R2、R3及びR4
    中の2ケ又は3ケは窒素原子と一緒になって、5員ない
    し7員の非置換又は置換複素環を形成し、この複素環は
    更に1ケ又は2ケの、O、N及びSから選ばれたヘテロ
    原子を環員として有していてもよく、そしてR2、R3及び
    R4の炭素原子数の総和は7以下であり、 An は陰イオンであり、Mは陽イオンであり、 xはyより大であり、yは0より大であり、和、x+
    y、は4、又は4より小である]のフタロシアニン化合
    物を染料として用いることを特徴とする陽イオン染料で
    染色できる基材を染色又は捺染する方法。
  13. 【請求項13】織物材料を染色又は捺染する特許請求の
    範囲第12項記載の方法。
  14. 【請求項14】セルロース性及びポリアクリロニトリル
    材料を染色または捺染する特許請求の範囲第13項記載の
    方法。
  15. 【請求項15】紙を染色又は捺染する特許請求の範囲第
    12項記載の方法。
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