JP3058406B2 - 回転量測定装置 - Google Patents

回転量測定装置

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JP3058406B2
JP3058406B2 JP9062267A JP6226797A JP3058406B2 JP 3058406 B2 JP3058406 B2 JP 3058406B2 JP 9062267 A JP9062267 A JP 9062267A JP 6226797 A JP6226797 A JP 6226797A JP 3058406 B2 JP3058406 B2 JP 3058406B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転量測定装置に関
する。さらに詳しくは、耐環境性が優れるとともに小型
かつ軽量にして分解能が格段に向上されてなる低価格の
回転量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、誘導電動機やサーボモータあ
るいはステッピングモータなどのモータの回転軸の回転
位置や回転回数などの回転量測定のためにレゾルバやエ
ンコーダなどが用いられている。このエンコーダにおい
て分解能を上げようとすれば、回転円板が大きくなり、
現実的ではなくなる。また、レゾルバにおいて分解能を
上げようとすれば、ビット数を増加させる必要がある
が、ビット数を上げるとコストが上昇するとともに、ピ
ックアップ出力の細部安定性を確保するのが困難とな
る。かかる事情から、このレゾルバやエンコーダの分解
能はせいぜい1/4000程度であるため、高精度に位
置検出や回転回数などの回転量の測定がなし得ないとい
う欠点がある。つまり、測定された位置や回転回数など
の回転量の誤差が大きいという欠点がある。
【0003】そのため、かかるレゾルバやエンコーダを
用いて、例えば人工呼吸器に用いられるサーボモータを
制御した場合、その誤差のために呼吸補助のための空気
流量変動が大きくなるという問題がある。また、かかる
レゾルバやエンコーダを用いて刺繍機における生地の位
置決めを行っているサーボモータを制御した場合、その
誤差のために位置決めにバラツキが生じ、製品品質の低
下を招来するという問題がある。
【0004】なお、エンコーダについては、回転円板に
形成された微細なスリットに光を透過または反射させて
回転回数や回転位置などの回転量の測定をなしているた
め、そのスリットにゴミや油などが付着した場合、光の
透過または反射が妨げられて検出精度が低下するという
問題もある。つまり、耐環境性が劣るという問題もあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、耐環境性が向上
するとともに高精度に位置検出や回転回数などの回転量
の測定がなし得る回転量測定装置を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の回転量測定装置
の第1形態は、モータの回転軸の回転位置を測定する回
転量測定装置であって、測定対象の回転軸に装着された
歯車と、この歯車の歯に対向配置された磁気ユニット
と、演算処理部と、出力部とを備え、前記磁気ユニット
が、磁極が前記歯車の歯に対向させて配設された磁石
と、前記磁石と前記歯車の歯との間に、同歯車の歯のピ
ッチに対して1/4ピッチの間隔を設けて配設された2
個の磁気抵抗素子とを有し、前記歯車の歯形が、電圧信
号として正弦波状の電圧波形が出力されるように形成さ
れ、かつ歯数が回転軸1回転当たりのモータの電気的サ
イクル数の1/1を除く整数分の1とされ、前記磁気抵
抗素子が、前記歯車が回転することにより生ずる透過磁
束の変化に応じて、位相が1/4波長ずれた2つの正弦
波状の電圧信号を得るように回路構成され、前記演算処
理部が、前記2つの電圧信号をそれぞれ所定のビット数
のデジタル電圧信号に変換した後、両デジタル電圧信号
を用いて回転軸の回転位置を算出することを特徴とす
る。
【0007】 本発明の回転量測定装置の第2形態は、
モータの回転軸の回転位置を測定する回転量測定装置で
あって、測定対象の回転軸に装着された歯車と、この歯
車の歯に対向配置された磁気ユニットと、演算処理部
と、出力部とを備え、前記磁気ユニットが、磁極が前記
歯車の歯に対向させて配設された磁石と、前記磁石と前
記歯車の歯との間に、同歯車の歯のピッチに対して1/
4ピッチの間隔を設けて配設された2個の磁気抵抗素子
とを有し、前記歯車の歯形が、電圧信号として正弦波状
の電圧波形が出力されるように形成され、かつ歯数が回
転軸1回転当たりのモータの電気的サイクル数の1/1
を除く整数分の1とされ、前記磁気抵抗素子が、前記歯
車が回転することにより生ずる透過磁束の変化に応じ
て、位相が1/4波長ずれた2つの正弦波状の電圧信号
を得るように回路構成され、前記演算処理部が、前記2
つの電圧信号を用いて収束演算により下記式の右辺がゼ
ロとなるαを算出して回転軸の回転位置をそれぞれ所定
のビット数のデジタル電圧信号に変換した後、両デジタ
ル電圧信号を算出することを特徴とする。 sin(θ−α)=sinθcosα−cosθsin
α ここに、 sinθ:一方の電圧信号 cosθ:他方の電圧信号 θ:回転軸の回転位置
【0008】 本発明の回転量測定装置の第1形態およ
び第2形態においては、前記2個の磁気抵抗素子の各々
に対し、前記歯車の歯の半周期ずらした位置にさらに2
個の磁気抵抗素子を配置し、それら各2個の磁気抵抗素
子が前記2つの電圧信号の出力電圧を倍増するように回
構成されてなるのが好ましい
【0009】 本発明の回転量測定装置の第3形態は、
モータの回転軸の回転位置を測定する回転量測定装置で
あって、測定対象の回転軸に装着されたN極とS極とが
交互に形成されたリング状磁石と、このリング状磁石の
磁極に対向配置された磁気抵抗素子ブロックと、演算処
理部と、出力部とを備え、前記磁気抵抗素子ブロック
が、前記リング状磁石の交互に形成されたN極とS極に
対しそのピッチに対して1/4ピッチの間隔を設けて配
設された4個の磁気抵抗素子を有し、前記リング状磁石
の磁石数が回転軸1回転当たりのモータの電気的サイク
ル数の1/1を除く整数分の1とされ、前記磁気抵抗素
子が、前記リング状磁石が回転することにより生ずる透
過磁束の変化に応じて、位相が1/4波長ずれた2つの
正弦波状の電圧信号を得るように回路構成され、前記演
算処理部が、前記2つの電圧信号をそれぞれ所定のビッ
ト数のデジタル電圧信号に変換した後、両デジタル電圧
信号を用いて回転軸の回転位置を算出することを特徴と
する。
【0010】 本発明の回転量測定装置の第4形態は、
モータの回転軸の回転位置を測定する回転量測定装置で
あって、測定対象の回転軸に装着されたN極とS極とが
交互に形成されたリング状磁石と、このリング状磁石の
磁極に対向配置された磁気抵抗素子ブロックと、演算処
理部と、出力部とを備え、前記磁気抵抗素子ブロック
が、前記リング状磁石の交互に形成されたN極とS極に
対しそのピッチに対して1/4ピッチの間隔を設けて配
設された4個の磁気抵抗素子を有し、前記リング状磁石
の磁石数が回転軸1回転当たりのモータの電気的サイク
ル数の1/1を除く整数分の1とされ、前記磁気抵抗素
子が、前記リング状磁石が回転することにより生ずる透
過磁束の変化に応じて、位相が1/4波長ずれた2つの
正弦波状の電圧信号を得るように回路構成され、前記演
算処理部が、前記2つの電圧信号をそれぞれ所定のビッ
ト数のデジタル電圧信号に変換した後、両デジタル電圧
信号を用いて収束演算により下記式の右辺がゼロとなる
αを算出して回転軸の回転位置を算出することを特徴と
する。 sin(θ−α)=sinθcosα−cosθsin
α ここに、 sinθ:一方の電圧信号 cosθ:他方の電圧信号 θ:回転軸の回転位置
【0011】 本発明の回転量測定装置の第形態およ
び第4形態においては、前記リング状磁石がラジアル方
向にN極とS極に着磁されていてもよく、また前記リン
グ状磁石が表裏方向にN極とS極に着磁されていてもよ
【0012】 本発明の回転量測定装置の第5形態は、
モータの回転軸の回転位置を測定する回転量測定装置で
あって、測定対象の回転軸に装着された表裏方向に着磁
された歯車状磁石と、この歯車状磁石の磁極に対向配置
された磁気抵抗素子ブロックと、演算処理部と、出力部
とを備え、前記磁気抵抗素子ブロックが、前記歯車状磁
石の歯のピッチに対して1/4ピッチの間隔を設けて配
設された4個の磁気抵抗素子を有し、前記歯車状磁石の
歯数が回転軸1回転当たりのモータの電気的サイクル数
1/1を除く整数分の1とされ、前記磁気抵抗素子
が、前記歯車が回転することにより生ずる透過磁束の変
化に応じて、位相が1/4波長ずれた2つの正弦波状の
電圧信号を得るように回路構成され、前記演算処理部
が、前記2つの電圧信号をそれぞれ所定のビット数のデ
ジタル電圧信号に変換した後、両デジタル電圧信号を用
いて回転軸の回転位置を算出することを特徴とする。
【0013】 本発明の回転量測定装置の第6形態は、
モータの回転軸の回転位置測定する回転量測定装置であ
って、測定対象の回転軸に装着された表裏方向に着磁さ
れた歯車状磁石と、この歯車状磁石の磁極に対向配置さ
れた磁気抵抗素子ブロックと、演算処理部と、出力部と
を備え、前記磁気抵抗素子ブロックが、前記歯車状磁石
の歯のピッチに対して1/4ピッチの間隔を設けて配設
された4個の磁気抵抗素子を有し、前記歯車状磁石の歯
数が回転軸1回転当たりのモータの電気的サイクル数の
1/1を除く整数分の1とされ、前記磁気抵抗素子が、
前記歯車が回転することにより生ずる透過磁束の変化に
応じて、位相が1/4波長ずれた2つの正弦波状の電圧
信号を得るように回路構成され、前記演算処理部が、前
記2つの電圧信号をそれぞれ所定のビット数のデジタル
電圧信号に変換した後、両デジタル電圧信号を用いて収
束演算により下記式の右辺がゼロとなるαを算出して回
転軸の回転位置を算出することを特徴とする。 sin(θ−α)=sinθcosα−cosθsin
α ここに、 sinθ:一方の電圧信号 cosθ:他方の電圧信号 θ:回転軸の回転位置
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【作用】誘導電動機やサーボモータなどのモータの回転
軸が回転すると、磁気抵抗素子を透過する磁束密度が規
則的に変化するためその抵抗値が規則的に変化し、その
変化が電圧変化としてセンサ部により検出される。この
検出された電圧変化は演算処理部に送出される。演算処
理部はこの電圧変化により回転位置や回転回数などの回
転量を算出する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。
【0019】実施の形態1 本発明の実施の形態1の回転量測定装置A1を図1にブ
ロック図で、その電気的構成を図2に概略図でそれぞれ
示し、この回転量測定装置A1は、回転位置や回転回数
などの回転量を検出するセンサ部10と、このセンサ部
10からの信号により回転位置や回転回数などの回転量
を算出する演算処理部20および算出された回転量を出
力する出力部30を有する装置本体40とを主要構成要
素として備えてなる。
【0020】 このセンサ部10は、サーボモータなど
のモータMの出力軸の後端に軸心を一致させて装着され
た歯車11と、この歯車11に対向させて配設されてい
る磁気ユニット12とを備えてなるものとされる。ここ
で、この歯車11の歯形は、後述する磁気抵抗素子ブロ
ック15の磁気抵抗素子13により得られる電圧波形が
近似的に正弦波となるように形成されている。また、そ
の歯数はこの実施の形態1では回転軸1回転当たりの
モータMの電気的サイクル数の整数分の1とされていれ
ばよい。例えば、モータMの電気的サイクル数が50で
あれば、歯数は25(50/2)、10(50/5)と
されていればよい。
【0021】磁気ユニット12は、歯車11の歯面に磁
極を向けて配設されている永久磁石14と、この永久磁
石14の磁極の前方、つまり永久磁石14と歯車11と
の間に並列的に配設されている磁気抵抗素子ブロック1
5を構成している4個の磁気抵抗素子(以下、単に素子
という)13、すなわち第1素子13A、第2素子13
B、第3素子13C、第4素子13Dとを備えてなるも
のとされる。ここで、この素子13は、よく知られてい
るように、透過する磁束の変化に応じて電気抵抗が変化
する特性を有する素子とされる。そして、この第1ない
し第4素子13A,13B,13C,13Dは、例えば
第1および第3素子13A,13Cが歯車11の歯の山
および谷に位置するよう配設される一方、第2および第
4素子13B,13Dがそれぞれ前記第1および第3素
子13A,13Cから歯車11の1/4ピッチずれた位
置に来るよう配設されている(図3参照)。
【0022】また、この第1ないし第4素子13A,1
3B,13C,13Dは、図2に示すようなブリッジ回
路を形成するように結線されている。つまり、Ra,Rb
からなる主経路およびR1,R3からなる経路とにより構
成される第1ブリッジと、Ra,Rbからなる主経路およ
びR2,R4からなる経路とにより構成される第2ブリッ
ジが形成されるように結線されている。なお、図4中、
符号R1,R2,R3,R4はそれぞれ第1素子13A、第
2素子13B、第3素子13C、第4素子13Dの等価
抵抗を示し、符号Ra,Rbは主経路の抵抗を示し、符号
1,V2はそれぞれ第1電圧計および第2電圧計を示
し、VCCは電源電圧を示す。なお、ここでRa=Rbとさ
れている。また、検出精度の多少の低下を許容するとす
れば、第3素子13C、第4素子13Dに代えて通常の
固定抵抗を用いることもできる。
【0023】演算処理部20は、CPUを中心としてA
/D変換器、RAM、ROM、クロック、入出力インタ
ーフェースなどを備えてなるものとされる。このROM
には後述するセンサ部10により検出された電圧波形か
ら回転位置を算出するためのプログラムなどが格納され
ている。また、RAMにはセンサ部10からの検出値が
一時的に格納される。そして、この演算処理部20とセ
ンサ部10との信号の遣り取りは、入出力インターフェ
ースによりなされる。
【0024】出力部30は、例えばデジタル表示装置な
どの出力装置31とされる。
【0025】次に、かかる構成とされている回転量測定
装置A1によるサーボモータMの回転位置の検出につい
て、第1素子13Aと第3素子13Cとにより形成され
る経路と主経路とからな第1ブリッジが平衡している状
態から検出が開始されるとして説明する。
【0026】(1)サーボモータMが回転されると第1
素子13A、第2素子13B、第3素子13Cおよび第
4素子13Dと歯車11の歯との距離が変化するため、
第1素子13A、第2素子13B、第3素子13Cおよ
び第4素子13Dを透過する磁束が変化する。
【0027】(2)第1素子13A、第2素子13B、
第3素子13Cおよび第4素子13Dを透過する磁束が
変化すると、第1素子13A、第2素子13B、第3素
子13Cおよび第4素子13Dの抵抗値が変化し、第1
ブリッジの平衡がくずれ第1電圧計V1により電圧が検
知されるとともに、第2ブリッジの状態も変化し、第2
電圧計V2により検知されている電圧も変化する。
【0028】(3)この第1電圧計V1および第2電圧
計V2により検知された電圧は演算処理部20に送出さ
れる。なお、前述したように第1電圧計V1および第2
電圧計V2により検知された電圧は正弦波状の波形を呈
する(図4参照)。例えば、第1電圧計V1からの電圧
波形がsin状波形となるとすれば、第2電圧計V2
らの電圧波形はcos状波形となる。
【0029】(4)演算処理部20はセンサ部10から
入力されたアナログ電圧波形をA/D変換器によりデジ
タル値に変換しRAMに格納する。
【0030】(5)CPUはA/D変換器によりデジタ
ル値に変換されてRAMに格納されている第1電圧計V
1からの電圧波形値および第2電圧計V2からの電圧波形
値から後述する方法により回転位置や回転回数などの回
転量を算出する。この回転量の算出において、電圧波形
の1波長を8ビットにより表示するとすれば、例えば
50である場合には、この回転量測定装置A1の分
解能は、1/(50x256)=1/12800とな
る。
【0031】(6)この算出された回転位置や回転回数
などの回転量が出力部30に送出される。
【0032】(7)出力部30は入力された回転量を、
例えばデジタル表示部(図示省略)に表示する。
【0033】次に、第1電圧計V1からの電圧波形値お
よび第2電圧計V2からの電圧波形値に基づいて回転位
置を算出する方法について説明する。
【0034】よく知られた三角関数の公式より sin(θ−α)=sinθcosα−cosθsin
α という関係が得られる。また、sinθは第1電圧計V
1からの電圧波形値から既知であり、cosθは第2電
圧計V2からの電圧波形値から既知である。そこで、α
を適当な値に設定すれば、sin(θ−α)の値が求ま
る。しかして、このsin(θ−α)がゼロとなるよう
なαを収束演算により求めれば、そのαがθを与える。
つまり、回転軸の回転位置が算出される。
【0035】このように、この実施の形態1によれば磁
気ユニット12と歯車11とを組合わせるという簡単な
構成により回転位置の測定における測定精度を著しく向
上できる。また、この実施の形態1において用いられて
いる磁気抵抗素子13を透過する磁束は歯車11に多少
の汚れが生じても変化しないので、歯車11に多少の汚
れが生じても測定精度が低下することはない。すなわ
ち、この実施の形態1の回転量測定装置A1は耐環境性
に優れている。
【0036】実施の形態2 本発明の実施の形態2の回転量測定装置A2の要部を図
5および図6に示し、この実施の形態2は実施の形態1
のセンサ部10を改変してセンサ部10Aとしてなるも
のであって、このセンサ部10Aは、図5および図6に
示すように、N極とS極とを有する磁石片51をN極と
S極とが内外面、つまりラジアル方向において交互とな
るようにしてリング状にかつ回転可能に形成したリング
状磁石50と、このリング状磁石50の外周50aを臨
ませて配設されている磁気抵抗素子ブロック15とを備
えてなるものとされる。この磁気抵抗素子ブロック15
は、第1素子13A、第2素子13B、第3素子13
C、第4素子13Dとを備えてなるものとされ、そして
これらの第1素子13A、第2素子13B、第3素子1
3C、第4素子13Dは、図7に示すように、リング状
に配列された磁石片51の1ピッチに対して1/4ピッ
チにて配列されている。この実施の形態2のその余の構
成は実施の形態1と同様とされている。なお、図5およ
び図6において、符号52はこのリング状磁石50を回
転軸に嵌合させるためのボスを示し、符号53はボス5
2とリング状磁石50とを接合している接合部材を示
す。
【0037】しかして、サーボモータMなどが回転され
ると、この回転軸に嵌合されているリング状磁石50も
回転するため、第1素子13A、第2素子13B、第3
素子13C、第4素子13Dを透過する磁束が規則的に
変化し、この変化が電圧変化に変換されて実施の形態1
と同様にしてサーボモータMなどの回転量が測定され
る。
【0038】実施の形態3 本発明の実施の形態3の回転量測定装置A3の要部を図
8および図9に示し、この実施の形態3は実施の形態2
のセンサ部10Aを改変してセンサ部10Bとしてなる
ものであって、このセンサ部10Bは、図8および図9
に示すように、N極とS極とを有する磁石片61をN極
とS極とが上下面、つまり表裏方向において交互となる
ようにしてリング状にかつ回転可能に形成したリング状
磁石60と、このリング状磁石60の上面60aを臨ま
せて配設されている磁気抵抗素子ブロック15とを備え
てなるものとされる。この実施の形態3のその余の構成
および作用・効果は実施の形態2と同様とされている。
【0039】なお、図8および図9において、符号62
はリング状磁石60を回転軸に嵌合しているボスを示
し、符号63はボス62とリング状磁石60とを接合し
ている接合部材を示す。
【0040】実施の形態4 本発明の実施の形態4の回転量測定装置A4の要部を図
10および図11に示し、この実施の形態4は実施の形
態2のセンサ部10Aを改変してセンサ部10Cとして
なるものであって、そしてこのセンサ部10Cは、図1
0および図11に示すように上下方向にN極とS極とに
着磁してなる歯車70と、この歯車70の歯部71上面
を臨ませて配設されている磁気抵抗素子ブロック15と
を備えてなるものとされる。この実施の形態4のその余
の構成および作用・効果は実施の形態2と同様とされて
いる。
【0041】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
してきたが、本発明はかかる実施の形態のみに限定され
るものではなく、種々改変が可能である。例えば、実施
の形態では回転位置を検出する場合について説明してき
たが、第1電圧計V1からの電圧波形値のゼロ点をカウ
ントし、その値を適宜演算することにより回転回数も併
せて算出することができる。また、磁気ユニットを2組
とし、それらを歯車に対向配置したものとすれば、歯車
の歯の製作誤差に起因する測定誤差を減少できる。さら
に適用できるモータはサーボモータに限定されるもので
はなく、誘導電動機やステッピングモータなどの各種モ
ータとすることができる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の回転量測
定装置は、小型・軽量にして構成が簡素化されて低価格
であるにもかかわらず分解能が格段に向上し、しかも対
環境性に優れているという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の回転量測定装置のブロ
ック図である。
【図2】同測定装置の電気的構成の概略図である。
【図3】磁気抵抗素子と歯車の歯との位置関係の説明図
である。
【図4】第1ブリッジおよび第2ブリッジにより検出さ
れた電圧波形を模式図的に示したグラフである。
【図5】本発明の実施の形態2の回転量測定装置の要部
平面図である。
【図6】同側面断面図である。
【図7】同実施の形態における磁石片と磁気抵抗素子と
の位置関係の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態3の回転量測定装置の要部
平面図である。
【図9】同側面断面図である。
【図10】本発明の実施の形態4の回転量測定装置の要
部平面図である。
【図11】同側面断面図である。
【符号の説明】
10 センサ部 11 歯車 12 磁気ユニット 13 磁気抵抗素子 14 永久磁石 15 磁気抵抗素子ブロック 20 演算処理部 30 出力部 31 出力装置 40 装置本体 50,60 リング状磁石 50a 外周 60a 上面 51,61 磁石片 52,62 ボス 53,63 接合部材 70 歯車状磁石 71 歯部 A 回転量測定装置 M モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 7/00 - 7/34 G01D 5/245

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転軸の回転位置を測定する回
    転量測定装置であって、 測定対象の回転軸に装着された歯車と、この歯車の歯に
    対向配置された磁気ユニットと、演算処理部と、出力部
    とを備え、 前記磁気ユニットが、磁極が前記歯車の歯に対向させて
    配設された磁石と、前記磁石と前記歯車の歯との間に、
    同歯車の歯のピッチに対して1/4ピッチの間隔を設け
    て配設された2個の磁気抵抗素子とを有し、 前記歯車の歯形が、電圧信号として正弦波状の電圧波形
    が出力されるように形成され、かつ歯数が回転軸1回転
    当たりのモータの電気的サイクル数の1/1を除く整数
    分の1とされ、 前記磁気抵抗素子が、前記歯車が回転することにより生
    ずる透過磁束の変化に応じて、位相が1/4波長ずれた
    2つの正弦波状の電圧信号を得るように回路構成され、 前記演算処理部が、前記2つの電圧信号をそれぞれ所定
    のビット数のデジタル電圧信号に変換した後、両デジタ
    ル電圧信号を用いて回転軸の回転位置を算出することを
    特徴とする回転量測定装置。
  2. 【請求項2】 モータの回転軸の回転位置を測定する回
    転量測定装置であって、 測定対象の回転軸に装着された歯車と、この歯車の歯に
    対向配置された磁気ユニットと、演算処理部と、出力部
    とを備え、 前記磁気ユニットが、磁極が前記歯車の歯に対向させて
    配設された磁石と、前記磁石と前記歯車の歯との間に、
    同歯車の歯のピッチに対して1/4ピッチの間隔を設け
    て配設された2個の磁気抵抗素子とを有し、 前記歯車の歯形が、電圧信号として正弦波状の電圧波形
    が出力されるように形成され、かつ歯数が回転軸1回転
    当たりのモータの電気的サイクル数の1/1を除く整数
    分の1とされ、 前記磁気抵抗素子が、前記歯車が回転することにより生
    ずる透過磁束の変化に応じて、位相が1/4波長ずれた
    2つの正弦波状の電圧信号を得るように回路構成され、 前記演算処理部が、前記2つの電圧信号をそれぞれ所定
    のビット数のデジタル電圧信号に変換した後、両デジタ
    ル電圧信号を用いて収束演算により下記式の右辺がゼロ
    となるαを算出して回転軸の回転位置を算出することを
    特徴とする回転量測定装置。 sin(θ−α)=sinθcosα−cosθsin
    α ここに、 sinθ:一方の電圧信号 cosθ:他方の電圧信号 θ:回転軸の回転位置
  3. 【請求項3】 前記2個の磁気抵抗素子の各々に対し、
    前記歯車の歯の半周期ずらした位置にさらに2個の磁気
    抵抗素子を配置し、それら各2個の磁気抵抗素子が前記
    2つの電圧信号の出力電圧を倍増するように回路構成さ
    れてなることを特徴とする請求項1または2記載の回転
    量測定装置。
  4. 【請求項4】 モータの回転軸の回転位置を測定する回
    転量測定装置であって、 測定対象の回転軸に装着されたN極とS極とが交互に形
    成されたリング状磁石と、このリング状磁石の磁極に対
    向配置された磁気抵抗素子ブロックと、演算処理部と、
    出力部とを備え、 前記磁気抵抗素子ブロックが、前記リング状磁石の交互
    に形成されたN極とS極に対しそのピッチに対して1/
    4ピッチの間隔を設けて配設された4個の磁気抵抗素子
    を有し、 前記リング状磁石の磁石数が回転軸1回転当たりのモー
    タの電気的サイクル数の1/1を除く整数分の1とさ
    れ、 前記磁気抵抗素子が、前記リング状磁石が回転すること
    により生ずる透過磁束の変化に応じて、位相が1/4波
    長ずれた2つの正弦波状の電圧信号を得るように回路構
    成され、 前記演算処理部が、前記2つの電圧信号をそれぞれ所定
    のビット数のデジタル電圧信号に変換した後、両デジタ
    ル電圧信号を用いて回転軸の回転位置を算出することを
    特徴とする回転量測定装置。
  5. 【請求項5】 モータの回転軸の回転位置を測定する回
    転量測定装置であって、 測定対象の回転軸に装着されたN極とS極とが交互に形
    成されたリング状磁石と、このリング状磁石の磁極に対
    向配置された磁気抵抗素子ブロックと、演算処理部と、
    出力部とを備え、 前記磁気抵抗素子ブロックが、前記リング状磁石の交互
    に形成されたN極とS極に対しそのピッチに対して1/
    4ピッチの間隔を設けて配設された4個の磁気抵抗素子
    を有し、 前記リング状磁石の磁石数が回転軸1回転当たりのモー
    タの電気的サイクル数の1/1を除く整数分の1とさ
    れ、 前記磁気抵抗素子が、前記リング状磁石が回転すること
    により生ずる透過磁束の変化に応じて、位相が1/4波
    長ずれた2つの正弦波状の電圧信号を得るように回路構
    成され、 前記演算処理部が、前記2つの電圧信号をそれぞれ所定
    のビット数のデジタル電圧信号に変換した後、両デジタ
    ル電圧信号を用いて収束演算により下記式の右辺がゼロ
    となるαを算出して回転軸の回転位置を算出することを
    特徴とする回転量測定装置。 sin(θ−α)=sinθcosα−cosθsin
    α ここに、 sinθ:一方の電圧信号 cosθ:他方の電圧信号 θ:回転軸の回転位置
  6. 【請求項6】 前記リング状磁石がラジアル方向にN極
    とS極に着磁されてなることを特徴とする請求項4また
    は5記載の回転量測定装置。
  7. 【請求項7】 前記リング状磁石が表裏方向にN極とS
    極に着磁されてなることを特徴とする請求項4または5
    記載の回転量測定装置。
  8. 【請求項8】 モータの回転軸の回転位置を測定する回
    転量測定装置であって、 測定対象の回転軸に装着された表裏方向に着磁された歯
    車状磁石と、この歯車状磁石の磁極に対向配置された磁
    気抵抗素子ブロックと、演算処理部と、出力部とを備
    え、 前記磁気抵抗素子ブロックが、前記歯車状磁石の歯のピ
    ッチに対して1/4ピッチの間隔を設けて配設された4
    個の磁気抵抗素子を有し、 前記歯車状磁石の歯数が回転軸1回転当たりのモータの
    電気的サイクル数の1/1を除く整数分の1とされ、 前記磁気抵抗素子が、前記歯車が回転することにより生
    ずる透過磁束の変化に応じて、位相が1/4波長ずれた
    2つの正弦波状の電圧信号を得るように回路構成され、 前記演算処理部が、前記2つの電圧信号をそれぞれ所定
    のビット数のデジタル電圧信号に変換した後、両デジタ
    ル電圧信号を用いて回転軸の回転位置を算出することを
    特徴とする回転量測定装置。
  9. 【請求項9】 モータの回転軸の回転位置を測定する回
    転量測定装置であって、 測定対象の回転軸に装着された表裏方向に着磁された歯
    車状磁石と、この歯車状磁石の磁極に対向配置された磁
    気抵抗素子ブロックと、演算処理部と、出力部とを備
    え、 前記磁気抵抗素子ブロックが、前記歯車状磁石の歯のピ
    ッチに対して1/4ピッチの間隔を設けて配設された4
    個の磁気抵抗素子を有し、 前記歯車状磁石の歯数が回転軸1回転当たりのモータの
    電気的サイクル数の1/1を除く整数分の1とされ、 前記磁気抵抗素子が、前記歯車が回転することにより生
    ずる透過磁束の変化に応じて、位相が1/4波長ずれた
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    ル電圧信号を用いて収束演算により下記式の右辺がゼロ
    となるαを算出して回転軸の回転位置を算出することを
    特徴とする回転量測定装置。 sin(θ−α)=sinθcosα−cosθsin
    α ここに、 sinθ:一方の電圧信号 cosθ:他方の電圧信号 θ:回転軸の回転位置
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