JPH05280920A - 移動体移動位置検出用磁気式エンコ−ダ - Google Patents

移動体移動位置検出用磁気式エンコ−ダ

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JPH05280920A
JPH05280920A JP10346092A JP10346092A JPH05280920A JP H05280920 A JPH05280920 A JP H05280920A JP 10346092 A JP10346092 A JP 10346092A JP 10346092 A JP10346092 A JP 10346092A JP H05280920 A JPH05280920 A JP H05280920A
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magnetic
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signal
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moving
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JP10346092A
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Inventor
Toshihiro Noguchi
敏博 野口
Manabu Shiraki
白木  学
Osami Miyao
修美 宮尾
Masayuki Aisaka
政行 逢坂
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Shicoh Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Shicoh Engineering Co Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 極めて広い範囲に渡って着磁されたN極とS
極の磁極を少ない数のP(Pは2以上の整数)個形成す
るのみで、移動体移動位置検出用磁気式エンコ−ダを極
めて安価に形成できるようにすること。 【構成】 マグネットのN極とS極の磁極境界部を検出
することができる位置に移動体位置検出用磁気センサを
配設し、該移動子の移動範囲内において上記磁気センサ
から得られる出力電気信号を基に上記磁極境界部を中心
として上記マグネットのN極とS極の磁極によって得ら
れるリニアな電気出力信号波形部のみを移動体位置検出
用磁気式エンコ−ダの出力信号として利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モ−タ,揺動アクチュ
エ−タ,リニアモ−タ等のリニアアクチュエ−タなど回
転子若しくは移動子を所定の移動範囲に渡って移動させ
る場合において、その移動角検出,移動方向検出,移動
位置検出を行うための安価で性能の良い移動体移動位置
検出用磁気式エンコ−ダに関する。
【0002】また極めて高い分解能を得る場合にも、本
発明の移動体移動位置検出用磁気式エンコ−ダでは、特
にA相,B相の2相の三角関数状の位置計測信号を発生
させ、これらを電気的に処理して、より高い分解能で、
移動体(回転体,直線移動体など)の移動角検出,移動
方向検出,移動位置検出(回転角などの情報も含む)を
極めて簡単且つ安価にして尚且つ細かく精度良好に計測
できるようにした移動体移動位置検出用磁気式エンコ−
ダに関する。
【0003】
【従来技術】モ−タその他、移動アクチュエ−タなど回
転子若しくは移動子を所定の角度範囲に渡って移動させ
る場合において、その移動角検出,移動方向検出,位置
検出を行うためには、性能は悪いが安価に購入できるポ
テンショメ−タを用いるか、高価なエンコ−ダを用いる
必要がある。
【0004】ポテンショメ−タは、安価といっても高価
であり、性能も悪い。エンコ−ダは、性能の良いもの悪
いもの種々あるが、性能の良いものは非常に高価になる
欠点がある。
【0005】
【従来技術の問題点】エンコ−ダには、光学式のものと
磁気式のものがあるが、光学式は塵や埃、油などの液体
の付着により使用できない場合があるほか、寿命の面で
も種々問題が生ずる。
【0006】そうした耐環境性の悪いところで使用する
には磁気式エンコ−ダの方が望ましい。しかし、精度の
良い磁気式エンコ−ダは非常に高価であるほか、モ−タ
その他、リニアアクチュエ−タなど回転子若しくは移動
子を所定の角度範囲に渡ってしか移動させないもの等に
おいて、その移動角内において、その移動角検出,移動
方向検出,位置検出を行うためには、上記した高価な磁
気式エンコ−ダを用いるのは非常に不合理である。
【0007】一般に高価な磁気式エンコ−ダは、分解能
を向上する為には、50μmといったような微細なピッ
チで交互にN極,S極の磁極を多極着磁し、多極着磁し
たエンコ−ダ用マグネットロ−タと微細なエアギャップ
を介して磁気センサを対向配置して構成する必要があ
る。
【0008】このような磁気式エンコ−ダの場合、上記
微細な多極着磁を行うのが非常に厄介であるばかりか、
磁気センサを配置するためにエアギャップの管理が非常
に難しく極めて精度の良い磁気式エンコ−ダは製作しず
らく、高分解能の磁気式エンコ−ダはほとんど見られな
いばかりか、極めて高価になる欠点がある。
【0009】エンコ−ダについて更に説明していくと、
エンコ−ダは、通常、移動体の移動位置(例えば、回転
角)変化に伴って2相のA相,B相の矩形波信号を出力
させ、これらの波形パルス数を計測することで、極めて
容易に移動体の移動位置を求めることができるものとな
っている。
【0010】しかしながら、上記矩形波のエンコ−ダ信
号の周期により、分解能が制約されるという問題点があ
った。
【0011】ここに、エンコ−ダの分解能を上げるため
に電気的な手段を用いた方法としては、従来において
は、エンコ−ダから2相の三角波状のサイン波信号A
(A=sinθ),コサイン波信号B(B=cosθ)
を出力させて、これら2つの信号sinθ及びcosθ
をアナログ的に処理して移動体の移動位置θをより細か
く求めるようにしている。
【0012】しかしながら、かかる従来のアナログ的処
理を行うエンコ−ダは、電気的分解能処理回路が複雑に
なり、適用製品が非常に大型且つ高価になり、その適用
装置に大きな制限が加えられる問題点があり、従来のエ
ンコ−ダの普及が充分に進行しない問題点があった。
【0013】また従来のエンコ−ダは、上記の問題以外
にアナログ処理を行っているために、各種の温度特性が
悪く、また経年変化がある等種々の問題点があった。
【0014】この問題は、エンコ−ダから出てくるA
相,B相のエンコ−ダ信号をアナログ〜デジタル(A/
D)変換器によってデジタル化し、その後の電気的処理
をデジタル演算によって行うことで回避できるが、この
方法によれば、更に電気的処理回路が複雑になり、コス
トを増大し、上記した問題点を増長する欠点があった。
【0015】
【発明の課題】本発明は、極めて広い範囲に渡って着磁
されたN極とS極の磁極を少ない数の2P(Pは2以上
の整数)個形成するのみで、モ−タその他、揺動・リニ
アアクチュエ−タなど回転子若しくは移動子を所定の移
動範囲に渡って移動させる場合において、その移動角検
出,移動方向検出,移動位置検出を精度良く行うことが
できる移動体移動位置検出用磁気式エンコ−ダを極めて
安価に形成できるようにすることを課題になされたもの
である。
【0016】
【本発明の課題を達成するための手段】かかる本発明の
課題を達成するための手段は、N極,S極の磁極を隣接
して備えるマグネットと該マグネットのN極とS極の磁
極境界部を検出することができる位置に移動体位置検出
用磁気センサを配設して上記マグネットまたは移動体位
置検出用マグネットのいずれか一方を相対的移動する移
動子とし、他方を固定子とし、上記移動子を一定の移動
量の範囲に渡って往復移動できるように構成し、該移動
子の移動範囲内において上記磁気センサから得られる出
力電気信号を基に上記磁極境界部を中心として上記マグ
ネットのN極とS極の磁極によって得られるリニアな電
気出力信号波形部のみを移動体位置検出用磁気式エンコ
−ダの出力信号として利用した移動体位置検出用磁気式
エンコ−ダを提供することによって達成できる。
【0017】その他の本発明の課題は、上記磁気センサ
を第1磁気センサとしたとき、その第1磁気センサから
電気角で90度離れた位置に第2磁気センサを配置し、
該第1磁気センサ及び第2磁気センサにより移動子の移
動角θに対応してサインθ及びコサインθの電気出力信
号波形を得、上記サインθに比例する信号及びコサイン
θに比例する信号を発生するサインθ・コサインθ比例
信号発生装置を設け、該サインθ・コサインθ比例信号
発生装置から発生するサインθ及びコサインθに比例す
る2つの信号をデジタル化してア−クタンジェントを計
算して移動体の位置θを求める移動体位置計測手段を設
けた移動体移動位置検出用磁気式エンコ−ダを提供する
ことで達成できる。
【0018】特にこの課題達成手段は、2つの磁気セン
サから発生する移動体の位置信号、即ち移動体の位置θ
に対応してsinθに比例する出力信号Aと、移動体の
位置θに対応してcosθに比例する出力信号Bをそれ
ぞれデジタル化し、マイクロプロセッサ等の演算処理手
段を用いてア−クタンジェント(以下、arctanと
いう)(B/A)を計算することにより、簡素な構成で
安価且つ安定に移動体の位置θを求めることができる。
【0019】
【発明の第1実施例】図1乃至図8を参照して、本発明
の第1実施例としての非常に安価に構成できる移動体移
動位置検出用磁気エンコ−ダとしての揺動角検出用磁気
式エンコ−ダ1について説明する。
【0020】図1は本発明の第1実施例としての揺動角
検出用磁気式エンコ−ダ1の縦断面図で、図2は同揺動
角検出用磁気式エンコ−ダ1のX−X’線縦断面図で、
図3は同揺動角検出用磁気式エンコ−ダ1のY−Y’線
縦断面図で、図4は同揺動角検出用磁気式エンコ−ダ1
の底面図で、図5(a)乃至(c)は揺動子16の揺動
角の規制方法の説明図、図6(a)及び(b)は揺動角
検出用磁気センサ20の配設位置の説明図で、図7は揺
動角検出用磁気センサ20の出力電気信号31の波形図
で、図8は一例としてのエンコ−ダ信号処理回路28図
である。
【0021】この揺動角検出用磁気式エンコ−ダ1は、
図1に示すように磁性体などの適宜な材質で形成した円
筒ハウジング2の上端開口部を、中心部に透孔3を形成
した円板状蓋体4で閉じ、その下端開口部を図4に示す
ようなリ−ド線通し孔5を形成した円板状蓋体6で閉じ
ることで揺動角検出用磁気式エンコ−ダ本体7を形成す
る。
【0022】上記蓋体4の透孔3の内周部及び上記蓋体
6の上面中央部に軸受8,9を装着して、揺動角検出用
磁気式エンコ−ダ本体7の上端から上端部が突出した回
転軸10を中心部に有するマグネット揺動子11を有す
る揺動子16を回動自在に装着する。
【0023】図2に示すように回転軸10の外周には、
磁性体リング15を介して周方向に沿ってN極,S極の
磁極を有する2極のマグネット揺動子11が固設され
て、適宜角度の範囲に渡って揺動する揺動子16を形成
する。
【0024】この実施例では、マグネット揺動子11
は、隣接するN極とS極の磁極がそれぞれ周方向におい
て機械角(電気角でも同様)で180度の幅に着磁され
た2極のものを用いている。
【0025】尚、マグネット揺動子11は、径方向2極
のものを用いるが、単にこのようなマグネット揺動子1
1を形成した場合には、後記する揺動角検出用磁気セン
サ20の電気出力波形が台形波に近いものとなって表わ
れるので、揺動角検出用磁気センサ20の出力電気信号
波形31が図7に示図すようなSIN波に近いものとな
って表れるようにするためには、ラジアル異方性のもの
か、等方性のマグネットを用いるのが望ましい。
【0026】上記したように揺動角検出用磁気センサ2
0からのSIN波に近い出力電気信号31の波形が得ら
れるので、図7の比較的リニアリティのある斜線で示す
Tの範囲の部分の出力電気信号波形31を利用して、本
発明の揺動角検出用磁気式エンコ−ダ1の揺動角,揺動
方向の規制並びに揺動位置計測が容易に行える。
【0027】尚、マグネット揺動子11は、回転軸10
として磁性体のものを用いている場合には、上記磁性体
リング15を省略して接着剤を用いて直接、回転軸10
に接着することで、安価に揺動子16を形成できる。
【0028】また、回転軸10をプラスチックマグネッ
トにて形成すると共に、一体してマグネット揺動子11
をもプラスチックマグネットで形成すれば、上記磁性体
リング15が不要になるばかりか、上記マグネット揺動
子11の回転軸10への接着工程も不要になるので、揺
動子16を更に容易且つ安価に形成できて望ましい。
【0029】図1及び図2に示すように、上記マグネッ
ト揺動子11と径方向の空隙を介して対向する内筒ハウ
ジング2の内面に配線と絶縁のために、例えば0.1m
m厚のフレキシブルプリント基板などの図示しない基板
を配設して形成している。
【0030】上記マグネット揺動子11の揺動角内にお
いて当該マグネット揺動子11のN極とS極の磁極境界
部を検出することができるように、上記図示しない基板
位置に、図6の(a),(b)に示すように直接、マグ
ネット揺動子11と径方向の空隙を介して揺動角検出用
センサ20を対向配設し、この揺動角検出用マグネット
揺動子11のN極,S極の磁束の強さに応じた出力電気
信号波形31を得、この出力電気信号波形31で揺動子
16の揺動角及び揺動方向検出,揺動位置計測ができる
ようにしている。
【0031】尚、揺動角検出用磁気センサ20は、上記
マグネット揺動子11の揺動角内において当該マグネッ
ト揺動子11のN極とS極の磁極境界部を検出すること
ができる適宜な位置に配設すれば良い。
【0032】例えば、後記するプリント配線基板30の
上に揺動角検出用磁気センサ20を配設し、マグネット
揺動子11の下端部に発生するN極,S極の漏洩磁束を
検出するように構成しても良い。
【0033】尚、揺動角検出用磁気センサ20は、マグ
ネット揺動子11のN極,S極の磁束の強さに応じた電
気信号を出力するものであれば良く、ホ−ル素子,ホ−
ルIC,磁気抵抗素子など適宜なものを用いれば良く、
この実施例では安価且つ入手の容易なホ−ル素子を用い
ている。
【0034】基板に配設されたけ揺動角検出用磁気セン
サ20の端子に電気的に接続された図示しないリ−ド線
は、図4に示すように蓋体6に形成した透孔5を介して
揺動角検出用磁気式エンコ−ダ本体7の外部に導き出さ
れる。
【0035】図1において、揺動角検出用磁気式エンコ
−ダ本体7内に上記エンコ−ダ信号処理回路28を内蔵
するために、蓋体6の上面に円環状プリント配線基板3
0を適宜な手段によって配設し、該配線基板30にエン
コ−ダ信号処理回路28を塔載設置しておく。
【0036】回転軸10の端部には、Dカット状に軸方
向に延びて揺動角規制溝23を形成している。蓋体6に
形成した螺子孔21を介して下面方向から螺子22を螺
着して当該螺子22を規制溝23に臨ますことで、該規
制溝22のDカット面によって回転軸10の揺動角を規
制する。
【0037】上記した構造の揺動角検出用磁気式エンコ
−ダ1の場合、揺動角の規制を行わない場合には、2極
のマグネット揺動子11を用いていることから、約18
0度の揺動角に渡って、揺動子16が揺動できる。
【0038】しかし、図7の出力電気信号波形31の斜
線で示すTの範囲の部分のように出力電気信号波形31
のリニアリティのある部分を揺動子16の揺動角制御の
ための信号として利用する必要があり、もしもその斜線
で示すTの範囲から逸脱して揺動子16が揺動してしま
った場合には、出力電気信号波形31のリニアリティの
ある斜線で示すTの範囲の部分を揺動子16の揺動角制
御用の信号として利用できなくなり、精度良好な揺動角
検出用磁気式エンコ−ダ1を構成しえなくなるため、上
記したように揺動子16の揺動角規制手段を設けてい
る。
【0039】揺動子16の揺動角を90度(±45度)
に設定する場合の方法を、図5(a)乃至(c)を用い
て説明する。
【0040】図5に示すように、回転軸10の中心点2
4から同図(a)乃至(c)に示すようにDカット面を
少しずらして上記規制溝23を形成する。
【0041】同図(a)の場合は、揺動子16が±0度
の状態に停止している場合を示し、同図(b)の場合
は、同図(a)の状態から回転軸10が−方向に45度
揺動して、規制溝23のDカット面に螺子22と当接し
て揺動子16が−45度の状態に停止規制されている場
合を示し、同図(c)の場合は、同図(b)の状態から
回転軸10が+方向に90度揺動して、規制溝23のD
カット面に螺子22と当接して揺動子16が+45度の
状態に停止規制されている場合を示す。以上のようにし
て、揺動子16を±45度の揺動角内の揺動に規制でき
る。
【0042】図8は、エンコ−ダ信号処理回路28の一
例を示す。
【0043】図8を参照してエンコ−ダ信号処理回路2
8について説明すると、ホ−ル素子を用いた磁気センサ
20の両電源端子は、それぞれVCC,ア−ス側に接続
し、出力端子をAMP12を有する増幅回路25に接続
している。
【0044】増幅回路25の出力端子26には、図11
で示したような出力電気信号波形31が得られる。
【0045】この出力端子26は、該出力端子26から
リニアなアナログの電気信号を出力するので、これを直
接アナログのエンコ−ダ信号として用いてもよい。しか
し、この実施例では、更に後記するようにA/D変換器
14を用いることとする。
【0046】この出力端子26は、該出力端子26から
得られるリニアなアナログの電気信号をデジタル変換す
るためのA/D変換器14に接続している。
【0047】A/D変換器14の出力は、マイクロコン
ピュ−タ(マイクロプロセッサ)13に入力され、該マ
イクロコンピュ−タ13の処理によって、図示しないモ
−タ,揺動アクチュエ−タ,リニアアクチュエ−タ等の
所定の揺動角度内の揺動角,揺動方向,揺動位置計測が
判明し,マイクロコンピュ−タ13によってモ−タ,揺
動アクチュエ−タ,リニアアクチュエ−タ等の所定の揺
動角度内の揺動角,揺動方向,揺動位置制御が行える。
【0048】
【発明の第2実施例】図9は本発明の第2実施例を示す
揺動角検出用磁気式エンコ−ダ1−1で、図1のX−
X’線縦断面図で、図10はマグネット揺動子16と第
1揺動角検出用磁気センサ20及び第2揺動角検出用磁
気センサ20−1との展開図で、図11はエンコ−ダ信
号処理回路28−1のシステムブロック図で、図12は
同エンコ−ダ信号処理回路28−1に対応する内部回路
のブロック図で、図13はsinθ,cosθのエンコ
−ダ出力信号波形27である。
【0049】この第2実施例の揺動角検出用磁気式エン
コ−ダ1−1は、図1の揺動角検出用磁気式エンコ−ダ
1の磁気センサ20から機械角で90度(電気角で90
度)周方向に位置を離した内筒ハイジング2の内面の図
示しない基板に更に揺動角検出用磁気センサ20−1を
設ける。
【0050】この2つの磁気センサ20,20−1から
の出力は、サイン波状のそれぞれA相,B相を形成する
sinθ,cosθに比例したアナログのエンコ−ダ出
力信号(図13に示すsinθ,cosθのエンコ−ダ
出力信号波形27である)A,Bを図8のAMP12の
端子26、即ち、図12のAMP12−1,12−2の
出力端子26−1,26−2から出力する。
【0051】このような揺動角検出用磁気式エンコ−ダ
1−1のアナログのエンコ−ダ出力信号をデジタル化し
て、ア−クタンジェント(以下、arctanという)
を計算して揺動角検出用磁気式エンコ−ダ1−1の位置
θを求めるシングルチップ(ワンチップ)マイクロプロ
セッサ17を設ける。
【0052】上記エンコ−ダ出力信号A,Bを入力比較
してアップ・ダウン(U/D)信号を生成するコンパレ
−タ及びU/D(アップ・ダウン)信号生成回路18を
設ける。
【0053】該コンパレ−タ及びU/D信号生成回路1
8から出力される信号をアップ・ダウンカウントしたカ
ウンタ信号を上記シングルチップマイクロプロセッサ1
7に出力するU/D(アップ・ダウン)カウンタ19
と、通信用バッファIC38及び電源装置32を設け
る。
【0054】尚、これらのほかシングルチップマイクロ
プロセッサ17の周囲には、図示しない水晶発振器、コ
ンデンサ、抵抗などの幾つかの部品が配設されている。
【0055】図11及び図12を参照して、揺動角検出
用磁気式エンコ−ダ1−1の磁気センサ20,20−1
からは、それぞれA相,B相のアナログのエンコ−ダ出
力信号をなす源のエンコ−ダ出力信号29−a,29−
bが出力されて、当該揺動角検出用磁気式エンコ−ダ1
−1内のAMP12−1,AMP12−2に入力され
る。
【0056】上記A相,B相のエンコ−ダ出力信号29
−a,29−bは、各々AMP12−1,AMP12−
2によって増幅されて、次式で示すsin信号A及びc
os信号B A=k・cosθ (1) B=k・sinθ (2) 但し、k:定数 を形成する。
【0057】これら式(1)及び(2)に示すエンコ−
ダ出力信号A,Bは、シングルチップマイクロプロセッ
サ17のA/D変換入力端子に出力されデジタル変換さ
れて、当該マイクロプロセッサ17によってデジタル値
(整数)として取り込まれる。
【0058】上記シングルチップマイクロプロセッサ1
7は、上記揺動角検出用磁気式エンコ−ダ1−1からの
A相,B相のエンコ−ダ信号、即ち、sinθ及びco
sθのエンコ−ダ信号をアナログ入力端A・Iから入力
し、それにに比例するデジタル化された2つの信号から
arctanを計算して揺動角検出用磁気式エンコ−ダ
1−1の揺動位置θを求める揺動体位置計測手段であ
る。
【0059】上式(1)及び(2)より、揺動位置θを
次式で求める。
【0060】 B/A=sinθ/cosθ=tanθ (3)
【0061】上式(3)より、 θ=arctan(B/A) (4)
【0062】上式(4)より、揺動子16の揺動位置θ
は、極めて容易に求めることができる。
【0063】尚、式(4)において、arctanは、
関数ア−クタンジェントを示している。
【0064】ここで、シングルチップマイクロプロセッ
サ17は、上式(4)によって揺動位置θを求めるに当
たって、当該マイクロプロセッサ17内に取り込まれた
上記エンコ−ダ出力信号A,Bを0(零)による除算を
防ぐためためと、除算結果のけたずれを防止して計算精
度の向上を測るため、テ−ブルサイズを減少させて、エ
ンコ−ダ出力信号A,Bの符号と大小関係により、分類
分けが簡単なように以下に示すように8種類の場合に分
け、揺動子16の揺動位置θを求めるように演算を行っ
ている。
【0065】 信号A>0,信号B>0,|A |> |B | のとき θ=arctan(|B |/ |A | ) (5) 信号A>0,信号B>0,|A |< |B | のとき θ=90゜−arctan(|A |/ |B | ) (6) 信号A<0,信号B>0,|A |< |B | のとき θ=90゜+arctan(|A |/ |B | ) (7) 信号A<0,信号B>0,|A |> |B | のとき θ=180゜−arctan(|B |/ |A | ) (8) 信号A<0,信号B>0,|A |> |B | のとき θ=180゜+arctan(|B |/ |A | ) (9) 信号A<0,信号B<0,|A |< |B | のとき θ=270゜−arctan(|A |/ |B | ) (10) 信号A>0,信号B<0,|A |< |B | のとき θ=270゜+arctan(|A |/ |B | ) (11) 信号A>0,信号B<0,|A |> |B | のとき θ=360゜−arctan(|B |/ |A | ) (12)
【0066】尚、加減算,絶対値の演算,符号無し整数
の除算等は、現在、容易に利用できる16ビットのマイ
クロプロセッサでは、基本命令として予め組み込まれて
いるため、極めて高速に演算できる。
【0067】またarctanの演算は、数値計算を行
うと、計算時間を多く費やすので、表を引くことで行う
と便宜である。
【0068】上記方法を用いれば、0゜から45゜まで
のarctan表のみを用意すればよく、かかる表を格
納するためのメモリスペ−スも節約できて有用である。
【0069】このテ−ブルは、処理手段を規定するプロ
グラムと共に、シングルチップマイクロプロセッサ17
内のリ−ドオンメモリ(尚、使用するマイクロプロセッ
サによっては、この外部に配置することも可能である)
に格納している。
【0070】また揺動角検出用磁気式エンコ−ダ1−1
のエンコ−ダ出力信号A及びBは、アンプ回路AMP1
2−1,AMP12−2を介してコンパレ−タ及びU/
D信号生成回路18にも出力される。
【0071】まずそれぞれのA相,B相のエンコ−ダ出
力信号A,Bは、当該コンパレ−タ及びU/D信号生成
回路18内のコンパレ−タ回路33−1,33−2に入
力される。
【0072】ここで、アナログ信号である揺動角検出用
磁気式エンコ−ダ1−1のA相,B相のエンコ−ダ出力
信号A,Bは、2値信号E,Fに変換される。
【0073】該信号E,Fは、それぞれU/D信号生成
回路34に出力される。
【0074】U/D信号生成回路34を経た信号E,F
は、アップ(UP)パルス信号G,ダウン(DN)パル
ス信号Hに変換される。
【0075】ここで、UPパルス信号G,DNパルス信
号Hは、共にコンパレ−タ回路33−1,33−2の出
力信号E,Fの立ち上がり,立ち下がりを検出している
が、UPパルス信号Gは、揺動角検出用磁気式エンコ−
ダ1−1がCW(時計)方向に回転している時のみ出力
され、DNパルス信号Hは、揺動角検出用磁気式エンコ
−ダ1がCCW(反時計)方向に回転している時のみ出
力されるように当該U/D信号生成回路34を設定して
いる。
【0076】ここで、コンパレ−タ回路33−1,33
−2の出力信号E,Fの立ち上がりから立ち下がりま
で、あるいは立ち下がりから立ち上がり迄の周期tは、
揺動角検出用磁気式エンコ−ダ1−1の出力信号A,B
の一周期に一致しているため、UPパルス信号G及びD
Nパルス信号HをU/Dカウンタ19によってカウント
することにより、図13のk・sinθ,k・cosθ
のエンコ−ダ出力信号波形(図7の出力電気信号波形3
1に該当する)27に示すようにその上位桁(位置θの
一周期tに対する1カウント)を知ることができる。
【0077】U/Dカウンタ19のカウンタ信号は、シ
ングルチップマイクロプロセッサ17の入力ポートを介
して、このシングルチップマイクロプロセッサ17によ
って、上式(1)〜(12)に示した揺動体の位置θの
位置計測方法により求めた揺動子16の揺動位置θ値と
合成する。
【0078】尚、1周期に対する1カウントの不一致
は、カウンタを2倍にするなどして公知の同じところで
カウントするように補正するなどの手段にて精度良好に
して尚且つ高分解能の位置計測信号を得ることができ
る。
【0079】尚、計測結果を外部に出力伝達させる方法
は、種々のものが考えられるので、適宜なものを採用す
れば良い。
【0080】この実施例では、信号線の本数の少ないシ
リアル転送方式を採用している。これは、多数のビット
で構成される揺動子16の揺動位置θを表す2進数値を
1本のケ−ブル上に1ビットづつ順次送り出す方式であ
り、シングルチップマイクロプロセッサ17には、この
ための機能が予め内蔵されていることが多いことによ
る。
【0081】例えば、この実施例では、長距離用の転送
用に一般的に採用されているバッファ35内のラインド
ライバ36,ラインレシ−バ37を使用して位置デ−タ
が欲しいときに位置デ−タ要求信号38a,38bをシ
ングルチップマイクロプロセッサ17に出力して当該マ
イクロプロセッサ17から位置デ−タを受け取るという
方法を採用する。
【0082】ラインレシ−バ37に入力された位置デ−
タ要求信号38a,38bは、ラインレシ−バ37を介
したデ−タ要求信号Cとなってシングルチップマイクロ
プロセッサ17のシリアル入力端子IRTに入力され
る。
【0083】上記デ−タ要求信号Cによってラッチされ
た位置デ−タは、マイクロプロセッサ17を介して、そ
のシリアル出力端子S・Dからシリアルデ−タラインD
によってバッファ35のラインドライバ36を通してエ
ンコ−ダ計測位置信号39a,39bを、例えばモ−
タ,揺動アクチュエ−タ,リニアアクチュエ−タ等の制
御回路やエンコ−ダの図示しない揺動位置表示部に出力
する。
【0084】尚、32はコンパレ−タ回路33−1,3
3−2及びU/D生成信号回路34,U/Dカウンタ1
9及びバッファ35に電源を供給する為の電源装置であ
る。
【0085】
【発明の第3実施例】図14は、移動体位置検出用リニ
ア磁気式エンコ−ダ1−2の場合の概略説明図で、等し
い幅のN極,S極の磁極を隣接して形成した長板状のマ
グネット移動子16−1と空隙を介して、上記移動体移
動位置検出用磁気センサ20−2を上記マグネット移動
子16−1のN極とS極の磁極境界部と対向位置に配置
する。
【0086】相対的移動する上記マグネット移動子16
−1または移動体移動位置検出用磁気センサ20−2の
いずれか一方を移動子とし、他方を固定側に配置し、い
ずれか一方を矢印方向に往復移動させる。
【0087】これにより、上記揺動角検出用磁気式エン
コ−ダ1,1−1同様にエンコ−ダ信号を得ることがで
きる。
【0088】尚、この移動体位置検出用リニア磁気式エ
ンコ−ダ1−2の場合にも、移動子が一定の範囲に渡っ
てしか往復移動できないような図示しない移動規制用ス
トッパ手段を設ける。
【0089】
【作用】第1実施例の場合の揺動角検出用磁気式エンコ
−ダ1の作用を説明すると、斜線で示すTの範囲に渡っ
てマグネット揺動子16を揺動させると揺動角検出用磁
気センサ22の出力端子から図11で示したような出力
電気信号波形31が得られるので、斜線で示すTの範囲
のリニアなアナログの電気信号、すなわち出力電気信号
波形31をA/D変換器14で、デジタル信号に直し、
エンコ−ダ信号を得る。
【0090】A/D変換器14の出力であるエンコ−ダ
信号をマイクロコンピュ−タ13の処理によって、図示
しないモ−タ,揺動アクチュエ−タの所定の揺動角度内
の揺動角,揺動方向,揺動位置計測が判明するので、マ
イクロコンピュ−タ13によってモ−タ,揺動アクチュ
エ−タの所定の揺動角度内の揺動角,揺動方向,揺動位
置制御が行える。
【0091】本発明の第2実施例の揺動角検出用磁気式
エンコ−ダ1−1の作用を説明すると、揺動子16の揺
動位置θに応じて次式のように変化するエンコ−ダ出力
信号A,B A=k・cosθ (1) B=k・sinθ (2) 但し、k:定数 より、位置θは次式で求めることができる。
【0092】 B/A=sinθ/cosθ=tanθ (3)
【0093】上式(3)より、 θ=arctan(B/A) (4)
【0094】上式(4)より、揺動子16の揺動位置θ
は、arctanを適宜な装置により計算することで、
極めて容易に求めることができる。
【0095】尚、式(4)において、arctanは、
関数ア−クタンジェント(tanの逆関数)を示してい
る。
【0096】実際の実施例における演算は、0による除
算を防ぐためと、テ−ブルサイズを減少させるため、エ
ンコ−ダ出力信号A,Bの符号と大小関係により、8種
類の場合に分け、それぞれ異なる計算式により、上式
(4)の計算を行っている。
【0097】またarctan(B/A)の計算は、マ
イクロプロセッサ17を用いることで、安価且つ容易に
行うことが可能である。
【0098】更にまた、A/D変換器やプログラム格納
用のメモリ−、計算結果の通信機能などを1つのチップ
に内蔵したマイクロプロセッサ17を用いることで、少
ない部品点数で、上記機能を実現させることが可能であ
り、機器の小型化、コストダウン可能である。
【0099】
【発明の効果】上記から明らかなように、本発明の移動
体移動位置検出用磁気式エンコ−ダによれば、極めて広
い範囲に渡って着磁されたN極とS極の磁極を少ない数
の2P(Pは2以上の整数)個形成するのみで、モ−タ
その他、揺動・リニアアクチュエ−タなど回転子,揺動
子若しくは移動子を所定の移動範囲に渡って移動させる
場合において、その移動角検出,移動方向検出,移動位
置検出を精度良く行うことができる移動体移動位置検出
用磁気式エンコ−ダを極めて容易且つ安価に形成できる
ので、装置の小型化,コストの低減が可能となる。
【0100】また揺動角検出用磁気式エンコ−ダ位置計
測信号処理は、大部分がデジタルで行われるため、調整
が極めて容易であり、極めて信頼性の高いものを得るこ
とができる効果がある。
【0101】尚、本発明の場合、N極,S極の磁極を有
するマグネット側または磁気センサのいずれか一方を移
動側とし、他方を固定側に配置すれば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例としての揺動角検出用磁
気式エンコ−ダの縦断面図である。
【図2】 同揺動角検出用磁気式エンコ−ダのX−X’
線縦断面図である。
【図3】 同揺動角検出用磁気式エンコ−ダのY−Y’
線縦断面図である。
【図4】 同揺動角検出用磁気式エンコ−ダの底面図で
ある。
【図5】 揺動子の移動角の規制方法の説明図である。
【図6】 移動角検出用磁気センサの配設位置の説明図
である。
【図7】 移動角検出用磁気センサの出力電気信号波形
図である。
【図8】 エンコ−ダ信号処理回路図である。
【図9】 本発明の第2実施例を示す揺動角検出用磁気
式エンコ−ダの図1におけるX−X’線部における縦断
面図である。
【図10】 マグネット揺動子と第1揺動角検出用磁気
センサ及び第2揺動角検出用磁気センサとの展開図であ
る。
【図11】 エンコ−ダ信号処理回路のシステムブロッ
ク図である。
【図12】 同エンコ−ダ信号処理回路に対応する内部
回路のブロック図である。
【図13】 sinθ,cosθのエンコ−ダ出力信号
波形である。
【図14】 移動体移動位置検出用リニア磁気式エンコ
−ダの説明図である。
【符号の説明】
1,1−1 揺動角検出用磁気式エンコ−ダ 1−2 移動体位置検出用リニア磁気式エンコ−ダ 2 円筒ハウジング 3 透孔 4 円板状蓋体 5 リ−ド線通し孔 6 円板状蓋体 7 揺動角検出用磁気式エンコ−ダ本体 8,9 軸受 10 回転軸 11 マグネット揺動子 12,12−1,12−2 AMP 13 マイクロコンピュ−タ(マイクロプロセッサ) 14 A/D変換器 15 磁性体リング 16 揺動子 16−1 マグネット移動子 17 シングルチップマイクロプロセッサ 18 コンパレ−タ及びU/D(アップ・ダウン)信号
生成回路 19 U/D(アップ・ダウン)カウンタ 20,20−1 揺動角検出用磁気センサ 20−2 移動体位置検出用磁気センサ 21 螺子孔 22 螺子 23 揺動角規制溝 24 中心点 25 増幅回路 26,26−1,26−2 出力端子 27 エンコ−ダ出力信号波形 28,28−1 エンコ−ダ信号処理回路 29−a,29−b エンコ−ダ出力信号 30 プリント配線基板 31,31−a,31−b 出力電気信号波形 32 電源装置 33−1,33−2 コンパレ−タ回路 34 U/D信号生成回路 35 バッファ 36 ラインドライバ 37 ラインレシ−バ 38a,38b 位置デ−タ要求信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮尾 修美 神奈川県大和市中央林間4丁目9番4号 株式会社シコ−技研内 (72)発明者 逢坂 政行 神奈川県大和市中央林間4丁目9番4号 株式会社シコ−技研内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N極,S極の磁極を隣接して備えるマグ
    ネットと該マグネットのN極とS極の磁極境界部を検出
    することができる位置に移動体位置検出用磁気センサを
    配設して上記マグネットまたは移動体位置検出用マグネ
    ットのいずれか一方を相対的移動する移動子とし、他方
    を固定子とし、上記移動子を一定の移動量の範囲に渡っ
    て往復移動できるように構成し、該移動子の移動範囲内
    において上記磁気センサから得られる出力電気信号を基
    に上記磁極境界部を中心として上記マグネットのN極と
    S極の磁極によって得られるリニアな電気出力信号波形
    部のみを移動体位置検出用磁気式エンコ−ダの出力信号
    として利用した移動体位置検出用磁気式エンコ−ダ。
  2. 【請求項2】 上記磁気センサを第1磁気センサとした
    とき、その第1磁気センサから電気角で90度離れた位
    置に第2磁気センサを配置し、該第1磁気センサ及び第
    2磁気センサにより移動子の移動角θに対応してサイン
    θ及びコサインθの電気出力信号波形を得、上記サイン
    θに比例する信号及びコサインθに比例する信号を発生
    するサインθ・コサインθ比例信号発生装置を設け、該
    サインθ・コサインθ比例信号発生装置から発生するサ
    インθ及びコサインθに比例する2つの信号をデジタル
    化してア−クタンジェントを計算して移動体の位置θを
    求める移動体位置計測手段を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の移動体位置検出用磁気式エンコ−ダ。
JP10346092A 1992-03-30 1992-03-30 移動体移動位置検出用磁気式エンコ−ダ Pending JPH05280920A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997014608A1 (fr) * 1995-10-17 1997-04-24 Seiko Epson Corporation Dispositif de detection, dispositif fournissant une force d'entrainement a l'aide dudit dispositif et dispositif d'ajustement au point zero pour un detecteur de couple dans le dispositif fournissant une force d'entrainement
US7934878B2 (en) 2008-04-17 2011-05-03 Hoya Corporation Diaphragm driving device of a camera system using an interchangeable lens

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