JP2000298036A - 回転センサ - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】構造が簡単で製造コストを低減でき、回転軸の
回転変位を高分解能で検出することができる回転センサ
を提供する。 【解決手段】回転センサ1は、回転軸2に固定されその
回転軸2とともに回転するロータ3と、ロータ3に対向
して配置され、ロータ3の回転に伴う磁界の変化を検出
する磁気検出部4,5とを備えている。ロータ3は、磁
性材料を用いて円板状に形成され、その径方向の中心O
1が回転軸2の軸中心O2と異なるよう固定されてい
る。回転軸2が回転すると、ロータ3の外周面と磁気検
出部4,5との距離が変化し、磁気検出部4,5のホー
ル素子6a,6bに印加される磁界が変化する。これに
より、磁気検出部4,5の出力信号がsin波状に変化
して、その出力信号に基づいて回転軸2の回転位置が検
出される。
回転変位を高分解能で検出することができる回転センサ
を提供する。 【解決手段】回転センサ1は、回転軸2に固定されその
回転軸2とともに回転するロータ3と、ロータ3に対向
して配置され、ロータ3の回転に伴う磁界の変化を検出
する磁気検出部4,5とを備えている。ロータ3は、磁
性材料を用いて円板状に形成され、その径方向の中心O
1が回転軸2の軸中心O2と異なるよう固定されてい
る。回転軸2が回転すると、ロータ3の外周面と磁気検
出部4,5との距離が変化し、磁気検出部4,5のホー
ル素子6a,6bに印加される磁界が変化する。これに
より、磁気検出部4,5の出力信号がsin波状に変化
して、その出力信号に基づいて回転軸2の回転位置が検
出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転体の回転に伴
う磁界の変化からその回転を検出する回転センサに関す
るものである。
う磁界の変化からその回転を検出する回転センサに関す
るものである。
【0002】
【従来技術】従来、回転軸の回転位置等を検出するため
の回転センサとして、回転軸に固定されたロータ(磁性
回転体)の外周面に凸状の歯を形成し、そのロータの回
転に伴う磁界の変化をホール素子で検出するもの(特開
平6−82465号公報)や、ロータに磁極(N,S
極)を着磁し、そのロータの回転に伴う磁界の変化をホ
ール素子等の磁電変換素子で検出するもの(特開平6−
109750号公報)が知られている。このように、ホ
ール素子等の磁電変換素子を用いた回転センサでは、ロ
ータの回転速度に依存せず常に同一レベルの出力信号が
得られることから、最近ではこの種の回転センサが主に
実用化されている。
の回転センサとして、回転軸に固定されたロータ(磁性
回転体)の外周面に凸状の歯を形成し、そのロータの回
転に伴う磁界の変化をホール素子で検出するもの(特開
平6−82465号公報)や、ロータに磁極(N,S
極)を着磁し、そのロータの回転に伴う磁界の変化をホ
ール素子等の磁電変換素子で検出するもの(特開平6−
109750号公報)が知られている。このように、ホ
ール素子等の磁電変換素子を用いた回転センサでは、ロ
ータの回転速度に依存せず常に同一レベルの出力信号が
得られることから、最近ではこの種の回転センサが主に
実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ロータの外
周面に多数の歯を形成したり、ロータに磁極を着磁する
ことは、製造コストが高くなることに加え、回転センサ
の分解能を高くする場合、歯の形状及び着磁精度に製造
上のバラツキが発生し検出誤差の要因となってしまう。
周面に多数の歯を形成したり、ロータに磁極を着磁する
ことは、製造コストが高くなることに加え、回転センサ
の分解能を高くする場合、歯の形状及び着磁精度に製造
上のバラツキが発生し検出誤差の要因となってしまう。
【0004】また、回転軸の回転位置を検出する方法と
して、レゾルバ方式が知られている。この方式は、電磁
結合を利用したものであって、交流電圧を印加するため
の回路等が必要であり構造が複雑となるために、製造コ
ストが高くなり体格的にも大きくなってしまう。
して、レゾルバ方式が知られている。この方式は、電磁
結合を利用したものであって、交流電圧を印加するため
の回路等が必要であり構造が複雑となるために、製造コ
ストが高くなり体格的にも大きくなってしまう。
【0005】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、構造が簡単で製造コス
トを低減でき、回転軸の回転変位を高分解能で検出する
ことができる回転センサを提供することにある。
れたものであって、その目的は、構造が簡単で製造コス
トを低減でき、回転軸の回転変位を高分解能で検出する
ことができる回転センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、回転軸に固定され、前
記回転軸とともに回転する磁性回転体と、前記磁性回転
体に対向して配置され、磁性回転体の回転に伴う磁界の
変化を検出する磁気検出手段とを備えた回転センサにお
いて、前記磁性回転体と前記磁気検出手段との距離が前
記磁性回転体の回転に伴って変化することを要旨とす
る。
めに、請求項1に記載の発明は、回転軸に固定され、前
記回転軸とともに回転する磁性回転体と、前記磁性回転
体に対向して配置され、磁性回転体の回転に伴う磁界の
変化を検出する磁気検出手段とを備えた回転センサにお
いて、前記磁性回転体と前記磁気検出手段との距離が前
記磁性回転体の回転に伴って変化することを要旨とす
る。
【0007】請求項2に記載の発明は、回転軸に固定さ
れ、前記回転軸とともに回転する磁性回転体と、前記磁
性回転体に対向して配置され、磁性回転体の回転に伴う
磁界の変化を検出する磁気検出手段とを備えた回転セン
サにおいて、前記磁性回転体は、その径方向の中心が前
記回転軸の軸中心と異なるよう固定されることを要旨と
する。
れ、前記回転軸とともに回転する磁性回転体と、前記磁
性回転体に対向して配置され、磁性回転体の回転に伴う
磁界の変化を検出する磁気検出手段とを備えた回転セン
サにおいて、前記磁性回転体は、その径方向の中心が前
記回転軸の軸中心と異なるよう固定されることを要旨と
する。
【0008】請求項3に記載の発明は、回転軸に固定さ
れ、前記回転軸とともに回転する磁性回転体と、前記磁
性回転体に対向して配置され、磁性回転体の回転に伴う
磁界の変化を検出する磁気検出手段とを備えた回転セン
サにおいて、前記磁性回転体は、楕円形状に形成され、
その径方向の中心が前記回転軸の軸中心と一致するよう
固定されることを要旨とする。
れ、前記回転軸とともに回転する磁性回転体と、前記磁
性回転体に対向して配置され、磁性回転体の回転に伴う
磁界の変化を検出する磁気検出手段とを備えた回転セン
サにおいて、前記磁性回転体は、楕円形状に形成され、
その径方向の中心が前記回転軸の軸中心と一致するよう
固定されることを要旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一項に記載の回転センサにおいて、前記磁気検
出手段は、前記磁性回転体の周方向に所定間隔を有して
2カ所に配設されたことを要旨とする。
いずれか一項に記載の回転センサにおいて、前記磁気検
出手段は、前記磁性回転体の周方向に所定間隔を有して
2カ所に配設されたことを要旨とする。
【0010】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
磁性回転体と磁気検出手段との距離が磁性回転体の回転
に伴って変化するため、磁気検出手段に印加される磁界
が回転体の回転位置に応じて変化する。この変化を磁気
検出手段が検出することで回転軸の回転変位が高分解能
で検出される。
磁性回転体と磁気検出手段との距離が磁性回転体の回転
に伴って変化するため、磁気検出手段に印加される磁界
が回転体の回転位置に応じて変化する。この変化を磁気
検出手段が検出することで回転軸の回転変位が高分解能
で検出される。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、磁性回転
体は、その径方向の中心が回転軸の軸中心と異なるよう
固定される。従って、回転軸が回転しその回転軸ととも
に磁性回転体が回転すると、磁性回転体と前記磁性回転
体に対向して配置された磁気検出手段との距離が変化す
る。これにより、磁気検出手段に印加される磁界が変化
し検出される信号がsin波状となる。そして、この信
号の変化から回転軸の回転変位が高分解能で検出され
る。
体は、その径方向の中心が回転軸の軸中心と異なるよう
固定される。従って、回転軸が回転しその回転軸ととも
に磁性回転体が回転すると、磁性回転体と前記磁性回転
体に対向して配置された磁気検出手段との距離が変化す
る。これにより、磁気検出手段に印加される磁界が変化
し検出される信号がsin波状となる。そして、この信
号の変化から回転軸の回転変位が高分解能で検出され
る。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、磁性回転
体は、楕円形状に形成され、その径方向の中心が回転軸
の軸中心と一致するよう固定される。従って、回転軸の
回転に伴い磁性回転体と前記磁性回転体に対向して配置
された磁気検出手段との距離が変化する。これにより、
磁気検出手段に印加される磁界が変化し検出される信号
がsin波状となる。そして、この信号の変化から回転
軸の回転変位が高分解能で検出される。
体は、楕円形状に形成され、その径方向の中心が回転軸
の軸中心と一致するよう固定される。従って、回転軸の
回転に伴い磁性回転体と前記磁性回転体に対向して配置
された磁気検出手段との距離が変化する。これにより、
磁気検出手段に印加される磁界が変化し検出される信号
がsin波状となる。そして、この信号の変化から回転
軸の回転変位が高分解能で検出される。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、前記磁性
回転体の周方向に所定間隔を有して2カ所に磁気検出手
段が配設されるので、一方の検出信号に対して位相がず
れた信号が検出される。そして、位相がずれた2つの検
出信号に基づいて回転軸の絶対位置が検出される。ま
た、2つの検出信号に基づいて回転軸の絶対位置を検出
することで、磁気検出手段における温度依存性等の誤差
要因が相殺される。
回転体の周方向に所定間隔を有して2カ所に磁気検出手
段が配設されるので、一方の検出信号に対して位相がず
れた信号が検出される。そして、位相がずれた2つの検
出信号に基づいて回転軸の絶対位置が検出される。ま
た、2つの検出信号に基づいて回転軸の絶対位置を検出
することで、磁気検出手段における温度依存性等の誤差
要因が相殺される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面に従って説明する。本実施形態の回転センサ
は、パワーステアリング装置に適用されるものであっ
て、例えば、操舵補助力を発生させるための駆動モータ
の回転軸に設けられ、その回転位置を検出するものであ
る。
態を図面に従って説明する。本実施形態の回転センサ
は、パワーステアリング装置に適用されるものであっ
て、例えば、操舵補助力を発生させるための駆動モータ
の回転軸に設けられ、その回転位置を検出するものであ
る。
【0015】図1(a)は、本実施形態における回転セ
ンサ1の概略構成を示す平面図であり、図1(b)は、
図1(a)におけるA−A断面図である。図1(a),
(b)に示すように、回転センサ1は、回転軸2に固定
されたロータ3と、そのロータ3に対向して配設された
2つの磁気検出部4,5を有している。
ンサ1の概略構成を示す平面図であり、図1(b)は、
図1(a)におけるA−A断面図である。図1(a),
(b)に示すように、回転センサ1は、回転軸2に固定
されたロータ3と、そのロータ3に対向して配設された
2つの磁気検出部4,5を有している。
【0016】詳しくは、ロータ3は磁性材料を用いて円
板状に形成され、その径方向の中心O1が回転軸2の軸
中心O2と異なるように固定されている。つまり、図1
(a)に示すようにロータ3の中心O1から左方に所定
距離D(回転軸2の半径)だけオフセットさせた位置に
回転軸2の軸中心O2が位置するようにロータ3に対し
て回転軸2を固定している。また、本実施形態では、磁
気検出部4は、磁気検出部5に対してロータ3の周方向
に90°ずらした位置に配置されている。
板状に形成され、その径方向の中心O1が回転軸2の軸
中心O2と異なるように固定されている。つまり、図1
(a)に示すようにロータ3の中心O1から左方に所定
距離D(回転軸2の半径)だけオフセットさせた位置に
回転軸2の軸中心O2が位置するようにロータ3に対し
て回転軸2を固定している。また、本実施形態では、磁
気検出部4は、磁気検出部5に対してロータ3の周方向
に90°ずらした位置に配置されている。
【0017】磁気検出部4,5は、ホール素子6a,6
b、半導体チップ7a,7b及びバイアスマグネット8
a,8bを有しており、ホール素子6a,6bが半導体
チップ7a,7bを介してバイアスマグネット8a,8
bのN極側に配設されている。ただし、ホール素子6
a,6bは、半導体チップ7a,7bを介してバイアス
マグネット8a,8bのS極側に配設される構成でもよ
い。
b、半導体チップ7a,7b及びバイアスマグネット8
a,8bを有しており、ホール素子6a,6bが半導体
チップ7a,7bを介してバイアスマグネット8a,8
bのN極側に配設されている。ただし、ホール素子6
a,6bは、半導体チップ7a,7bを介してバイアス
マグネット8a,8bのS極側に配設される構成でもよ
い。
【0018】バイアスマグネット8a,8bは、ホール
素子6a,6bに印加する磁界を発生する。半導体チッ
プ7a,7bは、ホール素子6a,6bへ電流を供給す
るとともに、ホール効果によりホール素子6a,6bに
発生する電圧を増幅する。そして、磁気検出部4,5は
コントローラ10と接続され、半導体チップ7a,7b
で増幅された電圧が同コントローラ10に取り込まれる
ようになっている。
素子6a,6bに印加する磁界を発生する。半導体チッ
プ7a,7bは、ホール素子6a,6bへ電流を供給す
るとともに、ホール効果によりホール素子6a,6bに
発生する電圧を増幅する。そして、磁気検出部4,5は
コントローラ10と接続され、半導体チップ7a,7b
で増幅された電圧が同コントローラ10に取り込まれる
ようになっている。
【0019】このように、ホール素子6a,6bを用い
て磁気検出部4,5を構成することで、磁気検出部4,
5をコンパクトにすることが可能となる。また、ホール
効果によりホール素子6a,6bに発生する電圧は、回
転軸2の回転速度に依存しないため安定した出力を得る
ことができる。
て磁気検出部4,5を構成することで、磁気検出部4,
5をコンパクトにすることが可能となる。また、ホール
効果によりホール素子6a,6bに発生する電圧は、回
転軸2の回転速度に依存しないため安定した出力を得る
ことができる。
【0020】コントローラ10は、図示しないA/Dコ
ンバータと中央処理装置(CPU)等を有しており、A
/Dコンバータは磁気検出部4,5からのアナログ信号
を、サンプリング→量子化→コード化等の変換過程を経
てデジタル信号に変換し、その信号がCPUに取り込ま
れるように構成されている。そして、CPUはこの入力
信号に基づいて後述する演算を実施して、回転軸2の回
転位置が検出される。
ンバータと中央処理装置(CPU)等を有しており、A
/Dコンバータは磁気検出部4,5からのアナログ信号
を、サンプリング→量子化→コード化等の変換過程を経
てデジタル信号に変換し、その信号がCPUに取り込ま
れるように構成されている。そして、CPUはこの入力
信号に基づいて後述する演算を実施して、回転軸2の回
転位置が検出される。
【0021】このように構成された回転センサ1におい
て、駆動モータの回転軸2が回転すると、ロータ3が回
転軸2の軸中心O2を中心に回転する。このとき、磁気
検出部4のホール素子6aと、ロータ3の外周面との距
離が変化するためホール素子6aに印加される磁界が変
化する。これにより、ホール素子6aに発生する電圧が
変化して、磁気検出部4からコントローラ10に出力さ
れる信号は、ロータ3の回転角θに応じて、図2のよう
にsin波状に変化する。
て、駆動モータの回転軸2が回転すると、ロータ3が回
転軸2の軸中心O2を中心に回転する。このとき、磁気
検出部4のホール素子6aと、ロータ3の外周面との距
離が変化するためホール素子6aに印加される磁界が変
化する。これにより、ホール素子6aに発生する電圧が
変化して、磁気検出部4からコントローラ10に出力さ
れる信号は、ロータ3の回転角θに応じて、図2のよう
にsin波状に変化する。
【0022】より詳しくは、図1(a)の状態を回転角
θ=0°とし、そのときの磁気検出部4の出力を、図2
に示すように基準値「0」とした場合、その状態から図
1の時計回り方向に回転軸2が回転すると、ロータ3の
外周面とホール素子6aとの距離は、次第に近くなり回
転角θ=90°のとき最も接近する。このとき、ホール
素子6aに印加される磁界が最大となり、磁気検出部4
の出力が最大値となる。さらに、回転軸2が時計回り方
向に回転すると、ロータ3の外周面とホール素子6aと
の距離は、次第に遠くなり回転角θ=180°のとき、
回転角θ=0°のときの距離と同じになる。従って、こ
のときの磁気検出部4の出力は基準値「0」となる。引
き続き、回転軸2が時計回り方向に回転し、回転角θ=
270°となると、ロータ3の外周面とホール素子6a
との距離が最も遠くなる。このとき、ホール素子6aに
印加される磁界が最小となり、磁気検出部4の出力が最
小値となる。そして、回転軸2の回転に伴いロータ3の
外周面とホール素子6aとの距離が近くなり出力が増加
して、回転角θ=360°、即ち0°のとき基準値
「0」となる。
θ=0°とし、そのときの磁気検出部4の出力を、図2
に示すように基準値「0」とした場合、その状態から図
1の時計回り方向に回転軸2が回転すると、ロータ3の
外周面とホール素子6aとの距離は、次第に近くなり回
転角θ=90°のとき最も接近する。このとき、ホール
素子6aに印加される磁界が最大となり、磁気検出部4
の出力が最大値となる。さらに、回転軸2が時計回り方
向に回転すると、ロータ3の外周面とホール素子6aと
の距離は、次第に遠くなり回転角θ=180°のとき、
回転角θ=0°のときの距離と同じになる。従って、こ
のときの磁気検出部4の出力は基準値「0」となる。引
き続き、回転軸2が時計回り方向に回転し、回転角θ=
270°となると、ロータ3の外周面とホール素子6a
との距離が最も遠くなる。このとき、ホール素子6aに
印加される磁界が最小となり、磁気検出部4の出力が最
小値となる。そして、回転軸2の回転に伴いロータ3の
外周面とホール素子6aとの距離が近くなり出力が増加
して、回転角θ=360°、即ち0°のとき基準値
「0」となる。
【0023】一方、磁気検出部5のホール素子6bも回
転軸2の回転に応じてロータ3の外周面との距離が変化
するためホール素子6bに印加される磁界が同様に変化
する。だたし、磁気検出部5は、磁気検出部4に対して
反時計回り方向に90°ずれた位置に配置されているの
で、前述した磁気検出部4の出力に対して、90°進ん
だ信号が出力される。つまり、図3に示すように、co
s波状の信号が出力される。
転軸2の回転に応じてロータ3の外周面との距離が変化
するためホール素子6bに印加される磁界が同様に変化
する。だたし、磁気検出部5は、磁気検出部4に対して
反時計回り方向に90°ずれた位置に配置されているの
で、前述した磁気検出部4の出力に対して、90°進ん
だ信号が出力される。つまり、図3に示すように、co
s波状の信号が出力される。
【0024】因みに、回転軸2が図1(a)の状態から
反時計回り方向に回転すると、図2及び図3においてマ
イナスの回転角θ示すように、磁気検出部4の出力は基
準値「0」から減少し、磁気検出部5の出力は最大値か
ら減少する。なお、図2及び図3では、説明の便宜上、
出力信号の最大値を「1」、最小値を「−1」として示
している。
反時計回り方向に回転すると、図2及び図3においてマ
イナスの回転角θ示すように、磁気検出部4の出力は基
準値「0」から減少し、磁気検出部5の出力は最大値か
ら減少する。なお、図2及び図3では、説明の便宜上、
出力信号の最大値を「1」、最小値を「−1」として示
している。
【0025】このように回転軸2の回転角θと、磁気検
出部4の出力y1及び磁気検出部5の出力y2との関係
は、次式(1)及び(2)のようになる。 y1=sinθ … (1) y2=cosθ … (2) 従って、コントローラ10は、磁気検出部4の出力y1
及び磁気検出部5の出力y2から回転軸2の回転角θ、
即ち回転位置を求めることができる。
出部4の出力y1及び磁気検出部5の出力y2との関係
は、次式(1)及び(2)のようになる。 y1=sinθ … (1) y2=cosθ … (2) 従って、コントローラ10は、磁気検出部4の出力y1
及び磁気検出部5の出力y2から回転軸2の回転角θ、
即ち回転位置を求めることができる。
【0026】ここで、各磁気検出部4,5からの出力y
1,y2に基づいて回転軸2の回転角θを求めるための
具体例を説明する。先ず、コントローラ10は、磁気検
出部4,5の出力y1,y2を用いて次式(3)に示す
演算を行う。
1,y2に基づいて回転軸2の回転角θを求めるための
具体例を説明する。先ず、コントローラ10は、磁気検
出部4,5の出力y1,y2を用いて次式(3)に示す
演算を行う。
【0027】 y3=y1/y2=sinθ/cosθ=tanθ … (3) この式(3)の演算結果y3(tanθ)に基づく波形
は、図4に示すように、回転角θ=0〜90°と180
〜270°のとき同一波形となり、回転角θ=90〜1
80°と270〜360°のとき同一波形となる。この
ため、コントローラ10は、上記式(3)に加え、次式
に示す演算を実施する。
は、図4に示すように、回転角θ=0〜90°と180
〜270°のとき同一波形となり、回転角θ=90〜1
80°と270〜360°のとき同一波形となる。この
ため、コントローラ10は、上記式(3)に加え、次式
に示す演算を実施する。
【0028】 y4=y1−y2=sinθ−cosθ … (4) この式(4)の演算結果y4(=sinθ−cosθ)
は、図5に示すように、回転角θ=0〜45°と225
〜360°の場合に負の値となり、回転角θ=45〜2
25°の場合に正の値となる。
は、図5に示すように、回転角θ=0〜45°と225
〜360°の場合に負の値となり、回転角θ=45〜2
25°の場合に正の値となる。
【0029】従って、コントローラ10は、式(3),
(4)の演算結果y3,y4に基づいて回転軸2の回転
角θ、即ち回転位置を検出できる。また、2つの出力y
1,y2に基づいて回転軸2の絶対位置を検出すること
で、磁気検出部4,5の温度依存性等の不安定な要因が
相殺される。さらに、所定時間毎に回転軸2の絶対位置
を検出することで、回転軸2の回転速度を検出すること
が可能である。
(4)の演算結果y3,y4に基づいて回転軸2の回転
角θ、即ち回転位置を検出できる。また、2つの出力y
1,y2に基づいて回転軸2の絶対位置を検出すること
で、磁気検出部4,5の温度依存性等の不安定な要因が
相殺される。さらに、所定時間毎に回転軸2の絶対位置
を検出することで、回転軸2の回転速度を検出すること
が可能である。
【0030】なお、本実施形態では、ロータ3が磁性回
転体に相当し、磁気検出部4,5が磁気検出手段に相当
する。また、回転センサ1とコントローラ5により回転
検出装置が構成される。
転体に相当し、磁気検出部4,5が磁気検出手段に相当
する。また、回転センサ1とコントローラ5により回転
検出装置が構成される。
【0031】以上記述したように、本実施形態によれ
ば、下記のような特徴を有する。 (1)回転軸2の回転に伴いロータ3の外周面と磁気検
出部4,5との距離が変化し、これにより、磁気検出部
4,5のホール素子6a,6bに印加される磁界が変化
する。従って、磁気検出部4,5によって検出される信
号がsin波状となり、この信号変化から回転軸2の回
転変位を検出できる。回転センサ1は、ロータ3を円板
状に形成すればよく構成が簡単であるため製造上のバラ
ツキ要因を低減でき、検出誤差もない。つまり、本実施
形態の回転センサ1は、構造が簡単で製造コストを低減
でき、回転軸2の回転変位を高分解能で検出することが
できる。よって、この回転センサ1を適用することで、
パワーステアリング装置の制御精度を向上させることが
できる。
ば、下記のような特徴を有する。 (1)回転軸2の回転に伴いロータ3の外周面と磁気検
出部4,5との距離が変化し、これにより、磁気検出部
4,5のホール素子6a,6bに印加される磁界が変化
する。従って、磁気検出部4,5によって検出される信
号がsin波状となり、この信号変化から回転軸2の回
転変位を検出できる。回転センサ1は、ロータ3を円板
状に形成すればよく構成が簡単であるため製造上のバラ
ツキ要因を低減でき、検出誤差もない。つまり、本実施
形態の回転センサ1は、構造が簡単で製造コストを低減
でき、回転軸2の回転変位を高分解能で検出することが
できる。よって、この回転センサ1を適用することで、
パワーステアリング装置の制御精度を向上させることが
できる。
【0032】(2)従来技術のようにロータに磁極を着
磁したものや、ロータの外周面に多数の歯を形成した回
転センサでは、ロータの絶対位置の検出は不可能である
が、本実施形態では、既述のように2つの磁気検出部
4,5の出力y1,y2からロータ3の回転位置(絶対
位置)を高分解能で検出することができる。また、2つ
の出力y1,y2に基づいて回転軸2の絶対位置を検出
することで、磁気検出部4,5の温度依存性等の誤差要
因を相殺できる。従って、本実施形態の回転センサ1を
用いれば出力軸2の絶対位置を高精度で検出できる。ま
た、所定時間毎に出力軸2の絶対位置を検出すること
で、回転軸2の回転速度の検出も可能となる。
磁したものや、ロータの外周面に多数の歯を形成した回
転センサでは、ロータの絶対位置の検出は不可能である
が、本実施形態では、既述のように2つの磁気検出部
4,5の出力y1,y2からロータ3の回転位置(絶対
位置)を高分解能で検出することができる。また、2つ
の出力y1,y2に基づいて回転軸2の絶対位置を検出
することで、磁気検出部4,5の温度依存性等の誤差要
因を相殺できる。従って、本実施形態の回転センサ1を
用いれば出力軸2の絶対位置を高精度で検出できる。ま
た、所定時間毎に出力軸2の絶対位置を検出すること
で、回転軸2の回転速度の検出も可能となる。
【0033】(3)構成が簡単であるため、回転軸2に
合わせてロータ3を容易に形成でき、さらに磁気検出部
4、5もホール素子6a,6bを用いてコンパクトに設
計できる。従って、回転センサ1を小型化することがで
きる。
合わせてロータ3を容易に形成でき、さらに磁気検出部
4、5もホール素子6a,6bを用いてコンパクトに設
計できる。従って、回転センサ1を小型化することがで
きる。
【0034】(4)本実施形態では、磁気検出部4,5
をホール素子6a,6bを用いて構成したので、回転軸
2の回転速度に依存しない安定した出力を得ることがで
き、回転軸2の回転検出の精度を向上できる。
をホール素子6a,6bを用いて構成したので、回転軸
2の回転速度に依存しない安定した出力を得ることがで
き、回転軸2の回転検出の精度を向上できる。
【0035】尚、上記実施形態は、以下の態様で実施し
てもよい。 ○図6に示すように、楕円形状に形成されたロータ21
を回転軸2に固定した回転センサ22に具体化してもよ
い。なお、上記実施形態と同一構成については同じ符号
を付している。ロータ21は磁性材料で形成され、この
ロータ21が磁性回転体に相当する。回転センサ22で
は、ロータ21の径方向の中心Oと、回転軸2の軸中心
Oとが一致するようにロータ21が固定されている。そ
して、1つの磁気検出部4からのsin波状の出力によ
り回転軸2の回転変位が高精度で検出される。従って、
この回転センサ22も構造が簡単で製造コストを低減で
き、回転軸2の回転変位を高分解能で検出することがで
きる。
てもよい。 ○図6に示すように、楕円形状に形成されたロータ21
を回転軸2に固定した回転センサ22に具体化してもよ
い。なお、上記実施形態と同一構成については同じ符号
を付している。ロータ21は磁性材料で形成され、この
ロータ21が磁性回転体に相当する。回転センサ22で
は、ロータ21の径方向の中心Oと、回転軸2の軸中心
Oとが一致するようにロータ21が固定されている。そ
して、1つの磁気検出部4からのsin波状の出力によ
り回転軸2の回転変位が高精度で検出される。従って、
この回転センサ22も構造が簡単で製造コストを低減で
き、回転軸2の回転変位を高分解能で検出することがで
きる。
【0036】○また、上記実施形態では、2つの磁気検
出部4,5を備えるものであったが、磁気検出部の個数
に限定するものではない。例えば、2つの磁気検出部
4,5のうちいずれか一方を省略して実施してもよい。
この場合も、回転軸2の回転変位を高分解能で検出する
ことができる。また、3つの磁気検出部を用いて検出す
れば、回転軸2の回転位置をより正確に検出できる。
出部4,5を備えるものであったが、磁気検出部の個数
に限定するものではない。例えば、2つの磁気検出部
4,5のうちいずれか一方を省略して実施してもよい。
この場合も、回転軸2の回転変位を高分解能で検出する
ことができる。また、3つの磁気検出部を用いて検出す
れば、回転軸2の回転位置をより正確に検出できる。
【0037】○上記実施の形態では、磁気検出部4,5
はホール素子を備えるものであったが、これに限定する
ものではない。例えば、磁気抵抗素子などの他の磁電変
換素子を適用して具体化してもよい。この構成でも、回
転軸2の回転位置を検出できる。
はホール素子を備えるものであったが、これに限定する
ものではない。例えば、磁気抵抗素子などの他の磁電変
換素子を適用して具体化してもよい。この構成でも、回
転軸2の回転位置を検出できる。
【0038】○上記実施形態では、2つの磁気検出部
4,5は、ロータ3の回転方向に90°ずらした位置に
配置されるものであったが、これに限定するものではな
く、ロータ3の周方向に所定間隔を有して2カ所に配設
されるものであればよい。つまり、2つの位相の異なる
sin波状の信号を得ることができれば、その信号から
ロータ3の回転位置を高分解能で検出することができ
る。
4,5は、ロータ3の回転方向に90°ずらした位置に
配置されるものであったが、これに限定するものではな
く、ロータ3の周方向に所定間隔を有して2カ所に配設
されるものであればよい。つまり、2つの位相の異なる
sin波状の信号を得ることができれば、その信号から
ロータ3の回転位置を高分解能で検出することができ
る。
【0039】○上記実施形態では、2つの磁気検出部
4,5の出力y1,y2から式(3)及び式(4)を用
いて回転軸2の回転位置を算出するものであったが、こ
れに限定するものではない。例えば、式(4)に代え
て、y2−y1=cosθ−sinθの算出結果を用い
ても、回転軸2の回転位置の検出は可能である。
4,5の出力y1,y2から式(3)及び式(4)を用
いて回転軸2の回転位置を算出するものであったが、こ
れに限定するものではない。例えば、式(4)に代え
て、y2−y1=cosθ−sinθの算出結果を用い
ても、回転軸2の回転位置の検出は可能である。
【0040】また、予め試験等により回転軸2の回転角
θと各磁気検出部4,5と関係を求めておき、各磁気検
出部4,5の出力y1,y2をパラメータとするマップ
データから回転軸2の回転角θを算出するようにしても
よい。なおこの場合、そのマップデータをコントローラ
10に備えられているROM等に記憶する。このように
しても回転軸2の回転角θ、即ち回転位置を高精度で検
出できる。
θと各磁気検出部4,5と関係を求めておき、各磁気検
出部4,5の出力y1,y2をパラメータとするマップ
データから回転軸2の回転角θを算出するようにしても
よい。なおこの場合、そのマップデータをコントローラ
10に備えられているROM等に記憶する。このように
しても回転軸2の回転角θ、即ち回転位置を高精度で検
出できる。
【0041】○上記実施形態では、回転センサ1、22
は、駆動モータの回転軸2の回転変位を検出するもので
あったが、例えば、パワーステアリング装置において、
ステアリングシャフトにロータ3、21を固定して、そ
の回転変位を検出するものでもよい。また、上記実施形
態の回転センサ1,22は、自動車に限らず家電製品等
における回転体の回転変位の検出に適用してもよい。
は、駆動モータの回転軸2の回転変位を検出するもので
あったが、例えば、パワーステアリング装置において、
ステアリングシャフトにロータ3、21を固定して、そ
の回転変位を検出するものでもよい。また、上記実施形
態の回転センサ1,22は、自動車に限らず家電製品等
における回転体の回転変位の検出に適用してもよい。
【0042】さらに、上記実施形態により把握される請
求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と
共に記載する。 (イ)請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の回転
センサにおいて、前記磁気検出手段を、ホール素子を用
いて構成する。この構成によれば、回転軸の回転速度に
依存しない出力を得ることができ、回転軸の回転変位を
正確に検出できる。また、磁気検出手段をコンパクトに
でき、回転センサの小型化が可能となる。
求項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と
共に記載する。 (イ)請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の回転
センサにおいて、前記磁気検出手段を、ホール素子を用
いて構成する。この構成によれば、回転軸の回転速度に
依存しない出力を得ることができ、回転軸の回転変位を
正確に検出できる。また、磁気検出手段をコンパクトに
でき、回転センサの小型化が可能となる。
【0043】(ロ)請求項1〜請求項4のいずれか一項
に記載の回転センサを備え、その回転センサの出力信号
に基づいて回転軸の回転変位を検出する回転検出装置。
この構成によれば、回転軸の回転変位を高分解能で検出
できるので実用上好ましいものとなる。
に記載の回転センサを備え、その回転センサの出力信号
に基づいて回転軸の回転変位を検出する回転検出装置。
この構成によれば、回転軸の回転変位を高分解能で検出
できるので実用上好ましいものとなる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
3に記載の発明によれば、構造が簡単で製造コストを低
減でき、回転軸の回転変位を高分解能で検出することが
できる。
3に記載の発明によれば、構造が簡単で製造コストを低
減でき、回転軸の回転変位を高分解能で検出することが
できる。
【0045】請求項4に記載の発明によれば、簡単な構
成で回転位置の絶対位置を高精度で検出することができ
る。
成で回転位置の絶対位置を高精度で検出することができ
る。
【図1】 実施形態の回転センサを示す概略構成図。
【図2】 磁気検出部からの出力波形を説明するための
図。
図。
【図3】 磁気検出部からの出力波形を説明するための
図。
図。
【図4】 各出力から得られる演算結果を示す図。
【図5】 各出力から得られる演算結果を示す図。
【図6】 他の実施形態の回転センサを示す概略構成
図。
図。
1…回転センサ、2…回転軸、3…磁性回転体としての
ロータ、4,5…磁気検出手段としての磁気検出部、2
1…磁性回転体としてのロータ、22…回転センサ。
ロータ、4,5…磁気検出手段としての磁気検出部、2
1…磁性回転体としてのロータ、22…回転センサ。
Claims (4)
- 【請求項1】 回転軸に固定され、前記回転軸とともに
回転する磁性回転体と、前記磁性回転体に対向して配置
され、磁性回転体の回転に伴う磁界の変化を検出する磁
気検出手段とを備えた回転センサにおいて、 前記磁性回転体と前記磁気検出手段との距離が前記磁性
回転体の回転に伴って変化することを特徴とする回転セ
ンサ。 - 【請求項2】 回転軸に固定され、前記回転軸とともに
回転する磁性回転体と、前記磁性回転体に対向して配置
され、磁性回転体の回転に伴う磁界の変化を検出する磁
気検出手段とを備えた回転センサにおいて、 前記磁性回転体は、その径方向の中心が前記回転軸の軸
中心と異なるよう固定されることを特徴とする回転セン
サ。 - 【請求項3】 回転軸に固定され、前記回転軸とともに
回転する磁性回転体と、前記磁性回転体に対向して配置
され、磁性回転体の回転に伴う磁界の変化を検出する磁
気検出手段とを備えた回転センサにおいて、 前記磁性回転体は、楕円形状に形成され、その径方向の
中心が前記回転軸の軸中心と一致するよう固定されるこ
とを特徴とする回転センサ。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の回
転センサにおいて、 前記磁気検出手段は、前記磁性回転体の周方向に所定間
隔を有して2カ所に配設されたことを特徴とする回転セ
ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11107717A JP2000298036A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 回転センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11107717A JP2000298036A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 回転センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000298036A true JP2000298036A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14466170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11107717A Pending JP2000298036A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | 回転センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000298036A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003027606A1 (en) * | 2001-06-11 | 2003-04-03 | Control & Measurement Systems Co., Ltd. | Thermo electric current noncontact type two channel rotating positioning sensor |
JP2010044046A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-02-25 | Tdk Corp | 角度検出装置、及び角度検出方法 |
JP2010054495A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-03-11 | Tdk Corp | 角度検出装置、及び角度検出方法 |
-
1999
- 1999-04-15 JP JP11107717A patent/JP2000298036A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003027606A1 (en) * | 2001-06-11 | 2003-04-03 | Control & Measurement Systems Co., Ltd. | Thermo electric current noncontact type two channel rotating positioning sensor |
JP2010044046A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-02-25 | Tdk Corp | 角度検出装置、及び角度検出方法 |
JP2010054495A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-03-11 | Tdk Corp | 角度検出装置、及び角度検出方法 |
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