JP3058199B2 - プリンタの紙送り機構 - Google Patents
プリンタの紙送り機構Info
- Publication number
- JP3058199B2 JP3058199B2 JP3110224A JP11022491A JP3058199B2 JP 3058199 B2 JP3058199 B2 JP 3058199B2 JP 3110224 A JP3110224 A JP 3110224A JP 11022491 A JP11022491 A JP 11022491A JP 3058199 B2 JP3058199 B2 JP 3058199B2
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- Japan
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- platen
- gear
- paper feed
- paper
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- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタの紙送り機
構に関する。
構に関する。
【０００２】
【従来の技術】プリンタには、送り出した印字用紙の先
端を反紙送り方向に回転するプラテンとフィードローラ
との接触部に送り込んだ上、送りを阻止された印字用紙
の先端部をその後方に生じたカールによって先端部がプ
ラテンとフィードローラとの接触部に等しく当接させる
ように押圧して、印字用紙の斜行を正すようにした、い
わゆるスキュー取り機構を備えたものがある。
端を反紙送り方向に回転するプラテンとフィードローラ
との接触部に送り込んだ上、送りを阻止された印字用紙
の先端部をその後方に生じたカールによって先端部がプ
ラテンとフィードローラとの接触部に等しく当接させる
ように押圧して、印字用紙の斜行を正すようにした、い
わゆるスキュー取り機構を備えたものがある。
【０００３】ところが、この種のプリンタでは、反紙送
り方向に回転するプラテンとフィードローラの接触部に
印字用紙を送り込んでゆくと、周面の摩擦等の如何によ
っては印字用紙の先端が押戻されたり接触部に喰い込ん
でしまって、プラテンを紙送り方向に反転させた場合に
印字用紙の向きを正しく揃えることができない場合が生
じるといった不都合が生じるほか、プラテンを正転させ
たり反転させたり、あるいは給紙ローラに回転力を伝え
たり断ったりするのに複雑な機構が必要になるといった
問題を有している。
り方向に回転するプラテンとフィードローラの接触部に
印字用紙を送り込んでゆくと、周面の摩擦等の如何によ
っては印字用紙の先端が押戻されたり接触部に喰い込ん
でしまって、プラテンを紙送り方向に反転させた場合に
印字用紙の向きを正しく揃えることができない場合が生
じるといった不都合が生じるほか、プラテンを正転させ
たり反転させたり、あるいは給紙ローラに回転力を伝え
たり断ったりするのに複雑な機構が必要になるといった
問題を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
スキュー取りの操作が確実で、しかも構造簡単な新たな
プリンタの紙送り機構を提供することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
スキュー取りの操作が確実で、しかも構造簡単な新たな
プリンタの紙送り機構を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するためのプリンタの紙送り機構とし
て、給紙駆動歯車に駆動されて印字用紙をプラテンに給
送する給紙ローラと、プラテン歯車に駆動されて給送さ
れてきた印字用紙を記録書込み部へ送り込むプラテン
と、プラテンの周面に対向して桁方向に往復動するキャ
リッジとを備えたプリンタの紙送り機構において、給紙
駆動歯車及びプラテン歯車をともに軸方向に間隔をおい
て配設するとともに、駆動モータに駆動されて回転する
セレクト歯車を、給紙駆動歯車単独に、または給紙駆動
歯車及びプラテン歯車の双方に、もしくはプラテン歯車
単独にそれぞれ噛合うよう軸方向に変位可能に配設し
て、このセレクト歯車を、キャリッジの一部による押圧
作用と非押圧作用によって上記した３位置に変位させる
ように構成したものである。
ような課題を達成するためのプリンタの紙送り機構とし
て、給紙駆動歯車に駆動されて印字用紙をプラテンに給
送する給紙ローラと、プラテン歯車に駆動されて給送さ
れてきた印字用紙を記録書込み部へ送り込むプラテン
と、プラテンの周面に対向して桁方向に往復動するキャ
リッジとを備えたプリンタの紙送り機構において、給紙
駆動歯車及びプラテン歯車をともに軸方向に間隔をおい
て配設するとともに、駆動モータに駆動されて回転する
セレクト歯車を、給紙駆動歯車単独に、または給紙駆動
歯車及びプラテン歯車の双方に、もしくはプラテン歯車
単独にそれぞれ噛合うよう軸方向に変位可能に配設し
て、このセレクト歯車を、キャリッジの一部による押圧
作用と非押圧作用によって上記した３位置に変位させる
ように構成したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図面は本発明の一実施例を示したもので
ある。
いて説明する。図面は本発明の一実施例を示したもので
ある。
【０００７】図において符号６１は、常時、付勢バネ６
２により軸６３の先端方向に押圧付勢された状態で駆動
モータ５１軸上のピニオン５２と噛合って回転するセレ
クト歯車で、このセレクト歯車６１は、キャリッジ１２
に設けた突起１２ａにより最も押込まれた状態では、図
３に示したように給紙駆動歯車４３とのみ噛合う第１の
位置を占め、また中間まで押込まれた状態では、図４に
示したように給紙駆動歯車４３とプラテン歯車２１と噛
合う第２の位置を占め、さらに突起１２ａによる押圧を
解かれて付勢バネ６２により軸６３端に位置する状態の
もとでは、図５に示したようにプラテン歯車２１とのみ
噛合うように構成されている。
２により軸６３の先端方向に押圧付勢された状態で駆動
モータ５１軸上のピニオン５２と噛合って回転するセレ
クト歯車で、このセレクト歯車６１は、キャリッジ１２
に設けた突起１２ａにより最も押込まれた状態では、図
３に示したように給紙駆動歯車４３とのみ噛合う第１の
位置を占め、また中間まで押込まれた状態では、図４に
示したように給紙駆動歯車４３とプラテン歯車２１と噛
合う第２の位置を占め、さらに突起１２ａによる押圧を
解かれて付勢バネ６２により軸６３端に位置する状態の
もとでは、図５に示したようにプラテン歯車２１とのみ
噛合うように構成されている。
【０００８】なお、図中符号１はプラテン歯車２１と一
体的に回転するプラテン、３は印字用紙、３１は中間歯
車４１を介して給紙駆動歯車４３と噛合う給紙ローラ３
３と一体をなす給紙歯車、１３、１４はキャリッジ１２
の走行を案内するガイド軸、１１はキャリッジ１２に担
持された印字ヘッドをそれぞれ示している。
体的に回転するプラテン、３は印字用紙、３１は中間歯
車４１を介して給紙駆動歯車４３と噛合う給紙ローラ３
３と一体をなす給紙歯車、１３、１４はキャリッジ１２
の走行を案内するガイド軸、１１はキャリッジ１２に担
持された印字ヘッドをそれぞれ示している。
【０００９】このように構成された実施例において、は
じめに、キャリッジ１２が図の右方に移動し、図３に示
したように、その突起１２ａに押されたセレクト歯車６
１が付勢バネ６２に抗して第１の位置を占めている状態
のもとでは、給紙駆動歯車４３とのみ噛合って給紙ロー
ラ３３を給紙方向に回転させ、最上位の印字用紙３をプ
ラテン１のもとに送り出す。
じめに、キャリッジ１２が図の右方に移動し、図３に示
したように、その突起１２ａに押されたセレクト歯車６
１が付勢バネ６２に抗して第１の位置を占めている状態
のもとでは、給紙駆動歯車４３とのみ噛合って給紙ロー
ラ３３を給紙方向に回転させ、最上位の印字用紙３をプ
ラテン１のもとに送り出す。
【００１０】そして、印字用紙３の先端が、静止してい
るプラテン１とフィードローラ４との接触部に衝き当
り、その後方に撓みが付けられて、そのこしにより向き
が揃えられたらモータ５１を一旦停止させる。
るプラテン１とフィードローラ４との接触部に衝き当
り、その後方に撓みが付けられて、そのこしにより向き
が揃えられたらモータ５１を一旦停止させる。
【００１１】ついで、キャリッジ１２を図中左方に若干
移動させ、図４に示したように、セレクト歯車６１を第
２の位置に変位させ、これを給紙駆動歯車４３とプラテ
ン歯車２１のそれぞれに噛合わせ、給紙ローラ３３とプ
ラテン１を回転させて印字用紙３を印字位置の直前まで
送り込む。
移動させ、図４に示したように、セレクト歯車６１を第
２の位置に変位させ、これを給紙駆動歯車４３とプラテ
ン歯車２１のそれぞれに噛合わせ、給紙ローラ３３とプ
ラテン１を回転させて印字用紙３を印字位置の直前まで
送り込む。
【００１２】そして最後に、キャリッジ１２を図の左方
へ移動させて印字操作を開始させると、突起１２ａによ
る押圧を解かれたセレクト歯車６１は、図５に示したよ
うに、付勢ばね６２に押されて軸６３端へと摺動し、給
紙駆動歯車４３との噛合い解きプラテン歯車２１とのみ
噛み合って、プラテン１の回転により印字用紙３を一行
づつ送り出して印字作業を進めてゆく。
へ移動させて印字操作を開始させると、突起１２ａによ
る押圧を解かれたセレクト歯車６１は、図５に示したよ
うに、付勢ばね６２に押されて軸６３端へと摺動し、給
紙駆動歯車４３との噛合い解きプラテン歯車２１とのみ
噛み合って、プラテン１の回転により印字用紙３を一行
づつ送り出して印字作業を進めてゆく。
【００１３】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、駆動
モータにより駆動されて回転するセレクト歯車を、給紙
駆動歯車単独、または給紙駆動歯車及びプラテン歯車双
方、もしくはプラテン歯車単独とそれぞれ噛合うよう、
キャリッジの一部に当接させて変位させるようにしたの
で、はじめに静止しているプラテンのもとへ印字用紙を
送り出してその向きを揃え、ついで給紙ローラとプラテ
ンにより印字用紙を印字部へと送り込み、最後にプラテ
ンのみの回転により印字を行なわせるという一連の動作
を、単にキャリッジの走行制御のみにより可能となし
て、この種のスキュー取り動作を確実に行なわせると同
時に、この種の機能を有する紙送り機構を著しく簡素化
することができる。
モータにより駆動されて回転するセレクト歯車を、給紙
駆動歯車単独、または給紙駆動歯車及びプラテン歯車双
方、もしくはプラテン歯車単独とそれぞれ噛合うよう、
キャリッジの一部に当接させて変位させるようにしたの
で、はじめに静止しているプラテンのもとへ印字用紙を
送り出してその向きを揃え、ついで給紙ローラとプラテ
ンにより印字用紙を印字部へと送り込み、最後にプラテ
ンのみの回転により印字を行なわせるという一連の動作
を、単にキャリッジの走行制御のみにより可能となし
て、この種のスキュー取り動作を確実に行なわせると同
時に、この種の機能を有する紙送り機構を著しく簡素化
することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す紙送り機構の概要構成
図である。
図である。
【図２】同上機構の説明図である。
【図３】セレクト歯車の第１の位置を示した図である。
【図４】セレクト歯車の第２の位置を示した図である。
【図５】セレクト歯車の第３の位置を示した図である。
１ プラテン １２ キャリッジ １２ａ 突起 ２１ プラテン歯車 ３３ 給紙ローラ ４３ 給紙駆動歯車 ５１ 駆動モータ ６１ セレクト歯車
Claims (1)
- 【請求項１】 給紙駆動歯車に駆動されて印字用紙をプ
ラテンに給送する給紙ローラと、プラテン歯車に駆動さ
れて給送されてきた印字用紙を記録書込み部へ送り込む
上記プラテンと、上記プラテンの周面に対向して桁方向
に往復動するキャリッジとを備えたプリンタの紙送り機
構において、 上記給紙駆動歯車及びプラテン歯車をともに軸方向に間
隔をおいて配設するとともに、駆動モータに駆動されて
回転するセレクト歯車を、上記給紙駆動歯車単独と、上
記給紙駆動歯車及びプラテン歯車の双方と、上記プラテ
ン歯車単独とそれぞれ噛合うよう軸方向に変位可能に配
設して、上記セレクト歯車を、上記キャリッジの一部に
よる押圧作用と非押圧作用によって上記３位置に変位さ
せるように構成したことを特徴とするプリンタの紙送り
機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3110224A JP3058199B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | プリンタの紙送り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3110224A JP3058199B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | プリンタの紙送り機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04338567A JPH04338567A (ja) | 1992-11-25 |
| JP3058199B2 true JP3058199B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=14530236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3110224A Expired - Fee Related JP3058199B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | プリンタの紙送り機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3058199B2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP3110224A patent/JP3058199B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04338567A (ja) | 1992-11-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000322 |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421 Year of fee payment: 10 |
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