JP3058032B2 - セルフポンピング式ショックアブソーバ - Google Patents

セルフポンピング式ショックアブソーバ

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JP3058032B2
JP3058032B2 JP28134194A JP28134194A JP3058032B2 JP 3058032 B2 JP3058032 B2 JP 3058032B2 JP 28134194 A JP28134194 A JP 28134194A JP 28134194 A JP28134194 A JP 28134194A JP 3058032 B2 JP3058032 B2 JP 3058032B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバに
係り、更に詳細にはセルフポンピング式のショックアブ
ソーバに係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌のショックアブソーバの
一つとして、例えば特開昭59−159441号公報に
記載されている如く、相対的に往復動可能に互いに嵌合
し互いに共働して上室及び下室を郭定するピストン及び
シリンダと、ピストンに設けられた減衰力発生機構と、
低圧室と、上室と連通する高圧室と、ピストン及びシリ
ンダの相対運動により容積が増減されるポンプ室を備え
たポンプと、ショックアブソーバが所定量以上伸張した
ときには低圧室と上室と連通する車高調整機構とを有
し、ポンプはピストンのロッド部内に配置されたポンプ
シリンダ部材と、ポンプシリンダ部材に往復動可能に互
いに嵌合し一端にてシリンダに固定されポンプシリンダ
部材と共働してポンプ室を郭定するポンプピストンと、
低圧室よりポンプ室へ向かうオイルの流れを許容する吸
入弁と、ポンプ室より上室へ向かうオイルの流れを許容
する吐出弁とを含み、ショックアブソーバの伸び行程に
対応する吸入行程により低圧室よりポンプ室へオイルを
吸入し、ショックアブソーバの縮み行程に対応する吐出
行程によりポンプ室より上室へオイルを吐出するよう構
成されたセルフポンピング式のショックアブソーバが従
来より知られている。
【0003】かかるセルフポンピング式のショックアブ
ソーバによれば、ショックアブソーバが繰返し伸縮する
と、ポンプの吸入行程及び吐出行程も繰返し行われ、こ
れにより低圧室よりポンプを経て上室及び下室へオイル
が供給され、ショックアブソーバが漸次伸張し、ショッ
クアブソーバの伸張量が所定量になると車高調整機構に
よりショックアブソーバがそれ以上伸張することが阻止
されるので、車輌の積載荷重の増大等により車高が低下
しても、車輌の走行に伴い車輪が繰返しバウンド、リバ
ウンドする過程に於て車高を自動的に標準車高に戻すこ
とができ、従って電動ポンプ等を使用することなくショ
ックアブソーバ車高調整機能をもたせることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車輌の乗り心地性及び
操縦安定性の両立を図るためには、上述の如きセルフポ
ンピング式ショックアブソーバにも減衰力可変機構を設
けることが好ましいが、ポンプはピストンのロッド部内
に設けられているため、減衰力を増減するための制御弁
やアクチュエータをピストンのロッド部内に組込むこと
ができず、上述の公開公報にもセルフポンピング式ショ
ックアブソーバに於て減衰力を可変制御することやその
ための機構は開示されていない。
【0005】また上述の従来のセルフポンピング式ショ
ックアブソーバに於ては、ショックアブソーバの縮み行
程時に行われポンプの吐出行程に於てはポンピングの
軸力は殆ど生じないが、ョックアブソーバの伸び行程
時に行われポンプの吸入行程に於てはポンピングの軸
力が発生する。この吸入行程の軸力はポンピングが繰り
返されることにより低圧室内の圧力が漸次低下すると、
低圧室内の圧力による伸び方向への力が漸次減少するた
め、吸入行程の軸力は漸次増大し、そのためショックア
ブソーバが縮み行程より伸び行程へ移行する段階に於
ショックアブソーバの軸力の変化量が増大し、これに
より路面より車輪への入力がショックアブソーバを介し
て車体に強く伝達されることに起因して車輌の乗り心地
性が悪化するという問題がある。
【0006】かかる問題を解消するためにはポンプの駆
動回数やストロークが高い例えば悪路走行時等に於てポ
ンプの効率を低下させ、これによりポンピングによる軸
及びその変化を低減し得るよう、車輌の走行状況に応
じてポンプ効率を可変制御し、車輌の乗り心地性と車高
調整機能との両立を図ることが好ましいが、上述の公開
公報にはポンプ効率可変機構についても開示されていな
い。
【0007】本発明は、従来のセルフポンピング式ショ
ックアブソーバに於ける上述の如き問題に鑑みてなされ
たものであり、本発明の主要な課題は、ポンプ室より高
圧のオイルを高圧室へ導く高圧通路が少くともシリンダ
に対し相対変位しない部分に延在するよう構成すると共
に、高圧通路の連通度合や高圧通路と低圧通路との連通
度合を可変制御することにより、比較的簡単な構成にて
セルフポンピング式ショックアブソーバの減衰力やポン
プ効率を可変制御し、これにより車輌の乗り心地性と操
縦安定性との両立や車輌の乗り心地性と車高調整機能と
の両立を図ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の主要な課題は、本
発明によれば、相対的に往復動可能に互いに嵌合し互い
に共働して作動流体室を郭定するピストン及びシリンダ
と、前記ピストン若しくは前記シリンダに設けられた減
衰力発生機構と、低圧室と、前記作動流体室と連通する
高圧室と、前記ピストン及び前記シリンダの相対運動に
より前記低圧室より前記高圧室へ作動流体を供給するポ
ンプとを有し、前記ポンプは前記ピストンのロッド部に
設けられたポンプシリンダ孔と、一端にて前記シリンダ
に固定され前記ポンプシリンダ孔に往復動可能に嵌合し
前記ポンプシリンダ孔と共働してポンプ室を郭定するポ
ンプピストンと、前記低圧室と前記ポンプ室とを連通接
続する低圧通路手段と、前記高圧室と前記ポンプ室とを
連通接続する高圧通路手段と、前記低圧通路手段より前
記ポンプ室へ向かう作動流体の流れを許容する第一の逆
止弁と、前記ポンプ室より前記高圧通路手段へ向かう作
動流体の流れを許容する第二の逆止弁とを有するセルフ
ポンピング式ショックアブソーバに於て、前記高圧通路
手段は少なくとも前記ポンプピストンの前記一端を経て
延在しており、前記ポンプピストンの前記一端の近傍に
は前記高圧通路手段の連通度合を制御する供給制御弁が
設けられていることを特徴とするセルフポンピング式シ
ョックアブソーバ(請求項1の構成)、又は相対的に往
復動可能に互いに嵌合し互いに共働して作動流体室を郭
定するピストン及びシリンダと、前記ピストン若しくは
前記シリンダに設けられた減衰力発生機構と、低圧室
と、前記作動流体室と連通する高圧室と、前記ピストン
及び前記シリンダの相対運動により前記低圧室より前記
高圧室へ作動流体を供給するポンプとを有し、前記ポン
プは前記ピストンのロッド部に設けられたポンプシリン
ダ孔と、一端にて前記シリンダに固定され前記ポンプシ
リンダ孔に往復動可能に嵌合し前記ポンプシリンダ孔と
共働してポンプ室を郭定するポンプピストンと、前記低
圧室と前記ポンプ室とを連通接続する低圧通路手段と、
前記高圧室と前記ポンプ室とを連通接続する高圧通路手
段と、前記低圧通路手段より前記ポンプ室へ向かう作動
流体の流れを許容する第一の逆止弁と、前記ポンプ室よ
り前記高圧通路手段へ向かう作動流体の流れを許容する
第二の逆止弁とを有するセルフポンピング式ショックア
ブソーバに於て、前記高圧通路手段は少なくとも前記ポ
ンプピストンの前記一端を経て延在しており、前記ポン
プピストンの前記一端の近傍にて前記高圧通路手段と前
記低圧通路手段とを連通接続する還流通路手段と、前記
還流通路手段の連通度合を制御する還流制御弁とが設け
られていることを特徴とするセルフポンピング式ショッ
クアブソーバ(請求項2の構成)によって達成される。
【0009】
【作用】上述の請求項1の構成によれば、高圧室とポン
プ室とを連通接続する高圧通路手段は少なくともポンプ
ピストンの一端を経て延在しており、ポンプピストンの
一端の近傍には高圧通路手段の連通度合を制御する供給
制御弁が設けられているので、供給制御弁をシリンダに
より直接的に又は間接的に支持することが可能であり、
また供給制御弁によって高圧通路手段の連通度合を増減
制御することにより、ポンプの吐出負荷、従ってショッ
クアブソーバの全体としての軸力、即ち全体としての減
衰力が可変制御される。
【0010】また請求項2の構成によれば、高圧室とポ
ンプ室とを連通接続する高圧通路手段は少なくともポン
プピストンの一端を経て延在しており、ポンプピストン
の一端の近傍にて高圧通路手段と低圧通路手段とを連通
接続する還流通路手段と、還流通路手段の連通度合を制
御する還流制御弁とが設けられているので、還流制御弁
をシリンダにより支持することが可能であり、また還流
制御弁によって還流通路手段の連通度合を増減制御する
ことにより、ポンプ室より高圧通路手段及び還流通路手
段を経て低圧通路手段へ還流される作動流体の量が増減
制御され、これによりポンプの効率が増減制御される。
【0011】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
【0012】図1は伸び行程及び縮み行程の両者に於て
ポンピングの吐出行程を行うよう構成された本発明によ
るセルフポンピング式ショックアブソーバの一つの実施
例を示す縦断面図、図2は図1に示された実施例のポン
プ及びその近傍を示す拡大部分縦断面図、図3は図1に
示された実施例の供給及び還流制御弁及びその近傍を示
す拡大部分縦断面図である。
【0013】これらの図に於て、10はシリンダを示し
ており、シリンダ10は軸線12に沿って互いに同心に
延在するインナシリンダ14及びアウタシリンダ16を
含んでいる。アウタシリンダ16の上端はそれと一体の
エンドキャップ16Aにより閉ざされており、アウタシ
リンダ16の下端にはエンドキャップ18が固定されて
いる。インナシリンダ14は上端にて支持部材20によ
りアウタシリンダ16に固定され、下端にてエンドキャ
ップ18によりアウタシリンダに固定されている。
【0014】支持部材20はアウタシリンダ16と共働
して環状の低圧室22を郭定しており、低圧室22には
低圧のガス24及び作動流体としてのオイル26が封入
されている。支持部材20の下端部の下方にてインナシ
リンダ14とアウタシリンダ16との間の環状空間には
実質的に筒状のダイヤフラム28が配置されている。ダ
イヤフラム28は上端にて支持部材20に固定され、下
端にてエンドキャップ18に固定されており、これによ
り径方向外側に高圧のガスが封入された気体室30を郭
定し、径方向内側に高圧のオイル26が封入された高圧
室32を郭定している。
【0015】インナシリンダ14内には軸線12に沿っ
て往復動可能にピストン34が配置されている。ピスト
ン34は軸線12に沿って延在するピストンロッド36
と該ピストンロッドの上端に固定されたピストン本体3
8とよりなっている。ピストン本体38にはそれ自身周
知の伸び行程用の減衰力発生機構40及び縮み行程用の
減衰力発生機構42が設けられている。ピストンロッド
36は軸線12に沿って延在するシリンダ孔44を有
し、シリンダ孔44には軸線12に沿って延在するポン
プロッド48が上方より嵌入している。
【0016】ピストン34はインナシリンダ14、支持
部材20、ポンプロッド48と共働してピストン本体3
8の上方に作動流体室としての上室52を郭定すると共
に、インナシリンダ14及びエンドキャップ18と共働
してピストン本体38の下方に作動流体室としての下室
54を郭定している。上室52の上端はインナシリンダ
14と支持部材20との間に郭定された高圧通路56に
より高圧室32の上端と連通接続されている。
【0017】ポンプロッド48は上端にて支持部材20
及び固定部材58によりアウタシリンダ16に固定され
ており、ポンプロッド48の下端近傍にはポンプピスト
ン60が一体に設けられている。ポンプピストン60は
軸線12に沿って往復動可能にシリンダ孔44に嵌合
し、シリンダ孔と共働してポンプピストンの下方及び上
方にそれぞれ第一のポンプ室62及び第二のポンプ室6
4を郭定している。ポンプピストン60には第一のポン
プ室62と第二のポンプ室64とを連通接続する連通孔
66が設けられており、第二のポンプ室64はピストン
ロッド36の上端がポンプロッド48に実質的に密に嵌
合することにより上室52より遮断されている。
【0018】ポンプロッド48には軸線12に沿って互
い平行に延在する低圧通路68及び高圧通路70が設け
られており、またポンプロッド48の長手方向中央部に
は内端にて低圧通路68に連通し外端にてポンプロッド
の外面に開口し径方向に延在する連通孔72が設けられ
ている。低圧通路68の上端は支持部材20の上端部と
エンドキャップ16Aとの間にて固定部材58の周りに
郭定された中間室74及び支持部材20に固定された導
管76により低圧室22の下方部と連通接続されてお
り、高圧通路70の下端は連通孔78により第二のポン
プ室64と連通接続されている。
【0019】図2に詳細に示されている如く、第一のポ
ンプ室6内にてポンプロッド48の下端には第一の逆
止弁80が設けられている。逆止弁80は平板状の弁要
素82と、ポンプロッド48の下端に固定されたカップ
形の支持部材84と、支持部材84により支持され弁要
素82をポンプロッド48の下端に当接する図示の閉弁
位置へ付勢する圧縮コイルばね86とを有し、支持部材
84にはその内部と第一のポンプ室6とを連通接続す
るスリットや孔の如き連通孔88が設けられている。か
くして逆止弁80は低圧通路68より第一のポンプ室6
へ向かうオイルの流れを許すが逆方向のオイルの流れ
を阻止することにより、第一のポンプ室への吸入弁とし
て機能するようになっている。
【0020】ポンプピストン60の上方には第二の逆止
弁90が設けられている。逆止弁90はポンプロッド4
8に往復動可能に嵌合し連通孔66の上端を開閉する実
質的に円環板状の弁要素92と、該弁要素とポンプロッ
ド48に固定されたスプリングシート94との間に弾装
され弁要素92をポンプピストン60の上面に当接する
図示の閉弁位置へ付勢する圧縮コイルばね96とを有
し、第一のポンプ室6より連通孔66を経て第二のポ
ンプ室64へ向かうオイルの流れを許すが逆方向のオイ
ルの流れを阻止することにより、第二のポンプ室への吐
出弁として機能するようになっている。
【0021】第二のポンプ室64内には車高調整弁98
が配置されており、車高調整弁98は実質的に円筒形を
なしポンプロッド48に往復動可能に嵌合している。車
高調整弁98の下端とスプリングシート94との間には
圧縮コイルばね100が弾装されており、圧縮コイルば
ね100の上端及び下端はそれぞれ車高調整弁98のフ
ランジ部及びスプリングシート94のフランジ部に嵌合
により固定されている。車高調整弁98は圧縮コイルば
ね100が圧縮されていない図示の通常の状態に於ては
連通孔72の開口端を塞ぐことにより閉弁状態を維持
し、低圧通路68と第二のポンプ室64及び上室52と
の連通が遮断された状態を維持する。
【0022】ショックアブソーバが所定量以上伸張する
と、車高調整弁98はその上端がピストンロッド36の
上端の下面に係合し、圧縮コイルばね100のばね力に
抗してピストンロッド36に対し相対的に下方へ移動さ
れることにより開弁するが、連通孔72の開口端がピス
トンロッド36の上端によって塞がれることにより、低
圧通路68と第二のポンプ室64及び上室52との連通
が遮断された状態が維持され、更にショックアブソーバ
が伸張すると、連通孔72がピストンロッド36の上端
の上面より上方へ移動し、連通孔72により低圧通路6
8と上室52とが連通接続される。
【0023】図3に詳細に示されている如く、高圧通路
70の上端は球形の栓102により閉ざされており、ま
たポンプロッド48に設けられた連通孔104、供給及
び還流制御弁106、支持部材20に設けられた連通孔
108により上室52の上端と連通接続されている。上
室52の上端にはリード弁型の逆止弁110が設けられ
ており、逆止弁110はスペーサ112を介してロック
ナット114により支持部材20に固定され、制御弁1
06より連通孔108を経て上室52へ向かうオイルの
流れを許すが逆方向のオイルの流れを阻止するようにな
っている。
【0024】制御弁106は支持部材20に設けられた
弁孔116内に軸線118の周りに回転可能に実質的に
密に配置された弁要素120を有し、弁要素120は連
結軸122を介してステップモータの如きロータリアク
チュエータ124の出力軸126に連結されており、ア
クチュエータ124により軸線118の周りに回転駆動
され位置決めされるようになっている。支持部材20に
は一端にて中間室74と連通し他端にて弁孔116に開
口する連通孔128が設けられている。弁要素120は
連通孔104と常時連通する弁室130を郭定してお
り、また弁室130と連通孔108との連通を制御する
孔132及び弁室130と連通孔128との連通を制御
する孔134を有している。
【0025】制御弁106は、弁要素120がアクチュ
エータ124により軸線118の周りに回転駆動され位
置決めされることにより、図3に示されている如く孔1
32と連通孔108との連通を許し且つ孔134と連通
孔128との連通を遮断する供給モードと、図4に示さ
れている如く孔132と連通孔108との連通及び孔1
34と連通孔128との連通を許す供給及び還流モード
と、図5に示されている如く孔132と連通孔108と
の連通を遮断し且つ孔134と連通孔128との連通を
許す還流モードとに切換わり、通常時には供給モードに
設定されるようになっている。
【0026】特に図6に示されている如く、孔132と
連通孔108との連通度合をAh とし、孔134と連通
孔128との連通度合をAr とすると、孔132及び1
34の大きさ及び形状は、アクチュエータ124の回転
角θが−θr1〜θh1のときには連通度合Ah が最大値A
hmaxであり且つ連通度合Ar が0であり、回転角θがθ
h1〜θh2の区間に於ては連通度合Ar が0に維持された
状態にて回転角θが増大するにつれて連通度合Ah が漸
次減少し、回転角θがθh2であるときには連通度合Ah
が最小値Ahminであり、回転角θが−θr2〜−θr1の区
間に於ては回転角θがマイナス方向へ増大するにつれて
連通度合Ah が漸次減少すると共に連通度合Ar が漸次
増大し、回転角θが−θr3〜−θr2の区間に於ては連通
度合Ahが0であり且つ連通度合Ar が最大値Armaxで
あるよう設定されている。
【0027】以上の説明より解る如く、ピストンロッド
36、ポンプロッド48、ポンプピストン60、第一の
逆止弁80、第二の逆止弁90等の部材は、ピストン3
4及びシリンダ10の相対運動によるショックアブソー
バの伸縮によって第一のポンプ室62及び第二のポンプ
室64の容積が増減されることにより、後述の如く低圧
室22より上室52へオイルを供給するポンプ136を
郭定している。また導管76、中間室74、低圧通路6
8は互いに共働して低圧室22と第一のポンプ室62と
を連通接続する低圧通路手段を郭定しており、高圧通路
56、上室52、連通孔108及び104、高圧通路7
0、連通孔78、第二のポンプ室6、連通孔66は互
いに共働して高圧室32と第一のポンプ室62とを連通
接続する高圧通路手段を郭定している。
【0028】更に連通孔128は高圧通路手段と低圧通
路手段とを連通接続する還流通路手段を郭定しており、
供給及び還流制御弁106はそれが供給モードにあると
きには高圧通路手段の連通度合を制御することにより第
一のポンプ室62より高圧通路手段を経て高圧室32へ
供給されるオイルの量を制御する供給制御弁として機能
し、供給及び還流モードにあるときには還流通路手段の
連通度合を制御することにより第一のポンプ室62より
高圧通路手段及び還流通路手段を経て低圧通路手段へ還
流されるオイルの量を制御する還流制御弁として機能す
る。
【0029】更に図1に示されている如く、ピストンロ
ッド36の下端にはポンプシリンダ孔44の下端をシー
ルする連結部材138がねじ込みにより固定されてお
り、この連結部材138とエンドキャップ18との間に
はダストブーツ140が渡設されている。またアウタシ
リンダ16の上端にはエンドキャップ16Aと一体に連
結部材142が設けられており、ショックアブソーバは
連結部材142により図には示されていないゴムクッシ
ョンを介して車体に連結され、連結部材138により図
には示されていないゴムブッシュを介してサスペンショ
ンアームの如きサスペンション部材に連結されるように
なっている。
【0030】上述の如く構成された実施例に於て、図に
は示されていない車輪のリバウンドによりピストン34
及びシリンダ10が伸び行程の相対運動をすると、上室
52の容積が増大し下室54の容積が減少することによ
り、下室内のオイルがピストン本体38を経て上室へ移
動し、減衰力発生機構40により伸び行程の減衰力Fse
が発生される。同様に車輪のバウンドによりピストン3
4及びシリンダ10が縮み行程の相対運動をすると、上
室52の容積が減少し下室54の容積が増大することに
より、上室内のオイルがピストン本体38を経て下室へ
移動し、減衰力発生機構42により縮み行程の減衰力F
scが発生される。
【0031】またショックアブソーバの伸び行程に於て
は、第一のポンプ室62の容積が増大して該ポンプ室内
の圧力が低下し、第二のポンプ室64の容積が減少して
該ポンプ室内の圧力が上昇することにより、第二の逆止
弁90が閉弁位置に維持された状態にて第一の逆止弁8
0が開弁され、低圧室22より導管76、中間室74、
低圧通路68、第一の逆止弁80を経て第一のポンプ室
62へオイルが吸入され、第二のポンプ室64より連通
孔78、高圧通路70、連通孔104、供給及び還流制
御弁106、連通孔108、逆止弁110を経て上室5
2へオイルが吐出供給され、これにより第一のポンプ室
62への吸入行程及び上室52への吐出行程が行われ
る。
【0032】同様にショックアブソーバの縮み行程に於
ては、第一のポンプ室62の容積が減少して該ポンプ室
内の圧力が上昇し、第二のポンプ室64の容積が増大す
ることにより、第一の逆止弁80が閉弁位置に維持され
た状態にて第二の逆止弁90が開弁され、第一のポンプ
室62より第二のポンプ室64へオイルが吐出供給され
るが、ピストンロッド36内に位置するポンプロッド4
8の体積が増大することにより、第二のポンプ室64の
容積の増大量は第一のポンプ室62の容積の減少量より
も小さく、これらの容積の差に相当する体積のオイルが
第二のポンプ室64より上室52へ供給され、これによ
り第二のポンプ室64への吐出行程及び上室52への吐
出行程が行われる。
【0033】かくしてポンプ136の吸入行程及び吐出
行程が繰返し行われると、上室52、下室54、高圧室
32内のオイルの量及び圧力が増大し、これによりピス
トン34及びシリンダ10が伸び方向に相対変位する
が、その相対変位が所定量以上になると連通孔72によ
り上室52と低圧通路68とが連通接続され、上室52
内のオイルの一部が低圧室22へ排出され、これにより
連通孔72がピストンロッド36の上端の位置に位置す
るようピストン34及びシリンダ10が互いに他に対し
位置決めされる。従って車輌の積載荷重の変動が生じ車
高の変動が生じても、ショックアブソーバの伸縮により
行われるポンプ136のポンピング作用及び連通孔72
の位置決め作用により、車高が連通孔72の位置により
決定される標準車高に自動的に戻される。
【0034】上述の如く減衰力発生機構40により発生
される減衰力Fseはピストン34及びシリンダ10の伸
び行程の相対運動の速度、即ち車輪のリバウンド方向の
ストローク速度に応じて発生され、減衰力発生機構42
により発生される減衰力Fscは縮み行程の相対運動の速
度、即ち車輪のバウンド方向のストローク速度に応じて
発生される。またストロークSの大きさが最大の位置に
於て上室52と下室54との間の差圧が逆転することに
よる軸力が発生するので、ショックアブソーバに正弦波
状の振動入力が作用すると、ショックアブソーバの伸縮
による軸力Fsは図7(A)に示されている如く変化す
る。
【0035】またショックアブソーバの伸び行程に於て
は、ポンプ136は第一のポンプ室62のオイルの吸
入仕事を行うので、ピストン34及びシリンダ10には
ショックアブソーバの伸び方向とは反対方向の軸力Fpe
が作用するが、ショックアブソーバの縮み行程に於て
は、ポンプ136はオイルの吐出仕事を行わないので、
ピストン34及びシリンダ10にショックアブソーバの
縮み方向とは反対方向に作用する軸力Fpcは非常に小さ
い。
【0036】従って軸力Fpe及びFpcがストローク速度
に関係なく実質的に一定であるとすれば、ポンプ136
の吸入仕事による軸力Fp は図7(B)に於て実線にて
示されている如く矩形状に変化し、ショックアブソーバ
全体としての軸力Fは図7(C)に於て実線にて示され
ている如く変化する。かくして図示の実施例によれば、
縮み行程又は伸び行程に於てのみポンピングの吐出行程
が行われる構造の場合に比して、ショックアブソーバの
一回の伸縮行程当りのオイル供給量が高く、ポンプ効率
を高くすることができるので、車輌の積載荷重の変動に
より車高の変動が生じても、車高を標準車高に早く戻す
ことができる。
【0037】またショックアブソーバの伸び行程及び縮
み行程の何れに於ても、供給及び還流制御弁106が供
給モードに設定されると共にアクチュエータ124の回
転角がθがθh1〜θh2の区間に制御されると、オイルが
孔132より連通孔108へ流れる際に絞られるので、
ポンプ136のポンピングによる軸力Fp 及びショック
アブソーバ全体としての軸力Fはそれぞれ図7(B)及
び図7(C)に於て破線にて示されている如く大きくな
る。従って回転角θをθh1〜θh2の範囲内にて大きくす
ることによりショックアブソーバの減衰力を高くして車
輌の操縦安定性を向上させることができ、逆に回転角θ
を小さくすることによりショックアブソーバの減衰力を
低減して車輌の乗り心地性を向上させることができる。
【0038】またショックアブソーバの伸び行程及び縮
み行程の何れに於ても、アクチュエータ124の回転角
θを−θr2〜−θr1の区間に制御し、供給及び還流制御
弁106を供給及び還流モードに設定することにより、
図4に示されている如く、高圧通路70及び連通孔10
4を経て弁室130へ供給されたオイルは孔132及び
連通孔108を経て上室52へ流れるだけでなく、孔1
34、連通孔128を経て中間室74へ流れ、これによ
りポンプ136の吐出効率が低減される、ポンピング
による軸力Fp 及びショックアブソーバ全体としての軸
力Fは実質的に変化しない
【0039】従って例えば悪路走行時等に於て回転角θ
をマイナス方向に大きくすることにより、車輌の乗り心
地性を変化させることなくポンプ136のポンプ効率を
低減してショックアブソーバの車高調整機能を低下させ
ることができ、逆に回転角θの大きさをマイナスの範囲
内にて小さくすることにより、車輌の乗り心地性を変化
させることなくポンプ効率を向上させてショックアブソ
ーバの車高調整機能を向上させ、これにより車高が低下
しても車高を効率よく標準車高に戻すことができる。尚
悪路走行時等に於てはポンピングの回数及びストローク
が高いので、ポンプ効率が上述の如く低減されてもショ
ックアブソーバの車高調整機能が大きく損われることは
ない。
【0040】更にアクチュエータ124の回転角θを−
θr3〜−θr2の区間に設定し、供給及び還流制御弁10
6を還流モードに設定することにより、ポンプ136に
より吐出される全てのオイルを低圧通路68へ還流させ
ることができ、この場合にはポンプ136は実質的にポ
ンプ仕事を行わないので、ショックアブソーバをセルフ
ポンピング機能を有しない従来の一般的なショックアブ
ソーバと同様に機能させることができる
【0041】また図示の実施例によれば、上端にてシリ
ンダ10に固定されたポンプロッド48がピストンロッ
ド36内に嵌入することにより第一のポンプ室62及び
第二のポンプ室64がピストンロッド36内に郭定さ
れ、高圧通路70が低圧通路68と共にポンプロッド4
8の上端まで延在するようポンプロッド内に設けられて
いるので、ポンプロッド48と同様の部材にポンプシリ
ンダ孔が形成され、ピストンロッド36の上端にそれよ
り上方へ延在しポンプシリンダ孔に嵌入するポンプロッ
ドが設けられ、該ポンプロッドの上端に設けられたポン
プピストンにより第一及び第二のポンプ室が郭定される
構成の場合に比して、ショックアブソーバの構造を簡略
化することができると共に、ショックアブソーバの長さ
を低減しショックアブソーバをコンパクトに構成するこ
とができる。
【0042】また図示の実施例によれば、供給及び還流
制御弁106は高圧通路手段の連通度合を制御する供給
制御弁としての機能及び還流通路手段の連通度合を制御
する還流制御弁としての機能の両方の機能を果すので、
これらの制御弁が個別に設けられる場合に比してショッ
クアブソーバの構造を簡略化しコストを低減することが
できる。
【0043】更に図示の実施例に於ては、連通孔108
より上室52へ向かうオイルの流れのみを許す逆止弁1
10が設けられているので、供給及び還流制御弁106
が供給及び還流モードに設定される場合に上室52内の
オイルが連通孔108及び孔132を経て弁室130へ
逆流し、更に孔134及び連通孔128を経て中間室7
8へ流れることを確実に防止することができる。
【0044】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施
例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0045】例えば上述の実施例に於ては、高圧通路手
段の連通度合を制御する供給制御弁及び還流通路手段の
連通度合を制御する還流制御弁は一つの共通の制御弁で
ある供給及び還流制御弁106として構成されている
が、供給制御弁及び還流制御弁は個別に設けられてもよ
く、その場合には高圧通路手段の連通度合Ah 及び還流
通路手段の連通度合Ar を相互に独立して増減制御する
ことができる。
【0046】また上述の実施例に於ては、伸び行程及び
縮み行程の両者に於てポンピングの吐出行程を行うよう
構成されているが、本発明によるセルフポンピング式シ
ョックアブソーバは例えば前述の特開昭59−1594
41号公報に記載されている如く縮み行程に於てのみポ
ンピングの吐出行程を行うよう構成されたショックアブ
ソーバや、本願出願人による特開平6−24547号公
報に記載されている如く伸び行程に於てのみポンピング
の吐出行程を行うよう構成されたショックアブソーバと
して構成されてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、上述
の請求項1の構成によれば、高圧室とポンプ室とを連通
接続する高圧通路手段は少なくともポンプピストンの一
端を経て延在し、高圧通路手段の連通度合を制御する供
給制御弁はポンプピストンの一端の近傍に設けられ、請
求項2の構成によれば、高圧室とポンプ室とを連通接続
する高圧通路手段は少なくともポンプピストンの一端を
経て延在し、還流通路手段はポンプピストンの一端の近
傍にて高圧通路手段と低圧通路手段とを連通接続し、還
流通路手段の連通度合を制御する還流制御弁はポンプピ
ストンの一端の近傍に設けられるので、供給制御弁や還
流制御弁をシリンダにより直接的に又は間接的に支持す
ることができ、これによりこれらの弁がピストンのロッ
ド部に組込まれる構成の場合に比して、ショックアブソ
ーバの構造を簡略化することができる。
【0048】特に請求項1の構成によれば、供給制御弁
によって高圧通路手段の連通度合を増減制御することに
より、ポンプの吐出負荷、従ってショックアブソーバの
全体としての軸力、即ち全体としての減衰力を可変制御
することができ、これにより車輌の走行状況に応じて乗
り心地性を向上させたり操縦安定性を向上させたりする
ことができる。
【0049】また請求項2の構成によれば、還流制御弁
によって還流通路手段の連通度合を増減制御することに
より、ポンプ室より高圧通路手段及び還流通路手段を経
て低圧通路手段へ還流される作動流体の量を増減制御し
てポンプの効率を増減制御することができ、これにより
車輌の走行状況に応じて乗り心地性を変化させることな
車高調整機能を変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伸び行程及び縮み行程の両者に於てポンピング
の吐出行程を行うよう構成された本発明によるセルフポ
ンピング式ショックアブソーバの一つの実施例を示す縦
断面図である。
【図2】図1に示された実施例のポンプ及びその近傍を
示す拡大部分縦断面図である。
【図3】図1に示された実施例の供給及び還流制御弁及
びその近傍を示す拡大部分縦断面図である。
【図4】図3に示された供給及び還流制御弁を供給及び
還流モードにて示す拡大部分縦断面図である。
【図5】図3に示された供給及び還流制御弁を還流モー
ドにて示す拡大部分縦断面図である。
【図6】供給及び還流制御弁の回転角度θと供給モード
の連通度合Ah 及び還流モード連通度合Ar との間の関
係を示すグラフである。
【図7】(A)はショックアブソーバの伸縮による軸力
Fs とストロークSとの間の関係を示し、(B)はポン
プ仕事による軸力Fp とストロークSとの間の関係を示
し、(C)はショックアブソーバ全体としての軸力Fと
ストロークSとの間の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10…シリンダ 22…低圧室 32…高圧室 34…ピストン 40、42…減衰力発生機構 44…シリンダ孔 48…ポンプロッド 52…上室 54…下室 60…ポンプピストン 62…第一のポンプ室 64…第二のポンプ室 72…連通孔 80…第一の逆止弁 90…第二の逆止弁 106…供給及び還流制御弁 110…逆止弁 124…ロータリアクチュエータ 136…ポンプ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対的に往復動可能に互いに嵌合し互いに
    共働して作動流体室を郭定するピストン及びシリンダ
    と、前記ピストン若しくは前記シリンダに設けられた減
    衰力発生機構と、低圧室と、前記作動流体室と連通する
    高圧室と、前記ピストン及び前記シリンダの相対運動に
    より前記低圧室より前記高圧室へ作動流体を供給するポ
    ンプとを有し、前記ポンプは前記ピストンのロッド部に
    設けられたポンプシリンダ孔と、一端にて前記シリンダ
    に固定され前記ポンプシリンダ孔に往復動可能に嵌合し
    前記ポンプシリンダ孔と共働してポンプ室を郭定するポ
    ンプピストンと、前記低圧室と前記ポンプ室とを連通接
    続する低圧通路手段と、前記高圧室と前記ポンプ室とを
    連通接続する高圧通路手段と、前記低圧通路手段より前
    記ポンプ室へ向かう作動流体の流れを許容する第一の逆
    止弁と、前記ポンプ室より前記高圧通路手段へ向かう作
    動流体の流れを許容する第二の逆止弁とを有するセルフ
    ポンピング式ショックアブソーバに於て、前記高圧通路
    手段は少なくとも前記ポンプピストンの前記一端を経て
    延在しており、前記ポンプピストンの前記一端の近傍に
    は前記高圧通路手段の連通度合を制御する供給制御弁が
    設けられていることを特徴とするセルフポンピング式シ
    ョックアブソーバ。
  2. 【請求項2】相対的に往復動可能に互いに嵌合し互いに
    共働して作動流体室を郭定するピストン及びシリンダ
    と、前記ピストン若しくは前記シリンダに設けられた減
    衰力発生機構と、低圧室と、前記作動流体室と連通する
    高圧室と、前記ピストン及び前記シリンダの相対運動に
    より前記低圧室より前記高圧室へ作動流体を供給するポ
    ンプとを有し、前記ポンプは前記ピストンのロッド部に
    設けられたポンプシリンダ孔と、一端にて前記シリンダ
    に固定され前記ポンプシリンダ孔に往復動可能に嵌合し
    前記ポンプシリンダ孔と共働してポンプ室を郭定するポ
    ンプピストンと、前記低圧室と前記ポンプ室とを連通接
    続する低圧通路手段と、前記高圧室と前記ポンプ室とを
    連通接続する高圧通路手段と、前記低圧通路手段より前
    記ポンプ室へ向かう作動流体の流れを許容する第一の逆
    止弁と、前記ポンプ室より前記高圧通路手段へ向かう作
    動流体の流れを許容する第二の逆止弁とを有するセルフ
    ポンピング式ショックアブソーバに於て、前記高圧通路
    手段は少なくとも前記ポンプピストンの前記一端を経て
    延在しており、前記ポンプピストンの前記一端の近傍に
    て前記高圧通路手段と前記低圧通路手段とを連通接続す
    る還流通路手段と、前記還流通路手段の連通度合を制御
    する還流制御弁とが設けられていることを特徴とするセ
    ルフポンピング式ショックアブソーバ。
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