JPH08113024A - セルフポンピング式ショックアブソーバ - Google Patents

セルフポンピング式ショックアブソーバ

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Publication number
JPH08113024A
JPH08113024A JP27705894A JP27705894A JPH08113024A JP H08113024 A JPH08113024 A JP H08113024A JP 27705894 A JP27705894 A JP 27705894A JP 27705894 A JP27705894 A JP 27705894A JP H08113024 A JPH08113024 A JP H08113024A
Authority
JP
Japan
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pump
chamber
stroke
shock absorber
piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP27705894A
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English (en)
Inventor
Yukihide Kimura
雪秀 木村
Toshiyuki Kobayashi
敏行 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH08113024A publication Critical patent/JPH08113024A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショックアブソーバの軸力の急激な変動を防
止して車輌の乗り心地性を向上させる。 【構成】 ピストン34及びシリンダ10と、減衰力発
生機構40及び42と、低圧室22と、上室52と連通
する高圧室32と、ピストン及びシリンダの相対運動に
より容積が増減されるポンプ室50を備えたポンプ10
8とを有する。ポンプ108は吸入弁64及び吐出弁8
8を含み、伸び行程に対応する吸入行程によりポンプ室
へオイルを吸入し、縮み行程に対応する吸入行程により
上室へオイルを吐出する。吸入弁に設けられた圧力なま
し装置によりポンプが吸入行程より吐出行程へ移行する
際のポンプ室50の圧力上昇が緩慢にされ、これにより
軸力が段差的に急激に増大することが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ショックアブソーバに
係り、更に詳細にはセルフポンピング式のショックアブ
ソーバに係る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車輌のショックアブソーバの
一つとして、例えば特開昭59−159441号公報に
記載されている如く、相対的に往復動可能に互いに嵌合
し互いに共働して上室及び下室を郭定するピストン及び
シリンダと、ピストンに設けられた減衰力発生機構と、
低圧室と、上室と連通する高圧室と、ピストン及びシリ
ンダの相対運動により容積が増減されるポンプ室を備え
たポンプと、ショックアブソーバが所定量以上伸張した
ときには低圧室と上室とを連通接続する車高調整機構と
を有し、ポンプはピストンのロッド部内に配置されたポ
ンプシリンダ部材と、ポンプシリンダ部材に往復動可能
に互いに嵌合し一端にてシリンダに固定されポンプシリ
ンダ部材と共働してポンプ室を郭定するポンプピストン
と、低圧室よりポンプ室へ向かうオイルの流れを許容す
る吸入弁と、ポンプ室より上室へ向かうオイルの流れを
許容する吐出弁とを含み、ショックアブソーバの伸び行
程に対応する吸入行程により低圧室よりポンプ室へオイ
ルを吸入し、ショックアブソーバの縮み行程に対応する
吐出行程によりポンプ室より上室へオイルを吐出するよ
う構成されたセルフポンピング式のショックアブソーバ
が従来より知られている。
【0003】かかるセルフポンピング式のショックアブ
ソーバによれば、ショックアブソーバが繰返し伸縮する
と、ポンプの吸入行程及び吐出行程も繰返し行われ、こ
れにより低圧室よりポンプを経て上室及び下室へオイル
が供給され、ショックアブソーバが漸次伸張し、ショッ
クアブソーバの伸張量が所定量になると車高調整機構に
よりショックアブソーバがそれ以上伸張することが阻止
されるので、車輌の積載荷重の増大等により車高が低下
しても、車輌の走行に伴い車輪が繰返しバウンド、リバ
ウンドする過程に於て車高を自動的に標準車高に戻すこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の従来のセ
ルフポンピング式ショックアブソーバに於ては、ポンプ
の吐出行程はショックアブソーバの縮み行程時に行わ
れ、ポンプの吐出行程に於てはポンプ室内の高い圧力に
抗してポンプピストンが駆動されなればならず、ショッ
クアブソーバの縮み行程時には減衰力による軸力に加え
てポンプの吐出行程による軸力が作用するため、ショッ
クアブソーバが伸び行程より縮み行程へ移行する段階に
於てショックアブソーバの伸び方向への軸力が段差的に
急激に増大し、これにより路面より車輪への入力がショ
ックアブソーバを介して車体に強く伝達されることに起
因して車輌の乗り心地性が悪化するという問題がある。
【0005】本発明は、従来のセルフポンピング式ショ
ックアブソーバに於ける上述の如き問題に鑑みてなされ
たものであり、本発明の主要な課題は、ショックアブソ
ーバの軸力の急激な変動、特にショックアブソーバが伸
び行程より縮み行程へ移行する段階に於て軸力が急激に
増大することを防止することにより、従来のセルフポン
ピング式ショックアブソーバの場合に比して車輌の乗り
心地性を向上させることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の主要な課題は、本
発明によれば、相対的に往復動可能に互いに嵌合し互い
に共働して作動流体室を郭定するピストン及びシリンダ
と、前記ピストン若しくは前記シリンダに設けられた減
衰力発生機構と、低圧室と、前記作動流体室と連通する
高圧室と、前記ピストン及び前記シリンダの相対運動に
より容積が増減されるポンプ室を備えたポンプとを有
し、前記ポンプは前記低圧室より前記ポンプ室へ向かう
作動流体の流れを許容する吸入弁と、前記ポンプ室より
前記高圧室へ向かう作動流体の流れを許容する吐出弁と
を含み、少なくとも前記ピストン及び前記シリンダの伸
び行程の相対運動に対応する吸入行程により前記低圧室
より前記ポンプ室へ作動流体を吸入し、前記ピストン及
び前記シリンダの縮み行程の相対運動に対応する吐出行
程により前記ポンプ室より前記高圧室へ作動流体を吐出
するよう構成されたセルフポンピング式ショックアブソ
ーバに於て、前記ポンプが吸入行程より吐出行程へ移行
する過程に於ける前記ポンプ室内の圧力上昇を緩慢にす
る圧力なまし手段を有していることを特徴とするセルフ
ポンピング式ショックアブソーバ(請求項1の構成)、
又は相対的に往復動可能に互いに嵌合し互いに共働して
作動流体室を郭定するピストン及びシリンダと、前記ピ
ストン若しくは前記シリンダに設けられた減衰力発生機
構と、低圧室と、前記作動流体室と連通する高圧室と、
前記ピストンのロッド部に設けられたポンプシリンダ孔
と、一端にて前記シリンダに固定され前記ポンプシリン
ダ孔に往復動可能に嵌合し前記ポンプシリンダ孔を第一
及び第二のポンプ室に区画するポンプピストンと、前記
ポンプピストンに設けられ前記低圧室と前記第一のポン
プ室とを連通接続する低圧通路と、前記第二のポンプ室
と前記作動流体室とを連通接続する連通路と、前記低圧
通路より前記第一のポンプ室へ向かう作動流体の流れを
許容する第一の逆止弁と、前記第一のポンプ室より前記
第二のポンプ室へ向かう作動流体の流れを許容する第二
の逆止弁とを有するセルフポンピング式ショックアブソ
ーバ(請求項5の構成)によって達成される。
【0007】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、請求項1の構成に於て、前記圧力
なまし手段は前記吸入弁の閉弁動作を遅延させるよう構
成される(請求項2の構成)。
【0008】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、請求項1の構成に於て、前記圧力
なまし手段は前記低圧室と前記ポンプ室とを連通接続す
る通路手段と、前記ポンプの吸入行程に於ては開弁状態
を維持して前記通路手段の連通を許し、前記ポンプの吐
出行程開始時には徐々に閉弁して前記通路手段の連通を
徐々に遮断する弁手段とを有するよう構成される(請求
項3の構成)。
【0009】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、請求項1の構成に於て、前記圧力
なまし手段は前記吸入弁に設けられ前記低圧室と前記ポ
ンプ室とを連通接続するオリフィスであるよう構成され
る(請求項4の構成)。
【0010】また本発明によれば、上述の主要な課題を
効果的に達成すべく、請求項5の構成に於て、前記第一
の逆止弁は前記低圧通路と前記第一のポンプ室とを連通
接続するオリフィスを有するよう構成される(請求項6
の構成)。
【0011】
【作用】上述の請求項1の構成によれば、ポンプが吸入
行程より吐出行程へ移行する過程に於けるポンプ室内の
圧力上昇が圧力なまし手段により緩慢にされるので、ポ
ンプによる軸力が吸入行程より吐出行程へ移行する段階
に於て段差的に急激に増大することが防止され、これに
よりショックアブソーバが伸び行程より縮み行程へ移行
する段階に於てショックアブソーバ全体の軸力が段差的
に急激に増大することが防止される。
【0012】特に請求項2の構成によれば、圧力なまし
手段は吸入弁の閉弁動作を遅延させるよう構成されてい
るので、ポンプが吸入行程より吐出行程に移行した直後
にもポンプ室内の作動流体の一部が吸入弁を経て低圧室
へ逆流することができ、これによりポンプが吸入行程よ
り吐出行程へ移行する過程に於けるポンプ室内の圧力の
上昇及びポンプによる軸力の増大が確実に緩慢にされ
る。
【0013】また請求項3の構成によれば、圧力なまし
手段は低圧室とポンプ室とを連通接続する通路手段と、
ポンプの吸入行程に於ては開弁状態を維持して通路手段
の連通を許し、ポンプの吐出行程開始時には徐々に閉弁
して通路手段の連通を徐々に遮断する弁手段とを有して
いるので、この場合にもポンプの吐出行程開始時にはポ
ンプ室内の作動流体の一部が通路手段を経て低圧室へ逆
流することができ、これによりポンプが吸入行程より吐
出行程へ移行する過程に於けるポンプ室内の圧力の上昇
及びポンプによる軸力の増大が確実に緩慢にされる。
【0014】また請求項4の構成によれば、圧力なまし
手段は吸入弁に設けられ低圧室とポンプ室とを連通接続
するオリフィスであるので、ポンプ室内の圧力が低圧室
内の圧力よりも高くなるポンプの吐出行程に於てはポン
プ室内の作動流体の一部がオリフィスを経て低圧室へ逆
流することができ、これによりポンプが吸入行程より吐
出行程へ移行する過程に於けるポンプ室内の圧力の上昇
及びポンプによる軸力の増大が確実に緩慢される。
【0015】また上述の請求項5の構成によれば、ピス
トン及びシリンダが伸び行程の相対運動をするときに
は、第一の逆止弁が開弁すると共に第二の逆止弁が閉弁
状態に維持され、これにより低圧室より第一のポンプ室
へ作動流体が吸入されると共に第二のポンプ室内の作動
流体が作動流体室へ吐出され、またピストン及びシリン
ダが縮み行程の相対運動をするときには、第一の逆止弁
が閉弁状態に維持されると共に第二の逆止弁が開弁さ
れ、第一のポンプ室内の作動流体が第二のポンプ室へ吐
出され、また第一のポンプ室の容積の減少量よりも第二
のポンプ室の容積の増大量が小さいことから、第二のポ
ンプ室の作動流体の一部が作動流体室へ吐出される。
【0016】従ってピストン及びシリンダの縮み行程時
にのみポンピングの吐出行程が行われるよう構成された
ショックアブソーバの場合に比して、ポンプの効率が向
上し、また例えばポンプシリンダ孔及びポンプピストン
の径を低減することによりピストン及びシリンダの縮み
行程時にのみポンピングの吐出行程が行われるよう構成
されたショックアブソーバの場合とポンプの効率を同一
にすれば、ピストン及びシリンダの縮み行程に於けるポ
ンプによる軸力が減少し、これによりショックアブソー
バが伸び行程より縮み行程へ移行する過程に於ける軸力
の増大度合が確実に低減される。
【0017】特に請求項6の構成によれば、第一の逆止
弁は低圧通路と第一のポンプ室とを連通接続するオリフ
ィスを有しているので、第一のポンプ室内の圧力が低圧
室内の圧力よりも低いときには、第一のポンプ室内の作
動流体の一部がオリフィスを経て低圧室へ逆流し、これ
によりショックアブソーバが伸び行程より縮み行程へ移
行する段階に於ける第一のポンプ室内の圧力の上昇及び
ポンプによる軸力の増大が確実に緩慢され、これにより
請求項5の構成の場合に比してショックアブソーバが伸
び行程より縮み行程へ移行する過程に於ける軸力の急激
な増大が確実に低減される。
【0018】
【実施例】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実施
例について詳細に説明する。
【0019】図1は縮み行程に於てポンピングの吐出行
程を行うよう構成された本発明によるセルフポンピング
式ショックアブソーバの第一の実施例を示す縦断面図、
図2は第一の実施例の吸入弁及びその近傍を示す拡大部
分縦断面図、図3は第一の実施例の吐出弁及びその近傍
を示す拡大部分縦断面図である。
【0020】これらの図に於て、10はシリンダを示し
ており、シリンダ10は軸線12に沿って互いに同心に
延在するインナシリンダ14及びアウタシリンダ16を
含んでいる。アウタシリンダ16の上端はそれと一体の
エンドキャップ16Aにより閉ざされており、アウタシ
リンダ16の下端にはエンドキャップ18が固定されて
いる。インナシリンダ14は上端にて支持部材20によ
りアウタシリンダ16に固定され、下端にてエンドキャ
ップ18によりアウタシリンダに固定されている。
【0021】支持部材20はアウタシリンダ16と共働
して環状の低圧室22を郭定しており、低圧室22には
低圧のガス24及び作動流体としてのオイル26が封入
されている。支持部材20の下端部の下方にてインナシ
リンダ14とアウタシリンダ16との間の環状空間には
実質的に筒状のダイヤフラム28が配置されている。ダ
イヤフラム28は上端にて支持部材20に固定され、下
端にてエンドキャップ18に固定されており、これによ
り径方向外側に高圧のガスが封入された気体室30を郭
定し、径方向内側に高圧のオイル26が封入された高圧
室32を郭定している。
【0022】インナシリンダ14内には軸線12に沿っ
て往復動可能にピストン34が配置されている。ピスト
ン34は軸線12に沿って延在するピストンロッド36
と該ピストンロッドの上端に固定されたピストン本体3
8とよりなっている。ピストン本体38にはそれ自身周
知の伸び行程用の減衰力発生機構40及び縮み行程用の
減衰力発生機構42が設けられている。ピストンロッド
36は軸線12に沿って延在する中空孔44を有し、中
空孔44内には軸線12に沿って延在するポンプシリン
ダ部材46が固定的に配置されている。
【0023】ポンプシリンダ部材46には軸線12に沿
って延在するポンプロッド48がポンプシリンダ部材に
対し相対的に往復動可能に嵌合しており、ポンプロッド
48は上端にて支持部材20等によりアウタシリンダ1
6に固定され、ポンプシリンダ部材と共働してポンプ室
50を郭定している。ピストン34はインナシリンダ1
4、支持部材20、ポンプロッド48と共働して作動流
体室としての上室52を郭定すると共に、インナシリン
ダ14及びエンドキャップ18と共働して作動流体室と
しての下室54を郭定している。上室52の上端はイン
ナシリンダ14と支持部材20との間に郭定された高圧
通路55により高圧室32の上端と連通接続されてい
る。
【0024】ポンプロッド48には軸線12に沿って延
在する低圧通路56が設けられており、低圧通路56の
上端は支持部材20の上端部とエンドキャップ16Aと
の間に郭定された中間室58及び支持部材20に固定さ
れた導管60により低圧室22の下方部と連通接続され
ている。またポンプロッド48の長手方向中央部には内
端にて低圧通路56に連通し外端にてポンプロッドの外
面に開口し径方向に延在する連通孔62が設けられてい
る。
【0025】図2に詳細に示されている如く、ポンプロ
ッド48の下端には吸入弁64が設けられている。吸入
弁64は実質的に逆カップ形の弁要素66と、弁要素6
6に嵌合しこれを軸線12に沿って往復動可能に支持す
る実質的にカップ形の案内部材68と、弁要素66と案
内部材68との間に弾装され弁要素をそれがポンプロッ
ド48の下端に当接する図示の閉弁位置へ付勢する圧縮
コイルばね70と、上端にてポンプロッド48の下端に
固定され案内部材68を固定的に支持する支持部材72
とを含んでいる。
【0026】ポンプロッド48の下端と弁要素66及び
案内部材68との間には弁室74が郭定されており、支
持部材72には弁室74とポンプ室50とを連通接続す
るスリットや孔の如き連通孔76が設けられている。案
内部材68の下面には弾性変形可能な材料よりなるリー
ド弁型の弁要素78が支持部材72により固定されてい
る。案内部材68の底壁及び弁要素78には互いに連通
する孔80及びオリフィス82がそれぞれ設けられてお
り、弁要素66及び案内部材68により郭定されたばね
収容室84は孔80及びオリフィス82によりポンプ室
50と連通接続されている。
【0027】吸入弁64は、ポンプ室50内の圧力が低
圧通路56内の圧力よりも低いときには開弁して低圧通
路よりポンプ室へ向かうオイルの流れを許すが、ポンプ
室50内の圧力が低圧通路56内の圧力よりも高いとき
には閉弁状態を維持し、ポンプ室より低圧通路へ向かう
オイルの流れを阻止する逆止弁として機能する。特に図
示の実施例によれば、吸入弁64は、その開弁時には弁
要素78も開弁し、ばね収容室84内のオイルが容易に
ポンプ室50へ流れることにより比較的迅速に開弁する
が、閉弁時には弁要素78も閉弁し、ポンプ室50内の
オイルはオリフィス82を経てばね収容室84へ流入す
るのでゆっくりと閉弁する。
【0028】また図3に詳細に示されている如く、ポン
プシリンダ部材46の下端には小径部が設けられ、該小
径部は一対の半円筒形の支持部材84及びリング86に
よりピストンロッド36に固定されている。ポンプシリ
ンダ部材46及び支持部材84の下方には吐出弁88が
設けられている。吐出弁88は実質的に逆カップ形の弁
要素90と、ピストンロッド36に固定されたシール部
材92と、弁要素90とシール部材92との間に弾装さ
れ弁要素をそれがポンプシリンダ部材46の下端に当接
する図示の閉弁位置へ付勢する圧縮コイルばね94とを
含んでいる。
【0029】弁要素90には該弁要素とポンプシリンダ
部材46及び支持部材84との間に郭定される弁室96
(図示の状態に於てはその容積は実質的に0である)
と、弁要素90及びシール部材92により郭定されるば
ね収容室98とを連通接続するオリフィス100が設け
られている。また支持部材84の円筒状の外周面には長
手方向に延在する複数の溝102が設けられており、弁
室96は溝102により支持部材84より上方の環状空
間104と連通接続されている。ポンプシリンダ部材4
6の大径部の外周面若しくはポンプロッド48の内周面
には、長手方向に延在する複数の溝が設けられており、
これらの溝により環状空間104と上室52とを連通接
続する複数の連通路106が郭定されている。
【0030】吐出弁88は、ポンプ室50内の圧力がば
ね収容室98内の圧力よりも高いときには開弁してポン
プ室より環状空間104へ向かうオイルの流れを許す
が、ポンプ室50内の圧力がばね収容室98内の圧力よ
りも低いときには閉弁状態を維持し、環状空間104よ
りポンプ室へ向かうオイルの流れを阻止する逆止弁とし
て機能する。特に図示の実施例によれば、吐出弁88の
開弁時及び閉弁時の何れの場合にもばね収容室98内の
オイルはオリフィス100を通過しなければならないの
で、オリフィス100がオイルの自由な流通を許す通路
である場合に比して、吐出弁88はゆっくりと開閉す
る。
【0031】以上の説明より解る如く、ポンプシリンダ
部材46、ポンプロッド48、吸入弁64、吐出弁88
等の部材は、ピストン34及びシリンダ10の相対運動
によるショックアブソーバの伸縮によってポンプ室50
の容積が増減されることにより、後述の如く低圧室22
より上室52へオイルを供給するポンプ108を郭定し
ている。また弁要素78に設けられたオリフィス82
は、吸入弁64の閉弁動作を遅延させることによりポン
プ108が吸入行程より吐出行程へ移行する過程に於け
るポンプ室50内の圧力上昇を緩慢にする圧力なまし手
段として機能し、弁要素90に設けられたオリフィス1
00は吐出弁88の開閉動作を遅延させることによりポ
ンプ108の行程が逆転する過程に於けるポンプ室50
内の圧力上昇及び圧力低下を緩慢にする圧力なまし手段
として機能する。
【0032】更に図1に示されている如く、ピストンロ
ッド36の下端にはシール部材92を支持する連結部材
110がねじ込みにより固定されており、この連結部材
110とエンドキャップ18との間にはダストブーツ1
12が渡設されている。またアウタシリンダ16の上端
にはエンドキャップ16Aと一体に連結部材114が設
けられており、ショックアブソーバは連結部材114に
よりゴムブッシュ116を介して図には示されていない
車体に連結され、連結部材110によりゴムブッシュ1
18を介してサスペンションアームの如きサスペンショ
ン部材に連結されるようになっている。
【0033】上述の如く構成された第一の実施例に於
て、図には示されていない車輪のリバウンドによりピス
トン34及びシリンダ10が伸び行程の相対運動をする
と、上室52の容積が増大し下室54の容積が減少する
ことにより、下室内のオイルがピストン本体38を経て
上室へ移動し、減衰力発生機構40により伸び行程の減
衰力Fseが発生される。同様に車輪のバウンドによりピ
ストン34及びシリンダ10が縮み行程の相対運動をす
ると、上室52の容積が減少し下室54の容積が増大す
ることにより、上室内のオイルがピストン本体38を経
て下室へ移動し、減衰力発生機構42により縮み行程の
減衰力Fscが発生される。
【0034】またショックアブソーバの伸び行程に於て
は、ポンプ室50の容積が増大して該ポンプ室内の圧力
が低下することにより、吐出弁88が閉弁されると共に
吸入弁64が開弁され、低圧室22より導管60、中間
室58、低圧通路56、吸入弁64を経てポンプ室50
へオイルが吸入され、これによりポンプ108の吸入行
程が行われる。同様にショックアブソーバの縮み行程に
於ては、ポンプ室50の容積が減少して該ポンプ室内の
圧力が上昇することにより、吸入弁64が閉弁されると
共に吐出弁88が開弁され、ポンプ室50より吐出弁8
8、弁室96、溝102、環状空間104、連通路10
6を経て上室52へオイルが吐出供給され、これにより
ポンプ108の吐出行程が行われる。
【0035】かくしてポンプ108の吸入行程及び吐出
行程が繰返し行われると、上室52、下室54、高圧室
32内のオイルの量及び圧力が増大し、これによりピス
トン34及びシリンダ10が伸び方向に相対変位する
が、連通孔62がポンプシリンダ部材46の上端より上
方の位置に来ると、上室52が連通孔62によって低圧
通路56と連通接続され、上室52内のオイルの一部が
低圧室22へ排出され、これにより連通孔62がポンプ
シリンダ部材46の上端の位置に位置するようピストン
34及びシリンダ10が互いに他に対し位置決めされ
る。従って車輌の積載荷重の変動が生じ車高の変動が生
じても、ショックアブソーバの伸縮により行われるポン
プ108のポンピング作用及び連通孔62の位置決め作
用により、車高が連通孔62の位置により決定される標
準車高に自動的に戻される。
【0036】上述の如く減衰力発生機構40により発生
される減衰力Fseはピストン34及びシリンダ10の伸
び行程の相対運動の速度、即ち車輪のリバウンド方向の
ストローク速度に応じて発生され、減衰力発生機構42
により発生される減衰力Fscは縮み行程の相対運動の速
度、即ち車輪のバウンド方向のストローク速度に応じて
発生される。従ってショックアブソーバに正弦波状の振
動入力が作用すると、ストローク速度はストロークSが
0の位置に於て最大になり、ストロークSが最大の位置
に於て0になり、またストロークSが最大の位置に於て
上室52と下室54との間の差圧が逆転することによる
軸力が発生するので、ショックアブソーバの伸縮による
軸力Fs は図4(A)に示されている如く変化する。
【0037】またショックアブソーバの伸び行程に於て
は、ポンプ108は低圧室22内の圧力とポンプ室50
内の圧力との差圧に抗してオイルの吸入仕事を行うの
で、ピストン34及びシリンダ10にはショックアブソ
ーバの伸び方向とは反対方向の軸力Fpeが作用する。同
様にショックアブソーバの縮み行程に於ては、ポンプ1
08はポンプ室50及び上室52内の高い圧力に抗して
オイルの吐出仕事を行うので、ピストン34及びシリン
ダ10にはショックアブソーバの縮み方向とは反対方向
の軸力Fpcが作用し、この軸力の大きさは軸力Fpeより
も大きい。
【0038】従来のショックアブソーバの場合の如くポ
ンプ108の吸入行程と吐出行程とが逆転する際に吸入
弁64及び吐出弁88が迅速に開閉する場合には、ポン
プ室50内の圧力も急激に変化するので、軸力Fpe及び
Fpcがストローク速度に関係なく実質的に一定であると
すれば、ポンプ108の吸入仕事及び吐出仕事による軸
力Fp は図4(B)に於て破線にて示されている如く矩
形状に変化する。ショックアブソーバ全体としての軸力
Fは軸力Fs と軸力Fp との和であるので、図4(C)
に於て破線にて示されている如くショックアブソーバの
行程が逆転する際に軸力Fが段差的に急激に変動し、特
にショックアブソーバの行程が伸び行程より縮み行程へ
変化する段階に於て車体に突上げ的な荷重が作用し、こ
れにより車輌の乗員がショックを感じ乗り心地性が悪化
する。
【0039】これに対し図示の第一の実施例によれば、
上述の如く吸入弁64はポンプ108が吸入行程より吐
出行程へ移行する過程に於てゆっくりと開弁し、吐出弁
88はポンプの行程が逆転する際にゆっくりと開弁し、
これによりポンプ室50内の圧力は穏やかに変化するの
で、ポンプ108の吸入仕事及び吐出仕事による軸力F
p は図4(B)に於て実線にて示されている如く変化す
る。従ってショックアブソーバ全体としての軸力Fは図
4(C)に於て実線にて示されている如くショックアブ
ソーバの行程が逆転する際にも穏やかに変動するので、
特にショックアブソーバの行程が伸び行程より縮み行程
へ変化する段階に於て車体に突上げ的な荷重が作用する
ことを防止し、これにより車輌の乗り心地性を向上させ
ることができる。
【0040】図5は伸び行程及び縮み行程の両者に於て
ポンピングの吐出行程を行うよう構成された本発明によ
るセルフポンピング式ショックアブソーバの第二の実施
例を示す縦断面図、図6は第二の実施例の要部を示す拡
大部分縦断面図である。尚これらの図に於て、図1乃至
図3に示された部分に対応する部分には図1乃至図3に
於て付された符号と同一の符号が付されている。
【0041】この第二の実施例に於ては、ピストンロッ
ド36の下端には第一の実施例に於ける吐出弁88に対
応する逆止弁は設けられておらず、連結部材110のみ
により閉ざされている。またポンプ108にはポンプシ
リンダ部材46は設けられておらず、ポンプロッド48
の下端近傍にはポンプピストン122が一体に設けられ
ている。ポンプピストン122は軸線12に沿って往復
動可能にピストンロッド36に嵌合し、ピストンロッド
36と共働してポンプピストンの下方及び上方にそれぞ
れ第一のポンプ室124及び第二のポンプ室126を郭
定している。ポンプピストン122には第一のポンプ室
124と第二のポンプ室126とを連通接続する連通孔
128が設けられており、第二のポンプ室126はピス
トンロッド36の上端とポンプロッド48との間に郭定
された連通路130により上室52と常時連通されてい
る。
【0042】第一のポンプ室124内にてポンプロッド
48の下端には第一の実施例の吸入弁64に対応する第
一の逆止弁132が設けられている。逆止弁132は平
板状の弁要素66と、支持部材72により支持され弁要
素をポンプロッド48の下端に当接する図示の閉弁位置
へ付勢する圧縮コイルばね70とを有し、低圧通路56
より第一のポンプ室124へ向かうオイルの流れを許す
が逆方向のオイルの流れを阻止することにより、第一の
ポンプ室への吸入弁として機能するようになっている。
【0043】ポンプピストン122の上方には第二の逆
止弁134が設けられている。逆止弁134はポンプロ
ッド48に往復動可能に嵌合し連通孔128の上端を開
閉する実質的に円環板状の弁要素136と、該弁要素と
ポンプロッド48に固定されたスプリングシート138
との間に弾装され弁要素136をポンプピストン122
の上面に当接する図示の閉弁位置へ付勢する圧縮コイル
ばね140とを有し、第一のポンプ室124より連通孔
128を経て第二のポンプ室126へ向かうオイルの流
れを許すが逆方向のオイルの流れを阻止することによ
り、第二のポンプ室への吐出弁として機能するようにな
っている。
【0044】第二のポンプ室126内には車高調整弁1
42が配置されており、車高調整弁142は実質的に円
筒形をなしポンプロッド48に往復動可能に嵌合してい
る。車高調整弁142の下端とスプリングシート138
との間には圧縮コイルばね144が弾装されており、圧
縮コイルばね144の上端及び下端はそれぞれ車高調整
弁142のフランジ部及びスプリングシート138のフ
ランジ部に嵌合により固定されている。ピストンロッド
36の上端の内側にはストッパ146が設けられてい
る。
【0045】車高調整弁142は、それがストッパ14
6より離れた図示の状態に於ては、連通孔62を覆うこ
とにより閉弁状態を維持し、低圧通路56と第二のポン
プ室126との連通が遮断された状態を維持するが、シ
ョックアブソーバが所定量以上伸張すると、車高調整弁
142はそのフランジ部がストッパ146に係合し、圧
縮コイルばね144のばね力に抗してピストンロッド3
6に対し相対的に下方へ移動されることにより開弁し、
連通孔62により低圧通路56と上室52とを連通す
る。
【0046】上述の如く構成された第二の実施例に於て
も、第一の実施例の場合と同様、ピストン34及びシリ
ンダ10が伸び行程の相対運動をすると、減衰力発生機
構40により伸び行程の減衰力Fseが発生され、ピスト
ン34及びシリンダ10が縮み行程の相対運動をする
と、減衰力発生機構42により縮み行程の減衰力Fscが
発生される。
【0047】またショックアブソーバの伸び行程に於て
は、第一のポンプ室124の容積が増大して該ポンプ室
内の圧力が低下し、第二のポンプ室126の容積が減少
して該ポンプ室内の圧力が上昇することにより、第二の
逆止弁134が閉弁位置に維持された状態にて第一の逆
止弁132が開弁され、低圧室22より導管60、中間
室58、低圧通路56、第一の逆止弁132を経て第一
のポンプ室124へオイルが吸入され、第二のポンプ室
126よりその上端の連通路130を経て上室52へオ
イルが吐出供給され、これにより第一のポンプ室124
への吸入行程及び上室52への吐出行程が行われる。
【0048】同様にショックアブソーバの縮み行程に於
ては、第一のポンプ室124の容積が減少して該ポンプ
室内の圧力が上昇し、第二のポンプ室126の容積が増
大することにより、第一の逆止弁132が閉弁位置に維
持された状態にて第二の逆止弁134が開弁され、第一
のポンプ室124より第二のポンプ室126へオイルが
吐出供給されるが、ピストンロッド36内に位置するポ
ンプロッド48の体積が増大することにより、第二のポ
ンプ室126の容積の増大量は第一のポンプ室124の
容積の減少量よりも小さく、これらの容積の差に相当す
る体積のオイルが第二のポンプ室126より上室52へ
供給され、これにより第二のポンプ室126への吐出行
程及び上室52への吐出行程が行われる。
【0049】かくしてポンプ108の吸入行程及び吐出
行程が繰返し行われると、上室52、下室54、高圧室
32内のオイルの量及び圧力が増大し、これによりピス
トン34及びシリンダ10が伸び方向に相対変位する
が、その相対変位が所定量以上になると車高調整弁14
2が開弁し、連通孔62により上室52と低圧通路56
とが連通接続され、上室52内のオイルの一部が低圧室
22へ排出され、これにより連通孔62が自由状態の車
高調整弁142の上端の位置に位置するようピストン3
4及びシリンダ10が互いに他に対し位置決めされる。
従って車輌の積載荷重の変動が生じ車高の変動が生じて
も、ショックアブソーバの伸縮により行われるポンプ1
08のポンピング作用及び車高調整弁142の位置決め
作用により、車高が連通孔62の位置により決定される
標準車高に自動的に戻される。
【0050】この実施例に於ても上述の如く減衰力発生
機構40により発生される減衰力Fseはピストン34及
びシリンダ10の伸び行程の相対運動の速度、即ち車輪
のリバウンド方向のストローク速度に応じて発生され、
減衰力発生機構42により発生される減衰力Fscは縮み
行程の相対運動の速度、即ち車輪のバウンド方向のスト
ローク速度に応じて発生される。またストロークSが最
大の位置に於て上室52と下室54との間の差圧が逆転
することによる軸力が発生するので、ショックアブソー
バに正弦波状の振動入力が作用すると、ショックアブソ
ーバの伸縮による軸力Fs は図7(A)に示されている
如く変化する。
【0051】またショックアブソーバの伸び行程に於て
は、ポンプ108は低圧室22内の圧力と第一のポンプ
室124内の圧力との差圧及び第二のポンプ室126内
の高い圧力に抗してオイルの吸入仕事及び吐出仕事を行
うので、ピストン34及びシリンダ10にはショックア
ブソーバの伸び方向とは反対方向の軸力Fpeが作用す
る。同様にショックアブソーバの縮み行程に於ては、ポ
ンプ108は第一のポンプ室124及び第二のポンプ室
126内の高い圧力に抗してオイルの吐出仕事を行うの
で、ピストン34及びシリンダ10にはショックアブソ
ーバの縮み方向とは反対方向の軸力Fpcが作用し、この
軸力の大きさは軸力Fpeよりも大きい。
【0052】従ってポンプ108の吸入仕事及び吐出仕
事による軸力Fp は図7(B)に於て破線にて示されて
いる如く矩形状に変化し、ショックアブソーバ全体とし
ての軸力Fは図7(C)に於て破線にて示されている如
く変化する。かくして第二の実施例によれば、縮み行程
に於てのみポンピングの吐出行程が行われる構造の場合
に比して、ショックアブソーバの一回の伸縮行程当りの
オイル供給量が高く、ポンピング効率を高くすることが
できるので、車輌の積載荷重の変動により車高の変動が
生じても、車高を標準車高に早く戻すことができる。
【0053】またポンピング効率を伸び行程に於てのみ
ポンピングの吐出行程が行われる構造の場合と同一にす
るならば、ピストンロッド36の内径及びポンプピスト
ン122の外径を小さくすることができ、この場合には
ポンプ108の吸入仕事及び吐出仕事による軸力Fp 及
びショックアブソーバ全体としての軸力Fはそれぞれ図
7(B)及び図7(C)に於て実線にて示されている如
くなる。従って軸力Fが0よりマイナス方向へ段差的に
変化する度合が減少し、これによりポンピング効率を犠
牲にすることなく車輌の乗り心地性を向上させることが
できる。
【0054】図8及び図9はそれぞれ第二の実施例の修
正例として構成された第三及び第四の実施例の第一の逆
止弁及びその近傍を示す拡大部分縦断面図である。尚こ
れらの図に於て、図5及び図6に示された部分に対応す
る部分には図5及び図6に於て付された符号と同一の符
号が付されている。
【0055】第三の実施例に於ては、第一の逆止弁13
2の支持部材72は上端にてポンプロッド48の下端部
に軸線12に沿って往復動可能に嵌合し、ポンプロッド
48の下端部には実質的に軸線12に垂直に延在し低圧
通路56と第一のポンプ室124とを連通接続する連通
孔148及びストッパ150が設けられている。支持部
材72の上端にはフランジ部152及び肩部154が設
けられており、支持部材の下端には実質的に軸線12に
垂直に延在し支持部材72よりも大きい直径を有するプ
レート156が固定されている。フランジ部152とポ
ンプピストン122との間には圧縮コイルばね158が
弾装されており、支持部材72は圧縮コイルばね158
により肩部154がストッパ150に係合し連通孔14
8の連通を許す図示の下端位置に位置決めされるように
なっている。
【0056】かくして連通孔148は導管60、中間室
58、低圧通路56を介して低圧室22と第一のポンプ
室124とを連通接続する通路手段を郭定しており、支
持部材72は通常時には開弁状態を維持し、ショックア
ブソーバの縮み行程開始時にはプレート156が第一の
ポンプ室内を上方へ流れるオイルの流動圧を受け圧縮コ
イルばね158のばね力に抗して徐々に閉弁することに
より連通孔148の連通を徐々に遮断する弁手段を郭定
しており、連通孔148及び支持部材72は互いに共働
してショックアブソーバが伸び行程より縮み行程へ移行
する過程に於ける第一のポンプ室124内の圧力上昇を
緩慢にする圧力なまし手段を郭定している。
【0057】従ってこの第三の実施例によれば、ショッ
クアブソーバに正弦波状の振動入力が作用すると、支持
部材72はショックアブソーバの縮み行程の開始及び終
了時にそれぞれ徐々に閉弁し徐々に開弁するので、ポン
プ108の吸入仕事及び吐出仕事による軸力Fp 及びシ
ョックアブソーバ全体としての軸力Fはそれぞれ図10
(B)及び図10(C)に於て実線にて示されている如
くなり、特にショックアブソーバが伸び行程より縮み行
程へ移行する段階に於て軸力Fが段差状に急激に増大す
ることを防止し、これにより第二の実施例の場合よりも
ポンピング効率が多少悪化するが車輌の乗り心地性を更
に一層向上させることができる。
【0058】第四の実施例に於ては、第一の逆止弁13
2の弁要素66には低圧通路56と第一のポンプ室12
4とを常時連通接続するオリフィス160が設けられて
いる。このオリフィス160はショックアブソーバの伸
び行程時には低圧通路56より第一のポンプ室124へ
オイルが流れることを許し、縮み行程時には第一のポン
プ室124より低圧通路56へオイルが戻ることを許す
ので、ポンプ108の吸入仕事及び吐出仕事による線力
Fp 及びショックアブソーバ全体としての軸力Fはそれ
ぞれ図11(B)及び図11(C)に於て実線にて示さ
れている如くなり、第三の実施例よりもポンピング効率
が悪化するが、第二の実施例よりも車輌の乗り心地性を
向上させることができる。
【0059】尚第三及び第四の実施例に於ては、第二の
実施例について上述したピストンロッド36の内径及び
ポンプピストン122の外径の低減量を小さくすること
により、ポンピング効率の悪化を相殺することができる
ので、これらの内径及び外径を適宜に設定することによ
り、第二の実施例と同等のポンピング効率を確保しつつ
車輌の乗り心地性を第二の実施例よりも更に一層向上さ
せることができる。また第三及び第四の実施例の構造が
組合せて適用されてもよく、その場合には第三及び第四
の実施例の両方の作用効果が得られる。
【0060】以上に於ては本発明を特定の実施例につい
て詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施
例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
【0061】例えば第三又は第四の実施例の構造、即ち
図8又は図9に示された構造が第一の実施例の如く縮み
行程に於てのみポンピングの吐出行程を行うよう構成さ
れたショックアブソーバに適用されてもよく、その場合
にも第一の実施例の場合と同様ショックアブソーバの行
程が伸び行程より縮み行程へ逆転する際に於ける軸力の
急激な変化を防止して車輌の乗り心地性を向上させるこ
とができる。またこの場合には吐出弁88は図3に示さ
れた構造のものである必要はなく、ポンプ室50より環
状空間104へ向かうオイルの流れを許すが逆方向のオ
イルの流れを阻止する単純な逆止弁であってもよい。
【0062】また第二乃至第四の実施例に於ては、第二
のポンプ室126は連通路130により常時上室52と
連通接続されているが、第二のポンプ室126より上室
52へ向かうオイルの流れを許し逆方向のオイルの流れ
を阻止する第三の逆止弁が連通路130に設けられても
よく、特に第三及び第四の実施例に於て上述の第三の逆
止弁が設けられれば、ショックアブソーバの縮み行程時
に上室52より第二のポンプ室126へオイルが逆流す
ることを確実に阻止し、これにより図示の構造の場合に
比してポンピング効率を向上させることができる。
【0063】更に図示の第二乃至第四の実施例に於て
は、ポンプロッド48がピストンロッド36内に嵌入す
ることにより第一のポンプ室124及び第二のポンプ室
126はピストンロッド36内に郭定されているが、ポ
ンプロッド48と同様の部材にポンプシリンダ孔が形成
され、ピストンロッド36の上端にそれより上方へ延在
しポンプシリンダ孔に嵌入するポンプロッドが設けら
れ、該ポンプロッドの上端に設けられたポンプピストン
により第一及び第二のポンプ室が郭定されてもよいが、
図示の第二乃至第四の実施例によれば、上述の構成の場
合に比してショックアブソーバの長さを低減しショック
アブソーバをコンパクトに構成することができる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明より明らかである如く、上述
の請求項1の構成によれば、ポンプが吸入行程より吐出
行程へ移行する過程に於けるポンプ室内の圧力上昇が圧
力なまし手段により緩慢にされることにより、ポンプに
よる軸力が吸入行程より吐出行程へ移行する段階に於て
段差的に急激に増大することが防止されるので、ショッ
クアブソーバが伸び行程より縮み行程へ移行する段階に
於てショックアブソーバ全体の軸力が段差的に急激に増
大することを防止し、これにより路面より車輪への入力
がショックアブソーバを介して車体に強く伝達されるこ
とを防止して車輌の乗り心地性を向上させることができ
る。
【0065】特に請求項2の構成によれば、圧力なまし
手段は吸入弁の閉弁動作を遅延させるよう構成されてお
り、ポンプが吸入行程より吐出行程に移行した直後にも
ポンプ室内の作動流体の一部が吸入弁を経て低圧室へ逆
流することができるので、ポンプが吸入行程より吐出行
程へ移行する過程に於けるポンプ室内の圧力の上昇及び
ポンプによる軸力の増大を確実に緩慢にすることがで
き、これにより車輌の乗り心地性を確実に向上させるこ
とができる。
【0066】また請求項3の構成によれば、圧力なまし
手段は低圧室とポンプ室とを連通接続する通路手段と、
ポンプの吸入行程に於ては開弁状態を維持して通路手段
の連通を許し、ポンプの吐出行程開始時には徐々に閉弁
して通路手段の連通を徐々に遮断する弁手段とを有して
おり、この構成の場合にもポンプの吐出行程開始時には
ポンプ室内の作動流体の一部が通路手段を経て低圧室へ
逆流することができるので、ポンプが吸入行程より吐出
行程へ移行する過程に於けるポンプ室内の圧力の上昇及
びポンプによる軸力の増大を確実に緩慢にすることがで
き、これにより車輌の乗り心地性を確実に向上させるこ
とができる。
【0067】また請求項4の構成によれば、圧力なまし
手段は吸入弁に設けられ低圧室とポンプ室とを連通接続
するオリフィスであり、ポンプ室内の圧力が低圧室内の
圧力よりも高くなるポンプの吐出行程に於てはポンプ室
内の作動流体の一部がオリフィスを経て低圧室へ逆流す
ることができるので、ポンプが吸入行程より吐出行程へ
移行する過程に於けるポンプ室内の圧力の上昇及びポン
プによる軸力の増大を確実に緩慢にすることができ、こ
れにより車輌の乗り心地性を確実に向上させることがで
きる。
【0068】また上述の請求項5の構成によれば、ショ
ックアブソーバの伸び行程及び縮み行程の何れに於ても
第二のポンプ室の作動流体の一部が作動流体室へ吐出さ
れるので、ピストン及びシリンダの縮み行程時にのみポ
ンピングの吐出行程が行われるよう構成されたショック
アブソーバの場合に比して、ポンプの効率を向上させる
ことができ、また例えばポンプシリンダ孔及びポンプピ
ストンの径を低減することによりピストン及びシリンダ
の縮み行程時にのみポンピングの吐出行程が行われるよ
う構成されたショックアブソーバの場合とポンプの効率
を同一にすれば、ピストン及びシリンダの縮み行程に於
けるポンプによる軸力を低減することができ、これによ
りショックアブソーバが伸び行程より縮み行程へ移行す
る過程に於ける軸力の増大度合を確実に低減し、車輌の
乗り心地性を確実に向上させることができる。
【0069】特に請求項6の構成によれば、第一の逆止
弁は低圧通路と第一のポンプ室とを連通接続するオリフ
ィスを有しており、第一のポンプ室内の圧力が低圧室内
の圧力よりも低いときには、第一のポンプ室内の作動流
体の一部がオリフィスを経て低圧室へ逆流するので、シ
ョックアブソーバが伸び行程より縮み行程へ移行する段
階に於ける第一のポンプ室内の圧力の上昇及びポンプに
よる軸力の増大を確実に緩慢することができ、これによ
り請求項5の構成の場合に比してショックアブソーバが
伸び行程より縮み行程へ移行する過程に於ける軸力の急
激な増大を更に一層に低減し、車輌の乗り心地性を更に
一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縮み行程に於てポンピングの吐出行程を行うよ
う構成された本発明によるセルフポンピング式ショック
アブソーバの第一の実施例を示す縦断面図である。
【図2】第一の実施例の吸入弁及びその近傍を示す拡大
部分縦断面図である。
【図3】第一の実施例の吐出弁及びその近傍を示す拡大
部分縦断面図である。
【図4】第一の実施例及び従来のショックアブソーバに
ついて(A)はショックアブソーバの伸縮による軸力F
s とストロークSとの間の関係を示し、(B)はポンプ
仕事による軸力Fp とストロークSとの間の関係を示
し、(C)はショックアブソーバ全体としての軸力Fと
ストロークSとの間の関係を示すグラフである。
【図5】伸び行程及び縮み行程の両者に於てポンピング
の吐出行程を行うよう構成された本発明によるセルフポ
ンピング式ショックアブソーバの第二の実施例を示す縦
断面図である。
【図6】第二の実施例の要部を示す拡大部分縦断面図で
ある。
【図7】第二の実施例について(A)はショックアブソ
ーバの伸縮による軸力Fs とストロークSとの間の関係
を示し、(B)はポンプ仕事による軸力Fp とストロー
クSとの間の関係を示し、(C)はショックアブソーバ
全体としての軸力FとストロークSとの間の関係を示す
グラフである。
【図8】第二の実施例の修正例として構成された第三の
実施例の第一の逆止弁及びその近傍を示す拡大部分縦断
面図である。
【図9】第二の実施例の修正例として構成された第四の
実施例の第一の逆止弁及びその近傍を示す拡大部分縦断
面図である。である。
【図10】第三の実施例について(A)はショックアブ
ソーバの伸縮による軸力Fs とストロークSとの間の関
係を示し、(B)はポンプ仕事による軸力Fp とストロ
ークSとの間の関係を示し、(C)はショックアブソー
バ全体としての軸力FとストロークSとの間の関係を示
すグラフである。
【図11】第四の実施例について(A)はショックアブ
ソーバの伸縮による軸力Fs とストロークSとの間の関
係を示し、(B)はポンプ仕事による軸力Fp とストロ
ークSとの間の関係を示し、(C)はショックアブソー
バ全体としての軸力FとストロークSとの間の関係を示
すグラフである。
【符号の説明】
10…シリンダ 22…低圧室 32…高圧室 40、42…減衰力発生機構 46…ポンプシリンダ部材 48…ポンプロッド 52…上室 54…下室 62…連通孔 64…吸入弁 78…弁要素 82…オリフィス 122…ポンプピストン 124…第一のポンプ室 126…第二のポンプ室 132…第一の逆止弁 134…第二の逆止弁 142…車高調整弁 148…連通孔 156…プレート 160…オリフィス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対的に往復動可能に互いに嵌合し互いに
    共働して作動流体室を郭定するピストン及びシリンダ
    と、前記ピストン若しくは前記シリンダに設けられた減
    衰力発生機構と、低圧室と、前記作動流体室と連通する
    高圧室と、前記ピストン及び前記シリンダの相対運動に
    より容積が増減されるポンプ室を備えたポンプとを有
    し、前記ポンプは前記低圧室より前記ポンプ室へ向かう
    作動流体の流れを許容する吸入弁と、前記ポンプ室より
    前記高圧室へ向かう作動流体の流れを許容する吐出弁と
    を含み、少なくとも前記ピストン及び前記シリンダの伸
    び行程の相対運動に対応する吸入行程により前記低圧室
    より前記ポンプ室へ作動流体を吸入し、前記ピストン及
    び前記シリンダの縮み行程の相対運動に対応する吐出行
    程により前記ポンプ室より前記高圧室へ作動流体を吐出
    するよう構成されたセルフポンピング式ショックアブソ
    ーバに於て、前記ポンプが吸入行程より吐出行程へ移行
    する過程に於ける前記ポンプ室内の圧力上昇を緩慢にす
    る圧力なまし手段を有していることを特徴とするセルフ
    ポンピング式ショックアブソーバ。
  2. 【請求項2】請求項1のセルフポンピング式ショックア
    ブソーバに於て、前記圧力なまし手段は前記吸入弁の閉
    弁動作を遅延させるよう構成されていることを特徴とす
    るセルフポンピング式ショックアブソーバ。
  3. 【請求項3】請求項1のセルフポンピング式ショックア
    ブソーバに於て、前記圧力なまし手段は前記低圧室と前
    記ポンプ室とを連通接続する通路手段と、前記ポンプの
    吸入行程に於ては開弁状態を維持して前記通路手段の連
    通を許し、前記ポンプの吐出行程開始時には徐々に閉弁
    して前記通路手段の連通を徐々に遮断する弁手段とを有
    していることを特徴とするセルフポンピング式ショック
    アブソーバ。
  4. 【請求項4】請求項1のセルフポンピング式ショックア
    ブソーバに於て、前記圧力なまし手段は前記吸入弁に設
    けられ前記低圧室と前記ポンプ室とを連通接続するオリ
    フィスであることを特徴とするセルフポンピング式ショ
    ックアブソーバ。
  5. 【請求項5】相対的に往復動可能に互いに嵌合し互いに
    共働して作動流体室を郭定するピストン及びシリンダ
    と、前記ピストン若しくは前記シリンダに設けられた減
    衰力発生機構と、低圧室と、前記作動流体室と連通する
    高圧室と、前記ピストンのロッド部に設けられたポンプ
    シリンダ孔と、一端にて前記シリンダに固定され前記ポ
    ンプシリンダ孔に往復動可能に嵌合し前記ポンプシリン
    ダ孔を第一及び第二のポンプ室に区画するポンプピスト
    ンと、前記ポンプピストンに設けられ前記低圧室と前記
    第一のポンプ室とを連通接続する低圧通路と、前記第二
    のポンプ室と前記作動流体室とを連通接続する連通路
    と、前記低圧通路より前記第一のポンプ室へ向かう作動
    流体の流れを許容する第一の逆止弁と、前記第一のポン
    プ室より前記第二のポンプ室へ向かう作動流体の流れを
    許容する第二の逆止弁とを有するセルフポンピング式シ
    ョックアブソーバ。
  6. 【請求項6】請求項5のセルフポンピング式ショックア
    ブソーバに於て、前記第一の逆止弁は前記低圧通路と前
    記第一のポンプ室とを連通接続するオリフィスを有して
    いることを特徴とすることを特徴とするセルフポンピン
    グ式ショックアブソーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101019522B1 (ko) * 2003-06-27 2011-03-09 체에프 작스 아게 내부 레벨 조절 장치를 구비한 셀프 펌핑 하이드로뉴메틱 서스펜션 스트럿 유닛

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KR101019522B1 (ko) * 2003-06-27 2011-03-09 체에프 작스 아게 내부 레벨 조절 장치를 구비한 셀프 펌핑 하이드로뉴메틱 서스펜션 스트럿 유닛

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