JP3056575B2 - ポリエチレン―2,6―ナフタレートフィルム - Google Patents

ポリエチレン―2,6―ナフタレートフィルム

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JP3056575B2
JP3056575B2 JP2116992A JP2116992A JP3056575B2 JP 3056575 B2 JP3056575 B2 JP 3056575B2 JP 2116992 A JP2116992 A JP 2116992A JP 2116992 A JP2116992 A JP 2116992A JP 3056575 B2 JP3056575 B2 JP 3056575B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二軸配向ポリエチレン
―2,6―ナフタレートフィルムに関し、さらに詳しく
は、高温高湿下あるいは温湿度が変化する環境下で使用
する磁気記録テープのベースフィルムとして有用な二軸
配向ポリエチレン―2,6―ナフタレートフィルムに関
する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録テープ用ベースフィルムとして
は、二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムが従
来から広く用いられている。しかしながら、このような
従来の磁気記録テープ用ベースフィルムでは、磁気記録
テープとした場合、磁気記録の保磁力が小さく、カセッ
トに巻くテープの長さを長くして、記録再生の長時間化
を図るために、テープの厚みを薄くすると、テープの走
行性や耐久性が悪化するという問題が生ずる。
【0003】そこで、このようなポリエチレンテレフタ
レートフィルムの問題点を解消するために、高ヤング率
の二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタレートフィル
ムを磁気記録テープ用ベースフィルムとして用いること
が多数提案されている。
【0004】また、磁気記録テープにした場合のスキュ
ー発生を防止するために、70℃で1時間無荷重下で熱
処理したときのポリエチレン―2,6―ナフタレートフ
ィルムの熱収縮を小さくすることも提案されている。
【0005】しかしながら、このような高ヤング率、低
熱収縮率のポリエチレン―2,6―ナフタレートフィル
ムを用いた磁気記録テープでも、記録、再生の長時間化
を図るためにベースフィルムの厚みを薄くすると、高温
高湿下に置かれた場合に寸法変化が生じ、スキュー、ト
ラックずれが起るという問題が発生する。更に、高温高
湿下でテープ走行を繰り返しているうちにテープエッジ
が伸びて、いわゆるわかめ状に変形し、テープが損傷を
受け易くなるという問題も生ずる。
【0006】更に、温湿度が変化する環境下で使用され
る場合、従来のポリエチレン―2,6―ナフタレートフ
ィルムを用いた磁気記録テープでは、トラックずれ、電
磁出力の低下を招くというトラブルが発生する。
【0007】近年、磁気記録テープは、調温調湿された
環境下あるいは通常の温湿度環境下で使用されるのみな
らず、高温高湿度あるいは温湿度が変化する環境下でも
用いられるようになってきており、上記の問題が切実な
ものとなってきている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点を解消し、高温高湿下あるいは温湿度が変化する
環境下でもスキュー、トラックずれ、電磁出力の低下が
起らず、走行中にテープの変形、損傷も発生しない磁気
記録テープ用のポリエチレン―2,6―ナフタレートフ
ィルムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、縦方向のヤン
グ率(EM)が550kg/mm2 以上、横方向のヤング率
(ET)が700kg/mm2 以上であり、両ヤング率の比
(ET/EM)が1.1〜2.0の範囲内にあると共
に、70℃、相対湿度65%に無荷重下で1時間保持し
たときの縦方向の収縮率が0.02%以下であり、更
に、縦方向の温度膨脹率(αt)が10×10-6/℃以
下であり、かつ縦方向の湿度膨脹率(αh)が15×1
-6/%RH以下であることを特徴とするポリエチレン
―2,6―ナフタレートフィルムである。
【0010】本発明において、フィルムを構成するポリ
エチレン―2,6―ナフタレートは、ナフタレンジカル
ボン酸を主たる酸成分とするが、少量の他のジカルボン
酸成分を共重合してもよく、またエチレングリコールを
主たるグリコール成分とするが、少量の他のグリコール
成分を共重合してもよいポリマーである。ナフタレンジ
カルボン酸以外のジカルボン酸としては、例えばテレフ
タル酸、イソフタル酸、ジフェニルスルホンジカルボン
酸、ベンゾフェノンジカルボン酸などの芳香族ジカルボ
ン酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジ
カルボン酸などの脂肪族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテ
レフタル酸、1,3―アダマンタンジカルボン酸などの
脂環族ジカルボン酸をあげることができる。またエチレ
ングリコール以外のグリコール成分としては、例えば
1,3―プロパンジオール、1,4―ブタンジオール、
1,6―ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,4―シクロヘキサンジメタノール、p―キシリレン
グリコールなどをあげることができる。また、ポリマー
中に安定剤、着色剤、帯電防止剤等の添加剤を配合した
ものでもよい。
【0011】また、フィルム表面を粗にして、フィルム
の滑り性を改良するために、ポリマー中に各種不活性固
体微粒子を配合することもできる。
【0012】このようなポリエチレン―2,6―ナフタ
レートは通常溶融重合法によって公知の方法で製造され
る。この際、触媒等の添加剤は必要に応じて任意に使用
することができる。
【0013】ポリエチレン―2,6―ナフタレートの固
有粘度は0.45〜0.90の範囲にあることが好まし
い。
【0014】本発明のポリエチレン―2,6―ナフタレ
ートフィルムは、縦方向のヤング率(EM)が550kg
/mm2 以上、横方向のヤング率(ET)が700lg/mm
2 以上であり、両ヤング率の比(ET/EM)が1.1
〜2.0の範囲にあることが必要である。縦方向のヤン
グ率(EM)が550kg/mm2 未満では、磁気記録テー
プに瞬間的に強い応力がかかったとき、テープが伸びて
変形するので不適当である。縦方向のヤング率(EM)
のより好ましい値は600kg/mm2 以上である。また、
横方向のヤング率(ET)が700kg/mm2 未満、ある
いは横方向のヤング率(ET)と縦方向のヤング率(E
M)の比(ET/EM)が1.1〜2.0の範囲外であ
る場合は、高温高湿下又は温湿度が変化する環境下でテ
ープの走行を繰り返すと、テープのエッジが伸びてわか
め状に変形し、更にはテープの横規制ガイドに当ったと
きに、テープ端部が折れ曲ったりしてテープの特性が損
われる。また、磁気ヘッドへのテープの接触が不良とな
り電磁出力が低下する。横方向のヤング率(ET)のよ
り好ましい値は800kg/mm2 以上、ET/EMのより
好ましい値は1.5〜2.0である。
【0015】また、本発明のポリエチレン―2,6―ナ
フタレートフィルムは、70℃、相対湿度65%に無荷
重下で1時間保持したときの収縮率が0.02%以下で
あることが必要である。この収縮率が0.02%より大
きいとスキューが生じるので不適当である。好ましい収
縮率は0.01%以下である。
【0016】更に、本発明のポリエチレン―2,6―ナ
フタレートフィルムは、温度膨脹率(αt)が10×1
-6/℃以下、湿度膨脹率(αh)が15×10-6/%
RH以下であることが必要である。温度膨脹率(αt)
が10×10-6/℃を超えるか、あるいは湿度膨脹率
(αh)が15×10-6/%RHを超えると、テープが
その使用環境下の温湿度変化に追従できなくなり、電磁
出力の低下を招くことになる。
【0017】上記各特性を有するポリエチレン―2,6
―ナフタレートフィルムは、例えばポリエチレン―2,
6―ナフタレートを融点〜融点+70℃で溶融押出し、
冷却固化して未延伸フィルムを得、この未延伸フィルム
を、まず縦方向に130〜170℃で3.0〜6.0倍
に延伸し、次いで横方向に120〜160℃で4.5〜
6.5倍に延伸し、その後引き続き180〜250℃で
緊張下に熱固定することにより製造することができる。
【0018】また、冷却固化した未延伸フィルムを、ま
ず縦方向に130〜170℃で1.5〜3.0倍に延伸
し、次いで横方向に120〜160℃で3.0〜5.0
倍に延伸し、その後140〜180℃で緊張下に熱固定
し、更に縦方向に150〜200℃で1.05〜1.5
0倍に延伸し、引き続き180〜250℃で緊張下に熱
固定することにより製造することができる。
【0019】熱収縮率の調整方法としては、得られたフ
ィルムを熱弛緩処理するとか、製品フィルムをロール状
に巻いた状態で熱処理する方法等をとることができる。
より具体的にはテンター熱処理したフィルムを空気浮上
式の熱処理装置を用いて90〜130℃の温度、1.5
〜2.5kg/mの張力下で1〜10秒間熱弛緩処理する
とか、製品ロールを50〜80℃、50〜60%RHの
恒温、恒湿下で3日〜5日間処理することにより熱収縮
率を低下させることができる。
【0020】本発明のポリエチレン―2,6―ナフタレ
ートフィルムは長時間の記録再生を行うためにフィルム
の厚みを薄くした場合、特に厚みが7μm以下である場
合に、その効果が顕著となる。
【0021】本発明のポリエチレン―2,6―ナフタレ
ートフィルムは、高級グレードの磁気記録媒体、例えば
オーディオ及びビデオ等の長時間録画用超薄物、高密度
記録磁気フィルム、高品質画像記録再生用の磁気記録フ
ィルム、例えばメタルや蒸着磁気記録材として好適であ
る。特に、高温高湿の過酷な条件下、あるいは温湿度が
変動する環境下で使用する磁気記録フィルムに用いるの
に適している。
【0022】本発明のポリエチレン―2,6―ナフタレ
ートフィルムには、その片側又は両面に磁性層を設ける
ことができる。
【0023】磁性層、及び磁性層をベースフィルム上に
設ける方法はそれ自体公知であり、本発明においても公
知の磁性層及びそれを設ける方法を採用することができ
る。
【0024】例えば磁性層をベースフィルム上に磁性塗
料を塗布する方法によって設ける場合には、磁性層に用
いられる強磁性粉体としてはγ―Fe2 3 、Co含有
のγ―Fe3 4 、Co含有のFe3 4 、CrO2
バリウムフェライトなど、公知の強磁性体が使用でき
る。
【0025】磁性粉体と共に使用されるバインダーとし
ては、公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂
又はこれらの混合物である。これらの樹脂としては例え
ば塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体、ポリウレタンエラ
ストマー等があげられる。
【0026】磁性塗料は、更に研磨剤(例えばα―Al
2 3 等)、導電剤(例えばカーボンブラック等)、分
散剤(例えばレシチン等)、潤滑剤(例えばn―ブチル
ステアレート、レシチン酸等)、硬化剤(例えばエポキ
シ樹脂等)及び溶媒(例えばメチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、トルエン等)等を含有することが
できる。
【0027】磁性層の形成方法としては、その他、無電
解メッキや電解メッキによる湿式真空蒸着、スパッタリ
ングやイオンプレーティングによる乾式法なども用いる
ことができる。
【0028】また、フィルム支持体の片側に磁性層を形
成する場合、磁性層を形成していない側の表面には、テ
ープとしての走行性を維持するために滑剤を含む有機高
分子の塗膜を塗設してもよい。
【0029】
【実施例】以下、実施例にもとづいて本発明を更に説明
する。なお、本発明における種々の物性値及び特性は、
以下のようにして測定されたものであり、かつ定義され
る。
【0030】(1)ヤング率 フィルムを試料巾10mm、長さ15cmに切り、チャック
間100mmにして引張速度10mm/分、チャート速度5
00mm/分にインストロンタイプの万能引張試験装置に
て引張る。得られる荷重―伸び曲線の立上り部の接線よ
りヤング率を計算する。
【0031】(2)70℃、相対湿度65%に無荷重下
で保持したときの収縮率 フィルム幅を10mm、長さ600mmのたんざく状に切り
出し、500mm間隔の標点を付ける。このサンプルを7
0℃、65%RHのエアオーブン内で1時間処理した
後、室温まで冷却する。処理前後の寸法変化から収縮率
を算出する。
【0032】(3)温度膨脹率(αt) 予め70℃で30分間熱処理した長さ15mm、幅5mmの
サンプルについて、真空理工株式会社製、熱機械分析装
置TM―3000を用い、10℃、0%RHと40℃、
0%RHとの間での寸法変化を読み取り、温度膨脹率を
求める。
【0033】(4)湿度膨脹率(αh) 予め40℃、90%RHで処理したサンプルについて、
熱膨脹率の場合と同様に熱機械分析装置TM―3000
を用い、20℃、30%RHと20℃、70%RHとの
間での寸法変化を読み取り、湿度膨脹率を求める。
【0034】(5)スキュー スキュー特性は、常温(20℃)常温下で録画したビデ
オテープを70℃、65%RHで1時間保持した後、再
び常温常湿下で再生し、ヘッド切換点におけるズル量を
読み取る。
【0035】(6)電磁出力 テープ再生時の出力信号(当り波形)を一画面分で観察
し、下記のように3段階で評価する。 ○:出力信号が強くフラットで良好(ヘッド当り良)。 △:出力信号が中央部で上又は下側に歪んであまり良く
ない。 ×:出力信号自体が弱く、しかも変形して不良(ヘッド
当り不良)。 (7)磁気記録テープの走行性 テープを家庭用ビデオテープレコーダ(ヘリカルスキャ
ン)にセットし、走行開始、停止を繰り返しながら10
0時間走行させ、走行状態を調べる。このときのテープ
の状態を下記のように3段階で判定する。 ○:テープの端が折れたり、わかめ状になったりしな
い。 △:若干、テープの端の折れやわかめが発生する。 ×:テープの折れやわかめの発生が著しい。
【0036】
【実施例1〜3、比較例1〜5】平均粒子径0.3μm
の球状シリカ微粒子を0.15重量%含有してなる固有
粘度0.65のポリエチレン−2,6−ナフタレートの
ペレットを、170℃で4時間乾燥した。このペレット
を常法により溶融押出し、急冷して表1に示した条件で
二軸延伸、熱固定した場合に、5μmの厚みの二軸配向
フィルムが得られるような厚みの未延伸フィルムを作成
した。
【0037】この未延伸フィルムを表1に示す条件で、
第1段の縦方向延伸、横方向延伸及び緊張熱固定並びに
第2段の横方向延伸及び緊張熱固定に付し、厚み5μm
の二軸配向フィルムを得た。
【0038】
【表1】
【0039】得られたフィルムの特性を表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】一方、下記に示す組成物をボールミルに入
れ、16時間混練、分散した後、イソシアネート化合物
(バイエル社製デスモジュールL)5重量部を加え、1
時間高速剪断分散して磁性塗料とした。
【0042】磁性塗料の組成: 針状Fe粒子 100重量部 塩化ビニル―酢酸ビニル共重合体 15重量部 (積水化学製のエスレック7A) 熱可塑性ポリウレタン樹脂 5重量部 酸化クロム 5重量部 カーボンブラック 5重量部 レシチン 2重量部 脂肪酸エステル 1重量部 トルエン 50重量部 メチルエチルケトン 50重量部 シクロヘキサノン 50重量部。
【0043】この磁性塗料を上述のポリエチレン―2,
6―ナフタレートフィルムの片面に塗布厚3μmとなる
ように塗布し、次いで2500ガウスの直流磁場中で配
向処理を行ない、100℃で加熱乾燥後、スーパーカレ
ンダー処理(線圧200kg/cm、温度80℃)を行な
い、巻き取った。この巻き取ったロールを55℃のオー
ブン中に3日間放置した。
【0044】さらに下記組成のバックコート層塗料を厚
さ1μmに塗布し、乾燥させ、さらに8mmに裁断し、磁
気テープを得た。
【0045】バックコート層塗料の組成: カーボンブラック 100重量部 熱可塑性ポリウレタン樹脂 60重量部 イソシアネート化合物 18重量部 (日本ポリウレタン工業社製コロネートL) シリコーンオイル 0.5重量部 メチルエチルケトン 250重量部 トルエン 50重量部。
【0046】得られた磁気テープについて、スキュー並
びに各種温湿度環境下で再生した場合の電磁出力及びテ
ープ走行性を測定した。結果を表3に示す。
【0047】
【表3】
【0048】これらの結果からも明らかなように、本発
明のポリエチレン―2,6―テレフタレートフィルムを
用いた磁気記録テープでは、高温高湿下でもスキュー、
電磁出力の低下が起らず、テープの変形、損傷も発生し
なかった。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、長時間の記録、再生の
ためにフィルムの厚みを薄くしても、高温高湿下あるい
は温湿度が変化する環境下でスキュー、トラックずれ、
電磁出力の低下が起らず、テープの変形、損傷も発生し
ない極めて安定な磁気記録テープ用のポリエチレン―
2,6―ナフタレートフィルムを提供することができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐伯 靖浩 神奈川県相模原市小山3丁目37番19号 帝人株式会社 相模原研究センター内 (56)参考文献 特開 昭50−45877(JP,A) 特開 昭50−46303(JP,A) 特開 昭50−45876(JP,A) 特開 昭62−73420(JP,A) 特開 昭62−241129(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 55/02 - 55/28 C08J 5/18 CFD

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦方向のヤング率(EM)が550kg/
    mm2 以上、横方向のヤング率(ET)が700kg/mm2
    以上であり、両ヤング率の比(ET/EM)が1.1〜
    2.0の範囲内にあると共に、70℃、相対湿度65%
    に無荷重下で1時間保持したときの縦方向の収縮率が
    0.02%以下であり、更に、縦方向の温度膨脹率(α
    t)が10×10-6/℃以下であり、かつ縦方向の湿度
    膨脹率(αh)が15×10-6/%RH以下であること
    を特徴とする二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタレ
    ートフィルム。
  2. 【請求項2】 フィルムの厚みが7μm以下である請求
    項1記載の二軸配向ポリエチレン―2,6―ナフタレー
    トフィルム。
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