JP3056269U - サービス総合ディジタル通信網を用いたファクシミリ通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＩＳＤＮのＤチャネルを用いてセキュリティ
の高いファクシミリ通信を行なう。 【解決手段】 Ｄチャネルで伝送する場合には、ダイヤ
ル番号の先頭に指定コードを付加し、ターミナルアダプ
タ１で指定コードを識別した場合には、ＦＡＸモデム１
６によりファクシミリ信号をディジタル圧縮イメージデ
ータに変換、パケット化して、Ｄチャネルパケット交換
網３―２を用いて伝送する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、サービス総合ディジタル通信網を介してファクシミリ信号を伝送す るファクシミリ通信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、サービス総合ディジタル通信網（以下ＩＳＤＮと表す）向けに標準化さ れた国際規格であるＧ４規格のファクシミリはあまり普及していない。

【０００３】 現在普及しているＧ３規格のファクシミリを用いてＩＳＤＮを介して通信する 場合には、アナログキャリアをファクシミリのイメージデータで変調したアナロ グ信号を波形符号化して、ＩＳＤＮのベアラチャネル（以下Ｂチャネルと表す） を用いて伝送していた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記のような従来の方式では、主として音声の伝送を目的とし たＢチャネルを用いているためにセキュリティが十分とはいえなかった。

【０００５】 本考案は、ＩＳＤＮを介して、よりセキュリティの高いファクシミリ伝送を行 なうことを課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するために請求項１に記載の考案は、ディジタル変調された アナログファクシミリ信号を波形符号化データに変換するアナログ／ディジタル 変換装置と、前記波形符号化データをファクシミリのデータに変換するファクシ ミリモデムと、ダイヤル番号の先頭に付加される、サービス総合ディジタル通信 網のデータチャネルへのアクセスコードを識別するコントローラと、前記コント ローラのアクセスコード識別機能が、データチャネルへのアクセスであることを 識別した場合には、前記アナログ／ディジタル変換装置で変換された波形符号化 データを前記ファクシミリモデムによってイメージデータに変換し、該イメージ データをパケット化し、サービス総合ディジタル通信網のデータチャネルパケッ ト交換網を選択して送出するセレクタおよびコントローラと、前記コントローラ のアクセスコード識別機能が、データチャネルへのアクセスでないことを識別し た場合には、前記波形符号化データを、サービス総合ディジタル通信網のベアラ チャネル回線交換網を選択して送出するセレクタおよびコントローラとを備えた ターミナルアダプタによって、ファクシミリのイメージデータの伝送制御を行な うことを特徴とする。

【０００７】 本考案によれば、ファクシミリのユーザの意志によって伝送路にＩＳＤＮのＢ チャネルを使うか、Ｄチャネルを使うかを選択でき、セキュリティの高い伝送が 可能になる。

【０００８】 本考案の請求項２に記載のサービス総合ディジタル通信網を用いたファクシミ リ通信装置は、波形符号化データをディジタル変調されたアナログファクシミリ 信号に変換するアナログ／ディジタル変換装置と、ファクシミリのイメージデー タを前記波形符号化データに変換するファクシミリモデムと、サービス総合ディ ジタル通信網のデータチャネルからのファクシミリイメージデータを、前記ファ クシミリモデムを制御して波形符号化データに変換し、前記アナログ／ディジタ ル変換装置のディジタル側に転送するセレクタおよびコントローラとを備えたタ ーミナルアダプタによって、ファクシミリのイメージデータの伝送制御を行なう ことを特徴とする。

【０００９】 本考案によれば、受信側でファクシミリ信号をＤチャネルから受信した場合に は、受信したファクシミリデータを変換して、Ｂチャネルから受信した場合と同 様にファクシミリに出力できる。

【００１０】 本考案の請求項３に記載のサービス総合ディジタル通信網を用いたファクシミ リ通信装置は、コンピュータを接続するデータポートと、コンピュータから前記 データポートを介して受け取ったキャラクタコード等のバイナリーデータをファ クシミリのイメージデータに変換し、更に該ファクシミリイメージデータを、ア ナログ波を変調した波形符号化データに変換可能なファクシミリモデムと、ダイ ヤル番号の先頭に付加される、サービス総合ディジタル通信網のデータチャネル へのアクセスコードを識別するコントローラと、前記コントローラのアクセスコ ード識別機能が、データチャネルへのアクセスであることを識別した場合には、 前記ファクシミリモデムで変換されたイメージデータをパケット化し、サービス 総合ディジタル通信網のデータチャネルパケット交換網を選択して送出するセレ クタおよびコントローラと、前記コントローラのアクセスコード識別機能が、デ ータチャネルへのアクセスでないことを識別した場合には、前記ファクシミリモ デムによって、前記イメージデータを、アナログ波を変調した波形符号化データ に変換し、サービス総合ディジタル通信網のベアラチャネル回線交換網を選択し て送出するセレクタおよびコントローラとを備えたターミナルアダプタによって 、ファクシミリデータの伝送制御を行なうことを特徴とする。

【００１１】 本考案によれば、コンピュータからキャラクタデータの様なバイナリーデータ を直接ターミナルアダプタに入力しても、請求項１の考案と同様の効果が得られ る。

【００１２】 本考案の請求項４に記載のサービス総合ディジタル通信網を用いたファクシミ リ通信装置は、コンピュータを接続するデータポートと、コンピュータから前記 データポートを介して受け取ったファクシミリイメージデータを、アナログ波を 変調した波形符号化データに変換可能なファクシミリモデムと、ダイヤル番号の 先頭に付加される、サービス総合ディジタル通信網のデータチャネルへのアクセ スコードを識別するコントローラと、前記コントローラのアクセスコード識別機 能が、データチャネルへのアクセスであることを識別した場合には、前記ファク シミリイメージデータをパケット化し、サービス総合ディジタル通信網のデータ チャネルパケット交換網を選択して送出するセレクタおよびコントローラと、前 記コントローラのアクセスコード識別機能が、データチャネルへのアクセスでな いことを識別した場合には、前記ファクシミリイメージデータを、アナログ波を 変調した波形符号化データに変換し、サービス総合ディジタル通信網のベアラチ ャネル回線交換網を選択して送出するセレクタおよびコントローラとを備えたタ ーミナルアダプタによって、ファクシミリデータの伝送制御を行なうことを特徴 とする。

【００１３】 本考案によれば、コンピュータからファクシミリのディジタルイメージデータ を直接ターミナルアダプタに入力しても、請求項１の考案と同様の効果が得られ る。

【００１４】

【考案の実施の形態】

図１は、本考案の実施の形態を示すシステム構成図で、ファクシミリ（通常フ ァクスともＦＡＸとも表す）２―１、２―２をターミナルアダプタ（ＴＡとも表 す）１―１を介してインタフェースを合せ、ＩＳＤＮ網３のＢチャネル回線交換 網３―１またはデータチャネル（以下Ｄチャネルと表す）パケット交換網３―２ を介し、更にターミナルアダプタ１―２でインタフェースを合わせてファクシミ リ２―３または２―４に接続することを示している。

【００１５】 ＩＳＤＮのＢチャネル回線交換網は６４Ｋｂｐｓのチャネルを時分割多重化し て伝送する回線交換網であり、音声信号を伝達することを目的としているのでイ ンターネット経由等のように回線交換網から不特定多数参加型のパケット網では 、伝送路のセキュリティはあまり高いとは言えない。

【００１６】 Ｄチャネルパケット交換網は１６Ｋｂｐｓの速度をもつパケット交換網で、Ｂ チャネル回線交換網のダイヤル情報等の接続情報も運ぶ、パケット交換網であり 、エンド・トゥー・エンドの相手先固定で接続した場合には、本質的に伝送路の セキュリティは高い。

【００１７】 Ｄチャネルパケット交換網の実効データ伝送能力は９６００ｂｐｓ程度と言わ れている。

【００１８】 図１でターミナルアダプタ１―１と１―２は、次の図２に示す様な構成をもち 、同一機能をもったものであり、ファクシミリ２―１ないし２―４はＧ３規格の ファクシミリ装置である。

【００１９】 図２は本考案の実施の形態におけるターミナルアダプタのブロック構成図であ る。

【００２０】 図において、１はターミナルアダプタ、１１はチャネルの選択をする機能とタ ーミナルアダプタ１の全体の制御をするセレクタ／コントローラである。

【００２１】 １２はアナログ／ディジタル変換器（以下Ａ／Ｄ変換器と表す）で、Ｇ３規格 のファクシミリ装置からのアナログ信号を６４Ｋｂｐｓの波形符号化ディジタル 信号に変換してセレクタ／コントローラへ送り、また逆方向に６４Ｋｂｐｓのデ ィジタル信号を受信してアナログ信号に変換してアナログポートへ送出する、い わゆるコーデック（ＣＯＤＥＣ）であり、それぞれアナログポートに対応して設 けられる。

【００２２】 本実施の形態ではアナログポートを３ポート設けているが、ＩＳＤＮ１回線が ２つのＢチャネルと１つのＤチャネルから構成されるために３ポートにしたもの で、３ポートに限定されるものではない。

【００２３】 １３はＢチャネル部で２つのＢチャネルに対応して、１Ｂチャネル部と２Ｂチ ャネル部がある。そしてＡ／Ｄ変換器１２で６４Ｋｂｐｓのディジタル信号に変 換された信号を受信して一時記憶し、ＩＳＤＮのＢチャネルに送り出し、また逆 に、ＩＳＤＮのＢチャネルから送られてきた６４Ｋｂｐｓのディジタル信号を受 信、記憶して、Ａ／Ｄ変換器１２へ送る。

【００２４】 １４は後述のファクシミリモデム（以下ＦＡＸモデムと表す）１６からＤチャ ネルに送出するデータを受信、記憶して、パケットに組み立ててＩＳＤＮのＤチ ャネルに送り出し、また逆にＩＳＤＮのＤチャネルから受信したパケット信号を 分解して、データのみを取出しＦＡＸモデム１６に転送する。

【００２５】 １５はＩＳＤＮとのインタフェースをレイヤ１に合わせるレイヤインタフェー ス部（以下レイヤＩ／Ｆ部と表す）である。

【００２６】 １６はＦＡＸモデムで、波形符号化されたＡ／Ｄ変換器１２の出力を、ファク シミリのイメージデータに変換する機能、Ｄチャネル部１４から送られてくるフ ァクシミリのイメージデータを６４Ｋｂｐｓの波形符号化信号に逆変換してＡ／ Ｄ変換器１２へ送り出す機能をもつ。

【００２７】 また、データポートから入力されるキャラクタコード等のバイナリデータをフ ァクシミリのイメージデータに変換して，Ｄチャネル部１４に転送する機能、デ ータポートから入力されるファクシミリのイメージデータを、アナログ波を変調 した波形符号化データに変換して１Ｂチャネル部または２Ｂチャネル部１３に転 送する機能を有する。

【００２８】 本考案は、圧縮されたイメージデータであるファクシミリデータをＩＳＤＮの Ｄチャネルパケット交換網を使って送り、セキュリティの高い通信を実現するこ とを目的としている。

【００２９】 図２のターミナルアダプタ１の動作を、図１においてターミナルアダプタ１― １を発信側、ターミナルアダプタ１―２を着信側とし、ファクシミリ２―１から ファクシミリ２―３へ送信するものとして、従来のＢチャネルを使った通信の場 合も含めて説明する。

【００３０】 先ず、発信側のターミナルアダプタ１―１のアナログポート１にはＧ３ファク シミリ２―１（図１）が接続されているとする。アナログポート１にはファクシ ミリがハードコピーから読み取ったイメージデータを圧縮し、音声周波帯域内の アナログ波を変調したアナログ信号が入力される。

【００３１】 この信号がＡ／Ｄ変換器１２で６４Ｋｂｐｓの波形符号化ディジタル信号に変 換され、セレクタ／コントローラに送られる。

【００３２】 セレクタ／コントローラ１１ではダイヤル番号の先頭部を解析し、通常のダイ ヤルか、特別のコード、例えば１４４０１が付加されているかを識別する。

【００３３】 特別のコード１４４０１はＤチャネルパケットを使って送信することを指示す るコードの１例である。

【００３４】 解析結果が通常のダイヤルであれば、セレクタ部を制御して１Ｂチャネル部１ ３か２Ｂチャネル部１３、例えば１Ｂチャネル部１３に接続する。

【００３５】 １Ｂチャネル部はレイヤＩ／Ｆ部１５を介して図１のＢチャネル回線交換網３ ―１に接続されており、Ｄチャネル部１４はレイヤＩ／Ｆ部１５を介して図１の Ｄチャネルパケット交換網３―２に接続されている。

【００３６】 ダイヤル番号はＤチャネル部１４からＤチャネルパケット交換網３―２に送ら れ、この番号情報によってＢチャネル回線交換網３―１の接続が行なわれる。

【００３７】 ダイヤルされた接続先がターミナルアダプタ１―２であるから、ターミナルア ダプタ１―１と１―２の間が接続され、ファクシミリ２―１(図１)からのファク シミリ信号はターミナルアダプタ１―２（図１）に送られる。

【００３８】 ターミナルアダプタ１―２では、図２において例えば２Ｂチャネル部１３に着 信したとすると、セレクタ／コントローラが動作して空いているアナログポート の１つ、例えばアナログポート２のＡ／Ｄ変換器１２に接続する。

【００３９】 これによって図１でファクシミリ２―１ ― ターミナルアダプタ１―１ ― Ｂチャネル回線交換網３―１ ― ターミナルアダプタ１―２ ― ファクシ ミリ２―３の接続が完了するので、ファクシミリ間の通信が開始される。

【００４０】 次にＤチャネルパケット交換網を使った場合の、上の例と同じファクシミリ間 の接続および動作を説明する。

【００４１】 図１のターミナルアダプタ１―１のアナログポート１（図２）に接続されたフ ァクシミリ２―１から、ターミナルアダプタ１―２のダイヤル番号の前に１４４ ０１を付加してダイヤルする。

【００４２】 図２のセレクタ／コントローラ１１はアナログポート１のＡ／Ｄ変換器１２か ら受信したダイヤルを解析してダイヤルの先頭が１４４０１であることを識別す ると、セレクタ／コントローラ１１のコントローラ部がＦＡＸモデムを起動して 、６４Ｋｂｐｓの波形符号化データをファクシミリの圧縮イメージデータに変換 し、Ｄチャネル部１４へ転送する。

【００４３】 Ｄチャネル部１４はレイヤＩ／Ｆ部１５を介してＤチャネルパケット交換網３ ―２（図１）に接続されているので、ファクシミリの圧縮イメージデータをパケ ット化してヘッダーを付加し、被呼ターミナルアダプタ１―２（図１）へ送る。

【００４４】 ターミナルアダプタ１―２（図１）では、図２のＤチャネル部１４でこれを受 信し、セレクタ／コントローラ１１の制御でＦＡＸモデムを起動し、ファクシミ リの圧縮イメージデータを波形符号化データに変換して、例えばファクシミリ２ ―３が接続されたアナログポート２のＡ／Ｄ変換器１２に転送する。

【００４５】 これによって、ファクシミリ２―１と２―３がＤチャネルパケット交換網を通 して接続され通信が可能になる。

【００４６】 ターミナルアダプタ１のデータポートがコンピュータから、キャラクタコード の様なバイナリーデータを受け取る様な場合には、セレクタ／コントローラ１１ のコントローラ部がＦＡＸモデムを制御して前記バイナリーデータをファクシミ リの圧縮イメージデータに変換する。

【００４７】 一方セレクタ／コントローラのコントローラ部はコンピュータからのダイヤル 番号を解析して、ＩＳＤＮのＢチャネルを使う呼か、Ｄチャネルを使う呼かを識 別する。

【００４８】 Ｄチャネルを使う呼の場合には、ＦＡＸモデムで変換したファクシミリのイメ ージデータをパケット化し、ヘッダーをつけてＤチャネルへ送出する。

【００４９】 被呼ターミナルアダプタが図１のファクシミリ２―３で、アナログポート２に 接続されているとすれば、着信側の動作は既に述べた如くに行われる。

【００５０】 Ｂチャネルを使う呼であった場合には、セレクタ／コントローラのコントロー ラ部はＦＡＸモデムを制御して、前記圧縮イメージデータでアナログ波を変調し た波形符号化データに変換する。

【００５１】 続いてＤチャネルでダイヤル番号を送出し、Ｂチャネルで図１のターミナルア ダプタ１―１と１―２の間を接続し、Ｂチャネルに前記波形符号化データを送出 する。

【００５２】 着信側ではターミナルアダプタでＤ／Ａ変換を行ない、アナログポート２から ファクシミリ２―３へアナログ信号を送出する。

【００５３】 発信側のターミナルアダプタのデータポートに接続されたコンピュータから、 ファクシミリのイメージデータをディジタルで受ける場合には、セレクタ／コン トローラのコントローラ部がＢチャネルを使う呼か、Ｄチャネルを使う呼かを識 別した後、Ｄチャネルの呼であれば受信したファクシミリイメージデータをパケ ット化し、ヘッダーを付けてＤチャネルへ送り出す。

【００５４】 受信側の動作は既に述べた通りである。

【００５５】 Ｂチャネルを使う呼の場合には、セレクタ／コントローラのコントローラ部が ＦＡＸモデムを制御して、既に述べたように波形符号化データに変換する。

【００５６】 以後はＤチャネルでダイヤル番号を送ってＢチャネルの接続を行い、前記波形 符号化データを被呼側へ送出する。

【００５７】 受信側の動作は既に述べた通りである。

【００５８】 図３によって、Ｂチャネルが選択されたか、Ｄチャネルが選択されたかを識別 するフローを説明する。

【００５９】 セレクタ／コントローラのコントローラ部がダイヤル番号を受信すると識別動 作を開始する（ステップＳ１）。

【００６０】 先ずコントローラ部はダイヤル番号を検出する（ステップＳ２）。

【００６１】 ダイヤル番号の先頭何桁かを解析し、Ｄチャネルへのアクセスコード、例えば "１４４０１"であるかどうかを識別する（ステップＳ３）。

【００６２】 ＤチャネルへのアクセスコードであればＤチャネルでパケット制御情報を制御 し（ステップＳ４）、Ｄチャネルでファクシミリ通信を行なう（ステップＳ５） 。

【００６３】 ダイヤル番号の先頭にＤチャネルへのアクセスコードが付加されていなければ 、例えば"１４４０１"以外の番号であれば、ＤチャネルでＢチャネルの 回線制 御情報を制御し（ステップＳ６）、Ｂチャネルでファクシミリ通信を行なう（ス テップＳ７）。

【００６４】

【考案の効果】

本考案によれば、セキュリティの低いインターネット網を経由せず、Ｄチャネ ル網だけでファクシミリの接続通信ができるので、高いセキュリティが要求され る場合でも、発呼者がＤチャネルを指定することによってその要求を達成できる 。

【００６５】 またＢチャネルとＤチャネルでは課金の方法が異なるので、課金上有利な方を 選択できる効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態におけるシステム構成図で
ある。

【図２】本考案の実施の形態におけるターミナルアダプ
タのブロック構成図である。

【図３】Ｂチャネルを使うかＤチャネルを使うかを識別
するフローチャートである。

【符号の説明】

１ ターミナルアダプタ １１ セレクタ／コントローラ １２ Ａ／Ｄ変換器 １３ １Ｂチャネル部／２Ｂチャネル部 １４ Ｄチャネル部 １５ レイヤＩ／Ｆ部 １６ ＦＡＸモデム ２―１〜２―４ ファクシミリ ３ ＩＳＤＮ ３―１ Ｂチャネル回線交換網 ３―２ Ｄチャネルパケット交換網

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ディジタル変調されたアナログファクシ
   ミリ信号を波形符号化データに変換するアナログ／ディ
   ジタル変換装置と、 前記波形符号化データをファクシミリのデータに変換す
   るファクシミリモデムと、 ダイヤル番号の先頭に付加される、サービス総合ディジ
   タル通信網のデータチャネルへのアクセスコードを識別
   するコントローラと、 前記コントローラのアクセスコード識別機能が、データ
   チャネルへのアクセスであることを識別した場合には、
   前記アナログ／ディジタル変換装置で変換された波形符
   号化データを前記ファクシミリモデムによってイメージ
   データに変換し、該イメージデータをパケット化し、サ
   ービス総合ディジタル通信網のデータチャネルパケット
   交換網を選択して送出するセレクタおよびコントローラ
   と、 前記コントローラのアクセスコード識別機能が、データ
   チャネルへのアクセスでないことを識別した場合には、
   前記波形符号化データを、サービス総合ディジタル通信
   網のベアラチャネル回線交換網を選択して送出するセレ
   クタおよびコントローラとを、 備えたターミナルアダプタによって、ファクシミリのイ
   メージデータの伝送制御を行なうことを特徴とするサー
   ビス総合ディジタル通信網を用いたファクシミリ通信装
   置。
2. 【請求項２】 波形符号化データをディジタル変調され
   たアナログファクシミリ信号に変換するアナログ／ディ
   ジタル変換装置と、 ファクシミリのイメージデータを前記波形符号化データ
   に変換するファクシミリモデムと、 サービス総合ディジタル通信網のデータチャネルからの
   ファクシミリイメージデータを、前記ファクシミリモデ
   ムを制御して波形符号化データに変換し、前記アナログ
   ／ディジタル変換装置のディジタル側に転送するセレク
   タおよびコントローラとを、 備えたターミナルアダプタによって、ファクシミリのイ
   メージデータの伝送制御を行なうことを特徴とするサー
   ビス総合ディジタル通信網を用いたファクシミリ通信装
   置。
3. 【請求項３】 コンピュータを接続するデータポート
   と、 コンピュータから前記データポートを介して受け取った
   キャラクタコード等のバイナリーデータをファクシミリ
   のイメージデータに変換し、更に該ファクシミリイメー
   ジデータを、アナログ波を変調した波形符号化データに
   変換可能なファクシミリモデムと、 ダイヤル番号の先頭に付加される、サービス総合ディジ
   タル通信網のデータチャネルへのアクセスコードを識別
   するコントローラと、 前記コントローラのアクセスコード識別機能が、データ
   チャネルへのアクセスであることを識別した場合には、
   前記ファクシミリモデムで変換されたイメージデータを
   パケット化し、サービス総合ディジタル通信網のデータ
   チャネルパケット交換網を選択して送出するセレクタお
   よびコントローラと、 前記コントローラのアクセスコード識別機能が、データ
   チャネルへのアクセスでないことを識別した場合には、
   前記ファクシミリモデムによって、前記イメージデータ
   を、アナログ波を変調した波形符号化データに変換し、
   サービス総合ディジタル通信網のベアラチャネル回線交
   換網を選択して送出するセレクタおよびコントローラと
   を、 備えたターミナルアダプタによって、ファクシミリデー
   タの伝送制御を行なうことを特徴とするサービス総合デ
   ィジタル通信網を用いたファクシミリ通信装置。
4. 【請求項４】 コンピュータを接続するデータポート
   と、 コンピュータから前記データポートを介して受け取った
   ファクシミリイメージデータを、アナログ波を変調した
   波形符号化データに変換可能なファクシミリモデムと、 ダイヤル番号の先頭に付加される、サービス総合ディジ
   タル通信網のデータチャネルへのアクセスコードを識別
   するコントローラと、 前記コントローラのアクセスコード識別機能が、データ
   チャネルへのアクセスであることを識別した場合には、
   前記ファクシミリイメージデータをパケット化し、サー
   ビス総合ディジタル通信網のデータチャネルパケット交
   換網を選択して送出するセレクタおよびコントローラ
   と、 前記コントローラのアクセスコード識別機能が、データ
   チャネルへのアクセスでないことを識別した場合には、
   前記ファクシミリイメージデータを、アナログ波を変調
   した波形符号化データに変換し、サービス総合ディジタ
   ル通信網のベアラチャネル回線交換網を選択して送出す
   るセレクタおよびコントローラとを、 備えたターミナルアダプタによって、ファクシミリデー
   タの伝送制御を行なうことを特徴とするサービス総合デ
   ィジタル通信網を用いたファクシミリ通信装置。