JP2828539B2 - ファクシミリ信号伝送装置 - Google Patents

ファクシミリ信号伝送装置

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JP2828539B2
JP2828539B2 JP4061043A JP6104392A JP2828539B2 JP 2828539 B2 JP2828539 B2 JP 2828539B2 JP 4061043 A JP4061043 A JP 4061043A JP 6104392 A JP6104392 A JP 6104392A JP 2828539 B2 JP2828539 B2 JP 2828539B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、音声とファクシミリ
信号が混在する伝送路にて接続され、高能率にファクシ
ミリ信号を伝送するファクシミリ信号伝送装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のファクシミリ信号伝送装置
を示すブロック図である。図において、1はトランク側
入力であり、このトランク入力はアナログでも、ディジ
タルでも良く、また、入力が1チャネルでもチャネル多
重化されていてもよい。2はトランク側出力、3はベア
ラ側音声ルート出力、4はベアラ側音声ルート入力であ
り、5はベアラ側ファクシミリルート出力、6はベアラ
側ファクシミリルート入力である。7はトランク側より
の変調信号を復調し、ディジタル純データとしてベアラ
側へ出力し、ベアラ側よりのディジタル純データを変調
し、トランク側へ出力するFAX変復調器である。8は
FAX変復調器7よりのディジタル純データを多重し、
ベアラ側へ出力するとともに、ベアラ側よりのディジタ
ル純データの多重を分離し、FAX変復調器7へ出力す
る多重化手段としての多重化制御器である。9はトラン
ク側入力1よりの信号を多重化制御器8の制御により、
ベアラ側音声ルート出力3へ信号を送るか、FAX変復
調器7へ送るか、その両方に送るかを切り替える送信ル
ート切り替え器である。10はFAX変復調器7よりの
信号をトランク側へ出力するか、ベアラ側音声ルート入
力4よりの信号をトランク側へ出力するかを切り替える
受信ルート切り替え器である。11はトランク側入力1
の全回線について、信号がファクシミリか音声かを多重
化制御器8に通知するFAX識別器であり、多重化制御
器8はこのファクシミリ検出通知を受け取った後、送信
ルート切り替え器9を制御し、その時点で使用していな
いFAX変復調器7に信号を送る。
【0003】また、FAX変復調器7内において、7a
は送信ルート切り替え器9から入力される変調されたフ
ァクシミリ信号を復調するとともに、ファクシミリの手
順信号の内容を解析し、また、多重化制御器8からの復
調データの変調を行って受信ルート切り替え器10に出
力するFAXモデム部である。7bはこのFAXモデム
部7aで復調されたファクシミリ信号を蓄積して多重化
制御器8に送出し、多重化制御器8からの復調データを
蓄積してFAXモデム部7aに送出するデータ蓄積部で
ある。7cは多重化制御器8よりデータ蓄積部7bに送
られる復調データに対して、ファクシミリの手順信号の
内容の解析を行う手順信号解析部である。7dはFAX
モデム部7aの状態およびその手順信号の解析結果、デ
ータ蓄積部7bのデータ蓄積状態、手順信号解析部7c
による手順信号の解析結果、ならびに多重化制御器8か
らの回線制御命令に基づいて、FAXモデム部7a、デ
ータ蓄積部7bの動作制御、および多重化制御器8への
回線の要求、ファクシミリ信号の検出結果、および信号
の送出レート等の情報を多重化制御器8に送出する制御
手段としての状態制御部である。
【0004】なお、このように構成されたファクシミリ
信号伝送装置は対向配置され、ディー・エス・アイ(D
SI;Digital Speech Interpolation)、あるいはディ
ー・シー・エム・イー(DCME;Digital Circuit Mu
ltiplicstion Equipment.以下、DCMEという)を介
して伝送路で接続される。図5はこの発明、および従来
のファクシミリ信号伝送装置の接続の一例を示すブロッ
ク図であり、DCMEを介して接続した場合を示してい
る。図において、20,21は対向して配置されたファ
クシミリ信号伝送装置、22,23は各ファクシミリ信
号伝送装置20,21が接続されているDCMEであ
り、24,25はこのDCME22,23の相互を接続
している伝送路である。また、1〜5は前記ファクシミ
リ信号伝送装置20,21の各入出力であり、図6に示
したものと同一であるため、その説明は省略する。
【0005】次に動作について説明する。図6におい
て、トランク側入力1に信号が入力されると、FAX識
別器11はファクシミリ信号の可能性がある場合、多重
化制御器8、送信ルート切り替え器9を制御して、ベア
ラ側音声ルート出力3とFAX変復調器7の両方に信号
を送る。FAX変復調器7はその信号がファクシミリか
否かを識別し、多重化制御器8に通知する。多重化制御
器8はファクシミリ信号のときは送信ルート切り替え器
9を制御し、ベアラ側音声ルート出力3への信号を止
め、FAX変復調器7よりの信号を多重化し、ベアラ側
ファクシミリルート出力5へ送出する。多重化制御器8
ではCCITT勧告Q.50により、64kbit/s クリ
アチャネルをTS16を使用して要求する。要求はファ
クシミリのチャネル数に応じて必要数だけ行われる。フ
ァクシミリ信号が9.6kbit/s の場合は6チャネルが
多重化され、クリアチャネルは1チャネル要求すること
になる。この時の多重化の例を図7に示す。同図(a)
はファクシミリルートのフォーマット、(b)はその6
4kbit/s クリアチャネルの内容、(c)はトランク側
のフォーマットを示している。一般にファクシミリ信号
は9.6kbit/s 以下なので、6チャネル以上が多重化
されることも多い。
【0006】また多重化制御器8は対向するFAXアダ
プタとの情報の交換のために図7(a)に示すようにF
AXアサインメントチャネルを生成し、ベアラ側ファク
シミリルート出力5に送出する。FAXアサインメント
チャネルでは伝送する復調ファクシミリ信号が入力され
たことの検出、伝送レート、多重化されたときの配列、
64kbit/s の捕捉状況および使用状態等を伝送する。
FAXアサインメントチャネルは、図5に示すDCME
22内を64kbit/s クリアチャネルにて、対向するフ
ァクシミリ信号伝送装置21に送られ、対向するファク
シミリ信号伝送装置21の多重化制御器8ではFAXア
サインメントチャネルを受信し、ファクシミリ信号が多
重化伝送されている64kbit/s クリアチャネルより各
復調ファクシミリ信号を取り出し、FAX変復調器7に
送出する。FAX変復調器7は信号を変調し、受信ルー
ト切り替え器10に送出する。受信ルート切り替え器1
0は多重化制御器8の制御により、ファクシミリルート
/音声ルートの内で選択されているルートよりの信号を
トランク側出力2に送出する。
【0007】FAX変復調器7がファクシミリ伝送の終
了を検知したとき、多重化制御器8は送信ルート切り替
え器9を制御し、ベアラ側音声ルート出力3にそれ以後
の信号が送出され、多重化制御器8よりの信号送出を停
止する初期の状態に戻る。この状態は新たなファクシミ
リ信号を検出するまで継続し、その間に入ってくる音声
信号は音声ルートにて伝送される。受信側のファクシミ
リ信号伝送装置21ではファクシミリ信号が終了する
と、対向するファクシミリ信号伝送装置20よりFAX
アサインメントチャネルで通知されるので、多重化制御
器8は受信ルート切り替え器10を制御し、ベアラ側音
声ルート入力4よりの信号をトランク側出力2へ出力す
るように切り替える。
【0008】次にFAX変復調器7内部の動作について
詳細に説明する。まず、ファクシミリ信号をベアラ側に
送信する場合は、多重化制御器8がFAX変復調器7を
1つ選択し、送信ルート切り替え器9から変調されたフ
ァクシミリ信号が該当FAX変復調器7のFAXモデム
部7aに送られるとともに、多重化制御器8から状態制
御部7dに対して当該FAX変復調器7が選択されたこ
とを回線制御命令として通知する。状態制御部7dはF
AXモデム部7aおよびデータ蓄積部7bに対してファ
クシミリの手順信号の受信を開始させる。FAXモデム
部7aが実際に信号を受信すると逐次その信号を復調
し、復調信号をデータ蓄積部7bに送信するとともに、
前記手順信号を解析してその結果を状態制御部7dに通
知する。状態制御部7dはその解析結果により、回線の
要求、ファクシミリ信号の検出結果等を多重化制御器8
に通知する。
【0009】そのときの通知フォーマットを図8に示
す。即ち、この通知フォーマットの第15ビットにはモ
デムの接続状態が、第14ビットにはファクシミリ信号
の検出結果がそれぞれのせられており、第11〜第13
ビットにはDCN検出等による切断や、アイドル,MS
G,LTSなどのコマンド情報がのせられている。第1
0〜第8ビットには、300B,2400B,・・・・
14400B等のデータレート情報がのせられ、第7〜
第0ビットは予備ビットとして空きとなっている。前記
状態制御部7dは、多重化制御器8が受信準備が完了し
たことを示す回線制御命令を受信後、データ蓄積部7b
を制御して、そこに蓄積されている手順信号を多重化制
御器8に送信する。
【0010】FAXモデム部7aは受信していた信号が
終了すると、それを状態制御部7dに通知し、状態制御
部7dはFAXモデム部7aおよびデータ蓄積部7bに
対して手順信号の受信を停止させる。データ蓄積部7b
は蓄積されているデータがなくなった時、状態制御部7
dに通知する。状態制御部7dは多重化制御器8に対し
て回線要求を中止するとともにデータ蓄積部7bの信号
送出を停止する。逆に、ベアラ側からファクシミリ信号
を受信する場合は、多重化制御器8が選択したFAX変
復調器7に対して、多重化制御器8から復調ファクシミ
リ信号をデータ蓄積部7b、および手順信号解析部7c
に送信するとともに、状態制御部7dに対して信号が受
信されたこと、および信号の伝送レートを示す回線制御
命令を送る。手順信号解析部7cでは受け取った信号を
手順信号として解析し、その結果を状態制御部7dに通
知する。
【0011】状態制御部7dは送信の場合と同様にし
て、手順信号の解析結果、データの蓄積状態等をもとに
FAXモデム部7aに復調ファクシミリ信号を送信す
る。FAXモデム部7aは状態制御部7dからの制御に
より、逐次その復調ファクシミリ信号を変調し、受信ル
ート切り替え器10に送る。これにより、相手側ファク
シミリ信号伝送装置21からのファクシミリ信号が、も
と通りの形に復元され自装置のトランク側出力2に出力
される。ファクシミリの画像データについても同様にし
て送受が行われる。但し、手順信号の解析は行わず、そ
れまでに受信した手順信号の解析結果を基に状態制御部
7dはFAXモデム部7a等の制御を行う。
【0012】なお、このような従来のファクシミリ信号
伝送装置に関連する技術が記載された文献としては、平
成3年特許願第2143号に添付された明細書および図
面などがある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ信
号伝送装置は以上のように構成されているので、送信側
のファクシミリ信号伝送装置20の手順信号の解析結果
が相手側のファクシミリ信号伝送装置21に通知されて
いないため、受信側のファクシミリ信号伝送装置21に
おいても手順信号の解析を行わなければならず、ハード
ウェアで実現する場合は回路構成等が、またソフトウェ
アで実現する場合にはプログラム構成等が複雑になるば
かりでなく、中央演算装置(以下、CPUという)の処
理負荷が高まり、1つのCPUで扱える回線数が少なく
なるなどの問題点があった。
【0014】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、回路の簡素化、またはプログラ
ムステップ数の削減が可能で、1つのCPUが扱える回
線数を増やすことができるファクシミリ信号伝送装置を
得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るフ
ァクシミリ信号伝送装置は、伝送路への送信時に解析さ
れたファクシミリの手順信号の内容の解析結果を多重化
手段に送り、送られてきた対向局のファクシミリの手順
信号の内容の解析結果を受け取って制御手段に転送する
解析結果送受信部を設けたものである。
【0016】また、請求項2の発明に係るファクシミリ
信号伝送装置は、ファクシミリの手順信号の内容の解析
結果の多重化手段への送信機能、および、送られてきた
対向局のファクシミリの手順信号の内容の解析結果の受
信機能を制御手段内に持たせたものである。
【0017】
【作用】請求項1の発明における解析結果送受信部は、
伝送路への送信時に解析されたファクシミリの手順信号
の内容の解析結果を多重化手段に送り、それを圧縮され
たファクシミリ信号と多重化して伝送路より受信側に送
出させるとともに、送信側より送られてくる当該送信側
のファクシミリの手順信号の内容の解析結果を受け取っ
て制御手段に転送し、当該解析結果に基づいて受信側の
態の制御を行わせることにより、回路構成やソフトウ
ェア構成の簡素化ができ、1つのCPUで扱える回路数
の大きなファクシミリ信号伝送装置を実現する。
【0018】また、請求項2の発明における制御手段
は、伝送路への送信時に解析されたファクシミリの手順
信号の内容の解析結果を多重化手段に送り、それを圧縮
されたファクシミリ信号と多重化して伝送路より受信側
に送出させるとともに、送信側より送られてくる当該送
信側のファクシミリの手順信号の内容の解析結果を受け
取り、その解析結果に基づいて受信側の状態を制御する
ことにより、回路構成やソフトウェア構成のさらなる簡
素化が可能なファクシミリ信号伝送装置を実現する。
【0019】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1は請求項1に記載した発明の一実
施例を示すブロック図である。図において、1はトラン
ク側入力、2はトランク側出力、3はベアラ側音声ルー
ト出力、4はベアラ側音声ルート入力、5はベアラ側フ
ァクシミリルート出力、6はベアラ側ファクシミリルー
ト入力、8は多重化手段としての多重化制御器、9は送
信ルート切り替え器、10は受信ルート切り替え器、1
1はFAX識別器、7aはFAXモデム部、7bはデー
タ蓄積部、7dは制御手段としての状態制御部であり、
図6に同一符号を付した従来のそれらと同一あるいは相
当部分であるため詳細な説明は省略する。
【0020】また、7eはFAXモデム部7aから得ら
れる伝送路への送信時におけるファクシミリの手順信号
の解析結果に、状態制御部7dから送られてくる多重化
制御器8への回線の要求、ファクシミリ信号の検出結果
等を合わせて多重化制御器8に送出するとともに、対向
するファクシミリ信号伝送装置21より多重化制御器8
を介して得られるファクシミリの手順信号の解析結果を
含んだ回線制御命令を受信し、それらを分離した形で状
態制御部7dに転送する解析結果送受信部であり、7は
手順信号解析部7cに代えてこの解析結果送受信部7e
を備えている点で、図6に同一符号を付した従来のそれ
とは異なったFAX変復調器である。
【0021】次に動作について説明する。ここで、FA
Xモデム部7a、データ蓄積部7b、状態制御部7d、
送信ルート切り替え器9、受信ルート切り替え器10、
多重化制御器8、FAX識別器11の動作、およびトラ
ンク側入力1、トランク側出力2、ベアラ側音声ルート
出力3、ベアラ側音声ルート入力4、ベアラ側ファクシ
ミリルート出力5、ベアラ側ファクシミリルート入力6
における信号の入出力は従来の場合と同様である。
【0022】送信側の本ファクシミリ信号伝送装置20
において、公衆回線等を経由してトランク側入力1より
入力されたファクシミリ信号は従来の場合と同様にして
送信ルート切り替え器9よりFAX変復調器7に入力さ
れ、そのFAXモデム部7aにて逐次信号を復調して、
データ蓄積部7bに復調信号を送信するとともに手順信
号を解析した結果を状態制御部7dに通知する。なお、
この場合にはFAXモデム部7aによる手順信号の解析
結果は解析結果送受信部7eにも通知される。解析結果
送受信部7eは受け取った手順信号の解析結果を状態制
御部7dから得られる回線要求等と合わせて多重化制御
器8に通知する。この時、手順信号の解析結果は多重化
制御器8が従来と同様の方法でFAXアサインメントチ
ャネルを作成するために、図8に示した従来の通知フォ
ーマットの予備ビット(第0〜第7ビット)を用いて通
知される。
【0023】その通知フォーマットの一例を図2に示
す。この場合、第15〜8ビットには図8に示した従来
の通知フォーマットと同様に、モデム接続状態、ファク
シミリ信号検出状態、コマンド情報、およびデータレー
ト情報がのせられている。そして、この従来の通知フォ
ーマットにおいては予備ビットとして空きとなっていた
第7〜0ビットに、“CFR”,“CRP”,・・・
・,“EOR・PRI−EOP”などのファクシミリの
手順信号の解析結果が、“1”,“2”,・・・・,
“45”等にコード化されてのせられる。なお、手順信
号以外の信号は“0”にコード化されている。
【0024】多重化制御器8は従来の場合と同様にし
て、FAXアサインメントチャネルと、データ蓄積部7
bから得られる復調ファクシミリ信号を多重化して、そ
れを受信側のファクシミリ信号伝送装置21に向けて送
信する。
【0025】受信側のファクシミリ伝送装置21におい
ては、送信側のファクシミリ伝送装置20より送られて
きた復調ファクシミリ信号、およびFAXアサインメン
トチャネルが多重化制御器8に入力され、従来の場合と
同様にして多重を分離し、データ蓄積部7bに復調ファ
クシミリ信号を、解析結果送受信部7eに手順信号の解
析結果を含んだ回線制御命令を出力する。解析結果送受
信部7eはそれを回線制御命令の情報と手順信号の解析
結果とに分離し、各々、状態制御部7dの対応する入力
線より状態制御部7dに通知する。状態制御部7dはこ
れらを用いて従来と同様に動作して受信側の状態遷移を
制御する。
【0026】これにより、従来は多重化制御器8より入
力された復調データの手順信号を解析し、状態制御部7
dに通知していた解析結果が、本発明では送信側のファ
クシミリ伝送装置から送られてくる解析結果を解析結果
送受信部7eで受信・分離して状態制御部7dに通知す
るだけでよくなり、当該手順信号解析のための回路やソ
フトウェアなどが省け、CPUの処理負荷も軽減され
る。
【0027】一方、データ蓄積部7bに入力された復調
ファクシミリ信号は、従来の場合と同様にしてFAXモ
デム部7aを経て変調された後、受信ルート切り替え器
10に出力される。以上により、送信側のファクシミリ
伝送装置20からトランク側入力1に入力されたファク
シミリ信号は従来の場合と同様に受信側のファクシミリ
信号伝送装置21に高能率に伝送することができる。
【0028】実施例2.なお、上記実施例1では、送信
側におけるファクシミリの手順信号の内容の解析結果を
FAXモデム部7aから得るとともに、当該ファクシミ
リの手順信号の内容の解析結果の送受信を、別途設けた
解析結果送受信部7eで行う場合について説明したが、
ファクシミリの手順信号の内容の解析結果を制御手段と
しての状態制御部7fから得るとともに、実施例1にお
ける状態制御部7dの機能と解析結果送受信部7eの機
能とを、その状態制御部7fに併せ持たせるようにして
もよい。図3は請求項2に記載したそのような発明の一
実施例の要部を示すブロック図である。
【0029】次に動作について説明する。送信側のファ
クシミリ信号伝送装置20においては、FAXモデム部
7aよりファクシミリ信号の解析結果が従来の場合と同
様にして状態制御部7fに入力される。状態制御部7f
はこの解析結果を用いて回線の要求、ファクシミリ信号
の検出結果等を多重化制御器8に送るとともに、ファク
シミリ信号の解析結果を状態制御に用いる形式に直して
多重化制御器8に送る。これ以外は実施例1の状態制御
部7dと同様に動作する。
【0030】その時、多重化制御器8に送られる通知フ
ォーマットの一例を図4に示す。この場合も実施例1の
場合と同様に、第15〜8ビットにはモデム接続状態、
ファクシミリ信号検出状態、コマンド情報、およびデー
タレート情報がのせられ、第7〜0ビットには手順信号
解析結果がのせられる。なお、この手順信号解析結果
は、“RR,RNR”,“MCF”,・・・・“DC
N,NSS”などの各手順信号を第0,第1,・・・第
7の各ビットに割り付けて、前記手順信号が含まれる場
合に対応するビットを有意にするものである。
【0031】受信側のファクシミリ信号伝送装置21に
おいては、多重化制御器8より回線制御命令および手順
信号解析結果が状態制御部7fに入力される。状態制御
部7fはこれらを用いて従来の場合と同様にFAXモデ
ム部7aおよびデータ蓄積部7bを制御する。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、解析結果送受信部を設け、伝送路への送信時に解析
されたファクシミリの手順信号の内容の解析結果を多重
化手段に送って、それを圧縮されたファクシミリ信号と
多重化して伝送路に送出させるとともに、受信時には対
向局より送られてきたファクシミリの手順信号の内容の
解析結果を受け取って制御手段に転送し、当該解析結果
に基づいて受信側の状態遷移を制御させるように構成し
たので、受信側にてファクシミリの手順信号の内容を解
析する必要がなくなって、回路構成やソフトウェア構成
の簡素化が可能となり、1つのCPUで扱える回路数を
増やすことのできるファクシミリ信号伝送装置が得られ
る効果がある。
【0033】また、請求項2の発明によれば、制御手段
に、ファクシミリの手順信号の内容の解析結果の多重化
手段へ送信する機能と、送られてきた対向局のファクシ
ミリの手順信号の内容の解析結果を受信する機能を併せ
て持たせるように構成したので、さらに回路構成やソフ
トウェア構成を簡素化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】上記実施例における通知フォーマットの一例を
示す説明図である。
【図3】この発明の実施例2を示すブロック図である。
【図4】上記実施例における通知フォーマットの一例を
示す説明図である。
【図5】この発明および従来のファクシミリ信号伝送装
置が適用される通信システムの一例を示すブロック図で
ある。
【図6】従来のファクシミリ信号伝送装置を示すブロッ
ク図である。
【図7】そのフレームフォーマットの一例を示す説明図
である。
【図8】その通知フォーマットの一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
7 FAX変復調器 8 多重化手段(多重化制御器) 7d 制御手段(状態制御部) 7e 解析結果送受信部 7f 制御手段(状態制御部)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異な地点に配置されて互いに伝送路で
    接続されるとともに、それぞれ当該ファクシミリ及び他
    のファクシミリが接続され、当該ファクシミリからのフ
    ァクシミリ信号を前記伝送路を介して送信し、他のファ
    クシミリからのファクシミリ信号を前記伝送路を介して
    受信するファクシミリ信号伝送装置において、伝送路へ
    の送信時に当該ファクシミリからのファクシミリ信号を
    復調し、受信時に他のファクシミリから送られてきた復
    調されたファクシミリ信号を変調するFAX変復調器
    と、このFAX変復調器により前記復調したファクシミ
    リ信号を多重化して前記伝送路を通じて送出し、前記伝
    走路を通じて送られてきた前記復調されたファクシミリ
    信号を分離して前記FAX変復調器に送る多重化手段
    と、他のファクシミリの手順信号の内容の解析結果に基
    づい状態の制御を行う状態制御手段と、前記伝走路
    への送信時に当該ファクシミリの手順信号の内容を解析
    し、その解析結果を前記多重化手段によって前記伝送路
    を通じて送出し、前記受信時に前記伝走路を通じて送ら
    れてきた他のファクシミリの手順信号の内容の解析結果
    を受け取り、その解析結果を前記状態制御手段に転送す
    る解析結果送受信部とを備えたことを特徴とするファク
    シミリ信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 異な地点に配置されて互いに伝送路で
    接続されるとともに、それぞれ当該ファクシミリ及び他
    のファクシミリが接続され、当該ファクシミリからのフ
    ァクシミリ信号を前記伝送路を介して送信し、他のファ
    クシミリからのファクシミリ信号を前記伝送路を介して
    受信するファクシミリ信号伝送装置において、伝送路へ
    の送信時に当該ファクシミリからのファクシミリ信号を
    復調し、受信時に他のファクシミリから送られてきた復
    調されたファクシミリ信号を変調するFAX変復調器
    と、このFAX変復調器により前記復調したファクシミ
    リ信号を多重化して前記伝送路を通じて送出し、前記伝
    送路を通じて送られてきた前記復調されたファクシミリ
    信号を分離して前記FAX変復調器に送る多重化手段
    と、前記送信時に当該ファクシミリの手順信号の内容を
    解析し、その解析結果を前記多重化手段によって前記伝
    送路を通じて送出するとともに、前記受信時に前記伝送
    路を通じて送られてきた他のファクシミリの手順信号の
    内容の解析結果を受け取り、その解析結果に基づいた状
    態での制御を行う制御手段とを備えたことを特徴とする
    ファクシミリ信号伝送装置。
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