JP2985547B2 - ファクシミリ信号伝送装置 - Google Patents

ファクシミリ信号伝送装置

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JP2985547B2
JP2985547B2 JP4352180A JP35218092A JP2985547B2 JP 2985547 B2 JP2985547 B2 JP 2985547B2 JP 4352180 A JP4352180 A JP 4352180A JP 35218092 A JP35218092 A JP 35218092A JP 2985547 B2 JP2985547 B2 JP 2985547B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ファクシミリ信号を
多重化して伝送するファクシミリ信号伝送装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のファクシミリ信号伝送装置
の一例を示すブロック図である。図において、1はアナ
ログ信号に変調されたファクシミリ信号をディジタル信
号に復元し、ディジタルのファクシミリ信号をアナログ
信号に変調するファクシミリ変復調器(以下、モデムと
いう)であり、2はこのモデム1にて復調されたファク
シミリ信号を他の信号と多重化してベアラ側に送出し、
ベアラ側からの多重化信号からファクシミリ信号を分離
してモデム1に分配する多重化装置である。
【0003】3はトランク側よりアナログ信号に変調さ
れたファクシミリ信号がモデム1に入力される入力端子
であり、4はモデム1でアナログ信号に復調されたファ
クシミリ信号がトランク側に出力される出力端子であ
る。5は多重化装置2にて多重化されたファクシミリ信
号がベアラ側に出力される出力端子であり、6はベアラ
側から送られてきた多重分離すべきファクシミリ信号が
多重化装置2に入力される入力端子である。
【0004】ここで、トランク側には音声端末、データ
端末およびファクシミリ端末などを収容した交換機が存
在し、ベアラ側は高速回線に接続される。また、この図
7には#1〜#NのN台のモデム1と、その各々に対応
したN個の入力端子3および出力端子4が設けられてい
る場合を図示している。
【0005】次に動作について説明する。モデム1は、
国際電信電話諮問委員会(以下、CCITTという)勧
告V.21,V.27ter,V.29に準拠した変復
調機能を有している。トランク側のいずれかの入力端子
3に入力されたアナログ信号によるファクシミリ信号
は、その入力端子3に対応したモデム1によって960
0bps等のディジタル信号に復元される。
【0006】モデム1で復元されたディジタル信号は多
重化装置2に送られ、多重化装置2はそのディジタル信
号を他の信号とともに多重化して、それをベアラ側の出
力端子5から高速回線に出力する。また、多重化装置2
は高速回線から信号を受信したときには、ベアラ側の入
力端子6から入力した多重化信号からディジタル化され
たファクシミリ信号を取り出し、そのディジタル信号を
いずれかのモデム1に渡す。当該モデム1は受け取った
ディジタル信号について変調を行い、変調波であるアナ
ログ信号によるファクシミリ信号を対応する出力端子4
から出力する。この場合、ファクシミリ信号の送受信は
リアルタイムで行われる。また、多重化装置2の多重化
能力の範囲内で、N台のモデム1の並列動作が可能であ
る。
【0007】なお、この方式では、トランク側の入力端
子3に入力する信号はファクシミリ信号に限られる。従
って、トランク側の入力端子3の前段で、音声信号など
が入力端子3に供給されないように制御されている。
【0008】図8は多重化のためのファクシミリ信号に
対する処理の一例を示した機能構成図である。図におい
て、1aはモデム1の復調部、1bは同じく変調部であ
り、7は復調部1aが出力したディジタル信号中、30
0bpsの制御信号に対してのみオーバーサンプリング
を行うオーバーサンプリング回路、8はこのオーバーサ
ンプリング回路7より出力されたデータに対してスタッ
フ制御を実施するスタッフ制御回路である。
【0009】9はスタッフ制御されたデータの通過が制
御される送信ゲートであり、10は送信ゲート9を通過
したデータが伝送される送信側の多重化伝送路である。
11は対向装置にてスタッフ処理されたデータが伝送さ
れる受信側の多重化伝送路であり、12はその通過を制
御する受信ゲートである。
【0010】13は受信ゲート12を通過したデータに
対してデスタッフ制御を実施するデスタッフ制御回路で
あり、14はデスタッフ制御されたデータ中でオーバー
サンプリングされている300bpsの制御信号の速度
変換を行い、速度変換後のデータをモデム1の変調部1
bに出力する速度変換器である。
【0011】次に動作について説明する。伝送路より入
力されたアナログファクシミリ信号は、モデム1の復調
部1aにてディジタル化されたファクシミリ信号に変換
され、オーバーサンプリング回路7に入力される。
【0012】ここで、ファクシミリ信号、すなわち復調
部1aから出力された復調データが300bpsの制御
信号である場合、オーバーサンプリング回路7は、復調
部1aで抽出された復調クロックに同期した復調データ
を9600bps相当の信号に変換する。その後、スタ
ッフ制御回路8は送信側の多重化伝送路10のもつ伝送
クロックとの差を吸収するためにスタッフデータを設
け、さらに、スタッフ制御情報を付加する。
【0013】なお、復調部1aから出力された復調デー
タが9600bps等の高速データである場合には、オ
ーバーサンプリングの処理は施されずに、スタッフ制御
のみが実施される。このようにしてスタッフ制御された
データはスタッフ制御の情報が付加されて、例えば、1
つのファクシミリ信号につき10kbps相当の信号と
なる。
【0014】また、受信側の多重伝送路11にのせられ
たデータは、受信ゲート12を通過してデスタッフ制御
回路13に入力される。デスタッフ制御回路13はま
ず、入力されたデータ中に含まれるスタッフ制御情報に
基づいて、スタッフデータが正規データであるか、ダミ
ーデータであるかの判断を行う。
【0015】ここで、デスタッフ制御回路13から出力
されたデータが例えば300bpsの制御信号である場
合には、速度変換器14は9600bps相当の受信信
号を300bpsの信号に速度変換する。このようにし
てデスタッフされたデータは、モデム1の変調部1bか
ら与えられた変調クロックに同期して変調部1bに入力
され、変調されてアナログファクシミリ信号となり、出
力端子4に出力される。
【0016】図9はファクシミリ信号を多重化して伝送
する従来の他のファクシミリ信号伝送装置を示すブロッ
ク図である。図において、15はトランク側に存在する
ファクシミリ端末(具体的には、交換機などを介して存
在する)と対向して受信動作を行う受信制御部であり、
16はトランク側に存在するファクシミリ端末と対向し
て送信動作を行う送信制御部である。17は受信制御部
15が受信した画データを蓄積する受信データ蓄積器で
あり、18は送信制御部16が送信すべき画データを蓄
積する送信データ蓄積器である。なお、図9には#1〜
#NのN台の受信制御部15および送信制御部16が設
けられた場合を図示している。
【0017】次に動作について説明する。任意の受信制
御部15は対応するトランク側の入力端子3および出力
端子4を介して、送信動作を行っているファクシミリ端
末と通信を行う。そして、受信した画データを受信デー
タ蓄積器17に格納する。
【0018】多重化装置2は高速回線側に空チャネルが
あるときに、受信データ蓄積器17内の画データを多重
化信号の一部としてベアラ側の出力端子5から送出す
る。一方、高速回線側から入力された多重化信号はベア
ラ側の入力端子6から多重化装置2に入力する。そし
て、多重化装置2は多重化信号から画データを取り出
し、その画データを送信データ蓄積器18に格納する。
【0019】送信制御部16のうちの1台は、受信機と
なるファクシミリ端末を呼び出してそのファクシミリ端
末と通信を行う。すなわち、その送信制御部16はファ
クシミリ送信器として機能し、送信データ蓄積器18内
の画データをそのファクシミリ端末に送信する。なお、
転送先のファクシミリ端末が既に使用中であった場合に
は、送信制御部16は所定の時間をおいた後、再送信動
作を行う。また、図9にN台示されている送信制御部1
6は1個でもよい。ただし、その場合には、画データが
送信データ蓄積器18に滞留している平均時間が長くな
り、ファクシミリ通信の即時性が失われる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ信
号伝送装置は以上のように構成されているので、入力さ
れたファクシミリ信号がV.29もしくは、V.27t
erの既存の変調方式を用いた標準ファクシミリ信号で
あった場合には復調可能であったが、CCITTの新勧
告により、V.33およびV.17の変調方式を用いた
14400bps,12000bpsの伝送レートのフ
ァクシミリ信号、さらにはトレリスコーディング方式を
用いた9600bps,7200bpsの標準ファクシ
ミリ信号が存在するようになり、ファクシミリ信号伝送
装置にこれらの信号が入力されたときは音声ルートに信
号を戻す必要があり、32kbpsの適応量子化差分パ
ルス符号変調(以下、ADPCMという)を用いた多重
化装置では、これらの信号を伝送速度を下げずに伝送す
ることが不可能であり、また、これらの信号に適応する
ため、これまでのファクシミリ信号伝送装置にV.3
3,V.17の変調方式に対応したモデムを備えた復調
部の増設を図るなどすれば、復調ユニット数が増加し、
装置が大きくなるなどの問題点があった。
【0021】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、復調ユニットを切り替え、変
復調器の使用効率を高めることで拡張すべき復調ユニッ
ト数を減らすことを可能とし、また、14400bps
などの高速のファクシミリ信号を、32KbpsのAD
PCMを用いている多重化装置でも、拡張したV.3
3,V.17に準拠した復調ユニットを用いることで、
多重化して伝送レートを下げずに通信することを可能と
するファクシミリ信号伝送装置を得ることを目的とす
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るファクシミリ信号伝送装置は、入力されたファクシ
ミリ信号を復調して得られた制御信号から、当該ファク
シミリ信号の変調方式を、何れか一方の復調ユニットを
用いて制御信号のDCS信号から解析し、伝送されるフ
ァクシミリ信号の変調方式に適応した復調ユニットを識
別し、入力されたファクシミリ信号を変調方式に適応し
た復調ユニットに接続させるための切り替え指示を復調
ユニット切り替え器に出力するようにしたものである。
【0023】また、請求項2に記載の発明に係るファク
シミリ信号伝送装置は、音声ルートから分岐したファク
シミリ信号を、第1の復調ユニットとともに、第2の
調ユニットにも供給して、その双方で変調方式の解析を
ファクシミリ信号のDCS信号を用いて自己の変調方式
に適応するか否かを判断し、自己の変調方式に適応する
場合には、自己にのみ接続させるための切り替え指示を
前記復調ユニット切り替え器に出力し、自己の変調方式
に適応しない場合には、自己の復調ユニットでの解析を
停止して、適応した復調ユニットに信号を入力するよう
にしたものである。
【0024】また、請求項3に記載の発明に係るファク
シミリ信号伝送装置は、既存の復調ユニットもしくは拡
張した復調ユニットのどちらか一方のユニットで復調、
解析すべきモデムが不足している場合に、既存の復調ユ
ニットの持つモデムが準拠している変調方式のファクシ
ミリ信号が検出されたときには、その信号を検出した復
調ユニットで復調多重化を行うようにし、検出された信
号が拡張復調ユニットのモデムが準拠している変調方式
のときには、検出したユニットが既存の復調ユニットで
あれば復調動作を停止し、拡張した復調ユニットであれ
ば、そのまま継続して復調多重化を行うようにしたもの
である。
【0025】
【作用】請求項1に記載の発明における復調ユニット切
り替え器は、伝送路上のファクシミリ信号の変調方式が
識別されると、その変調方式に適応した復調ユニットを
選択する。
【0026】また、請求項2に記載の発明における復調
ユニット切り替え器は、異なった変調方式を持つモデム
を有する復調ユニットの両方にファクシミリ信号を伝送
し、識別された変調方式に従って適応した復調ユニット
を選択し、不用となった復調ユニットを解放する。
【0027】請求項3に記載の発明における復調ユニッ
トは、解析するモデムが不足している場合に、解析でき
るモデムに余裕のある復調ユニットで解析、復調を行
い、その復調ユニットが変調方式に適応していることが
確定されると、その復調ユニットで復調多重化を行うよ
うにする。
【0028】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例1を図に
ついて説明する。図1は請求項1に記載の発明の一実施
例を示すブロック図である。図において、21は音声信
号やファクシミリ信号などが伝送されるトランク側の入
力端子、22は同じくトランク側の出力端子であり、こ
のトランク側の入力端子21および出力端子22は、例
えば音声端末やファクシミリ端末などを収容した交換機
に接続されている。23は前記ファクシミリ信号に関す
る変復調を行うモデムであり、24はファクシミリの制
御信号や画データの多重化を制御する多重化制御器であ
る。
【0029】25は音声信号を転送するためのベアラ側
の音声出力端子、26は同じくベアラ側の音声入力端子
であり、27はファクシミリ信号を転送するためのベア
ラ側のファクシミリ出力端子、28は同じくベアラ側の
ファクシミリ入力端子である。なお、このベアラ側の音
声出力端子25と音声入力端子26とに接続されるルー
トは音声信号用経路(以下、音声ルートという)を構成
し、ベアラ側のファクシミリ出力端子27とファクシミ
リ入力端子28とに接続されるルートはファクシミリ信
号用経路(以下、ファクシミリルートという)を構成し
ている。
【0030】29は多重化制御器24の指令に従って、
トランク側の入力端子21より入力された信号を、音声
ルートの出力端子25に出力するか、モデム23側に出
力するか、さらにはその双方に出力するかの切り替えを
行う送信ルート切り替え器である。30はモデム23の
出力をトランク側の出力端子22より送出するか、音声
ルートの入力端子26に入力された信号をトランク側の
出力端子22より送出するかを切り替える受信ルート切
り替え器である。
【0031】32は既存のCCITT勧告V.29に準
拠したモデム23を備えている復調ユニット(V.29
復調ユニット)であり、33は拡張した勧告V.33に
準拠したモデム23を備えている復調ユニット(V.3
3復調ユニット)である。なお、このV.29復調ユニ
ット32はファクシミリ信号より復調した制御信号の
CS信号を解析して入力されたファクシミリ信号の変調
方式を識別し、識別された変調方式に適応したモデム2
3を有している復調ユニット32あるいは33に、入力
されたファクシミリ信号を接続させるための切り替え指
示を発生する機能を備えている。
【0032】34は送信ルート切り替え器29で切り替
えられたファクシミリ信号を、前記V.29復調ユニッ
ト32とV.33復調ユニット33のいずれかに切り替
える復調ユニット切り替え器である。35はV.29復
調ユニット32の出力するユニット切り替え指示に従っ
て復調ユニット切り替え器34の切り替えを制御する機
能を備えた送信プロセッサであり、36は同様の復調ユ
ニット切り替え器34の制御機能を備えた受信プロセッ
サである。
【0033】また、図2はこのように構成されたファク
シミリ信号伝送装置を音声挿入機能(以下、DSI機能
という)を備えた多重化装置を介して高速ディジタル回
線で接続したシステムのシステム構成図である。図にお
いて、37,38はそれぞれが図1に示す構成を有する
ファクシミリ信号伝送装置であり、39,40は各ファ
クシミリ信号伝送装置37あるいは38に接続されたD
SI機能を有するディジタル多重化装置(以下、DCM
E装置という)である。41,42はこれらDCME装
置39と40の相互を接続している高速ディジタル回線
である。
【0034】43はファクシミリ信号伝送装置37のベ
アラ側の音声出力端子25および音声入力端子26の音
声ルートに接続される経路によって形成される音声ルー
トであり、44は同じくベアラ側のファクシミリ出力端
子27およびファクシミリ入力端子28に接続される経
路によって形成されるファクシミリルートである。45
はファクシミリ信号伝送装置38のトランク側の出力端
子であり、46は同じくトランク側の入力端子である。
【0035】ここで、DCME装置39,40の機能に
ついて説明する。DCME装置については、CCITT
勧告Q.50があり、これらのDCME装置39,40
も勧告Q.50に準拠している。図3はDCME装置の
みが設けられたシステムを示し、図において、DCME
装置39,40にはトランク入力47あるいは51が入
力し、DCME装置39,40からはトランク出力48
あるいは50が出力している。なお、トランク入力47
およびトランク出力48とトランク入力51およびトラ
ンク出力50とは、それぞれ交換機等に接続される。
【0036】ここで、図4はDCME装置の入出力信号
のフォーマットを示す説明図である。DCME装置39
は、図4の下段に示すような信号フォーマット53でト
ランク側から信号を受け取る。そして、音声チャネルが
有声か否か検出し、有声であればベアラ側の空きチャネ
ルを探す。空チャネルがあればそのチャネルに音声信号
を設定し、図4上段に示すような信号フォーマット52
でベアラ側に信号を送出する。また、トランク側の音声
チャネルが無声になると、ベアラ側の該当するチャネル
は、他の音声チャネルへの割り当てが可能となる。そし
て、各チャネルの接続状態はアサイメントチャネル(A
C)に設定される。
【0037】相手側のDCME装置40は、ベアラ側か
ら信号フォーマット52による信号が入力されると、そ
れを再構成した後、トランク出力50に出力する。この
ようにして、DCME装置39に入力した有音信号はD
CME装置40からそのトランク側の該当する音声チャ
ネルに出力される。
【0038】以上のようにして、ベアラ側では、音声信
号のみが伝送されるので、チャネル数を削減することが
できる。そして、このようなDSI機能とともに伝送ビ
ット数を減少させるADPCM機能により、チャネル数
を1/4〜1/5に減少させている。
【0039】ところで、勧告Q.50には、64kbp
sクリアチャネルおよび音声帯域内データの伝送路設定
要求信号が定義されている。ベアラ側の音声チャネル上
の信号は、ADPCMを採用することで低伝送レート化
されているので、64kbpsの端末データなどはその
チャネルでは伝送不可能である。しかし、ベアラ側に用
意されている64kbpsチャネルを用いると、そのよ
うなデータの伝送も可能となる。すなわち、そのような
データが発生したら、DCME装置39に64kbps
のオンデマンド要求を出し、64kbpsクリアチャネ
ルを設定させればよい。
【0040】64kbpsクリアチャネルのオンデマン
ド要求は、図3に示した構成においては、交換機などか
ら出力される。すなわち、交換機などは、図4の下段に
示したトランク側の信号フォーマット53中のタイムス
ロット(TS)#16を用いて64kbpsオンデマン
ド要求信号(SIG)を送出する。そして、空チャネル
を検索し、例えば図4に示した信号フォーマット53中
のCH#1、CH#2で示すような64kbpsクリア
チャネルを空チャネルに設定する。
【0041】このように、64kbpsクリアチャネル
は、オンデマンド要求が発生したときに割り当てられる
ものであり、信号フォーマット53中のランダムな位置
に割り当てられる。そして、図2に示したファクシミリ
信号伝送装置37,38は、DCME装置39,40に
対してオンデマンド要求を出すことにより、すなわち、
勧告Q.50の64kbpsクリアチャネル設定機能を
用いて、ファクシミリ信号を伝送しようとするものであ
る。
【0042】次に図1に示した当該実施例1の動作につ
いて説明する。ここで、図5はこのファクシミリ信号伝
送装置のDCME装置の入出力フォーマットを示す説明
図である。トランク側の入力端子21に入力された信号
は、まず、送信ルート切り替え器29によって、音声ル
ートの出力端子25およびモデム23に供給される。モ
デム23がファクシミリ信号を検出するまで、トランク
側の信号は音声ルートの出力端子25を介してDCME
装置39に与えられる。DCME装置39は、上述のよ
うに、有音信号については、空きチャネルを用いてその
信号を転送している。
【0043】トランク側の信号が図5の下段に示す信号
フォーマット55によって構成され、TS#1にファク
シミリ信号が設定されているとすると、モデム23はそ
のファクシミリ信号からファクシミリの制御信号を復調
することになる。その復調結果は、多重化制御器24に
通知される。
【0044】多重化制御器24はモデム23が制御信号
を復調出力したことを認識すると、送信ルート切り替え
器29に切り替え指示を与える。送信ルート切り替え器
29はこの切り替え指示に応じて、トランク側の信号が
音声ルートの出力端子25に出力されないようにする。
その結果、音声ルートの出力端子25の出力は無音とな
る。
【0045】また、多重化制御器24は図5の中段に示
すファクシミリルートの信号フォーマット54中のTS
#16を用いて、64kbpsクリアチャネルの設定を
DCME装置39に要求する。さらに、多重化制御器2
4は、図5の中段に示すように、モデム23の出力をC
H#1に設定してDCME装置39に転送する。ここ
で、信号フォーマット54におけるCH#1は64kb
psのものであり、ファクシミリの画データが9.6k
bpsのものであれば、図5に56で示すように6つの
サブチャネルに分割され得る。すなわち、複数のモデム
23の出力をCH#1に設定することが可能となる。
9.6kbpsよりも低い伝送ルートならば、さらに多
くのサブチャネルを設定できる。
【0046】DCME装置39は、64kbpsクリア
チャネルのオンデマンド要求を受けるとベアラ側の空き
チャネルを検索し、図5の上段に示すように、空きチャ
ネル64kbpsクリアチャネルであるCH#1を設定
する。ファクシミリの制御信号および画データはこのC
H#1を用いて相手側のDCME装置40に伝送され
る。それを受けたDCME装置40は、CH#1の内容
をファクシミリ信号伝送装置38に転送する。
【0047】さらに、多重化制御器24は相手側のファ
クシミリ信号伝送装置38の多重化制御器と情報を交換
するために、ファクシミリルートの信号フォーマット5
4にFAXアサイメントチャネル(以下、ACFとい
う)を設定する。このACFには画データの伝送レー
ト、多重化されたものの配列、64kbpsクリアチャ
ネルの補足状況および使用状況等が設定される。
【0048】このACFは多重化制御器24よりDCM
E装置39に転送され、DCME装置39は、それを図
5の上段に示すようにベアラ側の信号フォーマット52
に設定してDCME装置40に送る。このACFはさら
に、ファクシミリ信号伝送装置38の多重化制御器24
に転送される。相手側の多重化制御器24は、当該AC
Fの内容に基づいて受信ルート切り替え器30に切り替
え指示を出すとともに、受信したCH#1の内容をモデ
ム23に渡す。モデム23は多重化制御器24から与え
られた信号について変調を行い、変調波を信号フォーマ
ット55におけるTS#1のファクシミリチャネルF1
にのせて受信ルート切り替え器30に出力する。受信ル
ート切り替え器30は、多重化制御器24の指示によっ
てモデムの出力をトランク側に出力するようになってい
るので、このモデム23の出力はトランク側の出力端子
45より出力される。
【0049】モデム23が復調出力した制御信号の内容
によって、多重化制御器24がファクシミリ通信の終了
を認識すると、その旨をACFによって相手側の多重化
制御器24に通知する。また、送信ルート切り替え器2
9に切り替え指示を与え、トランク側の出力が音声ルー
トの出力端子25に出力される状態とする。また、相手
側の多重化制御器24は、受信ルート切り替え器30に
切り替え指示を与え、音声ルートの入力端子26の入力
信号がトランク側に出力される状態とする。
【0050】その後、DCME装置39はベアラ側のC
H#1を解放する。その結果、CH#1であったチャネ
ルは空きチャネルとなる。なお、CH#1によってファ
クシミリ信号の伝送を行っているときに、他のファクシ
ミリ通信が開始されたときには、新たな64kbpsク
リアチャネルが設定される。また、64kbpsクリア
チャネルとして使用されていないチャネルはDSI機能
を用いた音声伝送に用いられる。従って、ベアラ側の各
チャネルは音声信号とファクシミリ信号とに効率的に使
用され、図2に示すシステムによる伝送効率は、図3に
示すDCME装置39,40のみによるシステムの効率
より向上する。
【0051】このようなファクシミリ信号伝送装置3
7,38において、入力されるファクシミリ信号は、伝
送レートが300,2400,4800,7200,9
600,12000,14400bpsである。したが
って、ファクシミリ伝送装置37,38は、これらの伝
送レートをすべて復調する必要がある。
【0052】そのため、ファクシミリ信号伝送装置3
7,38の復調ユニット32,33は、CCITT勧告
V.33,V.17に準拠した14400bpsまでの
信号を復調できるモデム23を備える必要がある。従っ
て、CCITT勧告V.29に準拠したモデム23を備
えたV.29復調ユニット32に入力されたファクシミ
リ信号をどのような変調方式を用いて画データの通信を
行うかの識別、つまりCCITT勧告のV.33,V.
17,V.29,V.27terの識別を行う必要が生
じる。
【0053】ここで、如何なる変調方式を用いて画デー
タを通信するかは、ファクシミリ信号の中のCCITT
勧告V.21の変調方式を用いたファクシミリ制御信号
のDCS信号を解析することで識別可能である。
【0054】V.29復調ユニット32に入力されたフ
ァクシミリ信号が、復調できない変調方式で画データを
通信しようとしているとDCS信号の解析によって認識
される場合、V.29復調ユニット32は、送信プロセ
ッサ35と受信プロセッサ36に対してユニットの切り
替え指示を出力する。
【0055】V.29復調ユニット32より切り替え指
示を通知された送信プロセッサ35と受信プロセッサ3
6は、復調ユニット切り替え器34を制御して、V.2
9復調ユニット32への信号出力を停止し、モデム23
への接続信号も停止して、V.29復調ユニット32に
当該チャネルのファクシミリ信号が入力されないように
するとともに、そのファクシミリ信号をV.33復調ユ
ニット33に入力する。また、そのとき送信プロセッサ
35と受信プロセッサ36は、V.33復調ユニット3
3へ変調方式および伝送レートの情報を通知する。
【0056】変調方式および伝送レートの情報が通知さ
れ、ファクシミリ信号が入力されたV.33復調ユニッ
ト33は、入力されたファクシミリ信号の復調を、指示
された変調方式、伝送レートに従って開始する。
【0057】一方、V.29復調ユニット32で解析さ
れたDCS信号から、そのチャネルで通信されるファク
シミリ信号がV.29,V.27terの変調方式を用
いて伝送されると識別された場合には、V.29復調ユ
ニット32は復調ユニット切り替え要求指示を出さず、
そのまま継続してそのチャネルのファクシミリ信号を復
調する。
【0058】このように、伝送されるファクシミリ信号
の変調方式によって使用する復調ユニットを分類するこ
とで、既存の復調ユニットを使用しつつ、V.33,
V.17などの高速伝送レートのファクシミリ信号を復
調多重化することが可能となり、復調できなかったこれ
らのファクシミリ信号を多重化することで伝送効率を向
上させることができる。
【0059】実施例2.なお、上記実施例1ではV.2
9復調ユニット32のみでファクシミリ信号の変調方式
の識別を行う場合について述べたが、V.29復調ユニ
ット32およびV.33復調ユニット33の双方で変調
方式の識別を行うようにしてもよい。図6は請求項2に
記載したそのような発明の一実施例における各復調ユニ
ット32,33の動作を示すフローチャートである。
【0060】まずステップST1において、ファクシミ
リ識別のための2100Hzのアンサートーンの検出が
行われ、次いでステップST2にて、そのアンサートー
ンが検出されたチャネルの信号が、V.29復調ユニッ
ト32とV.33復調ユニット33の双方に入力され
る。これらV.29復調ユニット32およびV.33復
調ユニット33はそれぞれ、ステップST3において入
力されたファクシミリ信号のDCS信号を監視する。
【0061】ステップST3の監視によってDCS信号
が検出されると、ステップST4で元の伝送路を切り離
してファクシミリ専用の伝送路に切り替え、ステップS
T5にて伝送されるファクシミリ信号の変調方式を、検
出されたDCS信号より解析する。V.29復調ユニッ
ト32とV.33復調ユニットとは、このステップST
5で解析された変調方式を送信プロセッサ35と受信プ
ロセッサ36に通知する。
【0062】ここで、識別された変調方式がV.33,
V.17であれば処理はステップST6に進み、V.2
9復調ユニット32は送信プロセッサ35と受信プロセ
ッサ36へ変調方式、および伝送レートを通知した後、
受信プロセッサ36からの切断要求を待機する。一方、
伝送されるファクシミリ信号がV.29,V.27te
rの変調方式で伝送される場合、処理はステップST7
に進んで、V.33復調ユニット33は送信プロセッサ
35と受信プロセッサ36へ変調方式、および伝送レー
トを通知した後、受信プロセッサ36からの切断要求を
待機する。このとき、V.29復調ユニット32は継続
して復調する。
【0063】なお、上記実施例では2つの復調ユニット
32,33にファクシミリ信号を音声ルートから分岐し
て供給している。2つの復調ユニット32,33から送
信プロセッサ35に対して復調データが出力され、相手
局側の受信プロセッサ36へファクシミリルートを通し
て伝送されているが、送信プロセッサ35が2つの復調
ユニット32,33からのデータの1つを選択して相手
局に伝送してもよい。
【0064】このように、V.29復調ユニット32と
V.33復調ユニット33の双方で1つのファクシミリ
信号の識別と変調方式の解析を行うことにより、識別能
力が向上し、復調ユニット32,33の切り替えに生じ
る時間差を少なくすることができる。
【0065】実施例3.また、上記実施例1では、ファ
クシミリ信号の変調方式をV.29復調ユニット32で
解析する場合について説明したが、解析するユニットを
V.29復調ユニット32にのみ限定せず、V.33復
調ユニット33でも解析するようにしてもよい。
【0066】すなわち、V.29復調ユニット32がす
べて使用中、あるいは解析のために復調するチャネルが
ない場合、音声ルートから分析された信号をV.33復
調ユニット33に供給し、当該V.33復調ユニット3
3にてファクシミリ信号の検出、および変調方式の解析
を行う。
【0067】また、逆にV.33復調ユニット33のチ
ャネルが使用不可能な場合については、解析された変調
方式がV.33,V.17であれば、復調ユニットから
通知された変調方式を受信した送信プロセッサ35、受
信プロセッサ36は、接続しているモデム32を解析す
る指示を出し、このチャネルの復調および、音声ルート
からの信号の分岐を停止する。したがって、このチャネ
ルのファクシミリ信号は音声ルートを通すようにする。
【0068】なお、この場合、変調方式を識別した後、
復調動作を停止しているが、そのまま継続して音声ルー
トからの信号分岐状態のまま、伝送されるファクシミリ
信号の伝送ルートが低下するまで監視を続け、復調可能
な伝送レートになった時に伝送するルートをファクシミ
リルートに切り替え、復調多重化することも可能であ
る。
【0069】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、入力されたファクシミリ信号を復調して得られ
た制御信号から、当該ファクシミリ信号の変調方式を
何れか一方の復調ユニットを用いて制御信号のDCS信
号から解析し、伝送されるファクシミリ信号の変調方式
に適応した復調ユニットを識別し、入力されたファクシ
ミリ信号を変調方式に適応した復調ユニットに接続させ
るための切り替え指示を復調ユニット切り替え器に出力
するように構成したので、第1のシステムに拡張、もし
くは復調ユニットの交換をすることで、32kbpsの
ADPCMを用いた伝送路では通信不可能であった14
400bpsのデータを、伝送速度を落すことなく通信
することが可能となり、変調方式によって復調するユニ
ットを切り換えるため、第1のシステムの変更を少なく
できる効果がある。
【0070】また、請求項2に記載の発明によれば、音
声ルートから分岐したファクシミリ信号を、第1の復調
ユニットとともに、第2の復調ユニットにも供給して、
その双方で変調方式の解析をファクシミリ信号のDCS
信号を用いて自己の変調方式に適応するか否かを判断
し、自己の変調方式に適応する場合には、自己にのみ接
続させるための切り替え指示を復調ユニット切り替え器
に出力し、自己の変調方式に適応しない場合には、自己
復調ユニットでの解析を停止して、適応した復調ユニ
ットに信号を入力するように構成したので、識別能力が
向上し、切り替え時に発生する時間差を少なくできる効
果がある。
【0071】また、請求項3に記載の発明によれば、フ
ァクシミリの変調方式を解析するユニットを既存の復調
ユニットに限定せず、拡張した復調ユニットでも解析す
るように構成したので、復調ユニットのモデムの数に影
響されずに伝送可能となり、復調ユニットを有効に使用
できるシステムが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】上記実施例によるファクシミリ信号伝送装置と
DCME装置にて構成されるシステムを示すブロック図
である。
【図3】DCME装置による伝送システムを示すブロッ
ク図である。
【図4】DCME装置の入出力信号のフォーマットを示
す説明図である。
【図5】上記実施例におけるファクシミリ信号伝送装
置、およびDCME装置の入出力フォーマットを示す説
明図である。
【図6】この発明の実施例2によるファクシミリ信号伝
送装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】従来のファクシミリ信号伝送装置の一例を示す
ブロック図である。
【図8】従来のファクシミリ信号伝送装置の処理を説明
するための機能構成図である。
【図9】従来のファクシミリ信号伝送装置の他の例を示
すブロック図である。
【符号の説明】
23 モデム 32 復調ユニット(V.29復調ユニット) 33 復調ユニット(V.33復調ユニット) 34 復調ユニット切り替え器 37,38 ファクシミリ信号伝送装置 39,40 DCME装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04L 5/22 - 5/26 H04J 3/00 - 3/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声挿入機能を有する多重化装置と、 ファクシミリ信号および各種データ信号とが混在する伝
    送路との間に配置され、前記伝送路上の信号を前記多重
    化装置に転送するとともに、前記多重化装置から供給さ
    れた信号を前記伝送路に転送するファクシミリ信号伝送
    装置において、前記伝送路から入力された前記ファクシミリ信号を復調
    して制御信号および画データを前記多重化装置に出力す
    る第1の復調ユニットと、 この第1の復調ユニットと異なる変調方式に準拠したフ
    ァクシミリ変復調器を有し、前記伝送路から入力された
    前記ファクシミリ信号を復調して制御信号および画デー
    タを前記多重化装置に出力する第2の復調ユニットと、 入力された前記ファクシミリ信号を前記第1の復調ユニ
    ットまたは前記第2の復調ユニットに接続する復調ユニ
    ット切り替え器とを備え、 前記第1の復調ユニットまたは前記第2の復調ユニット
    の何れか一方は、入力された前記ファクシミリ信号の変
    調方式を復調した前記制御信号のDCS信号を解析する
    ことにより、変調方式に適応した前記復調ユニットを識
    別し、識別された変調方式に適応する前記第1の復調ユ
    ニットまたは前記第2の復調ユニットに、入力された前
    記ファクシミリ信号を接続させるための切り替え指示を
    前記復調ユニット切り替え器に出力する ことを特徴とす
    るファクシミリ信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 音声挿入機能を有する多重化装置と、 ファクシミリ信号および各種データ信号とが混在する伝
    送路との間に配置され、前記伝送路上の信号を前記多重
    化装置に転送するとともに、前記多重化装置から供給さ
    れた信号を前記伝送路に転送するファクシミリ信号伝送
    装置において、前記伝送路から入力された前記ファクシミリ信号を復調
    して制御信号および画データを前記多重化装置に出力す
    る第1の復調ユニットと、 この第1の復調ユニットと異なる変調方式に準拠したフ
    ァクシミリ変復調器を有し、前記伝送路から入力された
    前記ファクシミリ信号を復調して制御信号および画デー
    タを前記多重化装置に出力する第2の復調ユニットと、 入力された前記ファクシミリ信号を前記第1の復調ユニ
    ットまたは前記第2の復調ユニットに接続する復調ユニ
    ット切り替え器とを備え、 前記第1の復調ユニットおよび第2の復調ユニットは、
    入力された前記ファクシミリ信号の変調方式を復調した
    前記制御信号のDCS信号を解析することにより、自己
    の変調方式に適応するか否かを判断し、自己の変調方式
    に適応する場合には、自己にのみ接続させるための切り
    替え指示を前記復調ユニット切り替え器に出力する こと
    を特徴とするファクシミリ信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記ファクシミリ変復調器に余裕のある
    復調ユニットで前記ファクシミリ信号の解析、復調を行
    い、 当該解析を行った復調ユニットに、解析された変調方式
    に適応したファクシミリ変復調器がない場合には、当該
    復調ユニットでの復調動作を停止し、 前記適応したファクシミリ変復調器がある場合には、そ
    のまま継続して当該復調ユニットで復調多重化を行う機
    能を、前記各復調ユニットに持たせたことを特徴とする
    請求項1または2に記載のファクシミリ信号伝送装置。
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