JP3055981U - スキーバインディング部分の長手方向調節を行うための装置 - Google Patents

スキーバインディング部分の長手方向調節を行うための装置

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ヴラダール ヘルムート
ツォッター ヨハン
ヤーニッシュ アンドレアス
シュトリッツル カール
ヴュルトナー フーベルト
ルシュニヒ フランツ
ヴァヴラ ラインホルト
ヒンメッツベルガー アロイス
シュタドラー ハインツ
フライジンガー ヘンリー
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ハーテーエム シュポルト− ウント フライツァイトゲレーテ アクチエンゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキーバインディング部分を、種々の大きさ
及び又は形式に応じて簡単に変化させられるような調節
プレートの利点と、片手で操作する場合に、その都度の
安定的な位置で確実に係止及び係止解除できるような係
止装置の利点とを有する、スキーバインディング装置の
長手方向調節のための装置を提供する。 【解決手段】 バインディングユニットが、調節プレー
トと、該調節プレートに解離可能に固定可能であるトー
ピースとを有していて、係止装置が調節プレートに配置
されていて、この場合、係止部分及び該係止部分に対応
する係止切欠きが水平に延びていて、係止部分を、対応
する係止切欠きから外すための操作部材が、高さ方向軸
を中心として水平方向に旋回可能に係止部分に配置され
ていて、操作部材の面区分が、調節プレートの、操作部
材に面する側方区分で支持可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、スキーバインディング部分、特にトーピースの長手方向調節を行う ための装置であって、スキー板の上面に固定可能なガイドレールを備えていて、 該ガイドレールではスキーバインディング部分が、摺動可能なバインディングユ ニットとしてスキー長手方向でガイドされていて、前記スキーバインディング部 分が、ガイドレールの設定されたスライド位置で、ロックする係止装置によって 固定可能であって、該係止装置が、バインディングユニットでガイドレールに対 して直角方向に運動可能にガイドされた係止部分と、該係止部分に枢着された操 作部材とを有していて、前記係止部分が、ばねの力によって、選択的に、ガイド レールの、スキー長手方向で互いに前後に配置された対応する係止切欠きの1つ と形状接続的に係合可能であって、前記操作部材には少なくとも2つの面区分が 設けられていて、該面区分のうちの第2の面区分が第1の面区分に対して、90 ゜以上の角度をなして延びていて、第2の面区分が、係止部分から第1の面区分 よりも遠く離れて位置していて、第1の面区分が係止部分の係止位置を規定して 、第2の面区分が、係止部分の係止解除位置を規定する形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような形式の装置はオーストリア国特許第380639号明細書により公 知であって、係止部分の係止位置若しくは係止解除位置が、操作装置の2つの異 なる端部位置で固定若しくは位置固定されていることにより、実地の場で広く認 められている。この公知の装置では、係止装置はトーピースに組み込まれている 。係止装置のための所要スペースは、いかなる形式のトーピースにおいても考慮 されなければならない。
【0003】 上述の装置を改良した構成がオーストリア国特許第396432号明細書によ り公知である。この公知の装置では、トーピースだけでなくヒールピースも、帯 状結合部材を介してスキー板長手方向で調節することができる。このために操作 部材の3つの所定の位置が、係止部分の位置を固定する。第1の位置ではトーピ ースもヒールピースも係止されていて、第2の位置では例えばヒールピースが係 止解除されていて、トーピースは係止されたままである。第3の位置では、ヒー ルピースもトーピースも係止解除されている。この手段においても、係止装置の ための所要スペースは、いかなる形式のトーピースにおいても考慮されなければ ならない。
【0004】 ドイツ連邦共和国特許出願公開第1954512号明細書では、スキーバイン ディング部分のための係止装置が記載されている。この公知の係止装置は、ガイ ドレール上で摺動可能な、スキーバインディング部分の固定のために設けられた 調節プレートに組み込まれていて、これにより選択的に、種々異なる形式及び大 きさのスキーバインディング部分をこの調節プレートに組み付けることができる 。この係止装置は、スキー板長手方向軸線に対して横方向に摺動可能な錠止体か ら成っていて、この錠止体は2アーム式レバーの一方のアームに作用する。他方 のアームは係止部分として形成されていて、錠止体はばねによってスキー板長手 方向に負荷されている。これにより、係止部分若しくは係止部分の歯はガイドレ ールの歯列に押し嵌めされる。歯、若しくは歯列間の隙間に雪や氷、又は埃が浸 入した場合は、相互間の係合が不完全になってしまうので、スキーバインディン グ部分の位置固定は保証されていない。
【0005】 類似の係止装置が、フランス国特許出願公開第2683457号明細書により 公知である。この公知の係止装置は同様に調節プレートに組み込まれている。ス キー板長手方向軸線に対して横方向に摺動可能な錠止体は2つの歯を備えていて 、これらの歯は、ガイドレールの歯列の間の隙間内に係合する。この錠止体はば ね負荷されていて、操作ボタンが設けられている。2つの歯の間にずらされて配 置された第3の歯は、錠止体のためのストッパとして働く。錠止体が完全に係止 解除されていることを保証するために、ボタンは完全に押し込まれて、スキーバ インディング部分の、例えばトーピースの調節時間中は、この位置でばね力に抗 して保持されなければならない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、スキーバインディング部分を、種々の大きさ及び又は形式に 応じて簡単に変化させられるような調節プレートの利点と、片手で操作する場合 に、その都度の安定的な位置で確実に係止及び係止解除できるような係止装置の 利点とを同時に有する、スキーバインディング装置の長手方向調節のための装置 を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本考案の構成では、バインディングユニットが、調 節プレートと、該調節プレートに解離可能に固定可能であるトーピースとを有し ていて、係止装置が調節プレートに配置されていて、この場合、係止部分及び該 係止部分に対応する係止切欠きが水平に延びていて、係止部分を、対応する係止 切欠きから外すための操作部材が、高さ方向軸を中心として水平方向に旋回可能 に係止部分に配置されていて、操作部材の面区分が、調節プレートの、操作部材 に面する側方区分で支持可能であるようにした。
【0008】
【考案の効果】
このような手段により、種々異なる形式のスキーバインディング部分を簡単に 調節プレートに組み付ける又は調節プレートから取り外すことができる。何故な らば、係止装置がスキーバインディング部分とは独立して調節プレートに組み込 まれているからである。この場合、その都度の安定的な位置において、片手操作 による確実な係止及び係止解除も保証されている。係止部分と、対応する係止切 欠きとが水平に配置されていることにより、調節プレートの低い構成高さが得ら れる。この場合、操作部材の外方旋回及び内方旋回も水平に行われるので、さら に、操作部材の人間工学的に有利な操作も可能となる。
【0009】 請求項2の特徴部によって、調節プレートにおける係止部分の配置若しくは係 止部分の支承のための有利な手段が示されている。
【0010】 請求項3の特徴部により、操作部材を備えた調節プレートのコンパクトな構成 が得られ、これにより、調節プレート若しくはスキー構成部分を越えて突出する 支障となる部分はなくなる。
【0011】 本考案の別の課題は、両スキーバインディング部分、即ちトーピース及びヒー ルピースが、第1の係止解除位置では個々に、即ちトーピースか又はヒールピー スが長手方向摺動可能であって、第2の係止解除位置で両方同時にかつ互いに独 立して長手方向摺動可能であることにある。この付加的な課題は、請求項4の特 徴部によって解決された。
【0012】 本考案によれば、操作部材が第3の面区分を有しているので、係止部分をガイ ドレールにおいて2つの効果的な位置で係止できる。このようにして、第1の係 止解除位置ではヒールピースを備えた帯状結合部材だけがスキー板長手方向で調 節できて、第2の係止解除位置では付加的にバインディングユニットも、スキー 板長手方向で調節できるということも保証される。こうして、バインディングユ ニットとヒールピースとは、所望の新たに調節された位置(この位置とは例えば バインディング装置全体のスキー板中央位置も含む)で再び一緒に係止できる。
【0013】 操作部材の特に有利な構成は、請求項5の特徴部によって得られる。
【0014】 請求項6の特徴により、設計者は、帯状結合部材若しくはガイドレールの係止 歯部の長さ、ひいては係止部分の係止歯部の長さに関連した、ピンに対する個々 の面区分の延びの構成的な設定を簡単に行うことができる。
【0015】 請求項7から請求項10の特徴部により、操作部材の不本意な外方旋回を回避 するために有利な構成的な手段が得られる。
【0016】 本考案は、スキーバインディング部分、特に、調節プレートに固定されたトー ピースの長手方向調節を行うための冒頭で述べた装置の改良形にも関する。この 調節プレートは、スキー板に固定されたガイドレールで摺動可能にガイドされて いて、係止可能である。
【0017】 本考案の別の課題は、ガイドレールでガイドされる係止可能な調節プレートの ための緩衝装置を提供し、スキーバインディング部分と調節プレートとの間の緩 衝作用、ひいては、ガイドレールを介したスキー板に対する緩衝作用とを達成す るということである。
【0018】 この課題は、本考案の請求項11の特徴部によって解決された。調節プレート における緩衝挿入体の配置及び支承により、緩衝挿入体は、種々異なる靴サイズ に対して調節プレートを様々に調節する場合にも有効である。
【0019】 スキーバインディング部分の領域における多くの緩衝装置が公知である。例え ば、スキーバインディング部分をスキー板に固定するための装置が、実公昭43 −17191号公報(1968年7月16日)により公知である。この公知の装 置では、金属製のスキーバインディング部分が軟弾性的なプレートを介してねじ によりスキー板に結合される。このような手段により、一方では緩衝作用が得ら れ、他方ではスキーバインディング部分の腐食が回避される。カーブ走行時には 、スキーヤーの自重によりスキー板に加えられる圧力の成分が作用して、軟弾性 的なプレートが側方で一緒に押圧され、これにより、スキー板を不都合にカーブ から外方に押圧する水平方向の力成分が生じる。
【0020】 請求項12の特徴部によって、有利には、調節プレートの構成高さがスキー上 面に対して保持され得る。
【0021】 請求項13及び請求項14により、簡単に組み付けるための、及び緩衝挿入体 を位置固定するための構成的な手段が得られる。さらに、スキー板が著しく撓み 、緩衝挿入体が調節プレートの縁部の下方でスキー板上面に接触している場合に は、調節プレートとスキー板との間の直接的な緩衝作用も得られる。
【0022】 請求項15の特徴部により、トーピースと緩衝挿入体との間の雪又は氷の浸入 が回避される。
【0023】
【考案の実施の形態】
次に図面につき本考案の実施の形態を詳しく説明する。
【0024】 図1〜図3では、長手方向調節のための装置全体が符号1で示されている。こ の装置1は、スキー板3の上面3aにねじ4によって固定された、横断面で見て ほぼU字形のガイドレール2と、このガイドレール2上に長手方向摺動可能に支 承された調節プレート5とから成っている。この調節プレート5は、トーピース 7を固定するためのねじを収容する4つの孔6を有している。調節プレート5を ガイドレール2上で摺動可能に支承するために、ガイドレール2には側方の突出 部8が設けられていて、この突出部8には調節プレート5の溝9が係合する(図 3参照)。
【0025】 調節プレート5の側方の壁部分には各1つのガイド11a,11bが形成され ていて、これらのガイド11a,11bには係止部分10が、スキー板長手方向 軸線に対して横方向に摺動可能に支承されている。係止部分10はその下面に2 つの係止歯部12を保持していて、これらの係止歯部12は、ガイドレール2の 上面に配置された複数の係止歯部13から形成される対応する2つの係止切欠き 14に選択的に係止する。係止部分10を、係止位置に保持するために、圧縮コ イルばねの形のばね15が設けられており、このばね15は一方では係止部分1 0の突出部16に、他方では調節プレート5のピン17に保持されていて、突出 部16若しくはピン17の、係止部分10若しくは調節プレート5への移行部で 支持されている。図2及び図3からわかるように、係止部分10は側方で調節プ レート5から外方に案内されていて、その端部区分でピン18によって、旋回レ バーの形に形成された操作部材19を保持している。ピン18は係止部分10の 孔20内に挿入されていて、高さ方向軸Hを形成し、この軸Hを中心として操作 部材19が水平に旋回可能に支承されている。この場合、図2で示された係止位 置において、操作部材19は第1の面区分22で調節プレート5の側方区分21 に当接する。操作部材19の端面では、第2の面区分23が第1の面区分22に に対して直角をなして形成されていて、この第2の面区分23の、ピン18に対 する法線距離は、第1の面区分22の、ピン18に対する法線距離よりも大きい 。
【0026】 トーピース7をヒールピース(この構成では図示しない)に可変的に結合する ために、金属的な帯状結合部材24が設けられていて、この帯状結合部材24は 前端部で四角形の切欠き25を有している。この切欠き25は、ガイドレール2 の下面に対応して形成された突出部26との形状接続的な結合部を形成するため に係合する。
【0027】 既に述べたように、操作部材19の、ひいては係止部分10の、図2で示され た位置は、装置1の係止された状態に相応する。係止解除するために、操作部材 19が90度だけ時計回りに旋回されて、これにより第2の面区分23が、調節 プレート5の側方区分21に当接若しくは支持される。上述のように、第2の面 区分23がピン20に対して比較的大きな距離をおいて位置しているので、係止 部分10は距離差分だけ調節プレート5から引き出される。この距離差分は係止 歯部12若しくは13の長さLと同じ大きさか又は長さLよりも大きいので、係 止部分10は、ガイドレール2から係止解除された状態で位置している。従って 、調節プレート5の側方区分21における第1の面区分22及び第2の面区分2 3の当接により生じる2つの安定した終端位置が得られ、これにより、取扱いが 簡単にされ、不都合な係止若しくは係止解除が防止される。
【0028】 特に図2で示されたように、調節プレート5は操作部材19を収容するために 、操作部材19の内方旋回された位置において切欠き5aを有している。この切 欠き5a内に内方旋回された操作部材19は、その外面19aで、調節プレート 5の外輪郭5bと同一平面で延びている。旋回時の取扱いを簡単にするために、 操作部材19のグリッパ条片19bの幅は操作部材19の自由端部に向かって小 幅になっている。
【0029】 従って、トーピース7は調節プレート5と一緒に、ガイドレール2上で摺動可 能なバインディングユニット27を形成する。
【0030】 図4aでは、トーピース7及びヒールピース28の長手方向調節のための装置 の別の構成が示されている。ヒールピース28は、後方のスキー板に不動に設け られたガイドレール29において摺動可能にかつ持ち上がりに抗してガイドされ ていて、帯状結合部材24′を介してバインディングユニット27(部分的に図 示されている)と係止可能に結合されている。この目的で、帯状結合部材24′ の前端部は、前方のガイドレール2′のU字形の切欠き30内でガイドされてい て、帯状結合部24の上面には複数の係止歯部31が設けられている。この係止 歯部31の歯と歯の間は、対応する係止切欠き32を形成している。図1〜図3 の構成と同様に、係止部分10′はスキー板長手方向軸線に対して横方向にガイ ド11′a,11′b内で摺動可能に支承されていて、その下側で、図2の両係 止歯部12の2倍の長さLを有する2つの係止歯部12′を保持している。これ らの係止歯部12′は、係止部分10′が係止された状態(図4a参照)におい て、一方では帯状結合部24′の係止切欠き32内に係止され、他方では、ガイ ドレール2′の、複数の係止歯部13′によって形成された対応する係止切欠き 14′内に係止する。この場合、係止歯部13′はガイドレール2′の上面で帯 状結合部材24′の係止歯部31に対して平行に配置されている。係止歯部13 ′と31とはそれぞれ1倍の長さLを有している。圧縮コイルばねの形のばね1 5′は係止部分10′を係止位置に保持していて、このばね15′は一方では係 止部分10′の突出部16′に保持されていて、他方では調節プレート5′のピ ン17′に保持されており、突出部16′の係止部分10′への移行部、若しく はピン17′の調節プレート5′への移行部で支持されている。係止歯部10′ は側方で調節プレート5′から外方にガイドされていて、端部区分で、旋回レバ ーの形に形成された操作部材19′を保持している。この操作部材19′はピン 18′によって、係止部分10′の孔20′内に組み込まれていて、高さ方向軸 Hを中心として旋回可能である。
【0031】 操作部材19′は第1の面区分22′を有していて、この面区分22′は図示 された係止位置で、調節プレート5′の側方区分21′に当接する。第1の面区 分22′に対して直角に、第2の面区分23′が延びていて、この第2の面区分 23′は第1の面区分22′と、偏心体の急カーブ部33において交わっている 。この急カーブ部33には第1の支持個所34が設けられていて、この支持個所 34を介して操作部材19′は一度旋回されてよい。第2の面区分23′には1 20゜〜155゜、特に140゜の鈍角βをなして、別の急カーブ部35を介し て第3の面区分36が続いていて、この急カーブ部35には第2の支持個所37 が設けられている。
【0032】 個々の面区分22′,23′,36の、ピン18′に対する法線距離は、符号 S1,S2,S3で示されている(特に、図4b参照)。この場合、法線距離S 2とS1との差分は、帯状結合部材24′の係止歯部13′の長さLと同じ大き さであるか、長さLよりも大きい。又、法線距離S3とS2との差分は前方のガ イドレール2′の係止歯部13′の長さLと同じ大きさであるか、長さLよりも 大きい。
【0033】 第1の支持個所34を介して行われる操作装置19′の最初の外方旋回時には 、支持個所34が、調節プレート5の側方区分21′に沿って滑動する。この場 合係止部分10′は矢印Pの方向に運動する。支持個所34がピン18′を通っ て延びる方平面38を通過するとすぐに、操作装置19′は再び安定的な位置に 位置される。この場合、第2の面区分23′は調節プレート5′の側方区分21 ′に当接している。従って係止部分10′の係止歯部12′は、操作部材19′ の最初の外方旋回により、帯状結合部24′の係止切欠き32から係合解除され る。この場合に、帯状結合部材24′に結合されたヒールピース28が、後方の ガイドレール29に沿って所望の靴の大きさに適合され得る。第2の支持個所3 7を介して引き続き行われる、操作部材19′の外方旋回時には、第3の面区分 36が、調節プレート5′の側方区分21′に当接する。これにより、係止部分 10′の係止歯部12′も、前方のガイドレール2′の係止切欠き14′から係 合解除される。このようにして、トーピース7を前方のガイドレール2′で、ヒ ールピース28を後方のガイドレール29で摺動させることができて、これらの トーピース7及びヒールピース28は、所望の靴の大きさに適合できるだけでな く、スキー板中央位置に移動させることも可能である。係止若しくは係止解除の 作用は、前述の法線距離の差分S2−S1若しくはS3−S2によって生ぜしめ られる。
【0034】 調節過程が終了したら、操作部材19′は係止解除時とは反対の方向に旋回さ れて、最初の位置に移動される。この位置は図4aで示されている。
【0035】 帯状結合部材24′は、ヒールピース28の領域でガイド(図示しない)によっ て側方で、及び上方に対して支持されている。調節プレート5′の領域では帯状 結合部材24′が段状に曲げられていて、両側のガイド39a,39bでガイド されている。さらに帯状結合部材24′は個所24aで上方に向かって直角に曲 げられていて、これにより、係止歯部31は、ガイドレール2′の係止歯部13 ′と同じ高さに位置する。
【0036】 例えば、スキー板を取り外す際に、取り外された傍のスキー板のブレーキロッ ドが、操作部材のグリッパ条片と調節プレートとの間の間隙に進入することによ り操作部材が不本意に旋回されてしまうことを防止するために、図5〜図8に示 された、種々様々なセーフティ装置が、操作部材の領域に設けられてよい。
【0037】 図5では、誤作動を防止された操作部材19′′の第1実施例が示されている 。この操作部材19′′は、図1及び図4aに示された操作部材19,19′と 比較して、同じ幅で端部領域にまで延びるグリッパ条片19′′bを有していて 、このグリッパ条片19′′bがブレーキロッドの進入を回避する。操作部材1 9′′を外方旋回できるようにするために、第1の面区分22′′と第2の面区 分23′′との間に付加的な面区分41′′が設けられていて、この面区分41 ′′が操作部材19′′の内方旋回された位置において、調節プレート5′′の 側方区分21′′に対して、15゜から25゜の、特に20゜の鋭角αをなして 延びている。親指で矢印方向Fに押圧することにより、付加的な面区分41が側 方区分21′′に当接し、これにより、操作部材19′′が一点鎖線によって示 された第1の位置にまで旋回される。今や操作部材は同様に一点鎖線で示された 終端位置に指によって旋回できる。押圧を容易にするために、操作部材19′′ の前方領域は湾曲部42を有している。
【0038】 図6では、誤作動を防止された操作部材19′′′の第2実施例が示されてい る。この操作部材19′′′は図5とほぼ同様であるが、第2の面区分23′′ ′は第1の面区分22′′′に対して105゜〜135゜の、有利には120゜ の角度βをなして延びている。さらに、付加的な面区分41′′′と第2の面区 分23′′′との間の移行領域には係止突起43が取り付けられている。この係 止突起43は操作部材19′′′の旋回時に、調節プレート5′′′の側方区分 21′′′の係止切欠き44内に係止する。
【0039】 図7では、誤作動を防止された操作部材19IVの第3実施例が示されている 。この操作部材19IVでは、図1及び図4aの実施例の場合と同様に、第1の 面区分22IVと第2の面区分23IVとが互いに直角を形成している。グリッ パ条片19IVbの領域からは、操作部材19IVを起点としてディスクセグメ ント45が続いている。このディスクセグメント45は、操作部材19IVの内 方旋回された位置で、トーピースの滑りプレート(図1でのみ一点鎖線で示され ている)の下方で自由運動可能に位置していて、これにより操作部材19IVと 調節プレート5IVとの間の間隙は遮蔽されている。
【0040】 図8では、誤作動を防止された操作部材19の第4実施例が示されている。 この操作部材19は、図1及び図4aの実施例と同様に構成されている。操作 部材19の誤作動を防止するために、この操作部材19にはアングルレバー 状のロック部材46が設けられていて、このロック部材46は調節プレート5 と一体に形成されていて、小幅のウエブ46aを介して調節プレート5に結合 されている。図示の誤作動を防止された位置では、アングルレバー状のロック部 材46の一方のアーム46bが、一方では係止部分10の傾斜面10aに支 持されていて、他方では調節プレート5の突起5cに支持されている。アン グルレバー状のロック部材46の他方のアーム46cはプッシュボタン46dと して形成されている。プッシュボタン46dが親指で内方に押圧されると、小幅 のウエブ46aがばね弾性的に撓み、アングルレバー状のロック部材46は一点 鎖線で示された位置に移動される。これにより係止部分10は開放されて、操 作部材19を旋回させることができる。
【0041】 図9では、符号3がスキー板を示している。このスキー板3上には、横断面で 見てほぼU字形のガイドレール2′′が、略示されたねじ4だけによって固定さ れている。ガイドレール2′′には調節プレート65が長手方向摺動可能に支承 されていて、この調節プレート65は係止装置(図示しない)によって固定可能 である。調節プレート65にはトーピース7が、略示されたねじ6′だけによっ て固定されている。緩衝装置が緩衝挿入体47の形で、調節プレート65の前端 部区分とトーピース7との間に配置されている。緩衝挿入体47は調節プレート 65の船形の凹設部48内に埋め込まれていて、調節プレート65の、上面49 を越えて突出する台座50を備えている。この台座50にトーピース7が支持さ れる。凹設部48は、調節プレート65の端面51を越えて下縁部52にまで延 びている。緩衝挿入体47は、端面51と下縁部52とを越えて、スキー上面3 aに対して間隔aをおいて延びていて、この間隔aは約0.5−1mmである。 台座50の下側では調節プレート65が長手方向中央軸線の両側で、2つのピン 54のための2つの孔53を備えていて、これらのピン54は緩衝挿入体47を 起点として、下方に向けられている。各ピン54にウエブ55が一体成形されて いて、このウエブ55は端面側の区分56と緩衝挿入体47の下面57とに結合 されている。これに応じて、各孔53からスリット58が調節プレート65にお いて延びている。このスリット58は端面51で開口している。このような配置 により、緩衝挿入体47を凹設部48内に容易に挿入できて、長手方向の摺動が 防止される。
【0042】 緩衝挿入体47の上面47aには両側で遮蔽条片59が配置されている。この 遮蔽条片59は台座50から延びていて、トーピース7に当接している。これに より、雪若しくは氷が側方から浸入することが防止される。図10からわかるよ うに、緩衝挿入体47は前端部区分で側方方向に拡幅する。
【0043】 図11及び図12の実施例は、図9及び図10の実施例とは、以下の点でのみ 異なっている。即ち、緩衝挿入体47のスキー板長手方向での摺動を防止するた めに、調節プレート65′が台座50′の領域でスキー板長手方向に対して横方 向に延びる縦長の貫通孔60を有しているという点である。緩衝挿入体47から 延びる舌部61がこの貫通孔60を貫通して突出していて、次いで直角をなし、 スキー板上面3aに対して間隔aをおいて、前方に向かって調節プレート65′ の下縁部52′にまで延びている。調節プレート65′の下面65′aには長手 方向軸線の両側で2つのリブ62が配置されている。このリブ62は、舌部61 の、前方に延びる区分63に当接するので、調節プレート65′に加えられる押 圧力が舌部61に伝達され得る。台座50′及び両側の遮蔽条片59の構成と配 置は、図9及び図10に相応する。
【0044】 図5から図8で示された操作部材の構成は図4aの構成においても使用可能で あるということがわかる。
【0045】 本考案は、トーピースとして形成されたスキーバインディング部分に関連して 詳しく記載したが、本考案による手段はヒールピースとして形成されたスキーバ インディング部分においても使用できる。
【0046】 緩衝作用を高めるために両構成では、緩衝挿入体の構成高さを、トーピースに 接触する領域で幾分高く構成してよい。このため、緩衝挿入体はトーピースと調 節プレートが一緒に構成されている場合は前圧縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による第1の装置の鉛直方向の中央縦断
面図である。
【図2】部分的に断面した図1の平面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図であ
る。
【図4】図4aは部分的に断面された別の構成の平面図
であり、図4bは図4aの細部の拡大図である。
【図5】操作部材の構成を示す平面図である。
【図6】操作部材の別の構成を示す平面図である。
【図7】操作部材のさらに別の構成を示す平面図であ
る。
【図8】操作部材のさらに別の構成を示す平面図であ
る。
【図9】本考案による緩衝装置を示す第1の構成の中央
縦断面図である。
【図10】図9で示した緩衝挿入体を下方から見た図で
ある。
【図11】本考案による緩衝装置を示す第2の構成の中
央縦断面図である。
【図12】図11に示した緩衝挿入体を下方から見た図
である。
【符号の説明】
1 装置、 2 ガイドレール、 3 スキー板、 4
ねじ、 5 調節プレート、 6 孔、 7 トーピ
ース、 8 突出部、 9 溝、 10 係止部分、
11 ガイド、 12,13 係止歯部、 14 係止
切欠き、 15ばね、 16 突出部、 17 ピン、
18 ピン、 19 操作部材、19a 外面、 1
9b グリッパ条片、 20 孔、 21 側方区分、
22,23 面区分、 24 帯状結合部材、 25
切欠、 26 突出部、27 バインディングユニッ
ト、 28 ヒールピース、 29 ガイドレール、
30 切欠き、 31 歯部、 32 係止切欠き、
33 急カーブ部、34 支持個所、 35 急カーブ
部、 36 面区分、 37 支持個所、38 法平
面、 39 ガイド、 41 面区分、 42 湾曲
部、 43係止突起、 44 係止切欠き、 45 デ
ィスクセグメント、 46 ロック部材、 47 緩衝
挿入体、 48 凹設部、 49 上面、 50 台
座、51 端面、 52 下縁部、 53 孔、 54
ピン、 55 ウエブ、56 区分、 57 下面、
58 スリット、 59 遮蔽条片、 60 貫通
孔、 61 舌片、 62 リブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 スキーバインディング部分の長手方向
調節を行うための装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 アンドレアス ヤーニッシュ オーストリア国 アーテー 2512 アイン ハウゼン アーホルンガッセ 11 (72)考案者 カール シュトリッツル オーストリア国 アーテー 1020 ウイー ン ハンデルスカイ 300アー/8 (72)考案者 フーベルト ヴュルトナー オーストリア国 アーテー 2410 ハイン ブルク/ドナウ ノイガッセ 3 (72)考案者 フランツ ルシュニヒ オーストリア国 アーテー 2514 トライ スキルヒェン カペレンガッセ 5/16 (72)考案者 ラインホルト ヴァヴラ オーストリア国 アーテー 1210 ウイー ン アルノルトガッセ 2/5/23 (72)考案者 アロイス ヒンメッツベルガー オーストリア国 アーテー 1110 ウイー ン マイドルガッセ 29/3/14 (72)考案者 ハインツ シュタドラー オーストリア国 アーテー 1120 ウイー ン フルーアシュッツシュトラーセ 21 /23 (72)考案者 ヘンリー フライジンガー オーストリア国 アーテー 1210 ウイー ン オーベルグフェルプラッツ 6/2

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキーバインディング部分、特にトーピ
    ース(7)の長手方向調節を行うための装置であって、
    スキー板(3)の上面(3a)に固定可能なガイドレー
    ル(2,2′)を備えていて、該ガイドレール(2,
    2′)にはスキーバインディング部分が、摺動可能なバ
    インディングユニットとしてスキー長手方向でガイドさ
    れていて、前記スキーバインディング部分が、ガイドレ
    ール(2,2′)の設定されたスライド位置で、ロック
    する係止装置によって固定可能であって、該係止装置
    が、バインディングユニット(27)でガイドレール
    (2,2′)に対して直角方向に運動可能にガイドされ
    た係止部分(10,10′,10)と、該係止部分
    (10,10′,10)に枢着された操作部材(1
    9,19′19′′,19′′′,19IV,19
    とを有していて、前記係止部分(10,10′,1
    )が、ばね(15,15′)の力によって、選択的
    に、ガイドレール(2,2′)の、スキー長手方向で互
    いに前後に配置された対応する係止切欠き(14,1
    4′)の1つと形状接続的に係合可能であって、前記操
    作部材(19,19′,19′′,19′′′、19
    IV,19)には少なくとも2つの面区分(22,2
    2′,23,23′)が設けられていて、該面区分(2
    2,22′,23,23′)のうちの第2の面区分が第
    1の面区分に対して、90゜以上の角度(β)をなして
    延びていて、第2の面区分が、係止部分(10,1
    0′,10)から第1の面区分よりも遠く離れて位置
    していて、第1の面区分が係止部分(10,10′,1
    )の係止位置を規定して、第2の面区分が、係止部
    分(10,10′,10)の係止解除位置を規定する
    形式のものにおいて、 バインディングユニット(27)が、調節プレート
    (5,5′、5′′、5′′′、5IV,5)と、該
    調節プレート(5,5′,5′′,5′′′,5IV
    )に解離可能に固定可能であるトーピース(7)と
    を有していて、係止装置が調節プレート(5,5′,
    5′′,5′′′,5IV,5)に配置されていて、
    この場合、係止部分(10,10′,10)及び該係
    止部分(10,10′,10)に対応する係止切欠き
    (14,14′)が水平に延びていて、係止部分(1
    0,10′,10)を、対応する係止切欠き(14,
    14′)から外すための操作部材(19,19′,1
    9′′,19′′′,19IV,19)が、高さ方向
    軸(H)を中心として水平方向に旋回可能に係止部分
    (10,10′,10)に配置されていて、操作部材
    (19,19′)の面区分(22,22′,22′′,
    22′′′,22IV,22,23,23′2
    3′′,23′′′,23IV,23)が、調節プレ
    ート(5,5′,5′′,5′′′,5IV,5
    の、操作部材(19,19′,19′′,19′′′,
    19IV,19)に面する側方区分(21,21′,
    21′′,21′′′,21IV,21)で支持可能
    であることを特徴とする、長手方向調節を行うための装
    置。
  2. 【請求項2】 調節プレート(5,5′,5′′,
    5′′′,5IV,5)が、操作部材(19,1
    9′)を収容するために操作部材(19,19′)の内
    方旋回位置で切欠き(5a,5′a,5′′a,
    5′′′a,5IVa,5a)を有していて、前記調
    節プレート(5,5′,5′′,5′′′,5IV,5
    )が両側に、係止部分(10,10′,10)のた
    めの各1つのガイド(11a,11b,11′a,1
    1′b)を備えていて、有利には両ガイド(11a,1
    1b,11′a,11′b)は互いに整合する、請求項
    1記載の装置。
  3. 【請求項3】 高さ方向軸(H)が係止部分(10,1
    0′,10)に、切欠き(5a,5′a,5′′a,
    5′′′a,5IVa,5a)内に旋回された操作部
    材(19,19′,19′′,19′′′,19IV
    19)の外面(19a,19′a,19′′a,1
    9′′′a,19IVa,19a)が、調節プレート
    (5,5′,5′′,5′′′,5IV,5)の外輪
    郭(5b,5′b,5′′b,5′′′b,5IVb,
    b)とほぼ同一平面で延びるように配置されてい
    る、請求項1又は2記載の装置。
  4. 【請求項4】 操作部材(19,19′,19′′,1
    9′′′,19IV,19)が、公知のように、別の
    面区分(36)を有していて、バインディングユニット
    (27)のための所定のガイドレールが、前方のガイド
    レール(2′)として配置されていて、スキーバインデ
    ィング装置のヒールピース(28)のためには後方のガ
    イドレール(29)がスキー板に不動に配置されてお
    り、係止部分(10′)が、バインディングユニット
    (27′)の係止位置で、前方のガイドレール(2′)
    に2つの効果的な位置で係止可能であって、この場合、
    第1の係止位置では、バインディングユニット(4)
    も、調節プレート(5,5′,5′′,5′′′,5
    IV,5)の内側に配置された、ヒールピース(2
    8)を保持している、後方のガイドレール(29)に自
    由運動可能にかつ持ち上がり運動に抗してガイドされた
    帯状結合部材(24′)も、前方のガイドレール
    (2′)で係止されていて、第2の係止位置では、バイ
    ンディングユニット(27′)だけが係止されていて帯
    状結合部材(24′)はヒールピース(28)と一緒に
    スキー板長手方向で摺動可能であって、所望のスライド
    位置で再び係止可能である、請求項1から3までのいず
    れか1項記載の装置。
  5. 【請求項5】 操作部材(19,19′,19′′,1
    9′′′,19IV,19)の第3の面(36)が急
    カーブ部(35)を介して、第2の面(23′)に対し
    て120゜〜155゜の、有利には140゜の鈍角
    (β)をなして延びていて、前記急カーブ部(35)に
    は第2の支持個所(37)が位置している、請求項4記
    載のスキーバインディング部分。
  6. 【請求項6】 ピン(18′)に対する第2の面(2
    3)の法線距離(S2)と、ピン(18′)に対する第
    1の面区分(22′)の法線距離(S1)との差分が、
    帯状結合部材(24′)の係止歯部(13′)の長さ
    (L)と同じ大きさか若しくは長さ(L)よりも大きく
    て、ピン(18′)に対する第3の面(36)の法線距
    離(S3)と、ピン(18′)に対する第2の面(2
    3′)の法線距離(S2)との差分が、前方のガイドレ
    ール(2′)の係止歯部(13′)の長さ(L)と同じ
    大きさか若しくは長さ(L)よりも大きくて、係止部分
    (10′)の個々の係止歯部(12′)の長さが、ガイ
    ドレール(2′)の個々の係止切欠き(14′)の長さ
    を越えて、帯状結合部材(24′)の係止切欠き(3
    2)にまで延びていて、この場合、係止部分(10′)
    の個々の係止歯部(12′)の長さが、ガイドレール
    (2′)の係止切欠き(14′)の長さ(L)と、帯状
    結合部材(24′)の係止切欠き(32)の長さ(L)
    との和にほぼ相当する、請求項5又は4記載のスキーバ
    インディング部分。
  7. 【請求項7】 第1の面区分(22,22′,2
    2′′,22′′′)と第2の面区分(23,23′,
    23′′,23′′′)との間に付加的な面区分(4
    1′′,41′′′)が設けられていて、該面区分(4
    1′′,41′′′)が、操作部材(19′′,1
    9′′′)の内方旋回された位置で、調節プレート
    (5′′,5′′′)の側方区分(21′′,2
    1′′′)に対して15゜〜25゜の、有利には20゜
    の鋭角(α)をなして位置している(図5参照)、請求項
    1から6までのいずれか1項記載のスキーバインディン
    グ部分。
  8. 【請求項8】 第2の面区分(23′′′)に、付加的
    な面区分(41′′′)と第2の面区分(23′′′)
    との間の移行部領域で係止突起(43)が設けられてい
    て、該係止突起(43)が、操作部材(19′′′)の
    旋回時に、調節プレート(5′′′)の側方区分(2
    1′′′)に設けられた係止切欠き(44)内に係止す
    る(図6参照)、請求項7記載のスキーバインディング
    部分。
  9. 【請求項9】 操作部材(19IV)のグリッパ条片
    (19IVb)の領域を起点としてディスクセグメント
    (45)が続いていて、該ディスクセグメント(45)
    が操作部材(19IV)の内方旋回された位置で、トー
    ピースの滑りプレートの下方で自由運動可能に位置して
    いる(図7参照)、請求項1から6までのいずれか1項
    記載のスキーバインディング部分。
  10. 【請求項10】 調節プレート(5)の、操作部材
    (19)に前置された区分が、アングルレバー状のロ
    ック部材(46)を保持していて、該ロック部材(4
    6)が、調節プレート(5)に、小幅のウエブ(46
    a)を介して一体に構成されており、アングルレバー状
    のロック部材(46)の一方のアーム(46b)は一方
    では係止部分(10)の傾斜面(10a)で支持さ
    れていて、他方では調節プレート(5)の突起(5
    c)で支持されており、他方のアーム(46c)はプッ
    シュボタン(46d)として形成されている(図8参
    照)、請求項1から6までのいずれか1項記載のスキー
    バインディング部分。
  11. 【請求項11】 トーピース(7)と調節プレート(6
    5,65′)の前端部区分との間に、弾性的な材料から
    成る緩衝挿入体(47,47′)が配置されていて、調
    節プレート(65,65′)で支承されていて、スキー
    板長手方向での摺動に抗して位置固定されている、請求
    項1から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 【請求項12】 緩衝挿入体(47,47′)が、調節
    プレート(65,65′)の上面(49,49′)に設
    けられた凹設部(48,48′)内に埋め込まれてい
    て、トーピース(7)が、緩衝挿入体(47,47′)
    の、調節プレート(65,65′)の上面(49,4
    9′)を越えて突出する台座(50,50′)で支持さ
    れている、請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 凹設部(48)が、調節プレート(6
    5)の端面(51)を越えて調節プレート(65)の下
    縁部(52)にまで延びていて、緩衝挿入体(47)は
    端面(51)と下縁部(52)とを越えて、スキー板上
    面(3a)に対して間隔(a)をおいて延びており、調
    節プレート(65)が、緩衝挿入体(47)を起点とし
    て下方に向かって延びる少なくとも1つのピン(54)
    のための少なくとも1つの孔(53)と、前記ピン(5
    4)に一体成形されたウエブ(55)とを有していて、
    該ウエブ(55)は端面側の区分(56)と、緩衝挿入
    体(47)の下面(57)とに結合されており、調節プ
    レート(65)には、孔(53)を起点として延びてい
    て端面(51)で開口するスリット(58)が、ウエブ
    (55)を貫通させるために設けられている(図9参
    照)、請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 調節プレート(65′)に台座(5
    0′)の領域で、スキー板長手方向に対して横方向に延
    びる縦長の貫通孔(60)が設けられていて、該貫通孔
    (60)を貫通して、緩衝挿入体(47′)を起点する
    舌部(61)が下方に突出していて、直角をなしてスキ
    ー板上面(3a)に対して間隔(a)をおいて前方に向
    かって、調節プレート(65′)の下縁部(52′)に
    まで延びており、調節プレート(65′)の下面(6
    5′a)に、少なくとも1つのリブ(62)が配置され
    ていて、該リブ(62)は、舌部(61)の、前方に延
    びる区分(63)に当接している(図11参照)、請求
    項12記載の装置。
  15. 【請求項15】 緩衝挿入体(47,47′)の上面
    (47a,47′a)に両側で遮蔽条片(49,4
    9′)が配置されていて、該遮蔽条片(49,49′)
    は台座(50,50′)から延びてトーピース(7)に
    当接する、請求項13又は14記載の装置。
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