JP3055967B2 - ラディシコール誘導体 - Google Patents

ラディシコール誘導体

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JP3055967B2
JP3055967B2 JP3134160A JP13416091A JP3055967B2 JP 3055967 B2 JP3055967 B2 JP 3055967B2 JP 3134160 A JP3134160 A JP 3134160A JP 13416091 A JP13416091 A JP 13416091A JP 3055967 B2 JP3055967 B2 JP 3055967B2
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carbon atoms
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征夫 杉村
公夫 飯野
代史雄 辻田
葉子 島田
知雄 小林
武之 加賀崎
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なラディシコール誘
導体およびそれを有効成分とする抗腫瘍剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ラディシコールは、下記の式Iの構造式
【0003】
【化2】
【0004】を有する公知の化合物であり[テトラヘド
ロン・レターズ(Tetrahedron Letters) ,1964年、36
5頁]、抗真菌作用を有することが知られている。ま
た、インビトロで殺細胞活性を示すことも知られている
(特公昭43−8718) が、生体内で抗腫瘍作用を示すこと
は知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者はラディシコ
ールの誘導体の抗腫瘍作用について、鋭意研究を続けた
結果、ラディシコール自身は極めて弱い抗腫瘍作用しか
有しないのに対し、そのフェノール性水酸基を種々のア
シル基で修飾した新規なラディシコール誘導体が優れた
抗腫瘍作用を有することを見出し、本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の新規なラディシ
コール誘導体は、一般式
【0007】
【化3】
【0008】[式中、R1 及びR2 は同一又は異なっ
て、水素原子又は式R3 −CO−基(式中、R3 は水素原
子、炭素数1乃至50個のアルキル基、炭素数2乃至3
0個のアルケニル基、炭素数2乃至10個のアルキニル
基、炭素数6乃至10個のアリール部と炭素数1乃至6
個のアルキル部からなるアラルキル基、炭素数6乃至1
4個のアリール基、炭素数6乃至14個のアリールオキ
シ基、5乃至6員環の複素環基、5乃至6員環の複素環
部と炭素数1乃至4個のアルキル部からなる複素環アル
キル基、炭素数3乃至8個の環状アルキル基、炭素数5
乃至8個の環状アルケニル基、又は炭素数6乃至10個
のアリール部が縮環した炭素数3乃至8個のシクロアル
キル基であり、各基は下記A群から選択された置換部分
を有していてもよい。)を示す(但し、R1 及びR2
同時に水素原子又はアセチル基である場合を除
く。)。]を有するラディシコール誘導体である。 [A群]ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、炭素数1
乃至20個のアルコキシ、6乃至10個のアリール、6
乃至10個のアリールオキシ、炭素数1乃至20個の脂
肪族アシルオキシ、アミノ、炭素数1乃至4個のアルキ
ルを1乃至2個有するアルキルアミノ、炭素数1乃至2
0個の脂肪族アシルを1乃至2個有する脂肪族アシルア
ミノ、保護されたアミノ、ニトロ、カルボキシ、保護さ
れたカルボキシ、炭素数1乃至20個のアルコキシカル
ボニル、カルバモイル、メルカプト、保護されたメルカ
プト、炭素数1乃至20個のアルキルチオ、炭素数6乃
至10個のアリール部分と炭素数1乃至4個のアルキル
部分からなるアラルキルチオ、炭素数6乃至10個のア
リール部分と炭素数1乃至4個のアルキル部分からなる
アラルキルジチオ、炭素数6乃至10個のアリールチ
オ、炭素数1乃至20個のアルキルジチオ、炭素数1乃
至20個のアルキルスルフィニル、炭素数6乃至10個
のアリールスルフィニル、炭素数1乃至20個のアルキ
ルスルホニル、炭素数6乃至10個のアリールスルホニ
ル、シアノ、炭素数1乃至20個の脂肪族アシル、カル
バモイルオキシ、5乃至6員環の複素環、ハロゲン原
子。
【0009】R3 の炭素数1乃至50個のアルキル基と
しては、例えばメチル、エチル、nプロピル、1−メチ
ルエチル、n−ブチル、1−メチルプロピル、2−メチ
ルプロピル、1,1−ジメチルエチル、n−ペンチル、
3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1,1
−ジメチルプロピル、n−ヘキシル、1−メチルペンチ
ル、4−メチルペンチル、n−ヘプチル、1−メチルヘ
キシル、2−メチルヘキシル、5−メチルヘキシル、3
−エチルペンチル、n−オクチル、2−メチルヘプチ
ル、6−メチルヘプチル、2−エチルヘキシル、2−エ
チル−3−メチルペンチル、3−エチル−2−メチルペ
ンチル、n−ノニル、2−メチルオクチル、7−メチル
オクチル、4−エチルヘプチル、3−エチル−2−メチ
ルヘキシル、2−エチル−1−メチルヘキシル、n−デ
シル、2−メチルノニル、8−メチルノニル、5−エチ
ルオクチル、3−エチル−2−メチルヘプチル、3,3
−ジエチルヘキシル、n−ウンデシル、2−メチルデシ
ル、9−メチルデシル、4−エチルノニル、3,5−ジ
メチルノニル、3−プロピルオクチル、5−エチル−4
−メチルオクチル、1−ペンチルヘキシル、n−ドデシ
ル、1−メチルウンデシル、10−メチルウンデシル、
3−エチルデシル、5−プロピルノニル、3,5−ジエ
チルオクチル、n−トリデシル、11−メチルドデシ
ル、7−エチルウンデシル、4−プロピルデシル、5−
エチル−3−メチルデシル、3−ペンチルオクチル、n
−テトラデシル、12−メチルトリデシル、8−エチル
ドデシル、6−プロピルウンデシル、4−ブチルデシ
ル、2−ペンチルノニル、n−ペンタデシル、13−メ
チルテトラデシル、10−エチルトリデシル、7−プロ
ピルドデシル、5−エチル−3−メチルドデシル、4−
ペンチルデシル、1−ヘキシルノニル、n−ヘキサデシ
ル、14−メチルペンタデシル、6−エチルテトラデシ
ル、4−プロピルトリデシル、2−ブチルドデシル、n
−ヘプタデシル、15−メチルヘキサデシル、7−エチ
ルペンタデシル、3−プロピルテトラデシル、5−ペン
チルドデシル、n−オクタデシル、16−メチルヘプタ
デシル、5−プロピルペンタデシル、n−ノナデシル、
17−メチルオクタデシル、4−エチルヘプタデシル、
アイコシル、18−メチルノナデシル、3−エチルオク
タデシル、ヘニコシル、ドコシニル、トリコシニル、テ
トラコシニル、ペンタコシニル基などがあげられ、好適
には、炭素数1乃至25個のものがあげられ、さらに好
適には、炭素数9乃至22個のものがあげられる。
【0010】R3 の炭素数2乃至30個のアルケニル基
としては、例えばビニル、アリル、1−プロペニル、2
−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニ
ル、3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、
1−ヘキセニル、1−ヘプテニル、1−オクテニル、8
−ノネイル、1−デセニル、9−デセニル、8−トリデ
セニル、シス−8−ペンタデセニル、トランス−8−ペ
ンタデセニル、8−ヘプタデセニル、8−ヘプタデセニ
ル、8,11−ヘプタデカジエニル、8,11,14−
ヘプタデカトリエニル、4,7,11,14−ノナデカ
テトラエニル、2,6−ジメチル−8−(2,6,6−
トリメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−1,
3,5,7−ノナテトラエン−1−イル基などがあげら
れ、好適には、炭素数2乃至25個のものがあげられ、
さらに好適には、炭素数9乃至22個のものがあげられ
る。R3 の炭素数2乃至10個のアルキニル基として
は、例えば、エチニル、1−プロピニル、1−ヘプチニ
ル、1−オクチニル、1−デシニル基などがあげられ、
好適には、炭素数2乃至10個のものがあげられ、さら
に好適には、炭素数8乃至10個のものがあげられる。
【0011】R3 の炭素数6乃至10個のアルキル部と
炭素数1乃至6個のアルキル部からなるアラルキル基と
しては、例えば、フェニルメチル、フェニルエチル、フ
ェニルプロピル、フェニルペンチル、ナフチルメチル基
などがあげられ、好適にはフェニルメチル、フェニルエ
チル基である。
【0012】R3 のアリール基及びアリールオキシ基の
アリール部分としては例えば、フェニル、1−ナフチ
ル、2−ナフチル、1−アントリル、1−フェナントリ
ルなどがあげられ、好適にはフェニルである。
【0013】R3 の複素環基としては、例えばチオフェ
ン、フラン、チアゾール、オキサゾール、イソチアゾー
ル、イソオキサゾール、ピロール、ピリジン、ビリダジ
ン、イミダゾール、チアゾリン、オキサゾリン、イソキ
サゾリン、イソチアゾリン、ピロリジン、ピペラジン、
モルホリン、ピペラジン、ジオキソピペラジン、ピロリ
ドン、ピペリドン基などがあげられ、好適にはチオフェ
ン、フラン、ピリジンである。
【0014】R3 の複素環アルキル基の複素環部分とし
ては、たとえば前述した複素環があげられ、好適にはチ
オフェン、フラン、ピリジンであり、そのアルキル部分
としては、例えばメチル、エチル、プロピル、ブチルな
どの炭素数1乃至4個のものがあげられ、好適にはプロ
ピル、ブチルである。
【0015】R3 の炭素数3乃至8個の環状アルキル基
としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロペンチル、シクロオクチ
ル基があげられ、好適には炭素数5乃至6個のものであ
る。
【0016】R3 の炭素数5乃至8個の環状アルケニル
としては、1−シクロペンテン−1−イル、2−シクロ
ペンテン−1−イル、1−シクロヘキセン−1−イル、
2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセン−
1−イル、1−シクロヘプテン−1−イル、2−シクロ
ヘプテン−1−イル、1−シクロオクテン−1−イル、
3−シクロオクテン−1−イル基などがあげられ、好適
には1−シクロペンテン−1−イル、1−シクロヘキセ
ン−1−イルである。
【0017】R3 のアリール部と縮環していてもよいシ
クロアルキル基としては、インダニル、テトラヒドロナ
フチルなどがあげられる。
【0018】また、以上に示したアルキル、アルケニ
ル、アルキニル、アラルキル、アリール、アリールオキ
シ、複素環、複素環アルキル、環状アルキル、環状アル
キレン基及びアリールと縮環したシクロアルキル基には
任意の位置に同一又は異なる1乃至3個の置換分が存在
してもよく、その置換分としては、ヒドロキシ、保護さ
れたヒドロキシ、アルコキシ、アリール、アリールオキ
シ、アシルオキシ、アミノ、アルキルアミノ、アシルア
ミノ、保護されたアミノ、ニトロ、カルボキシ、保護さ
れたカルボキシ、アルコキシカルボニル、カルバモイ
ル、メルカプト、保護されたメルカプト、アルキルチ
オ、アラルキルチオ、アラルキルジチオ、アリールチ
オ、アルキルジチオ、アルキルスルフィニル、アリール
スルフィニル、アルキルスルホニル、アリールスルホニ
ル、シアノ、脂肪族アシル、カルバモイルオキシ、複素
環またはハロゲン原子があげられる。
【0019】前記の置換分のアルコキシ、アルコキシカ
ルボニル、アルキルチオ、アルキルジチオ、アルキルス
ルフィニルおよびアルキルスルホニルのアルキル部分
は、炭素数1乃至20個の直鎖又は分枝鎖のアルキルで
あり、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、1−メ
チルエチル、n−ブチル、1−メチルプロピル、2−メ
チルプロピル、1,1−ジメチルエチル、n−ペンチ
ル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、
1,1−ジメチルプロピル、n−ヘキシル、1−メチル
ペンチル、4−メチルペンチル、n−ヘプチル、1−メ
チルヘキシル、2−メチルヘキシル、5−メチルヘキシ
ル、3−エチルペンチル、n−オクチル、2−メチルヘ
プチル、6−メチルヘプチル、2−エチルヘキシル、2
−エチル−3−メチルペンチル、3−エチル−2−メチ
ルペンチル、n−ノニル、2−メチルオクチル、7−メ
チルオクチル、4−エチルヘプチル、3−エチル−2−
メチルヘキシル、2−エチル−1−メチルヘキシル、n
−デシル、2−メチルノニル、8−メチルノニル、5−
エチルオクチル、3−エチル−2−メチルヘプチル、
3,3−ジエチルヘキシル、n−ウンデシル、2−メチ
ルデシル、9−メチルデシル、4−エチルノニル、3,
5−ジメチルノニル、3−プロピルオクチル、5−エチ
ル−4−メチルオクチル、n−ドデシル、1−メチルウ
ンデシル、10−メチルウンデシル、3−エチルデシ
ル、5−プロピルノニル、3,5−ジエチルオクチル、
n−トリデシル、11−メチルドデシル、7−エチルウ
ンデシル、4−プロピルデシル、5−エチル−3−メチ
ルデシル、3−ペンチルオクチル、n−テトラデシル、
12−メチルトリデシル、8−エチルドデシル、6−プ
ロピルウンデシル、4−ブチルデシル、2−ペンチルノ
ニル、n−ペンタデシル、13−メチルテトラデシル、
10−エチルトリデシル、7−プロピルドデシル、5−
エチル−3−メチルドデシル、4−ペンチルデシル、n
−ヘキサデシル、14−メチルペンタデシル、6−エチ
ルテトラデシル、4−プロピルトリデシル、2−ブチル
ドデシル、n−ヘプタデシル、15−メチルヘキサデシ
ル、7−エチルペンタデシル、3−プロピルテトラデシ
ル、5−ペンチルドデシル、n−オクタデシル、16−
メチルヘプタデシル、5−プロピルペンタデシル、n−
ノナデシル、17−メチルオクタデシル、4−エチルヘ
プタデシル、アイコシル、18−メチルノナデシル、3
−エチルオクタデシルなどがあげられ、好適には、炭素
数1乃至20個のものがあげられ、さらに好適には、炭
素数1乃至17個のものがあげられる。
【0020】前記の置換分のアルキルアミノのアルキル
部分としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチルなどがあげられる。
【0021】前記の置換分のアリール、アリールオキ
シ、アリールチオ、アリールスルフィニル及びアリール
スルホニルのアリール部分としては、例えば、フェニ
ル、ナフチルなどがあげられる。
【0022】前記の置換分の脂肪族アシル、脂肪族アシ
ルオキシ及び脂肪族アシルアミノのアシル部分は炭素数
1乃至20個の直鎖又は分枝鎖のアシルであり、例え
ば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イ
ソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイル、ヘ
キサノイル、2−メチル−ペンタノイル、2−エチル−
ブチリル、ヘプタノイル、2−メチル−ヘキサノイル、
4−メチル−ヘキサノイル、2−エチル−ペンタノイ
ル、オクタノイル、2−メチル−ヘプタノイル、4−メ
チル−ヘプタノイル、2−エチル−ヘキサノイル、ノナ
ノイル、2−メチル−オクタノイル、5−メチル−オク
タノイル、2−エチル−ヘプタノイル、ノニルカルボニ
ル、デシルカルボニル、3−メチルノニルカルボニル、
8−メチルノニルカルボニル、3−エチルオクチルカル
ボニル、3,7−ジメチルオクチルカルボニル、ウンデ
シルカルボニル、ドデシルカルボニル、トリデシルカル
ボニル、テトラデシルカルボニル、ペンタデシルカルボ
ニル、ヘキサデシルカルボニル、1−メチルペンタデシ
ルカルボニル、14−メチルペンタデシルカルボニル、
13,13−ジメチルテトラデシルカルボニル、ヘプタ
デシルカルボニル、15−メチルヘキサデシルカルボニ
ル、オクタデシルカルボニル、1−メチルヘプタデシル
カルボニル、ノナデシルカルボニル、アイコシルカルボ
ニルなどがあげられ、好適には炭素数1乃至17個のも
のである。
【0023】前記の置換分のアラルキルチオ、アラルキ
ルジチオのアラルキル部分としては例えば、ベンジル、
フェネチル、ナフチルメチルなどがあげられる。
【0024】前記の置換分の複素環としては、例えば、
チオフェン、フラン、チアゾール、オキサゾール、イソ
チアゾール、イソオキサゾール、ピロール、ピリジン、
ピリダジン、イミダゾール、チアゾリン、オキサゾリ
ン、イソキサゾリン、イソチアゾリン、ピロリジン、ピ
ペラジン、モルホリン、ピペラジン、ジオキソピペラジ
ン、ピロリドン、ピペリドンなどがあげられ、好適には
チオフェン、フラン、ピリジンである。
【0025】前記の置換分のハロゲン原子としては、弗
素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子があげられ、好
適には弗素原子、塩素原子、臭素原子である。
【0026】前記の置換分が、アリール又は複素環を含
む場合には、その環上に炭素数1乃至7個の直鎖又は分
枝鎖のアルキル部分を有していてもよい。
【0027】保護されたヒドロキシの保護部分として
は、例えば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチ
リル、イソブチリル、ペンタノイル、ピバロイル、バレ
リル、イソバレリル、オクタノイル、ラウロイル、ミリ
ストイル、トリデカノイル、パルミトイル、ステアロイ
ルのようなアルキルカルボニル、クロロアセチル、ジク
ロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロアセ
チルのようなハロゲン化アルキルカルボニル、メトキシ
アセチルのような低級アルコキシアルキルカルボニル、
(E)−2−メチル−2−ブテノイルのような不飽和ア
ルキルカルボニル等の脂肪族アシル;ベンゾイル、α−
ナフトイル、β−ナフトイルのようなアリールカルボニ
ル、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベンゾイルのよ
うなハロゲン化アリールカルボニル、2,4,6−トリ
メチルベンゾイル、4−トルオイルのような低級アルキ
ル化アリールカルボニル、4−アニソイルのような低級
アルコキシ化アリールカルボニル、4−ニトロベンゾイ
ル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリールカ
ルボニル、2−(メトキシカルボニル)ベンゾイルのよ
うな低級アルコキシカルボニル化アリールカルボニル、
4−フェニルベンゾイルのようなアリール化アリールカ
ルボニル等の芳香族アシル;テトラヒドロピラン−2−
イル、3−ブロモテトラヒドロピラン−2−イル、4−
メトキシテトラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロ
チオピラン−2−イル、4−メトキシテトラヒドロチオ
ピラン−4−イルのようなテトラヒドロピラニル又はテ
トラヒドロチオピラニル;テトラヒドロフラン−2−イ
ル、テトラヒドロチオフェン−2−イルのようなテトラ
ヒドロフラニル又はテトラヒドロチエニル;トリメチル
シリル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリ
ル、t−ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピル
シリル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロピ
ルシリルのようなトリ低級アルキルシリル、ジフェニル
メチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイ
ソプロピルシリル、フェニルジイソプロピルシリルのよ
うな1乃至2個のアリールで置換されたトリ低級アルキ
ルシリル等のシリル;メトキシメチル、1,1−ジメチ
ル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロポキシ
メチル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル、t−
ブトキシメチルのような低級アルコキシメチル、2−メ
トキシエトキシメチルのような低級アルコキシ化低級ア
ルコキシメチル、2,2,2−トリクロロエトキシメチ
ル、ビス(2−クロロエトキシ)メチルのようなハロゲ
ン化低級アルコキシメチル等のアルコキシメチル;1−
メチルチオメチルなどの低級アルキルチオメチル;1−
エトキシエチル、1−(イソプロポキシ)エチルのよう
な低級アルコキシ化エチル、2,2,2−トリクロロエ
チルのようなハロゲン化エチル、2−(フェニルゼレネ
ニル)エチルのようなアリールゼレネニル化エチル等の
置換エチル;ベンジル、α−ナフチルメチル、β−ナフ
チルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、
α−ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチル
のような1乃至3個のアリールで置換された低級アルキ
ル、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベン
ジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシ
ベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、
4,4’−ジメトキシトリフェニルメチル、2−ニトロ
ベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、
4−ブロモベンジル、4−シアノベンジル、4−シアノ
ベンジルフェニルメチル、ビス(2−ニトロフェニル)
メチル、ピペロニルのような低級アルキル、低級アルコ
キシ、ニトロ、ハロゲン、シアノでアリール環が置換さ
れた1乃至3個のアリールで置換された低級アルキル等
のアラルキル;メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、t−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル
のような低級アルコキシカルボニル、2,2,2−トリ
クロロエトキシカルボニル、2−トリメチルシリルエト
キシカルボニルのようなハロゲン又はトリ低級アルキル
シリルで置換された低級アルコキシカルボニル等のアル
コキシカルボニル;ビニルオキシカルボニル、アリルオ
キシカルボニルのようなアルケニルオキシカルボニル;
ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキ
シカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカル
ボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ニ
トロベンジルオキシカルボニルのような、1乃至2個の
低級アルコキシ又はニトロでアリール環が置換されてい
てもよいアラルキルオキシカルボニルのような反応にお
ける保護部分及びピバロイルオキシメチルオキシカルボ
ニルのような生体に投与する際のプロドラッグ化のため
の生体内で加水分解され易い保護部分などがあげられ
る。
【0028】保護されたアミノの保護部分としては、通
常アミノの保護部分として使用するものであれば限定は
ないが、好適には、例えば、ホルミル、アセチル、プロ
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、ピ
バロイル、バレリル、イソバレリル、オクタノイル、ラ
ウロイル、ミリストイル、トリデカノイル、パルミトイ
ル、ステアロイルのようなアルキルカルボニル、クロロ
アセチル、ジクロロアセチル、トリクロロアセチル、ト
リフルオロアセチルのようなハロゲン化脂肪族アシル、
メトキシアセチルのような低級アルコキシ脂肪族アシ
ル、(E)−2−メチル−2−ブテノイルのような不飽
和脂肪族アシル等の脂肪族アシル;ベンゾイル、α−ナ
フトイル、β−ナフトイルのようなアリールカルボニ
ル、2−ブロモベンゾイル、4−クロロベンゾイルのよ
うなハロゲン化アリールカルボニル、2,4,6−トリ
メチルベンゾイル、4−トルオイルのような低級アルキ
ル化アリールカルボニル、4−アニソイルのような低級
アルコキシ化アリールカルボニル、4−ニトロベンゾイ
ル、2−ニトロベンゾイルのようなニトロ化アリールカ
ルボニル、2−(メトキシカルボニル)ベンゾイルのよ
うな低級アルコキシカルボニル化アリールカルボニル、
4−フェニルベンゾイルのようなアリール化アリールカ
ルボニル等の芳香族アシル;メトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、イソブトキ
シカルボニルのような低級アルコキシカルボニル、2,
2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリメチ
ルシリルエトキシカルボニルのようなハロゲン又はトリ
低級アルキルシリルで置換された低級アルコキシカルボ
ニル等のアルコキシカルボニル;ビニルオキシカルボニ
ル、アリルオキシカルボニルのようなアルケニルオキシ
カルボニル;ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシ
ベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシベンジ
ルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシカルボ
ニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニル、フルオレ
ニルオキシカルボニルのような、1乃至2個の低級アル
コキシ又はニトロでアリール環が置換されていてもよい
アラルキルオキシカルボニル;トリメチルシリル、トリ
エチルシリル、イソプロピルジメチルシリル、t−ブチ
ルジメチルシリル、メチルジイソプロピルシリル、メチ
ルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロピルシリルのよ
うなトリ低級アルキルシリル、ジフェニルメチルシリ
ル、ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイソプロピル
シリル、フェニルジイソプロピルシリルのような1乃至
2個のアリールで置換されたトリ低級アルキルシリル等
のシリル;ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピ
ル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェ
ニルメチル、トリフェニルメチル、α−ナフチルジフェ
ニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃至3個
のアリールで置換された低級アルキル、4−メチルベン
ジル、2,4,6−トリメチルベンジル、3,4,5−
トリメチルベンジル、4−メトキシベンジル、4−メト
キシフェニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジル、
4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモ
ベンジル、4−シアノベンジル、4−シアノベンジルジ
フェニルメチル、ビス(2−ニトロフェニル)メチル、
ピペロニルのような低級アルキル、低級アルコキシ、ニ
トロ、ハロゲン、シアノでアリール環が置換された1乃
至3個のアリールで置換された低級アルキル等のアラル
キル;又はN,N−ジメチルアミノメチレン、ベンジリ
デン、4−メトキシベンジリデン、4−ニトロベンジリ
デン、サリシリデン、5−クロロサリシリデン、ジフェ
ニルメチレン、(5−クロロ−2−ヒドロキシフェニ
ル)フェニルメチレンのようなシッフ塩基を形成する置
換されたメチレンがあげられる。
【0029】保護されたメルカプトの保護部分として
は、例えばベンジル、p−メトキシベンジル、p−ニト
ロベンジルのようなアラルキル;ジフェニルメチル、
4,4’−ジメトキシジフェニルメチル、トリチルのよ
うなアリールメチル;2−テトラヒドロピラニルのよう
なピラニル;アセチル、ベンゾイルのような脂肪族又は
芳香族アシル;ベンジルオキシカルボニル、p−メトキ
シベンジルオキシカルボニルのようなアラルキルオキシ
カルボニル;t−ブトキシカルボニル基のようなアルコ
キシカルボニル;S−2−ピリジンスルフェニル、S−
3−ニトロ−2−ピリジンスルフェニルのようなピリジ
ンスルフェニルなどがあげられる。
【0030】保護されたカルボキシの保護部分として
は、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−ブチル、ペ
ンチル、ヘキシルのような低級アルキル;2,2,2−
トリクロロエチル、2−ブロモエチル、2−クロロエチ
ル、2−フルオロエチル、2,2−ジブロモエチルのよ
うなハロゲノ低級アルキル;ベンジル、フェネチル、3
−フェニルプロピル、α−ナフチルメチル、β−ナフチ
ルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、α
−ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリルメチルの
ような1乃至3個のアリール基で置換された低級アルキ
ル、4−メチルベンジル、2,4,6−トリメチルベン
ジル、3,4,5−トリメチルベンジル、4−メトキシ
ベンジル、4−メトキシフェニルジフェニルメチル、2
−ニトロベンジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベ
ンジル、4−ブロモベンジル、4−シアノベンジル、4
−シアノベンジルジフェニルメチル、ビス(2−ニトロ
フェニル)メチル、ピペロニルのような、低級アルキ
ル、低級アルコキシ、ニトロ、ハロゲン又はシアノでア
リール環が置換された1乃至3個のアリールで置換され
た低級アルキル及びメトキシメチル、1,1−ジメチル
−1−メトキシメチル、エトキシメチル、n−プロポキ
シメチル、イソプロポキシメチル、n−ブトキシメチ
ル、t−ブトキシメチルのような低級アルコキシメチ
ル、2−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキ
シ化低級アルコキシメチル、2,2,2−トリクロロエ
トキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メチルのよ
うなハロゲン化低級アルコキシメチル等のアルコキシメ
チル;1−エトキシエチル、1−メチル−1−メトキシ
エチル、1−(イソプロポキシ)エチルのような低級ア
ルコキシ化エチル、2,2,2−トリクロロエチルのよ
うなハロゲン化エチル、2−(フェニルゼレニル)エチ
ルのようなアリールゼレニル化エチル等の置換エチル;
アセトキシメチル、プロピオニルオキシメチル、ブチリ
ルオキシメチル、ピバロイルオキシメチルのような脂肪
族アシルオキシメチル;1−メトキシカルボニルオキシ
エチル、1−エトキシカルボニルオキシエチル、1−プ
ロポキシカルボニルオキシエチル、1−イソプロポキシ
カルボニルオキシエチル、1−ブトキシカルボニルオキ
シエチル、1−イソブトキシカルボニルオキシエチル、
1−シクロヘキシルオキシカルボニルオキシエチルのよ
うな1−低級アルコキシカルボニルオキシエチル;シク
ロヘキシルオキシカルボニルオキシ(シクロヘキシル)
メチル;フタリジル;(2−オキソ−5−メチル−1,
3−ジオキソレン−4−イル)メチル等の生体に投与す
る際のプロドラッグ化のための生体内で加水分解され易
いカルボキシの保護部分を挙げることができる。
【0031】本発明の化合物のうち、式
【0032】
【化4】
【0033】(式中、RはR1 又はR2 を示し、R1
びR2 は前述したものと同意義を示す。)、式
【0034】
【化5】
【0035】(式中、Rは前述したものと同意義を示
す。)および式
【0036】
【化6】
【0037】(式中、Rは前述したものと同意義を示
す。)を有する化合物は、式
【0038】
【化7】
【0039】を有するラディシコールに、式RCOOH
(III)(式中、Rは前述したものと
同意義を示す。)を有するカルボン酸又はその反応性誘
導体を作用させ、所望により、R1 及びR2 中の保護部
分を除去することにより得られる。
【0040】本発明の化合物のうち、式
【0041】
【化8】
【0042】(R1 及びR2 は前述したものと同意義を
示す。ただし、R1 とR2 は異なる基を示す。)を有す
る化合物は、式
【0043】
【化9】
【0044】(式中、R1 は前述のものと同意義を示
す。)または式
【0045】
【化10】
【0046】(式中、R2 は前述のものと同意義を示
す。)を有する化合物に、それぞれ式 R2 COOH (IIIb) (式中、R2 は前述したものと同意義を示す。)また
は、式 R1 COOH (IIIa) (式中、R1 は前述したものと同意義を示す。)を有す
るカルボン酸又はその反応性誘導体を作用させ、所望に
より、R1 及びR2 中の保護基を除去することにより得
られる。
【0047】前記一般式(I),(IV)または(V)と式 RCOOH (III) (式中、Rは前述したものと同意義を示す。)、式 R2 COOH (IIIb) (式中、R2 は前述したものと同意義を示す。)又は式 R1 COOH (IIIa) (式中、R1 は前述したものと同意義を示す。)を有す
るカルボン酸又はそれらの反応性誘導体との反応は、一
般にこの分野の技術において周知のアシル化反応によっ
て実施することができる。
【0048】前記一般式(III) , (IIIa) 及び (IIIb)
を有するカルボン酸を遊離の形で使用する場合には、不
活性溶剤中、適当な縮合剤を用いて行なわれる。
【0049】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ヘキサン、ヘプタン、リグロイ
ン、石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;メ
チレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロロ
エタン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンのようなハ
ロゲン化炭化水素類;蟻酸エチル、酢酸エチル、酢酸プ
ロピル、酢酸ブチル、炭酸ジエチルのようなエステル
類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルのようなエーテル
類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、イソホロン、シクロヘキサノンのようなケトン
類;ニトロエタン、ニトロベンゼンのようなニトロ化合
物類;アセトニトリル、イソブチロニトリルのようなニ
トリル類;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドの
ようなアミド類;ジメチルスルホキシド、スルホランの
ようなスルホキシド類があげられる。
【0050】使用される縮合剤としては例えば、N,
N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC) 、1,
1’−オキザリルジイミダゾール、2,2’−ジピリジ
ルジサルファイド、N,N’−ジサクシンイミジルカー
ボネート、N,N’−ビス(2−オキソ−3−オキサゾ
リジニル)−ホスフィニッククロリド、N,N’−カル
ボジイミダゾール、N,N’−ジサクシンイミジルオキ
ザレート(DSO) 、N,N’−ジフタールイミドオキザレ
ート(DPO)、N,N’−ビス(ノルボルネニルサクシン
イミジル)オキザレート(BNO) 、1,1’−ビス(ベン
ゾトリアゾリル)オキザレート(BBTO)、1,1’−ビス
(6−クロロベンゾトリアゾリル)オキザレート(BCT
O)、1,1’−ビス(6−トリフルオロメチルベンゾト
リアゾリル)オキザレート(BTBO)などがあげられる。
反応温度は、通常−10乃至130℃であり、好適には
10乃至50℃である。
【0051】反応時間は、反応温度により異なるが、通
常1乃至72時間であり、好適には3乃至30時間であ
る。前記一般式(III) 、(IIIa)及び (IIIb) を有するカ
ルボン酸の反応性誘導体としては、酸クロリド、酸ブロ
ミドのような酸ハライド類、酸無水物類などがあげられ
る。
【0052】酸ハライド類を使用する場合は、通常、不
活性溶剤中、行なわれる。
【0053】使用される反応性誘導体としては、酸クロ
リド、酸ブロミドのような酸ハライド類、酸無水物類な
どがあげられる。
【0054】使用される溶剤としては、例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類;ク
ロロホルム、ジクロルメタン、トリクロルエタンのよう
なハロゲン化脂肪族炭化水素類;ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;ジ
メチルホルムアミド、ジメチルアセトアミドのような脂
肪族ジアルキルアミド類;アセトニトリルのようなニト
リル類;アセトンのようなケトン類;ジメチルスルホキ
シド;ピリジンがあげられる。
【0055】また、反応をより効率的に行なうために酸
結合剤を用いることができる。
【0056】使用される酸結合剤としては、好適には、
例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアル
カリ金属の水酸化物;炭酸ナトリウム、炭酸カリウムの
ようなアルカリ金属の炭酸塩;トリエチルアミン、ピリ
ジン、4−ジメチルアミノピリジン、1−メチルイミダ
ゾールのような有機塩基類があげられる。
【0057】反応温度は、通常−10乃至〜130℃で
あり、好適には、0乃至30℃である。
【0058】反応時間は、反応温度により異なるが、通
常0.5乃至24時間であり、好適には、1乃至12時
間である。
【0059】酸無水物を使用して行なう場合は、不活性
有機溶剤の存在下で、又は酸無水物を過剰に用いて不活
性有機溶剤の非存在下で行なわれる。
【0060】使用される溶剤としては、好適には例えば
ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素
類;ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチレングリ
コールジメチルエーテルのようなエーテル類があげられ
る。
【0061】反応温度は、通常0乃至160℃であり、
好適には10乃至50℃である。反応時間は、反応温度
により異なるが、通常1乃至48時間であり、好適に
は、2乃至24時間である。このようにして得られた目
的化合物は、種々の方法を適宜組合わせることによって
採取、分離、精製することができる。例えば反応液を水
に注ぎ、水と混和しない溶剤、例えばベンゼン、エーテ
ル、酢酸エチルなどで抽出し、抽出液より溶剤を留去す
ることによって得られる。このようにして得られた目的
化合物は必要ならば更に、例えば活性炭、シリカゲル等
の各種担体を用いる吸着またはイオン交換クロマト、あ
るいはセファデックスカラムによるゲル濾過、エーテ
ル、酢酸エチル、クロロホルムなどの有機溶剤を用いて
の再結晶などにより行なわれる。前記一般式(II)、(IV)
または(V)が保護された置換基を有する場合には、必
要に応じて、その除去反応を行なうことにより、目的化
合物(I)を得ることができる。
【0062】保護部分の除去はその種類によって異なる
が、一般にこの分野の技術において周知の方法によって
以下の様に実施される。
【0063】水酸基の保護部分が、シリルの場合には、
通常弗化テトラブチルアンモニウムのような弗素アニオ
ンを生成する化合物で処理することにより除去する。反
応溶媒は反応を阻害しないものであれば特に限定はない
が、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類が好適である。反応温度及び反応時間は特に限定はな
いが、通常室温で10乃至18時間反応させる。
【0064】水酸基の保護部分が、アラルキル又はアラ
ルキルオキシカルボニルである場合には、通常、還元剤
と接触させることにより除去することができる。例え
ば、パラジウム炭素、白金、ラネーニッケルのような触
媒を用い、常温にて接触還元を行なうことにより達成さ
れる。反応は溶媒の存在下に行なわれ、使用される反応
溶媒としては本反応に関与しないものであれば特に限定
はないが、メタノール、エタノールのようなアルコール
類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル
類、酢酸のような脂肪酸又はこれらの有機溶媒と水との
混合溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は出発物
質及び使用する還元剤等によって異なるが、通常は0℃
乃至室温で、5分乃至12時間である。又、液体アンモ
ニウム中若しくはメタノール、エタノールのようなアル
コール中において、−78℃〜−20℃で、金属リチウ
ム若しくはナトリウムを作用させることによっても除去
できる。更に、塩化アルミニウム−沃化ナトリウム又は
トリメチルシリルイオダイドのようなアルキルシリルハ
ライド類を用いても除去することができる。反応は溶媒
の存在下に行なわれ、使用される反応溶媒としては本反
応に関与しないものであれば特に限定はないが、好適に
は、アセトニトリルのようなニトリル類、メチレンクロ
リド、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類又は
これらの混合溶媒が使用される。反応温度は出発物質等
によって異なるが、通常は0℃乃至50℃である。尚、
反応基質が硫黄原子を有する場合においては、好適に
は、塩化アルミニウム−沃化ナトリウムが用いられる。
【0065】水酸基の保護部分が、脂肪族アシル、芳香
族アシル又はアルコキシカルボニルである場合には、溶
媒の存在下に、塩基で処理することにより除去すること
ができる。塩基としては、化合物の他の部分に影響を与
えないものであれば特に限定はないが、好適にはナトリ
ウムメトキシドのような金属アルコラート類、アンモニ
ア水、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ
金属炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのよう
なアルカリ金属水酸化物又は濃アンモニア−メタノール
を用いて実施される。使用される溶媒としては通常の加
水分解反応に使用されるものであれば特に限定はなく、
水、メタノール、エタノール、n−プロパノールのよう
なアルコール類若しくはテトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエーテル類のような有機溶媒又は水と有機溶
媒との混合溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は
出発物質及び用いる塩基等によって異なり特に限定はな
いが、副反応を抑制するために、通常は0℃乃至150
℃で、1乃至10時間である。
【0066】水酸基の保護部分が、アルコキシメチル、
テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、テ
トラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル又は置換さ
れたエチルである場合には、通常溶媒中で酸で処理する
ことにより除去することができる。使用される酸として
は、好適には塩酸、酢酸−硫酸、p−トルエンスルホン
酸又は酢酸等であるが、ダウエックス50Wのような弱
酸性の陽イオン交換樹脂も使用することができる。使用
される溶媒としては本反応に関与しないものであれば特
に限定はないが、メタノール、エタノールのようなアル
コール類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が好適
である。反応温度及び反応時間は出発物質及び用いる酸
の種類等によって異なるが、通常は0℃乃至50℃で、
10分乃至18時間である。 水酸基の保護部分が、ア
ルケニルオキシカルボニルである場合は、通常前記水酸
基の保護部分が脂肪族アシル、芳香族アシル又はアルコ
キシカルボニルである場合の除去反応の条件と同様にし
て塩基と処理することにより脱離させることができる。
【0067】水酸基の保護部分がアリルオキシカルボニ
ルの場合は、特にパラジウム及びトリフェニルホスフィ
ン若しくはニッケルテトラカルボニルを使用して除去す
る方法が簡便で、副反応が少なく実施することができ
る。
【0068】アミノ基の保護部分が、シリルの場合に
は、通常弗化テトラブチルアンモニウムのような弗素ア
ニオンを生成する化合物で処理することにより除去す
る。反応溶媒は反応を阻害しないものであれば特に限定
はないが、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類が好適である。反応温度及び反応時間は特に限
定はないが、通常室温で10乃至18時間反応させる。
【0069】アミノ基の保護部分が、脂肪族アシル、芳
香族アシル、アルコキシカルボニル又はシッフ塩基を形
成する置換されたメチレンである場合には、水性溶媒の
存在下に酸又は塩基で処理することにより除去すること
ができる。酸としては、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素
酸が用いられる。塩基としては、化合物の他の部分に影
響を与えないものであれば特に限定はないが、好適には
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭
酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアル
カリ金属水酸化物又は濃アンモニア−メタノールを用い
て実施される。使用される溶媒としては通常の加水分解
反応に使用されるものであれば特に限定はなく、水又は
水とメタノール、エタノール、n−プロパノールのよう
なアルコール類若しくはテトラヒドロフラン、ジオキサ
ンのようなエーテル類のような有機溶媒との混合溶媒が
好適である。反応温度及び反応時間は出発物質及び用い
る塩基等によって異なり特に限定はないが、副反応を抑
制するために、通常は0℃乃至150℃で、1乃至10
時間である。
【0070】アミノ基の保護部分が、アラルキル又はア
ラルキルオキシカルボニルである場合には、白金若しく
はパラジウム炭素のような触媒を使用して、常温で接触
還元を行ない、除去する方法又は酸化剤を用いて除去す
る方法が好適である。
【0071】還元による除去において使用される溶媒と
しては本反応に関与しないものであれば特に限定はない
が、メタノール、エタノール、イソプロパノールのよう
なアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンのようなエーテル類、トルエン、ベンゼ
ン、キシレンのような芳香族炭化水素類、ヘキサン、シ
クロヘキサンのような脂肪族炭化水素類、酢酸エチル、
酢酸プロピルのようなエステル類、酢酸のような脂肪酸
類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が好適であ
る。
【0072】使用される触媒としては、通常、接触還元
反応に使用されるものであれば、特に限定はないが、好
適にはパラジウム炭素、ラネーニッケル、酸化白金、白
金黒、ロジウム−酸化アルミニウム、トリフェニルホス
フィン−塩化ロジウム、パラジウム−硫酸バリウムが用
いられる。
【0073】圧力は、特に限定はないが、通常1乃至1
0気圧で行なわれる。
【0074】反応温度及び反応時間は、出発物質及び触
媒の種類等により異なるが、通常、0℃乃至100℃
で、5分乃至24時間実施される。
【0075】酸化による除去において使用される溶媒と
しては本反応に関与しないものであれば特に限定はない
が、好適には、含水有機溶媒である。このような有機溶
媒として好適には、アセトンのようなケトン類、メチレ
ンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素のようなハロゲ
ン化炭化水素類、アセトニトリルのようなニトリル類、
ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンの
ようなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのような
アミノ類及びジメチルスルホキシドのようなスルホキシ
ド類を挙げることができる。
【0076】使用される酸化剤としては、通常、酸化は
使用される化合物であれば特に限定はないが、好適には
過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウム、アンモニウムセリ
ウムナイトレイト(CAN)、2,3−ジクロロ−5,
6−ジシアノ−p−ベンゾキノン(DDQ) が用いられる。
【0077】反応温度および反応時間は、出発物質及び
触媒の種類等により異なるが、通常、0℃乃至150℃
で、10分乃至24時間実施される。
【0078】アミノ基の保護部分がアルケニルオキシカ
ルボニル基である場合は、通常前記アミノ基の保護部分
が脂肪族アシル、芳香族アシル又は低級アルコキシカル
ボニルである場合の除去反応の条件と同様にして塩基と
処理することにより脱離させることができる。尚、アリ
ルオキシカルボニルの場合は、特にパラジウム及びトリ
フェニルホスフィン若しくはニッケルテトラカルボニル
を使用して除去する方法が簡便で、副反応が少なく実施
することができる。
【0079】メルカプト基の保護部分が、アラルキル又
はアラルキルオキシカルボニルである場合には、通常、
還元剤と接触させることにより除去することができる。
例えば、パラジウム炭素、白金、ラネ−ニッケルのよう
な触媒を用い、常温にて接触還元を行なうことにより達
成される。反応は溶媒の存在下に行なわれ、使用される
反応触媒としては本反応に関しないものであれば特に限
定はないが、メタノール、エタノールのようなアルコー
ル類、テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類、酢酸のような脂肪酸又はこれらの有機溶媒と水と
の混合溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は出発
物質及び使用する還元剤等によって異なるが、通常は0
℃乃至常温で、5分乃至12時間である。
【0080】又、液体アンモニア中若しくはメタノー
ル、エタノールのようなアルコール中において、−78
℃〜−20℃で、金属リチウム若しくはナトリウムを作
用させることによっても除去できる。
【0081】更に、塩化アルミニウム−沃化ナトリウム
又はトリメチルシリルイオダイドのようなアルキルシリ
ルハライド類を用いても除去することができる。反応は
溶媒の存在下に行なわれ、使用される反応溶媒としては
本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、好
適には、アセトニトリルのようなニトリル類、メチレン
クロリド、クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類
又はこれらの混合溶媒が使用される。反応温度は出発物
質等によって異なるが、通常は0℃乃至50℃である。
【0082】メルカプト基の保護部分がt−ブトキシカ
ルボニルのようなアルコキシカルボニル又はアリールメ
チルである場合には、溶媒の存在下に、酸で処理するこ
とにより除去することができる。使用される酸として
は、好適にはトリフルオロ酢酸、酢酸−臭化水素酸など
が挙げられる。
【0083】使用される溶媒としては本反応に関与しな
いものであれば特に限定はないが、メタノール、エタノ
ールのようなアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオ
キサンのようなエーテル類又はこれらの有機溶媒と水と
の混合溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は出発
物質及び用いる酸の種類等によって異なるが、通常は0
℃乃至50℃で、10分乃至18時間である。
【0084】メルカプト基の保護部分は、脂肪族アシ
ル、芳香族アシル又はアルコキシカルボニルである場合
には、溶媒の存在下に、塩基で処理することにより除去
することができる。塩基としては、化合物の他の部分に
影響を与えないものであれば、特に限定はないが、好適
には、ナトリウムメトキシドのような金属アルコラート
類、アンモニア水、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのよ
うなアルカリ金属炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムのようなアルカリ金属水酸化物又は濃アンモニア
−メタノールを用いて実施される。使用される溶媒とし
ては通常の加水分解反応に使用されるものであれば特に
限定はなく、水、メタノール、エタノール、n−プロパ
ノールのようなアルコール類若しくはテトラヒドロフラ
ン、ジオキサンのようなエーテル類のような有機溶媒又
は水と有機溶媒との混合溶媒が好適である。反応温度及
び反応時間は出発物質及び用いる塩基等によって異なり
特に限定はないが、副反応を抑制するために、通常は0
℃乃至150℃で、1乃至10時間である。
【0085】メルカプト基の保護部分が、テトラヒドロ
ピラニルである場合には、通常溶媒中で酸で処理するこ
とにより除去することができる。使用される酸として
は、好適には塩酸、酢酸−硫酸、p−トルエンスルホン
酸又は酢酸等であるが、ダウエックス50Wのような強
酸性の陽イオン交換樹脂も使用することができる。使用
される溶媒としては本反応に関与しないものであれば特
に限定はないが、メタノール、エタノールのようなアル
コール類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエ
ーテル類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が好適
である。反応温度及び反応時間は出発物質及び用いる酸
の種類等によって異なるが、通常は0℃乃至50℃で、
10分乃至18時間である。
【0086】メルカプト基の保護部分が、アルケニルオ
キシカルボニルである場合は、通常前記水酸基の保護基
が脂肪族アシル基、芳香族アシル基又はアルコキシカル
ボニル基である場合の除去反応の条件と同様にして塩基
と処理することにより脱離させることができる。
【0087】尚、アリルオキシカルボニルの場合は、特
にパラジウム及びトリフェニルホスフィン若しくはニッ
ケルテトラカルボニルを使用して除去する方法が簡便
で、副反応が少なく実施することができる。
【0088】メルカプト基の保護部分が、S−2−ピリ
ジンスルフェニル、S−3−ニトロ−2−ピリジンスル
フェニルの場合は、トリフェニルホスフィン、ピロリジ
ン、ピペリジン、モルホリンなどの二級アミンと反応さ
せることにより、除去できる。
【0089】カルボキシ基の保護部分として、低級アル
キル又はアリールを使用した場合には、酸又は塩基で処
理することにより除去することができる。
【0090】酸としては、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水
素酸が用いられ、塩基としては、化合物の他の部分に影
響を与えないものであれば特に限定はないが、好適には
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭
酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアル
カリ金属水酸化物又は濃アンモニア−メタノールを用い
て実施される。
【0091】使用される溶媒としては通常の加水分解反
応に使用されるものであれば特に限定はなく、水又は水
とメタノール、エタノール、n−プロパノールのような
アルコール類若しくはテトラヒドロフラン、ジオキサン
のようなエーテル類のような有機溶媒との混合溶媒が好
適である。反応温度及び反応時間は出発物質及び用いる
塩基等によって異なり特に限定はないが、副反応を抑制
するために、通常は0℃乃至50℃で、1乃至10時間
である。
【0092】カルボキシ基の保護部分がジフェニルメチ
ルのようなジアリール置換メチルである場合には、通常
酸性条件下で除去する。使用される反応溶媒としてはア
ニソールのような芳香族炭化水素類がよく、酸としては
トリフルオロ酢酸のようなフッ素置換有機酸が用いられ
る。反応温度及び反応時間は出発物質等によって異なる
が、通常は室温で30分乃至10時間である。
【0093】カルボキシ基の保護部分がアラルキル又は
ハロゲノ低級アルキルである場合には、通常還元剤と接
触させることにより除去することができる。
【0094】還元剤としては、カルボキシ基の保護部分
がハロゲノ低級アルキルである場合には、亜鉛−酢酸が
好適であり、アラルキルである場合には、パラジウム炭
素、白金のような触媒を用い、接触還元を行なうか、又
は硫化カリウム、硫化ナトリウムのようなアルカリ金属
硫化物を用いて実施される。
【0095】反応は溶媒の存在下に行なわれ、使用され
る溶媒としては本反応に関与しないものであれば特に限
定はないが、メタノール、エタノールのようなアルコー
ル類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテ
ル類;酢酸のような脂肪酸又はこれらの有機溶媒と水と
の混合溶媒が好適である。
【0096】反応温度及び反応時間は出発物質及び用い
る還元剤等によって異なるが、通常は0℃乃至室温付近
で、5乃至12時間である。
【0097】カルボキシ基の保護部分がアルコキシメチ
ルである場合には、通常酸で処理することにより除去す
ることができる。使用される酸としては、好適には塩
酸、酢酸−硫酸又はp−トルエンスルホン酸−酢酸等で
ある。反応は溶媒の存在下に行なわれ、使用される溶媒
としては本反応に関与しないものであれば特に限定はな
いが、メタノール、エタノールのようなアルコール類;
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類又
はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が好適である。反
応温度及び反応時間は出発物質及び用いる酸の種類等に
よって異なるが、通常は0℃乃至50℃で、10分乃至
18時間である。
【0098】尚、所望により、常法に従って、上記生成
したカルボン酸化合物を水と酢酸エチルのような水と混
和しない有機溶媒との混合溶媒に溶かし、炭酸水素ナト
リウム水溶液、炭酸カリウム水溶液のようなアルカリ金
属炭酸塩若しくは重炭酸塩水溶液を、0℃乃至室温下に
加え、pH7付近とし析出した沈殿を濾取することにより
アルキル金属塩を形成することができる。
【0099】更に、このようにして製造した塩、又はカ
ルボン酸化合物をテトラヒドロフランのようなエーテル
類又はN,N’−ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシド、ヘキサメチルホスホロトリアミド、トリエチ
ルホスフェートのような極性溶媒類に溶解し、2当量の
トリエチルアミン、ジシクロヘキシルアミンのような有
機塩基、ナトリウムヒドリドのような水素化アルカリ金
属類又は炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムのようなアルカリ金属炭酸塩若しくは重炭酸塩を
反応させることによって生成した塩を使用し、これにア
セトキシメチルクロリド、プロピオニルオキシメチルプ
ロミドのような脂肪族アシルオキシメチルハライド類、
1−メトキシカルボニルオキシエチルクロリド、1−エ
トキシカルボニルオキシエチルイオダイドのような1−
低級アルコキシカルボニルオキシエチルハライド類、フ
タリジルハライド類又は(2−オキソ−5−メチル−
1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルハライド類を
反応させることにより、生体内で加水分解されやすいカ
ルボキシ基の保護基で再び保護されたエステル体を製造
することができる。反応溶媒は反応を阻害するものでな
ければ特に限定はないが、好適には上記極性溶媒を使用
する。反応温度及び反応時間は出発物質、溶媒及び反応
試薬の種類によって異なるが、通常0℃乃至100℃の
範囲で、0.5 乃至10時間反応させる。
【0100】本発明によって得られる前記一般式(II)を
有する化合物としては例えば表Iに示す化合物をあげる
ことができる。
【0101】表 1 例示化合物
【0102】
【化11】
【0103】 R12 ────────────────────────────────── 1 CH3CH2CO CH3CH2CO 2 CH3CH2CO H 3 H CH3CH2CO 4 CH3CH2CH2CO CH3CH2CH2CO 5 CH3(CH2)3CO CH3(CH2)3CO 6 CH3(CH2)4CO CH3(CH2)4CO 7 CH3(CH2)5CO CH3(CH2)5CO 8 H CH3(CH2)5CO 9 CH3(CH2)6CO CH3(CH2)6CO 10 H 〃 11 CH3(CH2)7CO CH3(CH2)7CO 12 H 〃 13 CH3(CH2)8CO CH3(CH2)8CO 14 H CH3(CH2)8CO 15 CH3(CH2)9CO CH3(CH2)9CO 16 H 〃 17 CH3(CH2)10CO CH3(CH2)10CO 18 H 〃 19 CH3(CH2)11CO CH3(CH2)11CO 20 H 〃 21 CH3(CH2)12CO CH3(CH2)12CO 22 H 〃 23 CH3(CH2)13CO CH3(CH2)13CO 24 H 〃 25 CH3(CH2)14CO CH3(CH2)14CO 26 CH3(CH2)14CO H 27 H CH3(CH2)14CO 28 CH3(CH2)15CO CH3(CH2)15CO 29 CH3(CH2)15CO H 30 H CH3(CH2)15CO 31 CH3(CH2)16CO CH3(CH2)16CO 32 CH3(CH2)16CO H 33 H CH3(CH2)16CO 34 CH3(CH2)17CO CH3(CH2)17CO 35 H CH3(CH2)17CO 36 CH3(CH2)18CO CH3(CH2)18CO 37 H CH3(CH2)18CO 38 CH3(CH2)19CO CH3(CH2)19CO 39 H CH3(CH2)19CO 40 CH3(CH2)20CO CH3(CH2)20CO 41 H CH3(CH2)20CO 42 (CH3)2CHCH2CO (CH3)2CHCH2CO 43 H 〃 44 (CH3)3CCO (CH3)3CCO 45 H 〃 46 CH2=CHCH2CO CH2=CHCH2CO 47 H 〃 48 CH3CH=CHCO CH3CH=CHCO 49 H CH3CH=CHCO 50 (CH3)2C=CHCO (CH3)2C=CHCO 51 H 〃 52 C2H5CH=CHCO C2H5CH=CHCO 53 H 〃 54 H2C=CHCH2CH2CO H2C=CHCH2CH2CO 55 H H2C=CHCH2CH2CO 56 CH3CH2CH2CH=CHCO CH3CH2CH2CH=CHCO 57 H 〃 58 C2H5CH=CHCH2CO C2H5CH=CHCH2CO 59 H 〃 60 CH3(CH2)4CH=CHCO CH3(CH2)4CH=CHCO 61 H 〃 62 CH3(CH2)5CH=CHCO CH3(CH2)5CH=CHCO 63 H 〃 64 H2C=CH(CH2)7CO H2C=CH(CH2)7CO- 65 H 〃 66 H2C=CH(CH2)8CO H2C=CH(CH2)8CO- 67 H H2C=CH(CH2)8CO- 68 CH3(CH2)3CH=CH(CH2)7CO CH3(CH2)3CH=CH(CH2)7CO 69 H 〃 70 CH3(CH2)5CH=CH(CH2)7CO CH3(CH2)5CH=CH(CH2)7CO 71 H 〃 72 CH3(CH2)7CH=CH(CH2)7CO CH3(CH2)7CH=CH(CH2)7CO- 73 H 〃 74 CH3(CH2)3(CH2CH=CH)2- CH3(CH2)3(CH2CH=CH)2- (CH2)7CO (CH2)7CO 75 H 〃 76 CH3(CH2CH=CH)3(CH2)7CO CH3(CH2CH=CH2)3(CH2)7CO 77 H 〃 78 CH3(CH2)3(CH2CH=CH)3- CH3(CH2)3(CH2CH=CH)3- (CH2)4CO (CH2)4CO 79 CH3(CH2)4(CH=CHCH2)4(CH2)2CO CH3(CH2)4(CH=CHCH2)4(CH2)2CO 80 CH3(CH2CH=CH)6(CH2)2CO CH3(CH2CH=CH)6(CH2)2CO 81 H CH3(CH2)4(CH=CHCH2)4(CH2)2CO 82 CH3(CH2)5C(OH)H-CH2CH=CH-CO CH3(CH2)5C(OH)H-CH2CH=CH-CO 83 H 〃 84 HOCH2(CH2)14CO HOCH2(CH2)14CO 85 H 〃 86 (4-CH3O-Ph)2PhC-OCH2(CH2)14CO (4-CH3O-Ph)2PhC-OCH2(CH2)14CO 87 H 〃 88 HC≡CCO HC≡CCO 89 H 〃 90 CH3C≡CCO CH3C≡CCO 91 H 〃 92 CH3(CH2)4C≡CCO CH3(CH2)4C≡CCO 93 H 〃 94 CH3OCH2CO CH3OCH2CO- 95 〃 H 96 H CH3OCH2CO- 97 CH3(CH2)11OCH2CH2CO- CH3(CH2)11OCH2CH2CO 98 H 〃 99 CH3O(CH2)9CO CH3O(CH2)9CO 100 CH3O(CH2)11CO CH3O(CH2)11CO 101 CH3O(CH2)13CO CH3O(CH2)13CO 102 CH3O(CH2)15CO CH3O(CH2)15CO 103 H CH3O(CH2)13CO 104 PhOCH2CO PhOCH2CO 105 H 〃 106 PhCH2CO PhCH2CO 107 H 〃 108 PhCH(CH3)CO PhCH(CH3)CO 109 H 〃 110 PhCH2CH2CO PhCH2CH2CO 111 H PhCH2CH2CO 112 Ph(CH2)5CO Ph(CH2)5CO 113 PhCH=CHCO PhCH=CHCO 114 H 〃 115 β-Np-(CH2CO) β-Np-(CH2CO) 116 H 〃 117 PhCO PhCO 118 H 〃 119 2-Fur-CO 2-Fur-CO 120 H 〃 121 2-Fur-(CH=CHCO) 2-Fur-(CH=CHCO) 122 3-Thi-CO 3-Thi-CO 123 H 〃 124 2-Thi-(CH=CHCO) 2-Thi-(CH=CHCO) 125 3-Thi-CO H 126 2-Thi-CO 2-Thi-CO 127 H 〃 128 2-Thi-CH2CO 2-Thi-CH2CO 129 H 〃 130 4-(2-NH2-Thiz)-(CH2CO) 4-(2-NH2-Thiz)-(CH2CO) 131 H 〃 132 2-(5-oxo-Pyrd)-CO 2-(5-oxo-Pyrd)-CO 133 H 〃 134 3-Isox-CO 3-Isox-CO 135 H 〃 136 4-Isox-CO 4-Isox-CO 137 H 〃 138 2-(6-oxo-Pip)-CO 2-(6-oxo-Pip)-CO 139 H 〃 140 H2N(CH2)2CO H2N(CH2)2CO 141 H 〃 142 H2N(CH2)5CO H2N(CH2)5CO 143 H 〃 144 H2N(CH2)11CO H2N(CH2)11CO 145 H2N(CH2)11CO H 146 H2N(CH2)15CO H2N(CH2)15CO 147 H2N(CH2)15CO H 148 TrocNH(CH2)2CO TrocNH(CH2)2CO 149 〃 H 150 TrocNH(CH2)5CO TrocNH(CH2)5CO 151 〃 H 152 TrocNH(CH2)11CO TrocNH(CH2)11CO 153 H 〃 154 TrocNH(CH2)15CO TrocNH(CH2)15CO 155 H 〃 156 AocNH(CH2)2CO AocNH(CH2)2CO 157 H 〃 158 AocNH(CH2)5CO AocNH(CH2)5CO 159 〃 H 160 AocNH(CH2)11CO AocNH(CH2)11CO 161 H 〃 162 AocNH(CH2)15CO AocNH(CH2)15CO 163 H 〃 164 FmocNH(CH2)11CO FmocNH(CH2)11CO 165 Ph3CSNH(CH2)11CO Ph3CSNH(CH2)11CO 166 ClCH2CO ClCH2CO 167 H 〃 168 FCH2CO FCH2CO 169 H 〃 170 BrCH2CO BrCH2CO 171 H 〃 172 BrCH2CO H 173 ICH2CO ICH2CO 174 〃 H 175 H ICH2CO 176 CH3SCH2CO CH3SCH2CO 177 H 〃 178 CH3S(CH2)2CO CH3S(CH2)2CO 179 CH3S(CH2)9CO CH3S(CH2)9CO 180 CH3S(CH2)11CO CH3S(CH2)11CO 181 CH3S(CH2)15CO CH3S(CH2)15CO 182 CH3SO2CH2CO CH3SO2CH2CO 183 H 〃 184 CH3SO2(CH2)9CO CH3SO2(CH2)9CO 185 CH3SO2(CH2)11CO CH3SO2(CH2)11CO 186 CH3SO2(CH2)15CO CH3SO2(CH2)15CO 187 CH3SOCH2CO CH3SOCH2CO 188 H 〃 189 CH3SO(CH2)9CO CH3SO(CH2)9CO 190 CH3SO(CH2)11CO CH3SO(CH2)11CO 191 CH3SO(CH2)15CO CH3SO(CH2)15CO 192 CH3(CH2)5SCH2CO CH3(CH2)5SCH2CO 193 H 〃 194 CH3(CH2)11SCH2CO CH3(CH2)11SCH2CO 195 H 〃 196 PhSCH2CO PhSCH2CO 197 H 〃 198 PhS(CH2)9CO PhSCH9CO 199 PhS(CH2)11CO PhSCH11CO 200 PhS(CH2)15CO PhSCH15CO 201 PhCH2CH2SCH2CO PhCH2CH2SCH2CO 202 H 〃 203 PhCH2SSCH2CO- PhCH2SSCH2CO 204 H 〃 205 PhCH2SS(CH2)9CO- PhCH2SS(CH2)9CO 206 PhCH2SS(CH2)11CO- PhCH2SS(CH2)11CO 207 PhCH2SS(CH2)15CO- PhCH2SS(CH2)15CO 208 (CH3CH2)2NCH2CO (CH3CH2)2NCH2CO 209 〃 H 210 (CH3CH2)2N(CH2)9CO (CH3CH2)2N(CH2)9CO 211 (CH3CH2)2N(CH2)11CO (CH3CH2)2N(CH2)11CO 212 (CH3CH2)2N(CH2)15CO (CH3CH2)2N(CH2)15CO 213 4-(1-CH3-Piz)-(CH2CO) 4-(1-CH3-Piz)-(CH2CO) 214 H 〃 215 4-(1-CH3-Piz)-((CH2)15CO) 4-(1-CH3-Piz)-((CH2)15CO) 216 (CH3)2N(CH2)9CO (CH3)2N(CH2)9CO 217 (CH3)2N(CH2)11CO (CH3)2N(CH2)11CO 218 (CH3)2N(CH2)15CO (CH3)2N(CH2)15CO 219 4-Mor-(CH2CO) 4-Mor-(CH2CO) 220 〃 H 221 4-Mor-((CH2)15CO) 4-Mor-((CH2)15CO) 222 4-Mor-((CH2)15CO) H 223 1-Pyrd-(CH2CO) 1-Pyrd-(CH2CO) 224 H 〃 225 1-Pyrd-((CH2)15CO) 1-Pyrd-((CH2)15CO) 226 H 〃 227 C2H5OOC(CH2)12CO C2H5OOC(CH2)12CO 228 H 〃 229 CH3OOC(CH2)10CO CH3OOC(CH2)10CO 230 H2NCO(CH2)12CO H2NCO(CH2)12CO 231 H 〃 232 H2NCO(CH2)10CO H2NCO(CH2)10CO 233 H2NCO(CH2)14CO H2NCO(CH2)14CO 234 HOOC(CH2)12CO HOOC(CH2)12CO 235 〃 H 236 NC(CH2)10CO NC(CH2)10CO 237 NC(CH2)15CO NC(CH2)15CO 238 HO(CH2)2CO HO(CH2)2CO 239 H 〃 240 HO(CH2)5CO HO(CH2)5CO 241 H HO(CH2)5CO 242 HO(CH2)9CO HO(CH2)9CO 243 H HO(CH2)9CO 244 HO(CH2)11CO HO(CH2)11CO 245 H 〃 246 HO(CH2)15CO HO(CH2)15CO 247 H 〃 248 MEMO(CH2)9 CO MEMO(CH2)9 CO 249 MEMO(CH2)11CO MEMO(CH2)11CO 250 MEMO(CH2)15CO MEMO(CH2)15CO 251 MOMO(CH2)9 CO MOMO(CH2)9 CO 252 MOMO(CH2)11CO MOMO(CH2)11CO 253 MOMO(CH2)15CO MOMO(CH2)15CO 254 HS(CH2)2CO HS(CH2)2CO 255 〃 H 256 HS(CH2)5CO HS(CH2)5CO 257 〃 H 258 HS(CH2)11CO HS(CH2)11CO 259 〃 H 260 HS(CH2)15CO HS(CH2)15CO 261 〃 H 262 CH3COS(CH2)9CO CH3COS(CH2)9CO 263 CH3COS(CH2)11CO CH3COS(CH2)11CO 264 CH3COS(CH2)15CO CH3COS(CH2)15CO 265 1-(4-pr-Ph)-CO 1-(4-pr-Ph)-CO 266 H 〃 267 Ph(CH2)3CO Ph(CHCO 268 〃 H 269 Ph(CH2)5CO Ph(CH2)5CO 270 〃 H 271 CH3OOCCH(NHAc)CH2(CH2)9CO CH3OOCCH(NHAc)CH2(CH2)9CO 272 CH3OOCCH(NHAc)CH2(CH2)11CO CH3OOCCH(NHAc)CH2(CH2)11CO 273 CH3OOCCH(NHAc)CH2(CH2)15CO CH3OOCCH(NHAc)CH2(CH2)15CO 274 1-Inda-CO 1-Inda-CO 275 〃 H 276 1-(4H-cOc)-CO 1-(4H-cOc)-CO 277 〃 H 278 PhOC(CH3)HCO PhOC(CH3)HCO 279 〃 H 280 3-Pyr-(CH=CHCO) 3-Pyr-(CH=CHCO) 281 〃 H 282 2-Pyr-(CH2CO) 2-Pyr-(CH2CO) 283 2-Pyr-(CH2CO) H 284 CH3(CH2)7[CH3(CH2)5]CHCO CH3(CH2)7[CH3(CH2)5]CHCO 285 H 〃 286 [CH3(CH2)4]2CHCO [CH3(CH2)4]2CHCO 287 H 〃 288 CH3(CH2)14CO CH3(CH2)16CO 289 CH3(CH2)16CO CH3(CH2)14CO 290 CH3(CH2)16CO CH3(CH2)7CH=CH(CH2)7CO 291 CH3(CH2)16CO CH3(CH2)12CO 292 CH3(CH2)16CO CH2=CH(CH2)8CO 293 cPrCO cPrCO 294 H cPrCO 295 cBuCO cBuCO 296 H cBuCO 297 cPnCO cPnCO 298 H cPnCO 299 cPnCO H 300 cHxCO cHxCO 301 H cHxCO 302 cHxCO H 303 cHpCO cHpCO 304 H cHpCO 305 cOcCO H 306 cOcCO cOcCO 307 H cOcCO 308 1-cPen-CO 1-cPen-CO 309 H 1-cPen-CO 310 3-cHex-CO 3-cHex-CO 311 H 3-cHex-CO 312 3-cHex-CO H 313 4-cHex-CO 4-cHex-CO 314 1-cHex-CO 1-cHex-CO 315 1-(2-OH-cPn)-CO 1-(2-OH-cPn)-CO 316 〃 H 317 1-(4-NH2-cHx)-CO 1-(4-NH2-cHx)-CO 318 〃 H 319 1-(2-Cl-cHx)-CO 1-(2-Cl-cHx)-CO 320 Retio Retio 321 H 〃 322 Retio H 323 CH3(CH2)14CO CH3(CH2)7CH=CH(CH2)7CO 324 CH3(CH2)14CO CH3(CH2)12CO 325 CH3(CH2)14CO CH2=CH(CH2)8CO 326 (CH3)3SiCH2CH2OCH2O(CH2)15CO (CH3)3SiCH2CH2OCH2O(CH2)15CO 327 CH3SCH2O(CH2)9CO CH3SCH2O(CH2)9CO 328 CH3SCH2O(CH2)11CO CH3SCH2O(CH2)11CO 329 CH3SCH2O(CH2)15CO CH3SCH2O(CH2)15CO ──────────────────────────────────── 上記表中、Phはフェニル基を、β−Npはβ−ナフチ
ル基を、Furはフリル基を、Thiはチエニル基を、
Thizはチアゾリル基を、Pyrdはピロリジニル基
を、Isoxはイソオキサゾリル基を、Pipはピペリ
ジル基を、Trocはトリクロロエトキシカルボニル基
を、Aocはアリルオキシカルボニル基を、Fmocは
フルオレニルメチルオキシカルボニル基を、Pizはピ
ペラジニル基を、Morはモルホリノ基を、MEMはメ
トキシエトキシメチル基を、MOMはメトキシメチル基
を、prはプロピル基を、Indaはインダニル基を、
Pyrはピリジル基を、Prはシクロプロピル基を、
Buはシクロブチル基を、Pnはシクロペンチル基
を、Hxはシクロヘキシル基を、Hpはシクロペプ
チル基を、Ocはシクロオクチル基を、Penはシ
クロペンテニル基を、Hexはシクロヘキセニル基
を、Retioはレチノイル基を示す。
【0104】上記、例示化合物のうち、好適なる化合物
としては、13、 15、 17、 19、 21、
23、 25、 28、 31、34、 36、38、
64、 66、 68、 70、 72、 74、7
6、 78、 79、 80、 82、 84、 8
6、 99、100、101、102、144、14
6、152、154、160、162、164、16
5、179、180、181、184、185、18
6、189、190、191、198、199、20
0、205、206、207、210、211、21
2、215、216、217、218、221、22
5、227、229、230、232、233、23
4、236、237、242、244、246、24
8、249、250、251、252、253、25
8、260、262、263、264、271、27
2、273、284、286、288、289、29
0、291、292、323、324、325、32
6、327、328及び329があげられる。
【0105】上記、例示化合物のうち、より好適なる化
合物としては、13、 15、 17、 19、 2
1、 23、 25、 28、 31、34、 36、
38、 64、 66、 68、 70、 72、
74、76、 78、 79、 80、 82、 8
4、 86、 99、100、101、102、14
4、146、152、154、160、162、16
4、165、179、180、181、198、19
9、200、205、230、232、233、23
4、242、244、246、248、249、25
0、251、252、253、258、260、26
2、263、264、284、286、288、28
9、290、291、292、323、324、32
5、326、327、328および329があげられ
る。
【0106】上記、例示化合物のうち、最も好適なる化
合物としては、13、 15、 17、 19、 2
1、 23、 25、 28、 31、34、 36、
38、 64、 66、 68、 70、 72、
74、76、 78、 79、 80、 82、28
4、286、288、289、290、291、29
2、323、324、および325があげられる。本発
明の化合物について、さらに実施例をあげて、説明す
る。
【0107】
【実施例】次に実施例をあげて、本発明を更に具体的に
説明する。
【0108】(実施例1) 14,16−ジパルミトイ
ルラディシコール ラディシコール1.6 gを乾燥ベンゼン37mlに溶解し、
氷冷下、ピリジン2.2ml 、ジメチルアミノピリジンを触
媒量加えたのち、パルミトイルクロリド1.32gの20ml
ベンゼン溶液を滴下して加えた。氷冷下、1時間撹拌し
たのち、反応溶液に氷水を加え、ついで酢酸エチルによ
り抽出を行なった。有機層を炭酸水素ナトリウム水、
水、飽和食塩水で順次洗浄し、抽出液は硫酸マグネシウ
ムで乾燥したのち、乾燥剤を濾去し、濾液を留去した。
得られた油状残渣2.70gをn−ヘキサン:酢酸エチル=
1:1の混合溶媒を使用してシリカゲルクロマトグラフ
ィーを行ない、Rf値0.64(n−ヘキサン:酢酸エチル=
3:1)の結晶生成物を得、これをn−ヘキサンより再
結晶し、1.47gの目的化合物を得た。
【0109】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3) δppm :0.
88(3H ×2,t,J=6.3Hz),1.21 〜1.42(50H,m),1.53(3H,d,
J=4.8Hz),1.63 〜1.79(2H+1H,m),2.37〜2.45(1H,m),2.4
9(2H,t,J=6.8Hz),2.58(2H,t,J=7.3Hz),2.99 〜3.02(1H,
m),3.52(1H,m),3.91 and4.03(2H,AB-q,J=16.1Hz),5.39
〜5.41(1H,m),5.78(1H,dd,J=3.9,10.7Hz),6.06(1H,d,J=
16.1Hz),6.14(1H,dd,J=10.7,10.3Hz),7.01(1H,s),7.52
(1H,dd,J=16.0,10.3Hz)赤外線吸収スペクトル(Nujol)c
m-1:1759,1722 (実施例2) 14−パルミトイルラディシコール 実施例1の後処理で得られた混合物のシリカゲルクロマ
トグラフィーにより、Rf値の0.31(n−ヘキサン:酢酸
エチル=1:1)の目的化合物866mgを得、n−ヘキ
サンより再結晶を行ない白色結晶731mgを得た。
【0110】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3) δppm :0.
88(3H,t,J=6.3Hz),1.20 〜1.50(24H,m),1.54(3H,d,J=6.
3Hz),1.72 〜1.80(2H,m),1.85 〜1.96(1H,m),2.34 〜2.
42(1H,m),2.59(2H,t,J=7.3Hz),2.92〜2.97(1H,m),3.17
(1H,m),3.97 and 4.69(2H,AB-q,J=16.0Hz),5.53〜5.58
(1H,m),5.83(1H,dd,J=10.7,3.0Hz),6.10(1H,d,J=16.1H
z),6.14(1H,dd,J=10.7,9.2Hz),6.84(1H,s),7.42(1H,dd,
J=17.0,9.2Hz),10.78(1H,s) 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1:1772,1717 元素分析値 C34H47O7Cl : 理論値(%)C:67.70, H:7.85, Cl:5.88 分析値(%)C:67.43, H:7.77, Cl:6.15 (実施例3) 14,16−ジオクタノイルラディシコ
ール ラディシコール320mg、乾燥ベンゼン7.4ml 、ピリジ
ン880μl、ジメチルアミノピリジン触媒量、オクタ
ノイルクロリド338mg(2.4当量) の混合物を実施例1
と同様に行ない、目的化合物514mgを油状物として得
た。収率95%。
【0111】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3) δppm :0.
84〜0.96(3H ×2,m),1.22 〜1.45(17H,m),1.53(3H,d,J=
6.8Hz),1.51 〜1.62(1H,m),1.64 〜1.80(4H,m),2.36 〜
2.44(1H,m),2.50(2H,t,J=7.4Hz),2.58(2H,t,J=7.3Hz),
2.96 〜3.04(1H,m),3.52(1H,m),3.91 and 4.03(2H,AB-
q,J=16.1Hz),5.34〜5.45(1H,m),5.78(1H,dd,J=10.7,3.4
Hz),6.06(1H,d,J=16.1Hz),6.15(1H,dd,J=10.2,10.7Hz),
7.01(1H,s),7.52(1H,dd,J=16.0,10.2Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1765,1735 (実施例4) 14,16−ジベヘノイルラディシコー
ラディシコール1.459 g、乾燥塩化メチレン37ml、ピ
リジン1.9ml 、ジメチルアミノピリジン触媒量の混合溶
液に、氷冷下ベヘノイルクロリド2.24g の塩化メチレン
溶液を滴下して加えたのち、実施例1と同様の処理を行
ない、Rf値0.80(ベンゼン:酢酸エチル=9:1)の結
晶生成物を得、これをn−ヘキサンより再結晶すること
により目的化合物1.63gを得た。
【0112】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3) δppm :0.
88(3H ×2,d,J=6.4Hz),1.24 〜1.45(72H,m),1.54(3H,d,
J=6.8Hz),1.48 〜1.81(5H,m),2.37 〜2.46(1H,m),2.49
(2H,t,J=7.3Hz),2.58(2H,t,J=7.3Hz),2.99 〜3.02(1H,
m),3.52(1H,m),3.91 and 4.03(2H,AB-q,J=16.6Hz),5.36
〜5.45(1H,m),5.78(1H,dd,J=11.0,3.9Hz),6.06(1H,d,J=
16.2Hz),6.14(1H,dd,J=11.0,10.3Hz),7.01(1H,s),7.52
(1H,dd,J=11.0,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1770,1738 元素分析値 C62H101O8Cl : 理論値(%)C:73.74, H:10.08, Cl:3.51 分析値(%)C:73.71, H:9.84, Cl:3.52 (実施例5) 14−ベヘノイルラディシコール 実施例4の後処理で得られた混合物のシリカゲルクロマ
トグラフィーにより、Rf値の0.64(ベンゼン:酢酸エチ
ル=9:1)の結晶生成物を得、これをn−ヘキサンよ
り再結晶することにより463mgの目的化合物を得た。
【0113】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3) δppm :0.
85(3H,t,J=7.3Hz),1.22 〜1.45(37H,m),1.54(3H,d,J=6.
8Hz),1.72 〜1.83(2H,m),1.85 〜1.97(1H,m),2.33 〜2.
42(1H,m),2.53(2H,t,J=7.4Hz),2.93〜2.97(1H,m),3.16
(1H,m),3.96 and 4.69(2H,AB-q,J=16.6Hz),5.52〜5.63
(1H,m),5.83(1H,dd,J=11.0,2.4Hz),6.10(1H,d,J=16.1H
z),6.18(1H,dd,J=16.0,11.0Hz),6.84(1H,s),7.42(1H,d
d,J=16.0,9.3Hz),10.78(1H,s) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1770,1725 元素分析値 C40H59O7Cl: 理論値(%)C:69.90, H:8.65, Cl:5.16 分析値(%)C:69.87, H:8.56, Cl:5.18 (実施例6) 14,16−ジステアロイルラディシコ
ール ラディシコール1.459 g、乾燥塩化メチレン37ml、ピ
リジン1.9ml 、ジメチルアミノピリジン触媒量、ステア
ロイルクロリド1.454 gの混合溶液を実施例4と同様に
行ない、目的化合物923mgを結晶で得た。
【0114】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3) δppm :0.
88(3H ×2,t,J=6.4Hz)1.21〜1.42(56H,m),1.53(3H,d,J=
6.8Hz),1.50 〜1.62(1H,m),1.65 〜1.80(4H,m),2.37 〜
2.46(1H,m),2.49(2H,t,J=6.8Hz),2.58(2H,t,J=7.3Hz),
2.99 〜3.05(1H,m),3.52(1H,m),3.91 and 4.63(2H,AB-
q,J=16.6Hz),5.35〜5.46(1H,m),5.78(1H,dd,J=10.7,3.9
Hz),6.06(1H,d,J=16.2Hz),6.14(1H,dd,J=10.7,10.3Hz),
7.01(1H,s),7.52(1H,dd,J=16.0,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1772,1740 元素分析値 C54H85O8Cl: 理論値(%)C:72.25, H:9.54, Cl:3.95 分析値(%)C:72.29, H:9.30, Cl:3.92 (実施例7) 14−ステアロイルラディシコール 実施例6の後処理混合物のシリカゲルクロマトグラフィ
ーにより、Rf値の0.35(n−ヘキサン:酢酸エチル=
2:1)の反応生成物を得、これをn−ヘキサンで再結
晶することにより、目的化合物1.09gを得た。
【0115】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :0.88(3H,t,J=6.4Hz),1.19 〜1.42(29H,m),1.54(3H,
d,J=6.4Hz),1.72 〜1.80(1H,m),1.86 〜1.96(1H,m),2.3
3 〜2.42(1H,m),2.59(2H,t,J=7.4Hz),2.92〜2.97(1H,
m),3.16(1H,m),3.97 and 4.69(2H,AB-q,J=16.6Hz),5.53
〜5.62(1H,m),5.83(1H,dd,J=10.7,2.4Hz),6.10(1H,d,J=
16.1Hz),6.18(1H,dd,J=10.7,9.3Hz),6.84(1H,s),7.42(1
H,dd,J=16.0,9.3Hz),10.78(1H,s) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1772,1730 元素分析値 C36H51O7Cl: 理論値(%)C:68.50, H:8.14, Cl:5.62 分析値(%)C:68.59, H:8.17, Cl:5.38 (実施例8) 14,16−ジオレオイルラディシコー
ラディシコール1.641 g、乾燥塩化メチレン40ml、ピ
リジン2.14ml、ジメチルアミノピリジン触媒量、オレオ
イルクロリド1.49gの混合溶液を実施例4と同様に行な
い、Rf値0.83(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)の
目的化合物1.736 gを油状物として得た。
【0116】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :0.88(3H ×2,t,J=6.4Hz)1.22〜1.42(42H,m),1.53(3
H,d,J=6.3Hz),1.63 〜1.80(4H,m),1.93 〜2.08(7H,m),
2.36〜2.44(1H,m),2.49(2H,t,J=7.8Hz),2.58(2H,t,J=7.
3Hz),2.98 〜3.03(1H,m),3.52(1H,m),3.91 and 4.03(2
H,AB-q,J=16.6Hz),5.28〜5.46(5H,m),5.78(1H,dd,J=10.
8,3.9Hz),6.06(1H,d,J=16.2Hz),6.14(1H,dd,J=10.8,10.
3Hz),7.01(1H,s),7.52(1H,dd,J=16.4,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1770,1742 (実施例9) 14−オレオイルラディシコール 実施例8の後処理混合物のシリカゲルクロマトグラフィ
ーより、Rf値の0.43(n−ヘキサン:酢酸エチル)の目
的化合物872mgを油状物として得た。核磁気共鳴スペ
クトル(CDCl3,270MHz)δppm :0.87(3H,t,J=6.4Hz),1.2
6 〜1.46(22H,m),1.54(3H,d,J=6.8Hz),1.72 〜1.80(1H,
m),1.86 〜2.00(4H,m),2.33 〜2.43(1H,m),2.59(2H,t,J
=7.4Hz),2.96〜2.98(1H,m),3.16(1H,m),3.98 and 4.68
(2H,AB-q,J=16.6Hz),5.32〜5.41(2H,m),5.52 〜5.61(1
H,m),5.83(1H,dd,J=10.0,2.9Hz),6.10(1H,d,J=16.1Hz),
6.18(1H,dd,J=10.0,8.8Hz),6.84(1H,s),7.42(1H,dd,J=1
6.1,8.8Hz),10.7(1H,s) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1775,1732 (実施例10) 14,16−ジイライドイルラディシ
コール ラディシコール1.641 g、乾燥塩化メチレン40ml、ピ
リジン2.14ml、ジメチルアミノピリジン触媒量、イライ
ドイルクロリド1.49gの混合溶液を実施例4と同様に行
ない、Rf値0.84(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)
の目的化合物1.24gを油状物として得た。
【0117】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :0.87(3H ×2,t,J=6.3Hz)1.26〜1.48(42H,m),1.53(3
H,d,J=6.3Hz),1.62 〜1.79(4H,m),1.95 〜2.05(7H,m),
2.37〜2.42(1H,m),2.49(2H,t,J=7.3Hz),2.58(2H,t,J=7.
3Hz),2.98 〜3.03(1H,m),3.51(1H,m),3.91 and 4.03(2
H,AB-q,J=16.6Hz),5.30〜5.46(5H,m),5.78(1H,dd,J=10.
7,3.9Hz),6.06(1H,d,J=16.1Hz),6.14(1H,dd,J=10.7,10.
7Hz),7.01(1H,s),7.52(1H,dd,J=16.0,10.7Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1772,1740 (実施例11) 14−イライドイルラディシコール 実施例10の後処理混合物のシリカゲルクロマトグラフ
ィーより、Rf値の0.40(n−ヘキサン:酢酸エチル=
2:1)の生成物を得、これをn−ヘキサンより再結晶
し、目的化合物1.22gを白色結晶として得た。核磁気共
鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δppm :0.87(3H,t,J=6.3H
z),1.26 〜1.42(21H,m),1.54(3H,d,J=6.3Hz),1.72 〜1.
80(2H,m),1.86 〜1.96(5H,m),2.33 〜2.43(1H,m),2.59
(2H,t,J=7.3Hz),2.92〜2.97(1H,m),3.16(1H,m),3.97 an
d 4.69(2H,AB-q,J=16.6Hz),5.51〜5.59(1H,m),5.83(1H,
dd,J=10.7,2.9Hz),6.09(1H,d,J=16.1Hz),6.18(1H,dd,J=
10.7,8.7Hz),6.84(1H,s),7.42(1H,dd,J=16.0,8.7Hz),1
0.78(1H,s) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1772,1730 (実施例12) 14,16−ジ−(6−トリクロロエ
トキシカルボニルアミノヘキサノイル)ラディシコール ラディシコール182mgを乾燥テトラヒドロフラン6ml
に溶解し、室温下、6−トリクロロエトキシカルボニル
アミノヘキサン酸383mg、ジシクロヘキシルカルボジ
イミド363mg、 触媒量のジメチルアミノピリジンを加
え、2時間撹拌した。反応後、副生してきたジシクロヘ
キシルウレアを濾去し、濾液に水を加え、酢酸エチルで
抽出し、抽出液を炭酸水素ナトリウム水溶液、水で洗滌
した。ついで硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製
し、Rf値0.75(酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1)の
溶出部を濃縮することにより、目的化合物191mgを得
た。
【0118】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :1.15〜1.98(13H,m),1.53(3H,d,J=6.3Hz),2.40 〜2.
46(1H,m),2.50 〜2.56(2H,m),2.61(2H,t,J=7.3Hz),3.00
〜3.04(1H,m),3.24(2H,t,J=6.8Hz),3.29(2H,t,J=6.9H
z),3.52(1H,m),3.93 and 4.01(2H,AB-q,J=16.1Hz),4.72
(2H ×2,s),4.95 〜5.04(1H,m),5.06 〜5.17(1H,m),5.4
0 〜5.45(1H,m),5.80(1H,dd,J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,
J=16.1Hz),6.15(1H,dd,J=10.2,10.7Hz),7.03(1H,s),7.5
3(1H,dd,J=10.7,10.2Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1770,1740 (実施例13) 16−(6−トリクロロエトキシカル
ボニルアミノヘキサノイル)ラディシコール 実施例12の後処理混合物のシリカゲルクロマトグラフ
ィーにより、Rf値0.51(酢酸エチル:n−ヘキサン=
2:1)の溶出部より、目的化合物28mgを得た。
【0119】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :1.53(3H,d,J=6.3Hz),1.42 〜1.78(7H,m),2.35 〜2.
44(1H,m),2.50 〜2.56(2H,m),2.98 〜3.04(1H,m),3.25
(1H,t,J=6.4Hz),3.27(1H,t,J=6.3Hz),3.56(1H,m),4.01
and 4.02(2H,AB-q,J=16.1Hz),4.72(2H,s),5.08 〜5.16
(1H,m),5.38 〜5.48(1H,m),5.79(1H,dd,J=10.8,3.9Hz),
6.06(1H,d,J=16.1Hz),6.11(1H,s),6.15(1H,dd,J=10.8,1
0.2Hz),6.78(1H,s),7.58(1H,dd,J=16.0,10.2Hz) (実施例14) 14,16−ジメトキシアセチルラデ
ィシコール ラディシコール182mg、乾燥塩化メチレン4ml、ピリ
ジン255μl 、触媒量のジメチルアミノピリジン、そ
して412mgのメトキシアセチルクロリドを実施例4と
同様に行ない、得られた混合物を、酢酸エチル:n−ヘ
キサン=3:1の混合溶媒を用いて、シリカゲルショー
トカラムクロマトグラフィーを行ない、目的化合物25
5mgを油状物として得た。
【0120】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :1.54(3H,d,J=6.3Hz),1.53 〜1.68(1H,m),2.37 〜2.
43(1H,m),2.98 〜3.05(1H,m),3.50(3H,s),3.52(1H,m),
3.53(3H,s),3.95 and 4.07(2H,AB-q,J=16.1Hz),4.23(2
H,s),4.33(2H,s),5.36〜5.46(1H,m),5.78(1H,dd,J=11.
2,3.9Hz),6.06(1H,d,J=16.1Hz),6.15(1H,dd,J=11.2,10.
8Hz),7.26(1H,s),7.49(1H,dd,J=16.0,10.8Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1792,1740 (実施例15) 14−メトキシアセチルラディシコー
実施例14の方法で得られたジアシル体1.54gを酢酸エ
チル20mlに溶解し、これにシリカゲル15gを加え、
室温下、23時間撹拌したのち、シリカゲルを濾過し、
酢酸エチルでよく洗滌した。濾液と洗液を合わせ、濃縮
したのち、酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1の混合溶
媒でシリカゲルクロマトグラフィーを行ない、Rf値0.50
(酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1)の溶出部より、
目的化合物340mgを油状物として得た。
【0121】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :1.53(3H,d,J=6.8Hz),1.86 〜1.97(1H,m),2.34 〜2.
42(1H,m),2.92 〜2.97(1H,m),3.17(1H,m),3.53(3H,s),
3.98and 4.70(2H,AB-q,J=16.6Hz),5.51 〜5.60(1H,m),
5.84(1H,dd,J=10.7,2.9Hz),6.10(1H,d,J=16.1Hz),6.18
(1H,dd,J=10.7,9.2Hz),6.89(1H,s),7.42(1H,dd,J=17.0,
9.2Hz),10.79(1H,s) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1790,1725 (実施例16) 16−メトキシアセチルラディシコー
実施例15のシリカゲルクロマトグラフィーにより、Rf
値0.42(酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1)の溶出部
より、目的化合物357mgを得た。
【0122】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :1.51(3H,d,J=6.9Hz),1.58 〜1.67(1H,m),2.34 〜2.
42(1H,m),2.98 〜3.04(1H,m),3.51(3H,s),3.52(1H,m),
4.00and 4.13(2H,AB-q,J=16.1Hz),4.24(2H,s),5.32〜5.
42(1H,m),5.77(1H,dd,J=10.7,3.9Hz),5.99(1H,s),6.06
(1H,d,J=16.1Hz),6.15(1H,dd,J=10.7,10.2Hz),6.82(1H,
s),7.52(1H,dd,J=16.0,10.2Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1:1782,1730 (実施例17) 14,16−ジベンゾイルラディシコ
ール 実施例4の方法に従って、ラディシコール1.459 g、乾
燥塩化メチレン37ml、ピリジン1.9ml 、触媒量のジメ
チルアミノピリジン、ベンゾイルクロリド618mgを反
応させ、目的化合物965mgを結晶で得た。
【0123】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :1.24〜1.38(1H,m),1.39(3H,d,J=6.3Hz),2.13〜2.20
(1H,m),2.94 〜2.99(1H,m),3.61(1H,m),3.97 and 4.23
(2H,AB-q,J=16.1Hz),5.09〜5.18(1H,m),5.77(1H,dd,J=1
0.7,4.3Hz),6.08(1H,d,J=16.1Hz),6.17(1H,dd,J=10.7,
7.3Hz),7.26(1H,s),7.43〜7.71(3H ×2,m),8.17(1H,dd,
J=17.0,7.3Hz),8.12〜8.23(2H ×2,m) 赤外線吸収スペクトル(Nujol)cm-1 :1748,1728 元素分析値 C32H25O8Cl: 理論値(%)C:67.08, H:4.40, Cl:6.19 分析値(%)C:67.11, H:4.58, Cl:6.25 (実施例18) 14−ベンゾイルラディシコール 実施例17のシリカゲルクロマトグラフィーより、Rf値
0.61(酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1)の目的化合
物756mgを油状物として得た。
【0124】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :1.56(3H,d,J=6.8Hz),1.88 〜1.98(1H,m),2.34 〜2.
44(1H,m),2.93 〜2.98(1H,m),3.20(1H,m),4.02 and 4.7
2(2H,AB-q,J=16.6Hz),5.55〜5.65(1H,m),6.12(1H,d,J=1
6.6Hz),6.21(1H,dd,J=10.7,10.4Hz),7.03(1H,s),7.45(1
H,dd,J=14.0,8.7Hz),7.41 〜7.70(3H,m),8.18(2H,m),1
0.82(1H,s) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1 :1750 (実施例19) 14,16−ジフェノキシアセチルラ
ディシコール 実施例4に従って、ラディシコール1.459 g、乾燥塩化
メチレン37ml、ピリジン1.9ml 、触媒量のジメチルア
ミノピリジン、フェノキシアセチルクロリド819mgを
反応させ、目的化合物661mgを油状物として得た。
【0125】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz )δ
ppm :1.33〜1.43(1H,m),1.50(3H,d,J=6.3Hz),2.21〜2.
31(1H,m),2.94 〜2.99(1H,m),3.44(1H,m),3.95 and 4.0
3(2H,AB-q,J=16.6Hz),4.82(2H,s),4.93(2H,s),5.29〜5.
38(1H,m),5.78(1H,dd,J=10.7,3.4Hz),6.05(1H,d,J=16.2
Hz),6.13(1H,dd,J=10.7,10.7Hz),6.93〜7.17(3H ×2,
m),7.27(1H,s),7.30〜7.38(2H ×2,m),7.51(1H,dd,J=1
6.0,10.7Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1 :1796,1738 (実施例20)14,16−ジフェニルアセチルラディ
シコール ラディシコール1.641 g、乾燥塩化メチレン40ml、ピ
リジン2.14ml、触媒量ジメチルアミノピリジン、フェニ
ルアセチルクロリド765mgを実施例4と同様に反応、
処理し、目的化合物926mgを得た。
【0126】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :0.98〜1.08(1H,m),1.43(3H,d,J=6.4Hz),2.07〜2.17
(1H,m),2.85 〜2.93(1H,m),3.36(1H,m),3.71〜3.98(2H,
m),3.88(2H×2,s),4.93 〜5.05(1H,m),5.75(1H,dd,J=1
0.7,3.9Hz),6.00(1H,d,J=16.1Hz),6.09(1H,dd,J=10.7,1
0.3Hz),6.98(1H,s),7.30 〜7.36(5H ×2,m),7.45(1H,d
d,J=16.0,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1 :1775,174
5 (実施例21) 14−フェニルアセチルラディシコー
実施例20のシリカゲルクロマトグラフィーより、Rf
値0.43(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:1)の目的化
合物403mgを得た。
【0127】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :1.53(3H,d,J=6.8Hz),1.85 〜1.95(1H,m),2.35 〜2.
43(1H,m),2.91 〜2.96(1H,m),3.14(1H,m),3.90(2H,s),
3.95and 4.67(2H,AB-q,J=16.2Hz),5.51 〜5.58(1H,m),
5.82(1H,dd,J=10.8,2.9Hz),6.08(1H,d,J=16.6Hz),6.16
(1H,dd,J=10.8,9.3Hz),6.82(1H,s),7.35(5H,m),7.40(1
H,dd,J=16.0,9.3Hz),10.76(1H,s) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1 :1770,1728 (実施例22) 14,16−ジクロロアセチルラディ
シコール ラディシコール1.82g、乾燥塩化メチレン40ml、ピリ
ジン2.55ml、触媒量のジメチルアミノピリジン、クロロ
アセチルクロリド1.24mlを実施例4と同様に反応させ、
目的化合物2.6 gを得た。
【0128】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :1.55(3H,d,J=6.4Hz),1.52 〜1.66(1H,m),2.36 〜2.
46(1H,m),2.98 〜3.05(1H,m),3.48(1H,m),3.94 and 4.0
6(2H,AB-q,J=16.6Hz),4.24(2H,s),4.34(2H,s),5.38〜5.
48(1H,m),5.80(1H,dd,J=11.0,3.4Hz),6.06(1H,d,J=16.2
Hz),6.15(1H,dd,J=11.0,10.3Hz),7.25(1H,s),7.49(1H,d
d,J=16.2,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1 :1795,1765,1740 (実施例23) 14,16−ジ−(2−テノイル)ラ
ディシコール ラディシコール1.094 g、乾燥塩化メチレン28ml、ピ
リジン1.4 ml、触媒量のジメチルアミノピリジン、2−
テノイルクロリド528mgを実施例4と同様に反応処理
し、目的化合物1.39gを得た。
【0129】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :1.43(3H,d,J=6.8Hz),1.34 〜1.45(1H,m),2.18 〜2.
26(1H,m),2.96 〜3.03(1H,m),3.58(1H,m),3.96 and 4.2
3(2H,AB-q,J=16.1Hz),5.14〜5.26(1H,m),5.76(1H,dd,J=
11.0,4.3Hz),6.07(1H,d,J=16.1Hz),6.16(1H,dd,J=11.0,
10.2Hz),7.18〜7.21(2H,m),7.26(1H,s),7.45(1H,dd,J=1
6.6,10.2Hz),7.72(2H,m),7.96 〜8.03(2H,m) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1 :1745,1725 元素分析値 C28H21O8ClS2: 理論値(%)C:57.40, H:3.62, Cl:6.06 分析値(%)C:57.61, H:3.76, Cl:5.93 (実施例24)14−(2−テノイル)ラディシコール 実施例23のシリカゲルクロマトグラフィーよりRf値0.
27(ベンゼン:酢酸エチル=6:1)の目的化合物20
4mgを得た。
【0130】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :1.55(3H,d,J=6.9Hz),1.87 〜1.98(1H,m),2.34 〜2.
43(1H,m),2.93 〜2.98(1H,m),3.18(1H,m),4.05 and 4.7
1(2H,AB-q,J=16.0Hz),5.53〜5.65(1H,m),5.85(1H,dd,J=
10.7,2.4Hz),6.12(1H,d,J=10.7Hz),6.19(1H,dd,J=10.7,
9.3HZ),7.04(1H,s),7.18〜7.21(1H,m),7.44(1H,dd,J=1
6.0,9.3Hz),7.70〜7.73(1H,m),8.00(1H,m),10.80(1H,s) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1 :1740,1720 (実施例25) 14−ステアロイル−16−パルミトイ
ル−ラディシコール 実施例7で得られた14−ステアロイルラディシコール4
42mg、乾燥塩化メチレン20ml、ピリジン186μ
l、触媒量のジメチルアミノピリジン、パルミトイルク
ロリド202mgを実施例4と同様に反応を行った後、混
合物をn−ヘキサン:酢酸エチル=2:1の混合溶媒に
より、シリカゲルクロマトグラフィーを行ない、目的化
合物581mgを結晶で得、これをn−ペンタンで再結晶
し、302mgの白色結晶を得た。
【0131】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δpp
m :0.88(3H ×2,t,J=6.3Hz),1.22〜1.42(52H,m),1.54
(3H,d,J=6.8Hz),1.48 〜1.62(1H,m),1.64 〜1.81(4H,
m),2.35 〜2.44(1H,m),2.49(2H,t,J=6.8Hz),2.58(2H,t,
J=7.3Hz),2.97 〜3.04(1H,m),3.54(1H,m),3.91 and 4.0
3(2H,AB-q,J=16.6Hz),5.36〜5.45(1H,m),5.78(1H,dd,J=
10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,J=16.2Hz),6.14(1H,dd,J=10.7,
10.3Hz),7.01(1H,s),7.52(1H,dd,J=16.1,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3)cm-1 :1770,1740 (実施例26)14,16 −ジ(10−ウンデセノイル)ラディシコール ラディシコール1459mg,10−ウンデセノイルクロリド
973mg、乾燥メチレンクロリド37ml,ピリジン
1.9 ml、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施
例1と同様に反応処理し、目的化合物840mgが得ら
れた。
【0132】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.25〜1.80(24H,m),1.48
〜1.58(1H,m),1.53(3H,d,J=6.3 H
z),1.99〜2.10(4H、m),2.35〜2.47(1H,
m),2.49(2H,t,J=7.7 Hz),2.58(2H,
t,J=7.3 Hz),2.93〜3.04(1H,m),3.51
(1H,m),3.91and4.03(2H,AB−q,J=
16.1Hz),4.90〜5.04(2H×2、m),5.35〜5.46
(1H、m),5.74〜5.90(3H,m),6.06 (1H,
d,J=16.1Hz),6.15(1H,dd,J=10.7,1
0.2Hz),7.01 (1H,s),7.52(1H,dd,J
=16.1,10.2Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70、1735 マススペクトル(m/e ):696(M+ ) 元素分析値 C40538 Cl 理論値(%) C 68.90 H 7.66 Cl 5.08 分析値(%) C 68.02 H 7.53 Cl 5.41 (実施例27)14−(10−ウンデセノイル)ラディシコール 実施例26の後処理で得られた反応混合物をシリカゲル
クロマトグラフィーにより分画精製し、Rf値0.3 (ヘ
キサン:酢酸エチル=2:1)の目的化合物360mg
を得た。
【0133】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.25〜1.48(12H,m),1.55
(3H,d,J=6.8 Hz),1.70〜1.82(2H、
m),1.86〜1.98(1H,m),2.02〜2.10(2H,
m),2.33〜2.43(1H,m),2.59(2H,t,J=
7.3 Hz),2.93〜2.98(1H,m),3.17(1H,
m),3.97and4.69(2H,AB−q,J=16.6H
z),4.92〜5.03(2H,m),5.51〜5.62(1H、
m),5.73〜5.90(2H,m),6.10(1H,d,J=
16.1Hz),6.18(1H,dd,J=10.2,9.28H
z),6.84(1H,s),7.43(1H,dd,J=16.
1,9.2 Hz),10.78 (1H,s) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )cm-1:1770、173
0 マススペクトル:530(M+ ),364 (実施例28)14,16 −ジ(2−テノイル)ラディシコール ラディシコール1094mg、2−テノイルクロリド528
mg、乾燥メチレンクロリド28ml,ピリジン1.4 m
l、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例1と
同様に反応処理し、目的化合物1.0 gが得られた。
【0134】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.43(3H,d,J=6.8 H
z),1.34〜1.45(1H、m),2.18〜2.26(1H,
m),2.96〜3.03(1H,m),3.58(1H,m),3.
96and4.23(2H,AB−q,J=16.1Hz),5.14
〜5.26(1H,m),5.76(1H,dd,J=11.0,4.
3 Hz),6.07(1H,d,J=16.1Hz),6.16(1
H,dd,J=11.0,10.2 Hz),7.18〜7.21(2H、
m),7.26(1H,s),7.45(1H,dd,J=16.
6,10.2 Hz),7.72(2H,m),7.96〜8.03(2
H、m) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
45、1725 マススペクトル(m/e ):584(M+ ),473 元素分析値 C28218 ClS2 理論値(%) C 57.40 H 3.62 Cl 6.06 分析値(%) C 57.61 H 3.76 Cl 5.93 (実施例29)14−(2−テノイル)ラディシコール 実施例28の後処理で得られた反応混合物をシリカゲル
クロマトグラフィーにより分画精製し、Rf値0.27(ベ
ンゼン:酢酸エチル=6:1)の目的化合物204mg
を得た。
【0135】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.55(3H,d,J=6.9 H
z),1.87〜1.98(1H、m),2.34〜2.43(1H,
m),2.93〜2.98(1H,m),3.18(1H,m),4.
05and4.71(2H,AB−q,J=16.0Hz),5.53
〜5.65(1H,m),5.85(1H,dd,J=10.7,2.4
Hz),6.12(1H,d,J=17.0Hz),6.19(1
H,dd,J=10.7,9.3 Hz),7.04(1H,s),
7.18〜7.21(1H,m),7.44(1H,dd,J=16.
0,9.3 Hz),7.70〜7.73(1H,m),8.00(1
H,m),10.21 (1H,s) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )cm-1:1740、172
0 マススペクトル:474(M+ ),364 (実施例30)14−エライドイル -16- パルミトイルラディシコール 14−エライドイルラディシコール500mg、パリミト
イルクロリド303mg、乾燥メチレンクロリド20m
l、ピリジン0.2 ml、ジメチルアミノピリジン(触媒
量)より実施例25と同様に反応処理し、目的化合物4
84mgを得た。
【0136】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.87(3H×2,t,J=6.8 H
z),1.2 〜1.8 (48H、m),1.53(3H,d,J
=6.3 Hz),1.92〜2.00(4H,m)2.35〜2.45(1
H,m),2.49(2H,t,J=7.8 Hz),2.58(2
H,t,J=7.3 Hz),2.96〜3.05(1H,m),3.
52(1H、m),3.91and4.03(2H,AB−q,J
=16.6Hz),5.36〜5.47(3H、m),5.78(1H,
dd,J=10.7,3.4Hz),6.06(1H,d,J=16.1
Hz),6.14(1H,dd,J=18.7,10.2 Hz),7.
01(1H,s),7.51(1H,dd,J=16.1,10.2 H
z) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:1
770、1735 元素分析値 C52798 Cl 理論値(%) C 71.98 H 9.18 Cl 4.09 分析値(%) C 71.26 H 9.45 Cl 3.93 (実施例31)14,16 −ジミリストイルラディシコール ラディシコール1.28g、ミリストイルクロリド1.04g、
乾燥メチレンクロリド35ml、ピリジン1.76ml、ジ
メチルアミノピリジン(触媒量)より実施例1と同様に
反応処理し、目的化合物0.80gが得られた。
【0137】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.88(6H,t,J=6.6 H
z),1.2-1.5(40H,m),1.54(3H,d,J=
6.8 Hz),1.45-1.6(1H,m),1.6-1.8 (4H,
m),2.35-2.45 (1H,m),2.50(2H,t,J=
6.8 Hz),2.59(2H,t,J=7.5 Hz),2.98-
3.04 (1H,m),3.50-3.53 (1H,m),3.92
(1H,d,J=16.4Hz),4.03(1H,d,J=1
6.4Hz),5.3-5.5 (1H,m),5.79(1H,d
d,J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,J=16.1H
z),6.15(1H,dd,J=10.7,10.3 Hz),7.02
(1H,s)7.52(1H,dd,J=16.1,10.3 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70、1735 元素分析値 C46698 Cl 理論値(%) C 70.34 H 8.85 Cl 4.51 分析値(%) C 70.43 H 8.68 Cl 4.46 (実施例32)14−ミリストイルラディシコール 実施例31の後処理で得られた反応混合物をシリカゲル
クロマトグラフィーにより分画精製し、Rf値0.7 (ヘ
キサン:酢酸エチル=1:1)の目的化合物543mg
を得た。
【0138】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.26(3H,t,J=6.9 H
z),1.2-1.5(20H,m),1.55(3H,d,J=
6.8 Hz),1.7-1.8 (2H,m),1.85-2.0(1H,
m),2.38(1H,dt,J=15.6,3.4Hz),2.59
(2H,t,J=7.5 Hz),2.95(1H,dt,J=
8.8,2.4 Hz),3.16(1H,m),3.98(1H,d,
J=16.6Hz),4.69(1H,d,J=16.6Hz),5.
52-5.59 (1H,m),5.84(1H,dd,J=10.7,
2.4Hz),6.10(1H,d,J=16.1Hz),6.18
(1H,dd,J=10.7,10.3 Hz),6.84(1H,
s)7.43(1H,dd,J=16.1,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70, 元素分析値 C32437 Cl 理論値(%) C 66.83 H 7.54 Cl 6.16 分析値(%) C 66.83 H 7.60 Cl 6.01 (実施例33)14−ミリストイル-16-パルミトイルラディシコール 14−ミリストイルラディシコール539mg、パルミト
イルクロリド509mg、乾燥メチレンクロリド15m
l、ピリジン0.47ml、ジメチルアミノピリジン(触媒
量)より実施例25と同様に反応処理し、目的化合物7
42mgを得た。
【0139】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.88(6H,t,J=6.6 H
z),1.2-1.5(44H,m),1.54(3H,d,J=
6.8 Hz),1.5-1.6 (1H,m),1.6-1.8 (4H,
m),2.3-2.45(1H,m),2.50(2H,t,J=7.
3 Hz),2.59(2H,t,J=7.6 Hz),2.98-3.0
4 (1H,m),3.51-3.52 (1H,m),3.92(1
H,d,J=16.1Hz),4.03(1H,d,J=16.1H
z),5.38-5.43 (1H,m),5.79(1H,dd,J
=10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,J=16.1Hz),
6.15(1H,dd,J=10.7,10.3 Hz),7.02(1
H,s),7.52(1H,dd,J=16.1,10.3 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:1
770,1740 元素分析値 C48738 Cl 理論値(%) C 70.87 H 9.04 Cl 4.36 分析値(%) C 70.21 H 9.32 Cl 3.95 (実施例34)14,16-ジリノレオイルラディシコール ラディシコール814mg、リノレオイルクロリド80
0mg、乾燥メチレンクロリド22ml、ピリジン1.09
ml、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例1
と同様に反応処理し、目的化合物761mgを得た。
【0140】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δp
pm:0.89(6H,t,J=6.8 Hz),1.2-1.4 (2
8H,m),1.54(3H,d,J=7.8 Hz),1.49-
1.61 (1H,m),1.63-1.80 (4H,m),2.0-2.1
(8H,m),2.36-2.44 (1H,m),2.50(2H,
t,J=7.8 Hz),2.59(2H,t,J=7.6 H
z),2.78(4H,dd,J=5.9,5.4 Hz),2.98-
3.03 (1H,m),〜3.52(1H,m),3.92(1
H,d,J=16.3Hz),4.03(1H,d,J=16.3H
z),5.25-5.45 (9H,m),5.79(1H,dd,J
=10.3,3.7Hz),6.06(1H,d,J=16.1Hz),
6.15(1H,dd,J=10.7,10.3 Hz),7.02(1
H,s),7.52(1H,dd,J=16.1,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70,1740 元素分析値 C54768 Cl 理論値(%) C 72.99 H 8.62 Cl 3.99 分析値(%) C 72.89 H 8.79 Cl 3.94 (実施例35)14−リノレオイルラディシコール 実施例34の後処理で得られた反応混合物をシリカゲル
クロマトグラフィーにより分画精製し、Rf値0.72(ヘ
キサン:酢酸エチル=1:1)の目的化合物662mg
を得た。
【0141】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.89(3H,t,J=6.3 H
z),1.2-1.5(14H,m),1.55(3H,d,J=
6.8 Hz),1.5-1.8 (3H,m),1.8-2.3 (4H,
m),2.38(1H,dt,J=15.1,3.4Hz),2.60
(3H,t,J=7.2 Hz),2.78(1H,t,J=5.
9 Hz), 2.9-3.0(1H,m),〜3.17(1H,br.
s),3.98(1H,d,J=16.9Hz),4.38(1H,
d,J=16.9Hz),5.25-5.45 (2H,m),5.5-5.
7 (3H,m),5.86(1H,dd,J=10.2,5.8H
z),6.11(1H,d,J=16.1Hz),6.18(1H,
t,J=9.3 Hz),6.84(1H,s)7.43(1H,d
d,J=16.1,9.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70,1730 (実施例36)14,16-ジレチノイルラディシコール ラディシコール277mg、トランスビタミンA酸66
5mg、乾燥テトラヒドロフラン10ml、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド470mg、ジメチルアミノピリ
ジン(触媒量)より実施例12と同様に反応、処理し目
的化合物388mgを得た。
【0142】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.03(6H,s),1.04(6H,
s),1.4-1.7 (9H,m),1.50(3H,d,J=6.
8 Hz),1.72(6H,s),2.02(3H,s),2.03
(3H,s),1.95-2.1(4H,m),2.25-2.4(1
H,m),2.38(3H,s),2.39(3H,s),2.95
-3.0(1H,m),〜3.63(1H,m),3.92(1H,
d,J=15.6Hz),4.15(1H,d,J=15.6H
z),5.2-5.3 (1H,m),5.74(1H,dd,J=
11.2,4.9Hz),5.92(1H,s),5.99(1H,
s),6.06(1H,d,J=16.1Hz),6.1-6.25(3
H,m),6.25-6.4(4H,m),7.10(1H,s),
7.05-7.18 (2H,m),7.46(1H,dd,J=16.
1,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:1
740 元素分析値 C42458 Cl 理論値(%) C 70.73 H 6.36 Cl 4.97 分析値(%) C 70.38 H 6.46 Cl 4.66 (実施例37)14-(10- ウンデセノイル)-16-パルミトイルラディシコ
ール 14-(10- ウンデセノイル)ラディシコール400mg、
パルミトイルクロリド329mg、乾燥メチルクロリド
15ml、ピリジン0.19ml、ジメチルアミノピリジン
(触媒量)より実施例1と同様に反応処理し、目的化合
物477mgを得た。
【0143】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.88(3H,t,J=6.8 H
z),1.2-1.8(39H,m),1.53(3H,d,J=
6.3 Hz),2.00〜2.10(2H,m)2.36〜2.45(1
H,m),2.49(2H,t,J=6.3 Hz),2.58(2
H,t,J=7.3 Hz),2.97-3.05 (1H,m),3.
52(1H,m),3.91and4.03(2H,AB−q,J
=16.1Hz),4.90〜5.03(2H,m),5.35〜5.47
(1H,m),5.75〜5.90(2H,m),6.06(1H,
d,J=16.6Hz),6.14(1H,dd,J=11.2,10.
2 Hz),7.01(1H,s),7.52(1H,dd,J=
16.1,10.2 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
66,1735 マススペクトル(m/e ):768(M+ ),602,3
64 (実施例38)14,16-ジ(3-メチルチオプロピオニル)ラディシコール ラディシコール1.56g、3-メチルチオプロピオニルクロ
リド0.71g、乾燥メチレンクロリド40ml、ピリジン
2.15ml、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施
例1と同様に反応処理し、目的化合物447mgを得
た。
【0144】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.54(3H,d,J=6.4 H
z),2.16(3H、s),2.17(3H、s),2.41(1
H,dt,J=14.7,3.4Hz),2.83(4H,s),2.
83-2.95 (4H,m),3.01(1H,dt,J=11.3,
2.9Hz),〜3.51(1H,m),3.93(1H,d,J
=16.4Hz),4.03(1H,d,J=16.4Hz),5.42
-5.47(1H,m),5.80(1H,dd,J=10.7,3.4
Hz),6.07(1H,d,J=16.1Hz),6.15(1
H,dd,J=10.7,10.3 Hz),7.10(1H,s),
7.52(1H,dd,J=16.1,10.3 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )cm-1:1775,174
0 元素分析値 C262982 Cl 理論値(%) C 54.87 H 5.14 Cl 6.23S
11.27 分析値(%) C 55.26 H 5.37 Cl 6.14 S
11.01 (実施例39)14,16-ジパルミトオレオイルラディシコール ラディシコール365mg、パルミトオレイン酸636
mg、乾燥テトラヒドロフラン20ml、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド716mg、ジメチルアミノピリジ
ン(触媒量)より実施例12と同様に反応、処理し目的
化合物654mgを得た。
【0145】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.88(6H,t,J=6.6 H
z),1.2-1.4(32H,m),1.54(3H,d,J=
6.8 Hz)1.5-1.6 (1H,m),1.6-1.8 (4H,
m),1.9-2.1 (8H,m),2.35-2.45 (1H,
m),2.50(2H,t,J=7.3 Hz),2.59(2H,
t,J=7.6 Hz),2.98-3.04 (1H,m),〜3.52
(1H,m),3.92(1H,d,J=16.4Hz),4.03
(1H,d,J=16.4Hz),5.3-5.5 (5H,m),
5.79(1H,dd,J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,
d,J=16.1Hz),6.15(1H,dd,J=10.7,10.
3 Hz),7.02(1H,s),7.52(1H,dd,J=
16.1,10.3 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70、1740 元素分析値 C50738 Cl 理論値(%) C 71.70 H 8.79 Cl 4.23 分析値(%) C 72.09 H 8.89 Cl 3.56 (実施例40)14,16−ジイソパルミトイルラディシコール ラディシコール500mg、イソパルミチン酸878m
g、乾燥テトラヒドロフラン20ml、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド848mg、ジメチルアミノピリジン
(触媒量)より実施例12と同様に反応、処理し目的化
合物1.12gを得た。
【0146】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 、27
0MHz)δppm:0.85-0.9(12H,m),1.2-1.
5 (40H,m),1.55(3H,d,J=6.4Hz),
1.4-1.9 (9H,m),2.40(1H,dd,J=14.6,
2.6Hz),2.45-2.67 (2H,m),3.01(1H,d
t,J=8.8,2.6 Hz),〜3.53(1H,m),3.89
(1H,d,J=16.4Hz),3.96(1H,d,J=1
6.4Hz),5.4-5.5 (1H,m),5.84(1H,d
d,J=10.7,3.4Hz),6.07(1H,d,J=16.1H
z),6.15(1H,t,J=10.7Hz),6.92(1H,
s),7.62(1H,dd,J=16.1,10.7 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70、1740 元素分析値 C50778 Cl 理論値(%) C 71.36 H 9.22 Cl 4.21 分析値(%) C 71.31 H 9.32 Cl 3.96 (実施例41)16- パルミトイルラディシコール ラディシコール364mg、パルミチン酸384mg、
乾燥テトラヒドロフラン15ml、ジシクロヘキシルカ
ルボンイミド309mg、ジメチルアミノピリジン(触
媒量)より実施例12と同様に反応、処理し目的化合物
62mgを得た。
【0147】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 、27
0MHz)δppm:0.88(3H,t,J=6.3 H
z),1.51(3H,d,J=6.3 Hz),1.20〜1.76
(27H,m),2.34〜2.43(1H,m),2.50(2
H,t,J=7.8 Hz),2.96〜3.04(1H、m),3.
56(1H,m),3.96and4.06(2H,AB−q,J
=16.6Hz),5.34〜5.45(1H,m),5.78(1H,
dd,J=10.7,3.9Hz),6.04(1H,s),6.06
(1H,d,J=16.6Hz),6.15(1H,dd,J=
10.7,10.2 Hz),6.77(1H,s),7.56(1H,d
d,J=16.1,10.2 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
65、1730 マススペクトル(m/e ):602(M+ ) 元素分析値 C34477 Cl 理論値(%) C 67.70 H 7.85 Cl 5.88 分析値(%) C 67.10 H 7.62 Cl 5.72 (実施例42)14,16 −ジ(2−オクチノイル)ラディシコール ラディシコール730mg、2−オクチン酸701m
g、乾燥テトラヒドロフラン15ml,ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド1.03g、ジメチルアミノピリジン(触
媒量)より実施例12と同様に反応、処理し目的化合物
611mgを得た。
【0148】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.91(3H,t,J=6.8 H
z),0.92(3H,t,J=7.3 Hz),1.2-1.6(8
H,m),1.56 (3H,d,J=6.8 Hz),1.5-1.7
(4H,m),1.7-1.8 (1H,m),2.35-2.47 (5
H,m),3.0-3.1 (1H,m),3.5-3.55(1H,
m),3.93(1H,d,J=16.1Hz),4.26(1H,
d,J=16.1Hz),5.2-5.35(1H,m),5.69(1
H,dd,J=10.7,5.1Hz)6.06(1H,d,J=1
6.1Hz),6.15(1H,dd,J=10.7,9.8Hz),
7.11(1H,s),7.34(1H,dd,J=16.1,9.8H
z), 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:22
50、1745 元素分析値 C34378 Cl 理論値(%) C 67.04 H 6.12 Cl 5.82 分析値(%) C 66.76 H 6.21 Cl 5.76 (実施例43)14,16-ジ (12- アリルオキシカルボニルアミノドデカノ
イル)ラディシコール ラディシコール547mg、12−アリルオキシカルボニ
ルアミノドデカン酸3.75g、乾燥N-メチルピロリドン1
5ml,ジシクロヘキシルカルボジイミド1.6g、ジメ
チルアミノピリジン(触媒量)より実施例12と同様に
反応、処理し目的化合物418mgを得た。
【0149】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.2-1.61(32H,m),1.54
(3H,d,J=6.8 Hz),1.6-1.8 (4H,m),
2.41(1H,dt,J=14.7,3.4Hz),2.50(2H,
t,J=7.3 Hz),2.58(2H,t,J=7.6 H
z),3.01(1H,dt,J=8.3,4.3 Hz),3.1-3.
2 (4H,m),〜3.52(1H、m),3.92(1H,
d,J=16.1Hz),4.03(1H,d,J=16.1H
z),4.56(4H,d,J=5.4 Hz),4.72(2H,
br.s),5.20(2H,dd,J=10.3,1.2Hz),
5.30(2H,dd,J=17.1,1.2Hz),5.38-5.43
(1H,m),5.79(1H,dd,J=10.7,3.9H
z),5.85-5.99 (2H,m),6.06(1H,d,J=
16.1Hz),6.15(1H,dd,J=10.7,10.3 H
z),7.02(1H,s)7.52(1H,dd,J=16.1,1
0.3 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70、1720 元素分析値 C5071122 Cl 理論値(%) C 64.74 H 7.72 N 3.02 Cl
3.82 分析値(%) C 64.75 H 7.72 N 3.28Cl
3.62 (実施例44)14,16-ジペンタデカノイルラディシコール ラディシコール500mg、ペンタデカン酸830mg
乾燥テトラヒドロフラン15ml,ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド707mg、ジメチルアミノピリジン(触
媒量)より実施例12と同様に反応、処理し目的化合物
782mgを得た。
【0150】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.88(6H,t,J=6.6 H
z),1.2-1.5(44H、m),1.54(3H,d,J=
6.4 Hz),1.5-1.6 (1H、m),1.6-1.8 (4H、
m),2.40(1H,t,J=13.7,3.1Hz),2.49(2
H,t,J=7.3 Hz),2.59(2H,t,J=7.6 H
z,2.99-3.04 (1H、m),〜3.52(1H、m),3.
92(1H,d,J=16.1Hz),4.03(1H,d,J=
16.1Hz),5.38-5.43 (1H、m),5.79(1H,d
d,J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,J=16.1H
z),6.15(1H,dd,J=10.7,10.3 Hz)7.02
(1H、s),7.53(1H,dd,J=16.1,10.3 H
z) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70、1735 元素分析値 C48738 Cl 理論値(%) C 70.87 H 9.04 Cl 4.36 分析値(%) C 71.11 H 9.16 Cl 3.97 (実施例45)14,16-ジヘプタデカノイルラディシコール ラディシコール730mg、ヘプタデカノイルクロリド
693mg、乾燥メチレンクロリド25ml、ピリジン
1ml、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例
1と同様に反応処理し、目的化合物539mgを得た。
【0151】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.88(6H,t,J=6.6 H
z),1.2-1.5(52H、m),1.54(3H,d,J=
7.8 Hz),1.5-1.6 (1H、m),1.6-1.8 (4H、
m),2.40(1H,dt,J=14.7,3.4Hz),2.49
(2H,t,J=7.3 Hz),2.59(2H,t,J=7.
6 Hz),2.98-3.04 (1H、m),〜3.52(1H、
m),3.92(1H,d,J=16.1Hz),4.03(1H,
d,J=16.1Hz),5.38-5.43 (1H、m),5.79
(1H,dd,J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,
J=16.1Hz),6.15(1H,dd,J=10.7,10.3 H
z),7.02(1H、s),7.52(1H,dd,J=16.
1,10.3 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70、1735 元素分析値 C52818 Cl 理論値(%) C 71.82 H 9.39 Cl 4.08 分析値(%) C 71.98 H 9.42 Cl 3.93 (実施例46)14- ヘプタデカノイルラディシコール 実施例45の後処理で得られた反応混合物をシリカゲル
クロマトグラフィーにより分画精製し、Rf値0.5 (ヘ
キサン:酢酸エチル=2:1)の目的化合物640mg
を得た。
【0152】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.88(3H,t,J=6.6 H
z),1.2-1.5(26H、m),1.55(3H,d,J=
6.8 Hz),1.7-1.85(2H、m),1.85-2.0(1H、
m),2.38(1H,dt,J=16.1,2.4Hz),2.60
(2H,t,J=7.3 Hz),2.92-2.97 (1H、
m),〜3.17(1H、m),3.98(1H,d,J=16.6
Hz),4.69(1H,d,J=16.6Hz),5.52-5.60
(1H、m),5.84(1H,dd,J=10.7,2.9H
z),6.11(1H,d,J=16.1Hz),6.18(1H,
dd,J=10.7,10.3 Hz),6.84(1H、s),7.43
(1H,dd,J=16.1,10.3 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70、1730 元素分析値 C35497 Cl 理論値(%) C 68.11 H 8.00 Cl 5.74 分析値(%) C 68.55 H 8.39 Cl 5.27 (実施例47)14,16-ジ[16-(2-トリメチルシリルエチル)オキシメト
キシヘキサデテカノイル]ラディシコール ラディシコール121mg、16−(2- トリメチルシリル
エチル)オキシメトキシヘキサデカン酸470mg、乾
燥テトラヒドロフラン7ml,ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド240mg、ジメチルアミノピリジン(触媒
量)より実施例12と同様に反応、処理し目的化合物4
81mgを得た。
【0153】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.88-0.95 (4H,m),1.1-2.
0 (52H、m),1.51(3H,d,J=6.8Hz),
2.35-2.60 (5H,m),〜3.0 (1H、m),3.46-
3.65 (9H,m),3.91(1H,d,J=16.1H
z),4.00(1H,d,J=16.1Hz),4.64(4H、
s)〜5.37(1H、m),5.76(1H,dd,J=10.
7,3.9Hz),6.04(1H,d,J=16.1Hz),6.12
(1H,dd,J=10.7,10.3 Hz),6.99(1H,
s),7.50(1H,dd,J=16.1,10.3 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70、1735 (実施例48)14,16-ジシンナモイルラディシコール ラディシコール912mg,シンナモイルクロリド50
0mg、乾燥メチレンクロリド30ml,ピリジン1.22
ml,ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例1
と同様に反応処理し、目的化合物442mgを得た。
【0154】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.51(3H,d,J=6.4 H
z),1.5-1.6(1H、m),2.33(1H,dt,J=1
5.1,3.9Hz),2.97-3.05 (1H、m),〜3.62(1
H、m)3.96(1H,d,J=16.1Hz),4.19(1
H,d,J=16.1Hz),5.25-5.35 (1H、m),5.
77(1H,dd,J=11.2,4.4Hz),6.09(1H,
d,J=16.1Hz),6.17(1H,dd,J=11.7,10.
7 Hz),6.58(1H,d,J=16.1Hz),6.62(1
H,d,J=16.1Hz),7.21(1H、s),7.4-7.5
(6H、m),7.49(1H,dd,J=16.1,10.3 H
z),7.55-7.65 (4H、m),7.87(1H,d,J=
16.1Hz),7.92(1H,d,J=16.1Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
40 (実施例49)14- シンナモイルラディシコール 実施例48の後処理で得られた反応混合物をシリカゲル
クロマトグラフィーにより分画精製し、Rf値0.6 (ヘ
キサン:酢酸エチル=1:1)の目的化合物527mg
を得た。
【0155】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.56(3H,d,J=6.8 H
z),〜1.93(1H、m),2.39(1H,ddd,J=
15.1Hz),2.96(1H,ddd,J=8.8 Hz),〜
3.20(1H、m),4.01and4.70 (2H,AB−q,J
=16.8Hz),〜5.57(1H、m),5.85(1H,d
d,J=10.7,2.9Hz),6.13(1H,d,J=16.1H
z),6.20(1H,dd,J=10.7,9.3Hz),6.62
(1H,d,J=16.1Hz),6.97(1H、s),7.35
-7.5(4H、m),7.5-7.65(2H、m),7.91(1
H,d,J=16.1Hz) (実施例50)14,16-ジ(6- フェニルヘキサノイル)ラディシコール ラディシコール500mg,6-フェニルヘキサン酸65
9mg、乾燥テトラヒドロフラン15ml,ジシクロヘ
キシルカルボジイミド707mg,ジメチルアミノピリ
ジン(触媒量)より実施例12と同様に反応,処理し目
的化合物704mgを得た。
【0156】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MNz)δppm:1.52(3H,d,J=16.4H
z),1.3-1.9(13H、m),2.37(1H,ddd,
J=14.6Hz),2.45-2.7(8H、m),3.00(1H,
ddd,J=7.8Hz),3.51(1H、m),3.91and4.
02 (2H,AB−q,J=16.1Hz),5.38(1H、
m),5.79(1H,dd,J=10.7,3.9Hz),6.06
(1H,d,J=16.1Hz),6.15(1H,dd,J=
11.2,10.2Hz),6.98(1H、s),7.1-7.35(10
H、m), 7.52 (1H,dd,J=16.1,10.2 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70、1730 元素分析値 C42458 Cl 理論値(%) C 70.73 H 6.36 Cl 4.97 分析値(%) C 70.38 H 6.46 Cl 4.66 (実施例51)14,16-ジ(2- フランアクリロイル)ラディシコール ラディシコール500mg,(2- フラン)アクリル酸5
68mg、乾燥テトラヒドロフラン15ml,ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド707mg,ジメチルアミノピ
リジン(触媒量)より実施例12と同様に反応,処理し
目的化合物746mgを得た。
【0157】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MNz)δppm:1.51(3H,d,J=6.3 H
z),1.45-1.6(1H、m),2.34(1H,ddd,J
=14.6Hz),〜2.99(1H、m),〜3.61(1H,
m),3.94and4.16 (2H,AB−q,J=16.1H
z),5.30(1H、m),5.76(1H,dd,J=11.
2,4.4Hz),6.08(1H,d,J=16.1Hz),6.14
(1H,dd,J=11.7,3.4Hz),6.43(1H、d,
J=15.6Hz),6.48(1H,d,J=15.6Hz),〜
6.53(2H、m),6.74(2H、m),7.18(1H、
s),7.47(1H,dd,J=16.1,10.3 Hz),7.59
(1H,d,J=15.6Hz),7.64(1H,d,J=1
5.6Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
40 元素分析値 C322510Cl 理論値(%) C 63.53 H 4.17 Cl 5.86 分析値(%) C 63.31 H 4.37 Cl 5.49 (実施例52)14,16-ジ[3-(2- チエニルアクリロイル)]ラディシコ
ール ラディシコール365mg,3-(2- チエニル)アクリル
酸462mg、乾燥テトラヒドロフラン10ml,ジシ
クロヘキシルカルボジイミド619mg,ジメチルアミ
ノピリジン(触媒量)より実施例12と同様に反応,処
理し目的化合物526mgを得た。
【0158】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.51(3H,d,J=6.4 H
z),〜1.55(1H、m),2.34(1H,ddd,J=
14.6Hz),3.01(1H,ddd,J=7.2 Hz),〜
3.62(1H、m),3.96and4.17 (2H,AB−q,J
=16.1Hz),〜5.30(1H、m),5.77(1H,d
d,J=10.8,4.4Hz),6.08(1H,d,J=16.1H
z),6.29(1H,dd,J=11.7,10.8 Hz),6.35
(1H,d,J=15.6Hz),6.40(1H,d,J=1
5.6Hz),〜7.1 (2H、m),7.18(1H、s),
7.36(2H,t,J=3.4 Hz),〜7.48(3H、
m),7.96(1H,d,J=15.6Hz),8.01(1H,
d,J=15.6Hz), 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
40 元素分析値 C322582 Cl 理論値(%) C 60.33 H 3.96 Cl 5.56S
10.07 分析値(%) C 60.32 H 4.26 Cl 5.17 S
9.74 (実施例53)14,16-ジ(12-トリチルチオアミノドデカノイル)ラディ
シコール ラディシコール500mg,12−トリチルチオアミノド
デカン酸2.013 g、乾燥テトラヒドロフラン60ml,
ジシクロヘキシルカルボジイミド848mg,ジメチル
アミノピリジン(触媒量)より実施例12と同様に反
応,処理し目的化合物965mgを得た。
【0159】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MNz)δppm:1.0-1.8 (37H、m),1.53
(3H,d,J=16.3Hz),2.40(1H,ddd,J
=14.7Hz),2.45-2.62 (8H、m),3.00(1H,
ddd,J=7.8Hz),〜3.51(1H、m),3.91and
4.03 (2H,AB−q,J=16.4Hz),〜5.40(1
H、m),5.78(1H,dd,J=10.7,3.4Hz),6.
06(1H,d,J=16.1Hz),6.14(1H,dd,J
=11.2,10.2 Hz),7.01(1H、s),7.2-7.4 (3
0H、m),7.52(1H,dd,J=16.1,10.8 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70,1735 元素分析値 C8091822 Cl 理論値(%) C 73.45 H 7.01 N 2.14 Cl
2.71 S 4.90 分析値(%) C 73.40 H 7.17 N 2.12Cl
3.06 S 5.01 (実施例54)14,16-ジ−(γ−リノレノイル)ラディシコール ラディシコール280mg,リノレノイルクロリド60
0mg、乾燥メチレンクロリド11ml、ピリジン0.37
ml、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例1
と同様に反応処理し、目的化合物552mgが得られ
た。
【0160】核磁気共鳴スペクトル(DMSO−d6
270MHz)δppm:0.84(3H,t,J=5.4 H
z),0.85(3H,t,J=6.4 Hz),1.1 〜1.8
(24H、m),1.47(3H,d,J=6.3 Hz),1.
5-1.8 (1H、m),1.9-2.2(8H、m),2.4-2.5
(1H、m),2.5-2.7 (5H、m),2.7-2.8 (6
H、m),3.05-3.15 (1H、m),〜3.40(1H、
m),3.84(1H,d,J=16.1Hz),4.00(1H,
d,J=16.1Hz),5.2-5.5 (13H、m),5.78
(1H,dd,J=10.8,3.9Hz),6.08(1H,d,
J=16.1Hz),6.25(1H,dd,J=10.8,10.2H
z),7.38(1H、s),7.38(1H,dd,J=16.
1,10.2 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70,1735 元素分析値 C54738 Cl 理論値(%) C 73.24 H 8.31 Cl 4.00 分析値(%) C 73.35 H 8.60 Cl 3.91 (実施例55)14,16-ジトリデカノイルラディシコール ラディシコール400mg,n−トリデカン酸588m
g、乾燥テトラヒドロフラン6ml、ジシクロヘキシル
カルボジイミド566mg、ジメチルアミノピリジン
(触媒量)より実施例12と同様に反応、処理し目的化
合物688mgを得た。
【0161】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.88(6H,t,J=6.5 H
z),1.1 〜1.5 (36H、m),1.54(3H,d,J
=6.3 Hz),1.6-1.8 (5H、m),2.35-2.45 (1
H、m),2.50(2H,t,J=7.5 Hz),2.59(2
H,t,J=7.5 Hz),〜3.02(1H、m),〜3.51
(1H、m),3.86and3.97 (2H,AB−q,J=1
3.6Hz),〜5.40(1H、m),5.79(1H,dd,
J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,J=16.1H
z),6.15(1H,dd,J=11.3,10.3 Hz),7.01
(1H、s),7.52(1H,dd,J=16.1,10.2 H
z) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70,1735 元素分析値 C44658 Cl 理論値(%) C 69.77 H 8.65 Cl 4.68 分析値(%) C 69.54 H 8.69 Cl 4.66 (実施例56)14,16-ジラウロイルラディシコール ラディシコール730mg,ラウロイルクロリド656
mg、乾燥メチレンクロリド14ml、ピリジン0.97m
l、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例1と
同様に反応処理し、目的化合物644mgが得られた。
【0162】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δp
pm:0.88(6H,t,J=6.6 Hz),1.2 〜1.5
(32H、m),1.54(3H,d,J=6.3 Hz)1.48
-1.5(1H、m),1.5-1.8 (4H、m),2.40(1
H,ddd,J=4.9 Hz),2.49(2H,t,J=6.
6 Hz),2.59(2H、t,J=7.6 Hz),〜3.01
(1H、m),〜3.51(1H、m),3.92and4.03 (2
H,AB−q,J=16.6Hz),5.40(1H、m),5.
79(1H,dd,J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,
d,J=16.1Hz),6.15(1H,dd,J=10.7,9.7
Hz),7.02(1H、s)7.52(1H,dd,J=16.
1,10.2 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70,1735 元素分析値 C42618 Cl 理論値(%) C 69.16 H 8.43 Cl 4.86 分析値(%) C 69.11 H 8.65 Cl 4.89 (実施例57)14,16 −ジ(16-アセチルチオヘキサデカノイル)ラディ
シコール ラディシコール120mg,16- アセチルチオヘキサデ
カン酸206mg、乾燥テトラヒドロフラン5ml、ジ
シクロヘキシルカルボジイミド330mg、ジメチルア
ミノピリジン(触媒量)より実施例12と同様に反応、
処理し目的化合物235mgを得た。
【0163】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.2 〜1.8 (52H、m),1.53
(3H,d,J=6.3 Hz),2.31(3H×2,s),
2.34〜2.45(1H、m),2.50(2H,t,J=7.3 H
z),2.58(2H,t,J=7.3 Hz),2.86(2H×
2,t,J=7.31Hz),2.97〜3.05(1H、m),3.
53(1H、m),3.91and4.03(2H,AB−q,J
=16.1Hz),5.37〜5.45(1H、m),5.78(1H,
dd,J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,J=16.1
Hz),6.15(1H,dd,J=10.7,10.7 Hz),7.
01(1H、s),7.52(1H,dd,J=16.1,10.7 H
z) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70 (実施例58)14,16 −ジ(11-シアノウンデカノイル)ラディシコール ラディシコール365mg,11- シアノウンデカン酸1.
055 gより調製した11- シアノウンデカノイルクロリ
ド、乾燥メチレンクロリド7ml、ピリジン1.21ml、
ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例1と同様
に反応処理し、目的化合物707mgが得られた。
【0164】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.25-1.5(24H、m),1.54
(3H,d,J=6.3 Hz),1.55-1.85 (9H、
m),2.34(4H,t,J=7.0 Hz),2.41(1H,
ddd,J=14.7Hz),2.50(2H,dd,J=8.3,
7.3 Hz),2.59(2H,t,J=7.8 Hz),〜3.01
(1H、m),〜3.51(1H、m),3.92and4.03 (2
H,AB−q,J=16.1Hz),〜5.40(1H、m),
5.79(1H,dd,J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,
d,J=16.1Hz),6.15 (1H,dd,J=11.2,1
0.2 Hz)7.02(1H、s),7.53(1H,dd,J=
16.1,10.2 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:22
50,1770,1735 元素分析値 C425582 Cl 理論値(%) C 67.14 H 7.38 N 3.73 Cl
4.72 分析値(%) C 67.13 H 7.53 N 3.84Cl
4.37 (実施例59)14,16 −ジ[11-(9-フルオレニル)メチルオキシカルボ
ニルアミノドデカノイル]ラディシコール ラディシコール67mg,11-(9-フルオレニル)メチル
オキシカルボニルアミノドデカン酸280mg、乾燥テ
トラヒドロフラン10ml、ジシクロヘキシルカルボジ
イミド132mg、ジメチルアミノピリジン(触媒量)
より実施例12と同様に反応、処理し目的化合物194
mgを得た。
【0165】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.2-1.45(28H、m),1.53
(3H,d,J=6.3 Hz),1.45-1.8(9H、m),
2.40(1H,ddd,J=14.6Hz),2.49(2H,d
d,J=8.3,7.3Hz),2.58(1H,t,J=7.5 H
z),〜3.00(1H、m),〜3.19(4H、m),〜3.
52(1H、m),3.92and4.03 (2H,AB−q,J=
16.6Hz),4.22(2H,t,J=6.8 Hz),4.40
(4H,d,J=6.8 Hz),4.76(2H、br.s)
5.40(1H、m),5.78(1H,dd,J=10.7,3.4H
z),6.06(1H,d,J=16.1Hz),6.14(1H,
t,J=10.7Hz),7.02(1H、s),7.25-7.45
(8H、m),7.52(1H,dd,J=16.1,10.2 H
z),7.59(4H,d,J=7.3 Hz),7.76(4H,
d,J=7.3 Hz) 元素分析値 C7283122 Cl 理論値(%) C 71.83 H 6.95 N 2.33 Cl
2.94 分析値(%) C 71.72 H 7.10 N 2.51Cl
2.79 (実施例60)14,16 −ジ(11−メトキシカルボニルウンデカノイル)
ラディシコール ラディシコール300mg,11−メトキシカルボニルウ
ンデカン酸1gより調製した11−メトキシカルボニルウ
ンデカノイルクロリド、乾燥メチレンクロリド6ml、
ピリジン0.4 ml、ジメチルアミノピリジン(触媒量)
より実施例1と同様に反応処理し、目的化合物570m
gが得られた。
【0166】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.2-1.45(24H、m),1.54
(3H,d,J=6.8 Hz),1.5-1.8 (9H、m),
2.31(4H,t,J=7.5 Hz),2.40(1H,dd
d,J=15.1Hz),2.50(2H,t,J=7.0 H
z),〜3.0 (1H、m),〜3.52(1H、m),3.67
(6H、s),3.92and4.03(2H,AB−q,J=16.1
Hz),〜5.4 (1H、m),5.79(1H,dd,J=
11.2,3.9Hz),6.06(1H,d,J=16.1Hz),6.
15(1H,t,J=10.3Hz),7.02(1H、s),7.
52(1H,dd,J=16.1,10.3 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
72,1740,1735 元素分析値 C446112Cl 理論値(%) C 64.65 H 7.52 Cl 4.34 分析値(%) C 64.60 H 7.49 Cl 4.25 (実施例61)14,16 −ジカプロイルラディシコール ラディシコール365mg,カプロイルクロリド460
mg、乾燥メチレンクロリド7ml、ピリジン0.49m
l、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例1と
同様に反応処理し、目的化合物575mgが得られた。
【0167】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 )δp
pm:0.89(6H,t,J=6.3 Hz),1.2-1.5 (2
4H、m),1.45-1.6(1H、m),1.54(3H,d,
J=6.6 Hz),1.6-1.8 (4H、m),2.41(1H,
dm,J=14.5Hz),2.50(2H,t,J=7.3 H
z),2.59(2H,t,J=7.3 Hz),〜3.01(1
H、m),〜3.52(1H、m),3.92(1H,d,J=
16.5Hz),4.03(1H,d,J=16.5Hz),〜5.42
(1H、m),5.79(1H,dd,J=10.6,3.9H
z),6.11(1H,d,J=15.9Hz),6.17(1H,
t,J=5.9 Hz),7.02(1H、s),7.53(1H,
dd,J=16.5,10.6 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70,1730 元素分析値 C38538 Cl 理論値(%) C 67.79 H 7.93 Cl 5.27 分析値(%) C 67.76 H 7.80 Cl 5.02 (実施例62)14,16 −ジウンデカノイルラディシコール ラディシコール365mg,ウンデカノイルクロリド4
50mg、乾燥メチレンクロリド7ml、ピリジン0.49
ml、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例1
と同様に反応処理し、目的化合物586mgが得られ
た。
【0168】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.89(6H,t,J=6.4 H
z),1.2-1.5(28H、m),1.45-1.6(1H、
m),1.54(3H,d,J=6.6 Hz),1.6-1.8 (4
H、m),2.40(1H,dm,J=15.2Hz),2.50
(2H,t,J=7.9 Hz),2.59(2H,t,J=7.
3 Hz),〜3.0 (1H、m),〜3.5 (1H、m)3.
92(1H,d,J=16.2Hz),4.03(1H,d,J=
16.2Hz),〜5.42(1H、m),〜5.79(1H,d
d,J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,J=16.5H
z),6.15(1H,t,J=10.7Hz),7.02(1H、
s),7.53(1H,dd,J=16.5,10.5 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70,1730 元素分析値 C40578 Cl 理論値(%) C 68.50 H 8.19 Cl 5.06 分析値(%) C 68.56 H 8.04 Cl 4.86 (実施例63)14,16 −ジエイコサノイルラディシコール ラディシコール300mg,エイコサン酸1.2 gより調
整したエイコサノイルクロリド、乾燥メチレンクロリド
5ml、ピリジン0.4 ml、ジメチルアミノピリジン
(触媒量)より実施例1と同様に反応処理し、目的化合
物646mgが得られた。
【0169】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.88(6H,t,J=6.3 H
z),1.2-1.5(44H、m),1.45-1.6(1H、
m),1.54(3H,d,J=7.3 Hz),1.6-1.8 (4
H、m),2.40(1H,dm,J=14.5Hz),2.50
(2H,t,J=7.3 Hz),2.59(2H,t,J=7.
3 Hz),〜3.02(1H、m),〜3.52(1H、m),
3.92(1H,d,J=16.1Hz),4.03(1H,d,J=
16.1Hz),〜5.40(1H、m),5.79(1H,dd,
J=10.5,3.3Hz),6.07(1H,d,J=16.5H
z),6.15(1H,t,J=10.5Hz),7.02(1H、
s),7.53(1H,dd,J=16.5,10.5Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70,1740 元素分析値 C58938 Cl 理論値(%) C 73.04 H 9.83 Cl 3.72 分析値(%) C 72.99 H 9.93 Cl 3.77 (実施例64)14,16 −ジ(16-ヒドロキシヘキサデカノイル)ラディシ
コール ラディシコール365mg,16−ヒドロキシヘキサデカ
ン酸681mg,乾燥テトラヒドロフラン20ml、ジ
シクロヘキシルカルボジイミド516mg、ジメチルア
ミノピリジン(触媒量)より実施例12と同様に反応、
処理し目的化合物661mg(m.p.85−86℃)
を得た。
【0170】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 +D2
O,270MHz)δppm:1.2-1.5 (48H、
m),1.54(3H,d,J=6.3 Hz),1.5-1.65(1
H、m),1.65-1.8(4H、m),2.41(1H,dd
d,J=14.7Hz),2.50(2H,dd,J=7.8,6.8
Hz),2.59(2H,t,J=6.8 Hz),〜3.02(1
H、m),3.51(1H、m),3.63(4H,t,J=6.
3 Hz),3.92(1H,d,J=16.1Hz),4.03(1
H,d,J=16.1Hz),〜5.40(1H、m),5.79
(1H,dd,J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,
J=16.1Hz),6.15(1H,t,J=10.3Hz),7.
02(1H、s),7.52(1H,dd,J=16.1,10.3H
z) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70,1738 元素分析値 C507710Cl 理論値(%) C 68.74 H 8.88 Cl 4.06 分析値(%) C 68.62 H 8.92 Cl 4.32 (実施例65)14,16 −ジ(12-ヒドロキシドデカノイル)ラディシコー
ラディシコール365mg,12−ヒドロキシドデカン酸
1.8 g,乾燥テトラヒドロフラン20ml、ジシクロヘ
キシルカルボジイミド1g、ジメチルアミノピリジン
(触媒量)より実施例12と同様に反応、処理し目的化
合物485mgを得た。
【0171】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.2-1.5 (32H、m),1.54
(3H,d,J=6.3 Hz),1.5-1.65(1H、m),
1.65-1.8(4H、m),2.41(1H,ddd,J=14.7
Hz),〜3.02(1H、m),2.50(2H,dd,J=
7.7,6.4 Hz),2.59(2H,d,J=7.3 Hz),3.
52(1H、m),3.64(6H,t,J=6.6 Hz),3.
91(1H,d,J=16.1Hz),4.03(1H,d,J=
16.1Hz),〜5.41(1H、m),5.79(1H,dd,
J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,J=16.1H
z),6.15(1H,t,J=10.2Hz),7.02(1H、
s),7.52(1H,dd,J=16.1,10.2 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70,1735 元素分析値 C426110Cl 理論値(%) C 66.26 H 8.08 Cl 4.66 分析値(%) C 66.22 H 7.99 Cl 4.38 (実施例66)14,16 −ジ(10-ヒドロキシデカノイル)ラディシコール ラディシコール365mg,10−ヒドロキシデカン酸4
71mg,乾燥テトラヒドロフラン25ml、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド516mg、ジメチルアミノピ
リジン(触媒量)より実施例12と同様に反応、処理し
目的化合物332mgを得た。
【0172】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 +D2
O,270MHz)δppm:1.2-1.5 (24H、
m),1.54(3H,d,J=6.3 Hz),1.5-1.8 (5
H、m),2.41(1H,dm,J=14.7Hz),2.50
(2H,dd,J=8.3,6.8 Hz),2.59(2H,d,
J=7.3Hz),〜3.01(1H、m),〜3.52(1H、
m),3.63(6H,t,J=6.8 Hz),3.92(1H,
d,J=16.1Hz),4.03(1H,d,J=16.1H
z),〜5.40(1H、m),5.79(1H,dd,J=1
0.7,3.9Hz),6.07(1H,d,J=16.1Hz),6.1
5(1H,dd,J=11.2,10.3 Hz),7.02(1H、
s),7.53(1H,dd,J=16.1,10.2 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:17
70,1738 元素分析値 C385310Cl 理論値(%) C 64.71 H 7.57 Cl 5.03 分析値(%) C 64.31 H 7.21 Cl 5.40 (実施例67)14,16 −ジミリストオレオイルラディシコール ラディシコール365mg,ミリストオレイン酸900
mgより調製したミリストオレオイルクロリド、乾燥メ
チレンクロリド7ml、ピリジン0.97ml、ジメチルア
ミノピリジン(触媒量)より実施例1と同様に反応処理
し、目的化合物510mgが得られた。
【0173】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:0.89(6H,t,J=6.2 H
z),1.2-1.5(24H、m),1.53(3H,d,J=
6.3 Hz),1.45-1.6(1H、m),1.6-1.8 (4H、
m),2.02(8H,d,J=5.9 Hz),2.40(1H,
ddd,J=14.7Hz),2.49(2H,dd,J=7.8,
6.8 Hz),2.59(2H,t,J=7.3 Hz),〜3.01
(1H、m),〜3.51(1H、m),3.92(1H,d,
J=16.6Hz),4.03(1H,d,J=16.6Hz),5.
27-5.45 (5H、m)5.79(1H,dd,J=10.7,3.4
Hz),6.06(1H,d,J=16.1Hz),6.15(1
H,dd,J=11.7,10.7 Hz),7.02(1H、s),
7.51(1H,dd,J=16.6,10.7 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )cm-1:1770,174
0 (実施例68)14,16 −ジ(11−カルバモイルウンデカノイル)ラディ
シコール ラディシコール365mg,11−カルバモイルウンデカ
ン酸1.15gより調整した11−カルバモイルウンデカノイ
ルクロリド,乾燥メチレンクロリド8ml、ピリジン0.
97ml、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例
1と同様に反応処理し、目的化合物273mgが得られ
た。
【0174】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,27
0MHz)δppm:1.25-1.5(24H、m),1.54
(3H,d,J=6.8 Hz),1.5-1.8 (9H、m),
2.22(4H,t,J=7.6 Hz),2.41(1H,dd
d,J=15.1Hz),2.50(2H,t,J=7.8 H
z),2.59(2H,t,J=7.3 Hz),〜3.00(1
H,m),〜3.52(1H、m),3.92(1H,d,J=
16.1Hz),4.02(1H,d,J=16.1Hz),〜5.40
(1H、m),〜5.45(4H,br,s),5.79(1
H,dd,J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,J=
16.1Hz),6.15(1H,dd,J=10.7,10.3 H
z),7.02(1H、s),7.52(1H,dd,J=16.
1,10.3 Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )νmax cm-1:1
770,1730 元素分析値 C4259102 Cl1/3CHCl3 理論値(%) C 61.47 H 7.23 N 3.39Cl
8.57 分析値(%) C 61.69 H 7.31 N 3.61 Cl
8.72 (実施例69)14,16 −ジ[10-(メトキシエトキシメトキシ)デカノイ
ル]ラディシコール ラディシコール400mg,10-(メトキシエトキシメト
キシ)デカン酸758mg、乾燥テトラヒドロフラン6
ml、ジシクロヘキシルカルボジイミド567mg、ジ
メチルアミノピリジン(触媒量)より実施例12と同様
に反応、処理し目的化合物829mgを得た。
【0175】赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )ν
max cm-11775,1735 cm-1核磁気共鳴スペクトル(C
DCl3 ,270MHz)δppm:1.2-1.5 (24
H、m),1.54(3H,d,J=6.4 Hz),1.5-1.8
(5H、m),2.40(1H,ddd,J=15.1Hz),
2.50(2H,dd,J=6.6,8.0Hz),2.59(2H,
t,J=7.6 Hz),〜3.01(1H、m),3.40(6
H、s),3.47-3.52 (9H、m),3.55-3.65 (4
H、m),3.92(1H,d,J=16.1Hz),4.03(1
H,d,J=16.1Hz),4.72(4H、s),〜5.41
(1H、m),5.79(1H,dd,J=10.7,3.9H
z),6.06(1H,d,J=16.1Hz),6.15(1H,
t,J=10.3Hz),7.02(1H、s),7.52(1H,
dd,J=16.1,10.7 Hz) (実施例70)14,16 −ジ[10-(メトキシメトキシ)デカノイル]ラデ
ィシコール ラディシコール400mg,10-(メトキシメトキシ)デ
カン酸595mg、乾燥テトラヒドロフラン6ml、ジ
シクロヘキシルカルボジイミド567mg、ジメチルア
ミノピリジン(触媒量)より実施例12と同様に反応、
処理し目的化合物739mgを得た。
【0176】赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )ν
max cm-1 1775,1735 核磁気共鳴スペクトル(CDCl3 ,270MHz)δ
ppm:1.25-1.5(24H、m),1.54(3H,d,J
=6.4 Hz),1.5-1.8 (5H、m),2.40(1H,d
dd,J=14.7Hz),2.50(2H,dd,J=7.8,6.
8Hz),2.57(2H,t,J=7.5 Hz),〜3.00
(1H、m),3.36(6H、s),3.51(4H,t,J
=6.1 Hz),〜3.5 (1H、m),3.92(1H,d,
J=16.6Hz),4.03(1H,d,J=16.6Hz),4.
62(4H、s),〜5.41(1H、m),5.79(1H,d
d,J=10.7,3.9Hz),6.06(1H,d,J=6.1 H
z),6.15(1H,dd,J=10.7,9.7Hz),7.02
(1H、s),7.52(1H,dd,J=16.6,10.3H
z) (実施例71)14,16−ジ〔12−(メトキシエトキシメトキシ)
ドデカノイル〕ラディシコール ラディシコール400mg、12−(メトキシエトキシ
メトキシ)ドデカン酸856mg、乾燥テトラヒドロフ
ラン6ml、ジシクロヘキシルカルボジイミド567m
g、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例12
と同様に反応、処理し目的化合物893mgを得た。
【0177】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δ
ppm :1.24-1.45(32H,m), 1.54(3H,d,J=6.8Hz), 1.45-
1.6(1H,m), 1.65-1.77(4H,m), 2.36-2.44(1H,m), 2.50
(2H,dd,J=7.8,6.8Hz), 2.59(2H,t,J=7.3Hz), 2.98-3.04
(1H,m), 3.40(6H,s), 3.51-3.58(9H,m), 3.68-3.71(4H,
m), 3.97(2H,AB-q,J=16.1Hz), 4.72(4H,s), 5.38-5.43
(1H,m), 5.79(1H,dd,J=10.7,3.9Hz), 6.06(1H,d,J=16.1
Hz), 6.15(1H,dd,J=10.7,10.3Hz), 7.02(1H,s), 7.52(1
H,dd,J=16.1,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )cm-1:1738, 1770 元素分析値 C50H77O14Cl 理論値(%) C 64.05 H 8.28 Cl 3.79 分析値(%) C 63.45 H 8.26 Cl 3.89 (実施例72)14,16−ジ〔12−(メトキシメトキシ)ドデカノ
イル〕ラディシコール ラディシコール400mg、12−(メトキシメトキ
シ)ドデカン酸716mg、乾燥テトラヒドロフラン7
ml、ジシクロヘキシルカルボジイミド567mg、ジ
メチルアミノピリジン(触媒量)より実施例12と同様
に反応、処理し目的化合物756mgを得た。
【0178】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δ
ppm :1.23-1.47(32H,m), 1.5-1.6(1H,m), 1.54(3H,d,J
=6.8Hz), 1.6-1.8(4H,m), 2.36-2.44(1H,m), 2.50(2H,
t,J=7.8Hz), 2.59(2H,t,J=7.6Hz), 2.98-3.04(1H,m),
3.36(6H,s), 3.52(4H,t,J=6.6Hz), 3.45-3.55(1H,m),
3.97(2H,AB-q,J=16.1Hz), 4.62(4H,s), 5.16-5.23(1H,
m), 5.79(1H,dd,J=10.7,3.9Hz), 6.06(1H,d,J=16.1Hz),
6.15(1H,dd,J=10.7,10.3Hz), 7.02(1H,s), 7.52(1H,d
d,J=16.1,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )cm-1:1730, 1767 元素分析値 C46H69O12Cl 理論値(%) C 65.04 H 8.19 Cl 4.17 分析値(%) C 65.17 H 8.27 Cl 4.03 (実施例73)14,16−ジ〔16−(メトキシエトキシメトキシ)
ヘキサデカノイル〕ラディシコール ラディシコール400mg、16−(メトキシエトキシ
メトキシ)ヘキサデカン酸996mg、乾燥テトラヒド
ロフラン6ml、ジシクロヘキシルカルボジイミド56
7mg、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例
12と同様に反応、処理し目的化合物946mgを得
た。
【0179】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δ
ppm :1.2-1.46(48H,m), 1.54(3H,d,J=6.4Hz), 1.47-1.
62(1H,m), 1.65-1.80(4H,m), 2.36-2.44(1H,m), 2.49(2
H,t,J=7.3Hz), 2.59(2H,t,J=7.3Hz), 2.98-3.04(1H,m),
3.40(6H,s), 3.5-3.6(9H,m), 3.65-3.72(4H,m), 3.97
(2H,AB-q,J=16.1Hz), 4.71(4H,s), 5.38-5.43(1H,m),5.
79(1H,dd,J=10.7,3.9Hz), 6.06(1H,d,J=16.1Hz), 6.15
(1H,dd,J=10.7,10.3Hz), 7.02(1H,s), 7.52(1H,dd,J=1
6.1,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )cm-1:1734, 1765 元素分析値 C58H93O14Cl 理論値(%) C 66.36 H 8.93 Cl 3.38 分析値(%) C 65.81 H 8.96 Cl 3.32 (実施例74)14,16−ジ〔16−(メトキシメトキシ)ヘキサデ
カノイル〕ラディシコール ラディシコール400mg、16−(メトキシメトキ
シ)ヘキサデカン酸865mg、乾燥テトラヒドロフラ
ン7ml、ジシクロヘキシルカルボジイミド567m
g、ジメチルアミノピリジン(触媒量)より実施例12
と同様に反応、処理し目的化合物543mgを得た。
【0180】核磁気共鳴スペクトル(CDCl3,270MHz)δ
ppm :1.2-1.46(48H,m), 1.54(3H,d,J=6.4Hz), 1.5-1.6
(1H,m), 1.6-1.77(4H,m), 2.36-2.44(1H,m), 2.50(2H,
t,J=7.3Hz), 2.59(2H,t,J=7.3Hz), 2.59(2H,t,J=7.3H
z), 2.98-3.04(1H,m), 3.36(6H,s), 3.52(4H,t,J=6.6H
z), 3.48-3.58(1H,m), 3.97(2H,AB-q,J=16.1Hz), 4.62
(4H,s), 5.38-5.43(1H,m), 5.79(1H,dd,J=10.7,3.9Hz),
6.06(1H,d,J=16.1Hz), 6.15(1H,dd,J=10.7,10.3Hz),
7.02(1H,s), 7.52(1H,dd,J=16.1,10.3Hz) 赤外線吸収スペクトル(CHCl3 )cm-1:1737, 1768 元素分析値 C54H85O12Cl 理論値(%) C 67.44 H 8.91 Cl 3.69 分析値(%) C 67.18 H 8.93 Cl 3.69 (試験例) <マウス線維肉腫M5076細胞に対する抗腫瘍効果> 1群6匹のBDF1 マウス(雌性、8週令、体重20〜
25g、日本チャールズ・リバー株式会社より購入)の
皮下にマウス線維肉腫M5076細胞を1×106 個を
移植した。実施例化合物1、3、8、10、31、3
4、39、44、45、55及び56を、各80mg、
0.2mlのN,N−ジメチルアセトアミド(DMA)
に溶解した。その溶液に40℃に加温したHCO60
(ポリエチレン・ハイドロジェネーテッド・キャスタ−
・オイル 60)0.2mlを加え、さらに、DMA及
びHCOの最終濃度が5%(v/v)となるように、4
0℃に加温した生理食塩水3.6mlを瞬時に加えて、
検体液とした。ラディシコール40mgは0.25ml
のDMAに溶解させ、この溶液をスターラーのハネで十
分撹拌している10%エマルフォア(Emulphor登録商
標)−生理食塩水にゆっくり滴下し、混和する。DMA
の最終温度は6.25%とした。
【0181】この検体液を腫瘍移植後1日目、5日目、
9日目の計3回、静脈又は腹腔内に投与して、マウスの
生存期間を観察した。
【0182】抗腫瘍活性は、次式(1)及び(2)に従
い、延命率(ILS%)および増殖阻害率(GI%)で
評価した。[R.I.ゲラン等、キャンサー・ケモセラ
ピー・レポート、3(1972)(R.I.Geran et al.,
Cancer Chemother. Rept.,3(1972) )]結果を表2に示
した。
【0183】
【数1】
【0184】
【数2】
【0185】
【表1】
【0186】
【発明の効果】本発明のラディシコール誘導体はマウス
に移植したM5076細胞に対して、強い抗腫瘍作用を
示した。従って、本発明の化合物は、抗腫瘍剤として、
腫瘍性疾患の治療又は予防に大変有用である。
【0187】本発明のラディシコール誘導体は、人を含
む温血動物に対して使用される。その投与形態として
は、静脈内注射、皮下注射、筋肉内注射、坐剤などによ
る非経口投与法、あるいは錠剤、カプセル剤、散剤、顆
粒剤などによる経口投与法があげられる。
【0188】その成人に対する投与量は対象疾患、投与
経路および投与回数、期間などによって異なるが、通常
は1日1乃至100mgを1回または数回に分けて投与す
る。また、他の制癌剤、例えばACNU,BCNU等のニトロソ
ウレア系薬剤、シスプラチン、5−FU、ダウノマイシ
ン、アドリアマイシン、マイトマイシンCまたはエトポ
シドなどと併用してもよい。更にラディシコール誘導体
は任意慣用の方法で投与用に調製することができる。従
って本発明は医薬として好適なラディシコール誘導体を
含有する製剤、組成物をも包含するものである。注射用
組成物は単位投与量アンプル、あるいは多投与量容器中
に提供される。組成物は懸濁化剤、安定化剤、分散剤の
ような添加剤を含んでいてもよく、通常は使用する前に
適当な溶媒、例えば発熱物質を含まない減菌水性媒体で
再溶解せしめる粉末であってもよい。このような製剤は
例えばラディシコール誘導体をアセトンに溶解してバイ
アルに分注し、水を加えて凍結乾燥することによって調
製される。さらに経口用組成物は投与に適当な量のラデ
ィシコール誘導体を含有する錠剤、カプセル剤、散剤、
顆粒剤、シロップ剤などによって提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 葉子 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (72)発明者 小林 知雄 東京都品川区広町1丁目2番58号 三共 株式会社内 (72)発明者 加賀崎 武之 福島県いわき市泉町下川字大剱389−4 三共株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−112885(JP,A) 特開 平2−211892(JP,A) Can.J.Microbiol., 26(7),p.766−773(1980) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 493/04 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1 及びR2 は同一又は異なって、水素原子又
    は式R3 −CO−基(式中、R3 は水素原子、炭素数1乃
    至50個のアルキル基、炭素数2乃至30個のアルケニ
    ル基、炭素数2乃至10個のアルキニル基、炭素数6乃
    至10個のアリール部と炭素数1乃至6個のアルキル部
    からなるアラルキル基、炭素数6乃至14個のアリール
    基、炭素数6乃至14個のアリールオキシ基、5乃至6
    員環の複素環基、5乃至6員環の複素環部と炭素数1乃
    至4個のアルキル部からなる複素環アルキル基、炭素数
    3乃至8個の環状アルキル基、炭素数5乃至8個の環状
    アルケニル基、又は炭素数6乃至10個のアリール部が
    縮環した炭素数3乃至8個のシクロアルキル基であり、
    各基は下記A群から選択された置換部分を有していても
    よい。)を示す(但し、R1 及びR2 が同時に水素原子
    又はアセチル基である場合を除く。)。]を有するラデ
    ィシコール誘導体。 [A群]ヒドロキシ、保護されたヒドロキシ、炭素数1
    乃至20個のアルコキシ、6乃至10個のアリール、6
    乃至10個のアリールオキシ、炭素数1乃至20個の脂
    肪族アシルオキシ、アミノ、炭素数1乃至4個のアルキ
    ルを1乃至2個有するアルキルアミノ、炭素数1乃至2
    0個の脂肪族アシルを1乃至2個有する脂肪族アシルア
    ミノ、保護されたアミノ、ニトロ、カルボキシ、保護さ
    れたカルボキシ、炭素数1乃至20個のアルコキシカル
    ボニル、カルバモイル、メルカプト、保護されたメルカ
    プト、炭素数1乃至20個のアルキルチオ、炭素数6乃
    至10個のアリール部分と炭素数1乃至4個のアルキル
    部分からなるアラルキルチオ、炭素数6乃至10個のア
    リール部分と炭素数1乃至4個のアルキル部分からなる
    アラルキルジチオ、炭素数6乃至10個のアリールチ
    オ、炭素数1乃至20個のアルキルジチオ、炭素数1乃
    至20個のアルキルスルフィニル、炭素数6乃至10個
    のアリールスルフィニル、炭素数1乃至20個のアルキ
    ルスルホニル、炭素数6乃至10個のアリールスルホニ
    ル、シアノ、炭素数1乃至20個の脂肪族アシル、カル
    バモイルオキシ、5乃至6員環の複素環、ハロゲン原
    子。
  2. 【請求項2】請求項1の化合物を有効成分とする抗腫瘍
    剤。
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