JP3055848U - 吸水機能付き傘収納袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 濡れた傘により周囲が濡れるのを防ぐため、
内側に吸水剤を張り付け、傘に付着した雨水を吸水でき
る機能を付けた傘収納袋である。 【構成】 収納袋１の内側に不透水性材３を張り、さら
にその内側に吸水剤４、および、透水性材５を張り付け
る傘２の収納袋。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 この実用新案は、内側に吸水剤を張り付けた、傘収納袋に関するものである。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

雨に濡れた傘は、購入時に通常付いている収納袋には入れにくいため、生地の 部分を巻いた状態にしておくと、周囲の物に触れた時それらが濡れてしまう。ま た、折り畳み式傘の場合、濡れた状態では通常の収納袋には入れにくく、また、 たとえ収納袋に入れても傘に付着した雨水が収納袋から漏れるため、鞄等に傘を 収納することは難しい。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。これを図面につい て説明すれば、収納袋１は、濡れた傘２がスムーズに収納できる大きさにすると ともに、収納袋の内側に不透水性材３を張り、さらにその内側に吸水剤４、およ び、透水性材５を張り付ける。

【０００４】

【考案の効果】

本考案は、このような構造であるから、折り畳んだ傘全体を収納する袋の場合 、図１、２のように、濡れた傘を折り畳んで収納袋に入れると、付着した雨水は 袋の内側全体に張り付けた吸水剤に吸収され、袋の外部に漏れることはない。こ のため、収納袋ごと鞄等に収納できる。また、長傘および傘骨を伸ばした状態の 折り畳み式傘を収納する袋の場合には、図３、４のように、傘の生地の部分が収 納袋に収納され、生地に付着した雨水は袋内側の吸水剤に吸水され、残りの雨水 は石突き（傘先端）のところから流れ出るため、傘が周囲に触れても濡れること はない。吸水剤に吸水された雨水は、自然環境下におけば、蒸発するため、収納 袋は繰り返し使用できる。なお、本考案の吸水剤は、高分子吸水剤でも吸水性の 高い紙でも、吸水性が高く、かつ繰り返し使用できる材料であればよい。収納袋 の口は、紐やゴム等により傘が収納袋から出ないように縛る。また、収納袋の形 は、四角形でも長方形でも、傘が円滑に収納できる形であればよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図である。

【図２】 本考案の使用中の断面図である。

【図３】 本考案の他の使用例を示す斜視図である。

【図４】 本考案の他の使用例を示す断面図である。

【符号の説明】

１ 収納袋 ２ 傘 ３ 不透水性材 ４ 吸水剤 ５ 透水性材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内側に吸水剤を張り付けた、吸水機能付
   き傘収納袋。