JP3047031U

JP3047031U - 固定収納容器付日よけ

Info

Publication number: JP3047031U
Application number: JP1997009251U
Authority: JP
Inventors: 正志松澤
Original assignee: 正志松澤
Priority date: 1997-09-10
Filing date: 1997-09-10
Publication date: 1998-03-31
Anticipated expiration: 2003-09-10

Abstract

(57)【要約】【目的】浜辺、プールサイドにおいて、その場にある
砂、又は水の重量を利用し、簡単に固定でき、収納、携
帯も容易な日傘、サンバイザーを目的とする。【構成】固定収納容器１の底面に支柱２を付け、支柱２
の先端に折りたたみ日傘３を装着することにより構成さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、浜辺、プールサイドにおいて、簡単に固定、収納ができる日傘、サンバイザーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、浜辺、プールサイドにおいて、ビーチパラソル等の日傘、サンバイザーは、支柱を砂に突き刺すか、テーブル等に固定しなければならなかった。又、パイプ組み立て式が多く、持ち運びに不便であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

砂に支柱を埋めてビーチパラソルを固定するには、かなり深く埋めなければ安定せず、手作業により埋めることは難作業であり、現にレンタルパラソルの係はスコップを使い埋めるほどである。しかし、それさえも強風時には吹き飛ばされ、支柱の先が尖っているものが多くたいへん危険であった。サンバイザーにおいても、広い浜辺、プールサイドでは固定場所は少ない。又、大多数の人は、海水浴へ行く事は、小旅行的なものであり、手荷物の簡素化、軽量化は重要課題である。帰宅準備の際、水に濡れた水着、砂の付いたビーチマット、浮き輪等を、衣服と一緒にバックに入れるのは抵抗があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

その場にある砂、水を、日傘、サンバイザーの支柱を伸ばし空になった固定収納容器に入れ、下部の重量を増すことにより固定させる。携帯時は、固定収納容器の空きスペースに小荷物を入れる。

【０００５】

【作用】

固定収納容器に砂、又は水を入れその重量を利用し固定させるため。１、その場にある物で、簡単に自立安定する。２、強風時、転倒することはあるが、風に飛ばされる事はない。３、収納、携帯も容易である。

【０００６】

【実施例】

図１は、固定収納容器１から支柱２を伸ばし、折りたたみ日傘３を開いたものである。この固定収納容器１に、砂、又は水を入れ下部の重量を増すことにより自立安定する。（支柱２は伸縮式でも、継ぎ足し、組み立て式でもよい。）図２は、折りたたみ日傘３を折りたたみ、支柱２を短縮し、固定収納容器１に格納する工程の図である。図３は、折りたたみ日傘３を格納後、上蓋４をしたものである。折りたたみ日傘３を小さく折りたたんだ場合、その回りにスペースができ小荷物を入れることができる。（なお、技術的に大型折りたたみ日傘の製造が可能であれば、ビーチパラソルとして最適であり、固定収納容器も大きくなるが、手荷物入れにさらに適する。）又、図１、図２、図３では支柱２を中央に固定したが、支柱２を取外し、固定収納容器１の隅に格納することにより、空きスペースを大きく取ることもできる。図４は、サンバイザー５（実案公告・平２−３９３６４）において、その下部に固定収納容器１と支柱２（伸縮式）を装着したものである。やはり固定収納容器１に、砂、又は水を入れることにより自立安定する。図５は、サンバイザー５を支柱２を短縮しつつ固定収納容器１に格納する工程の図である。サンバイザー５は柔らかいプラスチック板が適し、湾曲させながら固定収納容器１に挿入し蓋をする。（支柱２の先端部は、折り曲げ可能な材質を使用する。）この場合、空きスペースは無いが、固定収納容器１自体小さくて済み、ほとんどの部品をプラスチックで作れ、小型、軽量で携帯が容易である。図６は、強風時の対策として考案したものを２例示したものである。固定収納容器１の底部に図７にある出し入れ可能な固定補助足７を取り付けることによりさらに安定性が増す。又、固定収納容器１と上蓋４にストラップ６を付ける事により携帯がより便利になり、強風時、ストラップ６の一片を支柱２の中間部に繋ぎ、ストラップ６一片の上蓋４を風上の砂に埋めることにより、さらに風に強くなり安定する。又、日傘に限らず、雨傘としても利用可能である。固定収納容器をクーラーボックスと併用することもできる。（参照実案公告・平２−３９３６４）

【０００７】

【考案の効果】

１、浜辺の砂、プールの水、とその場にあるものを利用し、容易に安定性を得られる。又、使用後は、その場に砂、水を戻すだけなので、作業はいたって簡単で、自然にも問題は無い。２、特に浜辺での強風時には、転倒しても砂の重みがあるため、決して飛び去る危険がない。３、本器は移動が容易なので、太陽の移動に伴い、本器を移動することにより、影の調節が簡単にできる。４、濡れた水着をそのまま持ち帰ることができる。５、砂の付着したビーチマット、浮き輪、サンオイル等を、そのまま来夏まで保管しておける。６、日傘に限らず雨傘としても、両手の離せない魚釣、写生等に用途がある。７、固定収納容器は、プラスチックが最適で、安価で軽量に作ることができる。８、ビーチパラソルから、一人用日傘、小型サンバイザーまで、固定収納容器の大きさを変えることで大小さまざまな大きさに対応できる。９、現在、浜辺、プールサイドでは、ファッション性が必要不可欠であるが、本器は収納性、携帯性に加え、ファッション性を併せ持つものである。１０、円柱形、三角柱形等さまざまな形の容器を作れるため、二次的なものではあるが、広告媒体になりうる可能性がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】傘をひろげ、固定収納容器により起立した全体
の斜視図である。

【図２】傘をたたみ、固定収納容器へ格納に至る工程を
示す斜視図である。

【図３】固定収納容器に傘を収納した状態の透視図であ
る。

【図４】固定収納容器からサンバイザーを立ち上げた全
体の斜視図である。

【図５】サンバイザーを固定収納容器へ格納に至る工程
を示す斜視図である。

【図６】強風対策の説明２例を示す斜視図である。

【図７】固定補助足を固定収納容器底面から見た正面図
である。

【符号の説明】

１、固定収納容器２、支柱３、折りたたみ日傘４、上蓋５、サンバイザー６、ストラップ７、固定補助足

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】折りたたみ日傘、サンバイザーにおいて、
その支柱の下部に固定収納容器を装着したもの。