JP3408758B2 - 折り畳み傘用の自動伸縮カバー - Google Patents

折り畳み傘用の自動伸縮カバー

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JP3408758B2 JP32352498A JP32352498A JP3408758B2 JP 3408758 B2 JP3408758 B2 JP 3408758B2 JP 32352498 A JP32352498 A JP 32352498A JP 32352498 A JP32352498 A JP 32352498A JP 3408758 B2 JP3408758 B2 JP 3408758B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、傘を収納するため
の袋状のものに関し、具体的には雨に濡れて滴が垂れる
状態になった折り畳み傘を、自他共に迷惑にならないよ
うに収納して携帯するのに、特に適した傘カバーに関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】傘の新規購入時には、傘袋が付属してい
るのが普通であるが、その袋は雨で濡れた状態下の、使
用中又は使用後の傘を収容するようにはデザインされ縫
製されていないため、何かと使いにくくて不便である。
そして不便であるため、使用されることなく放置されて
いるのが実状である。 【0003】この問題を意識して、雨で濡れた使用後の
傘を収納することを意図したカバーの従来技術の例とし
ては、例えば、特開昭61−37109号公報に開示さ
れた「傘公害を防止する蛇腹式雨傘カバー」と題する発
明がある。しかし、蛇腹による伸縮構造になっているこ
とと、収納自在の独立した袋の形を取っておらず、普通
の傘(折り畳み傘ではない傘)の先端に常時取り付けた
蛇腹構造体であることとからして、折り畳み傘における
特有の問題解決を図ったものとは言えない。 【0004】又、特開平5−123211号公報に開示
された「折り畳み傘」と題する発明は、なるほど、折り
畳み傘を対象としてはいるものの、傘を握って支えるた
めの剛性の柄体内部に、折り畳んだ傘を収容することを
主眼としている点で本発明の課題及びその解決策とは異
種のものである。 【0005】次に、特開平7−8313号公報に開示さ
れた「傘カバー」は、普通の傘用の傘カバーと、折り畳
み傘用の傘カバーとを開示しているが、何れも内部に吸
水性の繊維を取り付けた点に特徴があり、伸縮性を重視
した本発明の特徴点であるシャーリングとか、プリーツ
などの「襞」形成加工とは無関係なものである。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】一般に、二つ折り又は
三つ折り等の折り畳み傘は、普通の傘に比べて長さが短
いため、手に握っていても、ぶら提げていても、傘の先
端(下端)は地面からある程度の高さで宙に浮いた状態
になるので、濡れたままで持ち歩くとき先端が振り回さ
れて始末に困るので、携帯しにくさを伴なう。 【0007】どのように困るかを具体的に指摘すると、
道を歩くとき、タクシー等の車に乗るとき、電車に乗る
ときに、自分自身の衣服、又は周囲の他人の衣服に雨滴
又は雨水を振り撒くような、思い掛けない迷惑を掛ける
ようなことになる。とかく、雨に濡れた状態の折り畳み
傘は、普通の長さの傘よりも遥かに始末が悪い。 【0008】 【課題を解決するための手段】カバーを布又は可撓性の
シートで作った伸縮自在の袋とする。その伸縮自在性
は、濡れた傘の入れ易さと、入れた後の携帯性とを考慮
して、袋を傘の寸法よりも相対的に大きく、オーバーサ
イズに作った上で、袋の長さ方向の寸法よりも短い伸縮
性の紐で、シャーリング「襞飾り」又はプリーツ「襞」
を形成する。シャーリング又はプリーツの襞は、好まし
くは傘の長さ方向に対して直角に、つまり水平に形成さ
れるのを避けて、多少斜めになるように形成して、露切
りの良い構造とする。 【0009】 【実施の形態】 【実施例】本発明の第1実施例として、三つ折り傘のた
めの傘カバー(1)の完成品の例を図1(a)に示す。
この傘カバー(1)は、使用後で雨に濡れた傘を収納す
るために、防水性、耐水性、又は撥水性(以下、防水性
なる用語でこれらを代表させる)の布地、又は可撓性の
シート材料を用いて袋状に作る。防水性は、防水性の材
料を使用することによって得ても、又は後発的に防水加
工して得ても良いが、望ましい材料としては、例えばナ
イロン、ポリエチレンテレフタレート、又はポリオレフ
イン等の耐水性又は熱可塑性の高分子材料を挙げること
が出来る。目的に応じて、この中から任意に選択してよ
い。 【0010】この傘袋は、例えば図3に示すように、三
つ折り傘を二つ折りした状態でも収納し得るように伸縮
自在にする必要があるため、最初、例えば長さ47cm、
幅27cm程度の長方形の袋の形に作る。 後述する襞付
け加工前の袋のサイズとしては、収容すべき傘のサイズ
に応じて、余裕を持たせた適宜の寸法を選択して良い
が、二つ折りの傘も収容可能にする場合は若干長くする
必要がある。 【0011】傘袋の袋口(2)から、複数本(例えば6
本)の伸縮性の紐体(3)を、袋の長さ方向に相互に間
隔をあけ、且つ傘生地の長さ方向いっぱいに引き延ばし
た状態で、カバー地の側面に沿って荒目にミシン縫い、
又は手縫いする。この場合の荒目の縫いとは、例えば3
mm−15mm程度のピッチの所謂「ぐし縫い」でよいが、
表裏のピッチは必ずしも同一にする必要はない。縫い上
げた後に、引き延ばされた状態から開放されたとき、伸
縮性の紐体(3)と傘カバー(1)の袋部分とが縮んで
襞が形成された状態を、図1(a)に示す。 【0012】伸縮性の紐体(3)は、ミシン用のゴム糸
であっても、ゴムの素材そのままの糸であっても、ゴム
の素材の外周を編組体で包んだ所謂ゴム紐であっても良
い。断面形状は、丸形のものに限らず、平形のものでも
良い。その長さは例えば20cmとする。つまり、伸縮性
の紐体(3)の長さを、袋の長さ方向の寸法よりも短く
する。このような縫い方により、カバー(1)は、襞が
付いて伸縮自在化した、シャーリング又はプリーツの形
状を呈する。図から明らかなとおり、シャーリングに伴
って横方向にも多少収縮するのに対して、シャーリング
対象外であった袋口は収縮しないので、袋口は朝顔状に
なって傘を受け入れ易い形状を呈する。 【0013】シャーリングによって形成する襞は、露切
りを一段とよくするために、水平より僅かに斜めにした
ほうがよい。積極的に斜めにするための手段として、伸
縮自在の紐体(3)を袋の長さ方向に対して袋口から若
干斜めに縫い下ろしてもよい。図3には、10°未満の
角度を付けた例を、他の状態の例(後述する、縫製によ
らず接着により紐体を取りつけた例)の図示と併せて図
示しているが、図示以外の斜め角度の例を挙げると、長
さ方向に対して22.5°の角度で縫い下ろし、水平方
向に対して22.5°の角度を付けて斜めにするのが、
露切り効果、及び視覚効果(美観)上から好ましい。こ
の角度は、必要に応じて5°乃至45°程度の範囲で適
宜選択してよい。 【0014】底は、1cmの縫い代で輪縫い(4)して絞
つてもよい。必要に応じて、底に開閉自在の水抜き栓
(8)を取り付けてもよい。水抜き栓は、例えばビニー
ル造の浮袋又は空気枕等の栓として用いられているもの
でよい。その一例を図1(b)に示す。又、袋口(2)
に、一対の下げ紐(5)として、例えば幅1cm、長さ4
5cm程度の紐を2本取り付けてもよい。 【0015】図2は、使用前の乾いた三つ折り傘を、図
1(a)の傘カバー中に収容した状態を示す。傘骨の配
置を示すため、傘の生地の一部と、傘カバーの一部とを
切除して示す。説明の都合上、所謂三つ折り傘と呼ばれ
るものの代表例の構造を下記に示すことにする。 【0016】三つ折り傘7は、図において中軸(12)
の上端に傘柄(11)を有し、下端に固定ろくろ13
を、上端と下端の中間に可動ろくろ(14)を有する。
傘を広げるとき親骨A、親骨B、親骨Cを傘生地に対し
て押し付ける受骨(34)が、可動ろくろ(14)とジ
ョイント(19)とを結んでいる。三つ折り傘の場合、
親骨Aはジョイント(18)によって連結されたA1と
A2との2つの部分に分割されている。図2では、親骨
Bと親骨Cは、ジョイント21で折り畳まれた状態で示
している。つまり、最も短く、折り畳まれて収容されて
いる状態が図示されている。 【0017】濡れてしまった傘の親骨Cを、ジョイント
21で折り畳まないで、親骨Bに対して直線状になった
ままで、図1に示す本発明の傘カバー(1)に入れる
と、濡れた傘の自身の重みで、図3に示すように襞を形
成している伸縮性の紐体、例えば、ゴム糸(3)の作用
により、カバー生地が下方に伸びて、傘をすっぽりと収
容する。傘に付着していた雨水は、カバーの底部へ流れ
落ちる。又、「斜め」にシャーリングしてあることによ
り、カバーの上部に付着した雨水は襞部分に停滞せずに
流れて、底に流れ落ち易くなる。 【0018】本発明の第2実施例を提示する。前記第1
実施例における伸縮性の紐体(3)によるシャーリング
加工を、カバー地に対する縫製によらず、荒目の間隔で
の部分的接着によるものとする。この例を図1(b)に
示す。接着は、糊付けによってもよい。又は、伸縮性の
紐体(3)の少なくとも表面が熱融着性の素材であると
きは、カバー(1)の素材も熱融着性のものを選択する
ことによって、熱融着が可能となる。 【0019】この例で使用する伸縮性の紐体(3)の例
としては、熱融着性材料の繊維で編組された平ゴム紐を
選択してもよい。このように、相対的に幅が広い紐体で
シャーリング加工することによる得失が考えられる。
「得」と考えられる点としては、デザイン性を強調する
ことが可能となるので、その場合には、紐体をカラフル
な、又は趣味的な色彩、配置、意匠のものにする余地が
あることである。 【0020】その反対に、「失」と考えられる点として
は、傘袋の側面の外観がスッキリしなくなることであ
る。その場合には、製造段階で袋の内面に相当する側に
シャーリング加工を施した上で、裏返して完成させれば
よい。傘を収容するためには何の支障もないが、使用後
にこの傘袋自体の露切り又は乾燥を行うためには、裏返
せばそれらが容易に促進される。 【0021】 【発明の効果】折り畳み傘は、濡れたままで持ち歩くと
き、タクシー等の車に乗るとき、電車に乗るときに、自
分自身の衣服、又は周囲の他人の衣服に雨滴又は雨水を
振り撒くような、思い掛けない迷惑を掛けることがあっ
たが、本発明の傘カバーによってその様な問題が解決さ
れた。 【0022】三つ折り傘の場合は特に、濡れたままで三
つ折りしてしまうと、再び傘を開くとき不自由なので、
折りを一つ省略して二つ折りの状態で持ち歩くことが多
いが、そのような場合でも、又、本来の二つ折り傘の場
合でも、独特な襞付き構造により、確実且つ快適に、折
り畳み傘を収容して携帯することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の傘カバーを示す図であって、(a)は
基本形状である斜めの襞付き状態を示す図であり、
(b)は更に水抜き栓を底部に付加した実施例、及び伸
縮性の紐体を接着した実施例とを併せて示す図である。 【図2】使用前の、完全に折り畳まれた傘を入れた傘カ
バーの状態を、三つ折り傘の骨との関係で部分切除して
示す図である。 【図3】使用後(濡れた状態で)折りを一段省略して折
り畳まれた三つ折り傘を収容した状態、及び伸縮性の紐
体を10°未満の斜めの角度で取りつけた状態とを、併
せて示す図である。 【符号の説明】 1 本発明の傘カバー 2 袋口 3 伸縮性の紐体 4 襞 5 袋底 6 下げ紐 7 折畳み傘(三つ折り傘の例) 8 水抜き栓 11 傘の柄 12 中軸 13 固定ろくろ 14 可動ろくろ 17、18、19、20、21 ジョイント A1、A2 ジョイント18で連結された分割親骨A B 親骨B C 親骨C

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 折り畳み傘を収容するための、布地又は
    可撓性材料のシートで構成され上端の袋口が開放された
    防水性又は耐水性の袋状伸縮カバーであって、該カバー
    をジョイントによって連結された親骨が折り畳まれず直
    線状になった状態下の傘を長さ方向に余裕を持って収容
    するのに適した長さ方向の大きさとしたことと、該カバ
    ーを全ての骨を折り畳んだ最も短い状態下の傘を収容す
    るのに適した長さ方向の大きさとの間で伸縮自在にする
    ため、該カバーの周側面の長さ方向に複数本の伸縮性紐
    状体を設けたことと、該伸縮性紐状体により該カバーの
    周側面に形成される横襞であって、該カバーの長さ方向
    の相互間隔を伸縮自在にする複数本の横襞を、水平より
    も僅かに傾斜させて形成したことと、を特徴とする折り
    畳み傘用の伸縮カバー。
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