JP3055751B2 - 補助制動および補助動力装置 - Google Patents

補助制動および補助動力装置

Info

Publication number
JP3055751B2
JP3055751B2 JP6063625A JP6362594A JP3055751B2 JP 3055751 B2 JP3055751 B2 JP 3055751B2 JP 6063625 A JP6063625 A JP 6063625A JP 6362594 A JP6362594 A JP 6362594A JP 3055751 B2 JP3055751 B2 JP 3055751B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
control
inverter circuit
voltage
induction machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6063625A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07274302A (ja
Inventor
禎人 土方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP6063625A priority Critical patent/JP3055751B2/ja
Publication of JPH07274302A publication Critical patent/JPH07274302A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3055751B2 publication Critical patent/JP3055751B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L3/00Electric devices on electrically-propelled vehicles for safety purposes; Monitoring operating variables, e.g. speed, deceleration or energy consumption
    • B60L3/04Cutting off the power supply under fault conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L50/00Electric propulsion with power supplied within the vehicle
    • B60L50/10Electric propulsion with power supplied within the vehicle using propulsion power supplied by engine-driven generators, e.g. generators driven by combustion engines
    • B60L50/16Electric propulsion with power supplied within the vehicle using propulsion power supplied by engine-driven generators, e.g. generators driven by combustion engines with provision for separate direct mechanical propulsion
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2220/00Electrical machine types; Structures or applications thereof
    • B60L2220/10Electrical machine types
    • B60L2220/12Induction machines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の補助制動および
補助動力装置として利用する。本発明は、内燃機関を制
動するときに発生する機械的エネルギを電気的エネルギ
に変換して蓄積し、内燃機関を加速するときに蓄積され
た電気的エネルギを補助加速装置に供給して機械的エネ
ルギを発生させる装置に利用する。
【0002】本発明は、国際公表公報WO88/061
07(国際出願番号PCT/JP88/00157)に
開示された自動車の電気制動および補助動力装置の改良
に関する。本発明は、HIMRの名称で本願出願人が販
売している補助動力および補助制動装置を備えた自動車
に搭載するに適する装置である。
【0003】
【従来の技術】自動車の走行用主機関である内燃機関の
回転軸にかご形誘導機を直結し、このかご形誘導機の界
磁に供給する交流周波数を制御することにより、補助制
動または補助動力供給を行う装置が知られている。
【0004】図6はこの種の従来装置の要部の構成を示
すブロック図である。従来装置には、内燃機関1にその
回転子部が直結されたかご形誘導機2と、蓄電手段とし
ての二次電池回路3と、この二次電池回路3の直流電圧
をかご形誘導機2の軸回転速度より低い回転速度の回転
磁界を誘起するのに適合した周波数の交流電圧に変換し
て、これをかご形誘導機2に与え、またかご形誘導機2
からの交流電力を直流電力に変換するインバータ回路4
と、このインバータ回路4の交流側電圧の周波数を設定
する制御信号を生成する制御回路5とが備えられる。こ
の制御回路5には自動車の運転に応じて運転者により制
御指令を発生する手段が含まれている。
【0005】また、内燃機関1には回転センサ6が取付
けられていて、この回転センサ6からの信号は制御回路
5に与えられ、さらに二次電池の充電状態に関する二次
電池回路3からの情報が入力する。
【0006】インバータ回路4の直流側にはコンデンサ
7および半導体スイッチ回路12が接続され、この半導
体スイッチ回路12を介して抵抗器11が接続される。
この抵抗器11は自動車に大きい制動が行われ回生する
ことができないほどの過剰な電気エネルギが発生したと
きに、これを消散させるように構成されている。
【0007】さらに、二次電池回路3および半導体スイ
ッチ回路12にはインバータ回路4の出力電圧を検出す
る検出回路13が接続され、抵抗器11には電流の変化
を検出する電流検出器15が備えられている。この電流
検出器15にはその検出信号にしたがって半導体スイッ
チ回路12を制御するスイッチ制御回路14が接続さ
れ、このスイッチ制御回路14には検出回路13が接続
されている。また、インバータ回路4と二次電池回路3
との間には手動操作により開閉する電流遮断器8が配置
され、この電流遮断器8のインバータ回路4側にDC/
DCコンバータ10が接続されている。
【0008】ここで、このように構成された従来例装置
の電気的動作について説明する。
【0009】自動車に搭載された内燃機関1の主軸によ
りかご形誘導機2の回転子部が回転駆動される。この回
転系の有する機械エネルギを放出または吸収して車両の
走行を制動するときに、かご形誘導機2の回転子部の回
転速度より低い回転速度の回転磁界をかご形誘導機2の
固定子巻線に誘起させるのに適合した周波数の電圧が、
二次電池回路3からインバータ回路4を経由してかご形
誘導機2の固定子巻線に印加される。これにより、回転
系の有する機械エネルギが電気エネルギに変換され、こ
の電気エネルギが二次電池回路3に充電される。制御回
路5はインバータ回路4に自動車の運転に応じて制動の
程度を制御する装置が含まれる。
【0010】自動車の運転に伴い一時的に大きいブレー
キトルクを発生させる場合には、かご形誘導機2から発
生する電気エネルギをすべて二次電池回路3に回生させ
ることは困難であり、半導体スイッチ回路12を介して
抵抗器11により熱エネルギとして放散させる。半導体
スイッチ回路12は直流端子電圧を監視して、この端子
電圧が所定値を越えるときに自動的に抵抗器11をこの
二次電池回路3の両端に接続する回路を含む。
【0011】このように、かご形誘導機2の界磁に生じ
る回転磁界の回転速度を回転軸の回転速度より大きくな
るように交流周波数を供給すると、かご形誘導機2は電
動機として動作し補助動力を与える。逆に回転磁界の回
転速度を回転軸の回転速度より小さくなるように交流周
波数を供給すると、かご形誘導機2は発電機として動作
し補助制動を行う。一般に、回転磁界の回転速度は回転
軸の回転速度に対して95%〜105%(すなわち10
0%±5%)の範囲で制御される。回転磁界の回転速度
が回転軸の回転速度に近づくと、補助制動または補助動
力供給の程度は小さくなる。二つの回転速度比が100
%±5%を越えると、エネルギ損失が大きくなって効率
が悪くなる。
【0012】つまり回転磁界の回転速度をVm、回転軸
の回転速度をVsとすると、 Vm=Vs(1+α) と表すことができ、このαの符号(正負)と絶対値を制
御回路5が制御する。この制御は、運転者のアクセル踏
込み量により加減される。すなわち、制御回路5は、変
速機で選択されているギヤ比をパラメタとして、アクセ
ルの踏込み量に対する機関回転軸の回転速度が小さいと
きにαの値を補助加速になるように、大きいときにαの
値を補助制動になるように制御する。しかも、その補助
加速の程度および補助制動の程度、つまりαの絶対値を
アクセルの踏込み量に対して機関回転軸の回転速度がど
の程度相違するかに応じて制御する。そして、補助制動
のときにはかご形誘導機は発電機となっているのである
から、得られる電気エネルギを回生蓄積する。補助動力
供給のときにはその蓄積した電気エネルギを消費する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この補助制動および補
助動力装置は、回生制動を効率的に行うために直流側回
路の電圧がかなり高電圧に設定され、例えば300Vで
ある。したがって、車両の保守整備に際して人体が不用
意に接触し感電する危険を防止するために、また何らか
の原因により小さい電流漏洩が発生するなど直流側に接
続された電池が不用意に放電されることを防止するため
に、図6に示すようにインバータ回路の直流側と蓄電手
段との結合通路に操作により開閉される電流遮断器が装
備されるようになった。
【0014】この電流遮断器は運転席で操作されるので
はなく、運転席以外の位置、例えば電池搭載箱の位置に
配置されて車外から操作される構造になっている。これ
は、車両が当日の運転を終えて車庫に入れられたときに
遮断され、当日の運転を始めるときに内燃機関の始動に
先立って投入されるようにして利用される。
【0015】ところが運転者が機関運転を一時的に停止
させようとして運転席のキースイッチをオフに操作した
状態では、インバータ回路の直流側には高電圧の直流回
路が接続されたままの状態にある。この状態では内燃機
関は停止しているので、うっかり一時停止であることを
忘れて、人がインバータ回路の直流側に触れるようなこ
とがあると危険である。
【0016】一方、インバータ回路の直流側にはかなり
大きい値のコンデンサが接続されているから、かりにイ
ンバータ回路の直流側と蓄電手段との間を切離しても、
インバータ回路の直流側端子には高い直流電圧が維持さ
れる。この場合に、インバータ回路の直流側と蓄電手段
との間を切離すための接点を自動的に放電用抵抗器(制
動エネルギが過剰に発生するときにこれを消散させるも
の)と接続することにより、この静電容量に蓄電されて
いる電荷を放電することも考えられる。しかし使用条件
によっては、放電用抵抗器は不要であり搭載しない設計
もある。
【0017】さらに、直流回路を切離す開閉回路はしば
しばその接点にアークが発生し、接点が溶着する障害が
発生することがある。接点が溶着したときには開閉回路
を設けていてもインバータ回路の直流側には直流電圧が
印加されることになる。
【0018】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、さらに安全性の高い補助制動および補助動力装
置を提供することを目的とする。本発明は、運転席のキ
ースイッチの操作により、インバータ回路から直流高電
圧回路を切離すことができる装置を提供することを目的
とする。さらに本発明は、運転席のキースイッチを操作
することにより、インバータ回路から直流高電圧回路を
切離した後に、インバータ回路の直流側に接続されてい
るコンデンサに直流高電圧が蓄電されていることがない
装置を提供するとを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、高電圧の蓄電
手段とインバータ回路とをキースイッチの操作により自
動的に切離し、かつインバータ回路の直流回路に接続さ
れているコンデンサに直流高電圧が蓄積されたまま動作
が停止することがないようにして安全性を向上させるも
ので、車両の主動力装置である内燃機関(1)の回転軸
に直結されたかご形誘導機(2)と、蓄電手段(3)
と、前記かご形誘導機(2)の多相交流回路と前記蓄電
手段(2)の直流回路とを双方向に電気エネルギを変換
して結合するインバータ回路(4)と、このインバータ
回路(4)を制御する制御回路(5)とを備え、このイ
ンバータ回路(4)の直流回路側にコンデンサ(7)が
接続された補助制動および補助動力装置において、前記
蓄電手段(3)と前記インバータ回路(4)とを接続す
る通路に開閉回路(9)が介挿され、前記制御回路
(5)は、運転席のキースイッチ(20)の操作に伴う
装置起動制御の中でこの開閉回路を閉成状態に制御する
手段と、前記キースイッチ操作に伴う装置停止制御の中
でこの開閉回路(9)を開放状態に制御する手段とを備
えたことを特徴とする。
【0020】前記制御回路は、前記インバータ回路の直
流側回路の電圧を計測する手段と、前記開閉回路を開放
状態に設定した後にこの電圧が所定値を下回るまで前記
かご形誘導機が回転しない程度の緩やかな速度で前記イ
ンバータ回路を制御してそのかご形誘導機の界磁巻線に
前記コンデンサ(7)に蓄電された電荷を放電させる手
段と、前記直流側回路の電圧が所定時間を越えても所定
値を下回らないときに警報を送出する手段と、前記開閉
回路を閉成状態に設定するに先立って前記インバータ回
路の直流側回路の電圧を計測する手段と、その電圧が所
定値を越えるときに前記開閉回路の制御を禁止して警報
を送出する手段とを備えことが望ましい。
【0021】
【作用】電流遮断器が投入され、キースイッチにより起
動操作が行われると制御回路が起動される。制御回路は
インバータ回路の直流側回路の電圧を計測し、その値が
所定値を越えているか否かを判断する。所定値を越えて
いなければ正常であるとして開閉回路を閉状態に設定
し、装置起動制御の次の動作に移行する。所定値を越え
ていれば開閉回路の溶着その他異常であるとして警報を
発生する。
【0022】また、車両が停車しキースイッチが操作さ
れて内燃機関が停止されたときには、制御回路は開閉回
路を開放状態に設定し、同様にインバータ回路の直流側
回路の電圧を計測しながらその値が所定値を下回るまで
かご形誘導機が回転しない程度の緩やかな速度でインバ
ータ回路を制御して、かご形誘導機の界磁巻線にインバ
ータ回路の直流回路側に接続されたコンデンサの静電容
量に蓄積された電荷を放電させる。この放電により直流
側回路の電圧が所定時間を越えても所定値を下回らない
ときは開閉回路の溶着その他異常であり警報を送出す
る。
【0023】このように、キースイッチの操作により、
インバータ回路の直流側回路の電圧が所定値以下のとき
にのみ開閉回路を閉状態にし、所定値以上であるときに
は警報が発せられるので、インバータ回路またはコンデ
ンサに高電圧が蓄積された状態での作業が行われること
が回避され、安全性をより向上させることができる。ま
た、開閉回路の接点が溶着状態にあればそれを警報発生
によって知ることができる。
【0024】
【実施例】次に、本発明実施例装置を図面に基づいて説
明する。図1は本発明実施例装置の要部の構成を示すブ
ロック図である。
【0025】本発明実施例装置は、従来例装置と同様に
車両の主動力装置である内燃機関1の回転軸に直結され
たかご形誘導機2と、蓄電手段としての二次電池回路3
と、かご形誘導機2の多相交流回路と二次電池回路3の
直流回路とを双方向に電気エネルギを変換して結合する
インバータ回路4と、このインバータ回路4を制御する
制御回路5と、内燃機関の回転速度を検出する回転セン
サ6と、インバータ回路4の出力側に接続され直流電圧
を維持するコンデンサ7と、手動操作によりインバータ
回路4と二次電池回路3との接続を開閉する電流遮断器
8と、この電流遮断器8のインバータ回路4側に接続さ
れ車内電源を供給するDC/DCコンバータ10と、二
次電池回路3およびインバータ回路4の出力電圧を検出
する検出回路13とを備え、本発明の特徴として、二次
電池回路3とインバータ回路4とを接続する通路に開閉
回路9が介挿され、制御回路5には、運転席のキースイ
ッチ20の操作に伴う装置起動制御の中でこの開閉回路
を閉成状態に制御する手段と、キースイッチ20の操作
に伴う装置停止制御の中でこの開閉回路9を開放状態に
制御する手段とを備え、さらに、インバータ回路4の直
流側回路の電圧を計測する手段と、開閉回路9を開放状
態に設定した後にこの電圧が所定値を下回るまでかご形
誘導機2が回転しない程度の緩やかな速度でインバータ
回路4を制御してかご形誘導機2の界磁巻線にコンデン
サ7に蓄電された電荷を放電させる手段と、前記直流側
回路の電圧が所定時間を越えても所定値を下回らないと
きに運転席に設けた警報回路21に警報を送出する手段
と、開閉回路9を閉成状態に設定するに先立ってインバ
ータ回路4の直流側回路の電圧を計測する手段と、その
電圧が所定値を越えるときに開閉回路9の制御を禁止し
て警報を送出する手段とを備える。
【0026】次に、このように構成された本発明実施例
装置の動作について説明する。全体動作は前述した従来
例装置と同様に行われるので、ここでは、本発明実施例
装置の制御回路5により制御されるインバータ回路4の
構成およびその動作について説明する。図2は本発明実
施例装置の制御回路およびインバータ回路の構成を示す
図、図3は本発明実施例装置に係わる操作手段の配置例
を示す運転席の斜視図である。
【0027】本実施例ではかご形誘導機2は3相であ
り、二次電池回路3とこのかご形誘導機2との間はイン
バータ回路4により結合される。二次電池回路3の負端
子E2はこの自動車の共通電位に接続される。
【0028】インバータ回路4は、かご形誘導機2の各
相端子と二次電池回路3の正および負の端子との間に接
続されたスイッチ素子Qa、Qb、Qc、Qd、Qe、
Qfを含む。このスイッチ素子Qa、Qb、Qc、Q
d、Qe、Qfはそれぞれトランジスタと、そのトラン
ジスタのコクレタ・エミッタ間に逆方向に並列接続され
たダイオードとから構成されている。さらに、このイン
バータ回路4には、上記スイッチ素子Qa、Qb、Q
c、Qd、Qe、Qfの制御電極に開閉制御信号を与え
る開閉制御信号発生回路PWMを含む。
【0029】このインバータ回路4は本発明の試験をす
るために自動車用に特別に設計されたものであるが、こ
の基本的な技術は公知である。すなわちかご形誘導機の
回転磁界をその回転子の回転に応じて制御する技術は、
たとえば交流エレベータあるいはクレーンなどに適応さ
れている技術の応用である。
【0030】かご形誘導機2または内燃機関1には回転
センサ6が取付けられてその主軸の回転を電気的に検出
する。この回転センサ6の出力するパルス信号はディジ
タル・アナログ変換回路DA1 により回転速度を表すア
ナログ信号となる。このアナログ信号は演算増幅器AM
Pの一方の入力に接続され、ディジタル・アナログ変換
回路DA2 から発生されるすべり量に対する制御基準と
その極性に応じて加算もしくは減算される。この演算増
幅器AMPの出力は上述の開閉制御信号発生回路PWM
にインバータ回路4の出力周波数制御信号として与えら
れる。すなわち、かご形誘導機2、回転センサ6、ディ
ジタル・アナログ変換回路DA1 、演算増幅器AMPお
よびインバータ回路4により負帰還サーボ制御ループが
形成される。
【0031】この負帰還がサーボ制御ループにすべり量
に対応する制御基準が加算されるが、このすべり量を発
生する制御手段に必要とする信号について説明する。こ
の制御手段は図2の左下に位置する各回路から構成さ
れ、マイクロプロセッサCPU、インタフェース回路I
O、トルク制御回路Tq、自動車のアクセルペダルに連
動するスイッチA1 およびA2 、同じくトランスミッシ
ョンのニュートラルを示すスイッチN1 およびN2 、同
じくクラッチペダルに連動するスイッチCl1 およびC
2 、アクセルペダルに連動する第一のスイッチS1
運転者により操作される第二のスイッチS2 、内燃機関
1の始動キースイッチと連動するスイッチKS、および
ディジタル・アナログ変換回路DA2 を含む。スイッチ
3 は従来から設けられている排気ブレーキスイッチで
あり、排気ブレーキ回路Exに接続されている。
【0032】第二スイッチS2 は電気制動を操作指示す
るスイッチであり、この実施例では図3に示すようにハ
ンドルの軸に設けた一つの操作レバーlで操作できるよ
うに設計されている。この操作レバーlはOFFの位置
でスイッチS2 が開いた状態である。さらに制動の位置
には4つの位置があり、それぞれスイッチS2 に示す複
数の接点が順に閉じるように構成されている。制動の4
つの位置では運転者が電気制動の程度を調節することが
できる。
【0033】このような動作により、制動力を回転系に
発生させる場合には、制御回路5は回転センサ6で検出
されるかご形誘導機2の回転子部の回転速度より小さい
速度の回転磁界をかご形誘導機2の固定子部に与えるよ
うに制御信号を発生する。このとき、かご形誘導機2は
発電機として動作し、発電された電気エネルギはインバ
ータ回路4により直流エネルギに変換されて、二次電池
回路3に充電電流として供給される。
【0034】一方、駆動力を回転系に付与する場合に
は、制御回路5は回転センサ6で検出されるかご形誘導
機2の回転子部の回転速度より大きい速度の回転磁界を
かご形誘導機2の固定子部に与えるように制御信号を発
生する。このときには、二次電池回路3から直流電流が
取り出され、インバータ回路4により回転磁界に相応の
多相交流に変換されて、かご形誘導機2に供給される。
【0035】次に、本発明の特徴とするところのキース
イッチと開閉回路との連動動作について説明する。図4
は本発明実施例におけるキースイッチOFF時の制御動
作の流れを示す流れ図である。
【0036】キースイッチ20が操作によりOFFされ
ると、制御回路5はOFF信号を入力し開閉回路9を開
放状態に設定する。次いで、図2に示すインバータ回路
4のスイッチ素子Qa、Qb、Qc、Qd、Qe、Qf
を順次緩やかな速度で短時間だけONにする。例えば、
スイッチ素子QaおよびQdを一時的にONにしてかご
形誘導機2の界磁巻線にコンデンサ7に蓄積されている
電荷を放電させる。次に、スイッチ素子QcおよびQf
を一次的にONにして同様にコンデンサ7の電荷を放電
させ、さらに、スイッチ素子QeおよびQbを一時的に
ONにしてコンデンサ7の電荷を放電させる。このよう
に順次ON−OFFを繰返すことにより界磁巻線の過熱
を避けながら電荷の放出が行われる。かご形誘導機2の
回転子には相当の質量があるとともに、内燃機関1に直
結されているので、コンデンサ7の放電電流程度ではか
ご形誘導機2は回転しない。
【0037】制御回路5は、この間検出回路13により
検出されたコンデンサ7および開閉回路9とのインタフ
ェースの電圧をチェックし、その直流側回路の電圧が所
定値以下になったか否かを判断する。所定値以下になっ
ていれば停止動作を実行する。所定値以下になっていな
ければ所定時間を経過したか否かを判断し、所定時間に
達していなければ界磁巻線への放電を継続し、所定時間
を越えても所定値を下回らないときには、何らかの異常
が発生しているものとして警報を発生する。この種の異
常の中には開閉回路9の接点の溶着も含まれ、この警報
により溶着状態にあることを知ることができる。警報出
力は警報回路21から音響警報として送出される。
【0038】図5は本発明実施例におけるキースイッチ
ON時の制御動作の流れを示す流れ図である。
【0039】車両が停止状態にあってキースイッチ20
がONされると、制御回路5が起動し検出回路13が検
出したインバータ回路4の高圧側のインタフェース電圧
を取込み、その電圧が所定値を越えているか否かを判断
する。所定値を越えていなければ正常状態にあると判断
し開閉回路9を閉状態に設定する。所定値を越えている
場合には異常状態にあるので開閉回路9の制御を禁止し
開状態を維持するとともに警報を発生する。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、運
転席のキースイッチの操作により、自動的にインバータ
回路から直流高電圧回路を開閉回路により切離し、切離
した後にインバータ回路の直流回路側のコンデンサに直
流高電圧が蓄積されていないようにすることができるの
で、安全な状態で臨時的な点検あるいは整備を実施する
ことができる。また、開閉回路の接点が溶着したことに
よって電圧が所定値以下にならないとき、あるいは何ら
かの原因でインバータ回路の直流側回路に高電圧が蓄積
されたままにあるときには、警報により危険な状態にあ
ることが事前に通知されるので、直流側の高電圧に触れ
て事故を起こすようなことを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置の要部の構成を示すブロック
図。
【図2】本発明実施例装置の制御回路およびインバータ
回路の構成を示す図。
【図3】本発明実施例装置に係わる操作手段の配置例を
示す運転席の斜視図。
【図4】本発明実施例におけるキースイッチOFF時の
制御動作の流れを示す流れ図。
【図5】本発明実施例におけるキースイッチON時の制
御動作の流れを示す流れ図。
【図6】従来例装置の要部の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 かご形誘導機 3 二次電池回路 4 インバータ回路 5 制御回路 6 回転センサ 7 コンデンサ 8 電流遮断器 9 開閉回路 10 DC/DCコンバータ 11 抵抗器 12 半導体スイッチ回路 13 検出回路 14 スイッチ制御回路 15 電流検出器 20 キースイッチ 21 警報回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 11/02 - 11/14 B60L 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の主動力装置である内燃機関の回転
    軸に直結されたかご形誘導機(2)と、蓄電手段(3)
    と、前記かご形誘導機の多相交流回路と前記蓄電手段の
    直流回路とを双方向に電気エネルギを変換して結合する
    インバータ回路(4)と、このインバータ回路を制御す
    る制御回路とを備え、前記インバータ回路の直流回路側
    にコンデンサ(7)が接続された補助制動および補助動
    力装置において、 前記蓄電手段と前記インバータ回路とを接続する通路に
    開閉回路(9)が介挿され、 前記制御回路は、運転席のキースイッチ(20)の操作
    に伴う装置起動制御の中でこの開閉回路(9)を閉成状
    態に制御する手段と、前記キースイッチ操作に伴う装置
    停止制御の中でこの開閉回路(9)を開放状態に制御す
    る手段とを備え さらに前記制御回路は、前記インバータ回路の直流側回
    路の電圧を計測する手段と、前記開閉回路を開放状態に
    設定した後にこの電圧が所定値を下回るまで前記かご形
    誘導機が回転しない程度の緩やかな速度で前記インバー
    タ回路を制御してそのかご形誘導機の界磁巻線に前記コ
    ンデンサ(7)に蓄電された電荷を放電させる手段と、
    このコンデンサ(7)に蓄電された電荷を放電させるに
    十分な時間の経過後にも前記直流側回路の電圧が低下し
    ないときには前記開閉回路(9)の開放不良として警報
    を送出する手段と を備えたことを特徴とする補助制動お
    よび補助動力装置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記開閉回路を閉成状
    態に設定するに先立って前記インバータ回路の直流側回
    路の電圧を計測する手段と、その電圧が所定値を越える
    ときに前記開閉回路の制御を禁止して警報を送出する手
    段とを備えた請求項1記載の補助制動および補助動力装
    置。
JP6063625A 1994-03-31 1994-03-31 補助制動および補助動力装置 Expired - Fee Related JP3055751B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6063625A JP3055751B2 (ja) 1994-03-31 1994-03-31 補助制動および補助動力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6063625A JP3055751B2 (ja) 1994-03-31 1994-03-31 補助制動および補助動力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07274302A JPH07274302A (ja) 1995-10-20
JP3055751B2 true JP3055751B2 (ja) 2000-06-26

Family

ID=13234715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6063625A Expired - Fee Related JP3055751B2 (ja) 1994-03-31 1994-03-31 補助制動および補助動力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3055751B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10224902A (ja) * 1997-02-04 1998-08-21 Nissan Motor Co Ltd 電気自動車のモーター駆動制御装置
JP2002175750A (ja) 2000-12-08 2002-06-21 Toyota Motor Corp リレーの溶着検出装置
JP2010220286A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Aisin Seiki Co Ltd モータ制御装置および車両システム
KR101326813B1 (ko) * 2011-07-28 2013-11-07 기아자동차 주식회사 하이브리드 자동차의 잔류 고전압 방전 시스템 및 그 방법
JP6368198B2 (ja) * 2014-09-12 2018-08-01 日野自動車株式会社 エンジン始動制御装置
JP6493177B2 (ja) 2015-11-26 2019-04-03 スズキ株式会社 電動車両の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07274302A (ja) 1995-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3776348B2 (ja) 車両用電源装置
JP2879486B2 (ja) 内燃機関の制動および補助動力装置
JP2005020952A (ja) 車両の制御装置
WO1993017890A1 (en) Braking and auxiliary power apparatus of internal combustion engine
KR20120067339A (ko) 에너지 시스템에서 장애 발생 시 하이브리드 자동차의 구동 방법 및 장치
JPH05146008A (ja) シリーズハイブリツド車の駆動制御装置
JP2007028733A (ja) モータ駆動装置およびハイブリッド駆動装置
JP6173564B2 (ja) 作業機械
JP2006304390A (ja) ハイブリッド車両用電源装置
JP6306210B2 (ja) 電力変換装置
JP3345288B2 (ja) 電気自動車の制御装置
JP4143267B2 (ja) 車両の電力供給装置
JP3055751B2 (ja) 補助制動および補助動力装置
JP2919219B2 (ja) 内燃機関の制動および補助動力装置
US20220388406A1 (en) Supply device, fuel cell vehicle, and method for limiting voltage in a supply device
JP5529393B2 (ja) 発電電動機駆動装置に適用される蓄電装置の放電装置
JP3972322B2 (ja) 電気車の制御装置
JP3395145B2 (ja) リフティングマグネット装置
JP3105061B2 (ja) 自動車の制動および補助動力装置
JP3606760B2 (ja) ハイブリッド電気自動車の電源システム
JP3963155B2 (ja) 電力供給制御装置およびこれを備える動力出力装置並びに自動車
JP3088900B2 (ja) 補助制動および補助動力装置
JP3640682B2 (ja) 電気自動車のバッテリ接続制御装置
JP7041567B2 (ja) 車両用電源装置
JP3168807B2 (ja) リターダ装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090414

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees