JP3640682B2 - 電気自動車のバッテリ接続制御装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電気自動車に搭載され直流電圧を出力するバッテリとこのバッテリから出力される電圧により駆動される駆動対象装置(例えばインバータ)の間の接続を制御する電気自動車のバッテリ接続制御装置に関し、特にメンテナンスプラグを備えるバッテリと駆動対象装置の間の接続の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車は車載のバッテリから供給される電力により走行用モータを駆動して走行する車両である。走行用モータは大出力のモータであるため、これに駆動電力を供給するためのバッテリの出力電圧(放電電圧)は高くなければならず、またその放電電流量も大きくなければならない。このようなバッテリの取扱いには非常に注意が必要であり、従来から、各種事故を防ぐという観点から各種の提案がなされている。
【0003】
図7には、一従来例に係る電気自動車の要部構成が示されている。この図に示される三相交流モータ10は電気自動車の走行用モータであり、車載の主バッテリ12からインバータ14を介して駆動電力の供給を受け回転駆動する。インバータ14は所定個数の(図では6個の)スイッチング素子16から構成されており、図示しないモータECUから供給されるスイッチング制御信号によりこれらスイッチング素子16がオン/オフする。モータECUは、モータ10に要求される出力に応じてこのスイッチング制御信号を発生させる。従って、インバータ14を用いその制御を行うことにより、主バッテリ12の出力電力(放電電力)を三相交流電力に変換してモータ10を駆動することができ、またモータ10の出力を制御することができる。
【0004】
この従来例においては、主バッテリ12に係る事故を防止するという観点から、大きく分けて2個の回路的対処が施されている。
【0005】
第1の対処は、主バッテリ12に安全プラグ18を設けている点である。安全プラグ18は、複数個のセルが直列接続された構成を有する主バッテリ12において、セル接続のほぼ中央に設けられている。安全プラグ18は、主バッテリ12の通常使用時には装着状態とされており、この状態では主バッテリ12の両端に電圧が現れる。安全プラグ18を取り外すと、主バッテリ12の両端には電圧は現れない。従って、非常時や主バッテリ12の実装・修理等の作業時には、この安全プラグ18を取り外すのみで、安全性を確保できる。この技術に関しては、本願出願人が先に提案している特公昭57−4063号を参照されたい。
【0006】
第2の対処は、主バッテリ12とインバータ14の間の接続を開閉するため2個のリレーA及びB並びに電流制限用の抵抗Rを設け、リレーA及びBの開閉を車両ECU20により制御している点である。2個のリレーのうちBは、オンした場合に主バッテリ12とインバータ14の間を直結するよう設けられており、従ってこのリレーBをオンすることによりインバータ14の動作を開始させることができる。しかし、インバータ14の動作が安定的に実行されるためには主バッテリ12から供給される直流電圧が安定している必要があり、そのため、例えば14100μF程度の容量を有するコンデンサCがインバータ14のバッテリ側端子間に設けられている。従って、コンデンサCが充電されていない状態でリレーBをオンさせると、コンデンサCの急充電によって大電流が流れてしまう。リレーA及び抵抗Rはこの大電流を防ぐため設けられている。また、車両ECU20は、リレーA及びBのオン/オフタイミングを制御する。抵抗RdはコンデンサCを放電させるための放電抵抗であり、この放電抵抗Rdを設けることにより、駆動系の各装置の修理及びメンテナンスの際の作業者の感電を防止できる。なお、コンデンサCに蓄えられている電荷(静電エネルギー)が所定レベル以下になるまで点灯するよう、LEDを設けるのが好ましい。
【0007】
図8には、この従来例における車両ECU20の動作のフロー、特にモータ始動時に実行されるジャンクションボックス22の制御のフローが示されている。ジャンクションボックス22は、電気自動車に搭載される各種電気機器間の接続を制御するためのリレー等を集めて構成した部材であり、図7に示されるリレーA及びB並びに抵抗Rの他にも、例えば主バッテリ12と補機バッテリの間の接続や主バッテリ12とエアコンの間の接続等に係る部材を有しているが、図7においては簡略化のため図示を省略している。
【0008】
図8に示されるように、車両ECU20は、スタータ信号STがオンするのに応じてリレーA及びBの制御を開始する(100)。すなわち、車両操縦者のキー操作等に応じてスタータ信号STがオンするまでは、接点制御信号CONTをL値に保ち、リレーA及びBをオフに保つ。スタータ信号STがオンすると、車両ECU20は、接点制御信号CONTをH値に変える(102)。ジャンクションボックス22は、この接点制御信号CONTを入力する。リレーAは、図9に示されるように、接点制御信号CONTの値がH値に転ずるのに応じてオンする。リレーBは、接点制御信号CONTの値がH値に転じた後、コンデンサCが充電されるのに十分な時間、例えば700msecの経過後にオンする。
【0009】
従って、接点制御信号CONTの値がH値に転じた直後は主バッテリ12とインバータ14の間が抵抗Rを介して接続された状態となり、コンデンサCは抵抗R及びコンデンサCの値により定まる時定数で充電される。このとき、抵抗Rにより充電電流が制限されるから、主バッテリ12の放電電流は大電流とはならない。さらに、コンデンサCが充電された後にリレーBがオンするため、抵抗Rによる電力消費や発熱はさほど問題とならない。このような構成及び制御により、大電流の発生を防ぐことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の構成においては、主バッテリとインバータの間が直結されている状態で安全プラグが抜かれると、インバータの主バッテリ側端子間に設けられているコンデンサに蓄えられた電荷は放電抵抗により5〜10min程度で放電する。この後に図9に示されるように安全プラグが再び装着されると、コンデンサの充電により主バッテリの放電電流が大電流となってしまう。これは、火花発生につながり、安全プラグの損傷の恐れがあった。
【0011】
本発明は、このような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、車載の駆動対象装置(例えばインバータ)が車載のバッテリに直結している状態でメンテナンスプラグ(安全プラグ)が外され、再度装着された場合であっても、バッテリの放電電流が大電流とならないようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明は、電気自動車に搭載されたバッテリと駆動対象装置の間の接続を開閉するよう設けられた第1の接点と、第1の接点に直列接続された電流制限抵抗と、バッテリと駆動対象装置の間の接続を開閉するよう設けられ第1の接点及び電流制限抵抗に並列接続された第2の接点と、バッテリと駆動対象装置の間の接続を閉じる際、駆動対象装置に流れる電流が上記電流制限抵抗により制限されるよう、第1及び第2の接点の開閉タイミングを制御する閉結タイミング制御手段と、を備え、使用者によりバッテリにメンテナンスプラグが装着されたときにのみ直流電圧を出力するバッテリとこのバッテリから出力される電圧により駆動される駆動対象装置の間の接続を制御する装置において、バッテリに対するメンテナンスプラグの使用者による着脱状態を検出する検出手段と、メンテナンスプラグがはずされた場合に、少なくとも第2の接点を開放させる接続開放制御手段を備えることを特徴とする。
【0013】
本発明は、また、接続開放制御手段が第2の接点を開放させた後に使用者によりメンテナンスプラグが装着された場合に、第1及び第2の接点を所定タイミングで閉結させる接続復帰制御手段を備えることを特徴とする。
【0014】
本発明は、さらに、検出手段が、メンテナンスプラグと一体に着脱されるよう設けられた第3の接点と、第3の接点が開いた場合にメンテナンスプラグがはずされたと判定し、閉じた場合に装着されたと判定する手段と、を有することを特徴とする。
【0015】
本発明は、あるいは、検出手段が、バッテリの出力電圧を検出する手段と、バッテリの出力電圧が所定値より低い場合にメンテナンスプラグがはずされたと判定し、高い場合に装着されたと判定する手段と、を有することを特徴とする。
【0016】
【作用】
本発明においては、まず、駆動対象装置に流れる電流を制限すべく、第1及び第2の接点が制御され、所定タイミングで閉結される。また、検出手段によってメンテナンスプラグの使用者による着脱状態が検出される。従って、例えば第2の接点が閉じている状態でメンテナンスプラグがはずされた場合、これを検出手段による検出の結果に基づき知ることができる。本発明においては、例えば第2の接点が閉じている状態でメンテナンスプラグがはずされた場合に、接続開放制御手段によって少なくとも第2の接点が開放するよう、制御される。従って、その後メンテナンスプラグが再度装着された場合であっても、バッテリから駆動対象装置(例えばインバータ)に至る回路は形成されず、あるいは少なくとも電流制限抵抗を含む回路となるから、バッテリの放電電流は大電流とはならない。
【0017】
本発明においては、また、接続開放制御手段が第2の接点を開放させた後に使用者によりメンテナンスプラグが装着された場合に、第1及び第2の接点が所定タイミングで閉結するよう接続復帰制御手段により制御される。従って、メンテナンスプラグを再度装着した後車両操縦者が一旦スタート信号をオフさせ再度オンさせるといった手間なしに、駆動対象装置にバッテリの電力を供給可能になる。
【0018】
本発明においては、さらに、上述の検出手段がメンテナンスプラグの付加的な構成により実現される。すなわち、メンテナンスプラグと一体に着脱されるよう第3の接点を設けておけば、第3の接点が開いた場合にメンテナンスプラグがはずされたと判定し、閉じた場合に装着されたと判定することが可能になる。
【0019】
本発明においては、また、上述の検出手段が電圧センサ等によって実現される。すなわち、バッテリの出力電圧を検出する手段を設けておけば、バッテリの出力電圧が所定値より低い場合にメンテナンスプラグがはずされたと判定し、高い場合に装着されたと判定することが可能になる。バッテリの出力電圧は、一般に、駆動対象装置等の制御のために、あるいはバッテリの充電制御のために監視されているから、このような構成の検出手段を実現するためにはハードウエア的な付加は必要なく、専ら制御手順の変更のみで足りる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例について図面に基づいて説明する。なお、図7〜図9に示される従来例と同様の構成には同一の符号を付し説明を省略する。
【0021】
図1には、本発明の第1実施例に係る電気自動車の構成が示されている。この実施例においては、主バッテリ12の両端の電圧を検出する電圧センサ24が設けられており、電圧センサ24により検出された主バッテリ12の出力電圧VBは車両ECU20に供給されている。
【0022】
図2には、この実施例における車両ECUの制御フロー、特にモータ10を始動させる際のジャンクションボックス22の制御フローが示されている。この図で示されるように、本実施例においては、前述のステップ102が実行された後、電圧センサ24によって検出される主バッテリ12の出力電圧VBがほぼ0[V]であるかか否かが判定される(104)。すなわち、安全プラグ18が装着されている状態では主バッテリ12の両端の電圧は0とならないが、安全プラグ18がはずされると0になる。従って、ステップ104により、安全プラグ18が装着されているかあるいははずされているかを知ることができる。この判定の結果、VB≒0[V]であると判定された場合、車両ECU20は、接点制御信号CONTの値をH値からL値に転ずる(106)。すると、これに応じ、ジャンクションボックス22を構成するリレーA及びBは共にオフする。この状態では、主バッテリ12とインバータ14の間の接続は断たれており、従って、この状態で使用者が安全プラグ18を装着したとしても、コンデンサCの充電による大電流が生じることはない。なお、ステップ104においてVB≒0[V]でないと判定された場合には、スタート信号STがオフしている場合と同様図2に示される動作が終了する。
【0023】
図3には、この実施例における車両ECU20の制御フロー、特にステップ106が実行された後に安全プラグ18が再度装着された場合に実行される制御フローが示されている。この図で示される制御フローは、電圧センサ24によって検出される主バッテリ12の出力電圧VBがVB≒0[V]でないこと(108)、接点制御信号CONTの値がL値であること(110)、及びスタート信号STがオンしていること(112)を条件として実行される。これらの条件がいずれも成立した場合には、車両ECU20は接点制御信号CONTの値をL値からH値に転じる(114)。これに応じて、リレーA及びBは、例えば、図9に示されるようなタイミングでオンする。従って、この実施例においては、図2に示される制御フローによってリレーA及びBがオフした後に安全プラグ18がはずされた場合であっても、車両操縦者がスタート信号STを一旦オフして再度オンするといった手順をふむことなく、リレーA及びBが所定のタイミングでオンされることとなり、使用性の高い装置が得られる。
【0024】
更に、この実施例においては、安全プラグ18の状態が主バッテリ12の両端の電圧、すなわち電圧センサ24によって出力電圧VBの判定により検出されている。主バッテリ12の出力電圧VBは、図示しないがインバータ14の制御や主バッテリ12の充放電制御のために従来から設けられるのが一般的であり、従って、この実施例に係る機能は格別のハードウエア的構成を付加することなく車両ECU20の制御手順の一部変更のみによって実現することができる。従って、この実施例の装置は実現が容易であり、またそれにより一層の安全性の向上といった効果を実現することができる。
【0025】
図4には、本発明の第2実施例に係る電気自動車の構成が示されている。この図に示されるように本実施例においては、安全プラグ26の構成が第1実施例における安全プラグ18の構成とは異なっている。この安全プラグ26は、+5[V]にプルアップされた配線28を接地するための接点30を有している。また、この配線28は、バッファ32を介して車両ECU20に接続されている。車両ECU20は、バッファ32の出力をプラグ状態信号PLGとして入力している。このプラグ状態信号PLGは、安全プラグ26が装着されている場合にはL値となり、はずされている場合にはH値となる。すなわち、安全プラグ26が装着されている状態では配線28は接点30を介して接地されているためプラグ状態信号PLGがL値となるのに対し、一旦安全プラグ26がはずされると配線28の電位は+5[V]となりプラグ状態信号PLGは従ってH値となる。
【0026】
図5及び図6には、本実施例における車両ECU20の制御フローが示されている。特に、図5に示される制御フローは第1実施例における図2の制御フローに、図6に示される制御フローは図3に示される制御フローにそれぞれ対応しており、これらの制御フローにおいては、ステップ104及び108に代えステップ104A及び108Aが実行されている。
【0027】
ステップ104A及び108Aにおいては、第1実施例における出力電圧の検出値VBに代え、プラグ状態信号PLGを用いて安全プラグ26の状態が判定される。すなわち、ステップ104A及び108Aにおいてはプラグ状態信号PLGの値がH値であるか否かが判定され、H値である場合には安全プラグ26がはずされていると、L値である場合には装着されているとそれぞれ判定される。
【0028】
従って、この実施例においても、前述の第1実施例と同様の効果を得ることができる。また、この効果は、安全プラグ26の付加的な構成、すなわち接点30によって実現することができ、ハードウエア的な変更も小規模なもので足りる。
【0029】
なお、図2及び図5に示される制御フローにおいては、安全プラグ18又は26がはずされていると判定された場合にステップ106において接点制御信号CONTの値がL値に変えられ、リレーA及びBが共にオフされていた。しかし、オフするのはリレーA及びBのうちBのみであっても構わない。すなわち、リレーAがオンしておりBがオフしている状態では、主バッテリ12の放電電流によるコンデンサCの充電は抵抗Rを介して行われる状態となるため、少なくとも、コンデンサCの充電に係る電流値を制限することができる。また、その場合、図3又は図6に示されるステップ114においては、リレーBのみをオンさせるだけで足りる。
【0030】
更に、本発明は主バッテリ12とインバータ14との接続の制御に限定されるものではない。すなわち、主バッテリ12との接続対象となる装置が、主バッテリ12との接続の直後に比較的大きな電流が流れ得る性質を有しているならば、当該装置と主バッテリ12との接続に本発明を適用することができる。加えて、リレーA及びBの構成や、ジャンクションボックス22の他の部分の構成、あるいは安全プラグ18又は26の細部の構成に限定を要するものではない。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、少なくとも第2の接点が閉じている状態でメンテナンスプラグがはずされた場合に少なくとも第2の接点を開放させるようにしたため、その後メンテナンスプラグが再度装着された場合であってもバッテリの放電電流が大電流となることを防ぐことができ、火花発生によるメンテナンスプラグの損傷がなくより安全で使用性の高い電気自動車が得られる。
【0032】
また、本発明によれば、接続開放制御手段が第2の接点を開放させた後にメンテナンスプラグが装着された場合に、第1及び第2の接点を所定順序及び所定時間間隔で閉結するようにしたため、メンテナンスプラグを再度装着した後車両操縦者が一旦スタート信号をオフさせ再度オンさせるといった手間なしに、駆動対象装置にバッテリの電力を供給可能になる。
【0033】
本発明によれば、さらに、上述の検出手段をメンテナンスプラグの付加的な構成により実現でき、あるいは電圧センサ等を用いて実現できる。従って、装置に大きなハードウエア的改変を施す必要がなく、早期実施の容易な装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】この実施例の制御フローを示す図である。
【図3】この実施例の制御フローを示す図である。
【図4】第2実施例の構成を示すブロック図である。
【図5】この実施例の制御フローを示す図である。
【図6】この実施例の制御フローを示す図である。
【図7】従来例の構成を示すブロック図である。
【図8】この従来例の制御フローを示す図である。
【図9】この従来例の問題点を示す図である。
【符号の説明】
10 モータ
12 主バッテリ
14 インバータ
18,26 安全プラグ
20 車両ECU
22 ジャンクションボックス
24 電圧センサ
A,B リレー
R 抵抗
C コンデンサ
Claims (4)
- 電気自動車に搭載されたバッテリと駆動対象装置の間の接続を開閉するよう設けられた第1の接点と、第1の接点に直列接続された電流制限抵抗と、バッテリと駆動対象装置の間の接続を開閉するよう設けられ第1の接点及び電流制限抵抗に並列接続された第2の接点と、バッテリと駆動対象装置の間の接続を閉じる際、駆動対象装置に流れる電流が上記電流制限抵抗により制限されるよう、第1及び第2の接点の開閉タイミングを制御する閉結タイミング制御手段と、を備え、使用者によりバッテリにメンテナンスプラグが装着されたときにのみ直流電圧を出力するバッテリとこのバッテリから出力される電圧により駆動される駆動対象装置の間の接続を制御する電気自動車のバッテリ接続制御装置において、
バッテリに対するメンテナンスプラグの使用者による着脱状態を検出する検出手段と、
メンテナンスプラグがはずされた場合に、少なくとも第2の接点を開放させる接続開放制御手段と、
を備えることを特徴とする電気自動車のバッテリ接続制御装置。 - 請求項1記載の電気自動車のバッテリ接続制御装置において、 接続開放制御手段が第2の接点を開放させた後に使用者によりメンテナンスプラグが装着された場合に、第1及び第2の接点を所定タイミングで閉結させる接続復帰制御手段を備えることを特徴とする電気自動車のバッテリ接続制御装置。
- 請求項1記載の電気自動車のバッテリ接続制御装置において、 検出手段が、メンテナンスプラグと一体に着脱されるよう設けられた第3の接点と、第3の接点が開いた場合にメンテナンスプラグがはずされたと判定し、閉じた場合に装着されたと判定する手段と、を有することを特徴とする電気自動車のバッテリ接続制御装置。
- 請求項1記載の電気自動車のバッテリ接続制御装置において、 検出手段が、バッテリの出力電圧を検出する手段と、バッテリの出力電圧が所定値より低い場合にメンテナンスプラグがはずされたと判定し、高い場合に装着されたと判定する手段と、を有することを特徴とする電気自動車のバッテリ接続制御装置。
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