JP3055718U - 飾り具 - Google Patents

飾り具

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JP3055718U
JP3055718U JP1998005115U JP511598U JP3055718U JP 3055718 U JP3055718 U JP 3055718U JP 1998005115 U JP1998005115 U JP 1998005115U JP 511598 U JP511598 U JP 511598U JP 3055718 U JP3055718 U JP 3055718U
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正博 多田
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正博 多田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の好みが変わった場合、使用目的が
(冠婚葬祭のように)異なる場合、あるいは季節が変化
した場合等の種々の状況の変化に応じて、容易に交換す
ることが可能である、飾り具を提供することを課題とす
る。 【解決手段】 第一の部材10と第二の部材20とから
成る飾り具であって、第一の部材10が物品本体50に
固定可能であるように設けられ、第二の部材20が第一
の部材10に対して着脱自在に設けられており、第一の
部材10が係合突起部を備え、第二の部材20が係合突
起部の挿入が可能である係合開口部と、係合突起部との
係合部として機能する係合手段と、係合突起部と係合手
段とを係合させる方向に係合手段に対して付勢力を与え
る付勢手段とを備え、係合手段が、付勢手段が係合手段
に及ぼす付勢力に抗する力を与えることが可能である押
圧部を有することを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、鞄、ベルト、アクセサリー等に用いられる飾り具に関し、詳しくは 、使用者の好みや外出先の雰囲気等に合わせて適宜交換することが可能である飾 り具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から市販されている鞄やベルト等(以下、「鞄等」という。)には、それ ぞれ、使用者の好み、使用目的、使用する季節等に応じて、種々の飾り具が設け られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術に係る鞄等に設けられた飾り具は、通常、鞄等の 本体部分に固着して設けられているので、使用者の好みが変わった場合、使用目 的が(冠婚葬祭のように)異なる場合、あるいは季節が変化した場合等の種々の 状況の変化に応じて、適宜交換することは困難であった。したがって、従来、使 用者は、様々な状況に適応する飾り具を設けた鞄等を種々用意する必要があり、 このように種々の鞄等を用意することは、使用者にとって煩雑であり、また不経 済でもあるという問題があった。
【0004】 そこで、本考案はこのような問題を解決するためになされたものであって、使 用者の好みが変わった場合、使用目的が(冠婚葬祭のように)異なる場合、ある いは季節が変化した場合等の種々の状況の変化に応じて、容易に交換することが 可能である、飾り具を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、上記課題を解決するためになされたものであって、第一 の部材10と第二の部材20とから成る飾り具であって、前記第一の部材10が 物品本体50に固定可能であるように設けられ、前記第二の部材20が前記第一 の部材10に対して着脱自在に設けられており、前記第一の部材10が係合突起 部14を備え、前記第二の部材20が前記係合突起部14の挿入が可能である係 合開口部24と、前記係合突起部14との係合部として機能する係合手段25と 、前記係合突起部14と前記係合手段25とを係合させる方向に前記係合手段2 5に対して付勢力を与える付勢手段26とを備え、前記係合手段25が、前記付 勢手段26が前記係合手段25に及ぼす付勢力に抗する力を与えることが可能で ある押圧部25cを有することを特徴とする。
【0006】 本考案に係る飾り具によれば、前記第一の部材10に対して前記第二の部材2 0が着脱自在に設けられているので、必要に応じて、形状、色彩、模様等の異な る部材を前記第一の部材10に取り付けて飾り具を構成することが可能となる。 すなわち、本考案においては、前記第二の部材20が着脱自在であるため、前記 第二の部材20以外の部材であっても、前記第一の部材10に結合可能な構成を 有する部材であれば、前記第二の部材20に換えて前記第一の部材10に結合さ せて、飾り具を構成させることができる。また、上記構成に係る飾り具であれば 、簡単な構成および方法によって(前記係合手段25に設けられた前記押圧部2 5cに対しての押圧力の有無による前記付勢手段26の付勢力の調整によって) 、前記係合突起部14と前記係合手段25との係合状態を制御可能であるので、 前記第二の部材20の着脱を容易に行うことができる。 したがって、本考案によれば、使用者の好みが変わった場合、使用目的が(冠 婚葬祭のように)異なる場合、あるいは季節が変化した場合等の種々の状況の変 化に応じて、容易に交換することが可能である、飾り具を得ることができる。
【0007】 また、本考案に係る飾り具においては、前記第一の部材10が位置規制突起部 13を備え、前記第二の部材20が前記位置規制突起部13に対応した位置規制 開口部23を備えたことが好ましい。
【0008】 この好ましい例によれば、前記位置規制開口部23と前記位置規制突起部13 との間の隙間を微少のものとすれば、前記位置規制開口部23内において、前記 位置規制突起部13は左右方向には殆どぶれない。したがって、結合状態の前記 第一の部材10と前記第二の部材20とが、左右方向にぶれることもない。
【0009】 また、本考案に係る飾り具においては、前記第二の部材20が、色彩、模様お よび材質の少なくとも一つが異なる、表面部21aと裏面部21bとを備えた本 体部21を有することが好ましい。
【0010】 この好ましい例によれば、前記第一の部材10に対して、容易に着脱すること が可能である前記第二の部材20が、模様等の異なる前記表面部21aと前記裏 面部21bとを有する前記本体部21を備えているので、前記第一の部材10に 前記第二の部材20を取り付ける際に、各面部21a,21bのどちらか一方を 外部に表出する側(物品本体50の外部から観察可能な側)として選択すること ができる。したがって、この好ましい例によれば、一つの前記第二の部材20を 用いて、複数の模様等の変更を容易に行うことが可能である飾り具を得ることが できる。
【0011】 また、本考案に係る飾り具においては、前記第二の部材20が、前記表面部2 1aと前記裏面部21bとの間に、前記係合手段25と前記付勢手段26を挟持 して構成されたことが好ましい。
【0012】 この好ましい例によれば、本考案の上記効果を有する飾り具の構成要素である 前記第二の部材20を、簡単に形成することができる。
【0013】 さらに、本考案は、第一の部材10と第二の部材20とから成る飾り具であっ て、前記第一の部材10が物品本体50に固定可能であるように設けられ、前記 第二の部材20が前記第一の部材10に対して着脱自在に設けられており、前記 第一の部材10が、位置規制突起部13と係合突起部14とを備え、前記第二の 部材20が、色彩、模様および材質の少なくとも一つが異なる表面部21aと裏 面部21bとを備えた本体部21と、前記位置規制突起部13に対応した位置規 制開口部23と、前記係合突起部14の挿入が可能である係合開口部24と、前 記係合突起部14との係合部として機能する係合手段25と、前記係合突起部1 4と前記係合手段25とを係合させる方向に前記係合手段25に対して付勢力を 与える付勢手段26とを備え、前記係合突起部14が、略T字形状を有し、前記 係合手段25が、前記係合突起部14との係合が可能な形状の鉤部25bと、前 記付勢手段26が前記係合手段25に及ぼす付勢力に抗する力を与えることが可 能である押圧部25cとを有し、前記表面部21aと前記裏面部21bとの間に 、前記係合手段25と前記付勢手段26とを挟持して構成されたことを特徴とす る。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】 図1は、本考案の実施形態に係る飾り具の表面斜視図を示したものである。図 1に示すように、本実施形態に係る飾り具30は、第一の部材10と第二の部材 20とから構成されている。本実施形態において、第一の部材10は、鞄等の物 品本体50に固定して設けることが可能であるように構成され、また、第二の部 材20は、第一の部材10に対して着脱自在であるように構成されている。
【0016】 図2は、本実施形態に飾り具を構成している第一の部材の裏面斜視図を示した ものである。図2において、第一の部材10は、取付孔12が形成された本体部 11と、第二の部材20との間における位置合わせ(位置の規制)に用いられる 位置規制突起部13と、第二の部材20との係合部として2箇所に設けられた係 合突起部14とを用いて構成されている。
【0017】 本実施形態において、第一の部材10は、本体部11に形成された2個の取付 孔12を介して鞄等の物品本体側に固定して取り付けられている。具体的には、 縦断面形状がコ字形状である本体部11に鞄等の本体側(鞄の蓋部等)を挟持し 、取付孔12からピン等を差し込んで、第一の部材10を鞄の蓋部等に固定して いる。 また、位置規制突起部13および係合突起部14は、本体部11と別体として 形成されても、また、本体部11と一体として形成されてもよい。別体の場合に は、各突起部13,14と本体部11とは、ろう付け、またはその形成材料に応 じた何らかの接着剤、あるいはねじ等を用いて接合される。さらに、各突起部1 3,14の一部が本体部11と別体として設けられ、その他の残りの部分が本体 部11と一体として設けられてもよい。
【0018】 図3は、本実施形態に係る飾り具を構成している第二の部材の欠截斜視図を示 したものである。図3において、第二の部材20は、表面部21aと裏面部21 bとに異なる模様あるいは色彩等を有する本体部21と、この本体部21内に設 けられた係合手段25と、この係合手段25に所定方向の付勢力を与える付勢手 段26とを用いて構成されている。ここで、付勢手段26としては、コイルばね が用いられている。
【0019】 本体部21には、位置規制突起部13に対応した位置規制開口部23と、係合 突起部14に対応した係合開口部24とが形成されている。また、本体部21に は、係合突起部14と係合して第一の部材10と第二の部材20とを結合させる 係合手段25を収容する空間と、係合手段25に付勢力を与える付勢手段26を 収容する空間とが形成されている。
【0020】 係合手段25は、付勢手段26との接触部分である接触部25aと、係合突起 部14と係合する部分である鉤部25bと、係合手段25に付勢手段26に抗す る力を加えるために係合手段に押圧力を加える部分である押圧部25cと、接触 部25a、鉤部25b、および押圧部25cを連結して係合手段25を一体化し ている連結部25dとから構成されている。
【0021】 本体部21は、表面部21aと裏面部21bとを張り合わせて構成されており 、この表面部21aおよび裏面部21bには、第一および係合開口部23,24 と、係合手段25および付勢手段26を収容する空間と、第二の部材20の外部 から押圧部25cに対して力を加えることが可能であるように、押圧部25cに 対応した形状の開口部とが、あらかじめ形成されている。 そして、表面部21aと裏面部21bとの間に、係合手段25と付勢手段26 とを挟持した状態で、表面部21aと裏面部21bとを接着等して、第二の部材 20を構成している。
【0022】 図4は、本実施形態に係る飾り具の結合状態を示した断面斜視図である。本実 施形態に係る飾り具30は、図4(イ)、図4(ロ)、図4(ハ)の順序に従え ば、第一の部材10から第二の部材20が取り外され、反対に、図4(ハ)、図 4(ロ)、図4(イ)の順序に従えば、第一の部材10に第二の部材20が取り 付けられる。
【0023】 ここでは、まずはじめに、第一の部材10から第二の部材20が取り外される 場合を、図4に基づいて説明する。
【0024】 図4(イ)に示すように、飾り具30は、第一の部材10と第二の部材20と から構成されている。 この図4(イ)の状態において、係合手段25は、接触部25aに接している 付勢手段26によって、右方向(図4(イ)における矢印Aの方向)の付勢力を 受ける。この付勢力により、係合開口部24内においては鉤部25bと係合突起 部14とが係合し、第一の部材10と第二の部材20とが結合される。 この際、係合状態の鉤部25bと係合突起部14との間には微少の隙間(クリ アランス)しか存在しないため、第一の部材10と第二の部材20との間におい ては、上下方向(上方向とは図4(ハ)における矢印Cの方向であり、下方向と は図4(ハ)における矢印Dの方向である。)のぶれは、殆ど発生しない。 また、位置規制開口部23と位置規制突起部13との間にも微少の隙間(クリ アランス)しか存在しないため、位置規制開口部23内において、位置規制突起 部13は左右方向(右方向とは図4(イ)における矢印Aの方向であり、左方向 とは図4(ロ)における矢印Bの方向である。)には、殆どぶれない。したがっ て、結合状態の第一の部材10と第二の部材20とが、左右方向にぶれることも ない。 すなわち、図4(イ)によれば、付勢手段26によって係合突起部14と鉤部 25bとが確実に係合されると共に、位置規制突起部13と位置規制開口部23 とによって左右方向の動きが規制され、係合突起部14と鉤部25bとによって 上下方向の動きが規制されているので、飾り具30を構成する第一の部材10と 第二の部材20との結合状態は、効果的に維持されることとなる。
【0025】 第一の部材10から第二の部材20を取り外す場合には、まずはじめに、図4 (ロ)に示すように、使用者が、付勢手段26の力に抗する方向(図4(ロ)に おける左方向(矢印Bの方向))に、第二の部材20の押圧部25cに対して力 を加える。そうすると、その力が接触部25aから付勢手段26に伝わり、付勢 手段26は撓むので、係合手段25は左方向(矢印Bの方向)に移動し、係合突 起部14と鉤部25bとの係合状態が解除される。
【0026】 次に、図4(ハ)に示すように、係合突起部14と鉤部25bとの係合が解除 された状態で(押圧部25cを左方向(矢印Bの方向)に押した状態で)、第二 の部材20を下方向(矢印Cの方向)に移動させる。そうすれば、簡単に、第一 の部材10から第二の部材20を取り外すことができる。
【0027】 次いで、第一の部材10に第二の部材20を取り付ける場合を、図4に基づい て説明する。
【0028】 図4(ハ)は、第一の部材10から第二の部材20が取り外された状態を示し ている。この状態から、第一の部材10に第二の部材20を取り付ける場合には 、まずはじめに、第二の部材20の押圧部25cを左方向(矢印Bの方向)に押 した状態で、第一および係合突起部13,14と、第一および係合開口部23, 24との位置合わせを行いつつ、第二の部材20を上方向(矢印Dの方向)に移 動させ、各開口部23,24内に各突起部13,14を挿入させる。
【0029】 図4(ハ)に従って、各開口部23,24内に各突起部13,14を挿入させ た状態を示しているのが、図4(ロ)である。押圧部25cを付勢手段26に抗 して左方向(矢印Bの方向)に押した状態であれば、各突起部13,14と各開 口部23,24とは容易に嵌合させることが可能である。それぞれを嵌合させた 状態で、押圧部25cに加えている力を取り除いてやれば、付勢手段26の付勢 力が接触部25aから伝わり、係合手段25は、右方向(矢印Eの方向)に移動 させられることとなる。
【0030】 図4(ロ)に従って、押圧部25cに加えている力を取り除き、係合手段25 が右方向(矢印Eの方向)に移動した状態を示しているのが、図4(イ)である 。この状態になれば、先に説明したように、付勢手段26によって係合突起部1 4と鉤部25bとが確実に係合されると共に、位置規制突起部13と位置規制開 口部23とによって左右方向の動きが規制され、係合突起部14と鉤部25bと によって上下方向の動きが規制されるので、飾り具30を構成する第一の部材1 0と第二の部材20との結合状態が効果的に維持されることとなる。
【0031】 以上説明したように、本実施形態に係る飾り具30は、図1から図4に示され た第一の部材10および第二の部材20から構成され、図4で示した簡単な方法 によって(押圧部25cに対する押圧力の有無と、各突起部13,14と各開口 部23,24との嵌合状態とによって)、第一の部材10に対する第二の部材2 0の取り付け、および第一の部材10からの第二の部材20の取り外しを行うこ とができる。 しかも、各突起部13,14と各開口部23,24との嵌合、付勢手段26に よる付勢力、および付勢力による係合突起部14と鉤部25bとの係合等によっ て、第一の部材10と第二の部材20との間には十分な結合力が作用するので、 意図せずに(押圧部25cを押圧することなく)、第二の部材20が第一の部材 10から外れることはない。また、位置規制突起部13と位置規制開口部23と によって左右方向の動きが規制され、係合突起部14と鉤部25bとによって上 下方向の動きが規制されるので、飾り具30を構成する第一の部材10と第二の 部材20との結合状態が効果的に維持される。
【0032】 また、本実施形態においては、第一の部材10に対して、容易に着脱すること が可能である第二の部材20が、模様等の異なる表面部21a、裏面部21bを 有する本体部21(図3参照)を備えている。よって、第一の部材10に第二の 部材20を取り付ける際に、表面部21aおよび裏面部21bのどちらかを表面 側(物品本体の外部から観察可能な側)として選択することができる。さらに、 第二の部材20が着脱自在であるため、第二の部材20以外の部材(形状、模様 あるいは色彩等が第二の部材20とは異なる部材)であっても、第一の部材10 に結合可能な構成を有する部材(各突起部13,14等に対して各部の寸法が適 合する部材)であれば、第二の部材20に換えて第一の部材10に結合させて、 飾り具30を構成させることができる。
【0033】 したがって、本実施形態によれば、第二の部材20の各面部21a,21bの 選択によって二通りの変化が可能である飾り具30を得ることができ、さらに、 第二の部材20以外の部材を用いることによって、様々な状況の変化に対応する ことが可能である飾り具を得ることができる。 すなわち、本実施形態によれば、使用者の好みが変わった場合、使用目的が( 冠婚葬祭のように)異なる場合、あるいは季節が変化した場合等の種々の状況の 変化に応じて、容易に交換することが可能である、飾り具を得ることができる。
【0034】 なお、本実施形態においては、第一の部材10が、第二の部材20との間にお ける位置を規制する位置規制突起部13を有する場合について説明したが、本考 案はこの構成に限定されるものではない。したがって、例えば、係合突起部14 が第二の部材20との間における位置(左右方向の位置)を規制する機能をも兼 ね備えており、位置規制突起部13が省略された構成の第二の部材20であって もよい。
【0035】 また、本実施形態においては、付勢手段26としてコイルばねを用いる場合に ついて説明したが、本考案はこの構成に限定されるものではなく、例えば、板ば ね、あるいは弾性力を有するゴム等を用いてもよい。
【0036】 また、本実施形態においては、第二の部材20の本体部21が略台形状である 場合について説明したが、本考案はこの形状に限定されるものではなく、例えば 、三角形、矩形、半円形、半楕円形等のいかなる形状であってもよい。また、第 一の部材10の形状も本実施形態で示された形状に限定されるものではなく、い かなる形状であってもよい。
【0037】 また、本実施形態においては、第一の部材10にT字形の係合突起部14が設 けられ、このT字形の係合突起部14と、第二の部材20の鉤部25bとが係合 して、第一の部材10と第二の部材20とを結合する場合について説明したが、 本考案はこの構造に限定されるものではなく、係合突起部14の形状は、鉤部2 5bとの間で効果的に結合可能であれば、逆三角形状、あるいは円錐台形状等の 他のいかなる形状であってもよい。また、鉤部25bについても、本実施形態で 説明した形状に限定されるものではなく、係合突起部14との係合が可能であれ ば、いかなる形状であってもよい。
【0038】 また、本実施形態においては、各突起部13,14を有する第一の部材10を 鞄等の物品本体に固着させて飾り具30を構成する場合について説明したが、本 考案はこの構成に限定されるものではなく、例えば、各開口部23,24を有す る第二の部材20に取付孔等を設けて、第二の部材20を鞄等の物品本体に固着 させるように構成し、この第二の部材20に対して着脱自在に設けられた第一の 部材10と、第二の部材20とから飾り具30を構成してもよい。
【0039】 また、本実施形態においては、第一の部材10および第二の部材20の両方が 外部に表出し、これらの両方の部材10,20で飾り具30が構成される場合に ついて説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、どちらか一方のみ が外部に表出することによって、飾り具30が構成されてもよい。したがって、 例えば、第二の部材20を取り外した状態で(すなわち第一の部材10のみ存在 する状態で)飾り具30として用いてもよい。 また、例えば、第一の部材10が鞄等の本体内部(外部から見えない位置)に 固着され、この第一の部材10に対して第二の部材20が着脱自在に設けられて もよい。このような構成であれば、第二の部材20のみが外部に表出し、通常状 態においては第二の部材20のみが外部から見える位置に存在するので、第二の 部材20が飾り具として機能することとなる。
【0040】 また、本実施形態に係る飾り具30は、いかなる材料を用いて形成されていて もよく、形成材料としては、例えば、金属、プラスチック等があげられる。さら に、飾り具30の構成部材が、全て同じ材料で形成されている必要もなく、例え ば、第一の部材10が金属で形成され、第二の部材20がプラスチックで形成さ れていてもよく、また、各部材10,20が複数の異なる材料を用いて形成され ていてもよい。また、本体部21を構成する表面部21aと裏面部21bとを異 なる材料で形成してもよい。
【0041】 また、本実施形態においては、飾り具30の本体部21を構成する表面部21 aと裏面部21bとに施される色彩、あるいは描かれる模様等については、特に 示さなかったが、本考案に係る本体部21の各面部21a,21bに施される色 彩等は、何らかに限定されるものではなく、例えば、冠婚葬祭用に、白色、黒色 、銀色、あるいは金色等を、適宜変更可能であるように構成してもよい。
【0042】 また、以上説明した飾り具30は、鞄、アクセサリー(ネックレス、ブローチ 等の飾り部分)、あるいはベルト(のバックル部分)等、いかなる物品に対する 装飾としても使用することができる。
【0043】 また、本考案で説明した第一の部材10と第二の部材20との脱着方法(図4 参照)を、鞄(鞄の蓋部、肩紐等)、アクセサリー(ネックレス等)、あるいは ベルト等の接続部分として使用することも可能である。
【0044】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、使用者の好みが変わった場合、使用目 的が(冠婚葬祭のように)異なる場合、あるいは季節が変化した場合等の種々の 状況の変化に応じて、容易に交換することが可能である、飾り具を得ることがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態に係る飾り具の表面斜視図
【図2】本考案の実施形態に係る飾り具を構成している
第一の部材の裏面斜視図
【図3】本考案の実施形態に係る飾り具を構成している
第二の部材の欠截斜視図
【図4】本考案の実施形態に係る飾り具の結合状態を示
した断面斜視図
【符号の説明】
10 第一の部材 11 本体部 12 取付孔 13 位置規制突起部 14 係合突起部 20 第二の部材 21 本体部 21a 表面部 21b 裏面部 23 位置規制開口部 24 係合開口部 25 係合手段 25a 接触部 25b 鉤部 25c 押圧部 25d 連結部 26 付勢手段 30 飾り具 50 物品本体(鞄等)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A44B 11/25 A44B 11/25

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の部材(10)と第二の部材(2
    0)とから成る飾り具であって、前記第一の部材(1
    0)が物品本体(50)に固定可能であるように設けら
    れ、前記第二の部材(20)が前記第一の部材(10)
    に対して着脱自在に設けられており、前記第一の部材
    (10)が係合突起部(14)を備え、前記第二の部材
    (20)が前記係合突起部(14)の挿入が可能である
    係合開口部(24)と、前記係合突起部(14)との係
    合部として機能する係合手段(25)と、前記係合突起
    部(14)と前記係合手段(25)とを係合させる方向
    に前記係合手段(25)に対して付勢力を与える付勢手
    段(26)とを備え、前記係合手段(25)が、前記付
    勢手段(26)が前記係合手段(25)に及ぼす付勢力
    に抗する力を与えることが可能である押圧部(25c)
    を有することを特徴とする飾り具。
  2. 【請求項2】 前記第一の部材(10)が位置規制突起
    部(13)を備え、前記第二の部材(20)が前記位置
    規制突起部(13)に対応した位置規制開口部(23)
    を備えた請求項1に記載の飾り具。
  3. 【請求項3】 前記第二の部材(20)が、色彩、模様
    および材質の少なくとも一つが異なる、表面部(21
    a)と裏面部(21b)とを備えた本体部(21)を有
    することを特徴とする請求項2に記載の飾り具。
  4. 【請求項4】 前記第二の部材(20)が、前記表面部
    (21a)と前記裏面部(21b)との間に、前記係合
    手段(25)と前記付勢手段(26)とを挟持して構成
    された請求項3に記載の飾り具。
  5. 【請求項5】 第一の部材(10)と第二の部材(2
    0)とから成る飾り具であって、前記第一の部材(1
    0)が物品本体(50)に固定可能であるように設けら
    れ、前記第二の部材(20)が前記第一の部材(10)
    に対して着脱自在に設けられており、前記第一の部材
    (10)が、位置規制突起部(13)と係合突起部(1
    4)とを備え、前記第二の部材(20)が、色彩、模様
    および材質の少なくとも一つが異なる表面部(21a)
    と裏面部(21b)とを備えた本体部(21)と、前記
    位置規制突起部(13)に対応した位置規制開口部(2
    3)と、前記係合突起部(14)の挿入が可能である係
    合開口部(24)と、前記係合突起部(14)との係合
    部として機能する係合手段(25)と、前記係合突起部
    (14)と前記係合手段(25)とを係合させる方向に
    前記係合手段(25)に対して付勢力を与える付勢手段
    (26)とを備え、前記係合突起部(14)が、略T字
    形状を有し、前記係合手段(25)が、前記係合突起部
    (14)との係合が可能な形状の鉤部(25b)と、前
    記付勢手段(26)が前記係合手段(25)に及ぼす付
    勢力に抗する力を与えることが可能である押圧部(25
    c)とを有し、前記表面部(21a)と前記裏面部(2
    1b)との間に、前記係合手段(25)と前記付勢手段
    (26)とを挟持して構成されたことを特徴とする飾り
    具。
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