JP3040782U - 袋物用止金具 - Google Patents
袋物用止金具Info
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- JP3040782U JP3040782U JP1997001414U JP141497U JP3040782U JP 3040782 U JP3040782 U JP 3040782U JP 1997001414 U JP1997001414 U JP 1997001414U JP 141497 U JP141497 U JP 141497U JP 3040782 U JP3040782 U JP 3040782U
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- JP
- Japan
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- bag
- accommodating portion
- support plate
- movable member
- mounting plate
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案は、ハンドバック、かばん、その他の
袋物の蓋部に取付け、祝儀用、葬儀用その他の使用状況
に応じて取替え使用できる袋物用止金具を薄く、しかも
小型に製作でき、製造コストの安い袋物用止金具を提供
することにある。 【解決手段】 支持板1の表面に磁着用の突部を設け、
前記支持板1の裏面に蓋材Cと同様な厚みを有する収容
部3を形成し、該収容部3内に係合爪32を有する可動
部材30を内在せしめ、該可動部材30を押し戻す弾性
材31を収容部3に内在せしめ、可動部材30に設けた
作動片33を支持板1の長穴11に推通し、該収容部3
の他方の面に取付用板2を固定し、該取付用板2に装飾
ピースBの係合部41が前記係合爪32に着脱自在に係
止せしめる挿入口21を設け、支持板1と取付用板2と
で蓋材Cを狭着することを特徴とする袋物用止金具。
袋物の蓋部に取付け、祝儀用、葬儀用その他の使用状況
に応じて取替え使用できる袋物用止金具を薄く、しかも
小型に製作でき、製造コストの安い袋物用止金具を提供
することにある。 【解決手段】 支持板1の表面に磁着用の突部を設け、
前記支持板1の裏面に蓋材Cと同様な厚みを有する収容
部3を形成し、該収容部3内に係合爪32を有する可動
部材30を内在せしめ、該可動部材30を押し戻す弾性
材31を収容部3に内在せしめ、可動部材30に設けた
作動片33を支持板1の長穴11に推通し、該収容部3
の他方の面に取付用板2を固定し、該取付用板2に装飾
ピースBの係合部41が前記係合爪32に着脱自在に係
止せしめる挿入口21を設け、支持板1と取付用板2と
で蓋材Cを狭着することを特徴とする袋物用止金具。
Description
【0001】
本考案は、ハンドバック、かばん、その他の袋物の蓋部に取り付け、蓋部と袋 物本体とを係止する止金具において、止金具に設ける装飾ピースを祝儀用、葬儀 用その他の使用状況に応じて取り替え使用できる袋物用止金具に関する。
【0002】
最近では、ハンドバック本体のデザインのみならず、止金具にもファッション 性が求められるようになってきている。そのため止金具を用途に応じたデザイン とすることが要求され、係止部材に装着自在な装飾ピースを装着して用いること が多くなっている。すなわち、一つのハンドバックを用途に応じて、例えば、婚 礼用に持参する袋物は、明るく豪華なデザインのピースを取り付け、葬式用には 地味なデザインのピース等を取り替えて使用する等多目的に使用できることが求 められている。 かかる要求のもと例えば実用新案登録第3027230号、実用新案登録第3 025662号、実用新案登録第3032673号等の各公報に記載の考案があ る。
【0003】 実用新案登録第3027230号公報に記載の考案は、止金具本体の表側面に 対して複数の飾りのうち1つの飾りを着脱手段により取り外し可能な状態で固定 している。また、着脱手段としてベルベットファスナー、ネジ、磁石を用いてい る。 また、実用新案登録第3025662号公報に記載の考案は、スライド部材を 押動し、スライド部材に付設した針状係止部を差し込み口から離し、差し込み口 に装飾ピースの突起を差し込み、スライド部材の押し込み力を解除するとバネの 弾発力によりスライド部材が復帰移動して針状係止部が係止用突起に形成された 係止孔を挿通して装飾ピースを係止するものである。 これらの2つの技術は、いずれもバッグ本体自体に設ける金具に装飾を施した ものである。
【0004】 また、実用新案登録第3032673号に記載の考案は、バッグの蓋材側に直 接装飾を施すことを可能としたもので、ハンドバックの装飾品又は付属品の着脱 が容易で通勤時等の不慮の事故でも付属品等が取れることないハンドバックを提 供するもので、装飾品等を取り付ける取付金具をハンドバックの冠内に突出させ る構成となっている。
【0005】
しかし、従来の袋物用止具では、止金具本体が分厚くなり、部品点数が多くな り製造コストが高くなるという問題点を有していた。 特に、先にあげた考案では、着脱手段としてベルベットファスナーを用いる方 法では結合力が弱く、装飾ピースの材質も自ずと制約がある。ネジによる方法で は振動で結合力が緩み装飾ピースが離脱することもある。さらに着脱手段として 単に磁石を用いる方法では、操作性利便性はあるものの止金が厚くなり実用上及 びデザイン上も問題があった。また、スライド部材を押動する方法では、装飾ピ ースを吊り下げて係止するため装飾ピースと袋物本体との結合力が弱いという課 題があった。
【0006】 係る課題を解決する上で実用新案登録第3032673号に記載の考案は、好 適な一例ではあるが、ただ取付金具の部分が冠内部に突出し体裁が良くない。 そこで、本考案は、これらの問題点を解決し、特に止金具本体を薄く、しかも 小型に製作でき、製造コストの安い袋物用止金具を提供することにある。
【0007】
本考案は上記に鑑み提案されたもので、 支持板の表面に磁着用の突部を設け、前記支持板の裏面に蓋材と同様な厚みを 有する収容部を形成し、該収容部内に係合爪を有する可動部材を内在せしめ、該 可動部材を押し戻す弾性材を収容部に内在せしめ、可動部材に設けた作動片を支 持板の長穴に推通し、該収容部の他方の面に取付用板を固定し、該取付用板に装 飾ピースの係合部が前記係合爪に着脱自在に係止せしめる挿入口を設け、支持板 と取付用板とで蓋材を狭着することを特徴とする袋物用止金具である。
【0008】 装飾ピースは、菊花、梅花その他の花類、人、犬、猫その他の動物及び多種類 の形状、模様等を表現し、適宜取り替えて使用できるようにしたことを特徴とす る請求項1に記載の袋物用止金具である。 また、狭着手段は、ネジ、鋲、接着剤等により接合することを特徴とする請求 項1に記載の袋物用止金具である。
【0009】 装飾ピースを止金具に固定するには、装飾ピースの係合部先端を取付用板の挿 入口に挿入する。係合部先端は傾斜角度を有しているので係止部が進入するにつ れ該先端部が、係合爪を押し込み弾性材を圧縮する方向に押しこむ。さらに押し 進みむと、係合部の鈎部に係合爪の位置まで到達したとき、弾性材の反発力で係 合爪と鈎部が嵌合する。これにより装飾ピースが止金具に固着されることになる 。
【0010】 逆に、装飾ピースを止金具から離脱させるには、可動部材に設けた作動杆を弾 性材に抗してスライドさせると、可動部材がスライドし、係合爪と係合部との嵌 合が解かれるので、挿入口から装飾ピースを引き抜けば止金具から離脱できる。 この状態で作動片に加えた押し圧力を解除すると、バネの反発力で係合爪は元の 位置に戻る。
【0011】
以下、図面に基づいて本考案の一実施例を説明する。 図1は、支持板を示す説明図、図2は、取付用板と収納部を示す説明図、図3 は、装飾ピースを示す説明図、図4は、本考案を蓋材に取り付けるときを示す説 明図、図5、図6は、使用状態を示す説明図、図7は、本考案を袋物に取り付け た状態を示す説明図である。
【0012】 本考案は、止金具A本体と、この止金具Aに係合する装飾ピースBとから構成 されている。まず、止金具A本体について説明する。 止金具A本体は、蓋材Cに固着し、蓋材Cと袋物本体Dとを係合させ、装飾ピ ースBを固着させるものである。 止金具Aは、大まかに言って、支持板1と取付用板2と、これらの間に設けた 収容部3とより構成されている。そして支持板1の収容部3と反対側の面に磁着 用の突部10を設けている。この突部10は、袋物本体Dに設けてある雌止金具 Eと磁着し、蓋材Cを袋物本体Dに係合させる。 また、この突部3は支持板1を磁性材料で製作した場合には、直接設けても良 い。
【0013】 収容部3は、支持板1と取付用板2との間に箱形状に形成され、この収容部3 内には、進退移動可能に設けている可動部材30がコイルスプリング等適宜弾性 材31により、一定方向に押圧されている。 前記可動部材30は、断面コ字状の形状であり、取付用板2側に開口すると共 に、コ字状の一方の先端部には、係合爪が32が設けられており、前述の弾性材 31の弾性力で、係合爪32が後述する装飾ピースBの係合部41と係合可能と なっている。 また、該可動部材30には、これを手動で動かすために作動杆33が設けられ ており、前記支持板1に設けられている長孔11内を移動可能となっている。
【0014】 取付用板2には、収容部3の上下位置で前記支持板1側に、支持板1を取り付 けるためのネジ12を螺合するナット部20が設けられている。また、前記装飾 ピースBの係合部41を収納部3内の係合爪32に係合可能とすべく取付用板2 には、挿入口21が設けられている。 図中13は該ネジを挿入するための取付孔である。
【0015】 装飾ピースBは、装飾具を被せる平板40と該平板40から突設した係止部4 1からなる。係止部41の先端部近傍は、図3に示す鈎状に形成されている。 また、平板40の装飾具は特に限定するものではないが、例えば、金、銀、真珠 等の宝石を施したもの、歓婚葬祭等に使用できるもの菊花、梅花その他の花類、 人、犬、猫その他の動物及び多種類の形状、模様等を表現したもの等適宜用いる ことが出来る。
【0016】 次に、本考案にかかる止金具A本体を蓋材Cに固着する手順を説明する。 図4に示すごとく、袋物本体の蓋材Cに設けている装着孔Fに、収容部3を蓋 材Cの外側から挿入する。そして、蓋材Cの内側に支持板1をあて、収容部3の 取付孔13内にネジ12を挿入し、取付用板2のナット部20に螺合し、支持板 1と取付用板2で蓋材Cをしっかり狭持する。
【0017】 止金具A本体を蓋材Cに固着したのち、装飾ピースBを止金具Aに固定する。 即ち、装飾ピースBの係止部41の先端を取付用板2の挿入穴21に挿入する 。係止部先端は傾斜角度を有しているので係止部41が進入するにつれ該先端部 が係合爪32を押込み弾性材31を圧縮する方向に押しこむ。さらに押し進むと 係止部41の鈎部が、係合爪32の位置まで到達したとき、係合爪32は弾性材 31の反発力で移動し、係合爪32が係止部41の鈎部に嵌合する。これにより 装飾ピースBが止金具Aに固着されることになる。 可動部材30は、弾性材31により押圧されており、作動杆33を移動させな い限り装飾ピースBは金具から脱落することはない。
【0018】 次に、装飾ピースBの取り外しは、作動杆33をスライドさせると、可動部材 30が弾性材31に抗して移動させ、係合爪32が係止部41の鈎部からはずれ る位置に来たとき装飾ピースBの取り外しが可能となり、係止部41は、取付用 板2の挿入口21から脱出させることが出来る。
【0019】 なお、上述の実施の形態に於いては、止金具を袋物の蓋材に固着するに際し、 狭着手段としてネジ止めの例を示したが、これに限らず、リベット、鋲着、接着 剤等公知の狭着手段を用いることが出来る。 また、本考案は装飾ピースを取り付けて使用する袋物用止金具について説明し たが、装飾ピースを取り付けない通常の止金具についても使用できることはいう までもない。
【0020】
本考案は上述のように構成したので、止金具の幅を薄することができ、しかも 部品点数が少なくなるので製造コストの安い袋物用止金具を提供することができ る。 (注)考案の詳細な説明中ベルベットファスナーは登録商標である。
【図1】本考案に使用する支持板を示す説明図で、
(a)は、側面図、(b)は正面図である。
(a)は、側面図、(b)は正面図である。
【図2】本考案に使用する取付用板と収納部を示す説明
図で、(a)は、側面図、(b)は正面図、(c)は収
納部内の可動部材の側面図、(d)は(c)の正面図で
ある。
図で、(a)は、側面図、(b)は正面図、(c)は収
納部内の可動部材の側面図、(d)は(c)の正面図で
ある。
【図3】本考案に使用する装飾ピースを示す説明図で、
(a)は、側面図、(b)は正面図である。
(a)は、側面図、(b)は正面図である。
【図4】本考案の組立状態を示す説明図である。
【図5】本考案の使用状態を示す断面説明図である。
【図6】本考案の使用状態を示す断面説明図である。
【図7】本考案の使用状態を示す斜視図である。
A 止金具 B 装飾ピース C 蓋材 D 袋物本体 E 雌止金具 F 装着孔 1 支持板 10 突部 11 長孔 12 ネジ 13 取付孔 2 取付用板 20 ナット部 21 挿入口 3 収容部 30 可動部材 31 弾性材 32 係合爪 33 作動杆 40 平板 41 係合部
Claims (3)
- 【請求項1】支持板の表面に磁着用の突部を設け、前記
支持板の裏面に蓋材と同様な厚みを有する収容部を形成
し、該収容部内に係合爪を有する可動部材を内在せし
め、該可動部材を押し戻す弾性材を収容部に内在せし
め、可動部材に設けた作動片を支持板の長穴に推通し、
該収容部の他方の面に取付用板を固定し、該取付用板に
装飾ピースの係合部が前記係合爪に着脱自在に係止せし
める挿入口を設け、支持板と取付用板とで蓋材を狭着す
ることを特徴とする袋物用止金具。 - 【請求項2】装飾ピースは、金、銀、宝石によりデザイ
ンを施したもの、菊花、梅花その他の花、植物類、人、
犬、猫その他の動物及び多種類の形状、模様等を表現
し、適宜取り替えて使用できるようにしたことを特徴と
する請求項1に記載の袋物用止金具。 - 【請求項3】狭着手段は、ネジ、鋲、接着剤により接合
することを特徴とする請求項1に記載の袋物用止金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001414U JP3040782U (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 袋物用止金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001414U JP3040782U (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 袋物用止金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3040782U true JP3040782U (ja) | 1997-08-26 |
Family
ID=43175333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997001414U Expired - Lifetime JP3040782U (ja) | 1997-02-21 | 1997-02-21 | 袋物用止金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3040782U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5695776B1 (ja) * | 2014-04-01 | 2015-04-08 | 株式会社ニトリホールディングス | ランドセル |
KR102153253B1 (ko) * | 2020-01-22 | 2020-09-07 | 정경수 | 장신구 착탈 장치 및 이를 포함하는 가방 |
-
1997
- 1997-02-21 JP JP1997001414U patent/JP3040782U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5695776B1 (ja) * | 2014-04-01 | 2015-04-08 | 株式会社ニトリホールディングス | ランドセル |
KR102153253B1 (ko) * | 2020-01-22 | 2020-09-07 | 정경수 | 장신구 착탈 장치 및 이를 포함하는 가방 |
WO2021149928A1 (ko) * | 2020-01-22 | 2021-07-29 | 정경수 | 장신구 착탈 장치 및 이를 포함하는 가방 |
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