JP3055049U - 磁気テープ装置のピンチローラ - Google Patents

磁気テープ装置のピンチローラ

Info

Publication number
JP3055049U
JP3055049U JP1998004368U JP436898U JP3055049U JP 3055049 U JP3055049 U JP 3055049U JP 1998004368 U JP1998004368 U JP 1998004368U JP 436898 U JP436898 U JP 436898U JP 3055049 U JP3055049 U JP 3055049U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diameter hole
bearing
magnetic tape
peripheral surface
engaged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1998004368U
Other languages
English (en)
Inventor
隆二 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP1998004368U priority Critical patent/JP3055049U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3055049U publication Critical patent/JP3055049U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数が少なく、上下動なく安定的に回転
させること。 【解決手段】 磁気テープ装置のキャプスタン9に磁気
テープTを押し付けるためのピンチローラ13であっ
て、回動アーム12上の支軸17に外嵌する軸受19
と、内周面に小径孔部20a及び大径孔部20bが形成
されその大径孔部20bが前記軸受19に嵌合されるス
リーブ20と、該スリーブ20に嵌着されたローラ本体
21とを有し、軸受19の外周面に凸部27が形成され
ると共に、大径孔部20bの内周面に凹部25が形成さ
れており、軸受19を大径孔部20b内に嵌入させるこ
とにより、凸部27が凹部25に係合されるようにし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、磁気テープ装置のキャプスタンに磁気テープを押し付けるためのピ ンチローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の磁気テープ装置の一例を図5に基づいて説明すると、1は供給リール aと巻き取りリール1bとを備えたテープカセット、2は該テープカセット1か ら磁気テープTを引き出してヘッドシリンダ3に巻き付けるための可動テープガ イドポスト、4は全幅消去ヘッド、5は音声消去ヘッド、6は音声・コントロー ルヘッド、7は固定テープガイドポスト、8はバックテンションポスト、9はキ ャプスタン、10はピンチローラ支持機構であって、枢支軸11に回動可能に枢 支された回動アーム12を有し、該回動アーム12の一端部にピンチローラ13 が枢着され、その他端部に設けたカムピン14が回転カム15のカム溝15aに 嵌入されている。
【0003】 上記構成において、例えば録画や再生などを行う場合には、図示のように、可 動テープガイドポスト2によりテープカセット1から磁気テープTを引き出して ヘッドシリンダ3に巻き付けると共に、回転カム15を所定角度回転させて、回 動アーム12を回動させることにより、ピンチローラ13を磁気テープTを介し てキャプスタン9に押し付け、該キャプスタン9を回転駆動することにより、磁 気テープTを走行させればよい。
【0004】 従来、前記ピンチローラ13の構造としては、特開平8−297888号公報 などに記載されており、その一例を図6及び図7に基づいて説明すると、回動ア ーム12の一端部に立設した支軸17の上側小径部17aにワッシャー18を介 して外嵌される軸受19と、内周面にスリーブ20を嵌着させたゴム製ローラ本 体21と、筒状抜け止め部材22と、キャップ23とを有しており、前記スリー ブ20の内周面の上部に小径孔部20aが形成されると共に、その内周面の下部 に大径孔部20bが形成され、その大径孔部20bと小径孔部20aとの間に段 部20cが形成されている。
【0005】 上記構成において、ピンチローラ13を組み立てる場合には、軸受19をスリ ーブ20の大径孔部20b内に嵌入させ、工具(図示せず)により抜け止め部材 22の下端を打撃して該抜け止め部材22を大径孔部20b内に圧嵌させ、これ により、軸受19とローラ本体21とをスリーブ20を介して一体的に組立た後 、軸受19をワッシャー18を介して支軸17の小径部17aに外嵌させ、該小 径部17aの上部にキャップ23を圧嵌させればよい。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
上記構成では、抜け止め部材22により軸受19をスリーブ20の大径孔部2 0b内に係止しており、その抜け止め部材22の分だけ部品点数が増加し、製作 費が高くつく。
【0007】 また、図8に示すように、工具の打撃力が強過ぎて、抜け止め部材22の下端 に変形が生じ、その変形部分22aが支軸17に接触して、ローラ本体21の円 滑な回転を阻害し、磁気テープTの走行が不安定になる虞れがある。
【0008】 更に、図9に示すように、工具の打撃力が弱過ぎて、抜け止め部材22の上端 と軸受19との間に隙間αが生じることがあり、これによって、ローラ本体21 が上下動されて(図9仮想線参照)、磁気テープTを上下に蛇行させる虞れがあ る。
【0009】 本考案は、上記問題点に鑑み、部品点数が少なく、上下動なく安定的に回転さ せることができる磁気テープ装置のピンチローラを提供することを目的としてい る。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、磁気テープ装置のキャプス タンに磁気テープを押し付けるためのピンチローラであって、回転アーム上の支 軸に外嵌する軸受と、内周面に小径孔部及び大径孔部が形成されその大径孔部が 前記軸受に嵌合されるスリーブと、該スリーブに嵌着されたローラ本体とを有し 、前記軸受の外周面に係合部が形成されると共に、前記大径孔部の内周面に被係 合部が形成されており、前記軸受を大径孔部内に嵌入させることにより、前記係 合部が前記被係合部に係合されるようにしたことを特徴としている。
【0011】 上記構成によれば、軸受をスリーブの大径孔部内に嵌入させるだけで、その軸 受の係合部を大径孔部の被係合部に係合させて、その軸受とローラ本体とをスリ ーブを介して一体的に組立ることができ、従来必要であった抜け止め部材が不要 であるから、その不要となった分だけ製作費を安くすることができる。
【0012】 請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案において、前記係合部が前記軸受 の外周面に突設された凸部からなると共に、前記被係合部が前記大径孔部の内周 面に形成された凹部からなることを特徴としている。
【0013】 上記構成によれば、軸受を成形する際に凸部も同時に形成することができると 共に、スリーブを成形する際に凹部も同時に形成することができ、部品点数が増 加しない。
【0014】 請求項3記載の考案は、請求項2記載の考案において、前記スリーブの小径孔 部と大径孔部との間の段部から前記凹部の下端までの間隔が前記軸受の上端から 前記凸部の下端までの間隔とほぼ同一に設定されていることを特徴としている。
【0015】 上記構成によれば、スリーブの段部と凹部とで軸受を確実に挟持して、ローラ 本体を上下動なく安定的に回転させることができる。
【0016】 請求項4記載の考案は、請求項3記載の考案において、前記大径孔部の内周面 に、前記凹部と該大径孔部のほぼ全長にわたるガイド溝とが周方向に所定間隔を おいて形成され、前記軸受の外周面に、前記凹部とガイド溝とに対向して複数の 凸部が突設されており、前記ガイド溝に凸部を係合させた状態で軸受を大径孔部 内に嵌入させることにより、前記凹部に凸部を係嵌させるようにしたことを特徴 としている。
【0017】 上記構成によれば、ガイド溝に凸部を係合させた状態で軸受を大径孔部内に嵌 入させるだけで、凹部に凸部を簡単に係嵌させることができる。
【0018】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4は本考案の 実施の一形態である磁気テープ装置のピンチローラ13を示すものであって、ス リーブ20の大径孔部20bの内周面に、複数(この実施の形態では2つ)の凹 部(被係合部)25と大径孔部20bのほぼ全長にわたる複数(この実施の形態 では2つ)のガイド溝26とが周方向に所定間隔をおいて形成され、軸受19の 外周面に、凹部25とガイド溝26とに対向して複数の凸部(係合部)27が突 設されている。上記以外の構成で図6及び図7に示す従来例と同じ部分に同一符 号を付してその説明を省略する。
【0019】 上記構成において、ピンチローラ13を組み立てる場合には、ガイド溝26に 凸部27を係合させた状態で軸受19を大径孔部20b内に嵌入させることによ り、凹部25に凸部27を係嵌させ、これにより、軸受19とローラ本体21と をスリーブ20を介して一体的に組立た後、軸受19をワッシャー18を介して 支軸17の小径部17aに外嵌させ、該小径部17aの上部にキャップ23を圧 嵌させればよい。
【0020】 上記構成によれば、軸受19をスリーブ20の大径孔部20b内に嵌入させる だけで、凹部25に凸部27に係合させて、軸受19とローラ本体21とをスリ ーブ20を介して一体的に組立ることができ、従来必要であった抜け止め部材2 2(図6参照)が不要であるから、その不要となった分だけ製作費を安くするこ とができる。
【0021】 また、軸受19を成形する際に凸部27も同時に形成することができると共に 、スリーブ20を成形する際に凹部25も同時に形成することができ、部品点数 が増加しない。
【0022】 更に、図3に示すように、段部20cから凹部25の下端までの間隔Hを軸受 19の上端から凸部27の下端までの間隔hとほぼ同一に設定しており、これに よって、段部20cに軸受19の上端外周縁部を当接させると共に、凹部25の 下端に凸部27の下端を当接させて、その段部20cと凹部25とで軸受19を 確実に挟持し、ローラ本体21を上下動なく安定的に回転させている。
【0023】 しかも、ガイド溝26に凸部27を係合させた状態で軸受19を大径孔部20 b内に嵌入させるだけで、凹部25に凸部27をを簡単に係嵌させることができ る。
【0024】 上記の実施の形態では、スリーブ20の大径孔部20bに凹部25を形成する と共に、軸受19に凸部27を形成したが、その逆に、スリーブ20の大径孔部 20bに凸部27を形成すると共に、軸受19に凹部25を形成してもよい。
【0025】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、軸受をスリーブの大径孔部内に嵌入させるだけ で、その軸受の係合部を大径孔部の被係合部に係合させて、その軸受とローラ本 体とをスリーブを介して一体的に組立ることができ、従来必要であった抜け止め 部材が不要であるから、その不要となった分だけ製作費を安くすることができる 。
【0026】 請求項2記載の考案によれば、軸受を成形する際に凸部も同時に形成すること ができると共に、スリーブを成形する際に凹部も同時に形成することができ、部 品点数が増加しない。
【0027】 請求項3記載の考案によれば、スリーブの段部と凹部とで軸受を確実に挟持し て、ローラ本体を上下動なく安定的に回転させることができる。
【0028】 請求項4記載の考案によれば、ガイド溝に凸部を係合させた状態で軸受を大径 孔部内に嵌入させるだけで、凹部に凸部を簡単に係嵌させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施の一形態である磁気テープ装置
のピンチローラを示す縦断面図である。
【図2】 同拡大横断面図である。
【図3】 同分解縦断面図である。
【図4】 同要部の分解斜視図である。
【図5】 磁気テープ装置の概略平面図である。
【図6】 従来例を示す縦断面図である。
【図7】 同分解縦断面図である。
【図8】 同問題点の一例を示す要部の拡大縦断面図で
ある。
【図9】 同問題点の他の例を示す要部の拡大縦断面図
である。
【符号の説明】
9 キャプスタン 12 回動アーム 13 ピンチローラ 17 支軸 19 軸受 20 スリーブ 20a 小径孔部 20b 大径孔部 20c 段部 21 ローラ本体 25 凹部(被係合部) 26 ガイド溝 27 凸部(係合部) T 磁気テープ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープ装置のキャプスタンに磁気テ
    ープを押し付けるためのピンチローラであって、回転ア
    ーム上の支軸に外嵌する軸受と、内周面に小径孔部及び
    大径孔部が形成されその大径孔部が前記軸受に嵌合され
    るスリーブと、該スリーブに嵌着されたローラ本体とを
    有し、前記軸受の外周面に係合部が形成されると共に、
    前記大径孔部の内周面に被係合部が形成されており、前
    記軸受を大径孔部内に嵌入させることにより、前記係合
    部が前記被係合部に係合されるようにしたことを特徴と
    する磁気テープ装置のピンチローラ。
  2. 【請求項2】 前記係合部が前記軸受の外周面に突設さ
    れた凸部からなると共に、前記被係合部が前記大径孔部
    の内周面に形成された凹部からなることを特徴とする請
    求項1記載の磁気テープ装置のピンチローラ。
  3. 【請求項3】 前記スリーブの小径孔部と大径孔部との
    間の段部から前記凹部の下端までの間隔が前記軸受の上
    端から前記凸部の下端までの間隔とほぼ同一に設定され
    ていることを特徴とする請求項2記載の磁気テープ装置
    のピンチローラ。
  4. 【請求項4】 前記大径孔部の内周面に、前記凹部と該
    大径孔部のほぼ全長にわたるガイド溝とが周方向に所定
    間隔をおいて形成され、前記軸受の外周面に、前記凹部
    とガイド溝とに対向して複数の凸部が突設されており、
    前記ガイド溝に凸部を係合させた状態で軸受を大径孔部
    内に嵌入させることにより、前記凹部に凸部を係嵌させ
    るようにしたことを特徴とする請求項3記載の磁気テー
    プ装置のピンチローラ。
JP1998004368U 1998-06-17 1998-06-17 磁気テープ装置のピンチローラ Expired - Fee Related JP3055049U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998004368U JP3055049U (ja) 1998-06-17 1998-06-17 磁気テープ装置のピンチローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998004368U JP3055049U (ja) 1998-06-17 1998-06-17 磁気テープ装置のピンチローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3055049U true JP3055049U (ja) 1998-12-22

Family

ID=43189067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998004368U Expired - Fee Related JP3055049U (ja) 1998-06-17 1998-06-17 磁気テープ装置のピンチローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3055049U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000100025A (ja) ガイドローラー
JP3055049U (ja) 磁気テープ装置のピンチローラ
JP3063668U (ja) 磁気テ―プ装置
JP3473763B2 (ja) テープスレディング機構
JP3109717B2 (ja) 磁気記録再生装置におけるテープガイドポスト
JP3069767U (ja) 磁気テ―プ装置
JP3134986B2 (ja) シャーシ用部品係止装置
JP3389950B2 (ja) 磁気テープ装置の逆転用テープテンション機構
KR0129062Y1 (ko) Vcr의 완전소거헤드홀더
KR0126415Y1 (ko) Vcr의 핀치롤러어셈블리
JP3055110U (ja) 磁気記録再生装置のピンチローラ支持機構
KR100545387B1 (ko) 자기기록재생기의 주행 시스템
JP3076573U (ja) 磁気テープ装置
JP2536810Y2 (ja) テープカセット
JPS5850538Y2 (ja) 磁気テ−プカ−トリッジ
JPH1139750A (ja) 磁気記録再生装置と、かかる装置における回動部材の取付構造
KR200339958Y1 (ko) 테이프레코더의암텐션조립체
JP2559017B2 (ja) カセットテープレコーダ
JP2544218Y2 (ja) リール軸の取付装置
JP3039425U (ja) 磁気テープ装置
JPH0450575Y2 (ja)
JPS6224127Y2 (ja)
JPH02130746A (ja) 回転ヘッド装置
JPH0660496A (ja) テープガイド装置
JPH0532819B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees