JP3054971B2 - 油脂分の少ないクッキー類等用ミックスおよびクッキー類等並びにその製造方法 - Google Patents
油脂分の少ないクッキー類等用ミックスおよびクッキー類等並びにその製造方法Info
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Description
キー類、ビスケット類およびクラッカー類(以下クッキ
ー類等という)を得ることを目的とした油脂分の少ない
クッキー類等用ミックスおよびクッキー類等並びにその
製造方法に関する。
感(ショートネス)、口溶けを良好にするために、油脂
量を小麦粉に対し30重量%以上加えている。
ロリークッキーとして、低油脂クッキーが開発されてい
る。
径は、11〜88μのものが80重量%位入っており、
平均粒径は、約30μ程度とされていた。
原料を低油脂にすると、その製品にショートネスおよび
口溶けなどの食感と風味の低下は免れない問題点があっ
た。また、小麦粉に油脂を混合する場合に、小麦粉に対
し、油脂分を20重量%以上加えると、原料の混合、ふ
るい分け、包装、保管、運搬などが困難となる問題点が
あった。そこで油脂としてバター、マーガリン、ショー
トニングを使用したクッキー類等のミックスは不可能と
されていた。尤も粉末油脂(油脂のまわりにデキストリ
ン、澱粉、乳糖をコーティングしてスプレードライで粉
末化したもの)を使用すれば、ミックスができるけれど
も、粉末油脂を用いると、高価になるのみならず、食感
と風味が低下する問題点があった。
100〜300μの小麦粉を20〜100重量%含んだ
粗粒小麦粉を使用することにより、添加油脂量を激減
(例えば従来品に比し55%減)しても、ショートネス
および口溶けのよいクッキー類等を得て、前記従来の問
題点を解決したのである。
〜300μの小麦粉を20〜100重量%含んだ粗粒小
麦粉に、その13〜25重量%の油脂と、砂糖、膨剤お
よび適量の水を添加してなる生地を通常の要領により焼
成したことを特徴とする油脂分の少ないクッキー類等で
ある。次にミックスの発明は、粒径100〜300μの
小麦粉を20〜100重量%含んだ粗粒小麦粉に、その
13〜20重量%の油脂と、砂糖および膨剤を添加した
ことを特徴とする油脂分の少ないクッキー類等用ミック
スである。また他の発明は、粒径100〜300μの小
麦粉を20〜100重量%含んだ粗粒小麦粉に、その1
3〜20重量%の油脂、砂糖、膨剤および増粘剤、α化
小麦粉、化工澱粉の単独又は、混合物を添加したことを
特徴とする油脂分の少ないクッキー類等用ミックスであ
る。
又は化工澱粉の単独又は、混合物を0.1〜20重量%
としたものである。
径100〜300μの小麦粉を20〜100重量%含ん
だ粗粒小麦粉に、その13〜25重量%の油脂と砂糖お
よび膨剤、適量の水を混合し、攪拌した後、所定厚さの
生地とし、これを成形して通常の要領により焼成するこ
とを特徴とした油脂分の少ないクッキー類等の製造方法
である。また製造法の他の発明は、粒径100〜300
μの小麦粉を20〜100重量%含んだ粗粒小麦粉に、
その13〜25重量%の油脂と砂糖および膨剤および増
粘剤、α化小麦粉又は化工澱粉の単独又は混合物を前
記、粗粒小麦粉に対し、0.1〜20重量%加えると共
に、適量の水を加えて攪拌した後、所定厚さの生地と
し、これを成形して通常の要領により焼成することを特
徴とした油脂分の少ないクッキー類等の製造方法であ
る。
のものが80重量%より多くなると、使用油脂量を減少
(従来に比し50%減)した場合にショートネスが不良
となり、かつ口溶けも悪くなることが判明した。
%をこえるときには、クッキー類等の生地の成形時に、
保形性が悪化し、食感においても、口中、粗粒感を生じ
ることが判明した。
ショートニング、マーガリンなど通常のクッキー製法に
使用できるものは、総て使用可能である。
ン、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プ
ロピレングリコールエステル、カルボキシメチルセルロ
ース、そのカリウム塩及びナトリウム塩、カルボキシメ
チル澱粉及びそのナトリウム塩、澱粉リン酸エステルナ
トリウム、メチルセルロース、ポリアクリル酸ナトリウ
ム、カゼイン及びそのナトリウム塩、グアガム、ローカ
ストビーンガム、トラアントガム、アラビアガム、カラ
ヤガムなどの食品添加用ガム類およびデキストリン、カ
ゼインなどがある。
ットロール、エクストルーダーなどで調理される。前記
における澱粉の原料としては、小麦粉澱粉、コーンスタ
ーチ、ワキシーコーンスターチ、タピオカ澱粉、馬鈴薯
澱粉などが用いられ、α化度は60〜100%のものを
使用する。前記の外に酸処理澱粉、架橋澱粉なども使用
できる。
の単独又は混合物は、小麦粉に対し、0.1〜20重量
%用いることができるが、好ましくは、1〜10重量%
である。
工澱粉は、小麦粉の粒径分布、あるいは油脂の添加量に
よりその添加量を定める。
は、増粘剤等を多く用い、粒径の小さい小麦粉が多い場
合には、増粘剤等を少なく用いる。また、油脂量が少な
い場合には、増粘剤により食感を調整することができ
る。
量%以下になると、ショートネスおよび口溶けが悪くな
り、25重量%以上用いても、それ以上に食感風味の改
善する必要がなくなるのみならず、低カロリークッキー
類等の特質が失われることになるので、油脂量の上限を
25重量%とした。尤もミックスについては、作業性お
よび保存性などの制約があるので、添加油脂量の上限を
小麦粉の20重量%以下とした。
味の低下が認められるが、増粘剤、α化小麦粉又は、化
工澱粉の添加により、食感と風味の改善が認められた。
り、この発明の特質を明らかにする。
同一とする。
である。
ングし、これに砂糖を加えて、更にクリーミングし、こ
れに食塩、膨剤、脱脂粉乳を水に溶かしたものを加え、
全体をクリーミングする。
入れて軽く攪拌した後成形し、190℃で13分間焼成
すればクッキーができる。
時に増粘剤、α化小麦粉又は化工澱粉を添加する。
脂量を表2のようにして実験した。
り、カラギーナン、α化小麦粉、α化小麦澱粉の添加等
で表4による比較実験をした。
キーとを、実施例と比較例に分けて実験した。
いたクッキーについては、実施例と比較例により表7の
結果を得た。
と、その量を規制したので、低カロリーであっても、一
般クッキー類等と同等の食感および風味を得る効果があ
る。
油脂量が下限に近い場合であっても増粘剤、澱粉類を適
度に添加することにより、一般クッキー類と同等の食感
および風味を維持し得る効果がある。
できなかったクッキー類等のミックスを提供でき、しか
も低カロリーであるなどの効果がある。
Claims (6)
- 【請求項1】 粒径100〜300μの小麦粉を20〜
100重量%含んだ粗粒小麦粉に、その13〜20重量
%の油脂と、砂糖および膨剤を添加したことを特徴とす
る油脂分の少ないクッキー類等用ミックス。 - 【請求項2】 粒径100〜300μの小麦粉を20〜
100重量%含んだ粗粒小麦粉に、その13〜20重量
%の油脂と砂糖、膨剤および増粘剤、α化小麦粉、化工
澱粉の単独又は、混合物を添加したことを特徴とする油
脂分の少ないクッキー類等用ミックス。 - 【請求項3】 小麦粉に対し、増粘剤、α化小麦粉又は
化工澱粉の単独又は、混合物を0.1〜20重量%とし
た請求項1又は2記載の油脂分の少ないクッキー類等用
ミックス。 - 【請求項4】 粒径100〜300μの小麦粉を20〜
100重量%含んだ粗粒小麦粉に、その13〜25重量
%の油脂と、砂糖、膨剤および適量の水を添加してなる
生地を通常の要領により焼成したことを特徴とする油脂
分の少ないクッキー類等。 - 【請求項5】 粒径100〜300μの小麦粉を20〜
100重量%含んだ粗粒小麦粉に、その13〜25重量
%の油脂と砂糖および膨剤を添加すると共に適量の水を
混合し、攪拌した後、所定厚さの生地とし、これを成形
して通常の要領により焼成することを特徴とした油脂分
の少ないクッキー類等の製造方法。 - 【請求項6】 粒径100〜300μの小麦粉を20〜
100重量%含んだ粗粒小麦粉に、その13〜25重量
%の油脂、砂糖、膨剤および増粘剤、α化小麦粉又は化
工澱粉の単独又は混合物を、前記粗粒小麦粉に対し、
0.1〜20重量%加えると共に、適量の水を加えて攪
拌した後、所定厚さの生地とし、これを成形して通常の
要領により焼成することを特徴とした油脂分の少ないク
ッキー類等の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3357172A JP3054971B2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 油脂分の少ないクッキー類等用ミックスおよびクッキー類等並びにその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3357172A JP3054971B2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 油脂分の少ないクッキー類等用ミックスおよびクッキー類等並びにその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05168397A JPH05168397A (ja) | 1993-07-02 |
JP3054971B2 true JP3054971B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=18452756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3357172A Expired - Lifetime JP3054971B2 (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | 油脂分の少ないクッキー類等用ミックスおよびクッキー類等並びにその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3054971B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160142130A (ko) * | 2015-06-02 | 2016-12-12 | 주식회사 삼양사 | 부드럽고 촉촉한 식감을 갖는 쿠키 제조용 프리믹스, 및 이를 이용한 쿠키 |
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CN103564004A (zh) * | 2013-11-05 | 2014-02-12 | 哈尔滨艾博雅食品科技开发有限公司 | 无花果曲奇饼干预拌粉 |
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JP6320889B2 (ja) * | 2014-09-26 | 2018-05-09 | 日清オイリオグループ株式会社 | 全脂大豆粉使用クッキー類 |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP3357172A patent/JP3054971B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05168397A (ja) | 1993-07-02 |
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