JP3054869U - 背負い鞄の背板 - Google Patents

背負い鞄の背板

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JP3054869U JP1998004639U JP463998U JP3054869U JP 3054869 U JP3054869 U JP 3054869U JP 1998004639 U JP1998004639 U JP 1998004639U JP 463998 U JP463998 U JP 463998U JP 3054869 U JP3054869 U JP 3054869U
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英雄 北林
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ナース鞄工株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 介装するクッション材の端部を、基板を介し
て押し潰すことで、該クッション材のクッション性を有
効に発揮できる背負い鞄の背板をを提供する。 【構成】 窓孔(11)を設けて枠状に形成した基板
(10)の表面に、表生地(20)を重ねる。そして、
表生地(20)には前記窓孔(11)より一回り小さい
窓孔(21)を設け、この窓孔(21)の縁部を、前記
基板(10)の窓孔(11)の縁部を二つ折り状に包み
込むように該基板(10)の裏面側に折り返す。また、
基板(10)の裏面側には、窓塞ぎ生地(30)と、裏
当て基板(40)とを重ね、該窓塞ぎ生地(30)と裏
当て基板(40)との間には該窓塞ぎ生地(30)を基
板(10)の窓孔(11)の外方に向けて膨出させるク
ッション材(50)を介装する。そして、基板(10)
の窓孔(11)の縁に沿って、該表生地(20)と基板
(10)と窓塞ぎ生地(30)と裏当て基板(40)と
を縫合してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はランドセル等の背負い鞄の背板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来背負い鞄の背板は、「図6」に示すように、基板10とこの基板10の全 面を覆う表生地20との間にクッション材50を介装して構成してある。そして 、このクッション材50は適宜の厚みを有した発泡合成樹脂材が使用され、背板 の周縁部は表生地20と基板10とを縫糸60で縫合する際に、クッション材5 0を局所的に押し潰して端部(「図6」左右端部)が湾曲するようになしてある 。
【0003】 なお、「図6」従来例では背板の中央縦方向等の適所を、背板の周縁部と同様 に表生地20と基板10とを縫糸60aで縫合してあり、この場合クッション材 50は中央部等で分断して上記縫糸60aで縫合する部位の下部にはクッション 材50が介装されないようにする(図示とは異なり、クッション材50を押し潰 しつつ縫合するものもある。)のが一般的である。
【0004】 しかし、従来のこの種の背板は、表生地20を基板10へ縫合する際に、該表 生地20と縫糸60,60aとでクッション材50の端部を押し潰すようになし ているので、表生地20に比較的厚手で固く伸縮性が小さい強度の大きい生地を 使用しないと、強度的にはさほどの問題はないものの、クッション材50の端部 の湾曲を円滑にすることができない。したがって、従来は、柔らかいクッション 材50を使用しても、表生地20がそのクッション性の一部を打ち消すことにな り、適宜なクッション性を得ることが難しいという問題点を有していた。特に、 この問題点は「図6」の中央部等に、主に通気性を確保するために設けられる凹 条部を形成する場合には大きく現れるもので、このような部位の縫合には熟練を 要するものであった。
【0005】 また、従来背板の全面にクッション材50を介装するものは、背板の外周縁部 近くにもクッション材が介装してあるので、クッション材50によって膨出した 表生地20の背板外周縁近くが床面等に接触し、変形し易くなったり、損傷し易 くなるという問題点を有している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は上記問題点に鑑みなされたもので、介装するクッション材50 の端部を、基板を介して押し潰すことで、該クッション材50のクッション性を 有効に発揮できる柔軟で伸縮性を有した表生地20を使用しても、容易に体裁の よい背板が製造できる背負い鞄の背板を提供することを課題としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本考案は、窓孔11を設けて枠状に形成した基板10 の表面に、表生地20を重ね、上記表生地20には前記窓孔11より一回り小さ い窓孔21を設け、この窓孔21の縁部を、前記基板10の窓孔11の縁部を二 つ折り状に包み込むように該基板10の裏面側に折り返し、また、上記基板10 の裏面側には、窓塞ぎ生地30と、裏当て基板40とを重ね、該窓塞ぎ生地30 と裏当て基板40との間には該窓塞ぎ生地30を基板10の窓孔11の外方に向 けて膨出させるクッション材50を介装し、前記基板10の窓孔11の縁に沿っ て、該表生地20と基板10と窓塞ぎ生地30と裏当て基板40とを縫合してな る技術的手段を講じたものである。
【0008】 それ故、本考案背負い鞄の背板は、クッション材50の周縁部は、基板10の 窓孔11の内周縁部で押さえられる作用を呈し、その結果、従来の縫合しながら 順次押さえる製法に比較して、全周を一度に押すことが可能となるので、縫合に 際して表生地20や、窓塞ぎ生地30に皺を寄せることなく縫合の作業性を向上 する作用を呈する。
【0009】 また、本考案背負い鞄の背板は、その周縁に基板10の枠部が位置し、この基 板10の窓孔11よりクッション材50が窓塞ぎ生地30に覆われて突出するの で、背板の外周縁よりクッション材50による膨出部を一定距離内側に設定でき る作用を呈するものである。
【0010】 次に、「請求項2」の考案は、略U字状の窓孔11aを設けた基板10の表面 に、表生地20を重ね、上記表生地20には前記窓孔11aより一回り小さい窓 孔21を設け、この窓孔21の縁部を、前記基板10の窓孔11の縁部を二つ折 り状に包み込むように該基板10の裏面側に折り返し、また、上記基板10の裏 面側には、窓塞ぎ生地30と、裏当て基板40とを重ね、該窓塞ぎ生地30と裏 当て基板40との間には該窓塞ぎ生地30を基板10の窓孔11aの外方に向け て膨出させるクッション材50を介装し、前記基板10の窓孔11aの縁に沿っ て、該表生地20と基板10と窓塞ぎ生地30と裏当て基板40とを縫合してな る技術的手段を講じたものである。
【0011】 それ故、本考案背負い鞄の背板は、窓孔11aを略U字状となしたので、U字 状の両側のクッション材50による膨出部を、使用者の頭側より見て湾曲する背 中の形に適合させる作用を呈する。また背負い鞄は背負った際に、その下部が最 も強く背中に当接するものであるが、本考案は、U字状の下端連結部位のクッシ ョン材50による膨出部が背中に当接して、充分なクッション性を発揮する作用 を呈するものである。
【0012】 また、「請求項3」の考案は、複数の窓孔11b,11b,11b・・・を設 けた基板10の表面に、表生地20を重ね、上記表生地20には前記窓孔11b ,11b,11b・・・より一回り小さい窓孔21,21,21・・・を設け、 この窓孔21,21,21・・・の縁部を、前記基板10の窓孔11b,11b ,11b・・・の縁部を二つ折り状に包み込むように該基板10の裏面側に折り 返し、また、上記基板10の裏面側には、窓塞ぎ生地30と、裏当て基板40と を重ね、該窓塞ぎ生地30と裏当て基板40との間には該窓塞ぎ生地30を基板 10の窓孔11b,11b,11b・・・の外方に向けて膨出させるクッション 材50,50,50・・・を介装し、前記基板10の窓孔11b,11b,11 b・・・の縁に沿って、該表生地20と基板10と窓塞ぎ生地30と裏当て基板 40とを縫合してなる技術的手段を講じたものである。
【0013】 それ故、本考案背負い鞄の背板は、窓孔11b,11b,11b・・・を複数 設けたので、その数、位置、形状、夫々の窓孔11b,11b,11b・・・の 位置に適合するクッション材50の厚み等を調整することで、背中により確実に 適合し、また、背中の全面には接触しないで通気性を確保して使用者の背中に汗 をかくのを抑止する凹条部も適宜構成できる作用を呈するものである。
【0014】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図中、10 が本考案背負い鞄の背板を構成する基板である。この基板10は、容易には変形 しない強度の高いもので、縫合可能なものが使用される。なお、従来この基板1 0としては、厚紙・ベニヤ板・樹脂板・各種積層板等が使用されており、無論こ れら従来の材質のものを使用すればよいが、本実施形態では細かに発泡して比較 的密の組成とした合成樹脂板を使用した。
【0015】 そして、本考案は上記基板10には、窓孔11を設けて枠状に形成し、その表 面に表生地20を重ねてある。この窓孔11の形状は適宜に設定すればよく、「 図1」例では、左右と下部とに所定の幅の枠部を残し、窓孔11の上辺は、後記 する背負帯取付具70を取り付ける場所を確保するために、左右中央部が内側に 突出するように湾曲させてある。
【0016】 また、上記表生地20には前記窓孔11より一回り小さい窓孔21を設け、こ の窓孔21の縁部を、前記基板10の窓孔11の縁部を二つ折り状に包み込むよ うに該基板10の裏面側に折り返してある。
【0017】 すなわち、表生地20には「図3」に最も明らかに示すように、窓孔11より 一回り小さい窓孔21を設け、この窓孔21の縁部は「図2」に最も明らかに示 すように、前記基板10の窓孔11の縁部を二つ折り状に包み込むように該基板 10の裏面側に折り返して、基板10の外面(「図2」の左側面)と、窓孔11 の内周木端面とを覆い隠すようになしてある。
【0018】 なお、表生地20は、天然皮革、人工皮革、織り生地、樹脂シート等の多少の 伸縮性を有したものを使用し、窓孔11の角部等では局所的に該表生地20を引 き伸ばすことで窓孔11の縁部を二つ折り状に包み込むことができるのは従来技 術である。また、この表生地20は基板10に糊着等で予め貼付しておいてもよ いのは無論である。
【0019】 また、上記基板10の裏面側には、窓塞ぎ生地30と、裏当て基板40とを重 ね、該窓塞ぎ生地30と裏当て基板40との間には該窓塞ぎ生地30を基板10 の窓孔11の外方に向けて膨出させるクッション材50を介装してある。
【0020】 上記窓塞ぎ生地30は、前記した表生地20と同様に鞄素材生地として従来使 用されている適宜な材質のものを使用すればよい。また、この窓塞ぎ生地30は 、「図3」において、基板10と同じ輪郭形状のもの(一回り大きく形成して基 板10の縁を二つ折り状に包むようになしてもよい。)を使用しているが、窓孔 11を基板10の裏面側(「図2」右側)で塞げる大きさ(クッション材50に よって膨出しても窓孔11を塞げる必要がある。)のものであればよく、窓孔1 1より一回り大きい形状に裁断したものを使用してもよいのは無論である。
【0021】 また、上記裏当て基板40は、基板10と同じく強度の大きい縫合可能な適宜 材質が使用でき、上記窓塞ぎ生地30と同様に窓孔11を塞げる大きさに形成さ れている。そして、この裏当て基板40には上記窓塞ぎ生地30が重ねられ、そ の間にクッション材50を介装する。なお、このクッション材50は従来公知な ものが使用できる。
【0022】 上記裏当て基板40は「図3」に示すように、窓孔11より一回り大きい形状 に形成しておき、その一面に窓孔11内に入れられる大きさ(該窓孔11より一 回り小さい形状)のクッション材50を重ね、さらにこのクッション材50の上 に窓塞ぎ生地30を重ね、該窓塞ぎ生地30の縁部を裏当て基板40に糊着して 仮固定したものを予め製造しておくと後の製造が容易となるものである。
【0023】 そして、前記基板10の窓孔11の縁に沿って、表生地20と基板10と窓塞 ぎ生地30と裏当て基板40とを縫合してなる。なお、この縫合は、表生地20 を重ねた基板10と、クッション材50を介装して窓塞ぎ生地30を重ねた裏当 て基板40とを重ね、縫糸60で従来法で縫合すればよいのは無論である。
【0024】 次に「請求項2」の考案は、上記窓孔11に代え、基板10には「図4」に示 すように略U字状の形状の窓孔11aを設けてある。そして、該基板10の表面 に重ねる表生地20には前記窓孔11aより一回り小さい窓孔21を設け、この 窓孔21の縁部を、前記基板10の窓孔11の縁部を二つ折り状に包み込むよう に該基板10の裏面側に折り返してある。
【0025】 そして、上記基板10の裏面側には、窓塞ぎ生地30と、裏当て基板40とを 重ね、該窓塞ぎ生地30と裏当て基板40との間には該窓塞ぎ生地30を基板1 0の窓孔11aの外方に向けて膨出させるクッション材50を介装し、前記基板 10の窓孔11aの縁に沿って、該表生地20と基板10と窓塞ぎ生地30と裏 当て基板40とを縫合してなるのは「請求項1」と同じである。
【0026】 上記裏当て基板40は、基板10と同じ輪郭形状のものを使用してもよいが、 この場合は、窓孔11aより一回り大きい略U字状の形状のものを使用すると製 造が顕著に容易となる。すなわち、「図6」従来法でU字状のクッション膨出部 を製造する場合、クッション材50の縁部に沿って表生地20と基板10とを縫 合すると、表生地20を変形しつつ縫合しなくてはならないので、熟練者でない と表生地20に襞が寄って体裁が悪くなる。そこでU字状部の内側のクッション 材を入れない部分は予め糊着等で仮固定すると比較的容易に上記の縫合ができる が、この場合も糊材が固化するまで専用の治具を用いて固定する必要性があり、 非常に非効率的なものとなるものであった。
【0027】 上記にくらべ、略U字状の形状の裏当て基板40を使用すると、前記したよう に該裏当て基板40に窓孔11a内に入れられる大きさ(該窓孔11aより一回 り小さい形状)のクッション材50を重ね、さらにこのクッション材50の上に 窓塞ぎ生地30を重ね、該窓塞ぎ生地30の縁部を裏当て基板40に糊着して仮 固定する際に、糊着部位は全て裏当て基板40の外周となるので、専用の治具は 不要となり、糊材が固化するまでは洗濯バサミ等の通常の挟持具で固定しておく ことができるものである。
【0028】 次に「請求項3」の考案は、複数の窓孔11b,11b,11b・・・を設け た基板10の表面に、表生地20を重ねている。すなわち、「請求項1」の窓孔 11に代え複数の窓孔11b,11b,11b・・・を使用したものである。
【0029】 複数の窓孔11b,11b,11b・・・を設ける代表例としての「図5」例 は、基板10に左右に一対の窓孔11b,11bを対設してあり、両窓孔11b ,11bの間隔は「図5」上部が広く下部が狭くなるようになしてある。
【0030】 そして、上記表生地20には前記窓孔11b,11b,11b・・・より一回 り小さい窓孔21,21,21・・・を設け、この窓孔21,21,21・・・ の縁部を、前記基板10の窓孔11b,11b,11b・・・の縁部を二つ折り 状に包み込むように該基板10の裏面側に折り返し、また、上記基板10の裏面 側には、窓塞ぎ生地30と、裏当て基板40とを重ね、該窓塞ぎ生地30と裏当 て基板40との間には該窓塞ぎ生地30を基板10の窓孔11b,11b,11 b・・・の外方に向けて膨出させるクッション材50,50,50・・・を介装 し、前記基板10の窓孔11b,11b,11b・・・の縁に沿って、該表生地 20と基板10と窓塞ぎ生地30と裏当て基板40とを縫合してなるのは「請求 項1」と略同じである。
【0031】 すなわち、上記窓孔11b,11bは、その内側に膨出するクッション材50 ,50が介装された部位が、使用者の背中の湾曲により適合するようになしたも ので、「図5」のようになすと使用者の背中によりフィットし、また、同図左右 の中央部は背中に当たりずらく通気溝となって背中に汗をかくのを抑止すること になるものである。
【0032】 なお、図中、70は背負帯取付具で表生地20とその上に重ねた重ね生地90 との間に基板部71を挿入して鋲72,72で鋲着し、環部73,73に図示し ない背負帯の上端を夫々取り付けるようになしてある。また、図中,80は提手 、100は裏打ち生地を示すものである。
【0033】
【考案の効果】
本考案は上記のごとくであるので、クッション材50の周縁部を基板10の窓 孔11,11a,11bでその全周を押さえることができ、その結果、製造に際 しては縫合で襞が寄ることを防いで容易に縫合でき、また、従来の縫着のみでク ッション材50を押し潰す従来方式に比べ、全周を均一・確実に押さえることで 、窓塞ぎ生地30が柔軟で伸縮性に富むものを使用しても、該クッション材50 を介装して部位の周縁の湾曲が自然な滑らかな感じに仕上げることができ、永年 使用しても生地の伸び等で該湾曲部が型崩れしない背負い鞄の背板を提供できる ものである。
【0034】 また、基板10に窓孔11,11a,11bを設けて、この窓孔11,11a ,11bよりクッション材50が介装された窓塞ぎ生地30を膨出するようにな したので、背板の周端縁より体裁よく上記膨出部を離すことができ、この部位が 他のものに触れて摩耗したり変質するのを防ぐ背負い鞄の背板を提供できるもの である。
【0035】 なお、本考案は従来法に比べ部品点数が増えるのでコスト的には不利な面もあ るが、窓孔11,11a,11bを有した基板10を使用することで豪華な感じ が出て商品価値が高まるものであることと、前記した製造の容易性から充分実用 性のある背負い鞄の背板を提供できるものである。
【0036】 特に、「請求項2」の考案は、上記効果に加え、基板10に略U字状の窓孔1 1aを設けたので、背板にU字状のクッション材50を介装した膨出部を形成で き、U字状の両側のクッション材50による膨出部を、使用者の頭側より見て湾 曲する背中の形に適合させ、また鞄は背負った際に最も強く背中に当接するU字 状の下端連結部位のクッション材50による膨出部が背中に当接して、背負った 際に背中への適合性とクッション性とを共に満足する背負い鞄の背板を提供でき るものである。
【0037】 また、「請求項3」の考案は、複数の窓孔11b,11b,11b・・・を設 けた基板10を使用したので、「請求項1」の効果に加え、より背中に適合でき るクッション材50を介装した膨出部を形成でき、また、これらの膨出部の間隙 を通気溝として夏期に背負っても背中に汗をかきずらい背負い鞄の背板を提供で きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の位置実施形態を示す正面図である。
【図2】要部縦断面図である。
【図3】部品分解斜視図である。
【図4】別の実施形態での正面図である。
【図5】さらに別の実施形態での正面図である。
【図6】従来例横断面図である。
【符号の説明】
10 基板 11 窓孔 11a 窓孔 11b 窓孔 20 表生地 21 窓孔 30 窓塞ぎ生地 40 裏当て基板 50 クッション材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓孔(11)を設けて枠状に形成した基
    板(10)の表面に、表生地(20)を重ね、 上記表生地(20)には前記窓孔(11)より一回り小
    さい窓孔(21)を設け、この窓孔(21)の縁部を、
    前記基板(10)の窓孔(11)の縁部を二つ折り状に
    包み込むように該基板(10)の裏面側に折り返し、 また、上記基板(10)の裏面側には、窓塞ぎ生地(3
    0)と、裏当て基板(40)とを重ね、該窓塞ぎ生地
    (30)と裏当て基板(40)との間には該窓塞ぎ生地
    (30)を基板(10)の窓孔(11)の外方に向けて
    膨出させるクッション材(50)を介装し、 前記基板(10)の窓孔(11)の縁に沿って、該表生
    地(20)と基板(10)と窓塞ぎ生地(30)と裏当
    て基板(40)とを縫合してなる背負い鞄の背板。
  2. 【請求項2】 略U字状の窓孔(11a)を設けた基板
    (10)の表面に、表生地(20)を重ね、 上記表生地(20)には前記窓孔(11a)より一回り
    小さい窓孔(21)を設け、この窓孔(21)の縁部
    を、前記基板(10)の窓孔(11)の縁部を二つ折り
    状に包み込むように該基板(10)の裏面側に折り返
    し、 また、上記基板(10)の裏面側には、窓塞ぎ生地(3
    0)と、裏当て基板(40)とを重ね、該窓塞ぎ生地
    (30)と裏当て基板(40)との間には該窓塞ぎ生地
    (30)を基板(10)の窓孔(11a)の外方に向け
    て膨出させるクッション材(50)を介装し、 前記基板(10)の窓孔(11a)の縁に沿って、該表
    生地(20)と基板(10)と窓塞ぎ生地(30)と裏
    当て基板(40)とを縫合してなる背負い鞄の背板。
  3. 【請求項3】 複数の窓孔(11b,11b,11b・
    ・・)を設けた基板(10)の表面に、表生地(20)
    を重ね、 上記表生地(20)には前記窓孔(11b,11b,1
    1b・・・)より一回り小さい窓孔(21,21,21
    ・・・)を設け、この窓孔(21,21,21・・・)
    の縁部を、前記基板(10)の窓孔(11b,11b,
    11b・・・)の縁部を二つ折り状に包み込むように該
    基板(10)の裏面側に折り返し、 また、上記基板(10)の裏面側には、窓塞ぎ生地(3
    0)と、裏当て基板(40)とを重ね、該窓塞ぎ生地
    (30)と裏当て基板(40)との間には該窓塞ぎ生地
    (30)を基板(10)の窓孔(11b,11b,11
    b・・・)の外方に向けて膨出させるクッション材(5
    0,50,50・・・)を介装し、 前記基板(10)の窓孔(11b,11b,11b・・
    ・)の縁に沿って、該表生地(20)と基板(10)と
    窓塞ぎ生地(30)と裏当て基板(40)とを縫合して
    なる背負い鞄の背板。
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