JP3054293U - 歩車道境界構造およびその境界ブロック - Google Patents

歩車道境界構造およびその境界ブロック

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JP3054293U
JP3054293U JP1998003562U JP356298U JP3054293U JP 3054293 U JP3054293 U JP 3054293U JP 1998003562 U JP1998003562 U JP 1998003562U JP 356298 U JP356298 U JP 356298U JP 3054293 U JP3054293 U JP 3054293U
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JP
Japan
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boundary
sidewalk
approximately
boundary block
block
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Application number
JP1998003562U
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English (en)
Inventor
浩一 野口
嘉弘 奥口
Original Assignee
埼玉県コンクリート製品協同組合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集水機能を損なうことなく、しかも、段差の
ない状態で、横断歩道などの、歩車道での通行を容易に
した歩車道境界構造およびその境界ブロックを提供す
る。 【解決手段】 車道1と歩道2との境界に排水蓋と一体
の鉄筋コンクリート製の境界ブロック3(3−1、3−
2)による境界線を構成する歩車道境界構造において、
前記境界ブロックの上面は、その車道側から歩道側にか
けて前後方向に連続して、車道面と略同一平面になる車
道側縁部から集水底線BLの方向に略3%の下り勾配が
形成され、該集水底線BLから歩道側の方向に略20%
の上り勾配が形成され、該上り勾配は歩道面と略同一平
面になる歩道側縁部に沿った勾配略0%の境界部に連続
された面とされている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、車道と歩道との境界に排水溝の排水蓋と一体の境界ブロックで境界 線を構成する歩車道境界構造およびその境界ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図1及び図2に示すように、歩道1から車道2、例えば、横断歩道に 降りる箇所では、高齢者、幼児、障害者、特に、車椅子利用者などの昇降を容易 にするため、歩道1に降り傾斜(すりつけ勾配8%以下)を付けており、歩車道 の境界には、プレキャストコンクリート(鉄筋入り)製の、通常の排水蓋と一体 の境界ブロック3xとは異なる構造の境界ブロック3yを使用して、段差を切り 下げている。即ち、境界ブロック3xに比べて、境界ブロック3yは、境界部3 c(縁石部)の上面から集水底線BLまでの段差tが小さくなっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、その境界ブロック3yは、車道側からの降り勾配面の終端を略 直角に立ち上げ、集水底線BLを歩道側の境界部3cの段差に位置した設計、に なっているので、完全に段差tを解消してはいないから、利用者を充分に満足さ せることができず、特に、車椅子の車道側から歩道側への乗り上げ通行に支障が ある。
【0004】 本考案は、上記事情に基づいてなされたもので、集水機能を損なうことなく、 しかも、段差のない状態で、横断歩道などの、歩車道での通行を容易にした歩車 道境界構造およびその境界ブロックを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、図3ないし図5に示す実施の形態 (実施例)を参照して説明する。
【0006】 請求項1の考案では、車道1と歩道2との境界に排水蓋と一体の鉄筋コンクリ ート製の境界ブロック3(3−1、3−2)による境界線を構成する歩車道境界 構造において、前記境界ブロックの上面は、その車道側から歩道側にかけて前後 方向に連続して、車道面と略同一平面になる車道側縁部から集水底線BLの方向 に略3%の下り勾配が形成され、該集水底線BLから歩道側の方向に略20%の 上り勾配が形成され、該上り勾配は歩道面と略同一平面になる歩道側縁部に沿っ た勾配略0%の境界部に連続された面とされている。
【0007】 そして、前記境界線を形成する境界ブロックは、図3に示す平面略矩形状の複 数の境界ブロック3−1の左右方向の連続により形成させることができる。又は 、上記平面略矩形状の複数の境界ブロック3−1と図4に示す平面略扇形の境界 ブロック3−2の左右方向の連続により形成させることがでいる。 1に記載の歩車道境界構造。
【0008】 請求項3の考案では、車道1と歩道2との境界に排水蓋と一体の境界ブロック 3(3−1、3−2)による境界線を構成する歩車道境界構造に用いる鉄筋コン クリート製の境界ブロックにおいて、該境界ブロックは、その前後方向の幅:W =略700〜705mm、車道側の厚さ:Ta=略215mm、歩道側の厚さ: Tb=略230mmであり、車道側から集水底線BLに向けての集水用の傾斜面 の幅:Wa=略500mm、その降り勾配=略3%、前記集水底線BLから歩道 側境界に向けての傾斜面3aの幅:Wb=略150mm、その登り勾配=略20 %、そして、略平坦な歩道側境界部の幅:Wc=略50〜55mmとされている 。
【0009】 このような横断歩道に対応する箇所での歩車道境界構造には、図5に示すよう に、予め、これに対応する排水蓋と一体のプレキャスト鉄筋コンクリート製プレ ハブブロックを多数用意して、これを現場施工に際して用いるのが、施工効率を 向上できる。そこで、本考案では、排水蓋付と一体の境界ブロック3(3−1、 3−2)として、その上面に、その最低レベルである集水底線BLから歩道側境 界及び車道側境界に向けて、前述のような勾配の傾斜面3aが、予め形成されて いるものを使用するのである。
【0010】 従って、このような構成にすることで、車道2側の雨水について、その集水機 能を損なうことなく、しかも、段差のない状態で、横断歩道などの、歩車道での 昇降を容易にして、高齢者、幼児、障害者、特に、車椅子利用者などの通行に支 障のないようにしている。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態を、図面を参照して、具体的に説明する。 図5の横断歩道に対応する歩車道境界の一部に直線的に配列施工される、横断 歩道用の排水蓋と一体の境界ブロック3は、図3に示すように、平面視矩形状で あり、長さ:L=略2000mm、幅:W=略705mm、車道側の厚さ:Ta =略215mm、歩道側の厚さ:Tb=略230mmであり、従って、歩車道の 段差分は、Tb−Ta=15mmである。特に、この具体例では、車道2側から 集水底線BLに向けての集水用の傾斜面の幅:Wa=略500mm、その降り勾 配=3/100(即ち、3%)、集水底線BLから歩道1側境界に向けての傾斜 面3aの幅:Wb=略150mm、その登り勾配=1/5(即ち、20%)、勾 配略0%の境界部の幅:Wc=略55mmである。なお、図にはブロック相互を 連結するためのジョイントプレートJPの取付け凹部3bが、ブロック本体の前 後両端に形成されている。
【0012】 また、図5の横断歩道に対応する、交差点などの歩車道境界の一部に、弧状に 配列施工される、横断歩道用の排水蓋付きの境界ブロック3−2は、図4に示す ように、長さに関する寸法(L)を除いて、図3に示すものと同様に、各寸法が 設定されており、長さに関しては、集水底線BLが描く弧までの曲率半径R=2 〜9mに対応した諸数値(L1、L2、L3)が、図4(d)のテーブルに表示 するように、設定されている。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、以上詳述したようになり、車道と歩道との境界に排水蓋付きの境界 ブロックによる境界線を構成する歩車道境界構造において、横断歩道に対応する 箇所では、前記境界ブロックの最低線である集水底線から歩車道側境界に向けて 所要勾配の傾斜面が形成されている。また、このための境界ブロックを、予めプ レキャストコンクリートなどで構成する。
【0014】 従って、車道側の雨水について、その集水機能を損なうことなく、しかも、段 差のない状態で、横断歩道などの、歩車道での昇降を容易にして、高齢者、幼児 、障害者、特に、車椅子利用者などの通行に支障がないという実用上の効果が得 られる。
【0015】 各請求項の考案の上記効果については、実験により確認している。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の横断歩道の状況の概略斜視図である。
【図2】同じく、交差点の横断歩道の状況の概略斜視図
である。
【図3】本考案に係わる境界ブロックの具体例を示す図
である。
【図4】本考案に係わる境界ブロックの他の具体例を示
す図である。
【図5】本考案に係わる境界ブロックを使用した歩車道
境界構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1 歩道 2 車道 3(3−1、3−2) 境界ブロック 3a 傾斜面 3b 取付け凹部 BL 集水底線 JP ジョイントプレート

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車道と歩道との境界に排水蓋と一体の鉄
    筋コンクリート製の境界ブロックによる境界線を構成す
    る歩車道境界構造において、前記境界ブロックの上面
    は、その車道側から歩道側にかけて前後方向に連続し
    て、車道面と略同一平面になる車道側縁部から集水底線
    の方向に略3%の下り勾配が形成され、該集水底線から
    歩道側の方向に略20%の上り勾配が形成され、該上り
    勾配は歩道面と略同一平面になる歩道側縁部に沿った勾
    配略0%の境界部に連続された面とされていることを特
    徴とする歩車道境界構造。
  2. 【請求項2】 前記境界線を形成する境界ブロックは、
    平面略矩形状の複数の境界ブロックの左右方向の連続に
    より、又は平面略矩形状の複数の境界ブロックと平面略
    扇形の境界ブロックの左右方向の連続により形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の歩車道境界構
    造。
  3. 【請求項3】 車道と歩道との境界に排水蓋と一体の境
    界ブロックによる境界線を構成する歩車道境界構造に用
    いる鉄筋コンクリート製の境界ブロックにおいて、該境
    界ブロックは、その前後方向の幅:W=略700〜70
    5mm、車道側の厚さ:Ta=略215mm、歩道側の
    厚さ:Tb=略230mmであり、車道側から集水底線
    BLに向けての集水用の傾斜面の幅:Wa=略500m
    m、その降り勾配=略3%、前記集水底線BLから歩道
    側境界に向けての傾斜面の幅:Wb=略150mm、そ
    の登り勾配=略20%、そして、略平坦な歩道側境界部
    の幅:Wc=略50〜55mmであることを特徴とする
    境界ブロック。
  4. 【請求項4】 前記境界ブロックは、その平面形状が、
    矩形状又は扇形状であることを特徴とする請求項3に記
    載の境界ブロック。
JP1998003562U 1998-05-25 1998-05-25 歩車道境界構造およびその境界ブロック Expired - Lifetime JP3054293U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018009425A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社ニッコン 歩車道境界ブロックおよび歩車道境界構造体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018009425A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社ニッコン 歩車道境界ブロックおよび歩車道境界構造体

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