JP3053496B2 - 電気カーペット - Google Patents

電気カーペット

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JP3053496B2
JP3053496B2 JP4150465A JP15046592A JP3053496B2 JP 3053496 B2 JP3053496 B2 JP 3053496B2 JP 4150465 A JP4150465 A JP 4150465A JP 15046592 A JP15046592 A JP 15046592A JP 3053496 B2 JP3053496 B2 JP 3053496B2
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temperature
electric carpet
electric
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power consumption
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JP4150465A
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Inventor
泰之 増尾
昇 横手
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東芝機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面状の採暖器具として
の電気カーペットに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は電気カーペットの概略構成図であ
る。電気カーペット本体1には、発熱線2が配線される
と共にこの発熱線2に沿って温度検知センサが配線され
ている。これら発熱線2及び温度検知センサは、電気カ
ーペット本体1の側端部に設けられたコントローラ3に
接続されている。このコントローラ3は電気カーペット
本体1の表面温度を設定温度に制御する機能を有するも
ので、電源スイッチや温度設定スイッチ等が設けられて
いる。又、このコントローラ3には電源コード4が接続
されている。
【0003】かかる構成であれば、コントローラ3の制
御により発熱線2に電力が供給されると、電気カーペッ
ト本体1の表面温度は上昇し、この表面温度が温度検知
センサにより検知されてコントローラ3に送られる。こ
のコントローラ3は、温度検知センサの検知温度と設定
温度との温度差に応じて発熱線2への電力供給をオン・
オフ制御して電気カーペット本体1の表面温度を設定温
度に制御する。
【0004】ところで、電気カーペット本体1に配線さ
れている発熱線は、立上がりを速くするために最高設定
温度を得るための定格電力よりも大きな定格消費電力、
例えば3畳用の電気カーペットでは800W〜1000
W程度の定格消費電力を有するものを使用している。
【0005】このため、例えば故障により発熱線2に対
して全通電となると、電気カーペット本体1の表面温度
は、大消費電力の発熱線2の発熱により高い温度に上昇
してしまう。例えば室温20℃において100%の全通
電となると、表面温度は図5に示すように60℃を越え
て80℃程度に達する。
【0006】このように表面温度が60℃程度となる
と、人体に対して低温火傷を与える虞がある。又、定格
消費電力の大きい発熱線2を使用するので、一般家庭の
電気容量に対して電気カーペットによる消費電力の割合
が高くなり、他の電気機器と併用する場合に合計の消費
電力を考慮する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように最高設定
温度を得るための定格電力よりも大きな定格消費電力の
発熱線2の使用により、全通電の場合に表面温度が高く
なって低温火傷を与える虞がある。又、一般家庭の電気
容量に対して消費電力が高く、他の電気機器との併用が
難しくなる。
【0008】そこで本発明は、全通電でも電気カーペッ
ト本体の表面温度を低温火傷を与える程に上昇させるこ
となく、定格消費電力を抑えることにより他の電気機器
との併用に充分対応できる電気カーペットを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、カバーを取り
付け又は取り外した状態の電気カーペット本体に配線さ
れた発熱線に対する電力供給量を制御する電気カーペッ
トにおいて、
【0010】発熱線は、電気カーペットとして最高設定
温度を得るための定格電力よりも所定量だけ高く、かつ
全通電した場合に電気カーペット本体の表面温度が所定
温度以上に上昇しない定格消費電力とすることにより上
記目的を達成しようとする電気カーペットである。
【0011】
【作用】このような手段を備えたことにより、発熱線と
しては電気カーペットとして最高設定温度を得るための
定格電力よりも所定量だけ高いものが使用されるので、
たとえ発熱線に全通電した場合でも、カバーを取り付け
又は取り外した状態の電気カーペット本体の表面温度は
所定温度以上に上昇しない。又、定格消費電力を抑えて
いるので、他の電気機器との併用に十分対応できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0013】図1は電気カーペットの構成図である。電
気カーペット本体1には、発熱線11が配線されると共
にこの発熱線11に沿って温度検知センサ22が配線さ
れている。
【0014】このうち、発熱線11は、例えば電気カー
ペットとして最高設定温度を得るための定格電力よりも
10%〜20%だけ高く、かつ全通電した場合にも電気
カーペット本体1の表面温度を47℃程度以上に上昇さ
せない定格消費電力を有するものである。例えば、室温
20℃で電気カーペット本体1の表面温度を最高設定温
度である43℃に保つためには、定格電力400Wを有
する発熱線11となるが、例えばこの定格電力400W
よりも10%だけ消費電力が大きい消費電力440Wの
発熱線11が使用される。そして、これら発熱線11及
び温度検知センサ22は、電気カーペット本体1の側端
部に設けられたコントローラ12に接続されている。
【0015】このコントローラ12は、電気カーペット
本体1の表面温度を設定温度に制御する機能、室温低下
時及びカバー掛けの場合における温度補正の機能を有し
ている。具体的な構成は図2に示すように主制御部13
に対して温度制御部14、補正部15、温度制御プログ
ラムメモリ16、補正データメモリ17、各入力部1
8、19が接続されたものとなっている。このうち、入
力部18には温度設定スイッチ20、カバー掛けスイッ
チ21が接続され、入力部19には温度検知センサ22
が接続されている。
【0016】温度制御部14は、温度制御プログラムメ
モリ16に記憶されている温度制御プログラムに従って
温度検知センサ22の検知温度と設定温度との温度差に
応じて発熱線11への電力供給をオン・オフ制御する制
御信号を電力制御部23に送出する機能を有している。
この電力制御部23は、制御信号に従って電力を発熱線
11に対してオン・オフ制御する機能を有している。
【0017】補正データメモリ17には、室温低下に対
する補正温度、カバー掛けに対する補正温度が予め記憶
されている。これら補正温度は、最高設定温度を得るた
めの定格消費電力400Wに対してプラス10%〜20
%の範囲内で補正する値となっている。例えば、最高4
3℃を得るために400Wの定格電力が必要であれば、
10%増しである440Wの定格消費電力を有すれば、
電気カーペット本体1の表面温度を補正して43℃に維
持される。
【0018】これら補正温度のうち室温低下に対する補
正温度は、室温の低下温度に応じた補正温度となってお
り、例えば、室温が20℃から15℃に低下した場合、
設定温度に対して2℃上昇する温度となっている。又、
カバー掛けに対する補正温度は、電気カーペット本体1
にカバーを掛けた場合に設定温度を例えば5℃高く補正
する値となっている。
【0019】補正部15は、室温センサ24からの室温
信号を受けて室温低下を判断し、室温低下に応じて補正
データメモリ17から補正温度を読み出して設定温度を
補正して温度制御部14に送り、かつカバー掛けスイッ
チ21の操作を検出した場合に補正データメモリ17か
らその補正温度を読み出して設定温度を補正して温度制
御部14に送る機能を有している。次に上記の如く構成
された電気カーペットの作用について説明する。
【0020】コントローラ12により発熱線11に電力
が供給されると、電気カーペット本体1の表面温度は上
昇し、この表面温度は温度検知センサ22により検知さ
れてコントローラ12に送られる。このコントローラ1
2は、温度検知センサ22の検知温度と温度設定スイッ
チ20により入力された設定温度との温度差に応じて発
熱線11への電力供給量をオン・オフ制御する。これに
より、電気カーペット本体1の表面温度は図3に示すよ
うに設定温度に制御される。
【0021】この状態で室温が低下すると、電気カーペ
ット本体1の表面温度は低下するが、補正部15の補正
動作により、その表面温度は一定に保たれる。すなわ
ち、補正部15は、室温センサ24からの室温信号を受
けて室温低下を判断し、この室温低下に応じた補正温度
を補正データメモリ17から読み出して設定温度を補正
する。そして、補正部15は、この補正した設定温度を
温度制御部14に送る。これにより、温度設定スイッチ
20はそのまま変更されなくても、室温低下に伴って自
動的に設定温度が補正されて温度制御部14に送られ
る。この結果、室温が低下しても、電気カーペット本体
1の表面温度は、温度設定スイッチ20で設定された温
度に保たれる。
【0022】又、電気カーペット本体1にカバーが掛け
られ、カバー掛けスイッチ21が操作されると、補正部
15は、カバーが掛けに対する補正温度を補正データメ
モリ17から読み出して設定温度を、例えば5℃だけ高
く補正する。そして、補正部15は、この補正した設定
温度を温度制御部14に送る。この結果、カバー掛けに
より電気カーペット本体1の表面温度、つまりカバーの
表面温度は、温度設定スイッチ20で設定された温度に
保たれる。
【0023】ところで、故障により発熱線11に対して
全通電された場合、発熱線11の発熱により電気カーペ
ット本体1の表面温度は上昇するが、この表面温度は、
定格電力400Wの10%増しの消費電力440Wに対
応する温度、すなわち47℃程度の上昇となる。従っ
て、電気カーペット本体1の表面温度は、60℃程度に
なることはなく人体に低温火傷を与えることはない。
【0024】このように上記一実施例においては、発熱
線11としては電気カーペットとしての定格消費電力よ
りも10%だけ高いものを使用するので、たとえ発熱線
11に全通電した場合でも電気カーペット本体1の表面
温度は60℃程度になることはなく人体に低温火傷を与
えることはない。又、発熱線11の消費電力は440W
で大きな値でなく、定格消費電力を抑えられ、これによ
り他の電気機器と併用して使用できる。さらに、室温低
下に対する補正温度温度及びカバー掛けに対する補正温
度は、上記発熱線11を使用することにより定格電力に
対して10%増しの範囲内で設定温度を補正することに
よって温度制御を行うことができる。
【0025】又、電圧変動等その他の要因を考慮すれ
ば、最高設定温度を得るための定格消費電力400Wに
対し20%増し程度の発熱線を用いることで充分に対応
できる。
【0026】なお、本発明は上記一実施例に限定される
ものでなくその要旨を変更しない範囲で変形してもよ
い。例えば、電気カーペット本体1の面暖房は1面に限
らず、発熱線11を複数配線して多面で切り換えて面暖
房するように構成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、全
通電でも電気カーペット本体の表面温度を低温火傷を与
える程に上昇させることなく、定格消費電力を抑えら
れ、他の電気機器との併用ができる電気カーペットを提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電気カーペットの一実施例を示
す構成図。
【図2】同電気カーペットにおけるコントローラの構成
図。
【図3】同電気カーペット本体の表面温度を示す図。
【図4】従来の電気カーペットの構成図。
【図5】同電気カーペット本体の表面温度を示す図。
【符号の説明】
1…電気カーペット本体、11…発熱線、12…コント
ローラ、13…主制御部14、15…温度制御補正部、
16…温度制御プログラムメモリ、17…補正データメ
モリ、18,19…入力部、20…温度設定スイッチ、
21…カバー掛けスイッチ、22…温度検知センサ、2
3…電力制御部、24…室温センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24D 13/02 H05B 3/00 355

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーを取り付け又は取り外した状態の
    電気カーペット本体に配線された発熱線に対する電力供
    給量を制御する電気カーペットにおいて、 前記発熱線は、前記電気カーペットとして最高設定温度
    を得るための定格電力よりも所定量だけ高く、かつ全通
    電した場合に前記電気カーペット本体の表面温度が所定
    温度以上に上昇しない定格消費電力とすることを特徴と
    する電気カーペット。
JP4150465A 1992-06-10 1992-06-10 電気カーペット Expired - Lifetime JP3053496B2 (ja)

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JPH05340551A JPH05340551A (ja) 1993-12-21
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