JP3053396U - 備長炭シート - Google Patents

備長炭シート

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JP3053396U
JP3053396U JP1998002626U JP262698U JP3053396U JP 3053396 U JP3053396 U JP 3053396U JP 1998002626 U JP1998002626 U JP 1998002626U JP 262698 U JP262698 U JP 262698U JP 3053396 U JP3053396 U JP 3053396U
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sheet
bincho charcoal
charcoal
bincho
fine powder
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JP1998002626U
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Inventor
幹雄 増田
俊文 春木
虎夫 保坂
剛 増田
Original Assignee
株式会社増田屋
俊文 春木
虎夫 保坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性を付与することによって、化学繊維の
寝間着、シーツ、毛布、掛け布団等の使用によって発生
する静電気を除去することができる寝具に適した備長炭
シートを提供する。 【解決手段】 単位平方メートル当たり150g〜28
0gの備長炭微粉末を含有し導電性を有する備長炭微粉
末層2の両側に、目付50g/ m2 〜100g/m2
ナイロン系不織布3a、3bを密着積層して形成した3
層のシート状物の全周に縁取りテープ4を逢着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は敷き布団やベットマットの上に敷いて使用するのに適した備長炭シー トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
備長炭シートを敷いてその上に寝ると、備長炭の吸湿効果により、睡眠中に人 体から放出される汗などの水分を吸収して快適な睡眠環境を提供し、またマイナ スイオン効果により、寝起き時にすがすがしい爽快感を与えるとされている。そ してまた、この種の備長炭シートを寝たきり老人等に適用した場合には、その体 臭を備長炭の脱臭効果により吸収するため老人病院などにおいて着目されるに至 っている。
【0003】 従来のこの種の備長炭シートとしては、段ボールや紙等にただ単に備長炭微粉 末を吹き付けたものや、布、不織布などを備長炭を溶かした液の中に浸漬して付 着させたものがほとんどである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の備長炭シートでは、単位平方メートル(1m2 )当たりの備長炭の微粉末の量はせいぜい5〜30g程度で、備長炭の有する吸 湿効果、マイナスイオン効果、脱臭効果を充分達成することができないだけでな く、導電性(通電性)は全く無いものとなっている。さらには、従来の備長炭シ ートでは、備長炭がその坦体である段ボールや紙または布などから剥離してそれ を敷いているシーツなどを汚してしまうた問題もあった。
【0005】 本校案は上記の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、備長炭シートに 導電性を付与することによって、化学繊維の寝間着、シーツ、毛布、掛け布団等 の使用によって発生する静電気を除去することができるようにし、しかも備長炭 の微粉末によって外部のシーツなどを汚すことが無く、長期間に亘って備長炭の 優れた効果を発揮することのできる寝具として適した備長炭シートを提供するこ とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案に係る備長炭シートでは単位平方メートル当 たり80g以上の備長炭微粉末を含有することによって導電性を帯びてなる備長 炭微粉末層の両側に、可撓性を有する薄肉の繊維シートを密着積層して3層のシ ート状物を形成すると共に該シート状物の全周を該備長炭微粉末層が外部に露出 しないように封止してなるのである。
【0007】 好ましくは、前記繊維シートとして目付50g/m2 〜100g/m2 のナイ ロン系繊維からなる不織布を用いることで、より好ましくは、単位平方メートル 当たり150g〜280gの備長炭微粉末を含有し導電性を有する備長炭微粉末 層の両側に、目付50g/m2 〜100g/m2 のナイロン系不織布を密着積層 して3層のシート状物を形成すると共に該シート状物の全周に縁取りテープを一 体的に取り付けることである。
【0008】 この備長炭シートは従来のものと較べて備長炭の量が大幅に増えているだけで なく、これが層状をなして導電性を有するから、備長炭の有する優れた吸湿・放 湿効果、マイナスイオン効果、脱臭効果に加えて、静電気除去効果を奏すること ができる。静電気は、特に化学繊維の寝間着、シーツ、毛布、掛け布団などの使 用によって大量に発生し、火花放電時の不快感以外に、身体に静電気がたまると 体内のカルシウムやビタミンCを体外に排出させ、肩こり、腰痛、頭痛などの原 因になるとされているため、静電除去効果を有する本考案の備長炭シートは寝具 として極めて健康的にも良いものとなる。
【0009】 また、本考案の備長炭シートでは、備長炭微粉末層の両側に可撓性を有する薄 肉の繊維シートを密着積層して3層に形成すると共にその全周を備長炭粉末層が 外部に露出しないように封止してなるので、備長炭微粉末層は内部にしっかりと 閉じこめられた形となり、従来のように剥離して外部のシーツを汚したリする恐 れはない。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下に本考案の好適な実施形態に係る備長炭シートについて、添付の図面を参 照にして説明する。
【0011】 図示の備長炭シート1は中央の備長炭微粉末層1を挟んで密着積層された上下 の繊維シート3a、3bとからなっている。
【0012】 この備長炭微粉末層1は単位平方メートル(m2 )当たり80g以上の備長炭 微粉末を層状に形成してなり、これによって導電性を有している。この、備長炭 の微粉末の量は、安定した導電性を有するために、好ましくは単位平方メートル 当たり150g〜280gとすることで、280g/m2 以上となると備長炭微 粉末層が厚くなって、シートに形成したときの可撓性に欠けるだけでなく、それ によって得られる効果との関係でコストが高いものとなる。備長炭の微粉末の粒 度はできるだけ微細なものとし、100メッシュ〜200メッシュを通過するも ので、好ましくは150メッシュを通過するものとすることである。
【0013】 上下の繊維シート3a、3bとしてはポリオレフィン系合成繊維を避けて、好 ましくはナイロン系の繊維を使用することである。ポリオレフィン系の合成繊維 のポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル繊維は人体の油分を吸収するた め、本考案の備長炭シートが寝具として使用されることを考えると繊維素材とし て好ましくない。また、繊維シートとして、更に好ましくは、目付50g/m2 〜100g/m2 のナイロン系不織布を使用することである。この目付量が50 g/m2 未満では不織布の空隙率が大きくなって繊維シート3a、3b間から備 長炭微粉末が通過し易くなり、また目付量が100g/m2 を越えると可撓性に 欠けたものとなるからである。
【0014】 上記の3層構造の備長炭シートを製造するには、水溶性バインダー(約25% )を溶解した水溶液中に高濃度の備長炭微粉末を分散させることによってゲル状 の備長炭溶液を形成し、このゲル状の備長炭溶液を所定幅のノズルから数十ミク ロンの厚さの層状に押し出してその下方を連続的に走行する繊維シート3bの上 に塗布し、その後に上方の繊維シート3aを備長炭層の上に積層し、三者をロー ラー間に通して密着した後乾燥してやればよい。
【0015】 また、本考案の実施形態では、備長炭微粉末層2と繊維シート3a、3bとか らなる3層のシート状物の全周を縁取りテープ4で断面横U字形に覆って積層体 の全周が外部に露出しないようにし、その縁取りテープ4を積層体に縫着によっ て一体的に取り付けている。縁取りテープとして熱溶着性を有する合成樹脂テー プを使用して熱溶着することもできる。
【0016】 また、上記のような縁取りテープ4を使用することなく、ナイロン系不織布か らなる繊維シート3a、3bを中央の備長炭微粉末層2より縦横ともに若干大き く形成して、上下の繊維シートの周縁部を相互に熱溶着してその内部に備長炭微 粉末層を閉じこめるようにしても良い。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、本考案の備長炭シートは従来のものと較べて備長炭の量が大幅 に増えているだけでなく、これが層状をなして導電性を有するから、備長炭の有 する優れた吸湿・放湿効果、マイナスイオン効果、脱臭効果に加えて、静電気除 去効果を奏することができ、寝具として極めて健康的にも良いものとなる。
【0018】 また、本考案の備長炭シートでは、備長炭微粉末層の両側に可撓性を有する薄 肉の繊維シートを密着積層して3層に形成すると共にシート状物の全周を備長炭 微粉末層が外部に露出しないように封止してなるので、備長炭微粉末層は内部に しっかりと閉じこめられた形となり、従来のように剥離して外部のシーツを汚し たリス恐れはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る備長炭シートを一部破断して示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 備長炭シート 2 備長炭微粉末層 3a、3b 繊維シート 4 縁取テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 春木 俊文 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎町490番1号 (72)考案者 保坂 虎夫 東京都大田区池上3丁目7番7号 (72)考案者 増田 剛 東京都大田区南久が原2丁目5番3号

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位平方メートル当たり80g以上の備
    長炭微粉末を含有することによって導電性を帯びてなる
    備長炭微粉末層の両側に、可撓性を有する薄肉の繊維シ
    ートを密着積層して3層のシート状物を形成すると共に
    該シート状物の全周を該備長炭微粉末層が外部に露出し
    ないように封止してなることを特徴とする備長炭シー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記繊維シートが目付50g/m2 〜1
    00g/m2 のナイロン系繊維からなる不織布であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の備長炭シート。
  3. 【請求項3】 単位平方メートル当たり150g〜28
    0gの備長炭微粉末を含有し導電性を有する備長炭微粉
    末層の両側に、目付50g/m2 〜100g/m2 のナ
    イロン系不織布を密着積層して3層のシート状物を形成
    すると共に該シート状物の全周に縁取りテープを一体的
    に取り付けてなることを特徴とする備長炭シート。
JP1998002626U 1998-04-20 1998-04-20 備長炭シート Expired - Lifetime JP3053396U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3415821B2 (ja) 2000-09-27 2003-06-09 株式会社コストジャパン 敷マット

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