JP3053211U - 自動車の背後確認装置 - Google Patents

自動車の背後確認装置

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JP3053211U
JP3053211U JP1998002890U JP289098U JP3053211U JP 3053211 U JP3053211 U JP 3053211U JP 1998002890 U JP1998002890 U JP 1998002890U JP 289098 U JP289098 U JP 289098U JP 3053211 U JP3053211 U JP 3053211U
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浩 山口
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浩 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スポイラー本来の機能を持たせると共に、後
進時の後方確認の役目も持たせる。 【解決手段】 車体7の左右方向に沿って略水平にスポ
イラー1aを配置し、スポイラー1aの下面を鏡面体2
aとし、鏡面体2aのみまたはスポイラー1aと共に鏡
面体2aを第1S及び第2の角度Tに変角できるように
設置し、第1の角度をスポイラーとしての本来の機能と
して利用するような角度に設定し、第2の角度を運転席
から後下方が鏡面体で反射して視認できる角度に設定
し、第1の角度においてはスポイラーの上面を前低後高
に形成すると共に第2の角度においては鏡面体の下面を
前高後低に形成してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は自動車の背後確認装置に係り、特に後 進時の後方確認を行う鏡を兼用したスポイラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】 最近の自動車は、エアロダイナミクスを改善するため、色 々なパーツが組み込まれる。その一つとして、図1・図7に示すように、車体7 に取付けられるスポイラー1a,1bがある。
【0003】 高速走行時の自動車は、空気力学的に車体が浮き上がろうとするアップフォー スが働き、このため路面とのグリップ力が低下して危険である。この対地グリッ プ力を高上させるいわゆるダウンフォースを得るため、スポイラー1a,1bが 用いられている。
【0004】 しかしながら、通常の走行時には、このようなスポイラー1a,1bは、なん ら効果のない一種のアクセサリーの範囲内にとどまっている。
【0005】 一方、後進時の後方確認の従来の鏡は、比較的小型であるため、特に身長の低 い乳児が視界に入らない場合もあり、充分に安全性を確保できない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 本考案の課題は、以上のような従来の欠 点を勘案して、スポイラー自体に後方を確認する機能を持たせ、後進時のスポイ ラーを有効に活用すると共に、後方確認の安全性をも向上させるようにした自動 車の後方確認装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 第1の考案は、図1乃至図5に示すように 、車体7の左右方向に略水平にスポイラー1bを左右の支持腕3,3を介して配 置し、スポイラー1bの下面に鏡面体2bを配置し、スポイラー1bの上面を前 低後高に形成すると共に鏡面体2bの下面を前高後低に形成し、運転席から車体 7の後下方が鏡面体2bで反射して視認できるように鏡面体2bを設定してある 。
【0008】 第2の考案は、図6乃至図13に示すように、車体7の左右方向に沿って略水 平にスポイラー1aを左右の支持腕3,3を介して配置し、スポイラー1aの下 面を鏡面体2aとし、鏡面体2aのみまたはスポイラー1aと共に鏡面体2aを 第1及び第2の角度に変角できるように支持腕3,3に対して支持軸5aを介し て設置し、第1の角度Sをスポイラーとしての本来の機能として利用するような 角度に設定し、第2の角度Tを運転席から後下方が鏡面体で反射して視認できる 角度に設定し、第1の角度Sにおいてスポイラー1aの上面を前低後高に形成す ると共に第2の角度Tにおいて鏡面体2aの下面を前高後低に形成してある。
【0009】
【考案の実施の形態】 本考案の一実施の形態を示す図1乃至図5を参照す ると、この背後確認装置は、スポイラー1bの下面が平面の鏡面2bになってい る。スポイラー1bは、中空の合成樹脂体からなり、鏡面体2bは例えば無電界 金属メッキにより鏡状に仕上げられる。
【0010】 このスポイラー1bは、図1又は図2に示すように、ワゴン型や、バン型,ワ ンボックス型等の車体7の背面扉8の後方ガラス窓9の外側上縁に沿って、合成 樹脂体の上面とルーフ7aの上面とが略同一の高さとなる位置に、車体7の両側 で左右の支持腕3,3を介して支持される。
【0011】 なお、図3に示す如く、スポイラー1bを後方ガラス窓9の上下方向中間位置 に設けることもある。
【0012】 また、スポイラー1bの上面を前低後高に形成すると共に鏡面体2bの下面を 前高後低に形成し、スポイラー1bの下面に設けた鏡面体2bは、室内7bの運 転席からの目視領域Mを反射して、車体7の後下方を視認領域Nとする。この視 認領域Nは、図2に示すように、車体7の全幅に設けられた鏡面体2bによって 得られ、運転席から全体の危険領域がすべてカバーできるようになる。
【0013】 上述した一実施の形態では、鏡面体2bを平面とし、また図4においてはスポ イラー1bを中空の合成樹脂体としたが、これに限定されるものではなくこの他 に、鏡面体2bが凸レンズ状であっても、2次元的な凸形状であってもよく、さ らに中実の合成樹脂体が用いられてもよい。
【0014】 また図4の実施の形態では、スポイラー2bの上面が空気力学的に車体を下方 に押し下げる作用を有する部分となり、一体に成形された合成樹脂体の下面が鏡 面体2bとなっているが、これに限定されるものではなく、この他に、図5に示 すように、空気力学的な作用を有するスポイラー1bとは別に、鏡面体2bを設 けてもよい。
【0015】 本考案の他の実施の形態を示す図7乃至図13を参照すると、この背後確認装 置は、スポイラー1aとこの下面に設けた平面の鏡面体2aとを備える。このス ポイラー1aは、図7・図8に示すように、車体7の後部のトランクリッドの上 方に、両側に設けた支持腕3を介し支持軸5aによって突設される。この車体7 は、セダンタイプ等の自動車である。高速走行時のスポイラー1aは、対地グリ ップ力を増加させるため、図9に示すように第1の角度Sにおいてスポイラー1 aの上面は前低後高に形成されると共に第2の角度Tにおいて鏡面体2aの下面 は前高後低に形成される。
【0016】 後進時に、トランスミッションをバックにチェンジすると、図10に示すよう にスポイラー1aが支点軸5aを支点としシリンダー(図示省略)によって上昇 される昇降棒5bで時計方向に回転し第2の角度Tになり、鏡面体2aが後下方 の確認のために役立つ。即ち、運転席からの目認領域Mは鏡面体2aで反射して 、後下方の視認領域Nが得られる。
【0017】 この場合、車体7の両側支持腕3に支えられた鏡面体2aは、図8に示すよう に、後方ガラス窓9の車体全幅となっている。
【0018】 上述した他の実施の形態では、鏡面体2aを平面としたが、これに限定される ものではなくこの他に、鏡面体2aが凸レンズ状,あるいは2次元的な凸形状を 呈していてもよい。
【0019】 上述した他の実施の形態の他に、図11に示すように、スポイラー1aの前端 を駆動支点軸5aに固定し、第2の角度Tまで変角可能に構成してもよい。この 場合、支持腕3は車体7に固定されていてもよい。
【0020】 また図12に示されるように、モーター駆動スプロケット6a,チェーン6b, 被動スプロケット6cとを用いて、スポイラー1aを第2の角度Tまで変角して もよい。この機構は図6に示す如く図1乃至図3のタイプの自動車にも適用可能 である。
【0021】
【考案の効果】 以上説明した通り、本考案によれば、スポイラーの下面を 鏡面体としているから、後進時の後下方の視認が充分できるようになり、安全性 が向上するだけでなく、スポイラーの有効利用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案を実施したワゴン型の自動車後部の
側面図である。
【図2】 運転席から見たワゴン型自動車の後方視図で
ある。
【図3】 この考案の変形例を実施したワゴン型自動車
の側面図である。
【図4】 この考案を実施した第1例のスポイラーの垂
直切断側面図である。
【図5】 この考案を実施した第2例のスポイラーの垂
直切断側面図である。
【図6】 この考案を実施した第3例のスポイラーの垂
直切断側面図である。
【図7】 この考案を実施するセダン型自動車の後から
見た斜視図である。
【図8】 運転席から見たセダン型自動車の後方視図で
ある。
【図9】 この考案を実施した第4例のスポイラーを含
むセダン型自動車後部の走行時の側面図である。
【図10】 この考案を実施した第4例のスポイラーを
含むセダン型自動車後部の後退時の側面図である。
【図11】 この考案を実施した第5例のスポイラーの
垂直切断側面図である。
【図12】 この考案を実施した第6例のスポイラーの
垂直切断側面図である。
【図13】 この考案を実施したスポイラーの断面図で
ある。
【符号の説明】
1a スポイラー 1b スポイラー 2a 鏡面体 2b 鏡面体 3 支持腕 4 モーター駆動回転軸 5a 支点軸 5b 昇降棒 6a モーター駆動スプロケット 6b チェーン 6c 被動スプロケット 7 車体 7a ルーフ 7b 室内 8 背面扉 9 後方窓ガラス窓 M 目視領域 N 視認領域 S 第1の角度 T 第2の角度

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の左右方向に沿って略水平にスポイ
    ラーを左右の支持腕を介して配置し、スポイラーの下面
    に鏡面体を配置し、スポイラーの上面を前低後高に形成
    すると共に鏡面体の下面を前高後低に形成し、運転席か
    ら車体の後下方が鏡面体で反射して視認できるような反
    射角度となるように、鏡面体を設定した自動車の背後確
    認装置。
  2. 【請求項2】 車体の左右方向に沿って略水平にスポイ
    ラーを左右の支持腕を介して配置し、スポイラーの下面
    を鏡面体とし、鏡面体のみまたはスポイラーと共に鏡面
    体を第1及び第2の角度に変角できるように支持腕に対
    し支持軸を介して設置し、第1の角度をスポイラーの本
    来の機能として利用するような角度に設定し、第2の角
    度を運転席から後下方が鏡面体で反射して視認できる角
    度に設定し、第1の角度においてスポイラーの上面を前
    低後高に形成すると共に第2の角度において鏡面体の下
    面を前高後低に形成した自動車の背後確認装置。
JP1998002890U 1998-04-13 1998-04-13 自動車の背後確認装置 Expired - Fee Related JP3053211U (ja)

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