JP3038076U - 自動車用サイドミラー - Google Patents

自動車用サイドミラー

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JP3038076U
JP3038076U JP1996012508U JP1250896U JP3038076U JP 3038076 U JP3038076 U JP 3038076U JP 1996012508 U JP1996012508 U JP 1996012508U JP 1250896 U JP1250896 U JP 1250896U JP 3038076 U JP3038076 U JP 3038076U
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JP
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driver
mirror
seat
side mirror
shaft portion
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JP1996012508U
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Inventor
育子 工藤
正一 佐藤
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育子 工藤
正一 佐藤
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 他方向から交差点に侵入する自動車同士や自
転車、歩行者等との出会い頭の衝突事故を未然に防止
し、自動車による交差点での交通事故を可及的に減少し
て交通の安全を図る。 【解決手段】 乗用車のフロントフェンダー先端側に
は、運転席の略正面に位置してサイドミラー11が設け
てある。サイドミラー11を構成する基体12は車体側
に支持された軸部12Aと、軸部12Aの上端側に横方
向に突設されたアーム12Bと、アーム12Bの先端に
固着されたカバー12Cとから構成される。13は右凸
面鏡、14は左凸面鏡で、該各凸面鏡13、14は運転
席2Aから見て水平方向に略45度の傾斜角度で基体1
2の軸部2Aに取着してある。サイドミラー11は回動
用装置と昇降用装置によって角度、高さの調整が可能で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動車の前側左、右方向を運転席から確認することができる自動車 用サイドミラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車には種々のミラーが設けてあり、車外にはフェンダーに設けたフェンダ ーミラー、左、右のドアに設けたドアミラー、車内に設けたバックミラーがある 。そして、これら各種のミラーによって運転者は、発進時および走行時の後方及 び左、右の斜め後方の安全を確認できるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来設けられているミラーは自動車の後方および斜め後方を確認する ためのものであり、運転者より前側の左右方向を確認することができるミラーは 知られていない。このため、運転席の前方にエンジンを設けて運転席と車両先端 との間に長さがあるボンネット型自動車にあっては、T字路や十字路の交差点に 侵入する場合、自動車の前側部を交差点内に進出させて運転手自身を交差点の近 くまで位置させなければ左右の確認ができないのが現状である(図4中の一点鎖 線参照)。このため、略直角方向から侵入してくる自動車や自転車等の車両に気 付くのが遅れて所謂出会い頭の衝突事故を起こしたり、確認を忘れて衝突事故を 起こすことが多く発生している。
【0004】 特に、降雪地においては車道および歩道から除雪した掻き寄せ雪山が道路脇に 積まれて1m以上もの高さになり、交差点での左右方向の視界は殆ど遮られた状 態になることから、自動車、自転車更には歩行者との接触事故が発生する確率が 極めて高くなるという問題がある。
【0005】 本考案は上述した従来技術の未解決の問題点に鑑みなされたもので、互いに他 方向から交差点に侵入する自動車同士や自転車、歩行者等との出会い頭の衝突事 故を未然に防止し、自動車による交差点での交通事故を可及的に減少して交通の 安全に貢献することができる自動車用サイドミラーを提供することを目的とする ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された本考案の手段は、運転席より前方に 位置するフロントフェンダーに設けられる自動車用ミラーであって、前記運転席 の略正面側に配置してあり、かつ該運転席に対して左、右の斜め横方向に向いた 左、右一対の凸面鏡からなる。
【0007】 そして、前記一対の凸面鏡は前記運転席から水平方向に回動操作が可能に構成 するとよい。
【0008】 また、前記一対の凸面鏡は前記運転席から上、下方向に昇降操作が可能に構成 するとよい。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、1は自動車 としての乗用車を示し、該乗用車1は右側運転席2Aを形成する運転室2の前方 にエンジンルームを形成するボンネット3、左右の前輪4、4を覆う右、左一対 のフロントフェンダー5、6を有している。
【0010】 11は前記運転席2Aの略正面に位置して右フロントフェンダー5の先端側に 設けられた自動車用サイドミラーを示す。12は該自動車用サイドミラー11( 以下サイドミラー11と略称する。)を構成する基体で、該基体12は右フロン トフェンダー5に挿通して後述する回動用装置15に支持された軸部12Aと、 該軸部12Aの上端側から横方向に突設されたアーム12Bと、該アーム12B の先端に固着され、断面湾曲状に形成した縦長の金属製または合成樹脂製カバー 12Cとから構成してある。
【0011】 13は運転席2Aから見て右横斜め方向に面して前記基体12に設けた右側凸 面鏡を示し、該右側凸面鏡13は軸部12Aに固着した支持ピン13Aと、該支 持ピンの先端にねじ13Bを介して締着された凸面鏡本体13Cとから構成して ある。また、14は運転席2Aから見て左横斜め方向に面して前記基体12に設 けた左側凸面鏡を示す。該左側凸面鏡14は前記右側凸面鏡13と同様に、軸部 12Aに固着した支持ピン14Aと、該支持ピンの先端にねじ14Bを介して締 着された凸面鏡本体14Cとから構成してある。そして、右側凸面鏡13および 左側凸面鏡14は運転者に対して水平方向に約45度の角度に傾斜させてあるが 、ねじ13B、14Bを緩めることによって傾斜角度を水平方向に微調整ができ るようにしてある。
【0012】 上述の如くサイドミラー11は基体12と、右側及び左側の各凸面鏡13、1 4とから構成されるが、15はこのサイドミラー11を回動操作するための回動 用装置を示す。16は該回動用装置15を構成し、車体Aに取着されたケーシン グである。該ケーシング16にはサイドミラー11の軸部12Aが挿通する軸穴 16Aが形成してあり、該軸穴16Aには雨水、塵埃の侵入を防止するためのシ ールリング17が嵌着してある。18は軸部12Aに連結した作動軸で、該作動 軸18の下端は円弧状の摺接面18Aに形成してあり、ケーシング16のガイド 筒16Bに上、下方向に摺動自在に挿嵌されている。19は作動軸18の外側に 突設した半円弧状の作動歯車、20は該作動歯車19と噛合した駆動歯車で、該 駆動歯車20は可逆モータからなる回動用モータ21によって駆動する構成にし てある。そして、前記回動用モータ21は運転室2に設けた正逆転の切り替えが できる操作スイッチにより操作するようにしてある。
【0013】 回動用装置15は上述の構成からなり、操作スイッチを操作して回動用モータ 21を正(逆)転方向に始動させることにより、作動歯車19を回転させてサイ ドミラー11の角度を右方向或は左方向に変えることができるようにしてある。
【0014】 更に、22はサイドミラー11を昇降操作するための昇降用装置を示し、該昇 降用装置22は前記ケーシング16内に設けた昇降用モータ23と、該昇降用モ ータ23の駆動軸23Aに設けられ、前記作動軸18の摺接面18Aと摺動する カム24とから構成してあり、昇降用モータ23は運転室2に設けた操作スイッ チにより作動するようにしてある。そして、操作スイッチを操作して昇降用モー タ23を始動させると、摺接面18Aと接しているカム24が回転して軸部12 Aを上昇或は下降させることにより、サイドミラー11が昇降する。
【0015】 本実施の形態は上述の構成からなるもので、運転者が交差点に乗用車の先端側 を侵入させると、サイドミラー11の右側凸面鏡13は右方向の道路状況を映し 出し、左凸面鏡14は左方向の道路状況を映し出すから、運転者は右側凸面鏡1 3および左凸面鏡14を目視することにより、早い段階で左右方向の道路の状況 を確認することができ、自動車や自転車等との衝突を未然に防止することができ る。
【0016】 また、運転者によって体格、殊に座高が異なるし、運転時の姿勢も異なるから 、回動用装置15および昇降用装置22を作動することによって、運転者は自己 が最も視認し易い状態にサイドミラー11の角度および高さの調節を行うことが できる。更に、道路が斜めに交わる交差点では、運転席2Aからサイドミラー1 1の角度を変えることにより、他方向から侵入してくる自動車等をより確実に視 認することができる。
【0017】 なお、本実施の形態では乗用車の右側に運転席2Aが設けてあるものとして説 明したが、左側に運転席が設けてある乗用車1にあっては、サイドミラー11は 左フロントフェンダー6の先端側に配置することは勿論である。
【0018】 また、凸面鏡13、14の凸面鏡本体13C、14Cは鏡面仕上げをした金属 板でも、ガラス鏡でも、透明合成樹脂板の裏面に金属蒸着した鏡でもよいもので ある。
【0019】 更に、サイドミラー11は回動用装置15の回動用モータ21により回動操作 し、昇降用装置22の昇降用モータ23により昇降操作する構成にしたが、例え ば操作用ケーブルを用いて軸部12Aを回動し、またカム24を回転することに より、サイドミラー11を運転席2Aから回動および昇降操作する構成にしても よい。
【0020】
【考案の効果】
本考案は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。 (1)自動車用サイドミラーは運転席から離間した前方に位置してフロントフェ ンダーの先端側に運転席の略正面側に配置してあるから、横方向から交差点に侵 入する自動車、自転車、歩行者を速やかに視認することが可能であり、自動車同 士や自転車、歩行者等との出会い頭の衝突事故を未然に防止し、自動車による交 差点での交通事故を可及的に減少することができる。 (2)自動車用サイドミラーは運転席から水平方向に回動操作が可能に構成した から、運転者の体格や運転時の姿勢に最適の角度に調節することができ、横方向 からの自動車等の侵入を確実に視認することができる。 (3)また、自動車用サイドミラーは運転席から上、下方向に昇降操作が可能に 構成することにより、運転者の目の高さに最適の角度に調節することができるよ うにしたから、横方向からの自動車等の侵入を確実に視認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係る自動車用サイドミラ
ーを設けた乗用車の外観斜視図である。
【図2】自動車用サイドミラーの平面図である。
【図3】自動車用サイドミラーを回動動作させるための
回動用装置、および昇降動作させるための昇降用装置を
示す断面図である。
【図4】自動車用サイドミラーの視野を従来技術と比較
して示す説明図である。
【符号の説明】
1 乗用車 2A 運転席 5、6 フロントフェンダー 13、14 凸面鏡 15 回動用装置 22 昇降用装置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席より前方に位置するフロントフェ
    ンダーに設けられる自動車用ミラーであって、前記運転
    席の略正面側に配置してあり、かつ該運転席に対して
    左、右の斜め横方向に向いた左、右一対の凸面鏡から構
    成してなる自動車用サイドミラー。
  2. 【請求項2】 前記一対の凸面鏡は前記運転席から水平
    方向に回動操作が可能に構成してあることを特徴とする
    請求項1記載の自動車用サイドミラー。
  3. 【請求項3】 前記一対の凸面鏡は前記運転席から上、
    下方向に昇降操作が可能に構成してあることを特徴とす
    る請求項1記載の自動車用サイドミラー。
JP1996012508U 1996-11-21 1996-11-21 自動車用サイドミラー Expired - Lifetime JP3038076U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0718718U (ja) * 1993-09-08 1995-04-04 パラマウントベッド株式会社 ベッドにおけるリモコン手段

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512593U (ja) * 1974-06-24 1976-01-09
JPS537055B2 (ja) * 1974-04-30 1978-03-14
JPH0687079B2 (ja) * 1988-05-27 1994-11-02 北海道電力株式会社 原子炉の運転制御方法

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