JP3053129U - コンクリート型枠用加振装置 - Google Patents

コンクリート型枠用加振装置

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JP3053129U
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JP1998003390U
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透 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンクリート型枠に本考案の加振装置を取り付
け、水平振動又は水平と垂直の振動を同時に加えること
ができる、構造が簡単で省エネルギー型の、騒音の発生
しないコンクリートの成型方法である。 【構成】コンクリート型枠1と基台2の間に被回転体3
を設け、型枠1外の基台2上に加振用モーター4を取り
付けて、型枠と連動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、型枠にコンクリートを流し込んで成型するコンクリート製品の製造 に際し、色々な型枠に取り付けて使用できる加振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリート製品成型時の締固用振動装置としては、従来は型枠自体または型 枠用テーブルに偏心錘付電動モーターを取り付けて型枠内部のコンクリートに振 動を与えるものや、型枠に電磁石を取り付けて振動させるもの、また図2ように 型枠に駆動輪9を取り付けてレール上を移動させるもの等があり、いずれも型枠 の移動を一定位置で停止させるためのストッパー10や緩衝器が設けられている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のコンクリートの型枠に取り付けた型込装置は構造が複雑であり、また型 枠下部等に駆動部や加振機を備えているため、型枠を一定位置に停止させるため のストッパー10や緩衝器が必要であった。そのため型込時の騒音が著しく、駆 動輪9と案内レール11や基台2との摩擦による損失も大きかった。
【0004】 そこで本考案の目的は、簡単な構造で水平方向に型枠を移動させることにより 、型枠が水平方向に加振され、又は水平と垂直の両方向に加振させる加振装置を 提供するものである。なお本考案の加振装置を新規の型枠ばかりではなく、既存 の型枠にも取り付けることで、コンクリート製品成型の作業性と品質の向上が図 れるし、騒音の発生がほとんどない省エネルギー型の加振装置となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達するために、本考案では型枠と基台の間に被回転体を設け、一方 、型枠の外の基台上に加振用モーターを固定する。更にモーターには変速機を介 してクランク機構に接続し、連結棒で型枠の側壁に固定する。
【0006】
【作用】上記のように構成された型枠用加振装置において、被回転体上に型枠 を載せ、型枠を加振機と連動する。
【0007】 次に、加振用モーターを回転すると変速機でクランクの回転数が一定になり、 クランク軸は偏芯運動をするが型枠はほぼ水平運動をする。この型枠の水平運動 において、被回転体は型枠との接触面で力を受けるから、回転モーメントにより 回転しようとし、被回転体が円形の場合は図1に示すように、型枠は水平方向に 容易に移動する。この運動の繰り返しにより、型枠は水平方向に振動する。
【0008】 次に型枠を縦方向に振動させるためには、被回転体の形状を図5のように楕円 形か多角形,カム等にすることで、被回転体の型枠との接触高さが図5の(a) から(b)のように変わり、型枠は水平振動すると同時に上下方向にも振動する 。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面にもとずいて説明する。 本考案の締固用振動装置の適用対象であるコンクリート成型装置は、たとえば 図1に示すように、型枠1と基台2の間に被回転体3を介設している。この基台 2上には、型枠の外に加振用モーター4が一定の位置に固定され、モーター軸の 回転はクランク機構6で型枠に連動している。
【0010】上記の加振装置において、型枠1に振動を与えるためには型枠 1と基台2との間に介設する被回転体3が型枠1とコンクリートの荷重に耐え、 かつ振動のための水平方向荷重で回転する必要がある。従来の型込振動装置には 被回転体3の代わりに防振ばねや防振ゴムが使われているものもあるが、この場 合には型枠が移動するにつれて防振ゴム等が変形して制動効果が働き、等速度で の加振ができないし、モーター等の駆動源に過負荷が生じやすく、焼き付きや破 損事故の原因になる。
【0011】本考案の加振装置に介設する被回転体3の実施例を図3に示す 。図の(a)は型枠1の水平方向の移動と共に被回転体3が同じ方向に移動する ものであり、図3の(b)は被回転体3を軸受けで固定して、型枠が水平方向に 移動しても、被回転体3が水平移動することのないようにした実施例である。
【0012】次に被回転体3の形状の実施例を図4に示す。図4の(a)は 中実円柱で、(b)は中空円柱を示し、水平方向移動用であり、また図の(c) は基台2の代わりに案内レール11を用いた場合の円盤状の被回転体3の実施例 である。
【0013】図5は被回転体3を楕円形にした実施例であり、型枠1の水平 移動により被回転体との接触高さが図(a)から(b)のように変わり、型枠1 が水平移動時に振動すると同時に上下方向にも振動する実施例である。なお被回 転体の形状は楕円形状に限定するものではなく、三角形、四角形等々の多角形や 、カムなどの凹凸付回転体でもよい。
【0014】図6は被回転体3に弾性体の表皮8を設けた実施例である。こ の弾性体の表皮は型枠1との接触を良好にすると同時に、特に縦方向加振時の騒 音の発生を防止する。なお本考案は本実施例に限定されるものではない。
【0015】
【考案の効果】本考案は上記のように構成されているので、次に記載する効果 がある。
【0016】本考案は型枠と基台の間に被回転体を介設し、型枠に加振機を 連動させることにより、被回転体が円形の場合は型枠を水平方向に容易に振動さ せることができ、また例えば楕円形状等の偏芯被回転体の場合には、型枠を水平 と垂直の両方向に同時に加振することができるので、様々な種類の型枠の加振装 置として使用できる。
【0017】本考案の型枠と基台の間に設けた被回転体は型枠との接触面が 少ない転がり摩擦であるから、摩擦損失が少なく、省エネルギー型の高効率な加 振装置である。
【0018】本考案の型枠用加振装置は、構造が簡単で取り扱いやすく、被 回転体の剛性が高く、小型であるため持ち運びが容易であり、ほとんど騒音無し で高品質のコンクリート製品を成型できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】型枠を載せた加振装置の実施例の正面図
【図2】従来の加振装置の正面図
【図3】被回転体での型枠の動きを示す正面図
【図4】被回転体の形状の斜視図
【図5】楕円形被回転体での動きを示す正面図
【図6】表皮を設けた被回転体の斜視図
【符号の説明】
1 コンクリート型枠 2 基台 3 被回転体 4 加振用モーター 5 変速機 6 クランク機構 7 軸受け 8 弾性体表皮 9 駆動輪 10ストッパー 11案内レール

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製品成型用型枠(1)と基
    台(2)の間に被回転体(3)を介設し、型枠(1)と
    加振用モーター(4)を連動したことを特徴とするコン
    クリート型枠用加振装置。
  2. 【請求項2】 被回転体(3)に弾性体表皮(8)を設
    けたことを特徴とする請求項1のコンクリート型枠用加
    振装置。
JP1998003390U 1998-04-10 1998-04-10 コンクリート型枠用加振装置 Expired - Lifetime JP3053129U (ja)

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