JP3051963B1 - 生ゴミ発酵処理車 - Google Patents

生ゴミ発酵処理車

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JP3051963B1
JP3051963B1 JP11149280A JP14928099A JP3051963B1 JP 3051963 B1 JP3051963 B1 JP 3051963B1 JP 11149280 A JP11149280 A JP 11149280A JP 14928099 A JP14928099 A JP 14928099A JP 3051963 B1 JP3051963 B1 JP 3051963B1
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garbage
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seat
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Inventor
勝実 小田切
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有限会社小田切車体
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Abstract

【要約】 【課題】 生ゴミを微生物によって発酵させ、その体積
を大幅に減少させ、肥料や飼料として利用できる生ゴミ
発酵処理車を提供する。 【解決手段】 生ゴミ混合容器4内部には、車体の前後
方向に平行に2本の撹拌・搬送螺旋羽根1が設けられ、
それぞれの撹拌・搬送螺旋羽根1は生ゴミ投入口7及び
排出口6に位置するように配置され、生ゴミ投入口の直
下に配置された撹拌・搬送螺旋羽根は、車体後部D側か
ら運転席A側へ生ゴミを搬送するように回転され、排出
口に接続される撹拌・搬送螺旋羽根は、運転席A側から
車体後部D側へ生ゴミを搬送するように回転され、生ゴ
ミ混合容器の底部には、撹拌・搬送螺旋羽根の円弧に沿
うように湾曲した加熱底板が設けられて撹拌・搬送螺旋
羽根同士の間および両側壁には略三角形の空間部が形成
され、加熱底板と底部との間にはエンジン排気が流通す
る熱交換器が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭、企業、病院
などから排出された生ゴミを回収・運搬中に発酵処理す
る生ゴミ発酵処理車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭、企業、病院などから排
出された生ゴミは、ゴミ回収車によって回収・運搬され
た後、ゴミ焼却炉にて焼却処理されるのが一般的であ
る。しかしながら、生ゴミを焼却処理することは、資源
としての生ゴミを無駄にしていると共に、エネルギー浪
費や公害発生などの諸問題も発生させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、一
般家庭、企業、病院などから排出された生ゴミを微生物
によって発酵・分解処理させ、その体積を大幅に減少さ
せると共に、発酵・分解処理済みの生ゴミを農作物の肥
料や動物の飼料として利用できる生ゴミ発酵処理車を提
供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の生ゴミ発酵処理
車は、運転席Aと荷台B上に固定された生ゴミ混合容器4
とからなるものにおいて、生ゴミ混合容器4内部には、
車体の前後方向に平行に2本の撹拌・搬送螺旋羽根1が
生ゴミ混合容器4を長手方向に2分割するように設けら
れ、それぞれの撹拌・搬送螺旋羽根1は生ゴミ投入口7
及び排出口6に位置するように配置され、生ゴミ投入口
7の直下に配置された撹拌・搬送螺旋羽根1は、車体後
部D側から運転席A側へ生ゴミを搬送するように回転さ
れ、一方、排出口6に接続される撹拌・搬送螺旋羽根1
は、運転席A側から車体後部D側へ生ゴミを搬送するよう
に回転されるとともに、生ゴミ混合容器4の底部には、
撹拌・搬送螺旋羽根1の円弧に沿うように湾曲した加熱
底板16が設けられて撹拌・搬送螺旋羽根1同士の間お
よび両側壁には略三角形の空間部が形成され、該加熱底
板16と底部との間にはエンジン排気が流通する熱交換
器5が形成されたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の生ゴミ発酵処理車は、一
般家庭、企業、病院などから排出された生ゴミを、エレ
ベータ3に載せ、エレベータガイド2に沿って運んで生
ゴミ投入口7から生ゴミ混合容器4内に投入する。投入
された生ゴミは、撹拌・搬送螺旋羽根1により車体後部
D側から運転席A側に撹拌されながら運ばれ、また、運転
席A側に運ばれた生ゴミは、逆方向に回転する隣の撹拌
・搬送螺旋羽根1により運転席A側から車体後部D側へ戻
される。一方、生ゴミ混合容器4内には、EM菌(有用微
生物群=Effective Micro-organisms)が投入されてお
り、EM菌は蘇生の方向性を持つ80種類以上の微生物を
集め培養したもので、生ゴミを肥料や飼料に変える発酵
作用を行う。また、走行中のエンジンからの排気ガス
は、熱交換器5に送られ加熱底板16の中央を通り、車
体後部Dで分岐され両側壁に沿って運転席A側に戻り排ガ
ス用マフラーから排気されるので、加熱底板16が加熱
され、撹拌・搬送螺旋羽根1により撹拌搬送される生ゴ
ミを加熱することができる。このようにして生ゴミは、
生ゴミ混合容器4内を撹拌されながら循環搬送される間
に、加熱底板16からの加熱及びEM菌の作用により生ゴ
ミは発酵することになる。発酵済みの生ゴミは、農作物
の肥料や動物の飼料として利用することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。本発明の生ゴミ発酵処理車は、図1に示すよ
うに、運転席Aと荷台B上に固定された生ゴミ混合容器4
とからなる。
【0007】荷台B上に固定された生ゴミ混合容器4
は、直方体の大型容器で、車体後部D側の屋根E面にスラ
イドする蓋15を設けた生ゴミ投入口7を開口させ、該
生ゴミ投入口7に生ゴミを投入するためのエレベータガ
イド2を生ゴミ混合容器4上下方向に取付け、このエレ
ベータガイド2に沿ってエレベータ3を昇降させ、生ゴ
ミを生ゴミ投入口7から生ゴミ混合容器4内に投入でき
るようになっている。また、生ゴミ混合容器4下方の該
エレベータ3の側方には生ゴミ混合容器4内で発酵処理
された生ゴミを取り出すための排出口6が設けられてい
る。
【0008】生ゴミ混合容器4内部には、図2に示すよ
うに、車体の前後方向に平行に2本の回転軸19が設け
られ、該回転軸19に取り付けられた撹拌・搬送螺旋羽
根1が生ゴミ混合容器4を長手方向に2分割するように
設けられ、それぞれの撹拌・搬送螺旋羽根1は生ゴミ投
入口7及び排出口6に位置するように配置されている。
【0009】図3に示すように、生ゴミ投入口7の直下
に配置された撹拌・搬送螺旋羽根1は、運転席A側に設
けた減速機付油圧モーター14の回転により車体後部D
側から運転席A側へ生ゴミが搬送されるように回転され
る。一方、排出口6に接続される撹拌・搬送螺旋羽根1
は、運転席A側に設けた減速機付油圧モーター14の回
転により運転席A側から車体後部D側へ生ゴミが搬送され
るように回転される。したがって、生ゴミ投入口7から
投入された生ゴミは、撹拌・搬送螺旋羽根1により車体
後部D側→運転席A側→車体後部D側→運転席A側へと循環
させることができる。
【0010】また、生ゴミ混合容器4の底部には、撹拌
・搬送螺旋羽根1の円弧に沿うように湾曲した加熱底板
16が設けられて撹拌・搬送螺旋羽根1同士の間および
両側壁には略三角形の空間部が形成され、該加熱底板1
6と生ゴミ混合容器4底部との間にはエンジン排気が流
通する空間部、すなわち熱交換器5が形成される。エン
ジンからの排気は、熱交換器5の撹拌・搬送螺旋羽根1
同士の間の中央部分に送られ運転席A側から車体後部D側
へと送風され、車体後部Dで2つに分岐され、それぞれ
側壁に沿って運転席A側へ送風されて排ガス用マフラー
9を介して排気される。
【0011】このように、エンジンの排気熱により熱交
換器5が暖められるので、生ゴミ混合容器4内の撹拌・
搬送されている生ゴミに加熱底板16を通して熱が伝え
られ生ゴミが暖められる。撹拌・搬送螺旋羽根1の外周
縁側には、回転軸と並行に同一長さの複数本の撹拌補助
棒17が設けられ、搬送される生ゴミをより混合させる
ことができるようにしている。
【0012】生ゴミ混合容器4の運転席A側には、図1
に示すように、隔壁Cを設けて機械室18とし、撹拌・
搬送螺旋羽根1及びエレベータ3を駆動させるための作
動油タンク12、油圧ポンプ13、減速機付油圧モータ
ー14などを配置し、さらにフレッシュエアー用コンプ
レッサ10及び補助ヒーター11を配置して生ゴミ混合
容器4内の温度が低下した場合に温風を生ゴミ混合容器
4内に送るようにしている。また、生ゴミ混合容器4の
屋根E面には、排気用脱臭装置8を設けて生ゴミ混合容
器4内の空気を脱臭した後、外部に排気することができ
るようにしている。
【0013】次に、本発明の生ゴミ発酵処理車の作動に
ついて述べると、一般家庭、企業、病院などから排出さ
れた生ゴミは、エレベータ3に載せられ、エレベータガ
イド2に沿って運ばれて生ゴミ投入口7から生ゴミ混合
容器4内に投入される。投入された生ゴミは、撹拌・搬
送螺旋羽根1により車体後部D側から運転席A側に撹拌さ
れながら運ばれ、また、運転席A側に運ばれた生ゴミ
は、逆方向に回転する隣の撹拌・搬送螺旋羽根1により
運転席A側から車体後部D側へ戻される。
【0014】一方、生ゴミ混合容器4内には、EM菌(有
用微生物群=Effective Micro-organisms)が投入され
ており、EM菌は蘇生の方向性を持つ80種類以上の微生
物を集め、培養したもので、生ゴミを肥料や飼料に変え
る発酵作用を行う。EM菌は、生物なので排気ガスや酸欠
に弱いから生ゴミ混合容器4内に熱交換したクリーンエ
アーを送り、EM菌の活動を助けるようにしている。ま
た、走行中のエンジンからの排気ガスは、熱交換器5に
送られ加熱底板16の中央を通り、車体後部Dで分岐さ
れ両側壁に沿って運転席A側に戻り排ガス用マフラーか
ら排気されるので、加熱底板16が加熱され、撹拌・搬
送螺旋羽根1により撹拌搬送される生ゴミを加熱するこ
とができる。このようにして生ゴミは、生ゴミ混合容器
4内を撹拌されながら循環搬送される間に、加熱底板1
6からの加熱及びEM菌の作用により生ゴミは発酵するこ
とになる。
【0015】生ゴミを水切りして生ゴミ混合容器4内に
入れる時の単位容積重量は、0.7〜0.9位である
が、発酵が始まる頃には0.9〜1.0になり、発酵終
了時には乾燥するので0.3〜0.4になる。発酵済み
の生ゴミは生ゴミ混合容器4内で循環搬送されている
が、排出口6を開くことにより、排出口6から撹拌・搬
送螺旋羽根1により押し出されるようにして排出され
る。このようにして排出された発酵済みの生ゴミは、農
作物の肥料や動物の飼料として利用できる
【0016】
【効果】本発明の生ゴミ発酵処理車は、一般家庭、企
業、病院などから排出された生ゴミをEM菌によって発酵
・分解処理させ、その体積を大幅に減少させると共に、
発酵・分解処理済みの生ゴミを農作物の肥料や動物の飼
料として利用できるので、資源を有効利用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生ゴミ発酵処理車の側面図である。
【図2】本発明の生ゴミ発酵処理車の背面図である。
【図3】本発明の生ゴミ発酵処理車の平面図である。
【符号の説明】
1 撹拌・搬送螺旋羽根 2 エレベータガイド 3 エレベータ 4 生ゴミ混合容器 5 熱交換器 6 排出口 7 生ゴミ投入口 8 排気用脱臭装置 9 排ガス用マフラー 10 フレッシュエアー用コンプレッサ 11 補助ヒーター 12 作動油タンク 13 油圧ポンプ 14 減速機付油圧モーター 15 蓋 16 加熱底板 17 撹拌補助棒 18 機械室 19 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65F 3/00 B09B 3/00 B60P 1/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席と荷台上に固定された生ゴミ混合
    容器とからなる生ゴミ発酵処理車において、 生ゴミ混合容器内部には、車体の前後方向に平行に2本
    の撹拌・搬送螺旋羽根が生ゴミ混合容器を長手方向に2
    分割するように設けられ、それぞれの撹拌・搬送螺旋羽
    根は生ゴミ投入口及び排出口に位置するように配置さ
    れ、 生ゴミ投入口の直下に配置された撹拌・搬送螺旋羽根
    は、車体後部側から運転席側へ生ゴミを搬送するように
    回転され、一方、排出口に接続される撹拌・搬送螺旋羽
    根は、運転席側から車体後部側へ生ゴミを搬送するよう
    に回転されるとともに、 生ゴミ混合容器の底部には、撹拌・搬送螺旋羽根の円弧
    に沿うように湾曲した加熱底板が設けられて撹拌・搬送
    螺旋羽根同士の間および両側壁には略三角形の空間部が
    形成され、該加熱底板と底部との間にはエンジン排気が
    流通する熱交換器が形成されたことを特徴とする生ゴミ
    発酵処理車。
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