JP2004035336A - 有機性廃棄物のコンポスト化装置 - Google Patents

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芥川 宏
Hiroshi Hirata
平田 博史
Shuichi Sako
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Abstract

【課題】蓄糞や下水処理汚泥、生ごみ等の有機性廃棄物を発酵・熟成処理して固体有機肥料、土壌改良材等として有効に再利用するコンポスト化装置に関するものであって、殊にこれらの被処理材の負荷・状態が少量多種、或いは多量少種に区分けされる場合のいずれにも対応できるようにするためには、多くの混合槽や処理槽、搬送手段等の処理設備が必要となり、そのために広大な敷地面積を要し、稼動効率や経済効果の点で問題があった。
【解決手段】一つの混合攪拌槽1に所定数の回転ドラム式の発酵槽7を機枠8内に並設し、その間隙空間を有効に上下に結んでベルトコンベア式の搬送手段6a〜6hを配置し、被処理材の負荷・状態に対応して、発酵槽7毎の発酵条件を設定・制御するようにした有機性廃棄物のコンポスト化装置を提供するものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄糞や下水処理汚泥、生ごみ等の有機性廃棄物を発酵・熟成処理して固体有機肥料、土壌改良材等として有効に再利用する有機性廃棄物のコンポスト(堆肥)化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の有機性廃棄物のコンポスト化装置に関しては、各種のものが知られている。
【0003】
例えば、処理ドラム内に投入された被処理材の送り、破砕、掻き上げ等により、処理段階に応じた発酵及び水分調整を行なって製造するようにした特開2000−143374号公報、処理ドラム内に投入された非処理材の加水量、温度、空気量の処理雰囲気調整を行なって製造するようにした特開2000−143376号公報、回転ドラムの回転軸の投入管からの給気系と、回転軸の他側面の排気系とを供えて処理するようにした特開平8−117728号公報に記載の装置等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の有機性廃棄物のコンポスト化装置では、問題があった。つまり、殊にこれらの被処理材の負荷・状態が異なって、少量多種、或いは多量少種に区分けされて発酵処理される場合のいずれの場合にも対応するためには、多くの混合槽や処理槽、搬送手段等の処理設備が必要となり、そのために広大な敷地面積・区画を要し、煩雑な管理、稼動効率や経済効果等の点で問題があった。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、混合攪拌槽、機枠内に並設された発酵槽、貯留槽、これらの各槽間の空間・空隙を立体的に結んでベルトコンベア式の搬送手段を配置し、被処理材の負荷・状態に対応して発酵槽毎の発酵条件を設定・制御できるようにした有機性廃棄物のコンポスト化装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の有機性廃棄物のコンポスト化装置は、被処理材と補助材および発酵戻し材とを混合攪拌して混合材を製作る混合攪拌槽と、前記混合材を好気発酵処理する回転ドラム式の所定数の発酵槽と、前記発酵槽で好気発酵処理された発酵材を貯留する貯留槽と、前記混合攪拌槽、所定数の前記発酵槽、前記貯留槽の各槽間の空間を立体的にベルトコンベア式の搬送手段で結んで前記混合材、前記発酵材、前記発酵戻し材を搬送するように配置し、前記被処理材の発酵処理を自動制御する制御装置とを有して成ることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の本発明によれば、混合攪拌槽、機枠内に並設された所定数の回転ドラム式の発酵槽、貯留槽、およびこれらの各槽間を上下に結んでベルトコンベア式の搬送手段を配置し、各槽間の空間・空隙を立体的かつ有機的に有効活用することができるものである。
また被処理材の混合材や発酵材を、各槽間を結ぶベルトコンベア式の搬送手段によって所定の発酵処理(工程)を順送りし、制御装置によって自動的に処理できるものである。
【0008】
請求項2に記載の本発明によれば、
殊に被処理材の負荷・状態が異なり、したがって被処理材が多種少量、或いは少種多量に区分けされて発酵処理される場合、そのいずれの場合にも制御装置によって発酵槽毎に発酵最適条件を設定し、個別かつトータルの自動制御をして対応することができるものである。
【0009】
請求項3に記載の本発明によれば、
発酵槽内に投入された混合材の下方より給気することによって、好気発酵処理を最適条件に維持・促進することができる。と同時に、給気管、ヘッダーおよび給気ノズルが発酵槽の外表面から取外し可能に配設されているので、これらの給気系統の不具合や故障状態を目視で判断・発見でき、かつその修理・交換作業(保守・メンテナンス)も容易にすることができる。
【0010】
請求項4に記載の本発明によれば、混合攪拌槽の上部の2段目のベルトコンベアの駆動方向を正・逆回転を選択して変えることより、発酵材(発酵戻し材)の送りを自在に行なうことができる。また、同時に発酵材の発酵状態をチェックするためのサンプリング採取も容易にできるものである。
【0011】
以下、本発明の一実施例について図面を用いて説明する。
図1は本発明の一実施例の有機性廃棄物のコンポスト化装置の要部(但し、2次熟成槽以下は省略する)の全体斜視図を示し、(A)は発酵処理の装置、(B)は1次熟成処理(槽)の装置である。
図2は、図1の中の混合攪拌槽1および貯留槽13周りの構成の概要を説明する説明図である。
図3は、図1の中の発酵槽7周りの構成の概要を説明する説明図である。
これらの図1、図2、図3において、1は混合攪拌槽を示し、この混合攪拌槽1内に投入された被処理材2、補助材3、および発酵戻し材12a等を予め設置された混合攪拌機4によって混合攪拌し、混合材5を製作する。なお、被処理材2とは、厨芥等の生ごみ、蓄糞、し尿、下水汚泥等の有機性廃棄物をいう。また、補助材3とは、もみがら、おから、米ぬか、草・剪定葉・枝等をいい、悪臭吸収用、水分調整用、給気(通気)確保用等の目的に補充・混合されるものである。混合材5の水分率は、例えば50〜60%になるように所定の混合比の補助材3を投入して調整される。また、補助材3の草・剪定葉・枝は、事前に乾燥、破砕(チップ化)される。さらに、発酵戻し材12aを混合するが、必要に応じて発酵促進・補給用の種菌や、pH調整剤等も添加される。
【0012】
製作された混合材5は、混合攪拌槽1の下部からベルトコンベア(以下、ベルトコンベア式の搬送手段を単にコンベアという)6a上に投下し、次のコンベア(例えば、バゲット式)6bに移され、さらに鋼材を組んで成る機枠8上に設置されたコンベア6cへと搬送される。そして混合材5はコンベア6cによって,機枠8内に並列に配置された回転ドラム式の発酵槽7(以下、単に発酵槽という)の上部の開口9a(例えば、別の駆動手段によって蓋が開閉される。後述の開口9bも同じ)から発酵槽7内に投入される。
発酵槽7の形状は、円筒形状でも、多角筒形状(例えば、8角筒)でもよく、また発酵槽7の回転軸10は機枠8によって支持され、発酵槽7の回転は駆動機11によってなされる。
【0013】
コンベア6cは混合剤5を各槽毎に搬送できるように、発酵槽7の所定(の設置)数に応じて多段式等に構成(例えば、後述の図5の6C1、6C2、6C3。)するものである。ここに所定数の発酵槽7とは、コンポスト化に供する有機性廃棄物である被処理材2の負荷(種類等)・状態(pHや水分率等)によって、その構成内容、量の増減・変化、その時期等の需要見込みを予め計画・予測し、いわゆる所定数の発酵槽7の槽数が設計・設定される。もちろん変化や増加を予想して予め機枠8に余裕をもって将来の増設に備えて予備的に設計しても良いものである。
そして投入された混合材5は、(後述の)給気16a〜排気19a手段によって発酵槽7内で好気発酵(以下、単に発酵という)がなされて発酵材12となるが、詳細については後述する。また発酵槽7には発酵のために、他に加熱機器(例えば、電気ヒータ)、冷却・除湿・脱臭等の周辺装置、各種センサー(温度、水分、風量、酸素濃度、アンモニア濃度等)等を適宜備えているが、その記述については省略する。
【0014】
発酵した発酵材12(発酵槽7内で発酵した混合材5)は、回転によって発酵槽7下部の開口9a,9bから、機枠8に設置されたコンベア6d、6e(コンベアは巾広に1本化してもよい)上に投下され、次のコンベア6f(例えば、バゲット式)に受け継がれ、混合攪拌槽1上部のコンベア6gへと搬送される。発酵材12は、さらにコンベア6h(3段構成)を経て、貯留槽13へ搬送・投下される。なお、発酵材12は、発酵戻し材12aとして混合攪拌槽1に戻すときは、コンベア6hを逆方向の回転・駆動を選択して投下され、被処理材2と混合される。なお(後述の)図5のように、各槽(や装置)の設置状況に応じてコンベア6g〜6hを1本化(2段構成)してもよい。
【0015】
制御装置14は、主に図1(A)の発酵処理装置(工程)の自動(運転)化の全制御をつかさどり、その入・出力によって最適の集中制御管理が行われるものである。
なお図1(A)は、制御装置14とともに有機性廃棄物の発酵処理装置(工程)の総合的かつ立体(交差)的な構成の一区画を成しているものとする。
図1(B)は、続く次の熟成処理装置(工程)を構成する一区画を成し、主となる1次熟成槽15を示す。なお1次熟成槽15へは、貯留槽13の発酵材12が搬送されるが、必要に応じて調整(剤)される。
また、以降の2次熟成槽(ほぼ、1次熟成槽15に同等)の図示、またこれらの各熟成処理(工程)の説明は省略する。
さらに必要に応じて被処理材2、補助材3、発酵材12等の搬送のために、搬送車(ショベルカー等)がこれらの区画内を走行するが、その走行部分は十分に確保されるように夫々の区画が構成されている。勿論これらの搬送は、別のコンベア、クレーン等による搬送であっても良い。
【0016】
図2、図3において、混合攪拌槽1の混合材5は、混合攪拌槽1の下部のコンベア6aと、地面下から機枠8の上部へのコンベア6bと、機枠8の上部のコンベア6cとによって、発酵槽7に搬送・投入される。発酵槽7の発酵材12は、機枠8の下部のコンベア6dおよびコンベア6eと、地面下から混合攪拌槽1の上部へのコンベア6fおよびコンベア6gと、混合攪拌槽1の上部から貯留層3の上部へのコンベア6hとによって、混合攪拌槽1および貯留槽13に搬送・投入される。
以上によって、発酵処理(工程)のベルトコンベア式の搬送手段が構成されている。
【0017】
図4は、図1の中の発酵槽7の機枠8に支持された状態の外観を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
図4(A)は、発酵槽7内の混合材5への給気16a(好気処理)を行うもので、供給されてきた給気16a(の流れ)は、発酵槽7の回転軸10の端部に摺動結合(ロータリージョイント等による。図示しない)された給気管16を経て、発酵槽7の下部の外表面に至たるヘッダー17に流れ、発酵槽7内の混合材5の下部から給気するように配設された給気ノズル18へと順次に流れる。つまり、給気16aのヘッダー17、給気ノズル18は発酵槽7と一体に構成されて回転するが、給気管16は、ロータリージョイント等により回転しない。供給される給気16aは、別の給気手段(図示しない)によってなされ、その給気16a量は制御装置14によって被処理材2(負荷)毎に設定・制御される。
【0018】
図4(B)は、発酵槽7内の混合材5からの(給気16a及び)排気19aを行うもので、発酵槽7の回転軸10の他端部に摺動結合(ロータリージョイント等による。図示しない)された排気管19によって排気される。排気管19は、ロータリージョイント等により回転しない。この場合、回転軸10内の給気16aと排気19aとは、回転軸10内に設けた区画壁(図示しない)によって、互いに遮断している。排気管19の排気19aは、別の排気手段(図示しない)によってなされる。
駆動機11は、チェーンや、ベルト等によって発酵槽7の回転軸10を正逆自在に回転させ、混合材5(および発酵材12)の投入・切返し・排出等を行う。詳しくは後述の図6において説明する。
また主に被処理材2の負荷・状態によって、例えば各発酵槽7毎の発酵処理(条件)が異なる場合(多種少量)、或いは各発酵槽7毎の発酵処理(条件)が同じ場合(少種多量)のいずれの場合にも対応して制御されるものである。
【0019】
発酵槽7における発酵処理は、発酵槽7下部より混合材5に給気(通気・循環気)16aすると、(好気)発酵開始と共に(発酵)温度が上昇して(後述の図8)水蒸気及び臭気を含んだ空気となり、上部より排気(吸引)19aする。排気19aは、サイクロン(図示しない)で除塵し、熱交換器(図示しない)、除湿器(図示しない)等を経て再び発酵槽7下部より給気(一部外気を取り入れて混合)16aする。また必要に応じて電気ヒーター(例えば、発酵槽7のドラム外表面に加熱線を巻き付ける。図示しない)で混合材5を加熱する。
本実施例は、有機性廃棄物を好気性の発酵菌群(微生物)によって分解(発酵)し、コンポスト化するものである。
【0020】
図5は、図1の中の搬送手段(コンベア6a〜6hによる)の配置関係の概要を模擬的に説明する説明図である。
混合攪拌槽1から発酵槽7、貯留槽13に至るまでの混合材5及び発酵材12(発酵戻し材12a)の搬送経路を説明したものである。
なお同図において、コンベア6cは発酵槽7の槽数(本例では、4槽)に対応して多段式(本例では、6c1〜6c2〜6c3)に構成しているが、槽数等に応じて自在に設計し得るものである。また、コンベア6g,6hは、前述(図1、図2)と異なり両者を1本化して2段構成とし、混合攪拌槽1、貯留槽13への搬送はその正・逆回転の駆動を選択することによって行なっているが、これも自在に設計し得るものである。
なお同図において、右端の発酵槽7は、発酵材12の排出を行っており、右端から2番目の発酵槽7は、混合材5の投入を受けていることを示している。他の発酵槽(左側の2槽)7は、平常位置(空の状態、または発酵処理中の状態)にあることを仮に示している。
【0021】
図6は、図4の発酵槽7内への混合材5の投入(後の)方法を順(イ〜ニ)に説明する説明図である。
同図(イ)は、発酵槽7の平常時の位置であり、開口9a、9bはともに対向の水平位置にある。
同図(ロ)は、発酵槽7を上記の(イ)から90°回転し、上部に移動した開口9aから混合材5が投入されている。
同図(ハ)は、混合材5の投入終了後、発酵槽7を上記の(ロ)から反対方向に例えば110°(平常時位置の90°を超えて)回転させる。
同図(ニ)は、再び上記の(ハ)から反対方向に20°戻し、元の(イ)の平常時の位置にする。なお同図(ハ)で余分に20°回転したのは、発酵槽7内部に投入された混合材5の表面がほぼ水平になるようにするためであり、この状態で混合材5への給気16aが行われる。
【0022】
発酵槽7の回転は、上述の混合材5の投入以外にも、▲1▼切返し(混合材5の切返し・攪拌は、負荷・状態に応じて例えば4日内に1回程度)や、発酵材12の▲2▼排出時に行なわれる。
▲1▼切返し(図示しない)は、発酵処理(工程)の途中に行ない、例えば、
イ…平常時、
ロ…開口9aが上方に位置するように、発酵槽7を90°回転させ、
ハ…次いで開口9aを上記イと反対方向(戻る方向)に270°回転し、
ニ…最後に開口9aを上記ロと反対方向(戻る方向)に180°回転して元に戻す。
▲2▼排出時(図示しない)は、例えば、
イ…平常時、
ロ…開口9aを90°下方に回転(徐動)し、発酵材12を排出し、
ハ…次いで開口9b(排出のために、開口9aの反対側に設ける)を上記ロと反対方向(戻る方 向)に180°回転(徐動)して発酵材12を排出し、
ニ…更に開口9aを上記ハと反対方向(戻る方向)に180°に回転(徐動)して排出し、
ホ…この往復回転(上記のハ〜ニ)は、発酵材12の全(量)排出が完了するまで交互に繰返す 。発酵槽7の回転角度や回転速度は、排出が進んでいくにつれて少しずつ増していく。
なお、発酵槽7の内部に羽根等(図示しない)を別の回転手段等に設けて、発酵槽7の中で回転させれば、上述の投入、切返しや排出がより効果的・倍加的になることは明白である。
【0023】
図7は、図1のコンポスト化装置における発酵(および熟成)処理(工程)の流れを説明するフロー図である。
図8は、本一実施例における発酵槽7内部での混合材5(または発酵材12)の発酵温度の経時変化を計測した実験グラフである。
これらの図7、図8において、本一実施例では、被処理材2は生ごみ(水分率80%)、
補助材3は剪定葉(水分率35%)を使用した例で、発酵戻し材12a(水分率40%)を加え、さらに発酵槽7からの凝縮液を回収・散布して混合材5(水分率55〜60%)を製作したものである。この混合材5は、各発酵槽7へ分けて投入した。
1次熟成槽15では必要に応じて、散水や回収した凝縮液を散布し、最後の2次熟成槽に搬送して堆肥(コンポスト)が完成する。
本一実施例の場合、発酵槽7は約4日後に搬出し、1次熟成槽15は5〜6日間、2次熟成槽は30日間となり、したがってトータルのコンポスト化発酵日数は39〜40日間となる。
【0024】
以上説明したように、本発明による実施例(システム)は、純好気性の高温代謝型コンポスト化システムで、主として放線菌群などの高温発酵型浄化菌によって発酵が促進されるため、発酵温度は80〜90℃の高温に達し、生ごみ、下水汚泥など、エネルギ−を有する有機性廃棄物の場合では、短期間で衛生的な発酵が完了し、堆肥(土壌改良剤)として農地にリサイクルできる。
【0025】
【発明の効果】
以上詳細に説明したとおり、請求項1、2,3,4に記載の本発明によれば、混合攪拌槽と、機枠内に並設された所定数の回転ドラム式の発酵槽と、貯留槽と、およびこれらの空間・空隙を有効に上下に結んでベルトコンベア式の搬送手段とを配置し、各搬送手段により所定の発酵処理(工程)を順送りし、かつ、被処理材の負荷・状態が異なって、少量多種、或いは多量少種に区分けされて発酵処理する場合のいずれの場合にも対応する発酵槽毎の発酵最適条件を設定・制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の有機性廃棄物のコンポスト化装置の要部の全体斜視図を示し、(A)は発酵処理の装置を示す図
(B)は1次熟成処理(槽)の装置を示す図
【図2】図1の中の混合攪拌槽および貯留槽周りの構成の概要を説明する説明図
【図3】図1の中の発酵槽周りの構成の概要を説明する説明図
【図4】図1の中の発酵槽の機枠に支持された状態の外観を示し、(A)は正面図
(B)は側面図
【図5】図1の中の搬送手段の配置関係の概要を模擬的に説明する説明図
【図6】図4の発酵槽内への混合材の投入(後の)方法を順(イ〜ニ)に説明する説明図
【図7】図1のコンポスト化装置における発酵(および熟成)処理(工程)の流れを説明するフロー図
【図8】本一実施例における発酵槽内部での混合材の発酵温度の経時変化を計測した実験グラフ
【符号の説明】
1…混合攪拌槽
2…被処理材
3…補助材
4…混合攪拌機
5…混合材
6a,6b,6c(6c1,6c2,6c3),6d,6e,6f,6g,6h…ベルトコンベア(搬送手段)
7…発酵槽
8…機枠
9a,9b…開口
10…回転軸
11…駆動機
12…発酵材
12a…発酵戻し材
13…貯留槽
14…制御装置
15…1次熟成槽
16…給気管
16a…給気
17…ヘッダー
18…給気ノズル
19…排気管
19a…排気

Claims (4)

  1. 被処理材と補助材および発酵戻し材とを混合攪拌して混合材を製作る混合攪拌槽と、
    前記混合材を好気発酵処理する回転ドラム式の所定数の発酵槽と、
    前記発酵槽で好気発酵処理された発酵材を貯留する貯留槽と、
    前記混合攪拌槽、所定数の前記発酵槽、前記貯留槽の各槽間の空間を立体的にベルトコンベア式の搬送手段で結んで前記混合材、前記発酵材、前記発酵戻し材を搬送するように配置し、
    前記被処理材の発酵処理を自動制御する制御装置とを有して成ることを特徴とする有機性廃棄物のコンポスト化装置。
  2. 回転ドラム式の所定数の前記発酵槽は、
    鋼材を組んで成る機枠内に前記発酵槽の各回転軸を支持して並列に配置し、
    前記被処理材の負荷に応じてその好気発酵処理を前記発酵槽毎に処理することを特徴とする請求項1に記載の有機性廃棄物のコンポスト化装置。
  3. 前記発酵槽の内部に投入された前記混合材への給気は、
    前記発酵槽の前記回転軸の端部に摺動結合された給気管と、
    前記回転軸より前記発酵槽の下部の外表面に至たるヘッダーと、
    前記発酵槽内の前記混合材の下部から給気するように前記ヘッダーに配設された給気ノズルとで構成し、
    前記混合材を好気発酵させることを特徴とする請求項1、請求項2に記載の有機性廃棄物のコンポスト化装置。
  4. 前記発酵槽からの前記発酵材を搬送するベルトコンベア式の前記搬送手段は、
    前記混合攪拌槽の上部で少なくとも2段構成と成して前記貯留槽へ搬送するが、前記混合攪拌槽へ前記発酵戻し材を戻すときは、前記貯留槽へ搬送するベルトコンベア式の前記搬送手段の逆回転を選択して駆動することを特徴とする請求項1に記載の有機性廃棄物のコンポスト化装置。
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