JP3051828U - 麦芽入りさつま揚げ - Google Patents

麦芽入りさつま揚げ

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JP3051828U
JP3051828U JP1998002030U JP203098U JP3051828U JP 3051828 U JP3051828 U JP 3051828U JP 1998002030 U JP1998002030 U JP 1998002030U JP 203098 U JP203098 U JP 203098U JP 3051828 U JP3051828 U JP 3051828U
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JP1998002030U
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Inventor
誠治 徳永
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有限会社納屋徳永屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 さつま揚げの原料に麦芽を混入させて、麦芽
特有の風味や食感を効果的に醸し出せる麦芽入りさつま
揚げを得る。 【解決手段】 魚のすり身(洋上特級スケトウダラのす
り身)に、食塩を添加して塩ずりし、砂糖、各種調味
料、小麦澱粉、冷凍卵白、地酒等を添加して混練したも
のに、麦芽(ビール製造用生麦芽)を炒って細かく加工
したものを添加して混練し、外形部に多数の凹凸襞(麦
粒襞1,穂先襞2,葉襞3)を形成して、蒸気で蒸して
冷やした後、油揚げしてなる麦芽入りさつま揚げ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、さつま揚げの原材料に生麦芽を炒って混入させ、炒った麦芽特有の 風味と食感を効果的に醸し出せるようにした、麦芽入りさつま揚げに関するもの である。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しょうとする課題】
洋上スケトウダラなどの魚のすり身に、各種調味料や澱粉、卵白等添加してな るさつま揚げは、従来より人参、ゴボウ等を細切りにして混入させ、画一的で変 わり映えのない形状で油揚げするやり方が定着してきており、さつま揚げの中の 混入物の風味や食感を効果的に醸し出せるような手段は講じられていない。
【0003】 特に、さつま揚げに混入する混入物が多様化して明確に目視し得ないような場 合においては、その風味や食感を効果的に醸し出せるような手段を講じて、混入 物の存在をアピールできるようにしなければ、製品の差別化が図れないといった 課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、生麦芽、特にビール製造用生麦芽を炒ることにより生ずる麦芽特有 の風味や食感を、さつま揚げの中に混入させて醸し出せるようにし、麦芽の混入 をアピールし得る麦芽入りさつま揚げを提供しようとするものである。 すなわち、その解決手段は以下のとおりである。
【0005】 (1)さつま揚げの原料に生麦芽を炒って細かく加工して混入させ、外形部に 多数の凹凸襞を形成して油揚げしてなることを特徴とする麦芽入りさつま揚げで あって、外形部に多数の凹凸襞を形成して油揚げすることにより、炒った麦芽の 風味が放散しやすくして、風味を効果的に醸し出し、麦芽の混入をアピールでき るようにすると共に、油切れしやすくして、からっと揚がるようにしたものであ る。
【0006】 (2)さつま揚げの原料に、ビール製造用生麦芽を炒って細かい粒状に切断加 工し、混入させてなることを特徴とする前記(1)記載の麦芽入りさつま揚げで あって、炒ったビール製造用生麦芽を細かい粒状に切断加工することにより、風 味を高め、食した時の歯ごたえを良くして、麦芽の混入による製品差別化をアピ ールできるようにしたものである。
【0007】 (3)外形部に麦穂状の形状及び模様を付けた多数の凹凸襞を形成してなるこ とを特徴とする前記(1)又は(2)記載の麦芽入りさつま揚げであって、麦芽 入りさつま揚げの外形部に麦穂状の形状及び模様を付けることにより、麦芽の混 入を視覚によりアピールできるようにしたものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態について説明すると、原料とする魚のすり身は、洋上特級 スケトウダラのすり身を用いるのが好ましい。この洋上特級スケトウダラのすり 身は、厳選された最上級のすり身であって、市販されている。
【0009】 先ず、前記洋上特級スケトウダラのすり身に、食塩を2.5〜3.0%(重量 比)添加して塩ずりしたものに、一般的に砂糖、各種調味料、小麦澱粉、冷凍卵 白、地酒等を添加して混練する。前記各種調味料は、グルタミン酸及び味の素等 の化学調味料、混合アミノ酸調味料等が使用されている。
【0010】 前記混練したものに、炒った麦芽2〜6%(重量比)添加して混練するが、前 記麦芽は、ビール製造用生麦芽を炒って、2mm程度の細かい粒状に切断加工す るのが風味が高まり、食した時に適度の歯ごたえを得るのに好ましい。前記麦芽 の添加量については、2%(重量比)以下では風味が弱く、6%以上になると強 くなり、好ましくは4%程度とするのが良い。
【0011】 前記麦芽を添加して混練したものは、所定の大きさ及び形状に成形する。大き さは、小さいものは25グラム程度で、大きいものは500グラム程度としてい る。 形状は、一般に型に入れて成形されるが、本考案においては被成形物の外形部 が多数の凹凸襞を形成してなる場合、割型にするのが型の製作上、或いは被成形 物の離型、取り出し上好ましい。
【0012】 前記成形されたものは、蒸気で蒸して冷やした後、菜種油で揚げる。本考案に 係る麦芽入りさつま揚げは、外形部に多数の凹凸襞を形成してなり、多数の凹凸 襞により、麦芽の風味を放散しやすくすると共に、油切れを良くしてからっと揚 げられる。 さつま揚げに用いる油は、菜種油や大豆油が一般的に用いられるが、本考案に おいては、菜種油を用いるのが風味を醸し出すのに好ましい。
【0013】
【実施例】
本考案に係る麦芽入りさつま揚げの実施例について、実施例を示す図面に基づ いて説明すると、図1は麦芽入りさつま揚げの外形部に、多数の麦粒襞1と、該 麦粒の先端に細長く付いた穂先襞2と、下方に葉襞3とからなる麦穂状の多数の 凹凸襞を形成した麦芽入りさつま揚げの一実施例である。
【0014】 上記の如く形成された麦芽入りさつま揚げの製造実施例について、製造フロー を示す図2に基づいて説明すると、先ず、原料の洋上特級スケトウダラのすり身 100キログラムに食塩2.7キログラムを添加して、サイレントカッターによ り15分間程度塩ずりする。
【0015】 前記塩ずりしたものに砂糖5キログラム、化学調味料(グルタミン酸)1キロ グラム、混合アミノ酸調味料1キログラム、小麦澱粉10キログラム、冷凍卵白 10キログラム、地酒3キログラムを添加し、混練機により10分間程度混練す る。
【0016】 前記混練したものに、焙煎機により炒った麦芽を4キログラム添加し、混練機 により5分間程度混練する。前記麦芽は、ビール製造用生麦芽を焙煎機により炒 った後、2mm程度の粒状に切断加工して添加し、混練するのが好ましい。
【0017】 前記麦芽を添加して混練したものに、図1に示した形状に合わせて製作された 型(図示せず)に入れて型成形する。前記型に入れて成形される被成形物の大き さは、概ね25〜500グラムの範囲で製造されるが、本実施例では50グラム 程度の大きさとする。
【0018】 前記型に入れて型成形されたもの(被成形物)を型より離型して取り出す。前 記型成形された被成形物の外形部凹凸襞により、離型、取り出しが困難な場合は 、例えば、型を半割するなどして組み合わせた割型を用いる。
【0019】 前記離型して、取り出された被成形物を蒸籠(セイロ)に入れ、蒸気により2 0分間程度蒸した後、自然に冷やす。
【0020】 前記蒸気により蒸して冷やしたものを菜種油で揚げると、図1に示すような形 状の麦芽入りさつま揚げとなり、製品として提供される。
【0021】
【考案の効果】
本考案に係る麦芽入りさつま揚げは、さつま揚げの原料に生麦芽を入って混入 させ、外形部に多数の凹凸襞を形成したことにより、混入させた麦芽の風味が放 散しやすく、風味を効果的に醸し出すと共に、油切れを良くしてからっと揚げる のに効果がある。
【0022】 特に、ビール製造用生麦芽を炒って2mm程度の粒状に切断加工して混入させ ることにより、風味がより一層高まり、炒った麦芽の程度の歯ごたえが得られ、 麦芽の混入による製品差別化をアピールするのに効果がある。
【0023】 又、外形部を麦穂状の形状及び模様を付けた多数の凹凸襞を形成したことによ り、風味や食感を効果的に醸し出すと共に、視覚により麦芽の混入をアピールし 、製品の差別化を図るのに効果がある。
【0024】 更に、麦芽を混入させることにより、麦芽特有の甘みが出て、砂糖などの糖分 の添加を控えめにできたり、日が経つにつれて麦芽のうまみが増すなどの利点が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る麦芽入りさつま揚げの実施例を示
す側面図である。
【図2】本考案に係る麦芽入りさつま揚げに係る製造フ
ローの実施例を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 麦粒襞 2 穂先襞 3 葉襞

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 さつま揚げの原料に生麦芽を炒って細か
    く加工して混入させ、外形部に多数の凹凸襞を形成して
    油揚げしてなることを特徴とする麦芽入りさつま揚げ。
  2. 【請求項2】 さつま揚げの原料に、ビール製造用生麦
    芽を炒って細かい粒状に切断加工し、混入させてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の麦芽入りさつま揚げ。
  3. 【請求項3】 外形部に麦穂状の形状及び模様を付けた
    多数の凹凸襞を形成してなることを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の麦芽入りさつま揚げ。
JP1998002030U 1998-02-25 1998-02-25 麦芽入りさつま揚げ Expired - Lifetime JP3051828U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0513033U (ja) * 1991-07-26 1993-02-19 日新電機株式会社 センサ付開閉器の分圧装置
JP2001269140A (ja) * 2000-03-28 2001-10-02 Kibun Foods Inc 練り製品およびその製造方法
JP2004208977A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Nisshin Oillio Ltd フライ調理用具材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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