JP3051360B2 - 蝶番具及び扉付き収納家具類 - Google Patents

蝶番具及び扉付き収納家具類

Info

Publication number
JP3051360B2
JP3051360B2 JP9151041A JP15104197A JP3051360B2 JP 3051360 B2 JP3051360 B2 JP 3051360B2 JP 9151041 A JP9151041 A JP 9151041A JP 15104197 A JP15104197 A JP 15104197A JP 3051360 B2 JP3051360 B2 JP 3051360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
hinge
members
storage furniture
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9151041A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10339060A (ja
Inventor
敬雄 平田
Original Assignee
有限会社太平木工社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社太平木工社 filed Critical 有限会社太平木工社
Priority to JP9151041A priority Critical patent/JP3051360B2/ja
Publication of JPH10339060A publication Critical patent/JPH10339060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3051360B2 publication Critical patent/JP3051360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hinges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、扉付き
収納家具類の扉の取付けに使用する棒状の蝶番具及び該
蝶番具により開閉自在とした扉付きの収納家具類に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】通常、収納家具類の扉の取付けに使用す
る蝶番具は、複数個の蝶番具を扉の背面において上下に
間隔をおいて取り付けて用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、扉の背面側に
は蝶番具が突出し、美観の点で問題があるばかりでな
く、扉と該扉が取り付けられる収納家具類の方立等固定
部分との間に隙間が生じやすく、例えば、洋服ダンスや
クローゼットの場合には、洋服を咬み込むなどの不都合
もある。
【0004】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、上下方向に連続する棒状の蝶番具を用いてデザイ
ン化し、収納家具類の方立と扉の基枠部分との間の隙間
を塞ぐようにするとともに、扉を略180度回動させ
て、該扉の表及び裏の面で収納家具類の方立の左右の部
分を選択的に開閉可能とした蝶番具及び該蝶番具により
開閉自在とした扉付きの収納家具類を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明では、
図1乃至図4の実施の形態でも明らかにしたように、相
互に回動自在なるように軸線方向に接続配置された軸方
向に長い形状の複数の蝶番部材1,2を具備している蝶
番具において、前記蝶番部材1,2の接続端部には、金
属又はプラスチックよりなる一方及び他方の接続部材1
01,102を具備し、一方の接続部材101の接続端
面には、軸部101Aが突設され、他方の接続部材10
2の接続端面には、前記軸部101Aが回動自在に挿入
接続される軸孔102Aが形成されていることを特徴と
する。
【0006】上記軸孔102A内には、上記軸部101
Aを回動自在に受けるボールベアリング3を設けること
が望ましい。
【0007】さらに、上記一方及び他方の接続部材10
1,102には、蝶番具が取り付けられる扉側及び該扉
が取り付けられる収納家具類の固定側に取付け固定され
る取付部101B,102Bが側方向に突設されてい
る。また、一方及び他方の接続部材101,102の外
方端面には、軸方向に長い形状の一方及び他方の支持部
材4,5が回動自在もしくは固定的に接続され、該一方
及び他方の支持部材4,5の側壁にはひれ板状の取付部
4A,5Aが形成されている。
【0008】上述したような蝶番具を用いる扉付き収納
家具類10では、図5及び図6の実施の形態にも示すよ
うに、該蝶番具を構成する一方及び他方の蝶番部材1、
2を、その側方に突出する取付部を介して、扉12の、
例えば、端面及び該扉12が取り付けられる収納家具類
10の、例えば、方立11の端面等の固定部分に取り付
け、扉を略108度回動することにより、例えば方立左
右等の、扉12取付け部分左右の収納家具類の部分を選
択的に開閉することができる。この場合、一方及び他方
の支持部材4,5の側壁に形成されたひれ板状の取付部
が扉12端面のスリット溝12Aに嵌合固定されて、扉
と支持部材を結合するとともに、扉と支持部材間の隙間
を閉鎖している。本発明に係る蝶番具を用いる扉付き収
納家具類には、クローゼットのような建付式の収納家具
類を含む。
【0009】上記本発明に係る蝶番具及び扉付き収納家
具類では、扉12の表裏に蝶番具の少なくとも本体部分
が現れないことから、扉12の表裏にデザイン上の差異
がなく、扉12を略180度回動することにより、方立
11左右の収納家具類10の部分を扉12の表又は裏を
前面側として選択的に開閉することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明に係る蝶
番具の実施の形態を示す。この蝶番具は、相互に回動自
在なるように軸線方向に接続配置された軸方向に長い形
状の複数の蝶番部材1、2を具備している。しかして、
複数の蝶番部材を構成する一方及び他方の蝶番部材1、
2は、軸方向に長い形状の例えば木製棒状の一方及び他
方の支持部材4、5の少なくとも対向端部に、金属又は
プラスチックよりなる一方及び他方の接続部材101,
102を接合若しくは結合した構成とされている。一方
及び他方の蝶番部材1、2は、2本のみならず、3本以
上であってもよく、さらに後述するように、その一部を
形成する一方の蝶番部材1が扉側に、また、その一部を
構成する他方の蝶番部材2が家具類の方立等固定側に取
付けられる。
【0011】上記、一方の接続部材101の下面となる
接続端面の中心部には、軸部101Aが突設され、他方
の接続部材102の上面となる接続端面の中心部には、
上記軸部101Aが回動自在に挿入接続される軸孔10
2Aが形成されている。軸孔102A内には、軸部10
1Aを回動自在に受けるボールベアリング3が設けられ
ている。この一方及び他方の接続部材101,102の
接続端面は、一方が断面凹形とされた接続端部101E
とされ他方が断面凸形とされた接続端部102Eとされ
て、互いに回動自在に接続されるように凹凸接続されて
いる。上記一方及び他方の接続部材101,102の側
壁には、蝶番具が取り付けられる扉側及び該扉が取り付
けられる収納家具類の方立等固定側に取付け固定される
取付部101B,102Bが側方向に一体に突設されて
いる。取付部101B,102Bは、棒状であり、その
少なくとも一方、例えば、他方の接続部材102の取付
部102Bには、螺子具等の固定具6が螺挿される固定
孔102Dが形成されている。一方及び他方の接続部材
101,102の外方の端面はカップ形に凹陥し、嵌合
連結部101C,102Cとされている。
【0012】また、上記一方及び他方の蝶番部材1、2
の本体部分を構成する上下方向に長い形状の一方及び他
方の支持部材4、5は、一段小径に形成された対向端部
4B,5Bが、上記一方及び他方の接続部材101,1
02の嵌合連結部101C,102C内に挿入嵌合され
ている。上記支持部材と接続部材は、相互に回動自在に
接続されていても良いが、接着剤等により固定的に接続
されていても良い。一方及び他方の支持部材4、5は、
この実施の形態では木製で棒状であるが、金属あるいは
プラスチック製でも良く、筒形でも良い。一方及び他方
の支持部材4、5の側壁には、その長手方向に沿って連
続するひれ板状の取付部4A、5Aが形成されている。
【0013】図5及び図6は、上記の蝶番具により扉が
取り付けられた扉付き収納家具類の実施の形態を示す。
この収納家具類10は、図5に示すように、中央と左右
に収納部があり、中央左右の方立11、11の端面に上
記蝶番具により略180度開閉自在として扉12、12
が取り付けられている。各扉12の表裏はいずれも化粧
仕上げであり、表裏把手部13、14が形成されてい
る。左右の扉12、12は、ガラス戸若しくは鏡を有す
る収納家具類10の左右の部分を閉鎖(図5A)し、略
180度回動して、中央の収納部分を閉鎖(図5B)し
ている。
【0014】図6は、蝶番具の取付け状態を示す図であ
って、扉12の端面と方立11の端面とを、扉12が略
180度開閉自在となるように結合している。蝶番具の
一方の接続部材101の取付部101Bが扉12の端面
の孔に挿入されて結合されている。また、他方の接合部
材102の取付部102Bが方立11の端面の孔に挿入
され、上記固定具6が方立11の外壁から固定孔102
Dに挿入されて結合されている。一方の接続部材101
の取付部101Bにも固定孔101Dが形成され(図
4)上記と同様の固定具により結合固定されている。ま
た、一方及び他方の支持部材4、5のひれ板状の取付部
4A、5Aは、いずれも扉12の端面のスリット溝12
Aに嵌合されて固定されている。
【0015】上記の取付け構造において、扉12を開閉
すると、扉12と一方の接続部材101及び一方及び他
方の支持部材4、5が一体となり、方立11側に固定さ
れる他方の接続部材102に対して回動する。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、軸
方向に長い形状とした蝶番具自体が家具のデザイン化の
ための構成部材として働き、収納家具類の固定部と扉の
との間の隙間を塞ぐと共に、外観上の見栄えを保ち、し
かも、充分な蝶番具による扉の支持強度を発揮すること
ができる。
【0017】また、軸方向に長い形状の複数の蝶番部材
1,2の接続端部に、金属又はプラスチックよりなる一
方及び他方の接続部材101,102を設け、一方の接
続部材101の接続端面に突設した軸部101Aを他方
の接続部材102の軸孔102Aに回動自在に挿入して
蝶番具を構成したので、その開閉作動が安定し、重い扉
でも安定した状態でスムーズに開閉し支持することがで
きる。
【0018】さらに、上記軸孔102A内に上記軸部1
01Aを回動自在に受けるボールベアリング3を設ける
ことにより、その開閉動作は一層安定しスムーズとな
る。
【0019】また、本発明に係る蝶番具は、扉の端面に
取り付けて該扉の表裏に表出しないところから、扉の表
裏を有効に使用でき、単一の扉を略180度回動させ
て、収納家具類の隣り合う部分を選択的に開閉でき、収
納家具類の機能を向上させることができる。この点、従
来の引き戸方式では、収納家具類の隣り合う部分を全面
的に開放させることはできなが、本発明の方式では、扉
を前面に例えば90度回動させることにより、収納家具
類の隣り合う部分を全面的に開放させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としての蝶番具の分解斜視
図である。
【図2】同じく、一部を断面とした分解正面図である。
【図3】同じく、要部の分解斜視図である。
【図4】同じく、要部の断面図である。
【図5】本発明の蝶番具を用いた扉付きの収納家具類の
正面図である。
【図6】同じく、要部の拡大横断面である。
【符号の説明】
1、2 一方及び他方の蝶番部材 101、102 一方及び他方の接続部材 101A 軸部 102A 軸孔 101B、102B 一方及び他方の取付部 101C、102C 嵌合連結部 101D、102D 固定孔 101E、102E 一方及び他方の接続端部 3 ボールベアリング 4、5 一方及び他方の支持部材 4A、5A 取付部 4B、5B 端部 6 固定具 10 収納家具類 11 方立 12 扉 12A スリット溝 12、14 把手部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に回動自在なるように軸線方向に接
    続配置された軸方向に長い形状の複数の蝶番部材
    (1),(2)を具備している蝶番具において、前記蝶
    番部材(1),(2)の接続端部には、金属又はプラス
    チックよりなる一方及び他方の接続部材(101),
    (102)を具備し、一方の接続部材(101)の接続
    端面には、軸部(101A)が突設され、他方の接続部
    材(102)の接続端面には、前記軸部(101A)が
    回動自在に挿入接続される軸孔(102A)が形成さ
    、また一方及び他方の接続部材(101),(10
    2)には、蝶番具が取り付けられる扉側及び該扉が取り
    付けられる収納家具類の固定側に取付け固定される取付
    部(101B),(102B)が側方向に突設され、前
    記一方及び他方の接続部材(101),(102)の外
    方端面には、軸方向に長い形状の一方及び他方の支持部
    材(4),(5)が回動自在もしくは固定的に接続さ
    れ、該一方及び他方の支持部材(4),(5)の側壁に
    はひれ板状の取付部(4A),(5A)が形成されてい
    ることを特徴とする蝶番具。
  2. 【請求項2】 前記軸孔(102A)内には、前記軸部
    (101A)を回動自在に受けるボールベアリング
    (3)が設けられていることを特徴とする請求項1に記
    載の蝶番具。
  3. 【請求項3】 相互に回動自在なるように軸線方向に接
    続配置された軸方向に長い形状の複数の蝶番部材
    (1),(2)を具備し、該蝶番部材(1),(2)の
    接続端部には、金属又はプラスチックよりなる一方及び
    他方の接続部材(101),(102)を有し、一方の
    接続部材(101)の接続端面には、軸部(101A)
    が突設され、他方の接続部材(102)の接続端面に
    は、前記軸部(101A)が回動自在に挿入接続される
    軸孔(102A)が形成され、一方及び他方の接続部材
    (101),(102)の外方端面には、軸方向に長い
    形状の一方及び他方の支持部材(4),(5)が回動自
    在もしくは固定的に接続されている蝶番具を用い、一方
    及び他方の蝶番部材(1),(2)はその側方に突出す
    る取付部を介して、扉及び該扉が取り付けられる収納家
    具類の固定部分に取り付けられているとともに、一方及
    び他方の支持部材(4),(5)の側壁に形成されたひ
    れ板状の取付部が扉端面のスリット溝に嵌合固定され、
    前記扉は、略180度回動することにより、取付け部分
    左右の収納家具類の部分を選択的に開閉する構成になる
    ことを特徴とする扉付き収納家具類。
JP9151041A 1997-06-09 1997-06-09 蝶番具及び扉付き収納家具類 Expired - Lifetime JP3051360B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9151041A JP3051360B2 (ja) 1997-06-09 1997-06-09 蝶番具及び扉付き収納家具類

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9151041A JP3051360B2 (ja) 1997-06-09 1997-06-09 蝶番具及び扉付き収納家具類

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10339060A JPH10339060A (ja) 1998-12-22
JP3051360B2 true JP3051360B2 (ja) 2000-06-12

Family

ID=15510016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9151041A Expired - Lifetime JP3051360B2 (ja) 1997-06-09 1997-06-09 蝶番具及び扉付き収納家具類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3051360B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10339060A (ja) 1998-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6634727B2 (en) Closet doors with integrated shelves
US20050204632A1 (en) Door system opening on both the left and right sides
US7228597B2 (en) Partition apparatus and hinge apparatus
JP3051360B2 (ja) 蝶番具及び扉付き収納家具類
KR20170135552A (ko) 도어 조립구조
JP4545345B2 (ja) 金属枠を用いた扉
JPH10331506A (ja) 蝶番具及び扉の開閉構造
USD425328S (en) All-weather pantry unit
JPH0645595Y2 (ja) 玄関扉
KR200196524Y1 (ko) 베란다용 도어
JP2831111B2 (ja) 蝶 番
JP3299915B2 (ja) 折り畳み式扉
JP2595686Y2 (ja) 扉のヒンジ構造
KR200246016Y1 (ko) 절곡부를 가진 경첩
USD395370S (en) Bathroom fixture
JP2006089984A (ja) 回転式開閉装置
JPS6019250Y2 (ja) 襖における手掛具取付装置
JPS6263376U (ja)
JPS5915556Y2 (ja) 扉用取手取付構造
JPH0327185Y2 (ja)
KR960004198Y1 (ko) 경첩구조를 갖는 중접문의 체결구조
JP3122758U (ja) 開き扉の枢支構造
JPH0248818Y2 (ja)
JPS6341485Y2 (ja)
JP3606683B2 (ja) クローゼット用鋼製ドア