JP3051073U - 産業廃棄物利用の巨石環境植生ブロック - Google Patents

産業廃棄物利用の巨石環境植生ブロック

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JP3051073U JP1997008193U JP819397U JP3051073U JP 3051073 U JP3051073 U JP 3051073U JP 1997008193 U JP1997008193 U JP 1997008193U JP 819397 U JP819397 U JP 819397U JP 3051073 U JP3051073 U JP 3051073U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、特別な型枠を必要とせずコンクリ
ートの打設の時間差を設けて構築し中には産業廃棄物を
カプセルに閉じこめるかそのまま埋設利用し軽量化して
なる巨石環境植生ブロックの提供を課題とする。 【解決手段】低版コンクリートにコンクリート工場で出
る不良又は規格外製品を利用してカプセル空洞を構築し
ここに大型の産業廃棄物と小廃棄物あるいは土砂を入
れ、天端をコンクリートで覆い防水カプセルとし、その
外周には小物の産業廃棄物を植栽土で空隙埋めてコンク
リートで植栽多孔部を構築して草花や樹木の植栽とす
る。 平版的製品として割れ目や断層を構築する製品で
は、コンクリートの上に薄く腐葉土か植栽土を敷きこの
上に薄幕シートに砂を入れ折り曲げてコンクリートに挟
んだ製品手段とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特別な型枠を必要とせずにコンクリートの打設を時間差を設けて構築 し中には産業廃棄物をそのまま利用し軽量化してなる巨石環境植生ブロックに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンクリート植栽ブロックと植栽方法には次の様なものが有った。 ポーラスコンクリート(細骨材の少ない)の隙間に植物が繁殖する様にした 製品。 最初から大きく植栽凹部(植栽BOX)を設けここに植物を植栽する方法。 擬石ブロックや自然石の空積みの谷間に植物を植栽する方法。 ブロックに植袋孔(植栽貫通孔)を設けここに種子袋を設け植物が繁茂する 様にした植栽ブロック。 本考案者が発明者として出願の平成8年特許願第306254号の「植栽土 を包含し表面腐食する植栽ブロック」の製造方法の製品等が有った。
【0003】 しかし、これらの製品と植栽方法には次の様な欠点と課題があった。
【0004】 従来の〜のいずれの製品も同じ様な模様の製品の張りか段重ね施工の繰り 返しで有ったし、植栽部も隣接隙間、谷間、立体空間に構成され、ブロック本体 そのものは擬木模様あるいは擬石模様としてもやはりコンクリートに見えて自然 環境に順応させるには違和感が有ったし、これらのいずれの製品の製造方法も型 枠にコストがかり、誰でも自由な型の製品が容易に製造出来、使用資材も安価で 容易に手に入るものでは無かった。
【0005】 本考案者の特許出願したるに於いては、型枠コストも安価で自由な型状の製品 が製造出来て、表面もコンクリート製品に見えない製品であるが、植土を包含し た製品に植栽する時、さし木(斜め切り、かえし切り、撞木さし)、とり木(水 苔等を巻き付け根が出た頃切り採る)、株分(殖えた根の付いた株を分ける)等 の方法で植栽するものであるが、この方法ですと出来上がり製品の型状は自由で あってもその大きさには限度があったし、軽量にするにしても大量の産業廃棄物 の利用には課題が有った。
【0006】 そこで、本考案者は、これらの製品の設計、製造、施工に従事し、上記説示の 製品及び工法を熟知しながら本考案の解決課題を次の様にしたものである。
【0007】
【考案の解決課題】 一般的な大型の産業廃棄物やコンクリート工場の規格外製品や廃棄物も利用 出来るものとする。 どんな複雑な製品でもコストの高い特別な型枠を使用しない。 出来た製品は環境製品としての着色と光沢に変化を持たせた製品とすると同 時に自由な型状での多孔部、断層部をも構築しての草花や樹木の植生、小動物の 生息なる製品も考慮した製品とする。 陸上での飾り製品は出来るだけ軽量製品とし、一部水中製品は低部を重量で 上部は軽量製品とする。 大型の廃棄物利用で公害の出ない様に防水カプセル製品とし外は植物の生息 を考慮し透水の環境製品とする。
【0008】 以上の課題をもとに本考案の解決手段を次の様にしたものである。
【0009】
【考案が解決しょうとする手段】
大型の製品は、低版コンクリートにコンクリート工場で出る不良品又は規格外製 品を利用してカプセル空洞を構築しここに大型の産業廃棄物と軽量の廃棄物を入 れその空隙を埋め天端をコンクリートで覆い防水カプセルとし、その外には小物 の産業廃棄物を植栽土で空隙を埋めてコンクリートで多孔部を構築して草花や樹 木の植生出来る様にして時間差を設けて順次立ち上げ成型してなる製品手段とす る。
【0010】 比較的平な巨石については、コンクリートを薄く皿状に打設し中には廃棄物の 空隙を植栽土で埋めてコンクリートで表面を凹凸を設けて覆い薄幕シートで押し つけ凝結又は硬化したら薄幕シートを剥ぎ取りコンクリートを適当な型状に破っ て植栽孔を設け着色し草花や樹木を植生してなる製品手段とするも断層を構築す る時は、砂か土を湿潤状態で直接に入れるか薄幕シートに砂を入れ折り曲げてコ ンクリートに挟んで製造する手段とする。 これを実施例の図面で説明する。
【0011】
【考案の実施例】
まず、コンクリート1−1.を薄く低版皿状に大きく打設し、ここに低部が食い 込む様にして工場の廃材4−2.(U字溝で有れば2個の組合せが普通であるが 複数個組合せても良いし、ヒューム管、BOX等でも良い)をカプセル壁と成る 様に中を空洞として構築セッテングし、低版コンクリート1−1.に防水状に固 定する。
【0012】 この空洞部の中に車、冷蔵庫、洗濯機等の大型の産業廃棄物4−3.を埋設し 、その空隙に発砲箱、空缶、ペットボトル等の小廃棄物4−1.や土砂5−1. を入れ天端をコンクリート1−4.を打設し不透水カプセル状態とする。
【0013】 その外のコンクリート1−1.の低版には排水孔を兼ねた空気孔2.を要所要 所に設けこのコンクリートが凝結又は硬化後に排水孔2.に吸い出し防止材3. (サンドマットかネットでも良いが山苔が最も良い)を施工し発砲箱、空缶、ペ ットボトル等の比較的小物(型状変化、取り扱いを容易)の小廃棄物4−1.を 積み重ね空隙を植栽土5.で埋め山状に構築し、その輪郭にコンクリート1−2 .を植栽孔6.を構築しながら覆いこのコンクリートが凝結又は硬化したら更に 廃材4−1.を積み上げ埋設し空隙に植栽土5.を入れ輪郭をコンクリート1− 3.で覆いコンクリートの凝結又は硬化の時間差を設けながら順次この作業を繰 り返しコンクリート1−N.で覆い全体型状を構築するものである。
【0014】 更に全体型状を構築後に光沢構築材7.(最も良い材料はコンクリート工場の ミキサー洗い水と共に流れるノロを脱水状態にして、これを3〜4にセメント7 〜6の割合で軟らかいペスト状に練り混ぜたものが良いが只のモルタルペースト 又は強配合の軟らかいモルタルでも良い)を要所要所に溶岩が流れた様に流して これが硬化したら最後に着色剤で着色し変化着色と光沢部分を構成してなる時間 差構築による廃材利用の巨石軽量環境植生ブロックである。
【0015】 この製品を土留製品として使用する時は、低部にあまり比重の小さい廃棄物の 埋設はやめ、工場のコンクリートやアスファルト廃材の様に比重の大きいものを 使用し上部(通常で製品高さH=1/3)には、発砲箱、空缶、ペットボトル等 の軽い小廃棄物4−1.を多く使用した製品として製造する。
【0016】 次に、比較的平な巨石については、コンクリート低版1−1.を薄く輪郭を立 ち上げ皿状に打設し(普通は無筋であるが、長さが高さの3倍を越えると引っ張 り鉄筋と言うよりは用心鉄筋の意味で網鉄筋を入れる)要所要所に空気孔を兼ね た排水孔2.を設け、この状態でコンクリートが凝結又は硬化したら、排水孔2 .に吸い出し防止材3.(ネットでも良いが山苔を束ねるか木崩でも良い)を施 工し発砲箱、空缶、ペットボトル等の比較的扱い容易な小廃棄物4−1.の空隙 を植栽土5.で凹凸型状を構築し、その表面全面輪郭にコンクリート1−2.を 薄く(製品長さが1000mm程度で巾が500〜600mmで高さが300〜50 0mm程度でであったらコンクリート厚さ30〜50mm程度)覆いこれを薄幕シー ト8.で押しつけ凝結(コンクリートが硬化後でも良いが作業に時間を要するの で硬化前の凝結時が良い)したら薄幕シート8.を剥ぎ取りコンクリートを適当 な型状に破って掘り込み植栽孔9.(事前にこの部分のコンクリートをより薄く して描き印をして置くと良い)設け、これを着色し植栽土を補充して草花や樹木 10.を植生してなる廃材利用の巨石環境植生ブロックとしたものである。
【0017】 製品に自然の岩に有る様な割れ目や断層11.を構築する時は、図示してない が薄幕シート8.を剥ぎ取りコンクリートを露出させたらここに薄く腐葉土か植 栽土を敷きこの上に薄幕シートに砂を入れ折り曲げてコンクリートに挟んで製造 するものである。
【0018】 本考案製品を数個組合せ段重ね出来る「図3」の様にするには、超大型組合せ 植栽巨石A.と超大型組合せ植栽巨石B.製品には天端重ね植栽巨石C.が安定 して重ねられる様に重ね支台12.(平滑部)を設けたものとする。
【0019】 又、小動物や小魚の生息場としての製品は、砂や土を湿潤状態で直接いれるか これらの不硬化物をビニールで包んで入れ「図4」の如くに小動物生息孔13. を設けて小動物生息植生巨石製品D.として製造する。
【0020】 加えて、この技術をもって「図5」の切欠溝14.を設けて水貯め植生巨石E .としても製造するものである。 以上の様にして構築される本考案製品には、次の様な作用、効果がある。
【0021】
【考案の作用、効果】 従来、産業廃棄物の投棄には投棄までの保管、場所選択それに処理には多大 の経費を必要としていた一般的な大型の産業廃棄物やコンクリート工場の廃棄物 も本考案ではこれをカプセル状にするか製品の軽量化に利用してコンクリート中 に埋設するので非常な経済効果を生むと同時に出来た製品を環境製品としている ので関係者の賛同を得られる製品と言える。
【0022】 どんな複雑な製品でも廃棄物の空隙を土砂で埋め、その外輪郭をコンクリー トで覆いこのコンクリートが凝結又は硬化後に、更に廃棄物を入れ空隙を土砂で 埋め、自由な型状でコンクリートで覆う工程なのでコストの高い特別な型枠を必 要としない。
【0023】 出来た製品は環境製品としての着色と光沢に変化を持たせた製品としている のでコンクリート肌には見えないばかりか自由な型状での多孔部を構築しての草 花や樹木の植生出来るばかりかコンクリート工場の排水ノロを利用しての流動モ ルタルを要所要所に流す事により自然の溶岩が流れた様に見え産業廃棄物を利用 している割りには見る人に違和感を与えない。
【0024】 陸上での飾り製品とするために出来るだけ軽量製品とするには、大きいもの では空きドラム缶、洗濯機、包装発砲箱、小さい物ではビールやジュースのアル ミ空缶、ペットボトル等を多く埋設する事により、より多くの廃棄物を利用が出 来るばかりでなく、より軽量の製品が出来る。
【0025】 大型、小型に関わらず公害の出そうな廃棄物はコンクリートのカプセル状の 中に入れられ防水製品として構築されているので安心して家庭の庭、公園、道路 の置き石や河川や山間部の階段のアクセント石、それに土留石としても広く提供 出来るものである。
【提出日】平成10年1月29日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特別な型枠を必要とせずコンクリートの打設の時間差を設けて構築し 中には産業廃棄物をそのまま利用し軽量化してなる巨石環境植生ブロックに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンクリート植栽ブロックには次の様なものが有った。 ポーラスコンクリート(細骨材の少ない)の隙間に植物が繁殖する様にした 製品。 最初から大きく植栽凹部(植栽BOX)を設けここに植物を植栽した製品。 擬石ブロックや自然石の空積みの谷間に植物を植栽する様にした製品。 ブロックに植袋孔(植栽貫通孔)を設けここに種子袋を設け植物が繁茂する 様にした植栽ブロック製品。 本考案者が発明者として出願の平成8年特許願第306254号の「植栽土 を包含し表面腐食する植栽ブロック」の製造方法の製品等が有った。
【0003】 しかし、これらの製品には次の様な欠点と課題があった。
【0004】 従来の〜のいずれの製品も同じ様な模様の製品の張りか段重ね施工の繰り 返しで有ったし、植栽部も隣接隙間、谷間、立体空間に構成され、ブロック本体 そのものは擬木模様あるいは擬石模様としてもやはりコンクリートに見えて自然 環境に順応させるには違和感が有ったし、これらのいずれの製品の製造方法も型 枠にコストがかり、誰でも自由な型の製品が容易に製造出来、使用資材も安価で 容易に手に入るものでは無かった。
【0005】 本考案者の特許出願したるに於いては、型枠コストも安価で自由な型状の製品 が製造出来て、表面もコンクリート製品に見えない製品であるが、植土を包含し た製品に植栽する時、さし木(斜め切り、かえし切り、撞木さし)、とり木(水 苔等を巻き付け根が出た頃切り採る)、株分(殖えた根の付いた株を分ける)等 の方法で植栽するものであるが、この方法では出来上がり製品の型状は自由であ ってもその大きさには限度があり軽量にするにしても大量の産業廃棄物の利用に は課題が有った。
【0006】 そこで、本考案者は、これらの製品の設計、製造、施工に従事し、上記説示の 製品及び工法を熟知しながら本考案の解決課題を次の様にしたものである。
【0007】
【考案の解決課題】 一般的な大型の産業廃棄物やコンクリート工場の規格外製品や廃棄物も利用 した製品とする。 どんな複雑な製品でもコストの高い特別な型枠を使用しない。 出来た製品は環境製品としての着色と光沢に変化を持たせた製品とすると同 時に自由な型状での多孔部、断層部をも構築しての草花や樹木の植生、小動物の 生息できる製品も考慮した製品とする。 陸上での飾り製品は出来るだけ軽量製品とし、一部水中製品は低部を重量で 上部は軽量製品とする。 大型の廃棄物利用で公害の出ない様に防水カプセル製品とし外は植物の生息 を考慮し透水の環境製品とする。
【0008】 以上の課題をもとに本考案の解決手段を次の様にしたものである。
【0009】
【考案が解決しょうとする手段】
大型の製品は、低版コンクリートにコンクリート工場で出る不良品又は規格外製 品を利用してカプセル空洞を組合せ構築し、ここに大型の産業廃棄物と軽量の廃 棄物を入れその空隙を埋め天端をコンクリートで覆い防水カプセルとし、その外 には小物の産業廃棄物を植栽土で空隙を埋めてコンクリートで多孔部と植栽孔を 構築して草花や樹木の植生出来る様にした製品手段とする。
【0010】 比較的平な巨石については、コンクリートを薄く皿状に打設し中には廃棄物の 空隙を植栽土で埋めてコンクリートで表面を凹凸を設けて覆い薄幕シートで押し つけ凝結又は硬化したら薄幕シートを剥ぎ取りコンクリートを適当な型状に破っ て植栽孔を設け着色し草花や樹木を植生してなる製品手段とするも自然石の様に 割れ目や断層を構築する時は、砂か土を湿潤状態で直接に入れるか薄幕シートに 砂を入れ折り曲げてコンクリートに挟んだ製品手段とする。 これを実施例の図面で説明する。
【0011】
【考案の実施例】
まず、コンクリート1−1.を薄く低版皿状に大きく打設し、ここに低部が食い 込む様にしてコンクリ−ト二次製品工場の廃材4−2.(U字溝で有れば2個の 組合せが普通であるが複数個組合せても良いし、ヒューム管、BOX等の製品を 単独に立ち上げても良い)をカプセル壁と成る様に中を空洞として構築セッティ ングし、低版コンクリート1−1.に防水状に固定したものとる。
【0012】 この空洞部の中に車、冷蔵庫、洗濯機等の大型の産業廃棄物4−3.を埋設し 、その空隙に発砲箱、空缶、ペットボトル等の小廃棄物4−1.や土砂5−1. を入れ天端をコンクリート1−4.を打設し不透水カプセル状態とする。
【0013】 その外のコンクリート1−1.の低版には排水孔を兼ねた空気孔2.を要所要 所に設けこのコンクリートが凝結又は硬化後に排水孔2.に吸い出し防止材3. (サンドマットかネットでも良いが山苔が最も良い)を施工し発砲箱、空缶、ペ ットボトル等の比較的小物(型状変化、取り扱いを容易)の小廃棄物4−1.を 積み重ね空隙を植栽土5.で埋め山状に構築し、その輪郭にコンクリート1−2 .を植栽孔6.を構築しながら覆いこのコンクリートが凝結又は硬化したら更に 小廃棄物4−1.を積み上げ埋設し空隙に植栽土5.を入れ輪郭をコンクリート 1−3.で覆いコンクリートの凝結又は硬化の時間差を設けながら順次この作業 を繰り返しコンクリート1−N.で覆い全体型状を構築した製品である。
【0014】 更に全体型状を構築後に光沢構築材7.(最も良い材料はコンクリート工場の ミキサー洗い水と共に流れるノロを脱水状態にして、これを3〜4にセメント7 〜6の割合で軟らかいペスト状に練り混ぜたものが良いが只のモルタルペスト又 は強配合の軟らかいモルタルでも良い)を要所要所に溶岩が流れた様に流してこ れが硬化したら最後に着色剤で着色し変化着色と光沢部分を構成(時間差構築) による廃材利用の巨石軽量環境植生ブロックである。
【0015】 この製品を土留製品として使用する時は、低部にあまり比重の小さい廃棄物の 埋設はやめ、工場のコンクリートやアスファルト廃材の様に比重の大きいものを 使用し上部(通常で製品高さH=1/3上部)には、発砲箱、空缶、ペットボト ル等の軽い小廃棄物4−1.を多く使用した製品とする。
【0016】 次に、比較的平な巨石については、コンクリート低版1−1.を薄く輪郭を立 ち上げ皿状に打設し(普通は無筋であるが、長さが高さの3倍を越えると引っ張 り鉄筋と言うよりは用心鉄筋の意味で網鉄筋を入れる)要所要所に空気孔を兼ね た排水孔2.を設け、この状態でコンクリートが凝結又は硬化したら、排水孔2 .に吸い出し防止材3.(ネットでも良いが山苔を束ねるか木崩でも良い)を施 工し発砲箱、空缶、ペットボトル等の比較的扱い容易な小廃棄物4−1.の空隙 を植栽土5.で凹凸型状を構築し、その表面全面輪郭にコンクリート1−2.を 薄く(製品長さが1000mm程度で巾が500〜600mmで高さが300〜50 0mm程度であったらコンクリート厚さ30〜50mm程度)覆いこれを薄幕シート 8.で押しつけ凝結(コンクリートが硬化後でも良いが作業に時間を要するので 硬化前の凝結時が良い)したら薄幕シート8.を剥ぎ取りコンクリートを適当な 型状に破って掘り込み植栽孔9.(事前にこの部分のコンクリートをより薄くし て描き印をして置くと良い)設け、これを着色し植栽土を補充して草花や樹木1 0.を植生してなる廃材利用の巨石環境植生ブロック製品としたものである。
【0017】 製品に自然の岩に有る様な割れ目や断層11.の構築製品は、図示してないが 薄幕シート8.を剥ぎ取りコンクリートを露出させたらここに薄く腐葉土か植栽 土を敷きこの上に直接コンクリートで覆うか、薄幕シートに砂を入れ折り曲げて コンクリートに挟んで製造した製品とする。
【0018】 本考案製品を数個組合せ段重ね出来る「図3」の様にするには、超大型組合せ 植栽巨石A.と超大型組合せ植栽巨石B.製品には天端重ね植栽巨石C.が安定 して重ねられる様に重ね支台12.(平滑部)を設けたものとする。
【0019】 又、小動物や小魚の生息場としての製品は、砂や土を湿潤状態で直接いれるか これらの不硬化物をビニールで包んで入れコンクリート硬化後に抜き取り「図4 」の如くに小動物生息孔13.を設けて小動物生息植生巨石製品D.とした製品 である。
【0020】 加えて、この技術をもって「図5」の切欠溝14.を設けて水貯め植生巨石E .(水飲み手洗い製品)としても製造する事もある。 以上の様にして構築される本考案製品には、次の様な作用、効果がある。
【0021】
【考案の作用、効果】 従来、産業廃棄物の投棄には投棄までの保管、場所選択それに処理には多大 の経費を必要としていた一般的な大型の産業廃棄物やコンクリート工場の廃棄物 も本考案ではこれをカプセル状にするか製品の軽量化に利用してコンクリート中 に埋設したものであるので非常な経済効果を生むものである。
【0022】 どんな複雑な製品でも廃棄物の空隙を土砂で埋め、その外輪郭をコンクリー トで覆い(製品勾配が急な時は布ウエスか藁ムシロで覆うとコンクリートの垂れ 下りが無い)このコンクリートが凝結又は硬化後に、更に廃棄物を入れ空隙を土 砂で埋め、自由な型状でコンクリートで覆う工程で出来る製品なので型枠コスト が不要で安価である。
【0023】 出来た製品は環境製品としての着色と光沢に変化を持たせた製品としている のでコンクリート肌には見えないばかりか自由な型状での多孔部を構築しての草 花や樹木の植生出来るばかりかコンクリート工場の排水のノロ(へどろ)を利用 しての流動モルタルを要所要所に流し着色する事により自然の溶岩が流れた様に 見えて産業廃棄物を利用している割りには見る人に違和感を与えない調和ととれ た自然に優しい製品である。
【0024】 陸上での飾り環境植栽製品とするために出来るだけ軽量製品とするが、大き いものでは空きドラム缶、洗濯機、包装発砲箱、小さい物ではビールやジュース のアルミ空缶、飲料ペットボトル等を多く埋設する事により、より多くの廃棄物 の利用が出来るばかりでなく、より軽量の製品を提供出来る効果を有する。
【0025】 大型、小型に関わらず公害の出そうな廃棄物はコンクリートのカプセル状の 中に入れられ防水製品として構築されているので安心して家庭の庭、公園、道路 の置き石や河川や山間部の階段のアクセント石、それに土留石としても広く提供 出来るものである。
【0026】 加えて、「図4」製品や「図5」製品の小動物や小魚の生息場としての製品 あるいは水貯め植生巨石(水飲み手洗い)製品は自然生態系や自然環境を考慮し た製品と言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の超大型巨石実施例製品の概要を示す断
面概要図。
【図2】比較的平な巨石製品の施工断面概要図。
【図3】超大型組合せ巨石実施例製品の一部断面施工概
要図。
【図4】小動物生息の多孔植生巨石製品の概要図。
【図5】水貯め植生巨石製品の実施例の斜視概要図。
【符号の説明】
1−1 コンクリート(低版) 1−2 輪郭コンクリート(2回目の継ぎ足し) 1−3 輪郭コンクリート(3回目の継ぎ足し) 1−4 天端コンクリート 1−N 輪郭コンクリート(時間差で継ぎ足し) 2 排水孔兼ねた空気孔 3 吸い出し防止材 4−1 小廃棄物 4−2 コンクリート工場の規格外品(カプセル構築) 4−3 大型の産業廃棄物 5 植栽土 5−1 土砂 6 植栽孔 7 光沢構築材(セメントペースト又はモルタル) 8 薄幕シート 9 掘り込み植栽孔 10 草花や樹木 11 割れ目又は断層 12 重ね支台(平滑部) 13 小動物生息孔 14 切欠溝 A 超大型組合せ植栽巨石 B 超大型組合せ植栽巨石 C 天端重ね植栽巨石 D 小動物生息植生巨石 E 水貯め植生巨石
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月29日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 産業廃棄物利用の巨石環境植生ブ
ロック
【実用新案登録請求の範囲】 請求項1】 コンクリートを薄く低版皿状に大きく打設
し、ここにコンクリート工場の規格外廃材を中空洞構築
でセッティングしたものに、大型の産業廃棄物や小廃廃
棄物あるいは土砂を入れ天端コンクリートを打設し不透
水カプセル状態としたものとし、この外周に更にコンク
リートとコンクリート工場の規格外廃材を組み合わせて
空隙と植栽孔を構築して全体型状とした後にセメントペ
スト又はモルタルを要所要所に流し最後に変化着色し、
植栽してなる産業廃棄物利用の軽量巨石環境植生ブロッ
ク。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の超大型巨石実施例製品の概要を示す断
面概要図。
【図2】比較的平な巨石製品の施工断面概要図。
【図3】超大型組合せ巨石実施例製品の一部断面施工概
要図。
【図4】小動物生息の多孔植生巨石製品の概要図。
【図5】水貯め植生巨石製品の実施例の斜視概要図。
【符号の説明】 1−1 コンクリート(低版) 1−2 輪郭コンクリート(2回目の継ぎ足し) 1−3 輪郭コンクリート(3回目の継ぎ足し) 1−4 天端コンクリート 1−N 輪郭コンクリート(時間差で継ぎ足し) 2 排水孔 3 吸い出し防止材 4−1 小廃棄物 4−2 コンクリート工場の規格外廃材(カプセル構
築) 4−3 大型の産業廃棄物 5 植栽土 5−1 土砂 6 植栽孔 7 光沢構築材 8 薄幕シート 9 掘り込み植栽孔 10 草花や樹木 11 割れ目又は断層 12 重ね支台(平滑部) 13 小動物生息孔 14 切欠溝 A 超大型組合せ植栽巨石 B 超大型組合せ植栽巨石 C 天端重ね植栽巨石 D 小動物生息植生巨石 E 水貯め植生巨石(水飲み手洗い)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート1−1.を薄く低版皿状に
    大きく打設しここに組合せU字溝、ヒューム管、BOX
    等の廃材4−2.を中空洞構築でセッテングし、この中
    に車、冷蔵庫、洗濯機等の大型の産業廃棄物4−3.を
    埋設しその空隙に発砲箱、空缶、ペットボトル等の小廃
    棄物4−1.や土砂5−1.を入れ天端コンクリート1
    −4.を打設し不透水カプセル状態とする、その外のコ
    ンクリート1−1.の低版には排水孔を兼ねた空気孔
    2.を要所要所に設けこのコンクリートが凝結又は硬化
    後に排水孔2.に吸い出し防止材3.を入れて小廃棄物
    4−1.の空隙を植栽土5.で埋め山状に構築し、その
    輪郭にコンクリート1−2.を植栽孔6.を構築しなが
    ら覆いこのコンクリートが凝結又は硬化したら更に小廃
    棄物4−1.を積み上げ埋設し空隙に植栽土5.を入れ
    輪郭をコンクリート1−3.で覆いコンクリートの凝結
    又は硬化の時間差を設けながら順次この作業を繰り返し
    全体型状を構築後にセメントペースト又はモルタル7.
    を要所要所に流して最後に変化着色して製造してなる時
    間差構築による産業廃棄物利用の軽量なる巨石環境植生
    ブロック。
  2. 【請求項2】 コンクリート低版1−1.を薄く輪郭を
    立ち上げ皿状に打設し要所要所に空気孔を兼ねた排水孔
    2.を設け、この状態でコンクリートが凝結又は硬化後
    に排水孔2.に吸い出し防止材3.を施工し発砲箱、空
    缶、ペットボトル等の小廃棄物4−1.の空隙を植栽土
    5.で凹凸型状を構築し、その輪郭にコンクリート1−
    2.を順次覆い更に薄幕シート8.で押しつけ全体を平
    巨石状に構築しコンクリートが凝結したら薄幕シート
    8.を剥ぎ取りコンクリートを適当な型状と大きさに破
    って掘り込み植栽孔9.を設けて着色し草花や樹木1
    0.を植生してなる産業廃棄物利用の軽量なる平版巨石
    状の環境植生ブロック。
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