JP3050872B1 - 転写ユニット及びそれを備えた記録装置 - Google Patents
転写ユニット及びそれを備えた記録装置Info
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Abstract
【要約】
【課題】 部品点数を増加させることなく、簡易な
構成で転写ユニットが新品か否かを確実に検知できる記
録装置を提供すること。 【解決手段】 複数色の画像を重ねてカラー画像が形成
される転写フィルム１０６及び転写フィルム搬送ローラ
１０９を覆うと共に転写フィルム１０６の一部を露出す
る開口部２０１を有するカバー１０８のうち、その開口
部２０１近傍であって転写フィルム１０６の搬送方向側
に新品検知シールの一端を接着し、新品検知シールの他
端を開口部２０１を介して転写フィルム１０６に接着し
て、転写ユニット１０５が新品か否かを検知する。
構成で転写ユニットが新品か否かを確実に検知できる記
録装置を提供すること。 【解決手段】 複数色の画像を重ねてカラー画像が形成
される転写フィルム１０６及び転写フィルム搬送ローラ
１０９を覆うと共に転写フィルム１０６の一部を露出す
る開口部２０１を有するカバー１０８のうち、その開口
部２０１近傍であって転写フィルム１０６の搬送方向側
に新品検知シールの一端を接着し、新品検知シールの他
端を開口部２０１を介して転写フィルム１０６に接着し
て、転写ユニット１０５が新品か否かを検知する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置に関し、
特に、転写フィルムを用いて記録紙上に画像を転写する
記録送装置に関する。
特に、転写フィルムを用いて記録紙上に画像を転写する
記録送装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、電子写真方式によるカラー記録が
行われている。この種のカラー記録においては、４色の
画像を重ねるために、転写フィルムを用いている。即
ち、４色の画像を順番に転写フィルムの同一位置に転写
することによって、転写フィルム上にカラー画像を形成
する。そして、このカラー画像を更に記録紙上に転写す
る。記録紙上にカラー画像の転写が終了すると、転写フ
ィルムに残留した廃トナーをクリーニングする。
行われている。この種のカラー記録においては、４色の
画像を重ねるために、転写フィルムを用いている。即
ち、４色の画像を順番に転写フィルムの同一位置に転写
することによって、転写フィルム上にカラー画像を形成
する。そして、このカラー画像を更に記録紙上に転写す
る。記録紙上にカラー画像の転写が終了すると、転写フ
ィルムに残留した廃トナーをクリーニングする。
【０００３】従来、クリーンニグした廃トナーは、廃ト
ナーボックスに収納される。そして、廃トナーボックス
が廃トナーで一杯になったとき、この廃トナーボックス
が交換される。通常、この廃トナーボックスは、転写フ
ィルムの配置位置と別の位置に設けられている。そし
て、転写フィルムのクリーニング機構と廃トナーボック
スとは廃トナーを搬送するパイプにより接続されてい
る。
ナーボックスに収納される。そして、廃トナーボックス
が廃トナーで一杯になったとき、この廃トナーボックス
が交換される。通常、この廃トナーボックスは、転写フ
ィルムの配置位置と別の位置に設けられている。そし
て、転写フィルムのクリーニング機構と廃トナーボック
スとは廃トナーを搬送するパイプにより接続されてい
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、廃トナーボックスを交換する際、
パイプから廃トナーボックスを外さなければならない。
このとき、パイプから廃トナーが漏れて記録装置の内部
等が汚れてしまうという問題が生じる。また、パイプか
ら廃トナーボックスを外しても汚れない機構を特別に設
けると、記録装置がその機構のために大型化すると共に
部品点数の増加によりコスト高を招くことになる。
うな従来の構成では、廃トナーボックスを交換する際、
パイプから廃トナーボックスを外さなければならない。
このとき、パイプから廃トナーが漏れて記録装置の内部
等が汚れてしまうという問題が生じる。また、パイプか
ら廃トナーボックスを外しても汚れない機構を特別に設
けると、記録装置がその機構のために大型化すると共に
部品点数の増加によりコスト高を招くことになる。
【０００５】かかる課題を解決するために、廃トナーボ
ックスを転写フィルムの循環経路の内部にできた空間に
格納し、廃トナーボックスと転写フィルムとを一体にし
たユニット（以下、「転写ユニット」という）を設けて
いる。そして、廃トナーボックスが廃トナーで一杯にな
ったとき、この転写ユニットごと交換することも考えら
れる。
ックスを転写フィルムの循環経路の内部にできた空間に
格納し、廃トナーボックスと転写フィルムとを一体にし
たユニット（以下、「転写ユニット」という）を設けて
いる。そして、廃トナーボックスが廃トナーで一杯にな
ったとき、この転写ユニットごと交換することも考えら
れる。
【０００６】このような記録装置によると、廃トナーボ
ックスを格納する転写ユニットごと交換するので、パイ
プから廃トナーボックスを外す必要がなくなる。したが
って、廃トナーが漏れるということがなくなる。これに
より、記録装置の内部等が汚れてしまうのを防止でき
る。また、廃トナーボックスを転写ユニットの内部に格
納されているので、記録装置の小型化を図ることができ
る。
ックスを格納する転写ユニットごと交換するので、パイ
プから廃トナーボックスを外す必要がなくなる。したが
って、廃トナーが漏れるということがなくなる。これに
より、記録装置の内部等が汚れてしまうのを防止でき
る。また、廃トナーボックスを転写ユニットの内部に格
納されているので、記録装置の小型化を図ることができ
る。
【０００７】しかしながら、このような記録装置におい
ては、転写ユニットの廃トナーボックスが廃トナーで一
杯になった場合に転写ユニットを交換する一方、転写フ
ィルムの現像回数が現像耐用回数に到達した場合にも転
写ユニットを交換する必要が生じる。したがって、廃ト
ナーボックスが廃トナーで一杯になる前に転写フィルム
の現像回数が現像耐用回数に到達する場合も生じ得るた
め、転写フィルムの現像回数を正確に把握しなければな
らない。
ては、転写ユニットの廃トナーボックスが廃トナーで一
杯になった場合に転写ユニットを交換する一方、転写フ
ィルムの現像回数が現像耐用回数に到達した場合にも転
写ユニットを交換する必要が生じる。したがって、廃ト
ナーボックスが廃トナーで一杯になる前に転写フィルム
の現像回数が現像耐用回数に到達する場合も生じ得るた
め、転写フィルムの現像回数を正確に把握しなければな
らない。
【０００８】このため、転写ユニットが交換される度
に、交換された転写ユニットが新品か否かを検知する。
そして、それが新品の転写ユニットである場合には、こ
の転写ユニットにおける転写フィルムの現像回数をリセ
ットしてカウントを開始する必要がある。そして、この
カウントが所定回数に到達した場合に転写ユニットごと
交換する。したがって、本記録装置においては、交換さ
れた転写ユニットが新品か否かを検知する必要が生じ
る。
に、交換された転写ユニットが新品か否かを検知する。
そして、それが新品の転写ユニットである場合には、こ
の転写ユニットにおける転写フィルムの現像回数をリセ
ットしてカウントを開始する必要がある。そして、この
カウントが所定回数に到達した場合に転写ユニットごと
交換する。したがって、本記録装置においては、交換さ
れた転写ユニットが新品か否かを検知する必要が生じ
る。
【０００９】交換された転写ユニットが新品か否かを検
知する方法としては、本記録装置に対して、転写ユニッ
トが装着されたときに転写ユニットに付けたフューズが
焼き切れるようにし、フューズの線の有無によって検知
する方法が考えられる。しかし、このような方法で検知
する場合には、フューズを焼き切る回路およびフューズ
の有無の検知回路等が必要となる。このため、記録装置
において、部品点数の増加を招き、コスト高となるとい
う問題が生じる。また、電気回路を別途設けなければな
らないため、記録装置の構成が複雑になるという問題も
生じる。
知する方法としては、本記録装置に対して、転写ユニッ
トが装着されたときに転写ユニットに付けたフューズが
焼き切れるようにし、フューズの線の有無によって検知
する方法が考えられる。しかし、このような方法で検知
する場合には、フューズを焼き切る回路およびフューズ
の有無の検知回路等が必要となる。このため、記録装置
において、部品点数の増加を招き、コスト高となるとい
う問題が生じる。また、電気回路を別途設けなければな
らないため、記録装置の構成が複雑になるという問題も
生じる。
【００１０】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、部品点数を増加させることなく、簡易な構成で
転写ユニットが新品か否かを確実に検知できる記録装置
を提供することを目的とする。
であり、部品点数を増加させることなく、簡易な構成で
転写ユニットが新品か否かを確実に検知できる記録装置
を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数色の画像
を重ねてカラー画像が形成される転写媒体を覆うと共に
転写媒体の一部を露出する開口部を有するカバーのう
ち、その開口部近傍であって転写媒体の搬送方向側に新
品検知シールの一端を接着し、新品検知シールの他端を
開口部を介して転写媒体に接着して、転写ユニットが新
品か否かを検知するようにしたものである。
を重ねてカラー画像が形成される転写媒体を覆うと共に
転写媒体の一部を露出する開口部を有するカバーのう
ち、その開口部近傍であって転写媒体の搬送方向側に新
品検知シールの一端を接着し、新品検知シールの他端を
開口部を介して転写媒体に接着して、転写ユニットが新
品か否かを検知するようにしたものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】本発明の第１の態様に係る転写ユ
ニットは、複数色の画像を重ねてカラー画像が形成され
る転写媒体と、この転写媒体を覆うと共に前記転写媒体
の一部を露出する開口部を有するカバーと、一端が前記
開口部を介して前記転写媒体に接着され他端が前記開口
部近傍であって前記転写媒体の搬送方向側の前記カバー
に接着される新品検知シールと、を具備する構成を採
る。
ニットは、複数色の画像を重ねてカラー画像が形成され
る転写媒体と、この転写媒体を覆うと共に前記転写媒体
の一部を露出する開口部を有するカバーと、一端が前記
開口部を介して前記転写媒体に接着され他端が前記開口
部近傍であって前記転写媒体の搬送方向側の前記カバー
に接着される新品検知シールと、を具備する構成を採
る。
【００１３】この構成によれば、新品検知シールの一端
が開口部を介して転写媒体に接着され、他端が開口部近
傍であって、転写媒体の搬送方向側のカバーに接着され
る。したがって、新品検知シートがこのように接着され
ている場合には、この転写ユニットが新品であることを
検知することができる。
が開口部を介して転写媒体に接着され、他端が開口部近
傍であって、転写媒体の搬送方向側のカバーに接着され
る。したがって、新品検知シートがこのように接着され
ている場合には、この転写ユニットが新品であることを
検知することができる。
【００１４】本発明の第２の態様に係る転写ユニット
は、第１の態様において、記録装置に対して着脱自在
で、前記記録紙に前記カラー画像を転写した後に前記転
写媒体に残留したトナーを収納する廃トナーボックスを
前記転写媒体の循環経路の内側に具備する構成を採る。
は、第１の態様において、記録装置に対して着脱自在
で、前記記録紙に前記カラー画像を転写した後に前記転
写媒体に残留したトナーを収納する廃トナーボックスを
前記転写媒体の循環経路の内側に具備する構成を採る。
【００１５】この構成によれば、記録紙にカラー画像を
転写した後に転写媒体に残留したトナーが廃トナーボッ
クスに収納される。また、この転写ユニットは、記録装
置に対して着脱自在な構成になっている。このため、廃
トナーで廃トナーボックスが一杯になった場合、この転
写ユニットごと交換することができる。これにより、廃
トナーによって、記録装置の内部等が汚れてしまうのを
防止することができる。
転写した後に転写媒体に残留したトナーが廃トナーボッ
クスに収納される。また、この転写ユニットは、記録装
置に対して着脱自在な構成になっている。このため、廃
トナーで廃トナーボックスが一杯になった場合、この転
写ユニットごと交換することができる。これにより、廃
トナーによって、記録装置の内部等が汚れてしまうのを
防止することができる。
【００１６】本発明の第３の態様に係る記録装置は、請
求項１又は請求項２記載の転写ユニットと、前記転写媒
体に前記複数色の画像を重ねる位置決め用に設けられた
レジストマークを前記開口部を介して検知する検知手段
と、を具備し、前記検知手段で前記新品検知シールを検
知する構成を採る。
求項１又は請求項２記載の転写ユニットと、前記転写媒
体に前記複数色の画像を重ねる位置決め用に設けられた
レジストマークを前記開口部を介して検知する検知手段
と、を具備し、前記検知手段で前記新品検知シールを検
知する構成を採る。
【００１７】この構成によれば、複数色の画像を重ねる
位置決めに用いるレジストマークを検知する検知手段を
兼用して、新品検知シールを検知する。このため、部品
点数の増加を招くことなく、簡易な構成で転写ユニット
の新品検知を行うことができる。
位置決めに用いるレジストマークを検知する検知手段を
兼用して、新品検知シールを検知する。このため、部品
点数の増加を招くことなく、簡易な構成で転写ユニット
の新品検知を行うことができる。
【００１８】本発明の第４の態様に係る記録装置は、第
３の態様において、前記検知手段は、前記新品検知シー
ルに設けられた前記レジストマークと異なる形状の識別
マークを検知することにより前記新品検知シールを検知
する構成を採る。
３の態様において、前記検知手段は、前記新品検知シー
ルに設けられた前記レジストマークと異なる形状の識別
マークを検知することにより前記新品検知シールを検知
する構成を採る。
【００１９】この構成によれば、検知手段が新品検知シ
ールに設けられたレジストマークと異なる形状の識別マ
ークを検知することにより、新品検知シールを検知す
る。レジストマークと異なる形状の識別マークを新品検
知シールに設けることにより、簡単に転写ユニットが新
品か否かを検知することができる。
ールに設けられたレジストマークと異なる形状の識別マ
ークを検知することにより、新品検知シールを検知す
る。レジストマークと異なる形状の識別マークを新品検
知シールに設けることにより、簡単に転写ユニットが新
品か否かを検知することができる。
【００２０】本発明の第５の態様に係る記録装置は、第
４の態様において、前記識別マークと前記レジストマー
クとは、略同一の面積からなり、一方が単一の検知面を
有し他方がその領域内で分割された複数の検知面を有す
る構成を採る。
４の態様において、前記識別マークと前記レジストマー
クとは、略同一の面積からなり、一方が単一の検知面を
有し他方がその領域内で分割された複数の検知面を有す
る構成を採る。
【００２１】この構成によれば、識別マークとレジスト
マークとを略同一の面積で構成している。したがって、
同一の検知手段を用いて、両方のマークを検知すること
ができる。また、一方は単一の検知面を有し、他方は分
割された複数の検知面を有する。このため、簡易な構成
で確実に両方のマークを判別することができる。
マークとを略同一の面積で構成している。したがって、
同一の検知手段を用いて、両方のマークを検知すること
ができる。また、一方は単一の検知面を有し、他方は分
割された複数の検知面を有する。このため、簡易な構成
で確実に両方のマークを判別することができる。
【００２２】本発明の第６の態様に係る記録装置は、第
５の態様において、前記識別マークが複数の検知面を有
し、前記レジストマークが単一の検知面を有する構成を
採る。
５の態様において、前記識別マークが複数の検知面を有
し、前記レジストマークが単一の検知面を有する構成を
採る。
【００２３】この構成によれば、識別マークの方を複数
に分割された検知面とし、レジストマークの方を単一の
検知面としている。したがって、転写媒体に画像を形成
する場合に、頻繁に行う位置合わせの処理が複雑になる
のを防止しつつ、検知手段を両方のマークの検知に兼用
することができる。
に分割された検知面とし、レジストマークの方を単一の
検知面としている。したがって、転写媒体に画像を形成
する場合に、頻繁に行う位置合わせの処理が複雑になる
のを防止しつつ、検知手段を両方のマークの検知に兼用
することができる。
【００２４】本発明の第７の態様に係る記録装置は、第
３から第６の態様において、前記新品検知シールは、前
記転写媒体が移動した場合に一端が前記カバーに接着さ
れたまま他端が前記転写媒体の移動に従って剥がれ、前
記検知手段の検知位置に戻らない構成を採る。
３から第６の態様において、前記新品検知シールは、前
記転写媒体が移動した場合に一端が前記カバーに接着さ
れたまま他端が前記転写媒体の移動に従って剥がれ、前
記検知手段の検知位置に戻らない構成を採る。
【００２５】この構成によれば、識別マークが転写媒体
の移動に従って剥がされる。レジストマークと識別マー
クとを同一の検知手段により検知する場合に、転写ユニ
ットが新品であることを識別マークから検知すると、検
知手段は、以後、レジストマークのみを検知する。この
ため、識別マークの存在がレジストマークの検知の妨げ
となることを防止できる。
の移動に従って剥がされる。レジストマークと識別マー
クとを同一の検知手段により検知する場合に、転写ユニ
ットが新品であることを識別マークから検知すると、検
知手段は、以後、レジストマークのみを検知する。この
ため、識別マークの存在がレジストマークの検知の妨げ
となることを防止できる。
【００２６】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【００２７】図１は、本発明の一実施の形態に係る記録
装置の構成を示す概略断面図である。図１に示すよう
に、本記録装置１００は、給紙カセット１０１が底部に
設置されている。記録紙束１０２から最上面の記録紙が
ピックアップローラ１０３によって、給紙カセット１０
１から取り出される。給紙カセット１０１から取り出さ
れた記録紙は、レジストローラ１０４へ渡される。レジ
ストローラ１０４の先には、転写ユニット１０５が設置
されている。
装置の構成を示す概略断面図である。図１に示すよう
に、本記録装置１００は、給紙カセット１０１が底部に
設置されている。記録紙束１０２から最上面の記録紙が
ピックアップローラ１０３によって、給紙カセット１０
１から取り出される。給紙カセット１０１から取り出さ
れた記録紙は、レジストローラ１０４へ渡される。レジ
ストローラ１０４の先には、転写ユニット１０５が設置
されている。
【００２８】転写ユニット１０５は、４色の画像が重ね
られる転写フィルム１０６と廃トナーのクリーニング装
置１０７とを有し、それらがカバー１０８で覆われてい
る。転写フィルム１０６は、黒色等の光の反射率の低い
素材で構成されている。転写フィルム１０６が後述する
プロセスユニットおよび記録紙と接触する部分は、カバ
ーが開口している。これにより、転写フィルム１０６が
感光体および記録紙に直接接触する。転写フィルム１０
６は、３本の転写フィルム搬送ローラ１０９によって支
持され、図示しない駆動モータにより矢印Ａ方向に周回
動する。転写フィルム１０６が記録紙に接触する部分に
配置された転写フィルム搬送ローラ１０９に転写ローラ
１１０が対向して設置されている。転写ローラ１１０
は、転写フィルム１０６に重ねられた画像を記録紙に転
写する。３本の転写ベルト搬送ローラ１０９の内側に
は、廃トナーボックス１１１が格納されている。廃トナ
ーボックス１１１は、クリーニング装置１０７とパイプ
を介して接続されている。クリーニング装置１０７が転
写フィルム１０６から除去した廃トナーがパイプを通っ
て廃トナーボックス１１１に収納されるようになってい
る。このような、転写ユニット１０５が本記録装置１０
０に着脱自在に設けられている。したがって、廃トナー
ボックス１１１が廃トナーで一杯になった場合、転写ユ
ニット１０５ごと交換することができる。これにより、
廃トナーが漏れて本記録装置１００の内部等が汚れてし
まうこを防止することができる。
られる転写フィルム１０６と廃トナーのクリーニング装
置１０７とを有し、それらがカバー１０８で覆われてい
る。転写フィルム１０６は、黒色等の光の反射率の低い
素材で構成されている。転写フィルム１０６が後述する
プロセスユニットおよび記録紙と接触する部分は、カバ
ーが開口している。これにより、転写フィルム１０６が
感光体および記録紙に直接接触する。転写フィルム１０
６は、３本の転写フィルム搬送ローラ１０９によって支
持され、図示しない駆動モータにより矢印Ａ方向に周回
動する。転写フィルム１０６が記録紙に接触する部分に
配置された転写フィルム搬送ローラ１０９に転写ローラ
１１０が対向して設置されている。転写ローラ１１０
は、転写フィルム１０６に重ねられた画像を記録紙に転
写する。３本の転写ベルト搬送ローラ１０９の内側に
は、廃トナーボックス１１１が格納されている。廃トナ
ーボックス１１１は、クリーニング装置１０７とパイプ
を介して接続されている。クリーニング装置１０７が転
写フィルム１０６から除去した廃トナーがパイプを通っ
て廃トナーボックス１１１に収納されるようになってい
る。このような、転写ユニット１０５が本記録装置１０
０に着脱自在に設けられている。したがって、廃トナー
ボックス１１１が廃トナーで一杯になった場合、転写ユ
ニット１０５ごと交換することができる。これにより、
廃トナーが漏れて本記録装置１００の内部等が汚れてし
まうこを防止することができる。
【００２９】転写ユニット１０５の上方、所定位置に
は、検知センサ１１２が設置されている。検知センサ１
１２は、転写フィルム１０６に設けられたレジストマー
クを検知する。検知センサ１１２は、発光素子と受光素
子とから構成される。検知センサ１１２は、後述する転
写ユニット１０５のカバー１０８に設けられた開口部を
介して、レジストマークに発光する。そして、そのレジ
ストマークから反射光を受光してレジストマークを検知
する。
は、検知センサ１１２が設置されている。検知センサ１
１２は、転写フィルム１０６に設けられたレジストマー
クを検知する。検知センサ１１２は、発光素子と受光素
子とから構成される。検知センサ１１２は、後述する転
写ユニット１０５のカバー１０８に設けられた開口部を
介して、レジストマークに発光する。そして、そのレジ
ストマークから反射光を受光してレジストマークを検知
する。
【００３０】プロセスユニット１１３が転写ユニット１
０５に隣接して設置されている。プロセスユニット１１
３は、４色のプロセスカートリッジ１１４を備える。レ
ーザ駆動装置、ポリゴンミラー等で構成されるＬＳＵ１
１５によって、カートリッジ毎に設けられた感光体１１
６に静電潜像が形成される。４色のプロセスカートリッ
ジ１１４によって作られる４色の画像が転写フィルム１
０６の同一位置に重ねられる。転写ローラ１１０が転写
フィルム１０６に重ねられた画像を記録紙に転写する。
このとき、転写フィルム１０６と記録紙の先端との位置
調整はレジストローラ１０４によって行われる。
０５に隣接して設置されている。プロセスユニット１１
３は、４色のプロセスカートリッジ１１４を備える。レ
ーザ駆動装置、ポリゴンミラー等で構成されるＬＳＵ１
１５によって、カートリッジ毎に設けられた感光体１１
６に静電潜像が形成される。４色のプロセスカートリッ
ジ１１４によって作られる４色の画像が転写フィルム１
０６の同一位置に重ねられる。転写ローラ１１０が転写
フィルム１０６に重ねられた画像を記録紙に転写する。
このとき、転写フィルム１０６と記録紙の先端との位置
調整はレジストローラ１０４によって行われる。
【００３１】画像が転写された記録紙は転写ユニット１
０５から定着ユニット１１７へ渡される。定着ユニット
１１７は、定着ローラ１１８および加圧ローラ１１９
と、定着ローラ１１８に残留したトナーの剥離性を高め
るオイルを塗布するクリーニングローラ１２０とを備え
ている。定着ローラ１１８が記録紙の記録面に熱を加
え、加圧ローラ１１９が記録紙を定着ローラ１１８との
間で押圧することにより、記録紙に画像が定着する。定
着ユニット１１７の出口に排出ローラ１２１が設けられ
ている。
０５から定着ユニット１１７へ渡される。定着ユニット
１１７は、定着ローラ１１８および加圧ローラ１１９
と、定着ローラ１１８に残留したトナーの剥離性を高め
るオイルを塗布するクリーニングローラ１２０とを備え
ている。定着ローラ１１８が記録紙の記録面に熱を加
え、加圧ローラ１１９が記録紙を定着ローラ１１８との
間で押圧することにより、記録紙に画像が定着する。定
着ユニット１１７の出口に排出ローラ１２１が設けられ
ている。
【００３２】図２に、上述した転写ユニット１０５の斜
視図を示す。図２に示すように、転写ユニット１０５の
カバー１０８の上方に開口部２０１が設けられている。
転写ユニット１０５を本記録装置１００に装着した場
合、開口部２０１の真上に検知センサ１１２が配置され
る。
視図を示す。図２に示すように、転写ユニット１０５の
カバー１０８の上方に開口部２０１が設けられている。
転写ユニット１０５を本記録装置１００に装着した場
合、開口部２０１の真上に検知センサ１１２が配置され
る。
【００３３】また、開口部２０１に対応する転写フィル
ム１０６の所定位置にレジストマーク２０２が設けられ
ている。すなわち、転写フィルム１０６が周回動した場
合、レジストマーク２０２が開口部２０１の下方を通過
する。開口部２０１は、レジストマーク２０２よりもわ
ずかに大きく設定されている。レジストマーク２０２
は、光の反射率の高い素材で構成されている。レジスト
マーク２０２は、転写フィルム１０６に４色の画像を重
ねる場合に、画像がずれないように転写フィルム１０６
の位置を決める際に用いられる。
ム１０６の所定位置にレジストマーク２０２が設けられ
ている。すなわち、転写フィルム１０６が周回動した場
合、レジストマーク２０２が開口部２０１の下方を通過
する。開口部２０１は、レジストマーク２０２よりもわ
ずかに大きく設定されている。レジストマーク２０２
は、光の反射率の高い素材で構成されている。レジスト
マーク２０２は、転写フィルム１０６に４色の画像を重
ねる場合に、画像がずれないように転写フィルム１０６
の位置を決める際に用いられる。
【００３４】本記録装置１００は、このような構成を利
用して部品点数を増加させることなく、転写ユニット１
０５が新品か否かを検知するものである。具体的には、
本記録装置１００は、検知センサ１１２で検知する対象
を追加することにより、転写ユニット１０５が新品か否
かを検知する。これにより、本記録装置１００は、転写
ユニット１０５の交換タイミングを把握することができ
る。以下、本記録装置１００が、転写ユニット１０５が
新品か否かを検知する構成および動作について説明す
る。
用して部品点数を増加させることなく、転写ユニット１
０５が新品か否かを検知するものである。具体的には、
本記録装置１００は、検知センサ１１２で検知する対象
を追加することにより、転写ユニット１０５が新品か否
かを検知する。これにより、本記録装置１００は、転写
ユニット１０５の交換タイミングを把握することができ
る。以下、本記録装置１００が、転写ユニット１０５が
新品か否かを検知する構成および動作について説明す
る。
【００３５】図３および図４は、本記録装置１００が、
転写ユニット１０５が新品か否かを検知するため、検知
センサ１１２に検知させる識別テープ３０１を貼り付け
る前と貼り付けた後の拡大図を示している。本記録装置
１００において、新品の転写ユニット１０５には、開口
部２０１周辺に識別テープ３０１が貼り付けられてい
る。
転写ユニット１０５が新品か否かを検知するため、検知
センサ１１２に検知させる識別テープ３０１を貼り付け
る前と貼り付けた後の拡大図を示している。本記録装置
１００において、新品の転写ユニット１０５には、開口
部２０１周辺に識別テープ３０１が貼り付けられてい
る。
【００３６】図３および図４において、識別テープ３０
１は、転写フィルム１０６と同様に、黒色等の光の反射
率の低い素材で構成されている。識別テープの一方の端
部には、後述する識別マーク３０２が設けられている。
識別テープ３０１の幅は、転写ユニット１０５の開口部
２０１の幅よりもわずかに小さい幅に設定されている。
識別テープ３０１の一端は、開口部２０１より下方のカ
バー１０８に貼り付けられている。言い換えると、識別
テープ３０１の一端は、開口部２０１より転写フィルム
１０６の移動方向側のカバー１０８に貼り付けられてい
る。一方、識別テープ３０１の他端は、開口部２０１を
介して転写フィルム１０６に貼り付けられている。
１は、転写フィルム１０６と同様に、黒色等の光の反射
率の低い素材で構成されている。識別テープの一方の端
部には、後述する識別マーク３０２が設けられている。
識別テープ３０１の幅は、転写ユニット１０５の開口部
２０１の幅よりもわずかに小さい幅に設定されている。
識別テープ３０１の一端は、開口部２０１より下方のカ
バー１０８に貼り付けられている。言い換えると、識別
テープ３０１の一端は、開口部２０１より転写フィルム
１０６の移動方向側のカバー１０８に貼り付けられてい
る。一方、識別テープ３０１の他端は、開口部２０１を
介して転写フィルム１０６に貼り付けられている。
【００３７】ここで、識別テープ３０１の貼り付け位置
は、図４に示すように、カバー１０８側に貼り付けられ
た一端の端部がカバー１０８の下端部に合わせるように
設定されている。このように、識別テープ３０１を貼り
付けることにより、識別テープ３０１がカバー１０８よ
りも下方に貼り付けられて、識別テープ３０１が転写フ
ィルム１０６に貼り付いてしまうのを防止することがで
きる。また、識別テープ３０１の貼り付け位置が一定に
なるので、識別テープ３０１の貼り付け作業が容易にな
る。
は、図４に示すように、カバー１０８側に貼り付けられ
た一端の端部がカバー１０８の下端部に合わせるように
設定されている。このように、識別テープ３０１を貼り
付けることにより、識別テープ３０１がカバー１０８よ
りも下方に貼り付けられて、識別テープ３０１が転写フ
ィルム１０６に貼り付いてしまうのを防止することがで
きる。また、識別テープ３０１の貼り付け位置が一定に
なるので、識別テープ３０１の貼り付け作業が容易にな
る。
【００３８】図５に、識別テープ３０１とレジストマー
ク２０２の拡大図を示す。図５ａ、図５ｂは、それぞれ
識別テープ３０１の表面および裏面の拡大図を示してい
る。図５ｃは、レジストマーク２０２の拡大図を示して
いる。
ク２０２の拡大図を示す。図５ａ、図５ｂは、それぞれ
識別テープ３０１の表面および裏面の拡大図を示してい
る。図５ｃは、レジストマーク２０２の拡大図を示して
いる。
【００３９】図５ａに示すように、識別テープ３０１の
端部には、識別マーク３０２が設けられている。識別マ
ーク３０２は、レジストマーク２０２と同様、光の反射
率の高い素材で構成されている。また、識別マーク３０
２は、複数個に分割されている。図２ａでは、識別マー
ク３０２が２分割された場合について説明する。この識
別マーク３０２に検知センサ１１２が発光する。そし
て、所定時間の間に識別マーク３０２から反射光を２回
受光して識別テープ３０２を検知する。これにより、検
知センサ１１２は、転写ユニット１０５が新品であるこ
とを検知する。
端部には、識別マーク３０２が設けられている。識別マ
ーク３０２は、レジストマーク２０２と同様、光の反射
率の高い素材で構成されている。また、識別マーク３０
２は、複数個に分割されている。図２ａでは、識別マー
ク３０２が２分割された場合について説明する。この識
別マーク３０２に検知センサ１１２が発光する。そし
て、所定時間の間に識別マーク３０２から反射光を２回
受光して識別テープ３０２を検知する。これにより、検
知センサ１１２は、転写ユニット１０５が新品であるこ
とを検知する。
【００４０】なお、２分割された識別マーク３０２で囲
まれた領域は、レジストマーク２０２の面積と略同一の
面積に設定されている。これにより、別途検知センサを
設けることなく、単一の検知センサ１１２で識別マーク
３０２およびレジストマーク２０２の両方のマークを検
知することができる。
まれた領域は、レジストマーク２０２の面積と略同一の
面積に設定されている。これにより、別途検知センサを
設けることなく、単一の検知センサ１１２で識別マーク
３０２およびレジストマーク２０２の両方のマークを検
知することができる。
【００４１】また、図５ｂに示す識別テープ３０１の裏
面において、識別マーク３０２側の部分３０３の粘着力
は、識別マーク３０２と反対側の部分３０４の粘着力よ
りも弱く設定されている。すなわち、識別マーク３０２
側の部分３０３は、識別マーク３０２と反対側の部分３
０４よりも剥がれやすく設定されている。
面において、識別マーク３０２側の部分３０３の粘着力
は、識別マーク３０２と反対側の部分３０４の粘着力よ
りも弱く設定されている。すなわち、識別マーク３０２
側の部分３０３は、識別マーク３０２と反対側の部分３
０４よりも剥がれやすく設定されている。
【００４２】次に、本記録装置１００において、新品の
転写ユニット１０５を検知する動作について、図６から
図８を用いて説明する。図６は、新品の転写ユニット１
０５の開口部２０１周辺の拡大図を示してものである。
図７は、転写フィルム１０６が移動し始めた場合の開口
部２０１周辺の拡大図を示したものである。図８は、転
写フィルム１０６の移動に従って識別テープ３０１が転
写フィルム１０６から剥がれた場合の開口部２０１周辺
の拡大図を示したものである。
転写ユニット１０５を検知する動作について、図６から
図８を用いて説明する。図６は、新品の転写ユニット１
０５の開口部２０１周辺の拡大図を示してものである。
図７は、転写フィルム１０６が移動し始めた場合の開口
部２０１周辺の拡大図を示したものである。図８は、転
写フィルム１０６の移動に従って識別テープ３０１が転
写フィルム１０６から剥がれた場合の開口部２０１周辺
の拡大図を示したものである。
【００４３】新品の転写ユニット１０５が本記録装置１
００に装着された場合、図６ａに示すように、識別テー
プ３０１は、一端がカバー１０８に貼り付けられ、他端
が開口部２０１を介して、転写フィルム１０６に貼り付
けられている。このとき、転写フィルム１０６は、移動
できないようになっている。
００に装着された場合、図６ａに示すように、識別テー
プ３０１は、一端がカバー１０８に貼り付けられ、他端
が開口部２０１を介して、転写フィルム１０６に貼り付
けられている。このとき、転写フィルム１０６は、移動
できないようになっている。
【００４４】図６ｂは、この場合の開口部２０１周辺の
断面図を示している。図６ｂに示すように、検知センサ
１１２は、開口部２０１を介して、所定の検知位置Ｘに
発光し、その反射光を監視している。新品の転写ユニッ
ト１０５が本記録装置１００に装着された場合、検知セ
ンサ１１２の検知位置Ｘには、識別テープ３０１の識別
マーク３０２以外の部分が配置される。したがって、検
知センサ１１２は、識別テープ３０１からの反射光を受
光しない。
断面図を示している。図６ｂに示すように、検知センサ
１１２は、開口部２０１を介して、所定の検知位置Ｘに
発光し、その反射光を監視している。新品の転写ユニッ
ト１０５が本記録装置１００に装着された場合、検知セ
ンサ１１２の検知位置Ｘには、識別テープ３０１の識別
マーク３０２以外の部分が配置される。したがって、検
知センサ１１２は、識別テープ３０１からの反射光を受
光しない。
【００４５】転写ユニット１０５を本記録装置１００に
装着した後、ユーザが画像の記録を指示する。画像の記
録が指示されると、駆動モータが転写フィルム搬送ロー
ラ１０９を駆動する。これに連動して、転写フィルム１
０６が図７中の矢印Ａ方向に移動する。転写フィルム１
０６が矢印Ａ方向に移動すると、識別テープ３０１のう
ち、転写フィルム１０６に貼り付けられた部分も転写フ
ィルム１０６に連動して矢印Ａ方向に移動する。したが
って、識別マーク３０２も矢印Ａ方向に移動する。
装着した後、ユーザが画像の記録を指示する。画像の記
録が指示されると、駆動モータが転写フィルム搬送ロー
ラ１０９を駆動する。これに連動して、転写フィルム１
０６が図７中の矢印Ａ方向に移動する。転写フィルム１
０６が矢印Ａ方向に移動すると、識別テープ３０１のう
ち、転写フィルム１０６に貼り付けられた部分も転写フ
ィルム１０６に連動して矢印Ａ方向に移動する。したが
って、識別マーク３０２も矢印Ａ方向に移動する。
【００４６】図７ｂは、この場合の開口部２０１周辺の
断面図を示している。図７ｂに示すように、転写フィル
ム１０６に連動して、識別マーク３０２が検知センサ１
１２の検知位置Ｘに接近していく。そして、識別マーク
３０２が検知位置Ｘまで到達すると、検知センサ１１２
は、まず、識別マーク３０２から１回目の反射光を受光
する。その後、わずかに反射光を受光しない間隔を経
て、識別マーク３０２から２回目の反射光を受光する。
このとき、検知センサ１１２が所定時間の間に２回の反
射光を受光するので、検知センサ１１２は、転写ユニッ
ト１０５に識別テープ３０１が貼り付けられていること
を検知する。これにより、検知センサ１１２は、転写ユ
ニット１０５が新品であることを検知する。
断面図を示している。図７ｂに示すように、転写フィル
ム１０６に連動して、識別マーク３０２が検知センサ１
１２の検知位置Ｘに接近していく。そして、識別マーク
３０２が検知位置Ｘまで到達すると、検知センサ１１２
は、まず、識別マーク３０２から１回目の反射光を受光
する。その後、わずかに反射光を受光しない間隔を経
て、識別マーク３０２から２回目の反射光を受光する。
このとき、検知センサ１１２が所定時間の間に２回の反
射光を受光するので、検知センサ１１２は、転写ユニッ
ト１０５に識別テープ３０１が貼り付けられていること
を検知する。これにより、検知センサ１１２は、転写ユ
ニット１０５が新品であることを検知する。
【００４７】転写ユニット１０５が新品であることを検
知すると、本記録装置１００は、装置内部に設けられた
現像回数カウンタのカウント値をリセットする。これに
より、本記録装置１００は、転写ユニット１０５の現像
回数を再度カウントし直す。この結果、本記録装置１０
０は、転写ユニット１０５の交換タイミングを把握す
る。
知すると、本記録装置１００は、装置内部に設けられた
現像回数カウンタのカウント値をリセットする。これに
より、本記録装置１００は、転写ユニット１０５の現像
回数を再度カウントし直す。この結果、本記録装置１０
０は、転写ユニット１０５の交換タイミングを把握す
る。
【００４８】一方、転写フィルム１０６が矢印Ａ方向に
移動すると、図８に示すように、識別テープ３０１が矢
印Ａ方向に引き込まれる。このとき、識別テープ３０１
の裏面の粘着力は、識別マーク３０２側の部分が識別マ
ーク３０２の反対側の部分に比べて剥がれやすくなって
いる。このため、識別テープ３０１が矢印Ａ方向に引き
込まれると、識別テープ３０１のうち、転写フィルム１
０６側に貼り付けられた部分から識別テープ３０１が剥
がれていく。転写フィルム１０６が剥がれた識別テープ
３０１は、粘着面がカバー１０８の裏面側に向いた状態
でカバー１０８に引き込まれる。
移動すると、図８に示すように、識別テープ３０１が矢
印Ａ方向に引き込まれる。このとき、識別テープ３０１
の裏面の粘着力は、識別マーク３０２側の部分が識別マ
ーク３０２の反対側の部分に比べて剥がれやすくなって
いる。このため、識別テープ３０１が矢印Ａ方向に引き
込まれると、識別テープ３０１のうち、転写フィルム１
０６側に貼り付けられた部分から識別テープ３０１が剥
がれていく。転写フィルム１０６が剥がれた識別テープ
３０１は、粘着面がカバー１０８の裏面側に向いた状態
でカバー１０８に引き込まれる。
【００４９】さらに、転写フィルム１０６が移動する
と、図８ａに示すように、識別テープ３０１が転写フィ
ルム１０６から完全に剥がれる。転写フィルム１０６か
ら剥がれた識別テープ３０１は、粘着面がカバー１０８
の裏面側に向いた状態で維持されるか、または、カバー
１０８の裏面側に貼り付く。このため、剥がれた識別テ
ープ３０１が転写フィルム１０６の移動の、あるいは、
検知センサ１１２の検知動作の妨げになることはない。
と、図８ａに示すように、識別テープ３０１が転写フィ
ルム１０６から完全に剥がれる。転写フィルム１０６か
ら剥がれた識別テープ３０１は、粘着面がカバー１０８
の裏面側に向いた状態で維持されるか、または、カバー
１０８の裏面側に貼り付く。このため、剥がれた識別テ
ープ３０１が転写フィルム１０６の移動の、あるいは、
検知センサ１１２の検知動作の妨げになることはない。
【００５０】図８ｂは、この場合の開口部２０１周辺の
断面図を示している。図８ｂに示すように、転写フィル
ム１０６は、識別テープ３０１から完全に解放される。
したがって、転写フィルム１０６が単独で移動する。転
写フィルム１０６が単独で移動し始めると、検知センサ
１１２は、転写フィルム１０６に設けられたレジストマ
ーク２０２からの反射光のみを受光する。したがって、
識別テープ３０１が転写フィルム１０６から剥がれた後
は、通常の転写ユニット１０５と同様に、画像の記録動
作を行うことができる。
断面図を示している。図８ｂに示すように、転写フィル
ム１０６は、識別テープ３０１から完全に解放される。
したがって、転写フィルム１０６が単独で移動する。転
写フィルム１０６が単独で移動し始めると、検知センサ
１１２は、転写フィルム１０６に設けられたレジストマ
ーク２０２からの反射光のみを受光する。したがって、
識別テープ３０１が転写フィルム１０６から剥がれた後
は、通常の転写ユニット１０５と同様に、画像の記録動
作を行うことができる。
【００５１】このように、本実施の形態の記録装置１０
０によれば、転写ユニット１０５が新品か否かを識別可
能な識別テープ３０１を、レジストマーク２０２を検知
するための開口部２０１に貼り付けている。そして、レ
ジストマーク２０２を検知するための検知センサ１１２
によって、この識別テープ３０１の識別マーク３０２を
検知する。これにより、部品点数を増加させることな
く、簡易な構成で転写ユニット１０５が新品か否かを確
実に検知することができる。
０によれば、転写ユニット１０５が新品か否かを識別可
能な識別テープ３０１を、レジストマーク２０２を検知
するための開口部２０１に貼り付けている。そして、レ
ジストマーク２０２を検知するための検知センサ１１２
によって、この識別テープ３０１の識別マーク３０２を
検知する。これにより、部品点数を増加させることな
く、簡易な構成で転写ユニット１０５が新品か否かを確
実に検知することができる。
【００５２】また、本実施の形態の記録装置１００によ
れば、識別テープ３０１は、転写フィルム１０６の移動
に従って転写フィルム１０６から剥がれる。剥がれた識
別テープ１０６は、粘着面がカバー１０８の裏面側に向
いた状態で維持されるか、または、カバー１０８の裏面
側に貼り付く。このため、識別テープ３０１は、転写フ
ィルム１０６の移動を妨害したり、検知センサ１１２の
誤動作を招くこともない。したがって、識別テープ３０
１が転写フィルム１０６から剥がれた後、記録装置１０
０は、通常の画像記録動作を行うことができる。
れば、識別テープ３０１は、転写フィルム１０６の移動
に従って転写フィルム１０６から剥がれる。剥がれた識
別テープ１０６は、粘着面がカバー１０８の裏面側に向
いた状態で維持されるか、または、カバー１０８の裏面
側に貼り付く。このため、識別テープ３０１は、転写フ
ィルム１０６の移動を妨害したり、検知センサ１１２の
誤動作を招くこともない。したがって、識別テープ３０
１が転写フィルム１０６から剥がれた後、記録装置１０
０は、通常の画像記録動作を行うことができる。
【００５３】また、本実施の形態の記録装置１００によ
れば、識別マーク３０２を複数個に分割して、検知セン
サ１１２が複数回、この識別マーク３０２からの反射光
を受光した場合に、転写ユニット１０５が新品であるこ
とを検知する。このとき、複数個に分割された識別マー
ク３０２で囲まれた領域は、レジストマーク２０２と略
同一の面積に設定している。したがって、別途、識別マ
ーク３０２を検知するセンサを設置することなく、レジ
ストマーク２０２を検知する既存の検知センサ１１２を
兼用して、転写ユニット１０５が新品か否かを検知する
ことができる。
れば、識別マーク３０２を複数個に分割して、検知セン
サ１１２が複数回、この識別マーク３０２からの反射光
を受光した場合に、転写ユニット１０５が新品であるこ
とを検知する。このとき、複数個に分割された識別マー
ク３０２で囲まれた領域は、レジストマーク２０２と略
同一の面積に設定している。したがって、別途、識別マ
ーク３０２を検知するセンサを設置することなく、レジ
ストマーク２０２を検知する既存の検知センサ１１２を
兼用して、転写ユニット１０５が新品か否かを検知する
ことができる。
【００５４】また、本実施の形態では、光を反射する素
材で構成した識別マーク３０２に対して光を照射し、そ
の反射光を受光して転写ユニット１０５が新品か否かを
検知する検知センサ１１２について説明している。しか
し、このような検知センサ１１２のみに限定されるもの
ではなく、透可型検知センサに変更してもよい。このよ
うに変更した場合でも本実施の形態と同様の効果を得る
ことができる。
材で構成した識別マーク３０２に対して光を照射し、そ
の反射光を受光して転写ユニット１０５が新品か否かを
検知する検知センサ１１２について説明している。しか
し、このような検知センサ１１２のみに限定されるもの
ではなく、透可型検知センサに変更してもよい。このよ
うに変更した場合でも本実施の形態と同様の効果を得る
ことができる。
【００５５】この場合、図９ａに示すように、転写フィ
ルム１０６の端部の所定位置にレジストマークとして使
用する開口部９０１を設ける。そして、その開口部９０
１が通過する位置に、転写フィルム１０６を挟むように
透可型検知センサ９０２を設置する。透可型検知センサ
９０２は、発光素子と受光素子とで構成される。透可型
検知センサ９０２は、開口部９０１が検知位置に移動し
て来た場合にだけ、受光素子が発光素子からの光を受光
してレジストマークを検知する。一方、新品の転写ユニ
ット１０５には、図９ｂに示すように、開口部９０１の
上に識別テープ９０３を貼り付ける。この識別テープ９
０３には、ちょうど開口部９０１の上に配置される２本
のスリット９０４が形成されている。透可型検知センサ
９０２は、所定時間の間にスリット９０４を通して、受
光素子が発光素子からの光を２回受光した場合に識別テ
ープ９０３を検知する。これにより、透可型検知センサ
９０２は、転写ユニット１０５が新品であることを検知
することができる。
ルム１０６の端部の所定位置にレジストマークとして使
用する開口部９０１を設ける。そして、その開口部９０
１が通過する位置に、転写フィルム１０６を挟むように
透可型検知センサ９０２を設置する。透可型検知センサ
９０２は、発光素子と受光素子とで構成される。透可型
検知センサ９０２は、開口部９０１が検知位置に移動し
て来た場合にだけ、受光素子が発光素子からの光を受光
してレジストマークを検知する。一方、新品の転写ユニ
ット１０５には、図９ｂに示すように、開口部９０１の
上に識別テープ９０３を貼り付ける。この識別テープ９
０３には、ちょうど開口部９０１の上に配置される２本
のスリット９０４が形成されている。透可型検知センサ
９０２は、所定時間の間にスリット９０４を通して、受
光素子が発光素子からの光を２回受光した場合に識別テ
ープ９０３を検知する。これにより、透可型検知センサ
９０２は、転写ユニット１０５が新品であることを検知
することができる。
【００５６】また、本実施の形態では、粘着面におい
て、カバー１０８側の部分の粘着力よりも転写フィルム
１０６側の部分の粘着力を弱く設定した識別テープ３０
１について説明している。しかし、これに限定されるも
のではなく、識別テープ３０１の粘着面の面積に差をつ
けることによって、転写フィルム１０６側の部分の粘着
力を弱く設定してもよい。このように変更した場合で
も、本実施の形態の記録装置１００と同様の効果を得る
ことができる。
て、カバー１０８側の部分の粘着力よりも転写フィルム
１０６側の部分の粘着力を弱く設定した識別テープ３０
１について説明している。しかし、これに限定されるも
のではなく、識別テープ３０１の粘着面の面積に差をつ
けることによって、転写フィルム１０６側の部分の粘着
力を弱く設定してもよい。このように変更した場合で
も、本実施の形態の記録装置１００と同様の効果を得る
ことができる。
【００５７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既存の検知センサで新品の転写ユニットを検知可能な識
別テープを検知するようにしたので、部品点数を増加さ
せることなく、簡易な構成で転写ユニットが新品か否か
を確実に検知できる。
既存の検知センサで新品の転写ユニットを検知可能な識
別テープを検知するようにしたので、部品点数を増加さ
せることなく、簡易な構成で転写ユニットが新品か否か
を確実に検知できる。
【図１】本発明の一実施の形態に係る転写ユニットを備
えた記録装置の構成を示す概略断面図
えた記録装置の構成を示す概略断面図
【図２】上記実施の形態に係る転写ユニットの斜視図
【図３】上記実施の形態に係る転写ユニットの開口部周
辺の拡大図
辺の拡大図
【図４】上記実施の形態に係る転写ユニットの開口部周
辺の拡大図
辺の拡大図
【図５】上記実施の形態に係る転写ユニットに用いられ
る識別テープとレジストマークの拡大図
る識別テープとレジストマークの拡大図
【図６】上記実施の形態に係る転写ユニットにおける新
品時の開口部周辺の拡大図
品時の開口部周辺の拡大図
【図７】上記実施の形態に係る転写ユニットにおける使
用開始時の開口部周辺の拡大図
用開始時の開口部周辺の拡大図
【図８】上記実施の形態に係る転写ユニットにおける識
別テープが剥がれた場合の拡大図
別テープが剥がれた場合の拡大図
【図９】上記実施の形態に係る転写ユニットにおける検
知センサの変形例の一例を示す図
知センサの変形例の一例を示す図
１００ 記録装置 １０４ レジストローラ １０５ 転写ユニット １０６ 転写フィルム １０７ クリーニング装置 １０８ カバー １０９ 転写フィルム搬送ローラ １１０ 転写ローラ １１１ 廃トナーボックス １１２ 検知センサ １１３ プロセスユニット １１７ 定着ユニット ２０１ 開口部 ２０２ レジストマーク ３０１ 識別テープ ３０２ 識別マーク
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03G 15/16 G03G 21/18 G03G 15/00 550
Claims (7)
- 【請求項１】 複数色の画像を重ねてカラー画像が形成
される転写媒体と、この転写媒体を覆うと共に前記転写
媒体の一部を露出する開口部を有するカバーと、一端が
前記開口部を介して前記転写媒体に接着され他端が前記
開口部近傍であって前記転写媒体の搬送方向側の前記カ
バーに接着される新品検知シールと、を具備することを
特徴とする転写ユニット。 - 【請求項２】 記録装置に対して着脱自在で、前記記録
紙に前記カラー画像を転写した後に前記転写媒体に残留
したトナーを収納する廃トナーボックスを前記転写媒体
の循環経路の内側に具備することを特徴とする請求項１
記載の転写ユニット。 - 【請求項３】 請求項１又は請求項２記載の転写ユニッ
トと、前記転写媒体に前記複数色の画像を重ねる位置決
め用に設けられたレジストマークを前記開口部を介して
検知する検知手段と、を具備し、前記検知手段で前記新
品検知シールを検知することを特徴とする記録装置。 - 【請求項４】 前記検知手段は、前記 新品検知シール
に設けられた前記レジストマークと異なる形状の識別マ
ークを検知することにより前記 新品検知シールを検知
することを特徴とする請求項３記載の記録装置。 - 【請求項５】 前記識別マークと前記レジストマークと
は、略同一の面積からなり、一方が単一の検知面を有し
他方がその領域内で分割された複数の検知面を有するこ
とを特徴とする請求項４記載の記録装置。 - 【請求項６】 前記識別マークが複数の検知面を有し、
前記レジストマークが単一の検知面を有することを特徴
とする請求項５記載の記録装置。 - 【請求項７】 前記 新品検知シールは、前記転写媒体
が移動した場合に一端が前記カバーに接着されたまま他
端が前記転写媒体の移動に従って剥がれ、前記検知手段
の検知位置に戻らないことを特徴とする請求項３から請
求項６のいずれかに記載の記録装置。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP11197453A JP3050872B1 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 転写ユニット及びそれを備えた記録装置 |
| US09/596,199 US6229967B1 (en) | 1999-07-12 | 2000-06-16 | Transfer unit with provision for detecting whether it is an unused unit or not and recording apparatus equipped therewith |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11197453A JP3050872B1 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 転写ユニット及びそれを備えた記録装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3050872B1 true JP3050872B1 (ja) | 2000-06-12 |
| JP2001022197A JP2001022197A (ja) | 2001-01-26 |
Family
ID=16374772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11197453A Expired - Fee Related JP3050872B1 (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | 転写ユニット及びそれを備えた記録装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| US (1) | US6229967B1 (ja) |
| JP (1) | JP3050872B1 (ja) |
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| JP4654630B2 (ja) * | 2004-08-10 | 2011-03-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
| KR100667312B1 (ko) * | 2005-03-08 | 2007-01-12 | 삼성전자주식회사 | 설계파라미터 변경장치 및 이를 구비하는 화상형성장치 |
| JP4389183B2 (ja) * | 2007-06-25 | 2009-12-24 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置およびカートリッジ |
| JP6546559B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2019-07-17 | 株式会社沖データ | 現像処理装置、現像装置および画像形成装置 |
Family Cites Families (4)
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|---|---|---|---|---|
| US4963939A (en) * | 1986-09-24 | 1990-10-16 | Mita Industrial Co., Ltd. | Cartridge discriminating system |
| JPH07168513A (ja) * | 1992-11-26 | 1995-07-04 | Canon Inc | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
| US5995772A (en) * | 1996-02-16 | 1999-11-30 | Lexmark International Inc. | Imaging apparatus cartridge including an encoded device |
| US5946521A (en) * | 1998-03-05 | 1999-08-31 | Xerox Corporation | Xerographic xerciser including a hierarchy system for determining part replacement and failure |
-
1999
- 1999-07-12 JP JP11197453A patent/JP3050872B1/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-06-16 US US09/596,199 patent/US6229967B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6229967B1 (en) | 2001-05-08 |
| JP2001022197A (ja) | 2001-01-26 |
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