JP3050813U - ベッド - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 寝具としての機能の他に、例えば食事や会合
時等にテーブルとして使用することができるベッドを提
供する。 【解決手段】 このベッドは、上面が開口するほぼ箱状
のベッド本体2と、このベッド本体2上に前記開口を閉
塞するように装着されたクッション体3a,3c(中間
のクッション体は不図示)とから構成され、前記中間の
クッション体はベッド本体2に対して着脱自在になって
おり、前記中間のクッション体で覆われるベッド本体2
の空間100内には、ベッド本体2内に位置する待機位
置と他のクッション体3a,3cの上面より上方へ突出
する使用位置との間を昇降可能なテーブル脚部1a,1
bが設けられている。前記中間のクッション体をベッド
本体2より取り外した後、各テーブル脚部1a,1bを
上昇させて使用位置とし、これらの上端に、別途用意し
たテーブル本体16を載せる。
時等にテーブルとして使用することができるベッドを提
供する。 【解決手段】 このベッドは、上面が開口するほぼ箱状
のベッド本体2と、このベッド本体2上に前記開口を閉
塞するように装着されたクッション体3a,3c(中間
のクッション体は不図示)とから構成され、前記中間の
クッション体はベッド本体2に対して着脱自在になって
おり、前記中間のクッション体で覆われるベッド本体2
の空間100内には、ベッド本体2内に位置する待機位
置と他のクッション体3a,3cの上面より上方へ突出
する使用位置との間を昇降可能なテーブル脚部1a,1
bが設けられている。前記中間のクッション体をベッド
本体2より取り外した後、各テーブル脚部1a,1bを
上昇させて使用位置とし、これらの上端に、別途用意し
たテーブル本体16を載せる。
Description
【0001】
本考案は、寝具としての機能の他に、例えば食事や会合時等にテーブルとして 使用することができるベッドに関するものである。
【0002】
従来、一般的なベッドは、ベッド本体とこのベッド本体の上部に設けられたク ッション体(蓋体)とから構成され、寝具あるいは腰掛けの機能しか有していな かった。
【0003】
したがって、部屋内において例えば食事や会合等をする場合には、前記ベッド の他にテーブルが必要となり、このため、部屋の窮屈感が顕著になり、部屋のス ペースを有効に利用しているとは言い難い。
【0004】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、寝具としての機能の他に、 例えば食事や会合時等にテーブルとしても使用することができる多機能なベッド を提供することを目的としている。
【0005】
上記目的を達成するための請求項1記載の考案は、上面が開口するほぼ箱状の ベッド本体と、このベッド本体に前記開口を覆うように設けられた蓋体とから構 成され、前記蓋体の一部は前記ベッド本体に対して着脱自在になっており、前記 蓋体の一部で覆われる前記ベッド本体の空間内には、前記ベッド本体内に位置す る待機位置と前記蓋体の他部の上面より上方へ突出する使用位置との間を昇降可 能でかつ前記使用位置にあるときにその状態を保持可能なテーブル脚部が設けら れており、前記使用位置にあるテーブル脚部の上端に、前記ベッド本体より取り 外された前記蓋体の一部が水平状態で載置可能になっていることを特徴とするベ ッドである。
【0006】 この考案において、ベッドとして使用する際には、蓋体上に敷ふとんを敷き、 この上で就寝する。 そして、例えば食事や会合時等にテーブルとして使用する場合には、前記敷ふ とんを蓋体上から取り去り、前記蓋体の一部をベッド本体から取り外した後に、 テーブル脚部を上昇させてベッド本体より突出させ、使用位置に保持する。そし て、前記蓋体の一部をテーブル脚部の上端に水平状態で載せる。ここで、使用者 は、前記蓋体の一部の周辺でかつ残る蓋体上に座ることにより、テーブル脚部に 支持された前記蓋体の一部をテーブルとして使用することができる。また、前記 蓋体の一部の下面に適宜の熱源を設けておき、前記テーブル脚部を覆うように毛 布等をかけることにより、堀ごたつとして使用することができる。
【0007】 また、請求項2のベッドでは、前記テーブル脚部は、前記ベッド本体に固定さ れたレール部材に昇降自在に支持され、かつこのレール部材に備えられたストッ パに係止されているときに前記使用位置に保持されるものである。これにより、 テーブル脚部を手動で昇降させることができる上に、使用位置に容易に保持する ことができる。
【0008】 蓋体が例えばクッション性に優れたものである場合に、この蓋体の一部をテー ブルとして使用することは不適であるため、請求項3および請求項4の考案のよ うに、蓋体の一部の代わりに、木製板状のテーブル本体を別途容易しておくこと が好ましい。 さらに、請求項5乃至請求項8の考案のように、前記蓋体の一部を、前記ベッ ド本体の長さ方向における中間部とすることにより、前記蓋体の一部(あるいは 請求項2または請求項3のテーブル本体)をテーブルとして使用する場合に、ベ ッド上に、この蓋体の一部(あるいは請求項2または請求項3のテーブル本体) の前記長さ方向の両端側に、使用者が座るスペースを確保することができる。
【0009】 請求項9乃至請求項12のベッドは、ベッド本体の側方でかつ外側に配置され た回動体と、前記回動体の外側に配置された可動体とを備えており、前記回動体 は、前記ベッド本体に対して、自由端部が上下動するように正逆方向に回動可能 に取り付けられており、かつ、前記回動体は、その自由端部が上昇した状態にお いて、前記回動体の上面と前記蓋体の上面とがほぼ同じ平面上に位置するように 配置されており、前記可動体は、前記ベッド本体に対して離間および接近可能な 構成となっており、かつ、前記可動体は、前記回動体が上昇位置にあるときにそ の自由端部に当接することにより、前記回動体の下降を阻止するための支持部を 備えていることを特徴とするものである。
【0010】 このヘッドでは、先ず、可動体をベッド本体とは離れる方向(すなわち外側) に移動させた後、回動体を回動させて、その自由端部を上昇させて、回動体の上 面とベッド本体の上面とをほぼ同じ平面上に位置させる。これにより、ベッド本 体には回動体が並設されてそれらの合計面積が広くなる。次いで、可動体をベッ ド本体側に若干移動させて、その支持部で回動体を前記上昇位置に保持する。こ のように、ベッドを拡張することができるので、就寝の際に使用者の人数の増加 に対応できるのみならず、テーブルとして使用する場合にもベッド本体上に多く の使用者が上がることもできる。
【0011】 請求項13乃至請求項16の考案のように、前記回動体および前記可動体は、 前記ベッド本体の両側にそれぞれ配置されていることにより、ベッドの幅の拡大 量を大きくすることができる。
【0012】
次に、本考案の一実施形態について図面を参照して説明する。 図1は本考案の係わるベッドの一実施形態の、可動体を押込んだ状態を示す図 、図2は本考案に係わるベッドの一実施形態の、可動体を引き出した状態を示す 図、図3は図1の側面図、図4は図1の平面図、図5は図4のC−C線における 概略的な断面図である。なお、添付した各図面においては、理解を容易とするた めに、部材の厚さおよび間隔を適宜模式的に記載している。また、本実施形態に 係るベッドは、幅方向(図4中左右方向)において左右対称となっているので、 中央から片側(主に右半分)についてのみ説明し、反対側については、図中に符 号を付すことによって、詳細な説明を省略する。
【0013】 本実施形態に係るベッドは、シングルサイズ、ダブルサイズおよびクイーンサ イズの3通りの間で幅を変更できるようになっているとともに、ベッドとは別途 用意したテーブル本体16(図11および図12参照)をテーブルとして使用で きるものである。
【0014】 本実施形態に係わるベッドは、ベッド本体2と、このベッド本体2の幅方向( 図4中左右方向)における側方でかつ外側に配置された回動体5,5と、回動体 5,5の外側にそれぞれ配置された可動体(スライド体)4,4と、この可動体 4,4の上端部にそれぞれ設けられた回動体支持部材6,6(支持部)とを主要 な構成としている。
【0015】 ベッド本体2は、その上面が開口した箱状体(その底板は符号100aで示さ れている)となっており、このベッド本体2上には、複数(本例では3つ)のク ッション体3a,3b,3cが、前記開口を閉塞するように載置されている。各 クッション体3a,3b,3cは、ベッド本体2の蓋体を構成し、例えば木材等 の基部80上に畳70が固定された構成になっているが、この畳に代えてマット を使用してもよい。ベッド本体2の開口端部内面には、ベッド本体2の一部を構 成するほぼ枠形状の複数の支持部材90a,90b,90c(図12参照)が設 けられており、各支持部材90a,90b,90cやベッド本体2の上端でクッ ション体3a,3b,3cがそれぞれ支持されている。3つのクッション体3a ,3b,3cのうち両側のクッション体3a,3cは、ベッド本体2に金具21 (図10参照)を介して開閉可能に取り付けられており(一方のクッション体3 cの金具は不図示)、中間のクッション体3bはベッド本体2より着脱自在であ る。なお、図9および図10において、符号22および23で示すものは、両側 のクッション体3a,3cをそれぞれ取り付けられて、これらを開閉する際に使 用する取っ手を示している。
【0016】 ベッド本体2に対して、図示しない案内機構により、一対の可動体4,4がベ ッド本体2の幅方向(図5における矢印D,E参照)にスライド自在となってい る。すなわち、可動体4は、案内機構を介してベッド本体2に取り付けられてい るので、可動体4は、ベッド本体2に対して離間および接近可能な構成とされて いる。可動体4の高さはベッド本体2の高さとほぼ等しくなっている。符号50 ,51はそれぞれヘッド側ボードおよびフット側ボードを示しており、このヘッ ド側ボード50およびフット側ボード51には、各可動体4の前壁4aおよび後 壁4bを案内するためのガイド部材60,61がそれぞれ設けられている。
【0017】 回動体5は、クッション体3a,3b,3cと同様に、基部5aと畳5bとか ら構成された長方形板状のものであり、その幅(図5中上下方向における長さ) は、ベッド本体2の高さより短くなっている。また、回動体5の長さ(図4中上 下方向における長さ)はクッション体3a,3b,3cの合計長さとほぼ同じに なっている。回動体5の一端部は、ベッド本体2の上端部に対して、複数のヒン ジ8によって取り付けられている。これにより、回動体5は、その自由端部(他 端部)が上下移動するように正逆方向に回動可能にベッド本体2に取り付けられ たものとなっている。回動体5は、その自由端が上昇した状態(図7や図8に示 した状態)において、回動体5の上面とクッション体3a,3b,3cの上面と がほぼ同じ平面上に位置するように配置されている。各回動体5の自由端部には 2つの取っ手7,7(例えば紐で形成されている)が取り付けられており、回動 体5を回動させる際には、2つの取っ手7,7をそれぞれ片手で持ち、回動体5 を容易に上昇させたり下降させたりすることができる。
【0018】 可動体4は、床面に接地できる位置まで延長させた複数の脚部70a,70b ,70cを備えている。可動体4の上端には、複数のピンジ9を介して回動体支 持部材6の幅方向の一端部が回動自在に取り付けられており、この回動体支持部 材6は、ベッド本体2側に倒れる状態(図4および図5の状態)とその反対側に 倒れる状態(図6乃至図8の状態)との間を手動により回動させることができる 。回動体支持部材6をベッド本体2とは反対側に倒した状態(図6乃至図8の状 態)において、回動体支持部材6の上面と可動体4の上端面とがほぼ同じ平面上 に位置するようになっている。なお、回動体支持部材6の長さ(図4中上下方向 における長さ)は回動体5の長さとほぼ等しくなっている。
【0019】 図9乃至図12に示すように、ベッド本体2内には、その内空間をほぼ3等分 に仕切るためにその幅方向に沿って延びる中仕切板部材20a,20b(図12 参照)が設けられている。前記3等分された空間はそれぞれ符号100(図12 参照)で示されており、各空間100にはふとん等や衣類等の物品を収納できる ようになっている。各空間100内で、ベッド本体2の上端部開口付近や各中仕 切板部材20a,20bの上端部には、各クッション体3a,3b,3cをそれ ぞれ支持するためのほぼ枠形状の支持部材90a,90b,90c(図12参照 )が水平に延びる形態で固定されている。
【0020】 図9乃至図13に示すように、中間のクッション体3bの下方の空間100の 四隅には、上下方向に延びるテーブル脚部1a,1b,1c,1dがそれぞれ備 えられている。前記中間のクッション体3bがベッド本体2に装着されていたと きに閉塞していた空間100の四隅には、レール部材10a,10b,10c, 10dが上下方向に延びる形態で固定されており、各レール部材10a,10b ,10c,10dにはテーブル脚部1a,1b,1c,1dが、ベッド本体2内 に位置する待機位置(図9の状態、図13中の一点鎖線1a,1b,1c,1d 参照)と他のクッション体3a,3cより上方へ突出する使用位置(図10およ び図11の状態、図13中の実線1a,1b,1c,1d参照)との間を昇降可 能に支持されている。また、各テーブル脚部1a,1b,1c,1dは、ベッド 本体10に固定されたガイド部材11により昇降を案内される。
【0021】 各テーブル脚部1a,1b,1c,1dの構成は同一であるので、1つのテー ブル脚部1aを例に挙げて説明する。テーブル脚部1aが前記待機位置にあると きには、例えばテーブル脚部1aの下端がベッド本体2の底板100a(あるい は底板100aに設けられたストッパ部材)に当接している。前記レール部材1 0aにはストッパ12(図13参照)が備えられている。待機位置にあるテーブ ル脚部1aを手動で前記使用位置まで持ち上げると、テーブル脚部1aに形成さ れた開口部13(図13参照)に前記ストッパ12が入り込み、係止されるので 、テーブル脚部1aを前記使用位置に保持することができる。なお、このような 各テーブル脚部を係止する強度は、各テーブル脚部の重量やテーブル本体の重量 の他に、このテーブル本体に載せられる物の重量をも支持できる大きさになって いる。そして、このストッパ12の作用を解除するには、前記使用位置にあるテ ーブル脚部1aを、手動により一旦所定ストローク(図13中の符号S参照)だ けさらに上昇させればよく、このストッパ解除後に瞬時にテーブル脚部1aを手 動で下方へ押すことにより、テーブル脚部1aを下降させて待機位置にすること ができる。なお、テーブル脚部の昇降機構は上記のものに限らず、テーブル脚部 を待機位置と使用位置との間で昇降可能でかつ使用位置に保持可能なものであれ ば、如何なるものでもよい。
【0022】 各テーブル脚部1aの上端面には凹部14(図12参照)が形成されており、 一方、木製矩形板状のテーブル本体16の四隅部下面には、各テーブル脚部1a ,1b,1c,1dの上端面に載置されたときに各凹部14にそれぞれ嵌め合う 位置ずれ防止用突起15(図12参照)がそれぞれ突設されている。これにより 、テーブル本体16が各テーブル脚部1a,1b,1c,1dに位置決めされ、 脱落することはない。なお、テーブル本体16と他のクッション体3a,3cと の高低差H(図12参照)は、例えば30〜60cm程度になっているが、これ に限定されない。
【0023】 次に、本実施形態のベッドの使用方法の一例について、ベッドとして使用する 場合およびテーブルとして使用する場合について順次説明する。 先ず、シングルサイズのベッド(図1参照)として使用する場合には、図5に 示すように、可動体4をベッド本体2に接近させて、回動体支持部材6をベッド 本体2側に倒れた状態とし、一対の回動体5は使用しない。各クッション体3a ,3b,3c上に敷ふとんを敷き、この上で就寝する。ここで、このシングルサ イズのベッドの大きさの一例としては、長さ(図4における上下方向における長 さ)および幅(図4における左右方向における長さ)が例えばそれぞれ2mおよ び1.2m程度である。
【0024】 次いで、このベッドをクイーンサイズとして使用する場合には(図2参照)、 図5に示すように、ベッド本体2の一方の片側において、可動体4を外側(矢印 D側)に移動させる。この移動量は、後述するように回動体5を水平状態まで回 動させる際に、この回動体5が可動体4に干渉しないようにする。この後、図6 に示すように、ベッド本体2の一方の片側において、回動体支持部材6をベッド 本体2とは反対側(矢印F側)に倒して、その上面を可動体4の上端面とほぼ一 致させる。
【0025】 次いで、図7に示すように、回動体5の取っ手7を持って回動体5を正回転( 矢印G参照)させ、一時的に人力でほぼ水平状態に保持しつつ、可動体4をベッ ド本体2側(矢印H側)に移動させ、回動体支持部材6の自由端を回動体5の自 由端にほぼ一致させる。ここで、回動体5の保持を解除することにより、回動体 5を回動体支持部材6の上面および可動体4の上端面に載せて支持する。これに より、長さおよび幅がそれぞれ2mおよび1.6m程度のダブルベッドが得られ る。
【0026】 ここで、ベッド本体2の他方の片側においても、上記の操作と同様な操作を行 うことにより、各クッション体3a,3b,3cの両側に、回動体5,5を同一 高さに配置させる。各クッション体3a,3b,3cおよび回動体5,5に敷ふ とんを敷くと、本実施形態のベッドは、クイーンサイズのものとして使用するこ とができる。このシングルサイズのベッドの大きさの一例としては、長さ(図4 における上下方向における長さ)および幅(図4における左右方向における長さ )が例えばそれぞれ2m程度である。
【0027】 クイーンサイズとされた本実施形態のベッドをシングルサイズに戻すには、上 記の操作とほぼ逆の操作を行えばよい。すなわち、図8において、先ず、取っ手 7を持って回動体5を一時的に水平状態にし、可動体4を一旦ベッド本体2から 遠ざけた後、回動体5を逆回動させて下降させる。この後、回動体支持部材6を ベッド本体2側に倒すとともに、可動体4をベッド本体2側に近づけて、図4お よび図5の状態に戻す。
【0028】 なお、上記各実施形態では、可動体や回動体をベッド本体の幅方向の両側に配 置したが、この幅方向の片側のみに配置したり、また、ベッド本体の長さ方向の 両側あるいは片側に、可動体や回動体を配置することにより、長さを延長させる ことができる構成としてもよい。本実施形態のベッドの周辺部に座ることにより 、腰掛けとしても使用できる。
【0029】 図9乃至図12に示すように、クイーンサイズとされた本実施形態のベッドを 例えば食事や会合時等にテーブルとして使用する場合には、先ず、各クッション 体3a,3b,3cおよび回動体5,5上より敷ふとん(不図示)を取り去る。 次に、中間のクッション体3b(蓋体の一部)を中仕切板部材20a,20bや 支持部材90b上より取り外した後(図9参照)、図10に示すように、それぞ れ待機位置にあった各テーブル脚部1a,1b,1c,1dを手動で上昇させて それぞれ使用位置に保持する。ここで、図11および図12に示すように、別途 用意した木製のテーブル本体16を、その四隅部が各テーブル脚部1a,1b, 1c,1dの上端面に当接するように水平状態で載置する。この際、テーブル本 体16の下面四隅部にそれぞれ突設された各位置決め突部15を、各テーブル脚 部1a,1b,1c,1dの上端面にそれぞれ形成された凹部14内に挿入する ことにより、テーブル本体16の位置ずれや脱落を防止できる。
【0030】 ここで、使用者は、前記テーブル本体16の周辺で他のクッション体3a,3 cや回動体5,5上に座ることにより、このテーブル本体16をテーブルとして 使用することができる。また、使用者は自身の脚を、前記テーブル脚部16の下 方のベッド本体2内の空間100に入れることができる。したがって、使用者は 無理な姿勢を強いられることがないとともに、前記テーブル本体16の下面に適 宜の熱源を設けておき、各テーブル脚部1a,1b,1c,1dを覆うように毛 布等をかけることにより、堀ごたつとして使用することもできる。
【0031】 上述のようなテーブル形態のベッドから就寝用のベッドに戻すには、テーブル 本体16を各テーブル脚部1a,1b,1c,1dより取り外した後(図10の 状態)、各テーブル脚部1a,1b,1c,1dを手動により下降させて待機位 置(図9の状態)の状態とする。最後に、クッション体3bを、ベッド本体2や 支持部材90b上に装着することにより、他の両側のクッション体3a,3cと 同一平面を構成する(図2の状態参照)。
【0032】 上記実施形態では、クイーンサイズとされているときにテーブルとして使用し て、矩形のテーブル本体16の4方向全ての側に座ることができる例を示したが 、これに限らず、ダブルサイズあるいはシングルサイズとされているときに、テ ーブルとして使用してもよい。これらの場合、テーブル本体16の3方向側ある いは2方向側に座ることができる。すなわち、シングルサイズの場合、テーブル 本体16の、ベッドの長さ方向の両側に使用者のスペースを確保することができ 、ダブルサイズの場合には、ベッドの長さ方向の両側および一方の幅方向に使用 者のスペースを確保することができる。
【0033】 上記実施形態では、複数のクッション体3a,3b,3cのうち中間のクッシ ョン体3bのみをベッド本体2より着脱可能とし、この中間のクッション体3b が覆っていたベッド本体2の空間内に複数のテーブル脚部1a,1b,1c,1 dを設けたが、これに限らず、両側のクッション体3a,3cのいずれか一方あ るいは両方をベッド本体2より着脱可能とし、両側のクッション体3a,3cの いずれか一方あるいは両方で覆っていたベッド本体2の空間内に複数のテーブル 脚部を設けてもよい。 また、木製のテーブル本体16をベッドとは別途用意したが、これに限らず、 中間のクッション体3bをテーブル本体として使用してもよい。 さらに、テーブル脚部の数は4本に限らず、テーブル本体16(あるいは中間 のクッション体3b)を水平に保持できるものであれば、単数や他の複数本でも よい。 そして、テーブル脚部1a,1b,1c,1dの上端およびテーブル本体16 (あるいは中間のクッション体3b)の四隅部下面に、面ファスナーの雄型ある いは雌側をそれぞれ設けておくことにより、テーブル本体16(あるいは中間の クッション体3b)をテーブル脚部1a,1b,1c,1dにさらに安定に支持 することができる。
【0034】 上記実施形態においては、各テーブル脚部が手動により昇降するものを示した が、これに限らず、図14に示すように、モータ17の回転力により各テーブル 脚部1a,1b,1c,1dを昇降するようにしてもよい。すなわち、ベッド本 体内に上下方向に移動自在に設けられた各テーブル脚部1a,1b,1c,1d に、ラック部材18を上下方向に延びる形態でそれぞれ固定し、各ラック部材1 8とそれぞれ噛み合いかつ定位置で回転自在なピニオン19に、ベッド本体内に 設けたモータ17の回転を伝動機構20を介して伝動する構成を採用してもよい 。これにより、モータ17を起動して、各ピニオン19をそれぞれ正回転させる ことにより、各テーブル脚部1a,1b,1c,1dを上昇させて使用位置(図 13中の二点鎖線に位置)に保持することができ、この状態で、モータ17を逆 回転させ、各ピニオン19をそれぞれ逆回転させることにより、各テーブル脚部 1a,1b,1c,1dを下降させて待機位置(図14中の実線の位置)に保持 することができる。したがって、テーブル脚部1a,1b,1c,1dを迅速に 昇降させることができる上に、使用者の手動操作の手間を省くことができる。
【0035】
本考案は、以上説明したとおりに構成されているので、以下に記載するような 効果を奏する。 請求項1に記載の考案は、ベッドとして使用する際には、蓋体上に敷ふとんを 敷き、この上で就寝する。また、ベッドの周縁部に座ることにより、腰掛けとし ても使用できる。 そして、例えば食事や会合時等にテーブルとして使用する場合には、前記敷ふ とんを蓋体上から取り去り、前記蓋体の一部をベッド本体から取り外した後に、 テーブル脚部を上昇させてベッド本体より突出させ、使用位置に保持する。そし て、前記蓋体の一部をテーブル脚部の上端に水平状態で載せる。ここで、使用者 は、前記蓋体の一部の周辺でかつ残る蓋体上に座ることにより、テーブル脚部に 支持された前記蓋体の一部をテーブルとして使用することができる。また、使用 者は自身の脚を、前記蓋体の一部が閉塞していたベッド本体内の空間に入れるこ とができる。したがって、使用者は無理な姿勢を強いられることがないとともに 、前記蓋体の一部の下面に適宜の熱源を設けることにより、堀ごたつとして使用 することもできる。 以上のように、本考案のベッドは、寝具や腰掛けとしての機能の他に、例えば 食事や会合等時にテーブルとしても使用することができる多機能なものであり、 従来のように部屋にベッドの他にテーブルを配置することが不要となり、部屋の 窮屈感を著しく低減することができる。
【0036】 請求項2に記載の考案は、各テーブル脚部を手動で容易に昇降させることがで きるので、大掛りな昇降機構やその電力消費が不要であるとともに、ベッド本体 内の空間が前記昇降機構で占有されることもない。
【0037】 また、蓋体が例えばクッション性に優れたものである場合に、この蓋体の一部 をテーブルとして使用することは不適であるため、請求項3または請求項4の考 案のように、蓋体の一部の代わりに、木製のテーブル本体を別途容易しておくこ とが好ましい。 さらに、請求項5乃至請求項8の考案のように、前記蓋体の一部を、前記ベッ ド本体の長さ方向における中間部とすることにより、前記蓋体の一部(あるいは 請求項3または請求項4のテーブル本体)をテーブルとして使用する場合に、ベ ッド上に、この蓋体の一部(あるいは請求項3または請求項4のテーブル本体) の前記長さ方向の両端側に、使用者が座るスペースを確保することができる。
【0038】 請求項8乃至請求項12の考案のベッドは、先ず、可動体をベッド本体とは離 れる方向(すなわち外側)に移動させた後、回動体を回動させて、その自由端部 を上昇させて、回動体の上面とベッド本体の上面とをほぼ同じ平面上に位置させ る。これにより、ベッド本体には回動体が並設されてそれらの合計面積が広くな る。次いで、可動体をベッド本体側に若干移動させて、その支持部で回動体を前 記上昇位置に保持する。このように、ベッドを拡張することができるので、就寝 の際に使用者の人数の増加に対応できるのみならず、テーブルとして使用する場 合にもベッド本体上に多くの使用者が上がることもできる。 請求項13乃至請求項16の考案のように、前記回動体および前記可動体は、 前記ベッド本体の両側にそれぞれ配置されていることにより、ベッドの幅の拡大 量を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の係わるベッドの一実施形態の、可動
体を押込んだ状態を示す図である。
体を押込んだ状態を示す図である。
【図2】 本考案の係わるベッドの一実施形態の、可動
体を引き出した状態を示す図である。
体を引き出した状態を示す図である。
【図3】 図1の側面図である。
【図4】 図1の平面図である。
【図5】 図4のC−C線における概略的な断面図であ
る。
る。
【図6】 図5に相当する図面であって、ベッドの使用
方法を説明するための、可動体を引き出した状態を示す
図である。
方法を説明するための、可動体を引き出した状態を示す
図である。
【図7】 図5に相当する図面であって、ベッドの使用
方法を説明するための、可動体を押し込む直前の状態を
示す図である。
方法を説明するための、可動体を押し込む直前の状態を
示す図である。
【図8】 図5に相当する図面であって、クイーンサイ
ズとされたベッドの状態を示す図である。
ズとされたベッドの状態を示す図である。
【図9】 本実施形態のベッドの、中間のクッション体
がベッド本体から取り外されている状態を斜視図であ
る。
がベッド本体から取り外されている状態を斜視図であ
る。
【図10】 図9において複数のテーブル脚部をそれぞ
れ使用位置に上昇させた状態を示す図である。
れ使用位置に上昇させた状態を示す図である。
【図11】 本実施形態のベッドが、テーブル形態とな
っている状態を示す図である。
っている状態を示す図である。
【図12】 図11のテーブル脚部付近の縦断面図であ
る。
る。
【図13】 (a)および(b)はそれぞれテーブル脚
部の正面図および側面図である。
部の正面図および側面図である。
【図14】 テーブル脚部の他の例を示す概略図であ
る。
る。
1a,1b,1c,1d テーブル脚部 2 ベッド本体 3a,3b,3c クッション体(蓋体) 4 可動体 5 回動体 6 回動体支持部材(支持部) 7 取っ手 10a,10b,10c,10d レール部材 11 ガイド部材 12 ストッパ 13 開口部 14 凹部 15 位置決め用突起 16 テーブル本体 17 モータ 18 ラック部材 19 ピニオン 20 伝動機構 20a,20b 中仕切板部材 21 金具 22,23 取っ手 70 畳 80 基部 90a,90b,90c 支持部材 100 空間 100a 底板 K 開口
Claims (16)
- 【請求項1】 上面が開口するほぼ箱状のベッド本体
と、このベッド本体に前記開口を覆うように設けられた
蓋体とから構成され、前記蓋体の一部は前記ベッド本体
に対して着脱自在になっており、前記蓋体の一部で覆わ
れる前記ベッド本体の空間内には、前記ベッド本体内に
位置する待機位置と前記蓋体の他部の上面より上方へ突
出する使用位置との間を昇降可能でかつ前記待機位置お
よび前記使用位置に保持可能なテーブル脚部が設けられ
ており、前記使用位置にあるテーブル脚部の上端に、前
記ベッド本体より取り外された前記蓋体の一部が水平状
態で載置可能になっていることを特徴とするベッド。 - 【請求項2】 前記テーブル脚部は、前記ベッド本体に
固定されたレール部材に昇降自在に支持され、かつこの
レール部材に備えられたストッパに係止されているとき
に前記使用位置に保持されるものである請求項1記載の
ベッド。 - 【請求項3】 前記使用位置にあるテーブル脚部の上端
に水平状態で載置可能な木製板状のテーブル本体を備え
ている請求項1記載のベッド。 - 【請求項4】 前記使用位置にあるテーブル脚部の上端
に水平状態で載置可能な木製板状のテーブル本体を備え
ている請求項2記載のベッド。 - 【請求項5】 前記蓋体の一部は、前記蓋体の、前記ベ
ッド本体の長さ方向における中間部である請求項1記載
のベッド。 - 【請求項6】 前記蓋体の一部は、前記蓋体の、前記ベ
ッド本体の長さ方向における中間部である請求項2記載
のベッド。 - 【請求項7】 前記蓋体の一部は、前記蓋体の、前記ベ
ッド本体の長さ方向における中間部である請求項3記載
のベッド。 - 【請求項8】 前記蓋体の一部は、前記蓋体の、前記ベ
ッド本体の長さ方向における中間部である請求項4記載
のベッド。 - 【請求項9】 ベッド本体の側方でかつ外側に配置され
た回動体と、前記回動体の外側に配置された可動体とを
備えており、前記回動体は、前記ベッド本体に対して、
自由端部が上下動するように正逆方向に回動可能に取り
付けられており、かつ、前記回動体は、その自由端部が
上昇した状態において、前記回動体の上面と前記蓋体の
上面とがほぼ同じ平面上に位置するように配置されてお
り、前記可動体は、前記ベッド本体に対して離間および
接近可能な構成となっており、かつ、前記可動体は、前
記回動体が上昇位置にあるときにその自由端部に当接す
ることにより、前記回動体の下降を阻止するための支持
部を備えていることを特徴とする請求項5記載のベッ
ド。 - 【請求項10】 ベッド本体の側方でかつ外側に配置さ
れた回動体と、前記回動体の外側に配置された可動体と
を備えており、前記回動体は、前記ベッド本体に対し
て、自由端部が上下動するように正逆方向に回動可能に
取り付けられており、かつ、前記回動体は、その自由端
部が上昇した状態において、前記回動体の上面と前記蓋
体の上面とがほぼ同じ平面上に位置するように配置され
ており、前記可動体は、前記ベッド本体に対して離間お
よび接近可能な構成となっており、かつ、前記可動体
は、前記回動体が上昇位置にあるときにその自由端部に
当接することにより、前記回動体の下降を阻止するため
の支持部を備えていることを特徴とする請求項6記載の
ベッド。 - 【請求項11】 ベッド本体の側方でかつ外側に配置さ
れた回動体と、前記回動体の外側に配置された可動体と
を備えており、前記回動体は、前記ベッド本体に対し
て、自由端部が上下動するように正逆方向に回動可能に
取り付けられており、かつ、前記回動体は、その自由端
部が上昇した状態において、前記回動体の上面と前記蓋
体の上面とがほぼ同じ平面上に位置するように配置され
ており、前記可動体は、前記ベッド本体に対して離間お
よび接近可能な構成となっており、かつ、前記可動体
は、前記回動体が上昇位置にあるときにその自由端部に
当接することにより、前記回動体の下降を阻止するため
の支持部を備えていることを特徴とする請求項7記載の
ベッド。 - 【請求項12】 ベッド本体の側方でかつ外側に配置さ
れた回動体と、前記回動体の外側に配置された可動体と
を備えており、前記回動体は、前記ベッド本体に対し
て、自由端部が上下動するように正逆方向に回動可能に
取り付けられており、かつ、前記回動体は、その自由端
部が上昇した状態において、前記回動体の上面と前記蓋
体の上面とがほぼ同じ平面上に位置するように配置され
ており、前記可動体は、前記ベッド本体に対して離間お
よび接近可能な構成となっており、かつ、前記可動体
は、前記回動体が上昇位置にあるときにその自由端部に
当接することにより、前記回動体の下降を阻止するため
の支持部を備えていることを特徴とする請求項8記載の
ベッド。 - 【請求項13】 前記回動体および前記可動体は、前記
ベッド本体の両側にそれぞれ配置されている請求項9記
載のベッド。 - 【請求項14】 前記回動体および前記可動体は、前記
ベッド本体の両側にそれぞれ配置されている請求項10
記載のベッド。 - 【請求項15】 前記回動体および前記可動体は、前記
ベッド本体の両側にそれぞれ配置されている請求項11
記載のベッド。 - 【請求項16】 前記回動体および前記可動体は、前記
ベッド本体の両側にそれぞれ配置されている請求項12
記載のベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000142U JP3050813U (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000142U JP3050813U (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | ベッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3050813U true JP3050813U (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=43184999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998000142U Expired - Lifetime JP3050813U (ja) | 1998-01-23 | 1998-01-23 | ベッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050813U (ja) |
-
1998
- 1998-01-23 JP JP1998000142U patent/JP3050813U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |