JP3050311U - 乗用自動車の運転助手席用安全枕の位置変更装置 - Google Patents
乗用自動車の運転助手席用安全枕の位置変更装置Info
- Publication number
- JP3050311U JP3050311U JP1996011662U JP1166296U JP3050311U JP 3050311 U JP3050311 U JP 3050311U JP 1996011662 U JP1996011662 U JP 1996011662U JP 1166296 U JP1166296 U JP 1166296U JP 3050311 U JP3050311 U JP 3050311U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passenger
- safety
- safety pillow
- pillow
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】助手席に同乗者がいる場合には、安全枕として
の機能を有し、同乗者がいない場合には、助手席安全枕
を後部より軽くたたくことで、ジョイント部より前方へ
折り曲がり、助手席背もたれ部の上部より安全枕の高さ
分の視界を拡大させることができる。 【構成】自動車の助手席安全枕1を助手席背もたれ部7
に取付けるための支柱を、安全枕支柱2と背もたれ挿入
支柱3とに2分割し、前記安全枕支柱2と前記背もたれ
挿入支柱3の間には、ジョイント部4を設け、前記助手
席安全枕1は、前記ジョイント部4により、前記助手席
背もたれ部7より抜き取ることなく前方へ倒すことがで
き、かつ、前方へ倒された前記助手席安全枕1は、枕支
柱固定板5を安全枕支柱受け板6の凹部に押しつけるこ
とで、正常な位置に復帰できる
の機能を有し、同乗者がいない場合には、助手席安全枕
を後部より軽くたたくことで、ジョイント部より前方へ
折り曲がり、助手席背もたれ部の上部より安全枕の高さ
分の視界を拡大させることができる。 【構成】自動車の助手席安全枕1を助手席背もたれ部7
に取付けるための支柱を、安全枕支柱2と背もたれ挿入
支柱3とに2分割し、前記安全枕支柱2と前記背もたれ
挿入支柱3の間には、ジョイント部4を設け、前記助手
席安全枕1は、前記ジョイント部4により、前記助手席
背もたれ部7より抜き取ることなく前方へ倒すことがで
き、かつ、前方へ倒された前記助手席安全枕1は、枕支
柱固定板5を安全枕支柱受け板6の凹部に押しつけるこ
とで、正常な位置に復帰できる
Description
(産業上の利用分野) この考案は後部座席を有する自動車の運転助手席安全枕をその支柱を2分割す ることにより前傾させる安全枕の位置変更に関するものである。 (従来の技術) 従来助手席安全枕は着脱可能なものであった。 (考案が解決しようとする課題) これは次のような欠点が有った。 (イ)助手席安全枕は運転席の右又は左隣に有る座席に装着されていてその乗用 車の運転時に助手席に座乗せる者が居ない時の後部座席の座乗者の視界を著しく 狭め見通しを悪くしていた。 (ロ)運転者にとって運転席の隣の助手席に装着されている安全枕は側方、斜後 方の視界を妨げ運転に多大な迷惑をおよぼしていた。 タクシー、ハイヤーに有っては助手席に乗客が座乗せず運行される場合後部座席 に座乗せる乗客がその前方視界を狭められ目標発見が遅れ、道案内、行き先、停 止等の指示の時期が適当でなくなることが有り急ブレーキ、急ハンドル操作の原 因となりスムーズな運転操作に支障を来す事も有り安全運転への影響も大きいも のであった。又旅客にとっては、観光等での景観を著しく阻害されるものであっ た。自家用車の運転時に於いても後退、車庫入れ、狭い道路での離合、巾寄せ等 の時の運転に際し視界の狭いことはその運転えの大きな障害となっていたもので ある。 本考案は以上のような理由により助手席へ座乗せる者が居て安全確保の必要が生 じる時以外は迷惑な存在であり視界より消滅し見とうしが改善されることが望ま れるものであった。尚、助手席え座乗せる者の有る時には安全枕としての機能を 充分に満足させることが出来る形状で有り不必要時に乗客の利便性と運転の安全 性の向上に貢献する有用性も兼ね備えている。 本考案はこれらの欠点を除くためになされたものである。 (課題を解決するための手段) 安全枕の支柱を2分割(2).(3)しジョイント部(4)を設ける。 安全枕支柱(2)に安全枕支柱固定板(5)を設け背もたれ挿入支柱固定板(6 )を背もたれ挿入支柱(3)に設け運転助手席背もたれ部(7)に従来通りの挿 入による着脱可能な機能を併せ持たせ取り付ける。 本考案は以上の構成よりなる自動車運転助手席安全枕の位置変更装置である。 (作 用) 助手席安全枕(1)を後部より軽くたたき前方えジョイント部(4)より折り曲 げることにより助手席背もたれ部の上部より安全枕の高さ分の視界が拡大される 。 (実 施 例) 以下、本考案の実施例について説明する。 (イ)安全枕(1)の背もたれ部(7)えの取付の為の2本の支柱(2).(3 )に2分割する。 (ロ)2分割した支柱(2).(3)の間にジョイント部(4)を設ける。 (ハ)安全枕支柱(2).(3)の2分割された安全枕支柱(2)に安全枕支柱 固定板(5)を装着する。 (ニ)背もたれ挿入支柱(3)に安全枕支柱受け板(6)を装着する。 (ホ)本考案は以上のような構造で、これを使用するときは、安全枕(1)を後 部より軽くたたき前方えジョイント(4)部位より折り曲げ、後部座席に座乗せ る乗客の前方視界を拡げ、又運転者の側方、斜後方の視界を拡げる。しかも運転 者の隣の助手席に座乗せる者有る時には、後方よりの安全確保の為に安全枕は簡 単に手をそえて上方え押し上げ定位置に装備されてその本来の目的を達すること が出来る。 (考案の効果) 安全枕の位置をその本来の機能をそこなわず変更することにより後部座席に座乗 せる乗客及運転者えの視界を拡げ見透を良くし運転の安全性をより高める。
【提出日】平成9年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【0001】
本考案は、後部座席を有する自動車の助手席安全枕の位置変更装置に関する。 更に詳しくは、支柱を2分割することにより前方へ傾斜することが可能な乗用自 動車の運転助手席用安全枕の位置変更装置に関する。
【0002】
従来、乗用車の助手席は着脱可能なものであった。助手席安全枕は、運転席の 右又は左隣りの助手席に装着されている。乗用車の運転時、助手席に同乗者が居 ない場合であっても、助手席安全枕は、後部座席の同乗者の視界を著しく狭め見 通しを悪くしていた。 運転席の隣りの助手席に装着されている安全枕は、運転者の側方及び斜後方の 視界を妨げ運転に多大な影響を及ぼしていた。タクシー、ハイヤーの助手席に乗 客が居ない場合であっても、助手席安全枕は、後部座席に同乗している乗客の前 方の視界を狭める。そのため、乗客は目標発見が遅れ、運転者への道案内、行き 先、停止等の指示の時期が適当でなくなることがあった。 運転者への不適切な指示は、急ブレーキ、急ハンドル操作の原因となりスムー ズな運転操作に支障をきたすことになる。また、旅客にとっての助手席安全枕は 、観光等での景観を著しく阻害するものである。 助手席安全枕は、運転者の視界を狭めることで、自家用車の後退、車庫入れ、 狭い道路での離合、巾寄せ等の運転を困難としてきた。助手席安全枕は、助手席 に同乗者が居て、安全確保の必要が生じる時以外は迷惑な存在である。乗用車の 運転時、運転者及び同乗者の視界は、広いことが望ましい。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】 本考案はこのような技術的背景に基づいてなされたものであり、下記のような 目的を達成する。 本考案の目的は、助手席に同乗者が居る時には、安全枕としての充分な機能を 有し、助手席に同乗者が居ない時には、運転手及び他の同乗者の利便性と運転の 安全性の向上に貢献する乗用自動車の運転助手席用安全枕の位置変更装置を提供 することにある。
【0004】
前記課題を解決するために次のような手段を採る。 本考案の乗用自動車の運転助手席用安全枕の位置変更装置は、 自動車の助手席安全枕(1)を助手席背もたれ部(7)に取付けるための支柱 を、安全枕支柱(2)と背もたれ挿入支柱(3)とに2分割し、 前記安全枕支柱(2)と前記背もたれ挿入支柱(3)の間にジョイント部(4 )を有する乗用自動車の運転助手席用安全枕において、 前記助手席安全枕(1)は、前記ジョイント部(4)により、前記助手席背も たれ部(7)より抜き取ることなく前方へ倒すことが可能であり、かつ、 前方へ倒された前記助手席安全枕(1)は、前記安全枕支柱(2)に装着され た枕支柱固定板(5)を前記背もたれ挿入支柱(3)に装着された安全枕支柱受 け板(6)の凹部に押しつけることで、正常な位置に復帰できることを特徴とし ている。
【0005】
(実施形態) 以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。図1及び図2は 、実施の形態による本考案の乗用自動車の運転助手席用安全枕の位置変更装置の 部分断面図である。自動車の助手席は、助手席安全枕1と助手席背もたれ部7と からなる。助手席安全枕1を助手席背もたれ部7に取付けるための支柱は、安全 枕支柱2と背もたれ挿入支柱3とに2分割されている。 安全枕支柱2には、安全枕支柱固定板5が概ね直交方向に取り付けられている 。 背もたれ挿入支柱3には、安全枕支柱受け板6が概ね直交方向に取り付けられて いる。また、助手席安全枕1は、助手席背もたれ部7に挿入することで着脱可能 とされている。 図3に示すように、安全枕支柱固定板5は、概ね平面より構成されている。安 全枕支柱受け板6は、凹部を有している。安全枕支柱固定板5の長さは、安全枕 支柱受け板6の長さとほぼ同じである。安全枕支柱固定板5の幅は、安全枕支柱 受け板6の凹部の幅とほぼ同じである。よって、安全枕支柱固定板5は、安全枕 支柱受け板6の凹部に対応している。安全枕支柱2と背もたれ挿入支柱3との間 には、ジョイント部4が設けられている。
【0006】 (実施形態の動作) 次に、実施形態の動作を説明する。助手席安全枕1を助手席背もたれ部7に取 付けるための支柱は、安全枕支柱2と背もたれ挿入支柱3とに2分割されている が、ジョイント部4を介することで、助手席安全枕1を助手席背もたれ部7に取 付ける支柱としての機能を有している。 安全枕支柱固定板5と安全枕支柱受け板6の凹部とが互いにはめ込まれている 際、助手席安全枕1の位置は、助手席の同乗者の安全確保のための本来の定位置 に保持される。助手席安全枕1を後部より軽くたたくことで、安全枕支柱固定板 5と安全枕支柱受け板6の凹部とのはめ込みが解除される。ジョイント部4が摺 動するので、助手席安全枕1は、助手席背もたれ部7より抜き取ることなく前方 へ倒すことができる。 前方へ倒された助手席安全枕1は、後方より手を添えて上方に押し上げること で、安全枕支柱固定板5と安全枕支柱受け板6の凹部とが互いにはめ込まれ、助 手席背もたれ部7より抜き取ることなく正常な位置に復帰できすることができる 。
【0007】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下のような効果を奏す る。 助手席安全枕を後部より軽くたたき、ジョイント部によって前方へ折り曲げる ことができるので、運転手及び他の同乗者の視界を広げ見通しを良くし運転の安 全性を高めることができる。 前方へ折り曲げられた助手席安全枕はジョイント部を有するので、後方より手 を添えて上方に押し上げることで、助手席安全枕を正常な位置に復帰でき、本来 の機能を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案の一部を切り欠いた側面図
【図2】は本考案の部品図 1 安全枕 2 安全枕支柱 3 背もたれ挿入支柱 4 ヒンジ 5 安全枕支柱固定板 6 安全枕支柱受け板 7 背もたれ部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】乗用自動車の運転助手席用安全枕の位置
変更装置
変更装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本考案の乗用自動車の運転助手席用安
全枕の位置変更装置の部分断面 図である。
全枕の位置変更装置の部分断面 図である。
【図2】図2は、図1を側面から見た部分断面図であ
る。
る。
【図3】図3は、本考案の乗用自動車の運転助手席用安
全枕の位置変更装置の分解図で ある。
全枕の位置変更装置の分解図で ある。
【符号の説明】 1…助手席安全枕 2…安全枕支柱 3…背もたれ挿入支柱 4…ジョイント部 5…安全枕支柱固定板 6…安全枕支柱受け板 7…助手席背もたれ部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全面
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
Claims (1)
- 【請求項1】自動車助手席に装置されている安全枕
(1)を背もたれに取付ける支柱を(2).(3)に分
割しヒンジ部(4)を設け助手席背もたれ部(7)より
抜き取ることなく前方え倒し又使用時にはその枕を正規
の位置に戻し枕の支柱(2)の枕支柱固定板(5)を安
全枕支柱受け板(6)の凹部に押しつけることにより正
常な安全枕の機能を発揮させることが出来るようにする
助手席安全枕。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011662U JP3050311U (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 乗用自動車の運転助手席用安全枕の位置変更装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011662U JP3050311U (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 乗用自動車の運転助手席用安全枕の位置変更装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3050311U true JP3050311U (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=43184522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996011662U Expired - Lifetime JP3050311U (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 乗用自動車の運転助手席用安全枕の位置変更装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050311U (ja) |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP1996011662U patent/JP3050311U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3537677B2 (ja) | 車両用シート | |
EP1483133B1 (en) | Passenger seat with tip-up seat mounted on the rear side of the backrest | |
EP1316473A3 (en) | An Interior System for a Motor Vehicle | |
JP3050311U (ja) | 乗用自動車の運転助手席用安全枕の位置変更装置 | |
EP1053906A3 (en) | A full floating device of a rear seat cushion for an automobile | |
JP3537676B2 (ja) | 車両用シート | |
JPH0232111Y2 (ja) | ||
JP2922563B2 (ja) | 車両におけるバックレスト取付構造 | |
JPS6350170Y2 (ja) | ||
JPH0120937Y2 (ja) | ||
JP3146642B2 (ja) | 自動車のシート | |
JPH10305744A (ja) | 分割状に着脱できる背もたれを設けた自動車用シート | |
JPH04107649U (ja) | ヘツドレストの取付構造 | |
JP2540094Y2 (ja) | 車両用シートにおけるヘッドレストステー取付構造 | |
JPH06187U (ja) | 自動車用シート | |
JPH055084Y2 (ja) | ||
JP2519312Y2 (ja) | 自動車用フロントシートのシートバック背面照明装置 | |
JP2540097Y2 (ja) | 車両用シートにおける片持状ヘッドレストのステー取付構造 | |
JP2023090392A (ja) | 車両用シート | |
JP3112162U (ja) | スクーター型自動二輪車における同乗者の着座装置 | |
JPH0243801Y2 (ja) | ||
KR0139558Y1 (ko) | 뒷좌석의 시트백을 뒤로 젖힐 수 있는 자동차 | |
JP3007234U (ja) | 自動車用ティッシュボックス保持フレーム | |
JP3067340U (ja) | 自動車用防犯装置 | |
JP3041124U (ja) | 自動車用テレビジョン受像機取付具 |