JP3041124U - 自動車用テレビジョン受像機取付具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画面がブれずに見やすく、かつ車内の雰囲気
に合った自動車用テレビジョン受像機取付具を提供する
ことにある。 【構成】 トレー１０と、該トレー１０の裏面１０Ａに
固定された金具１２、１４とから成り、両金具１２、１
４は、ダッシュボード２０内に挿入して固設されてお
り、一方の金具１４は、外方に向かって突出していてそ
の先端部１４Ａには、テレビジョン受像機３０が取り付
けられていることをことを特徴とする自動車用テレビジ
ョン受像機取付具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は自動車用テレビジョン受像機取付具、特に自動車のダッシュボードに 設置するようにした自動車用テレビジョン受像機取付具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、自動車内でテレビジョン受像機、特に液晶テレビを見る場合は、それ の取付具が必要になる。 このような場合、従来は、運転席の側方の床に設置した取付具が用いられてい た。

【０００３】 即ち、床の上に、支柱を設置し、その支柱の頂部に液晶テレビを取り付ける。 これにより、運転席、助手席、客席に坐っている人は、自動車に乗りながら、 支柱に取り付けた液晶テレビを見ることができる。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、上記従来のテレビジョン受像機は、次のような課題があった。 （１）画面がブれるので、見にくい。 即ち、上記従来のテレビジョン受像機取付具は、支柱であって、しかもフレキ シブルな材料により形成されており、車体の振動により折れないようになってい る。 しかし、自動車の走行中に、この支柱が揺れるので、それに伴ってテレビの画 面もブれ、見にくいという課題がある。 また、ナビゲーション等が認識困難である。

【０００５】 （２）自動車内の雰囲気にマッチしていない。 また、上記従来のテレビジョン受像機取付具は、床の上に設置した棒状の支柱 であるために、雑然とした感じがし、かつ見栄えも良くない。 即ち、自動車の内部という狭い空間には、マッチしていないという課題がある 。

【０００６】 本考案は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、画 面がブれずに見やすく、かつ車内の雰囲気に合った自動車用テレビジョン受像機 取付具を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記課題は、トレー１０と、該トレー１０の裏面１０Ａに固定された金具１２ 、１４とから成り、両金具１２、１４は、ダッシュボード２０内に挿入して固設 されており、一方の金具１４は、外方に向かって突出していてその先端部１４Ａ には、テレビジョン受像機３０が取り付けられていることをことを特徴とする自 動車用テレビジョン受像機取付具により、解決される。

【０００８】

【作用】

上記本考案の構成によれば、トレー１０と金具１２、１４から成る自動車用テ レビジョン受像機取付具がダッシュボード２０に設置されているので、従来と比 較して、その金具１４に取り付けられたテレビジョン受像機３０は振動しない。 従って、画面がブれずに見やすくなった。 また、自動車用テレビジョン受像機取付具はダッシュボード２０に固定されて いるので、邪魔にならず、かつトレー１０を有するので、車内の雰囲気に合って いる。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案を、実施例により添付図面を参照して、説明する。

【００１０】 図１は、本考案の実施例を示す斜視図である。 同図において、参照符号１０はトレー、２０はダッシュボードである。

【００１１】 図１に示すように、本考案に係る自動車用テレビジョン受像機取付具は、外板 ２０Ｂを開いてダッシュボード２０を開放することにより、該ダッシュボード２ ０内に挿入するようになっている。

【００１２】 上記トレー１０は、平板状であって、その上に、小物等を載せるようになって おり、裏面１０Ａには、金具１２、１４がネジ５０により固定されている。 また、上記トレー１０は、図面に向かって左側が広く、右側が狭く形成されて いる。

【００１３】 上記金具１２、１４の何れも、ダッシュボード２０の取付部２０Ａにねじ５０ により、固定されている。 このうち一方の金具１４、即ち、トレー１０の狭部１０Ｂの裏面１０Ａに固定 された金具１４は、図示するように、外方に向かって突出している。

【００１４】 このように突出した金具１４の先端部１４Ａには、ねじ穴１４Ｂが形成され、 ねじ穴１４Ｂに螺合するボルト（図示省略）を介して、テレビジョン受像機３０ が取り付けられるようになっている。

【００１５】 図２は、本発明の実施例を示す側面図であって、図１の右側から見た図である 。 図２において、ダッシュボード２０の取付部２０Ａに固定された金具１４は、 トレー１０の狭部１０Ｂの裏面１０Ａに沿って延び、その後下方に曲折して先端 部１４Ａにおいて前方に曲折している。 このような形状を有する金具１４の上記先端部１４Ａには、上述したように、 ボルト（図示省略）等を介して、一点鎖線で示すように、テレビジョン受像機３ ０が取り付けられている。

【００１６】 このようにテレビジョン受像機３０を取り付けることにより、該テレビジョン 受像機３０は、トレー１０の狭部１０Ｂ前方に収まり、図３に示すように、トレ ー１０からはみ出すことなく、邪魔にならない。 以下、上記構成を有する本考案の作用を説明する。

【００１７】 （１）作用１ 先ず、外板２０Ｂを開いてダッシュボード２０を開放することにより、トレー １０の裏面１０Ａに固定した金具１２、１４を取付部２０Ａに固設する。 次に、トレー１０の狭部１０Ｂ側の金具１４の先端部１４Ａに形成されたねじ 穴１４Ｂにボルト（図示省略）を螺合し、該ボルト（図示省略）を介して、上記 テレビジョン受像機３０を取り付ける。

【００１８】 これにより、従来の床に設置した支柱に比べれば、本考案に係る自動車用テレ ビジョン受像機取付具は、ダッシュボード２０に挿入されているで、自動車の走 行中であっても、振動は少ない。 従って、金具１４に取り付けられたテレビジョン受像機３０も振動は少なく、 画面がブれずに見やすくなった。

【００１９】 （２）作用２ また、このようにテレビジョン受像機３０を取り付けると、図３に示すように 、ハンドル４０の横前方に位置する。 従って、運転する人や、助手席あるいは客席にいる人のの邪魔にならず、自動 車用テレビジョン受像機取付具自体もトレー１０を有するので、小物等を載せれ ば、全体としてしっくりした状態になり、車内の雰囲気に合っている。

【００２０】

【考案の効果】

上記のとおり、本考案によれば、トレー１０と、該トレー１０の裏面１０Ａに 固定された金具１２、１４とから成り、両金具１２、１４は、ダッシュボード２ ０内に挿入して固設されており、一方の金具１４は、外方に向かって突出してい てその先端部１４Ａには、テレビジョン受像機３０が取り付けられていることを ことを特徴とする自動車用テレビジョン受像機取付具という技術的手段が講じら れた。

【００２１】 上記本考案の構成によれば、画面がブれずに見やすく、かつ車内の雰囲気に合 った自動車用テレビジョン受像機取付具を提供するという技術的効果を奏するこ ととなった。

【００２２】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を示す斜視図である。

【図２】本考案の実施例を示す側面図である。

【図３】本考案の適用例を示す図である。

【符号の説明】

１０ トレー １２、１４ 金具 ２０ ダッシュボード ３０ テレビジョン受像機

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 トレー１０と、該トレー１０の裏面１０
   Ａに固定された金具１２、１４とから成り、両金具１
   ２、１４は、ダッシュボード２０内に挿入して固設され
   ており、一方の金具１４は、外方に向かって突出してい
   てその先端部１４Ａには、テレビジョン受像機３０が取
   り付けられていることをことを特徴とする自動車用テレ
   ビジョン受像機取付具。