JP3253046B2 - 車両用物品支持具の車両用物品取付用係合金具 - Google Patents

車両用物品支持具の車両用物品取付用係合金具

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JP3253046B2 JP27286494A JP27286494A JP3253046B2 JP 3253046 B2 JP3253046 B2 JP 3253046B2 JP 27286494 A JP27286494 A JP 27286494A JP 27286494 A JP27286494 A JP 27286494A JP 3253046 B2 JP3253046 B2 JP 3253046B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ナビゲーション装置や
テレビジョンの車載用受像機、或いはアマチュア無線機
等の車両(車載)用物品を、自動車内において、好みの
位置に取り付けるための支持具に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、この種の支持具の一つとして、自動
車の座席を、車体側へ取り付け固定している固定ボルト
などを利用して、可撓性を有する支持アーム50を、車
内床面に立設し、その頂部に、図7に示すように、球体
の支承部としての凹部52と、後記押圧駆動手段の一部
をなす周溝54を設け、この凹部上に、支持ピン56の
下端に球体55を一体的に設けて成るボールピンを載置
し、略円筒状のソケットキャップ58によって、前記支
持ピンが、ソケットキャップの上端開口から突出した状
態で、これら支持アーム50の上端付近と球体55とを
被包する。
【0003】この球体を、凹部52とソケットキャップ
の上端開口付近の内径を絞ることによって形成した小径
部59との間で挟持し、支持ピン56に取り付けたテレ
ビジョン受像機70などを、好みの角度に保持した状態
で、ソケットキャップ58に設けた締付ねじ60と周溝
54の斜面53とから成る、ソケットキャップの押圧駆
動手段により、該ねじ60の先端で斜面53を押してソ
ケットキャップを下方に押圧駆動し、球体55を、強固
に挟圧して固定する。
【0004】支持アーム50の下端には、取付軸51
が、一体的に接続しており、該取付軸の側面を長手方向
に一部削除することによって形成した切欠部51aに、
L状の取付片61がねじ63によって固着することによ
り、車両側への取付部が形成されている。このL状片
は、例えば、自動車の座席の脚部81を車体床面80に
固定するためのボルト、ナット82を利用して、車両床
面に立設される。
【0005】このような支持具は、自動車内において、
取付できる場所が限定されており、したがって、テレビ
画面等を見ることにより、運転に支障を来さないように
するには、支持アーム50の長さをできるだけ長くし
て、運転中、テレビ画面を見るために、車両前方から大
きく目をそらす必要がないような位置に取り付けること
が必要である。しかしながら、従来の固定具は、車内の
床面に立設することから、支持アーム50が、長くなる
と、自動車の加減速時に、該支持アームが撓って位置が
変わってしまう欠点があり、アーム50の長さは自ずか
ら限界があった。従って、ナビゲーション装置によっ
て、車両の進行方向を決める場合、ともすると、運転視
界から大きく視線が逸れてしまう危険があった。
【0006】このような問題点に対処して、支持アーム
を太くして大型化することも考えられるが、狭い車室内
に、床面から棒状のものが高く立設されると、運転の操
作性や居住性を損なうおそれがある。又、従来の車載物
品固定具は、支持ピン56にテレビジョン70をネジ留
め固定する方式であるため、テレビ画面の角度の変更は
容易に行えるが、テレビ画面の角度を、同一に保持した
まま、上下にスライドさせるというような画面の調節操
作は、困難であった。
【0007】
【発明の目的】本発明の第一の目的は、物品の装着が容
易にでき、同一角度を保ったまま物品をスライドさせる
ことができる車載物品の支持固定具を開示することにあ
る。本発明の第二の目的は、取付場所の制約が少なく
て、車室内の平面や曲面をなす位置に自由に固定する事
ができ設置スペースも小さくて済む車載物品の支持固定
具を開示することにある。
【0008】
【発明の構成】本発明の第一の要旨は、下端に車両側へ
の取付部を、上端に後記ボールピンの支承部を内蔵する
頭部を備え、該頭部には、一部に切欠を有する略円筒形
の空隙部と該空隙部の上端開口付近の内径を絞ることに
よって形成した小径部とを有して成るソケットキャップ
と、一端に車両用物品への固定部を備え他端に球体を一
体的に設けて成るボールピンと、及び、前記支承部上に
載置した前記ボールピンの球体を前記ソケットキャップ
によって被包し前記支持ピンを該ソケットキャップの前
記上端開口から突出させた状態において、該ソケットキ
ャップを前記球体に押圧して該球体を前記支承部と前記
小径部との間に挟圧固定する押圧駆動手段とが設けられ
ている車両用物品支持具において、前記固定部が、前記
支持ピンの一端に該支持ピンの直径方向に突設された挟
圧片と、該挟圧片付近の支持ピン外周面に設けた雄ネジ
部と、該雄ネジ部に螺合する挟圧リングとから成り、車
両用物品側に設けられた係合金具を、前記挟圧リングと
挟圧片とによって挟圧することにより、物品を保持する
ことを特徴とする車両用物品支持具にある。
【0009】この支持具は、図2及び図6に一例として
示すような車両用物品75の裏側に設けた長溝77を有
する細長い逆U字形をなす係合金具76を挟圧片と挟圧
リングとによって挟圧することにより、ボールピンの先
端に車両用物品を固定して支持することができる。そし
て、必要に応じて、挟圧リングをゆるめて、係合金具7
6に沿って車両用物品75を上下動させて調節し、再び
挟圧リングによって固定することができる。
【0010】本発明の第二の要旨は、前記第一要旨にお
いて規定される車両用物品固定具において、車両への取
付部が、支承部下端から横方向に延在する取付固定板か
ら成り、該取付固定板は、前記支承部との結合部と該結
合部から放射方向に一体的に延設した複数の可撓接着片
とにより構成されていることを特徴とする車両用物品支
持具にある。
【0011】この支持具は、図1及び2に、その一実施
例として示すように、アルミニウムや銅、これらの合
金、プラスチックなどから成る可撓性薄板から成る接着
片を、ダッシュボード等の表面に、その曲率に合わせて
自由に変形し、接着剤によって密着固定する事ができる
ので、十分な強度の支持固定力が得られる。この場合、
接着片にとって弾性復元力は、接着力を減殺する要因と
なるので、プラスチックよりは、鉄薄板やアルミニウム
片のように接着固定面に合わせて曲げた場合、そのまま
の状態を保ち、復元弾性をほとんど備えていない素材の
ほうが好ましい。接着剤は、両面接着テープでもよく、
更に、ダッシュボード表面に、面ファスナー(固定面の
一方が、弾性繊維のループ群で構成され、他方が、これ
に係止可能なキノコ状頭部若しくは鉤状頭部をもつ弾性
繊維群が植立されて成る面ファスナー)を介して、着脱
自在に取り付け固定することもできる。
【0012】本発明の第三の要旨は、下端に車両側への
取付部を、上端に後記ボールピンの支承部を内蔵する頭
部を備え、該頭部には、一部に切欠を有する略円筒形の
空隙部と該空隙部の上端開口付近の内径を絞ることによ
って形成した小径部とを有して成るソケットキャップ
と、一端に車両用物品への固定部を備え他端に球体を一
体的に設けて成るボールピンと、及び、前記支承部上に
載置した前記ボールピンの球体を前記ソケットキャップ
によって被包し前記ボールピンを該ソケットキャップの
前記上端開口から突出させた状態において、該ソケット
キャップを前記球体に押圧して該球体を前記支承部と前
記小径部との間に挟圧固定する押圧駆動手段とが設けら
れている車両用物品支持具において、前記車両への取付
部が、支承部下端から横方向に延在する取付固定板から
成り、該取付固定板は、前記支承部との結合部と該結合
部から放射方向に一体的に延設した複数の可撓接着片と
により構成されていることを特徴とする車両用物品支持
具にある。
【0013】本発明の第四の要旨は、下端に車両側への
取付部を、上端に後記ボールピンの支承部を内蔵する頭
部を備え、該頭部には、一部に切欠を有する略円筒形の
空隙部と該空隙部の上端開口付近の内径を絞ることによ
って形成した小径部とを有して成るソケットキャップ
と、一端に車両用物品への固定部を備えたボールピンの
他端に球体を一体的に設けて成るボールピンと、及び、
前記支承部上に載置した前記ボールピンの球体を前記ソ
ケットキャップによって被包し前記ボールピンを該ソケ
ットキャップの前記上端開口から突出させた状態におい
て、該ソケットキャップを前記球体に押圧して該球体を
前記支承部と前記小径部との間に挟圧固定する押圧駆動
手段とが設けられている車両用物品支持具において、前
記固定部が、前記ボールピンの軸方向と直交する方向に
伸長する長溝を形成して成る係合金具によって構成され
ており、車両用物品に設けた雌ネジ部に該雌ネジ部に螺
合する固定ネジリングを前記長溝を挿通して螺合して、
該係合金具に固定することを特徴とする車両用物品支持
具にある。
【0014】この支持具は、車両用物品の固定部の構成
が、第一要旨に規定される支持具の場合とは反対に、ボ
ールピン側に、長溝を有する係合金具を設け、これを取
り付けるべき物品側に設けた雌ネジ部に固定ネジリング
によって締付固定する構造をもつことを特徴とするもの
である。第一要旨の支持具と同様に、物品を上下方向に
スライドさせて位置を調節することができる。
【0015】本発明の第五の要旨は、略L状に屈曲する
板体から成り、該板体の屈曲部に関して一側の短片に
は、車両用物品支持具のボールピン先端に設けられた挟
圧片が通過可能なスリットを前記屈曲部に沿って設ける
と共に、該スリットに連通する長溝を前記板体の屈曲部
に関して他側の長片に、その長手方向に沿って形成し、
前記短片には、車両用物品に螺合可能な固定ネジが挿通
する長孔が形成されていると共に、前記長片には、その
板厚方向に前記挟圧片の厚さ以上に突出するスペーサー
が形成されていることを特徴とする前記支持具の車両用
物品との係合金具にある。
【0016】この係合金具は、主として、図7に示すよ
うに底面に雌ネジ部71を備えている物品に、取り付け
ることにより、第一〜第三要旨に規定される支持具の物
品固定部に、係合して取付固定できることを特徴とする
車両用物品取付用係合金具である。以下実施例に基づい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
【実施例1】図1〜2は、本発明の第1実施例を示すも
ので、図1は、これを、平面方向から見たもので、図2
は、そのA−A断面から見た説明図である。本願支持具
1は、下端に、自動車のダッシュボードのように平面或
いは曲面をなす部分への取付部として、取付固定板6が
設けられている。この取付固定板6は、ボールピン2の
球体2aを支承する支承軸5の下端面にネジ6cによっ
て固定されている。支承軸5は、中央部付近に雄ネジ部
5aが刻設されており、該雄ネジ部から上端までは、軸
の直径を段状に小径化して、球体の支承部5bをなして
いる。該支承部の頂部には、球体2aとほぼ曲率を等し
くする凹面部5cが形成されている。
【0018】この小径化された支承部5bの頂部には、
先端に物品の固定部Fを有すると共に、基部に球体2a
を一体的に有するボールピン2が、その球体2aと凹面
部5cとが当接する状態で、載置されている。このボー
ルピン2を、略円筒形のソケットキャップ3が、その上
端開口3b若しくは該開口と連通する切欠部3cからボ
ールピン2を突出させた状態で、球体2a及びその支承
部5bを被包するように、冠着して頭部Hを形成してい
る。ソケットキャップ3は、球体2aより僅かに大きい
内径を有し、その上端開口3b付近の内径を絞ることに
より、球体を前記支承部5bと共に挟圧するための小径
部3aが形成されている。
【0019】また、ソケットキャップ3の下端には、突
縁3dが設けられている。ソケットキャップ3が、球体
2aを被包して嵌着したとき、ソケットキャップ3の下
端、即ち、突縁3dと、支承軸5に設けた段部5cとの
間に僅かの隙間が保たれている。このソケットキャップ
の突縁に、前記雄ネジ部5aと共にソケットキャップの
押圧駆動手段を構成する締付ネジリング4が、係合縁4
aにおいて係合し、且つ、該締付ネジリング4の雌ネジ
部4bが、雄ネジ部5aに螺合している。前記切欠部3
cは、ソケットキャップ3の側壁部の中程に達するよう
に設けた縦方向の切欠部で、前述のように上端開口につ
ながっており、支承軸5の軸方向に対して、ボールピン
の方向を、直角近くまで倒して物品を支持する場合のボ
ールピンの進入路をなす。
【0020】取付固定板6は、アルミニウム製薄板から
成り、他の部分からやや上方に膨出して支承軸5の下端
にネジ6cによって固着されている結合部6aと、該結
合部6aを中心として、掌の様に、放射方向に一体的に
延設された複数(図1においては5枚)の可撓接着片6
b、6b、…とから構成されている。可撓接着片6bの
裏面には、両面接着テープ6eが、その一面において接
着されており、該テープの他面は、剥離自在な接着防止
フィルムによって被覆されている。6dは、必要に応じ
てネジ止めするためのネジ孔である。
【0021】一方、ボールピン2の先端付近は、やや大
径になっており、これに雄ネジ部2bが刻設されてお
り、該雄ネジ部2bの内側には、雌ネジ孔2cが同軸状
に穿設されている。この雄ネジ部2bには、中央を雌ネ
ジ部が貫通している挟圧リング7が螺合している。7a
は、緩み止めと緩衝作用とを果たすゴム弾性板である。
雌ネジ孔2cには、一端に挟圧片8を有するネジ棒が螺
着することにより、ボールピンの軸方向に対して直交す
る方向に突出する挟圧片8が固定されて、物品の固定部
Fが形成されている。挟圧片の形状は、後記する係合片
を挟圧可能な大きさならば如何なる形状でもよい。
【0022】
【作用】上記のような構成から成る支持具は、ダッシュ
ボード上の縁辺に近い位置に、取付固定板6を接着固定
して使用する。固定方法は、先ずダッシュボードの曲面
に合わせて、可撓接着片6bを曲げ、次いで、接着防止
フィルムを剥がして、接着剤面を露出させてダッシュボ
ードに張り付け固定する。次に、支持すべき物品、例え
ば、図2及び図6に示すように、テレビジョン受像機な
どの物品75の裏面に隆起部75aを設け、これに、上
端で逆U字形に一体連結し上下方向に並設された一対の
係合片76a、76aによって長溝77を形成する係合
金具76を、止めネジ78、78、…で固定して、挟圧
片が進入可能な幅だけ該裏面から離れた状態で予め設け
ておく。
【0023】この長溝77にボールピンの先端付近を通
して、一対の係合片76aを挟圧片8と挟圧リング7で
挟んでから、挟圧リング7を締め付ければ、物品75
は、ボールピン先端に固定される。次に、物品75の角
度を定め、締付ネジリング4を、雄ネジ部5aに締め付
ければ、球体2aは、支承部5bとソケットキャップ3
とによって挟圧されて、強固に固定される。運転中のド
ライバーは、ダッシュボード越しに前方を見る。従っ
て、物品が、自動車のボンネットの周縁とドライバーの
眼とを結ぶ視界内に突出すると、ドライバーの前方視界
を妨げる。そのような場合は、挟圧リング7をゆるめ
て、係合金具76に沿って車両用物品75を上下動させ
て調節し、物品を運転視界を妨げない限度で、最も運転
視界に近い位置に移動し、再び挟圧リングによって固定
すれば、運転中に前方から僅かに視線を逸らすだけで、
画面の内容を確認できる。これによって、従来のよう
に、画面確認の度毎に、大幅に減速したり、停車したり
する必要がなくなり、ナビゲーションシステム等の利用
が便利になり、安全性も大幅に向上する。又、運転者の
座高の違いにより必要となる画面の高さの調節も容易で
ある。
【0024】
【実施例2】図3〜4は、着脱自在な係合金具の一例を
示すものである。第1実施例においては、係合金具のみ
で固定できるタイプの物品を示したが、図7に示すよう
に、底面の雌ネジ部71によって、ネジ止めして固定す
るタイプの車両用物品も多い。第2実施例にかかる係合
金具は、この種の物品を実施例1に示すような固定部F
によって固定できるようにするためのものである。
【0025】係合金具10は、略L状に屈曲する板体1
1から成る。該板体11の屈曲部11aからは、水平方
向に短片11bが延在しており、これに、第1実施例に
示した車両用物品支持具のボールピン2の先端に設けら
れた挟圧片8が通過可能なスリット12が前記屈曲部に
沿って設けられている。このスリットの短辺の幅は、挟
圧片8の厚みよりやや広い。該スリット12に連通する
長溝13が、屈曲部11aから垂直方向に延在する長片
11cに、その長手方向に沿って形成されている。短片
11bには、車両用物品70(図7)の雌ネジ部71に
螺合可能な固定ネジ19が挿通する長孔15が形成され
ている。一方、長片11cには、その左右両端縁から板
厚方向に断面L状に屈曲するように延設されたスペーサ
ー16が形成されて成るものである。スペーサー16の
板厚方向の突出度は、挟圧片の厚さより多きければよ
い。16a、17は、物品と係合金具との密着をよくす
るラバーパッキングである。
【0026】この係合金具10を、図4に示すように、
物品70の下面に固定ネジ19によって固定し、スペー
サー16んいよって確保される、長片11cと物品の裏
面72との間の間隙に、挟圧片8をスリット12を通し
て進入させ、長溝13に沿って上昇させ、固定すべき位
置において、挟圧リング7を締め付ければ、物品70
は、実施例1の場合と全く同様に、固定保持される。
【0027】
【実施例3】図5は、本発明の第3実施例の要部を示す
ものである。第1実施例においては、長溝を有する係合
金具は、物品側に固着されており、これに、固定部Fを
締め付けて押圧固定する構造であったが、第3実施例
は、その反対に、ボールピン2の先端に、長溝を有する
係合金具31が、ボールピン2の軸方向と直交する方向
に、伸長するように固定されている。一方、車両用物品
78の裏面には、雌ネジ部材79を予め植設しておき、
この雌ネジ部材79に前記係合金具31の長溝(図示せ
ず)を通して固定ネジリング32を螺合し、締付固定す
るものである。球体2aの支持固定機構は、第1実施例
と全く同じである。
【0028】第1〜3実施例においては、球体の支持機
構は、すべて同一構成のものとして、説明したが、これ
は、従来の他の支持機構(例えば、図7の周溝54の斜
面53と締付ネジ60との組み合わせ構造などを排除す
る意図ではない。同様に、車両への取付部の構成も、図
7に示すように、床面に立設される構成をとることがで
きる場合には、それを含むものである。可撓接着片の形
状や配置等は、必要に応じて、支承軸の回りに、360
度にわたって延在させてもよい。また、球体の支承部の
形状についても、必要に応じて、公知の形状が採用でき
る。
【0029】
【効果】本願の請求項1記載の発明において、車両用物
品支持具の下端に車両への取付部が、可撓接着片によっ
て構成されていると、ダッシュボードなどのように、適
度な平面を持つ部分に、簡単に固定でき、しかも、設置
場所選択の自由度が高く、設置スペースも僅かですむ。
そして、車両用物品支持具の車両用物品取付用係合金具
を着脱自在にすると、車両用物品又は車両用物品支持具
のボールピン先端に係合金具を固定して予め設けておか
なくてもよくなり、ネジ止めして固定するタイプの多く
の車両用物品を着脱自在の係合金具に取り付けネジ止め
固定して、その係合金具をボールピンの一端に備えた固
定部の挟圧リングと挟圧片とによって挟圧することによ
り、車両用物品支持具で物品を保持することができる。
従って、車両用物品が運転視野を邪魔することなく、運
転視野に極めて近接した位置に設置でき、テレビ画面
と、運転視野とを、ほぼ同時に見ることも可能となっ
て、運転の安全性が格段に向上すると共に、テレビ画面
の運転中における視認も容易になる。又、車両用物品の
姿勢の調節が、ボールピンによる調節と係合金具に沿っ
ての移動及び回動という、二様の機構を備えているの
で、自由度が極めて高く、操作も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を平面方向からみた説明図
である。
【図2】図1のA−A断面説明図である。
【図3】車両用物品の取付用係合金具の一実施例を示す
斜視図である。
【図4】図3のB−B断面説明図である。
【図5】本発明の他の実施例の要部を示す説明図であ
る。
【図6】本願支持具を固定するための係合金具の一例を
車両用物品の裏面に取り付けた状態を示す説明図であ
る。
【図7】従来技術の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
H 頭部 F 固定部 2 ボールピン 3 ソケットキャップ 4 締付ネジリング 5 支承軸 6 取付固定板 7 挟圧リング 8 挟圧片 70、70 車両用物品 10、76 係合金具 11 板体 12 スリット 13、77 長溝 16 スペーサー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に車両側への取付部を、上端に後記ボ
    ールピンの支承部を内蔵する頭部を備え、該頭部には、
    一部に切欠を有する略円筒形の空隙部と該空隙部の上端
    開口付近の内径を絞ることによって形成した小径部とを
    有して成るソケットキャップと、一端に車両用物品への
    固定部を備え他端に球体を一体的に設けて成るボールピ
    ンと、及び、前記支承部上に載置した前記ボールピンの
    球体を前記ソケットキャップによって被包し前記ボール
    ピンを該ソケットキャップの前記上端開口から突出させ
    た状態において、該ソケットキャップを前記球体に押圧
    して該球体を前記支承部と前記小径部との間に挟圧固定
    する押圧駆動手段とが設けられ、前記固定部が、前記ボ
    ールピンの一端に該ボールピンの直径方向に突設された
    挟圧片と、該挟圧片付近のボールピン外周面に設けた雄
    ネジ部と、該雄ネジ部に螺合する挟圧リングとから成る
    車両用物品支持具の車両用物品取付用係合金具におい
    て、前記車両用物品取付用係合金具が、略L状に屈曲す
    る板体から成り、該板体の屈曲部に関して一側の片に
    は、車両用物品支持具のボールピン先端に設けられた挟
    圧片が通過可能なスリットを前記屈曲部に沿って設ける
    と共に、該スリットに連通する長溝を前記板体の屈曲部
    に関して他側の片に、その長手方向に沿って形成し、前
    記一側の片には、車両用物品に螺合可能な固定ネジが挿
    通する長孔が形成されていると共に、前記他側の片に
    は、その板厚方向に前記挟圧片の厚さ以上に突出するス
    ペーサーが形成されていることを特徴とする車両用物品
    支持具の車両用物品取付用係合金具。
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