JP3049714U - 竹製眼鏡部品 - Google Patents

竹製眼鏡部品

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JP3049714U
JP3049714U JP1997010975U JP1097597U JP3049714U JP 3049714 U JP3049714 U JP 3049714U JP 1997010975 U JP1997010975 U JP 1997010975U JP 1097597 U JP1097597 U JP 1097597U JP 3049714 U JP3049714 U JP 3049714U
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bamboo
temple
bamboo material
external force
eyeglasses
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JP1997010975U
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Inventor
栄一 青柳
Original Assignee
株式会社アオヤギ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼鏡の各部位に加わる変形外力を吸収してそ
の外力による塑性変形を効果的に防止することができ、
しかも、肌触りや装飾性にも優れた竹製眼鏡部品を提供
すること。 【解決手段】 竹材を繊維方向に沿って所定形状に加工
して成り、この竹材に加わる変形外力を竹材固有の弾力
性によって吸収可能に構成するという手段を採用した。 【効果】 眼鏡の耐久性を向上させることができ、しか
も、掛け心地が良くて優れたデザインの眼鏡が得られ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、眼鏡部品の改良、更に詳しくは、眼鏡の各部位に加わる変形外力を 吸収してその外力による塑性変形を効果的に防止することができ、しかも、肌触 りや装飾性にも優れた竹製眼鏡部品に関するものであり、特に眼鏡のテンプルに 適する。
【0002】
【従来の技術】
眼鏡部品の素材としては、チタン、ニッケル・チタン系合金、ニッケル・銅系 合金、ステンレス鋼等の金属や、アセテート、セルロイド、ポリカーボネート等 のプラスチックが一般的に使用されている。これらの素材には、弾性、強靱性、 装飾性、肌触りの良さ等の種々の性質が必要とされる。
【0003】 このような素材に必要とされる性質のうち弾性は、眼鏡に加わる衝撃や振動等 の変形外力を吸収して耐久性を増大させるのに重要な性質である。そこで、種々 の高弾性素材が開発されており、例えばニッケル・チタン系超弾性合金がある。 ところが、かゝる超弾性合金は高価であるうえに、その接合等の加工が難しいと いう問題があった。
【0004】 また、上記の弾性に加えて肌触りや装飾性等の複数の性質を眼鏡部品に兼ね備 えさせるためには、その眼鏡部品に肌触りの良いクッション材を被装したり、メ ッキ等の表面処理を施したりする工程を別個に行う必要があり、手間が掛かって 製造コストが高価になるという問題があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の眼鏡部品に上記の如き問題があったことに鑑みて為されたも のであり、眼鏡の各部位に加わる変形外力を吸収してその外力による塑性変形を 効果的に防止することができ、しかも、肌触りや装飾性にも優れた竹製眼鏡部品 を提供することを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照 して説明すれば、次のとおりである。
【0007】 即ち、本考案は、竹材を繊維方向に沿って所定形状に加工して成り、この竹材 に加わる変形外力を竹材固有の弾力性によって吸収可能に構成するという手段を 採用することによって、上記課題を解決した点に特徴がある。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を添附図面に示す実施形態に基いて更に詳しく説明する。なお、 図1は本考案の実施形態である眼鏡の分解斜視図、図2は本実施形態眼鏡の斜視 図、図3は本実施形態眼鏡のテンプルに外力が加わった状態を示した部分平面説 明図である。
【0009】 図面上、符号1で指示するものは、眼鏡装着者の耳に掛けるべきテンプルであ る。このテンプル1は、竹材を繊維方向に沿って板厚の薄い細長プレートに切削 加工されたものであり、このプレートの先端近傍は下側に湾曲されている。そし て、テンプル1の基端側には止孔11・11が板厚方向に貫通形成してあり、テンプ ル1外側の可視面には菱形および円形の象嵌模様12・12・・・・が施してある。
【0010】 このように上記テンプル1の素材として竹材を繊維方向に沿って切削加工した ものを利用しているので、テンプル1は竹材固有の靱やかな弾力性を呈して、テ ンプル1に加わる衝撃や振動等の変形外力を当該弾力性によって効果的に吸収す ることができる。
【0011】 符号2で指示するものは、前記テンプル1の先端に被装されたモダンであり、 合成樹脂材でキャップ状に作製してある。
【0012】 符号3で指示するものは、前記テンプル1の長さを調節できるアジャスト部材 であり、テンプル1基端を挿入可能な筒状に作製してある。この筒状アジャスト 部材3の外側には横長のスリット31が穿設してあり、内側には複数のネジ孔32・ 32・・・・が並設してある。符号4で指示するものは、前記アジャスト部材3に挿入 したテンプル1を止着するための止着部材であり、本実施形態では小ネジを使用 している。そして、前記テンプル1をアジャスト部材3に挿着する際には、テン プル1基端をアジャスト部材3の筒内に所要長さだけ挿入してテンプル1の長さ を調節しつゝ、そのテンプル1基端の各止孔11にアジャスト部材3外側のスリッ ト31から止着部材4・4をそれぞれ挿通し、各止着部材4をアジャスト部材3内 側の対応する各ネジ孔32に螺着する。すると、図2に示すように、適度な長さの テンプル1が得られる。
【0013】 そして、符号5で指示するものは、左右一対のレンズである。これらレンズ5 ・5が左右のリム6・6で各々把持されており、これら各リム6がブリッジ7に て連繋されている。また、前記リム6・6の外端縁から智8・8が後方へ持ち出 されており、これら各智8の先端部に前記テンプル1が蝶番を介して折畳み自在 に連結されている。
【0014】 上記の如く作製された本実施形態眼鏡は、テンプル1が竹材で構成されている ので、図3の矢印に示すように、テンプル1が外側拡開方向へ変形外力を受けて も、竹材固有の靱やかな弾力性によって当該外力を吸収せしめて、テンプル1の 塑性変形を効果的に防止することができ、眼鏡の耐久性向上を図れる。
【0015】 また、竹材から成るテンプル1は、眼鏡装着時における耳裏への肌触りが温か くてソフトで非常に掛け心地が良いうえに、特定の人に生じる金属アレルギーの 心配もない。さらに、竹材自体の筋模様が優れたデザインとなり、テンプル1外 側の可視面に施した象嵌模様12・12・・・・と相俟って装飾性の向上を一層図ること ができる。
【0016】 本考案の実施形態は概ね上記のとおりであるが、本考案は前述の実施形態に限 定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種 々の変更が可能であって、例えば、本実施形態においては、テンプル1に竹材を 使用した例を示したが、テンプル1以外にブリッジ7や智8に竹材を採用するこ とも可能であり、このような変更態様も本考案の技術的範囲に属することは言う までもない。
【0017】
【考案の効果】
以上実施形態を挙げて説明したとおり、本考案にあっては、眼鏡部品が竹材で 構成されているので、その眼鏡部品に加わる衝撃や振動等の変形外力を竹材固有 の靱やかな弾力性によって吸収せしめて、その外力による塑性変形を効果的に防 止することができ、眼鏡の耐久性向上を図れる。
【0018】 また、竹材から成る眼鏡部品は、眼鏡装着時における接触部位の肌触りが温か くてソフトで非常に掛け心地が良いうえに、特定の人に生じる金属アレルギーの 心配もない。さらに、簡単な彫刻機によって彫込み加工ができるので、象嵌装飾 も比較的安価に施すことができるのに加えて、その象嵌模様と竹材自体の美しい 装飾模様とが相俟って優れたデザインの眼鏡が得られる。したがって、眼鏡分野 における実用価値は頗る大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態である眼鏡の分解斜視図であ
る。
【図2】本実施形態眼鏡の斜視図である。
【図3】本実施形態眼鏡のテンプルに外力が加わった状
態を示した部分平面説明図である。
【符号の説明】
1 テンプル 11 止孔 12 象嵌模様 2 モダン 3 アジャスト部材 31 スリット 32 ネジ孔 4 止着部材 5 レンズ 6 リム 7 ブリッジ 8 智

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹材を繊維方向に沿って所定形状に加工
    して成り、この竹材に加わる変形外力を竹材固有の弾力
    性によって吸収可能に構成したことを特徴とする竹製眼
    鏡部品。
  2. 【請求項2】 竹材を繊維方向に沿って所定形状に加工
    して成り、かつ、可視面には適宜の象嵌加工が施されて
    いる請求項1記載の、竹製眼鏡部品。
  3. 【請求項3】 竹材がテンプル形状に加工されている請
    求項1または2記載の、竹製眼鏡部品。
JP1997010975U 1997-12-12 1997-12-12 竹製眼鏡部品 Expired - Lifetime JP3049714U (ja)

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