JP3049709U - ロールペーパホルダーの正面板及び表装ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のロールペーパホルダーの外観的印象の
転換及びロールペーパを直ぐ摘持できる状態を常時保持
すると共に、使用時にはペーパを引き出しながら畳み、
適度な箇所で切断するまでの過程を片手操作にて行える
ことを目的とする。 【構成】 従来のロールペーパホルダーの左右両側面を
囲い、ロールペーパを引き出す正面をペーパ通路６、折
り畳み孔７、カッター８を有する正面板４で囲い、上部
は開閉自在の天蓋で囲い、下部は開口１１とする。ロー
ルペーパホルダーは上記記載の構成を本体として形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

ロールペーパホルダーから引き出したロールペーパの端部を直ぐ摘持し引き重 ねながら適度な箇所で切断するまでの過程を片手操作で行える正面板。前記記載 の正面板と一体に成り形成されたロールペーパホルダーを囲う表装ケース。前記 記載の正面板又は、表装ケースと一体と成り形成されたロールペーパホルダー。

【従来の技術】

従来のロールペーパホルダーは構造や、機能、材質等を露出した状態でトイレ 等に設置されている。技術に於いては、ガイド板１６は、ロールペーパ１５の上 部に被さって、その先端のガイド板端縁１７は、カッターとして常時ロールペー パの周辺に接触しており、引き出すロールペーパは、ガイド板端縁１７を擦りな がら繰り出さてくる。繰り出されたロールペーパの切断は、その繰り出されたロ ールペーパを片手で持ち、もう一方の手でガイド板１６の上を押さえ、ガイド板 端縁１７に対して、ペーパを折り返し状に反転させ、そのままガイド板端縁に沿 って切断するが、その時ロールペーパホルダー側の切断されたロールペーパの端 部は、ガイド板端縁１７の内側となってしまう為、再度ロールペーパを繰り出す ためには、ガイド板１６を片手で持ち上げ、もう一方の手でその内部のロールペ ーパ切断端部を、手指で摘持し引き出さなければならず、又、ガイド板の内側と なったロールペーパ切断端部が本体のロールペーパに貼り付く事もあり、その場 合、ロールペーパ本体を繰る繰る回転させながら、切断端を探さなければならず 、常時両手を必要とし、その作業は煩雑で片手にては行えない。

【考案が解決しょうとする課題】

従来のロールペーパホルダーは、その材質や機構等を、そのまま露出した状態 で設置されている点。ロールペーパを摘持し引き出しながら、適度の大きさに折 り畳み重ねて切断するまでの一連の作業に対し、両手が必要であり片手操作が困 難である点。トイレットペーパの減少と共に、ガイド板１６が前下方向へと傾斜 するので、トイレで手元で必要とする薬類、女性のナプキン、小物類等の一寸し た台にならず不自由な点。

【課題を解決するための手段】 まず上端近傍にペーパ通路６を、下部に折り畳み孔７を、下辺縁際にカッター ８を有する正面板４をロールペーパホルダーのロールペーパ１５を引き出す前面 に向かって正面に備える。壁面に取り付けてあるロールペーパホルダーの壁面接 着面を除いた左右両側面を、側面板３、３で囲い、ロールペーパを引き出す前面 を前記正面板４で囲い、上部１０を開閉自在の天蓋１３で囲うことにより成る表 装ケース１内にロールペーパホルダーを収め下部開口１１とする。前記記載の正 面板４又は、表装ケース１が一体と成り形成されたロールペーパホルダー１８。

【実施例】

図面により一実施例を説明すると、ロールペーパホルダー表装ケース１は、室 内の壁面等に、ビス２ｂを介して固定するビス孔２ａを備える一対の背面板２、 ２と、両背面板の両側縁より正面側に突き出す側面板３、３と、両側面板を正面 側でつなぐ正面板４とを備え、これらを合成樹脂等により、一体的に成形し上部 １０、下部１１をともに開口している。前記正面板４及び一対の側面板３、３は 合成樹脂製とする他、適宜、木製、紙製、板金製、プラスチック製等種々の材料 とすることもできる。前記側面板３、３の上辺３ａに対し下辺３ｂの幅を広くし て、正面に向かって上部より下部へと前方に向かって傾斜５を持たせる。前記正 面板４は上端部辺りに於いて、横方向にロールペーパの横幅よりやや長い寸法の 、細長いペーパ通路６を形成し、下辺縁際にはペーパのカッター８を設ける。該 カッターは図面では鋸歯を形成しているがナイフエッジ状としてもよい。下部に 折り畳み孔７を形成する。上部１０開口は開閉自在の天蓋１３を設ける。まず表 装ケースの一対の背面板２、２を壁面等に取り付けてあるロールペーパホルダー の左右両側而の両外側の壁面際近傍の壁面に位置を定め高さはペーパホルダーガ イド板１６の上部に適度の空き間１２を持たせた高さの位置に定めビス２ｂを介 して一対の背面板２、２を、各々のビス孔２ａより定めた壁面に固定設置する。 この場合ビスの他に、接着剤等でも固定設置できる。これによりロールペーパホ ルダーは、周囲を囲われ表装ケース１の内部に位置する。表装ケース内のロール ペーパホルダーへの、ロールペーパ１５の取り付けは、上部１０開口よりロール ペーパホルダーのガイド板１６を上に興し通常の方法で取り付けると、同ガイド 板１６は、取り付けたロールペーパ１５の上に被さっている。この被さったガイ ド板１６の下よりロールペーパの先端部を摘まみ出し、該ガイド板端縁１７にて 折り返し状に上に向かって反転させ、正面板４の裏側よりペーパ通路６を通し、 正面板の表側に引き出すと、ロールペーパ端部９は、正面板４の表面前に垂下す る。ここで上部１０の開口は天蓋１３で囲い設置は完了する。ロールペーパの使 用方法は垂下したロールペーパの端部９を、摘持し引き出せば、表装ケース内の ロールペーパ１５よりガイド板端縁１７とペーパ通路６を擦りながら繰り出され てくる。この時、ロールペーパ１５の上に被さったガイド板の重みの押圧は、ペ ーパを引き出す時の、適度な引き力を生む。引き出したロールペーパは、手の平 に乗せたまま正面板の下部端縁カッター部８を介して、ペーパを折り畳みながら 下部１１開口より正面板の裏側にペーパと手を共に添えると、新たに正面板の表 面前に繰り出されてきているペーパを、表側より親指で押さえ折り畳み孔７で、 表裏のペーパをそのまま摘時し、引き出す。引き出したペーパは再度手の平に乗 せたまま、正面板の端縁カッター部８を介して、先に折り畳んだペーパの上に重 ねて再び折り畳みながら、下部開口より正面板の裏側へペーパと手を添える、と いった後はこの同作業を繰り返すことにより必要量を折り畳めば、下辺のカッタ ー部８に沿って引き切る。これにより分離された本体表装ケース１側のロールペ ーパ切断端部９は、上部のペーパ通路６より下辺のカッター部８に至る正面板４ の表面前に垂下した状態として在るので、常時ロールペーパ端部９は使用に際し 、直ぐ摘持できる状態を保持することができる。従ってロールペーパの使用作業 を片手にて迅速に行うことができる。天蓋１３は本考案ケース１内のロールペー パホルダーに、ロールペーパ１５の取り付け作業を行う為、開閉自在とする。又 ロールペーパの消費量が、外部より少しでも容易に判るよう透明性のある透視窓 １４を備えることが好ましい。天蓋上は、トイレで手元で必要とする女性のナプ キンや薬類や小物類等を、一寸置く台として活用できる。ロールペーパホルダー の表装ケースにおいては、様々な形、材料、デザイン、色彩等に工夫を凝らせば 、装飾的効果を発揮させ、従来のロールペーパホルダーの外観、印象が転換する 。従ってトイレ室内の雰囲気も転換する。下部開口は、ロールペーパの折り畳み 作業に必要でありロールペーパホルダーには下からロールペーパを取り付ける物 もあるためである。本考案の正面板４、又は表装ケース１が一体として形成され たロールペーパホルダー１８に関する実施例は、上記、記載と同じである。

【考案の効果】

本考案の表装ケースは、構造そのものに様々な形、デザインの工夫や、材料、 色彩等に工夫を凝らせば、鮮やかな、或いは爽やかな、或いは落ち着いた感じ等 室内の雰囲気づくりと共に装飾的効果を多種多様に発揮することができる。機能 的効果としては、ロールペーパの使用に当たっては常時ロールペーパ切断端部が 正面板の表面前に在るので、直ぐ摘持でき引き出しながら折り畳み孔で必要量折 り畳むと、下辺のカッター部に沿って引き切る作業が片手でできる。仮に使用者 が他方の片手に障害を有していてもペーパの摘持から、引き出しながら折り畳み 切断するまでの一連の作業を容易に行えるという効果を有する。しかも使用者に おいては予め折り重ね畳んだ必要量のペーパの厚みを知得し、確認した後に切断 して使用できるので、ペーパの無駄使いを防止でき省資源に寄与できるという効 果がある。天蓋に於ける効果は天蓋上を、小物台としてトイレ等手元で必要とす る女性のナプキンや薬類等、又、本等、持ち込む場合それらの置き場となり、何 かと便利に活用できるものである。本考案の正面板、或いは表装ケースが一体と して形成されたロールペーパホルダーに関する効果は、上記、記載と同じである 。従来のロールペーパホルダーは、表装ケース内に在ってその本来の働きを、現 状のまま生かしながら外観的印象の転換とロールペーパの片手操作機能に転換す ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】天蓋の斜視図である。

【図２】ロールペーパホルダーの表装ケースの上下開口
の斜視図である。

【図３】従来のロールペーパホルダーに、表装ケースを
取り付けた側面断面図である。

【図４】表装ケース、正面板を一体として形成されたロ
ールペーパホルダーである。

【図５】ロールペーパの垂下している正面板の正面図で
ある。

【図６】正面板の一例である。

【図７】正面板の一例である。

【符号の説明】

１ 表装ケース ２ 背面板 ２ａ ビス孔 ２ｂ ビス ３ 側面板 ３ａ 上辺 ３ｂ 下辺 ４ 正面板 ５ 傾斜 ６ ペーパ通路 ７ 折り畳み孔 ８ カッター ９ ロールペーパ端部 １０ 上部 １１ 下部 １２ 空き間 １３ 天蓋 １４ 透視窓 １５ ロールペーパ １６ ガイド板 １７ ガイド板端縁 １８ ロールペーパホルダー １９ ロールペーパの軸受け

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ロールペーパホルダーのロールペーパを
   引き出す前面を囲う、下部に切り抜きの折り畳み孔
   （７）を有する正面板。
2. 【請求項２】 ロールペーパホルダーのロールペーパを
   引き出す前面を囲う、上端近傍に横方向の細長い切り抜
   きのペーパ通路（６）と、下部に請求項１に記載の折り
   畳み孔（７）と、下辺縁際にカッター（８）を有する正
   面板（４）。
3. 【請求項３】 壁面に取り付けてあるロールペーパホル
   ダーの壁面接着面を除いた左右両側面を側面板（３、
   ３）で囲い、ロールペーパを引き出す前面を請求項１又
   は２に記載の正面板（４）で囲い、上部を開閉自在の天
   蓋（１３）で囲うことにより成るロールペーパホルダー
   の表装ケース（１）。
4. 【請求項４】 請求項１又は２に記載の正面板が一体と
   成り形成されたロールペーパホルダー。
5. 【請求項５】 請求項３に記載の表装ケースが一体と成
   り形成されたロールペーパホルダー。