JP3049684U - 回転昇降食台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 障害者が自力採食出来るように、口唇に食器
の縁を合わせる。 【構成】 夫々に螺子を有する台板と天板を螺着し、指
で引っ掛けることで食器の縁を口唇に合わせる回転昇降
食台。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は身体に障害を有する人間の口唇の位置に食器面を適合させて、自力で 食事をし易すくする食台に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は一般に障害者が持ち易すいように工夫したスプーンなどで食品をすくい 、障害者の口唇まで持ち上げて採食していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の採食方法では障害の部位、程度によっては口唇まで食物を持ち上げられ ないことがある。 例えば脊椎障害者は屈めない、前腕障害者は手を曲げられな い等で自力採食が困難と言う問題が有った。

【０００４】 本考案はこのような問題を或る程度解決すべく考えたものであり、食器の縁を 障害者の口唇の位置に合わせ、スプーン等で食物を口中に滑入することで自力採 食するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

食器を並べたトレーを乗せて、使用者が指で回すことで食器の縁を口唇の位置 に合わせられる回転昇降自在の食台を設置する。

【０００６】

【作用】

上方に螺子を有する台板に、下方に螺子を有し上面に回転板を設置した天板を 螺着し、該天板に食器を並べたトレーを乗せ、天板を回すことで食器の縁を口唇 の位置に合わせ、食物をスプーン等で口中に滑入することで自力採食する。

【０００７】

【実施例】 本考案の回転昇降食台の実施例について、図１及び図２を参照して説明する。 図１は本考案品の組立断面図、図２は本考案品の使用説明図である。 １は台 板で上面上方に向けて雌螺子２を有する突起３を形成し、該螺子に適合する雄螺 子４を下面下方に向けて形成した天板５を螺着し、該天板の上面中央部に回転板 ６、下面に指掛け突起７を設ける。

【０００８】 図２に示すように天板５の上に食器を並べたトレー８を置き、指掛け突起７を 指で引っ掛け回すと天板が昇降し、且つ回転板６で食器を口唇の位置に自分で簡 単に合わせられるので、スプーン等で食物を口中に滑入出来る。

【０００９】

【考案の効果】

本考案品は上述の通り構成されており、図２のように食器を並べたトレーを乗 せることで次に記載する効果が得られる。

【００１０】 トレー及び天板を指で回すことで食器を食べ易い位置にすることが出来る。 そして、自力で採食できる。

【００１１】 図示しないが乾電池・モーターを組み入れて電動化し、重度の障害者でも自力 採食出来る。

【００１２】 使用済み後、分解し洗浄・滅菌が簡単に出来る。

【００１３】 ベッドテーブルに乗せて本台に洗面具を置き、回転昇降して自力で歯磨き・洗 面を容易に行なうことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案品の組立断面図である。

【図２】本考案品の使用説明図である。

【符合の説明】

１ 台板 ２ 雌螺子 ３ 突起 ４ 雄螺子 ５ 天板 ６ 回転板 ７ 指掛け突起

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】 台板１の中央部に螺子２を有する突起
   ３を設け、該螺子にはめ合う螺子４を下面下方に有する
   天板５を回動昇降自在に螺着し、該天板の中央部に回転
   板を設けたことを特徴とする回転昇降食台。