JP3213737U - ポータブル回転膳 - Google Patents

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悠子 村西
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Abstract

【課題】身体の不自由な方が、出来るだけ人の手を煩わすことなく、人として気兼ねなく自分の意志によって食事ができる、ポータブル回転膳を提供する。【解決手段】ポータブル回転膳は上部回転膳と土台6からなり、取り外し可能な中仕切りに接する上部回転膳の周縁部の幅広部10に、つかみやすく回転しやすいストッパーを兼ねた取手を設け、軸受板となる土台6の中空パイプ7に、上部回転膳の下へ突き抜けるように取り付けた回転支持棒3を差し込み、回転支持棒の下部には、回転時に必要な空間を残し、左右自在に回転させる事が出来るように構成されている。【選択図】図2

Description

本考案はいずれの人にも使用可能ではあるが身体の不自由な人の場合に備えたポータブル回転膳に関する。
一つの回転盆に品数に応じて皿等に盛り提供されている回転式配膳台はこれまで見ることはある。身体の不自由な方など出来るだけ自分で食事を容易にするため、食器の数々を載せるのではなく回転膳を器として中仕切りによりお惣菜を盛り付け取手で向こう側にある食材を手前に移動させる事が出来るものである。
特開2014−176524号公報
回転盆を目にすることはあるが、どのような食事時の形態であれ介添えが付き食事に於いての不自由さが何倍にも辛く、介護する人に気兼ねすることも大変である。出来るだけ自分の意志で自由に食事が出来ることが望ましい。
本考案のポータブル回転膳は、膳に6か所程の中仕切りを設け、食事の折、回転膳の上に数種類のお惣菜を盛り付けて提供する。器は使用しない。身体の不自由な人の場合、お膳の向こう側にあるお惣菜を手前に引き寄せることは困難であり、介添えが必要となる。
ポータブル回転膳には、中仕切りが接する周縁部の数ヶ所に取手を設け不自由な身体でも軽く膳を左右に回転させることにより向こう側のお惣菜を手前に移動させ食することができる。
取手の動きはラセン状棒にねじ込むため真横、真縦方向等自在であり取手の平面部に味気ない食事時間を少しでも楽しく富士山、桜、ウサギ、亀、5+3等、色付け裏、表に表せば取手は使用後取り外し可能な為、毎日違う柄を楽しむ事が出来、身近な物に目がいくことに認知症の予防の一助となる。
回転は上部回転膳の下部に取り付けた回転支持棒(回転支持部)を軸受板となる土台の中空パイプ(回転支持受部)に入れて回転させることが出来る。中仕切りはお惣菜の量などで取り外し可能である。軸受板となる土台の下にゴム等つけるとより安定感が増す。
上述のようにポータブル回転膳は、子供から身体の不自由を感じる幅広い人に利用可能である。又人の手を借りず出来ることに自信がつき、人生の大切な食の時間の楽しみを気兼ねなく送る事が出来る。取手の平面部には、色のはいった絵柄などあしらえば、毎日の事である頭の運動の手助けとなり認知症予防の一端を担えるでありましょう。回転膳が食器のため、また中仕切り、取手は取り外し可能なため食後の洗浄が楽であり非常に衛生的ある。
本考案のポータブル回転膳の実施例を示す斜視図である。 ポータブル回転膳の膳下の回転支持棒と軸受板となる土台を示す斜視図である。 ポータブル回転膳の周縁部の幅広部から出る取手を示す図である。
ポータブル回転膳は、中仕切り、取手、ポータブル回転膳、軸受板となる土台がすべて着脱出来る衛生的なお膳である。以下の実施例に記載した数字はあくまで1つの例であり本考案はこれらの数字に限定されるものではない。
1は、本考案のポータブル回転膳であり、2は上部回転膳を示し、3は上部回転膳2を支え回転させる回転支持部となる回転支持棒であり、上部回転膳2の中心から下へ突き抜けている。4は取り外し可能な中仕切り、5は上部回転膳2を左右に回転させる取手、6は上部回転膳2の軸受板となる土台であり、7は軸受板となる土台6の中心に設けられた上部回転膳2からの回転支持棒3を差し込むための回転支持受部となる中空パイプである。中空パイプ7の下5mm程度は、上部回転膳2の左右回転の為、回転支持棒3はそこまでで止める。8は上部回転膳2の周縁部の幅広部10から外側へ延びたラセン状棒である。ラセン状棒8には螺旋状に溝が形成されており取手5がねじ込まれている。こうすることで、取手5がラセン状棒8から取り外し且つ回転可能となり、取手5の向きを自由に変えるこが出来る。9は上部回転膳2の周縁部の幅狭部であり、10は上部回転膳2の周縁部の幅広部である。11は取手5の平坦部である。平坦部(11)の表または裏には富士山、桜、ウサギ、亀、5+3等の色付き文字や絵柄が描かれている。
上部回転膳2の直径は、28cmら30cmする。上部回転膳2の中心には、直径5cmの回転支持棒3が設けられ、上部回転膳2から下へ突き抜けている。上部回転膳2から延びる回転支持棒3の長さは2cm、軸受板となる土台6の中空パイプ7の長さは2.5cmし、土台6に接する中空パイプ7の下から0.5cmは左右に軽く回す事のできる遊びとして残す。土台6から上部回転膳2までの高さは、高くても6cmとする。
上部回転膳2の中心の回転支持棒3から5mm離し、又上部回転膳2の周縁部からも5mm離して、中仕切り4を上からはめ込むようにする。中仕切り4の回転支持棒3に接する部分の横幅は5mm、周縁部の幅広部10に接する部分の横幅は1cmとする。このように、中仕切り4の幅広部10に接する部分の横幅を回転支持棒3に接する部分の横幅より広くすることで、ラセン状棒8を幅広部10に取り付けるために上部回転膳2の周縁部内側から打ち込まれる釘などを隠すことができる。上部回転膳2の周縁部の中仕切り4が接する幅広部10の高さは2cm、それ以外の幅狭部9の高さは、それぞれのお惣菜が取りやすいように1cmから1.5cmとする。
幅広部10の内側から、外径5mm、長さ2cmのラセン状棒8を外側まで通し2cm幅の取手5を差し込む。この取手5は上部回転膳2のストッパーの役目もし、ラセン状棒8はどの部分でも、どの方向でもとめる事が出来る。軸受板の土台6の直径は、30cmから32cmとして上部回転膳2よりも外に出ることで安定感を与える。土台6の厚みは1cmとし、動きを少なくするために裏に滑り止めを補足してもよい。
なお、上記実施例では回転支持部を回転支持棒3とし、回転支持受部を中空パイプ7としたが、回転支持部を中空パイプとし、回転支持受部を回転支持受棒としてもよい。また、回転支持部と回転支持受部をともに棒状とし、例えば回転軸受で回転できるような構成としてもよい。
本考案のポータブルタブル回転膳は病院、介護施設、身体の不自由な方や幼児の食事用の道具として利用大である。又取手は単品にて提供すれば絵柄のバリエーションも多く頭の活性化に役立つことと理解する。
1 ポータブル回転膳
2 上部回転膳
3 上部回転膳を支え回転させる回転支持棒(回転支持部)
4 取り外し可能な中仕切り
5 上部回転膳を回す取手
6 軸受板となる土台
7 上部回転膳の回転支持棒を入れる中空パイプ(回転支持受部)
8 上部回転膳の周縁部の幅広部に取り付けるラセン状棒
9 上部回転膳の周縁部の幅狭部
10 上部回転膳の周縁部の幅広部
11 取手の平坦部

Claims (3)

  1. 上部回転膳(2)と、上部回転膳(2)の中央に下へ突き抜けた回転支持部(3)と、上部回転膳(2)が左右に回転するように回転支持部(3)が差し込まれる軸受板の土台(6)から立ちあがる回転支持受部(7)と、上部回転膳(2)に取り外しができるよう設けられた中仕切り(4)と、中仕切り(4)が接する上部回転膳(2)の周縁部の幅広部(10)から外側へ延びたラセン状棒(8)と、ラセン状棒(8)にねじ込まれ取り外し且つ回転可能な取手(5)とを備え、身体の不自由さに合わせて取手(5)の向きを変えるこが出来ることを特徴とするポータブル回転膳。
  2. 上部回転膳(2)の周縁部の幅広部(10)に取り付けるラセン状棒(8)にねじ込まれた取手(5)は平坦部(11)を有し、平坦部(11)の表または裏には文字や絵柄が描かれていることを特徴とする請求項1に記載のポータブル回転膳。
  3. 取り外し可能な中仕切り(4)の上部回転膳(2)の周縁部の幅広部(10)に接する部分の横幅は、回転支持部(3)に接する部分の横幅より広くすることを特徴とする請求項1に記載のポータブル回転膳。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109998837A (zh) * 2019-04-17 2019-07-12 李文彦 一种临床护理用托架

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