JP3049429B2 - 加工機の制御装置 - Google Patents

加工機の制御装置

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JP3049429B2
JP3049429B2 JP10324507A JP32450798A JP3049429B2 JP 3049429 B2 JP3049429 B2 JP 3049429B2 JP 10324507 A JP10324507 A JP 10324507A JP 32450798 A JP32450798 A JP 32450798A JP 3049429 B2 JP3049429 B2 JP 3049429B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動で細長い加工
材を所定位置に位置決めし、該加工材を所定ピッチで切
断したり、所定位置に孔明けあるいは溝加工したりする
加工機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、細長い加工材を所定位置に向け
て移送する移送体の送りモーター、及び前記加工材を加
工するための工具を駆動する工具駆動装置を制御装置に
より所定の順序で駆動制御することにより、上記加工材
の寸断、孔明けあるいは溝加工等を自動で行い、寸断し
た後の加工材の端部残材の排出、あるいは孔明け、溝加
工した加工品の排出は、別途装備した排出装置により外
部に排出するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、端
部残材あるいは加工品の排出に専用の排出装置を要する
ので高価になるとともに大型になる欠点があった。本発
明は加工材を移送する移送体により端部残材あるいは加
工品を排出することにより、上記欠点を解消した新規な
加工機の制御装置を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、移
送体(12)を介して加工材(W)を一方向に向けて
送位置決めする送りモーター(14)と、移送位置決
めされた加工材(W)を加工する工具(7)を駆動する
工具駆動装置(2)とを設け、加工種別、前記送りモー
ター(14)の駆動量、該送りモーター(14)及び前
記工具駆動装置(2)の駆動順序等を設定するコース設
定部(25)と、前記移送体(12)の加工材送り面側
に設けた補助駒(13)の寸法を入力し、該補助駒(1
3)の加工材送り面位置の現在値が加工基準位置(P
0 )からの実寸になる如く、前記コース設定部(25)
で設定された送りモーター(14)の駆動値を連動補正
することができる駒補正値設定部(28)と、前記移送
体(12)が加工終了時の位置から排出位置に移動する
移動量を設定するケリ出し位置設定部(27)とを設
け、該ケリ出し位置設定部(27)のデーターに基づい
て前記コース設定部(25)で設定された送りモーター
(14)の駆動態様を補正することができる補正部(2
6)と、この補正部(26)のデーターに基づいて前記
送りモーター(14)及び工具駆動装置(2)に駆動指
令を発する駆動指令部(29)とを設ける構成にしたも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基いて説明する。図において、図1は本発明の実施例を
示す装置全体の略画した平面図、図2は図1の正面図で
ある。図1、図2において、1Aは細長い加工材を所定
ピッチで切断する切断加工機であり、工具を駆動させる
工具駆動装置2、加工材Wを所定位置に移送する移送装
置10、該移送装置10及び上記工具駆動装置2を駆動
制御する制御装置20を有してなる。
【0006】上記工具駆動装置2は、フレームの左部側
に配置されるもので、図2に示すように、昇降シリンダ
ー3によって上下動される昇降ベース4に主軸5及び該
主軸5を回転させる工具モーター6を取付け、上記主軸
5の左端部に切断用の丸鋸(工具)7を取り付けてな
り、上記昇降シリンダー3を伸縮作動させることによ
り、上記丸鋸7を上面のテーブル8に対して上下方向に
出没させる。
【0007】上記移送装置10は、図1に示すように、
フレームの背面側にねじ軸11を左右方向に延長配置
し、該ねじ軸11に加工材Wを押圧移動させる移送体
(ストッパー)12を正面方向に突出させてねじ嵌合さ
せ、上記ねじ軸11をフレームの右端部に取付けた送り
モーター14に連結し、この送りモーター14を介して
上記ねじ軸11を正逆回転させて移送体12を左右方向
に移動させる。13は上記移送体12の左面(加工材の
押圧面)側に着脱可能に取付けた補助駒であり、ねじ軸
11を丸鋸(工具)7の左方(排出位置)まで延長させ
ることができない場合に、この補助駒13を取付けるこ
とにより、端部残材あるいは加工品の右端を上記丸鋸7
より左方に排出できるようにする。
【0008】15はねじ軸11の回転数(回転角度)を
検出するエンコーダーであり、この検出値は制御装置2
0に入力されるようになっている。16はテーブル8の
右部側に配置した加工材W支持用のローラーコンベア、
17は加工位置(丸鋸7の上部)に到来した加工材Wを
テーブル8に押圧固定するクランプである。
【0009】上記工具駆動装置2及び移送装置10は制
御装置20によって制御される。この制御装置20は、
操作盤24部で設定された加工種別、送りモーター14
及び前記工具駆動装置2の駆動順序、駆動値等の制御プ
ログラムを記憶するメモリー21、このメモリー21に
記憶された制御プログラムに基づいて演算したり所定の
制御信号を出力したりする中央処理部(CPU)22、
操作盤24で設定される設定信号、エンコーダー15、
各センサーの信号等をCPU22に入力したり、CPU
22からの制御信号を送りモーター14及び前記工具駆
動装置2等に出力する入出力部23を有する。
【0010】図3は上記制御装置20の機能構成を示す
ブロックである。図3において、25は加工種別、上記
送りモーター14の駆動量、該送りモーター14及び上
記工具駆動装置2の駆動の順序等を設定するコース設定
部、26は補正部であり、後述するケリ出し位置設定部
27、駒補正値設定部28のデーターに基づいて上記コ
ース設定部25で設定された送りモーター14の駆動態
様を補正する。上記ケリ出し位置設定部27は、移送体
12を加工終了位置から排出位置に移動させるために必
要なデーターを上記補正部26に出力し、加工材Wの加
工が終了した後に送りモーター14を駆動させて移送体
12を図1において工具7の左方に移動させ、加工の終
了した加工材W(端部残材)を排出する。
【0011】上記駒補正値設定部28は、移送体12の
左面12a側に設ける補助駒13の寸法を上記補正部2
6に出力して送りモーター14の駆動現在値を、上記補
助駒13の左面13aが加工基準位置からの実寸となる
ように補正する。29は駆動指令部であり、上記補正部
からの信号及びエンコーダー15の信号を入力して送り
モーター14及び工具駆動装置2に所定コースの駆動指
令を発する。
【0012】図4は制御装置20のフローチャートの一
例、例えば加工材Wを所定ピッチで自動切断する切断コ
ースのフローチャート、図5は切断加工機1Aの切断作
動状態を示す説明図である。なお、図4において、S1
〜S25は上記フローチャートの各ステップを示す。作
業者がS1で電源をオン操作し、S2で切断パターンが
入力された切断コースを選択し、更にS3で補正駒13
の有無を選択する。補助駒13が移送体12に装着され
ていない場合はS5にジャンプし、また、補助駒13が
装着されている場合はS4でスケール位置が自動演算補
正される。即ち、加工基準位置P0 から補助駒13の左
面13aまでの距離は、加工基準位置P0 から移送体1
2の左面12aまでの距離に比べ、補助駒13の寸法H
だけ短くなるので、現在値(送りモーター14の現在の
駆動値)をH分減じた値に補正する。
【0013】次いでS5で待機戻し指令を入力し、S6
で待機位置P1 を呼出し、S7で送りモーター14を介
してねじ軸11を回転させ、補助駒13の左面13aを
待機位置P1 に移動させる。上記S5〜S7の動作は、
作業開始に際して移送体12(補助駒13を含む)の停
止位置が加工材Wの供給に適当であるとは限らないた
め、加工材Wの供給前に上記移送体12(補助駒13)
を加工材Wの供給が可能となる待機位置P1 に移動位置
決めさせるためのものである。この待機位置P1は、加
工基準位置P0 (本例では丸鋸7の右側面)を起点とし
たアブソリュート距離L1 に位置する。以下は説明の都
合上、補助駒13を装着したものとして説明する。
【0014】次いで、S8で加工材の供給の有無を判別
する。作業者が加工材Wをローラーコンベア16に載置
し、その右端を補助駒13の左面13aに当接させる
と、S9に進行し、加工材Wの右端をチャッキング装置
(図示省略)でチャッキングする。なお、このチャッキ
ング装置を有しない場合はS10に進行する。次いでS
10でスタート指令を入力し、S11で初回切断工程
(初回位置P2 、切断回数=1)が呼び出され、S12
で送りモーター14を介してねじ軸11を正回転させ、
補助駒13の左面13aを初回位置P2 に移動させる。
この初回位置P2 は前述と同様に加工基準位置P0 を起
点としたアブソリュート距離L2 に位置する。なお、上
記初回位置P2 は加工材Wの左端が加工基準位置P0
り若干左方に位置する如く設定されている。
【0015】上記初回位置P2 への移動の完了信号に伴
い、S13で初回切断(端切り)が行われる。即ち、ク
ランプ17が降下して加工材Wをテーブル8に押圧固定
した後、工具駆動装置2が作動、つまり工具モーター6
を起動させて丸鋸7を回転させた状態で昇降シリンダー
3を伸長・短縮作動させ、上記丸鋸7をテーブル8から
上方に突出・降下させて上記加工材Wを切断した後、上
記クランプ17を上昇させて加工材Wの固定を解除する
ことにより、上記初回切断(端切り)の工程を完了す
る。
【0016】上記初回切断(端切り)工程の完了信号に
基づき、S14で次工程が呼び出され、S15でこの工
程が再度切断を伴う工程か否かを自動判別し、「YE
S」の場合は、S16に進行して同工程のデーター、即
ち、寸断寸法(切断後製品となる製品寸法)、工具オフ
セット量C(上記丸鋸7の刃厚)、及び切断回数N(同
一寸法の製品数量)等が呼び出される。なお、本例で
は、上記切断回数Nを3としている。即ち、3回の切断
で同一所定寸法の製品を3個(切断順にW1 ,W2,W
3 )得るようにしている。
【0017】上記データーに基づき、S17で、(寸断
寸法W1 )+(工具オフセット量C)=(移動距離
1 )を自動演算し、補正駒13の左面13aが初回位
置P2 からP3 に移動される如く、送りモーター14を
正回転させる。上記P3 への移動量は、移動前の停止位
置P2 を起点としたインクリメンタル距離M1 である。
【0018】上記P3 への移動位置決めの完了に伴い、
S18でクランプ17及び工具駆動装置2が作動し、前
述と同様にして加工材Wを切断した後、S19で切断回
数Nを減算(N−1)し、S16で呼び出した切断回数
を新たにN=N−1に書き替え、S20で新たな切断回
数Nが「O」になったか否かを判別する。このS20で
「NO」の場合は、S17にジャンプしてS17〜S2
0のステップを繰り返し、上記補正駒13の左面13a
を順次工具側に向けて移動(P4 ,P5 )させ、加工材
Wを寸断寸法W2 ,W3 で切断する。
【0019】上記S20で「YES」の場合(当初設定
された所定の切断回数が実行された場合)は、S14に
ジャンプし、次の工程が新たに呼び出され、S15で前
述と同様に、この呼び出された工程が再度切断を伴う工
程か否かを判別する。本例では、前段の工程データーと
は異なる寸断寸法データーが入力されているものとし、
「YES」の判別をしてS16に進み、ここで、新たな
工程のデーター、例えば、寸断寸法(切断後製品となる
製品寸法)Y1 、工具オフセット量C、及び切断回数N
(同一寸法の製品数量;本例では1回)が呼び出され
る。
【0020】上記データーに基づき、S17で、前述と
同様にして(寸断寸法Y1 )+(工具オフセット量C)
=(移動距離R1 )を自動演算し、補正駒13の左面1
3aが前工程の最終位置P5 からP6 に移動される如
く、送りモーター14を正回転させる。上記P6 への移
動量は、移動前の停止位置P5 を起点としたインクリメ
ンタル距離R1 である。次いでS18でクランプ17及
び工具駆動装置2が作動して加工材Wを切断し、寸断寸
法Y1 の製品が一個得られ、S19にて切断回数が減算
され、N=N−1=1−1=0となり、S20で「YE
S」と判別され、S14にジャンプして再度次の新たな
工程が呼び出される。
【0021】上記S14で呼び出された新たな工程が切
断を伴う工程でない場合は、S15の判別で「NO」と
なり、S21にジャンプする。S21でケリ出し設定の
有無を判別し、ケリ出し設定有りの場合は、「YES」
でS22に進み、ここでケリ出し位置P7 が呼び出さ
れ、このケリ出し位置P7 に基づき、S23で送りモー
ター14を正回転させ、補助駒13の左面13aをP7
に移動させ、加工材Wの右端部の端部残材をローラーコ
ンベア16及びテーブル8上から排出する。前述したS
9でチャッキング装置により加工材Wの右端をチャッキ
ングした場合は、S24に進行してこのチャッキング装
置を自動開放して排出する。上記ケリ出し位置P7 は、
切断基準位置P0 を起点としたアブソリュート距離Kと
なる。
【0022】上記端部残材を次回に供給する加工材の左
端で押出し排出する場合、又は、作業者が手作業で排出
する場合は、予めケリ出しなしに設定しておき、この場
合は、S21での判別は「NO」となり、補助駒13の
上記ケリ出し位置P7 への移動は行われず、上記端部残
材はその位置に放置させる。この場合、チャッキング装
置で端部残材をチャッキングしている場合は、S24に
ジャンプしてチャッキング装置を開放する。このS24
までの進行により、S8で供給した加工材Wの一連の切
断が終了したことになる。
【0023】次いでS6に戻り、ここで前述と同様に待
機位置P1 が呼び出され、S7で補助駒13(左面13
a)を待機位置P1 に移動させ、新たな加工材Wが載置
できる状態にする。新たな加工材Wが供給されると、S
8で「YES」と判別され、前述の如くS9以降を実行
する。作業終了の場合は、S8で「NO」と判別され、
S25で電源をオフにして切断コースの制御プログラム
を終了する。
【0024】図6は制御装置20を孔明け加工機1Bに
適用した孔明けコースのフローチャート、図7は孔明け
加工機1Bの作動状態を示す説明図である。なお、上記
孔明け加工機1Bは、図7に示すように、フレーム左部
の背面側に工具モーター6’によって回転されるドリル
(工具)7’を正面方向に突出可能に取付け、このドリ
ル7’によって加工材Wに孔(例えばダボ孔)を明ける
ようにした点、及びテーブル8の左部に加工材Wを受け
る補助テーブル30を設けた点が前述した切断加工機1
Aと異なり、その他は前述と略同様の構造となってい
る。なお、加工材Wをテーブル8上で固定するクランプ
装置17は図示省略している。
【0025】図6において、S1〜S23は上記孔明け
コースによるフローチャートの各ステップを示す。ここ
で、孔明け加工においては、個々の孔に対応する孔明け
位置データーを、加工基準位置P0 (本例ではドリル
7’の回転中心)を起点としたアブソリュート距離(図
7のL1 〜L6 )で各孔明け工程に1データーずつ設定
される。また、個々の孔明け工程の回数Nは、全て
「1」に統一されるとともに、工具オフセット量Cは
「0」となる。
【0026】従って、前述した図4におけるS19の回
数減算及びS20での回数Nの「0」判別に相当するス
テップが省略され、孔明け加工では、図6に示すよう
に、S18での孔明け後は、直ちにS14の次工程呼出
しにジャンプする。これに伴い、図6のS19〜S23
は、前述した図4におけるS21〜S25が繰り上がっ
たことになり、前述の「切断」が「孔明け」に変わるこ
とを除けば、その動作は全く同じになる。
【0027】図6において、作業者がS1で電源をオン
操作し、S2で孔明けコースを選択し、S3で補正駒1
3の有無を選択する。補助駒13「無し」の場合はS5
にジャンプし、補助駒13「有り」の場合はS4で前述
と同様に補助駒13の寸法Hに基づいてスケール位置が
自動演算補正される。次いでS5で待機戻し指令を入力
すると、S6で待機位置P1 を呼出し、S7で送りモー
ター14、ねじ軸11を介して補助駒13の左面13a
をアブソリュート距離L1 となる待機位置P1に移動さ
せる。
【0028】次いで、S8で加工材Wの供給の有無を判
別し、加工材Wが有る場合は、S9に進行し、加工材W
の右端をチャッキング装置(図示省略)でチャッキング
し、無しの場合は、S23に進行して孔明けの制御プロ
グラムを終了する。上記S9に進行した場合は、S10
でスタート指令を入力し、S11で初回孔明け工程(初
回位置P2 、孔明け回数=1)が呼び出され、S12で
上記補助駒13の左面13aをアブソリュート距離L2
となる初回位置P2 に移動させ、S13で初回(1個
目)の孔明け、即ち、クランプ17(図示省略)が降下
して加工材Wをテーブル8に押圧固定した後、工具駆動
装置2の工具モーター6’を起動させてドリル7’を回
転させた状態で正面方向に前進・後退させた後、前記ク
ランプを上昇復帰させることにより、上記初回の孔明け
の工程を完了する。
【0029】次いでS14で次工程が呼び出され、S1
5でこの工程が再度孔明けを伴う工程か否かを判別し、
「YES」の場合は、S16に進行して同工程のデータ
ー、即ち、アブソリュート距離による孔明け位置P3
呼び出される。なお、同工程での孔明け回数(N)は前
述したように1回となる。上記データーに基づき、S1
7で補正駒13の左面13aが初回位置P2 からP3
移動される。上記P3への移動量は、加工基準位置P0
を起点としたアブソリュート距離L3 である。
【0030】次いで、S18でクランプ17(図示省
略)及び工具駆動装置2が作動し、前述と同様にして加
工材Wに次回(2個目)の孔明けした後、S14にジャ
ンプし、次の工程が新たに呼び出され、S15で前述と
同様に、この呼び出された工程が再度孔明けを伴う工程
か否かを判別する。「YES」の場合は、S16〜S1
8→S14→S15の動作を繰り返し、補正駒13を順
次P4 →P6 →P6 に移動させ、上記加工材Wに2個目
以降の孔明けをする。なお、上記P4 ,P5 ,P6 は、
加工基準位置P0 (ドリル7’のセンター)を起点とし
たアブソリュート距離L4 ,L5 ,L6 となる。なお、
上記アブソリュート距離L2 〜L6 は、それぞれ加工材
Wの右端から各孔の中心までのアブソリュート距離
2 ’〜L6 ’に対応する。
【0031】上記S15で「NO」の場合は、S19に
ジャンプし、ケリ出し設定の有無を判別する。ケリ出し
設定「有り」の場合は、S20でケリ出し位置P7 が呼
び出され、このケリ出し位置P7 に基づき、S21で送
りモーター14を正回転させ、補助駒13の左面13a
をP7 (アブソリュート距離K)に移動させ、S22で
チャッキング装置を自動開放して排出する。また、上記
S19でケリ出し設定「無し」の場合は、直ちにS22
にジャンプしてチャッキング装置を開放した後、S6に
戻り、ここで前述と同様に待機位置P1 が呼び出され、
S7で補助駒13(左面13a)を待機位置P1 に移動
させ、新たな加工材Wが載置できる状態にする。
【0032】新たな加工材Wが供給されると、S8で
「YES」と判別され、前述の如くS9以降を実行す
る。また、S8で「NO」と判別されると、S23に進
み、電源をオフにして孔明けコースの制御プログラムを
終了する。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、加工材を所定位置に移送位置決めする移送体によ
り、加工の終了した端部残材あるいは加工品を排出でき
るようにしたので、専用の排出装置を省略することがで
き、小型かつ安価にすることができる。また、移送体に
補助駒を装着した際には、簡単な操作で現在地が補正で
き、この補正に連動して移動位置決め制御されることに
なるので、補正駒を装着する以前に設定された送りモー
ターの駆動値、ケリ出し値等を設定し直す必要がなくな
り、操作盤による入力作業が容易かつ簡素になる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す装置全体の略画した平面
図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明の実施例による制御装置の機能構成を示
すブロック図である。
【図4】本発明の制御装置の動作を示す切断コースのフ
ローチャートである。
【図5】本発明による切断加工機の作動状態を示す説明
図である。
【図6】本発明の制御装置の動作を示す孔明けコースの
フローチャートである。
【図7】本発明による孔明け加工機の作動状態を示す説
明図である。
【符号の説明】
1A 切断加工機 1B 孔明け加工機 2 工具駆動装置 3 昇降シリンダー 4 昇降ベース 5 主軸 6,6’ 工具モーター 7 丸鋸(工具) 7’ ドリル(工具) 8 テーブル 10 移送装置 11 ねじ軸 12 移送体(ストッパー) 12a 移送体の左面 13 補助駒 13a 補助駒の左面 14 送りモーター 15 エンコーダー 16 ローラーコンベア 17 クランプ 20 制御装置 21 メモリー 22 CPU(中央処理装置) 23 入出力部 24 操作盤 25 コース設定部 26 補正部 27 ケリ出し位置設定部 28 駒補正値設定部 29 駆動指令部 30 補助テーブル W 加工材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 5/22 530 B23D 47/04 B27B 27/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移送体(12)を介して加工材(W)を
    方向に向けて移送位置決めする送りモーター(14)
    と、移送位置決めされた加工材(W)を加工する工具
    (7)を駆動する工具駆動装置(2)とを設け、加工種
    別、前記送りモーター(14)の駆動量、該送りモータ
    ー(14)及び前記工具駆動装置(2)の駆動順序等を
    設定するコース設定部(25)と、前記移送体(12)
    の加工材送り面側に設けた補助駒(13)の寸法を入力
    し、該補助駒(13)の加工材送り面位置の現在値が加
    工基準位置(P 0 )からの実寸になる如く、前記コース
    設定部(25)で設定された送りモーター(14)の駆
    動値を連動補正することができる駒補正値設定部(2
    8)と、前記移送体(12)が加工終了時の位置から排
    出位置に移動する移動量を設定するケリ出し位置設定部
    (27)とを設け、該ケリ出し位置設定部(27)のデ
    ーターに基づいて前記コース設定部(25)で設定され
    た送りモーター(14)の駆動態様を補正することがで
    きる補正部(26)と、この補正部(26)のデーター
    に基づいて前記送りモーター(14)及び工具駆動装置
    (2)に駆動指令を発する駆動指令部(29)とを設け
    たことを特徴とする加工機の制御装置。
JP10324507A 1998-10-28 1998-10-28 加工機の制御装置 Expired - Lifetime JP3049429B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106583838A (zh) * 2015-10-20 2017-04-26 力山工业股份有限公司 开关键安全装置

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