JP3048861U - 家屋の免震基礎装置 - Google Patents
家屋の免震基礎装置Info
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- JP3048861U JP3048861U JP1997010109U JP1010997U JP3048861U JP 3048861 U JP3048861 U JP 3048861U JP 1997010109 U JP1997010109 U JP 1997010109U JP 1010997 U JP1010997 U JP 1010997U JP 3048861 U JP3048861 U JP 3048861U
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- JP
- Japan
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- building
- ground
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 戸建て住宅を、大きな地震の横ゆれから守
り、倒壊等の災害を防止する。 【解決手段】 大地と、建物を支える基礎３，４との間
に、基礎を大地から絶縁し、大型の地震の大きな横ゆれ
に対して慣性で建物ごと基礎を滑らせる滑り層５を介在
させる。
り、倒壊等の災害を防止する。 【解決手段】 大地と、建物を支える基礎３，４との間
に、基礎を大地から絶縁し、大型の地震の大きな横ゆれ
に対して慣性で建物ごと基礎を滑らせる滑り層５を介在
させる。
Description
【０００１】
この考案は、被害も小さく、建物自身も受ける影響が少ない小さな地震は兎も 角として、震度が５，６，７、或いはそれ以上の級（クラス）の大型の地震の強 い横ゆれに対して戸建て住宅を免震しようとする家屋の免震基礎装置に関する。
【０００２】
中、高層建造物に対しては各種の耐震機構、免震機構が開発されている。
【０００３】
しかしながら戸建ての建物に付いては土台と柱、柱と梁を筋交いを介して取付 ける取付け強度を補強する程度で、建物を大型の地震の強い横ゆれから守る効果 的な機構は開発されていない。
【０００４】
本考案は上記に鑑み開発されたもので、大地と、建物を支える基礎との間に、 基礎を大地から絶縁し、地震の強い横ゆれに対して慣性で建物ごと基礎を滑らせ る滑り層を介在させたことを特徴とする。
【０００５】
本考案の実施の形態を図示の実施例を参照して説明する。 図示の各実施例においては、１は大地に設けた割ぐり地業、２は割ぐり地業上 に打設したコンクリートやモルタルによる上面が平らなならし層を示す。この割 ぐり地業、ならし層の平面の形状、及び面積は、建物の基礎が一体の底面３′を 有するべた基礎３の場合は、べた基礎の底面３′よりも少なくとも一回り大きい 相似形にし、又、帯状の外周基礎４ａと、この外周基礎が囲む内側に設けられて 外周基礎と結合した帯状の内部基礎４ｂとからなる布基礎４の場合は外周基礎の 外周よりも少なくとも一回り大きな相似形にする。勿論、形状、及び面積はそれ より大であってもよい。
【０００６】 大地に割ぐり石を、基礎３，４の平面積より大きい面積、搗き固めて割ぐり地 業１を施工し、その上にコンクリート、モルタルを打設してならし層２とし、こ のならし層が固まったらその上に滑り層５を設け、それから滑り層５の上に、該 滑り層でならし層２と絶縁してべた基礎３、又は布基礎４をコンクリートで構築 する。
【０００７】 図１は滑り層５として防水性のある塩ビシートを用いた場合を示す。滑り層と してならし層の上に塩ビシートを敷き、その上に基礎３又は４をコンクリートで 構築すると、基礎は塩ビシートでならし層２から絶縁され、ならし層とは結合し ない。そして、ならし層２の面積は基礎３，４の面積より大きくしてあるので、 基礎の上に土台を固定し、その上に建物を構築した場合、大型の地震の当初の瞬 時の大きな横ゆれがどの方向から襲ってきても基礎は建物と滑り層５と一体に慣 性で相対的に横ゆれとは反対の水平方向にならし層２の上でずれ動き、倒壊が防 げる。尚、小さな地震の横ゆれがあると、基礎と建物と滑り層は横ゆれと同調し て動くが、大きな災害は生じない。
【０００８】 滑り層５として防水性のある塩ビシートを用いた場合を図１の実施例で説明し たが、図２に示すようにならし層２の上に小石、砂、砂利、ガラス玉、鋼球など の粒状物を例えば厚さ５０ｍｍ程度の層状に敷きつめ、その上に塩ビシート、防 水紙、油紙、フェルトシートなどの絶縁シート７を敷き、粒状物の層６と絶縁シ ート７で滑り層５を構成し、基礎３，４をその上に構築してもよい。又、滑り層 としては厚さ５０〜２００ｍｍ程度の発泡スチロールや、ウレタンの断熱性のボ ードを使用することもでき、このような断熱性のボードを使用すると床下からの 断熱効果もある。
【０００９】 滑り層５をどのように構成するかは、大型地震の当初の横揺れの衝撃力がどの 程度大きいときに基礎３，４が慣性で相対的に水平方向にずれ動くようにするか によって適切に定める。
【００１０】
以上で明らかなように、この考案によれば大地と一体に設けた割ぐり地業１、 その上のならし層２とは滑り層５で絶縁して基礎３又は４をコンクリートで構築 し、基礎上に建物を構築するので、大型地震の初期に多い瞬時の極端な横ゆれが あると、基礎はその上の建物と一体に慣性で地震の横ゆれとは逆の方向に相対的 にずれ動く。従って、大型地震の横ゆれの強い水平衝撃によって建物自身の倒壊 や、建物内の室内家具、調度類の転倒、崩落による災害を未然に防止できる。
【図１】（Ａ）はべた基礎の実施例を示す断面図、
（Ｂ）は布基礎の実施例を示す断面図である。
（Ｂ）は布基礎の実施例を示す断面図である。
【図２】滑り層の他の実施例の断面図である。
１ 割ぐり地業 ２ コンクリート又はモルタルのならし層 ３ べた基礎 ４ 布基礎 ５ 滑り層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｆ１６Ｆ 15/02 Ｆ１６Ｆ 15/02 Ｌ
Claims (1)
- 【請求項１】 大地と、建物を支える基礎との間に、基
礎を大地から絶縁し、地震の強い横ゆれに対して慣性で
建物ごと基礎を滑らせる滑り層を介在させたことを特徴
とする家屋の免震基礎装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1997010109U JP3048861U (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 家屋の免震基礎装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1997010109U JP3048861U (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 家屋の免震基礎装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3048861U true JP3048861U (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=43183130
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1997010109U Expired - Lifetime JP3048861U (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 家屋の免震基礎装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3048861U (ja) |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP1997010109U patent/JP3048861U/ja not_active Expired - Lifetime
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