JP2997991B2 - 建物の耐震基礎構造 - Google Patents
建物の耐震基礎構造Info
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- JP2997991B2 JP2997991B2 JP7058087A JP5808795A JP2997991B2 JP 2997991 B2 JP2997991 B2 JP 2997991B2 JP 7058087 A JP7058087 A JP 7058087A JP 5808795 A JP5808795 A JP 5808795A JP 2997991 B2 JP2997991 B2 JP 2997991B2
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主として一般住宅など
の建物を対象とした、地震対策としての建物のボールを
用いた免振による耐震基礎構造に関する。
の建物を対象とした、地震対策としての建物のボールを
用いた免振による耐震基礎構造に関する。
【０００２】
【従来技術】地震に備えた建物のボールを用いた免振に
よる耐震基礎構造はこれまでにも提案されているが、主
として一般住宅などの建物を対象に、横振れ、縦振れ
（直下型）の同時的ないし異時的振動を配慮に入れ、し
かも短時間振動（数秒ないし十数秒）であることを考慮
に入れた技術は、これまでに見当らない。
よる耐震基礎構造はこれまでにも提案されているが、主
として一般住宅などの建物を対象に、横振れ、縦振れ
（直下型）の同時的ないし異時的振動を配慮に入れ、し
かも短時間振動（数秒ないし十数秒）であることを考慮
に入れた技術は、これまでに見当らない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のかか
る実情に鑑みてなされたもので、一般住宅などの建物を
対象に、横振れ、縦振れ（直下型）の同時的ないし異時
的振動のいずれからも建物を護り、しかも短時間でおさ
まることから経済性をも考慮に入れた建物のボールを用
いた免振による耐震基礎構造を提供するものである。
る実情に鑑みてなされたもので、一般住宅などの建物を
対象に、横振れ、縦振れ（直下型）の同時的ないし異時
的振動のいずれからも建物を護り、しかも短時間でおさ
まることから経済性をも考慮に入れた建物のボールを用
いた免振による耐震基礎構造を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、建坪より広い範囲に敷設した水平コンク
リート基礎２の所定間隔に埋設穴３を設ける。そして、
その各埋設穴３内底面３ａと建物Ｂの床面４との間に、
水平固定底版５と、その水平固定底版５上に載置した内
部空洞６ａに液体７を封入したステンレススティール製
の圧潰ボール６と、該圧潰ボール６を前記水平固定底版
５上で転動させる笠型揺動板８とから成る衝撃吸収装置
１を、前記水平固定底版５を前記水平コンクリート基礎
２に又前記笠型揺動板８を前記建物Ｂの床面４に夫々固
定して埋設する。そして、前記埋設穴３の揺動許容範囲
において横振れによる衝撃を吸収し、水平固定底版５上
に載置した前記圧潰ボール６の変形圧潰作用により縦振
れによる衝撃を吸収するようにした建物の耐震基礎構造
である。また、上記構成において、圧潰ボール６の内部
空洞６ａにオイル７を封入して成る建物の耐震基礎構造
である。
め、本発明は、建坪より広い範囲に敷設した水平コンク
リート基礎２の所定間隔に埋設穴３を設ける。そして、
その各埋設穴３内底面３ａと建物Ｂの床面４との間に、
水平固定底版５と、その水平固定底版５上に載置した内
部空洞６ａに液体７を封入したステンレススティール製
の圧潰ボール６と、該圧潰ボール６を前記水平固定底版
５上で転動させる笠型揺動板８とから成る衝撃吸収装置
１を、前記水平固定底版５を前記水平コンクリート基礎
２に又前記笠型揺動板８を前記建物Ｂの床面４に夫々固
定して埋設する。そして、前記埋設穴３の揺動許容範囲
において横振れによる衝撃を吸収し、水平固定底版５上
に載置した前記圧潰ボール６の変形圧潰作用により縦振
れによる衝撃を吸収するようにした建物の耐震基礎構造
である。また、上記構成において、圧潰ボール６の内部
空洞６ａにオイル７を封入して成る建物の耐震基礎構造
である。
【０００５】
【発明の作用並びに効果】本発明は、以上のように構成
されているので、今横振れの地震が発生して、地盤およ
び基礎の横振れが建物Ｂに伝わると、図１に示すように
埋設穴３床面４との間に埋設した衝撃吸収装置１の笠型
揺動板８が埋設穴３の揺動許容範囲において横振れして
圧潰ボール６を水平固定底版５上に転動させて横方向の
衝撃を吸収する。次に直下型の縦揺れの大地震が発生し
て、地盤および基礎の大きな縦振れが建物Ｂに伝わる
と、図２に示すように水平固定底版５上に載置した前記
圧潰ボール６が縦方向の衝撃圧により衝撃吸収装置１の
笠型揺動板８を介してオイル７と共に潰され、その変形
圧潰作用（最終的に圧潰ボール６は破壊されてもよい）
により縦振れによる衝撃を吸収し、たとえ数秒間であっ
ても建物を直撃から護る働きをする。
されているので、今横振れの地震が発生して、地盤およ
び基礎の横振れが建物Ｂに伝わると、図１に示すように
埋設穴３床面４との間に埋設した衝撃吸収装置１の笠型
揺動板８が埋設穴３の揺動許容範囲において横振れして
圧潰ボール６を水平固定底版５上に転動させて横方向の
衝撃を吸収する。次に直下型の縦揺れの大地震が発生し
て、地盤および基礎の大きな縦振れが建物Ｂに伝わる
と、図２に示すように水平固定底版５上に載置した前記
圧潰ボール６が縦方向の衝撃圧により衝撃吸収装置１の
笠型揺動板８を介してオイル７と共に潰され、その変形
圧潰作用（最終的に圧潰ボール６は破壊されてもよい）
により縦振れによる衝撃を吸収し、たとえ数秒間であっ
ても建物を直撃から護る働きをする。
【０００６】
【実施例】建坪より広い範囲に敷設した水平コンクリー
ト基礎２の所定間隔に埋設穴３を設ける。そして、その
各埋設穴３内底面３ａと建物Ｂの床面４との間に、コン
クリート製の水平固定底版５と、その水平固定底版５上
に載置した内部空洞６ａに液体７を封入したステンレス
スティール製の圧潰ボール６と、該圧潰ボール６を前記
水平固定底版５上で転動させるコンクリート製の笠型揺
動板８とから成る衝撃吸収装置１を、前記水平固定底版
５を前記水平コンクリート基礎２に又前記笠型揺動板８
を前記建物Ｂの床面４に夫々固定して埋設する。圧潰ボ
ール６の材質も耐腐食のステンレススティール製とする
ことによって高強度の圧潰ボール６が得られるとともに
長寿命が得られる利点がある。そして、大地震が発生し
たとき、前記埋設穴３の揺動許容範囲において横振れに
よる衝撃を吸収し、水平固定底版５上に載置した前記圧
潰ボール６の変形圧潰作用により縦振れによる衝撃を吸
収するようにした建物の免振による耐震基礎構造であ
る。
ト基礎２の所定間隔に埋設穴３を設ける。そして、その
各埋設穴３内底面３ａと建物Ｂの床面４との間に、コン
クリート製の水平固定底版５と、その水平固定底版５上
に載置した内部空洞６ａに液体７を封入したステンレス
スティール製の圧潰ボール６と、該圧潰ボール６を前記
水平固定底版５上で転動させるコンクリート製の笠型揺
動板８とから成る衝撃吸収装置１を、前記水平固定底版
５を前記水平コンクリート基礎２に又前記笠型揺動板８
を前記建物Ｂの床面４に夫々固定して埋設する。圧潰ボ
ール６の材質も耐腐食のステンレススティール製とする
ことによって高強度の圧潰ボール６が得られるとともに
長寿命が得られる利点がある。そして、大地震が発生し
たとき、前記埋設穴３の揺動許容範囲において横振れに
よる衝撃を吸収し、水平固定底版５上に載置した前記圧
潰ボール６の変形圧潰作用により縦振れによる衝撃を吸
収するようにした建物の免振による耐震基礎構造であ
る。
【図１】本発明の耐震基礎構造の縦断側面図。
【図２】要部である衝撃吸収装置のみの拡大縦断側面
図。
図。
【図３】本発明の耐震基礎構造の伏せ図。
１ 衝撃吸収装置 ２ コンクリート基礎 ３ 埋設穴 ３ａ 埋設穴の底面 Ｂ 建物 ４ 床面 ５ 水平固定底版 ６ａ 内部空洞 ６ 圧潰ボール ７ 液体（オイル） ８ 笠型揺動板
Claims (2)
- 【請求項１】 建坪より広い範囲に敷設した水平コンク
リート基礎（２）の所定間隔に埋設穴（３）を設け、各
埋設穴（３）内底面（３ａ）と建物（Ｂ）の床面（４）
との間に、水平固定底版（５）と、その水平固定底版
（５）上に載置した内部空洞（６ａ）に液体（７）を封
入したステンレススティール製の圧潰ボール（６）と、
該圧潰ボール（６）を前記水平固定底版（５）上で転動
させる笠型揺動板（８）とから成る衝撃吸収装置（１）
を、前記水平固定底版（５）を前記水平コンクリート基
礎（２）に又前記笠型揺動板（８）を前記建物（Ｂ）の
床面（４）に夫々固定して埋設し、前記埋設穴（３）の
揺動許容範囲において横振れによる衝撃を吸収し、前記
圧潰ボール（６）の変形圧潰作用により縦振れによる衝
撃を吸収する建物の耐震基礎構造。 - 【請求項２】 圧潰ボール（６）の内部空洞（６ａ）に
封入する液体（７）が、オイルである請求項１記載の建
物の耐震基礎構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7058087A JP2997991B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 建物の耐震基礎構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7058087A JP2997991B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 建物の耐震基礎構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08226249A JPH08226249A (ja) | 1996-09-03 |
| JP2997991B2 true JP2997991B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=13074159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7058087A Expired - Fee Related JP2997991B2 (ja) | 1995-02-21 | 1995-02-21 | 建物の耐震基礎構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2997991B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004316420A (ja) * | 2004-06-14 | 2004-11-11 | Tatsuji Ishimaru | 免震構造 |
| WO2006090506A1 (ja) | 2005-02-23 | 2006-08-31 | Kikuo Sugita | 転倒防止用シート |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03228940A (ja) * | 1990-01-31 | 1991-10-09 | Ntn Corp | 免振用支承装置 |
| JP2691471B2 (ja) * | 1990-08-22 | 1997-12-17 | 株式会社ブリヂストン | 免震支持装置 |
-
1995
- 1995-02-21 JP JP7058087A patent/JP2997991B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08226249A (ja) | 1996-09-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |