JP3048787U - 傘 - Google Patents
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- JP3048787U JP3048787U JP1997009926U JP992697U JP3048787U JP 3048787 U JP3048787 U JP 3048787U JP 1997009926 U JP1997009926 U JP 1997009926U JP 992697 U JP992697 U JP 992697U JP 3048787 U JP3048787 U JP 3048787U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コスト高になることなく、傘をすぼまらせる
とき、または傘を開くとき、使用者の指を傷つけること
のない傘を提供する。 【解決手段】 中棒機構2の上はじき22を、変位量が
規制された係止部28と、該係止部28が弾性的に中棒
本体20から突出または没入されるように係止部28か
ら延出された弾性部材31とから構成した。
とき、または傘を開くとき、使用者の指を傷つけること
のない傘を提供する。 【解決手段】 中棒機構2の上はじき22を、変位量が
規制された係止部28と、該係止部28が弾性的に中棒
本体20から突出または没入されるように係止部28か
ら延出された弾性部材31とから構成した。
Description
【0001】
本考案は傘に関し、特に、傘をすぼめるときに中棒の上はじきを押圧して、傘 骨機構に対する上はじきの係止状態を解除するようにした傘に関する。
【0002】
従来、中棒を使用した傘では、例えば、図7及び図8に示したように、中棒7 の上下部に、それぞれ上はじき70と下はじき23とを設け、傘をすぼめた場合 に、傘骨機構4の下ろくろ41を下はじき23で係止して傘が開かないようにし 、傘を開いた場合は、下ろくろ41を上はじき70で係止して開いた状態に保持 するようにしていた。前記上はじき70は、より詳しくは、図8に示したように 、中棒7の軸線に沿って形成された溝部74内に出没自在に収容され、下ろくろ 41の下端面に当接されることにより、下ろくろ41を傘の開いた状態に保持す ることが可能な係止部78と、一端が係止部78の下端側に接続され、他端が下 方に延伸されて中棒7に固着された弾性部材71とから構成されている。
【0003】 このような上はじき70では、係止部78が弾性変形することにより、該係止 部78が中棒7の溝部74内に没入または溝部74から所定距離だけ突出するよ うに構成されている。
【0004】 すなわち、図8(B)に示したように、傘骨機構4の下ろくろ41が中棒7に 案内されることにより上方に移動して係止部78の摺動曲面76に達すると、弾 性部材71が弾性的に屈曲されるので、下ろくろ41の内周面が係止部78を前 記溝部74内に完全に押し込むことになる。そして、下ろくろ41がさらに上方 に移動して、その下端面がついに係止部78の上端面に形成された係止面75を 乗り越すと、図8(A)に示したように、前記弾性部材71の弾性復元力により 下ろくろ41の押圧力から解放された係止部78が元の突出した状態に戻り、係 止面75が下ろくろ41の下端面に当接し、前記傘骨機構4がすぼまないように 係止される。これに対して、傘をすぼめたいときは、単に係止部78を指で押圧 して傘骨機構4を係止状態から解放すれば、下ろくろ41が中棒7に沿って下動 し、すぼめられる。図9は従来の傘の部分斜視図で、図9(B)は上はじきが図 8(B)のように押し込まれた状態を示す。これらの図から分かるように、従来 の傘では、下ろくろ41の下部に上はじき70の係止部78及び溝部74の切口 が露出している。
【0005】
ところで、これは傘一般についていえることであるが、前記の傘において、傘 をすぼめたい場合、使用者は習慣上、手の指を図9(A)に示したように構成さ れた中棒7に沿って滑らせ、中棒7から外部に突出した上はじき70の係止部7 8に触れたときに、該係止部78を押圧して傘骨機構4との係止状態を解放して いる。
【0006】 しかしながら、中棒7に形成されたスリット状の溝部74は、中棒7を製作し た後に切り込みを形成したものであるので、溝部74の切口はヘリが鋭いばかり か、よくバリが生じている。メーカー側としては、コスト高となることから、溝 部74を形成した後の研磨加工等は施しておらずそのまま使用されているのが現 状である。そのために使用者は指を滑らせて移動させたときに、溝部74の切口 で指が傷つけられてしまう虞れがあった。
【0007】 また、上はじき70も同様に製作段階において、加工精度等の不手際に起因し て上はじき70の係止面75等にも鋭いヘリ等を生ずるために、使用者の指が傷 つけられてしまう虞れがあった。
【0008】 本考案はかかる実情に鑑みてなされたもので、コスト高になることなく、傘を すぼませるとき、または傘を開くとき、ヘリの鋭利な上はじきや、それを収納す る溝部の切口などによって、使用者の指を傷つけることのない傘を提供すること を目的とする。
【0009】
本考案は上記目的を達成するために、第1の考案に係る傘では、中棒本体と、 該中棒本体の上下部にそれぞれ弾性的に出没可能に収納される上はじき及び下は じきとを備えた中棒機構と、 前記中棒本体に上下動可能に遊嵌され、傘をすぼめたとき、傘が開かないよう に前記下はじきで係止され、傘を開いたとき、傘がすぼまないように前記上はじ きで係止されるとともに該上はじきのみが露出されるようにした傘骨機構と、 前記傘骨機構に付設される傘布と、を備えた傘であって、 前記上はじきは、変位量が規制された係止部と、該係止部が弾性的に前記中棒 本体から突出または没入されるように前記係止部から延出された弾性部材とから なる構成とした。
【0010】 また第2の考案では、前記弾性部材は、弾性を備えた板材からなる構成とした 。 また第3の考案では、前記中棒本体に上はじきを収納するスリット状の溝部を 長手方向に設け、上はじきの弾性部材の末端を上にして中棒本体に嵌着し、上は じきが外部からの押圧力を受けないとき、上はじきの係止部のみを溝部から露出 した状態に保持されるように構成した。
【0011】 また第4の考案では、前記傘骨機構は、上ろくろ及び下ろくろと、それぞれの 一端が上ろくろ及び下ろくろとに開閉傘自在に組み込まれた複数の親骨および受 骨からなる傘骨とからなる構成とした。
【0012】 第5の考案では、中棒本体と、該中棒本体の上下部にそれぞれ弾性的に出没可 能に収容される上はじき及び下はじきとを備えた中棒機構と、 前記中棒本体に上下動可能に遊嵌され、傘をすぼめたとき、傘が開かないよう に前記下はじきで係止され、傘を開いたとき、傘がすぼまないように前記上はじ きで係止されるとともに前記上はじきのみが露出されるようにした傘骨機構と、 前記傘骨機構に付設される傘布と、を備えた傘であって、 前記上はじきは、半径方向の変位量が規制された円筒状の係止部と、該係止部 が前記中棒本体から突出または没入して収納されるように該係止部をその移動方 向と同一の方向へ後部から付勢する弾性部材とからなる構成とした。
【0013】 また第6の考案は、請求項5に係わる考案であって、前記弾性部材は、コイル ばねからなる構成とした。 また第7の考案は請求項5に係わる考案であって、前記中棒本体に上はじきを 収納するための円筒状凹部を半径方向に設け、前記上はじきを弾性部材でその後 部から当接させた状態で前記凹部に配設し、前記上はじきが外部からの押圧力を 受けないとき、前記上はじきが係止部のみを前記凹部から露出した状態に保持さ れるように構成した。
【0014】 また第8の考案は、請求項5に係わる考案であって、前記傘骨機構は、上ろく ろ及び下ろくろと、それぞれの一端が上ろくろ及び下ろくろに開閉自在に組み込 まれる複数の親骨および受骨からなる傘骨とで構成した。
【0015】
図1〜図3は本考案に係る第1実施例の傘を示したものである。この第1実施 例の傘1は、図1に示したように、主として中棒本体20と、中棒機構2に具備 された傘骨機構4、及びこの傘骨機構4に装着された図示しない傘布とから構成 されている。
【0016】 さらに、前記中棒機構2は、先端に石突21、下端に図示しない取っ手が具備 され、上方に前記傘骨機構4の上ろくろ40が嵌着され、その下方に下ろくろ4 1が上下動可能に遊嵌されている。また、上下部にそれぞれ上はじき22及び下 はじき23とを収納するためのスリット状の溝部24、25’が形成された中棒 本体20と、図2、図3に示したようにこの中棒本体20の溝部24、25’内 に、所定距離だけ弾性的に出没可能に移動できるように収容された上はじき22 及び下はじき23とを備えている。
【0017】 図2に示したように、前記上はじき22は、変位量が止めピン27で規制され る係止部28を有しており、この係止部28は、上端に中棒本体20の長手方向 と略直角になる係止面25と、この係止面25の右端から下方に向けて緩やかに 湾曲形成された摺動曲面26とを有している。また、この上はじき22は、係止 面25の左側端部から上方に延出されその屈曲された固定端30が中棒本体20 の挿着孔29に固設され、外力を受けないとき、前記係止部28を常時図2(A )に示したように突出状態に付勢する弾性部材31を有している。
【0018】 上記のように構成された上はじき22において、下ろくろ41を下はじき23 側から上はじき22側に向けて移動させると、下ろくろ41の内周面が先ず係止 部28の摺動曲面26に当接し、それによって係止部28が溝部24内に押し込 められる。そして、図2(B)に示した位置に到達すれば、係止部28は溝部2 4内に完全に押し込まれる。下ろくろ41がさらに上昇し、その下端面が係止面 25を乗り越えると、ついには、弾性部材31が外力から解放され、係止部28 が弾性的に所定距離だけ外方へ突出されるので、係止面25で下ろくろ41の下 端面を下降しないように係止することができる。
【0019】 なお、前記下はじき23に関しては、構成が従来のそれと全く同一であるので 説明を省略する。 次に、前記傘骨機構4は、図1ないし図3に示したように、中棒本体20の上 端部において石突21より下の位置に嵌着された上ろくろ40と、該上ろくろ4 0の下側において中棒本体20に上下動可能に遊嵌された下ろくろ41と、それ ぞれの一端が該上ろくろ40と下ろくろ41に放射状に組み込まれ、他端が互い に連結されている親骨43と受骨44とからなる傘骨42と、から構成されてい る。
【0020】 前記傘骨機構4は、傘1をすぼめたとき、下ろくろ41を下はじき23に係止 させることにより傘が開かないように構成され、逆に傘を開かせる場合は、先ず 下はじき23の下ろくろ41に対する係止を解除し、下ろくろ41の内周面を中 棒本体20に案内させて下ろくろ41を上方に移動させる。そして、下ろくろ4 1の内周面が上はじき22の係止部28の摺動曲面26に当接すると、係止部2 8を押圧して該係止部28は溝部24内に押し込まれる。この時、係止部28か ら延出された弾性部材31は、溝部24の内部に向かって図2(B)に示したよ うに弾性変形する。さらに、下ろくろ41が上方へ移動し、その下端面が摺動曲 面26の上端を乗り越すと、ついには係止部28が下ろくろ41の内周面による 押圧力から解放されることにより、係止部28を、弾性部材31の弾性力で元の 突出した位置に復帰させることができる。即ち、図2(A)または図3(A)に 示したように、下ろくろ41が下降しないように係止部28で係止されるように なっている。
【0021】 このように構成された本実施例では、上はじき22は、その係止部28の長手 方向の長さより僅かに長く形成された切口を有する溝部24の下部側に係止部2 8が出没可能に収納され、傘を開いたとき、下ろくろ41によって溝部24の切 口の大部分が覆われ、下ろくろ41の下方に露出する切口の長さは、図3(A) に示したように、図9(A)に示した従来の露出長さより遙かに短く、係止部2 6の影に隠れた状態となり、係止部26に指先を当てて押圧するときに指先が切 口に触れないように構成されている。従って、使用者が上はじき22を押圧して 係止状態を解除して傘をすぼめる場合や、下ろくろ41を上動させて傘を開く場 合に、鋭い溝部24の切口によって指先が傷つけられることが防止できる。
【0022】 次に、図4及び図5を参照しながら本考案の第2実施例を説明する。この実施 例では、略円筒状の上はじき35及びその係止部36と、係止部36を中棒本体 2に出没自在に付勢する弾性部材38と、これらを収納する凹部37とが形成さ れ、これらの構成が第1実施例と異なり、その他は同一に構成されている。なお 、前記第1実施例と同一部分は同一符号を付して詳しい説明を省略し、異なる部 分について説明する。
【0023】 この実施例では、図4に示したように、第1実施例の薄板状の係止部28に代 わる上はじき35の係止部36は、円筒状であり、一端に緩やかに膨らんだ摺動 曲面が形成されている。そして、中実の中棒本体20の半径方向に形成された凹 部37内に収納されたコイルばね38の付勢力によって所定距離だけ出没可能に 配設されている。従って、係止部36は外部に突出して下ろくろ41の下端面を 係止することにより、図4(A)に示したように、傘の開いた状態に保持するこ とができる。なお、傘をすぼめる場合は、図4(B)に示したように、係止部3 6を凹部37内に指先で押し込み、下ろくろ41を下方へ移動させることにより 係止が解除される。
【0024】 本実施例によれば、上はじき35の係止部36には緩やかに膨らんだ摺動曲面 が形成されているので、係止部36を押圧して係止状態を解除させたときに、指 先が従来のような鋭利なヘリを持つ係止面等によって傷つけられることがない。 また、係止部36を収納する凹部37の開口端のヘリは、前記係止部36の影に かくれた位置にあるために、指先がこれに触れることがなく、したがって傷つけ られることがない。
【0025】 以上、本考案の実施例について説明したが、本考案はこれら実施例に限定され るものではない。実施例はあくまでも本考案の技術内容を明らかにするものであ って、具体例に限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本考案の技術的思 想と、登録請求の範囲内で、種々変更して実施することができる。
【0026】 例えば、前記第2実施例において、指先で係止部36を直接押圧する代わりに 、図6(A)及び(B)に示したように、下ろくろ41の係止部35に対応する 位置に、当て板411を有する幅狭の押込み板412を一体に設けることにより 、係止部35を間接的に押し込むようにしてもよい。
【0027】
【考案の効果】 以上説明したように、本考案にかかる傘は、コスト高になることなく、傘の開 閉操作のときに上はじきまたはそれを収納する溝部や凹部の開口端のヘリなどに よって指先が傷つけられることがない。
【図1】本考案の第1実施例にかかる傘の構成を示して
おり、特に傘を開いたときの概略図である。
おり、特に傘を開いたときの概略図である。
【図2】図1のM部分を拡大して示した部分断面図で、
図2(A)は上はじきが突出して下ろくろを傘の開いた
姿勢で係止した状態を示し、図2(B)は上はじきの係
止部が下ろくろによって溝部内へ押圧された状態を示す
部分断面図である。
図2(A)は上はじきが突出して下ろくろを傘の開いた
姿勢で係止した状態を示し、図2(B)は上はじきの係
止部が下ろくろによって溝部内へ押圧された状態を示す
部分断面図である。
【図3】本考案の第1実施例にかかる傘の部分斜視図
で、図3(A)は上はじきが図2(A)の状態にあると
きを示し、図3(B)は上はじきが図2(B)の状態に
あるときの概略斜視図である。
で、図3(A)は上はじきが図2(A)の状態にあると
きを示し、図3(B)は上はじきが図2(B)の状態に
あるときの概略斜視図である。
【図4】本考案の第2実施例にかかる傘の構成を示して
おり、図4(A)は上はじきが突出して下ろくろを傘の
開いた姿勢で係止した状態を示し、図4(B)は上はじ
きの係止部が下ろくろによって溝部内に押圧された状態
を示す部分断面図である。
おり、図4(A)は上はじきが突出して下ろくろを傘の
開いた姿勢で係止した状態を示し、図4(B)は上はじ
きの係止部が下ろくろによって溝部内に押圧された状態
を示す部分断面図である。
【図5】 本考案の第2実施例にかかる傘の概略斜視図
で、図5(A)は上はじきが図4(A)の状態にあると
きを示し、図5(B)は上はじきが図4(B)の状態に
あるときの概略斜視図である。
で、図5(A)は上はじきが図4(A)の状態にあると
きを示し、図5(B)は上はじきが図4(B)の状態に
あるときの概略斜視図である。
【図6】 本考案の第2実施例の変形例を示す部分断面
図で、図6(A)は上はじきが下ろくろを係止した状態
を示し、図6(B)は上はじきが当て板で押し込まれた
状態を示している。
図で、図6(A)は上はじきが下ろくろを係止した状態
を示し、図6(B)は上はじきが当て板で押し込まれた
状態を示している。
【図7】 従来の傘を開いたときの概略図である。
【図8】 図7に示した従来の傘のM部分の拡大部分断
面図で、図8(A)は上はじきが突出して下ろくろを傘
の開いた姿勢で係止した状態を示し、図8(B)は上は
じきの係止部が下ろくろによって溝部内へ押圧された状
態を示す部分断面図である。
面図で、図8(A)は上はじきが突出して下ろくろを傘
の開いた姿勢で係止した状態を示し、図8(B)は上は
じきの係止部が下ろくろによって溝部内へ押圧された状
態を示す部分断面図である。
【図9】 従来の傘の部分斜視図で、図9(A)は上は
じきが図8(A)の状態にあるときを示し、図9(B)
は上はじきが図8(B)の状態にあるときの概略斜視図
である。
じきが図8(A)の状態にあるときを示し、図9(B)
は上はじきが図8(B)の状態にあるときの概略斜視図
である。
1 傘 2 中棒機構 4 傘骨機構 20 中棒本体 21 石突 22 上はじき 23 下はじき 24、25’溝部 26 摺動曲面 27 止めピン 28 係止部 29 挿着孔 30 固定端 31 弾性部材 35 上はじき 36 係止部 37 凹部 38 弾性部材 40 上ろくろ 41 下ろくろ 42 傘骨 43 親骨 44 受骨 7 中棒 70 上はじき 71 弾性部材 74 溝部 75 係止面 76 摺動曲面 78 係止部
Claims (8)
- 【請求項1】 中棒本体と、該中棒本体の上下部にそれ
ぞれ弾性的に出没可能に収納される上はじき及び下はじ
きとを備えた中棒機構と、 前記中棒本体に上下動可能に遊嵌され、傘をすぼめたと
き、傘が開かないように前記下はじきで係止され、傘を
開いたとき、傘がすぼまないように前記上はじきで係止
されるとともに該上はじきのみが露出されるようにした
傘骨機構と、 前記傘骨機構に付設される傘布と、を備えた傘であっ
て、 前記上はじきは、変位量が規制された係止部と、該係止
部が弾性的に前記中棒本体から突出または没入されるよ
うに前記係止部から延出された弾性部材とから構成され
ていることを特徴とする傘。 - 【請求項2】 前記弾性部材は、弾性を備えた板材から
なることを特徴とする請求項1記載の傘。 - 【請求項3】 前記中棒本体に上はじきを収納するスリ
ット状の溝部を長手方向に設け、該上はじきの弾性部材
の末端を上にして前記中棒本体に嵌着し、前記上はじき
が外部からの押圧力を受けないとき、前記上はじきの前
記係止部のみを前記溝部から露出した状態に保持される
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の傘。 - 【請求項4】 前記傘骨機構は、上ろくろ及び下ろくろ
と、それぞれの一端が前記上ろくろ及び下ろくろとに開
閉自在に組み込まれる複数の親骨および受骨からなる傘
骨とから構成されることを特徴とする請求項1記載の
傘。 - 【請求項5】 中棒本体と、該中棒本体の上下部にそれ
ぞれ弾性的に出没可能に収容される上はじき及び下はじ
きとを備えた中棒機構と、 前記中棒本体に上下動可能に遊嵌され、傘をすぼめたと
き、傘が開かないように前記下はじきで係止され、傘を
開いたとき、傘がすぼまないように前記上はじきで係止
されるとともに前記上はじきのみが露出されるようにし
た傘骨機構と、 前記傘骨機構に付設される傘布と、を備えた傘であっ
て、 前記上はじきは、半径方向の変位量が規制された円筒状
の係止部と、該係止部が前記中棒本体から突出または没
入して収納されるように該係止部をその移動方向と同一
の方向へ後部から付勢する弾性部材とから構成されるこ
とを特徴とする傘。 - 【請求項6】 前記弾性部材は、コイルばねからなるこ
とを特徴とする請求項5記載の傘。 - 【請求項7】 前記中棒本体に上はじきを収納するため
の円筒状凹部を半径方向に設け、前記上はじきを弾性部
材でその後部から当接させた状態で前記凹部内に配設
し、前記上はじきが外部からの押圧力を受けないとき、
前記上はじきの係止部のみが前記凹部から露出した状態
に保持されるようにしたことを特徴とする請求項5記載
の傘。 - 【請求項8】 前記傘骨機構は、上ろくろ及び下ろくろ
と、それぞれの一端が上ろくろ及び下ろくろに開閉自在
に組み込まれる複数の親骨および受骨からなる傘骨とか
ら構成されるたことを特徴とする請求項5記載の傘。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009926U JP3048787U (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 傘 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997009926U JP3048787U (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 傘 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3048787U true JP3048787U (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=43183056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997009926U Expired - Lifetime JP3048787U (ja) | 1997-11-11 | 1997-11-11 | 傘 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3048787U (ja) |
-
1997
- 1997-11-11 JP JP1997009926U patent/JP3048787U/ja not_active Expired - Lifetime
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