JP3048331U - レザーカット併用櫛 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レザーカット作業において櫛の持ち替えをな
くし作業を効率的に行なえるようにする。 【解決手段】 櫛体１の中央部に指掛部３を形成すると
共に片側を櫛歯部２とし、他片をレザーカット部４とす
る。カット部４は案内櫛歯５を形成し歯間にレザーブレ
ード６の刃先７を露出させて成型されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、主として美容院等で使用されるレザーカット（剃刃カット）用具 と整髪用櫛を併用できるようにした櫛に関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

レザーカット作業は先ず櫛によって髪の毛を整列させて片手で毛先を押さえた 状態で他方の手でカット用レザーを持ち替えて作業するので櫛とカット用レザー の２本が必要であり、作業が不便である。また整髪用の櫛でも櫛歯全体を使用し ていないのが通常である。 本案は櫛歯部の一部をカット部とすることによって櫛とレザーの持ち替えを不要 にして整髪作業とカット作業を円滑にできる用具を提供するものである。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本案品は、櫛体の中央に指掛部を設け、片側の櫛歯間にレザーブレードの刃先 を露出させてレザーカット部としたものである。また、指掛部にレザーブレード ホルダの基部が固定されると共にレザーブレードの刃先側に毛髪案内用櫛歯を形 成した断面Ｕ状の安全カバーが前記レザーブレードホルダに嵌着されてなるもの である。

【０００４】

【考案の実施の形態】

図１において、１は合成樹脂成型品でなる櫛体、２は整髪用の櫛歯２ａが配設 されている櫛歯部、３は中央に形成した指掛部、４はレザーカット部であって案 内用の櫛歯５の間に櫛体の背部１ａに埋設固定したレザーブレード６の刃先７が 露出されている。 整髪用櫛歯２ａ及び案内用櫛歯５の間隔は使用目的に応じて任意である。 図２はレザーブレードを交換可能にしたものであって指掛部３の片側に断面ほぼ Ｕ状の金属製レザーブレードホルダ１０の基部１０ａを固定したものである。 ホルダ１０には受溝１１内にレザーブレード１２が入れ替え可能に挟着保持され ると共にホルダ１０の外周にホルダとブレードの刃先１２ａの全体を覆う断面Ｕ 状の安全カバー１３が嵌着される。 安全カバー１３の外側縁即ちレザーブレードの刃先側には案内櫛歯１４が形成さ れる。 替えブレード１２の交換は安全カバー１３を抜取って行なう。安全カバーは弾力 性のある金属製又は静電気を除去するために導電性プラスチック製がよい。

【０００５】

【効果】

本案品は整髪用櫛とカット用レザーを備えているので握り側を替えるだけで直 ちに対応できるから作業能率が向上する。 また、カット部の刃先は容易に外れない安全カバーによって保護されているので 安全である。 本案品は合成樹脂成型によって簡単に製作できるから美容院などに安価に提供で きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案品の正面図。

【図２】他の本案品の正面図。

【図３】図２のＡ−Ａ線拡大断面図。

【符号の説明】

１ 櫛体 １ａ 替部 ２ 整髪用櫛歯部 ３ 指掛部 ４ レザーカット部 ５ 案内用櫛歯 ６ レザーブレード ７ 刃先 １０ レザーブレードホルダ １０ａ 基部 １１ 受溝 １２ 交換用ブレード １２ａ 刃先 １３ 安全カバー １４ 案内櫛歯

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 櫛歯間にレザーブレードの刃先を露出さ
   せたレザーカット部が中央指掛部を介して整髪用櫛歯部
   に連設されてなるレザーカット併用櫛。
2. 【請求項２】 櫛歯部に連設された中央指掛部にレザー
   ブレードホルダの基部が固定されると共にレザーブレー
   ドの刃先側に毛髪案内用櫛歯を形成した断面Ｕ状の安全
   カバーが前記レザーブレードホルダに嵌着されてなるレ
   ザーカット併用櫛。